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お盆成人式 旧伊那市地区707人が節目
伊那市の旧伊那市地区成人式が、14日と15日、公民館単位の8会場で行われ該当する707人が成人を迎えました。 このうち、JA上伊那本所では、美篶・手良地区を除く東部中学校区の成人197人を対象に式が行われ138人が出席しました。 主催する伊那公民館の館長の挨拶のほか、白鳥孝伊那市長からのビデオメッセージが披露されました。 小中学校時代の担任からは、「現在は、自分の能力に限界を感じ始めている頃だと思うが、限界を知り、与えられた仕事に満足し、精一杯の努力することが大切」などとエールが送られました。 成人を代表して、登内理紗さんは「大人としての自覚を持ち、責任ある行動をする決意を誓いたい。社会の一員として、地域や国、世界に目を向けていきたい」と挨拶しました。 旧伊那市地区では、今年、男性339人、女性368人の合わせて707人が成人を迎えました。 なお、伊那市では、旧高遠町・長谷地区では、正月に成人式が行われています。成人式のあり方について、従来どおり中学校単位が良いのか、市全体で行った方がいいのか現在、検討が行われています。
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伊那市西箕輪大萱伝統の「百八灯」
伊那市西箕輪大萱の伝統行事「百八灯」が16日に大萱グラウンドで行われました。 大萱グラウンドの周りにつるされた108つの布製の玉に火がつけられました。 百八灯は盆に迎えた霊を送り返す大萱の伝統行事です。 108つの火の玉には煩悩を絶つという意味も込められているということです。 江戸時代から伝わるとされていて、この日は地区在住の中学生が次々に火を灯していました。 会場では、訪れた人たちが火の玉に見入っていました。
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伊那市坂下で精霊流し
天竜川に灯ろうを流して先祖の霊を供養する精霊流し大法要が16日伊那市の坂下駐車場で行われました。 この日は新盆を迎えた家族を中心におよそ300人が集まり、150基の灯篭を流しました。 精霊流しは、伊那仏教会と坂下商工会が毎年行っているもので、今年で60回目です。 戦後に戦没者の霊を慰めようと行われたのが始まりだということです。 参列者は天竜川を下っていく灯ろうを見つめていました。 60回の節目を迎え、法要も一区切りがついたとして、伊那仏教会と坂下商工会が主催する精霊流しは今年で終了するということです。
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山寺区盆踊り大会
伊那市の中心市街地が歩行者天国となった15日、山寺区の盆踊り大会が開かれました。 これは、伊那節を継承し、広げていきたいと、山寺区が去年から開いているものです。 盆踊り大会では、伊那節振興協会の生唄に合わせて、区民が丸くなり伊那節と勘太郎月夜唄を踊りました。 歩行者天国に訪れた人が入り混じって踊る姿も見られました。 今年は、区民が伊那節の生唄にも挑戦しました。 今年4月から有志16人が毎月1回練習を重ねてきたということです。 祭り責任者の小坂 恭央さんは、「踊りを通して区民が一体になれる場。伊那節の継承にもつながれば」と話していました。
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高遠小と石巻の児童が交流
東日本大震災の復興支援活動として19日、伊那市高遠町の山室川で高遠小学校児童と石巻の児童の交流会が開かれました。 交流会は去年に引き続き2回目で被災地の人達とふれあう事で、今後の復興支援活動を考えるきっかけにして欲しいとNPO法人フリーキッズ・ヴィレッジが開いたものです。 交流会は高遠小6年西組児童15人と石巻の児童9人が参加して、19日と20日、川遊びや肝試しなどをして交流します。 高遠小6年西組ではアルミ缶や古本などを換金したお金で大工道具を購入し石巻へ送る活動をしています。
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田楽座で盆踊りNight
伊那市富県の歌舞劇団田楽座の盆踊りナイトが14日に田楽座の稽古場で開かれ、訪れた人たちは全国各地の盆踊りを楽しみました。 このイベントは、若い人達に盆踊りを楽しんでもらおうと開かれたもので、今年で3年目です。 稽古場にはやぐらに提灯がつるされムードを盛り上げます。 イベントには、県内を始め遠くは福岡県からも参加していました。 参加者は生唄、生演奏に合わせて踊っていました。 参加した男性は「なかなか踊る機会がないので良い経験になりました」と話していました。 この盆踊りナイトは、24日にも開かれることになっていて、田楽座では「お盆に踊れなかった人は是非参加してほしい」と話していました。
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春富中生が棒高跳びで全中陸上出場へ
伊那市の春富中学校3年の前田貴滉君が中学生棒高跳び県大会で 標準記録となる4メートルを突破し全国中学校陸上競技選手権出場を決めました。 前田君は1年生の夏から棒高跳びを始め、県大会では4メートル25センチを飛び全国大会出場を決めました。 12日は大会に向け、伊那市で合宿中の高校生や大学生に交じり、助走や踏み切るタイミングの調整を中心に練習していました。 身長163センチ、体重54キロと細身で小柄ながら体幹の強さを武器に全国に挑みます。 松澤治コーチは「春富中の2つ上の先輩が全国優勝していることが励みになっている。背が低いというハンディを補うため使っている、固めのポールをどこまで使いこなせるかがカギ」だと話していました。 全国中学校陸上競技選手権棒高跳びは愛知県で8月20日に行われます。
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中央区商店会が初の朝市
地元産の果物や野菜を販売する伊那市中央区の朝市が11日、中央区本通りで開かれました。 朝市は地域活性化や住民の交流の場として中央区商店会が初めて開いたもので、国の地域商店街活性化事業に認定されています。 会場には地元生産者が持ち込んだ野菜や果物などが並び、訪れた人たちが買い求めていました。 朝市では、東日本大震災の復興支援として岩手県普代村の特産品「すき昆布」も販売されました。 普代村は過去の津波の経験により高さ15.5メートルの水門を設置していたことから住宅への浸水はありませんでしたが、漁業施設に大きな被害が出たということです。 中央区商店会では16日に盆踊りを開くことにしていて住民同士が触れ合える場にしたいと話していました。
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上農高伝統の盆花市に行列
上伊那農業高校伝統の盆花市が12日、伊那市のいなっせ前などで開かれ、会場は行列ができる賑わいとなりました。 今年は去年より販売開始時間を30分早め、午前9時としましたがすでに100人ほどが列を作っていました。 上農の盆花市は今回で61回目を数える伝統行事です。 いなっせ前と伊那北駅前の2か所で開かれ両会場合わせて生徒およそ20人が販売にあたりました。 花は上農高校の畑で育てたもので、アスターやオミナエシ、小菊などが1束500円と安価で物がよいことから毎年人気となっています。 会場に用意した花はすぐに足りなくなり追加分はトラックで運ばれました。 1人2束まで購入することができますが、最後は足りなくなり1人1束での販売となりました。 盆花市は昭和20年代から始まり当時はリヤカーに花を乗せ売って歩いたということです。 販売開始からおよそ20分で用意された460束の盆花は売り切れとなりました。 上農高校では「肥料を改善したり、草取りをマメにすることで去年を160束ほど上回る花を用意できた。今後は並んでくれた人全員の要望に添えるような盆花市にしていきたい。」と話していました。
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春富土地改良区が農業用水路の水源
伊那市春富土地改良区は東春近地区と富県地区の農業用水路について知ってもらおうと10日、施設水路親子視察会を開きました。 視察会は毎年この時期に開かれていて、今回は夏休み中の小学生とその保護者、およそ25人が参加しました。 春富土地改良区で管理している幹線水路の延長は23kmで、かんがい面積、およそ840haの水源となっています。 この日は、富県ふるさと館を出発して水源の高遠ダムまでをさかのぼりました。 春富土地改良区理事長の織井秀夫さんは、「住人の皆さんに農業用水路の水がどのような経路で来ているのかを知ってもらえるいい機会になった」と話ていました。
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少林寺拳法全国・世界大会へ
伊那市の少林寺拳法伊那支部に所属する選手11人は、17日から香川県丸亀市で開かれる全国大会と、24日から大阪府大阪市で開かれる世界大会に、それぞれ長野県代表として出場します。 7日は、少林寺拳法伊那支部に所属する選手と支部長ら11人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に全国大会と世界大会出場の挨拶をしました。 第7回中学生少林寺拳法全国大会には、5月に開かれた少林寺拳法長野県大会で準優勝した、西箕輪中学校3年の西村貴博くんと東部中学校3年の小池清隆くんが去年に続き出場します。 4年に一度開かれる2013少林寺拳法世界大会は22カ国から3500人が参加予定で、伊那市内からは高校生5人と社会人2人が参加します。 白鳥市長は、「代表としていい成績が残せるよう頑張って下さい」と声をかけていました。
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今年度からの教職員が上農高校で農業体験研修
今年4月から上伊那の小中学校で働いている教職員を対象にした、農業体験研修が7日、上伊那農業高校で行われました。 この日は、今年度から市内の小中学校に赴任している21人の教員が、研修を受けました。 これは教育委員会などで作る上伊那初任研推進委員会と上伊那校長会が毎年行われています。 野菜栽培の研修では、上農高校の生徒に教わりながらブロッコリーやハクサイの種を蒔きました。 初任研推進委員会では、教職員自らが農業体験をすることで、指導力の向上に繋げてほしいと話していました。
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あさみちゆきさん伊那でコンサート
伊那市の観光大使を務める歌手のあさみちゆきさんが10日、伊那市の伊那文化会館でコンサートを開きました。 あさみさんが伊那市でコンサートを開くのは今年で7年目です。 あさみさんは、東京都の井の頭公園の歌姫と呼ばれています。 公園ライブであさみさんのファンになった伊那市の会社役員の紹介をきっかけに2007年から毎年伊那まつりに参加するなど関係を深めています。 この日はあさみさんの歌を聴こうと、およそ700人が来場しました。 コンサートの中で、来年4月に移転が決まっている児童養護施設たかずやの里の移転建築費用に役立ててもらおうと、埋橋良和理事長に目録が手渡されました。 今回のコンサートチケット代やCDの売上の一部だということです。 あさみさんは「伊那市はとても良いところでもっと力になりたい。子どもは地域のみんなの子どもという気持ちです」と話しました。
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有賀さん旭日単光章伝達
昭和54年からおよそ12年間南箕輪村議会議員を務めた田畑の有賀助雄さんは、村政の発展に尽力したとして、旭日単光章を受章しました。 7日は、有賀さんが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長から表彰状が伝達されました。 有賀さんは、大正14年生まれの88歳。 昭和54年から平成3年まで3期およそ12年間に渡り、村議会議員を務めました。 昭和62年から副議長、平成元年から3年までは議長を務めたほか、平成9年に完成した南箕輪浄化センター建設などに尽力しました。 唐木村長は、「これからも体に気をつけ、地域の為に活躍されることを願います」と話しました
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男性の料理教室
伊那市食生活改善推進協議会による、「男性の料理教室」が6日、伊那市保健センターで開かれました。 伊那市食生活改善推進協議会では、4年前から男性の料理教室を開いていて6日は16人が参加していました。 作ったものは稲荷寿司など5品で全て塩分控えめになっています。 参加者は慣れない手付きで料理をしていました。 食改では夕飯の支度など夫婦で協力して欲しいと話していました。
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川村葵山さん・あつみさん 箏と尺八のコンサート
尺八と箏の演奏家川村葵山さんとあつみさん夫妻のコンサートが伊那市のいなっせで11日開かれました。 川村葵山さんとあつみさん夫妻は、祖父母が伊那に住んでいることが縁で、今回初めて伊那市でコンサートを開きました。 コンサートでは、葵山さんが今日のために作曲した「伊那によせて~2013夏~」など5曲が演奏されました。 この曲は伊那の情景や幼い頃遊びに来た思い出をイメージしたということです。 葵山さんは、「伊那の皆さんに感謝と伝統的な楽器の素晴らしさを伝えたい」と話していました。
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セミの抜け殻で環境変化を調査
セミの抜け殻から地球温暖化による環境の変化を調べるイベントが10日、伊那市内で開かれました。 イベントは、長野県環境保全研究所が去年から県内各地で開いているもので、上伊那では初めてです。 10日は、伊那市を中心に親子7組20人が参加しました。 地域に生息するセミの種類を調べることで、身近な自然に地球温暖化の影響がどのように表れているかを調査していこうというものです。 参加者らは、伊那市の春日神社を訪れ、木の幹や地面に落ちているセミの抜け殻を探しました。 中には1人で30個以上見つけた児童もいました。 創造館に場所を移し、採取した抜け殻を観察してセミの種類を判別していきました。 およそ30分で137個を採取し、最も多かったのは県内の広い範囲で生息しているヒグラシの抜け殻でした。 西日本の暖かい地域に多く生息していて、近年温暖化の影響で北上しているとされているクマゼミの抜け殻は見つかりませんでした。 県環境保全研究所では、セミの抜け殻の他にも草木や鳥などを対象に季節ごとの変化について調べていくとしています。
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青少年のための科学の祭典伊那大会
科学のおもしろさを体験して興味をもってもらおうと、10日から南箕輪村の信州大学農学部で「青少年のための科学の祭典伊那大会」が開かれています。 青少年のための科学の祭典は、日本科学技術振興財団が全国各地の大学などを会場にして開いているもので、県内では信州大学の5つのキャンパスで順番に開かれています。 実験や体験を通して子ども達に科学に興味や関心を持ってもらおうというものです。 今年の伊那大会には、温度により液体から固体に変化する性質を学ぶ手作りグミ体験や手描きのミニプラネタリウムを作るブースなど、体験やものづくりを中心に54ブースが並んでいます。 青少年のための科学の祭典伊那大会は、11日まで開かれていて、時間は午前10時から午後3時までとなっています。
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伊那市ボランティア研究集会
伊那市社会福祉協議会による第8回伊那市ボランティア研究集会が10日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。 これは今年11月に行われる「伊那谷縦断、地域をつなぐイベント列車」でのボランティア活動に役立てようと、伊那市社会福祉協議会が開いたもので、関係者およそ50人が参加しました。 イベント列車は障害者が一人で電車に乗り、遠出することが難しいことから、ボランティアが一緒に列車で旅をしてふれあい、語り合うことを目的としています。 集会では障害者に普段の生活で支援して欲しいことや、11月に行われるイベント列車でのコミュ二ケーションの取り方などについて話しを聞きました。 その中で、視覚障害者の中山讓さんは「外出には杖を持っているが、声をかけて誘導や案内をしてくれるとありがたい」と話していました。 また、聴覚障害者の田中みえさんは、「言葉が通じない時もありますが、口の動きやジェスチャーで理解できることも多いのでゆっくり声をかけて欲しい」と話していました。 参加者は、簡単な手話をマスターするなど、今日聴いた話しをイベント列車で役立てたいと話していました。
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カヌーやボートの無料体験
伊那市高遠町の高遠ダム湖でカヌーやボートの無料体験会が9日と明日の2日間開かれます。 9日は親子連れが訪れ、カヌーを体験しました。 無料体験は、B&G海洋センターが海のスポーツの普及のため毎年行っているものです。 子ども達はライフジャケットをつけ、カヌーを楽しんでいました。 カヌー・ボートの無料体験は明日も行われます。 9日の伊那地域の最高気温は34.6度と真夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、この暑さは今後2週間ほど続くということです。
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透明樹脂を使ったオーナメントづくり
小学生を対象にしたオーナメントづくりが今日伊那市高遠町の高遠閣で行われました。 9日は市内を中心に40人の児童とその保護者が参加しました。 これは信州高遠美術館が行っているもので、東京芸術大学の学長が信州高遠美術館で作品を展示したことなどが縁で毎年学生を講師に迎えています。 オーナメントは、夏らしく涼しげなものにしようと学生らが考えたもので、ねんどで作った型の中に透明な樹脂を流し込んで作ります。 子どもたちは思い思いの形に型を作り、絵を描いたり貝殻を入れていました。 樹脂の流し込みは学生が行い、子どもたちは作品にやすりをかけて形を整えました。 学生は、「子どもたちに工作の楽しさを知ってもらえたら嬉しい」と話していました。
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公衆衛生専門学校症例研究発表会
伊那市荒井にある長野県公衆衛生専門学校は7月31日、地域住民も参加できる公開授業を初めて行い、学生が実習の成果を発表しました。 公衆衛生専門学校では、歯科衛生士を養成するための教育内容を広く地域の人たちに知ってもらおうと、初めて学校公開を計画しました。 この日は地域住民などが学校を訪れ、1、2年生と共に3年生の実習の成果発表を学しました。 3年生は、今年2月から5月まで家族に4回学校に来てもらい、模擬患者として症例研究を行いました。 1回目は口の中の検査をして症状を分析し、2回目以降は学校内の実習室でブラッシングの指導や歯石除去を行いました。 発表後は、下級生から「患者にパネルを使って説明をしていて親切。反省点が明確になっていて良かった」などの意見が出ました。 歯科衛生士の橋爪由美子さんは「2カ月間の実習は人生で見ると短期間だが、そこからがスタート。患者とコミュニケーションを取って信頼関係を築くことが一番大事」とアドバイスをしていました。
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旧上伊那図書館書庫を公開
伊那市の創造館は、2階の書庫を上伊那図書館歴史資料室として整備し、10日から一般に開放します。 上伊那図書館の書庫を活用した歴史資料室は、1930年昭和5年に開館した上伊那図書館の雰囲気を今に伝えています。 創造館として改修された際、書庫はそのまま残しました。 資料室には図書館の建設に関わった建築家や製糸家など3人の資料や戦中・戦後の資料を並べます。 昭和初期のモダン建築を伝える上伊那図書館は、国の重要文化財に指定されている諏訪の片倉館を設計した建築家森山松之助が基本設計を手がけ、長野建築界鉄筋コンクリート建造物の父とされる黒田好造が実施設計を担当。 費用は辰野の製糸家武井覚太郎が寄付しました。 資料室には、これに関する資料や過去の写真などを展示して功績をたたえています。 1947年昭和22年から連載が始まった漫画バット君。 この漫画と上伊那図書館とのかかわりは、外壁のタイルにあります。 図書館の外壁に使用されている高遠焼きのタイルは、東京から技師が招かれ制作しました。 その技師の息子、井上一雄がこのバット君の作者です。 一雄は、父親が図書館の建設に携わった時期に当時野球が強かった旧制伊那中学校に通っていました。 上伊那図書館歴史資料室は、10日午前10時から一般に開放されます。
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池坊 巡回講座
華道家元池坊による巡回講座が、7月28日、伊那市のいなっせで開かれました。 池坊は日本の華道の流派で最も歴史があるといわれ、歴史上で初めてその名が文献に記された、550年前から受け継がれています。 講座は、最新のいけばなの技術を伝えると共に、誰もが自宅で花を楽しむヒントやアイデアのきっかけにしてもらおうと毎年、全国各地で開かれています。 講座では、京都にある池坊中央研修学院の講師、佐々木康人さんが、花や葉の使い方や器の選び方を、実演を交え解説しました。 佐々木さんは「生け花は、同じ花を使っても、その大きさや形などが微妙に違う。常に五感を使って集中して行う事が大切です。」と話していました。 会場には、上伊那でいけばなを学ぶ人など350人余りが訪れステージで行われる、実演を熱心にみていました。 池坊伊那支部では「生け花は敷居が高いと思われがち、若い人達にも興味を持ってもらえたら」と話していました。
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伊那市の中学生サミット 地域活性化について意見交換
伊那市内6つの中学校の生徒会役員が、伊那市の活性化について意見を交わす第3回中学生サミットが、8日、市役所議場で開かれました。 今回初めて、議場でサミットが開かれ、市内中学校の生徒会役員3役が参加したほか、各学校から5人ずつが傍聴に訪れました。 各学校が、それぞれに取り組みをプレゼンテーションした後、提案、質疑応答が行われました。 1つの学校が提案すると、他の中学校から、質問や関連の提案が出されていました。 このうち、長谷中学校は、長谷地域のパンフレットについて「もっと文章を短く、分かりやすい言葉を使った方がいい」と提案しました。 伊那中学校は、ローメンでギネス認定に挑戦したいと提案しました。 9月28日の文化祭で、100グラム以上盛り付けたローメンを何皿並べられるかという記録に挑戦するということです。 材料費は、アルミ缶回収などで賄うほか、ローメンズクラブが協力してくれることになったことを報告した上で、伊那市に助成を求めました。 伊那市によるとギネスの申請に30万円、認定に70万円かかるということです。 白鳥市長は、「がんばっている人は、応援したいと当初から言っている。ギネス挑戦をうれしく思うし、応援しなくてはいけないだろう」と答えていました。 サミットの講評で、白鳥市長は、「非常に楽しい一般質問だった。将来は伊那に帰ってきて、一緒に地域を作って欲しい」と呼びかけていました。
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山梨の親子が味噌づくり体験
山梨県の親子が7日伊那市西箕輪のハナマルキ株式会社伊那工場を訪れ味噌作りを体験しました。 7日は山梨県から小学生とその保護者35人ほどが訪れ、味噌の仕込みを体験しました。 大豆をつぶす道具を使い、ハンドルを回すと、ミンチ状の大豆が出てきました。 つぶした大豆は麹・塩と一緒に袋にいれてよくこねて混ぜます。 味噌作り体験は、食育や地域の観光振興に貢献しようとハナマルキ株式会社が毎年行っているものです。 今年は7月から8月にかけ県外を中心に13団体、600人が参加します。 酵母液を入れ、再び混ぜたら仕込みは完成です。 7日仕込んだ味噌は、3か月間熟成・発酵させ、11月には参加者に届けられるということです。
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七夕伝統「さんよりこより」
三峰川を挟んで、北側の伊那市美篶と南側の富県で7日、月遅れの七夕行事「さんよりこより」が行われました。 さんよりこよりは、洪水を起こす「疫病神」に扮した大人を地区の子どもたちが、七夕飾りでたたき、厄払いをする伝統行事です。 およそ590年前の洪水で高遠町藤沢にあった天伯社が当時の桜井村に流され、その後対岸の川手村に流れついた事が始まりとされていて、毎年8月7日に行われています。 集まった子どもたちは、七夕飾りを手に、鬼役の大人を囲み、「さー寄ってこいよ」という意味の、「さんよりこより」を唱えます。 3周回った後、手にしている七夕飾りで、鬼役の大人を一斉に叩き、これを3回繰り返しました。 美篶の川手天伯社で「さんよりこより」が終わると、御神体を対岸の桜井天伯社へと移します。 この時、ご神体を乗せた神輿を3回くぐると、今年1年、健康で過ごせ、妊婦は安産すると言い伝えられていて、集まった子供たちは、かがみながら境内に置かれた神輿の下をくぐっていました。
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台湾の小学生が高遠小で人形劇披露
台湾の小学生でつくる人形劇団が7日、伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ、人形劇を披露しました。 高遠小学校を訪れたのは、台湾の平等国民小学校の児童でつくる人形劇団のメンバー15人です。 子供達は、飯田市で開かれている人形劇のイベントに参加する為に来日しています。 300年以上の歴史を持つ、台湾の伝統的な人形劇「布袋戯(プータイシー)」と呼びます。子供達は、木と布で出来た、大きさ30センチほどの人形を使い、劇を披露しました。 今回の伊那市での上演は、台湾の教育の礎を築いた、東京芸術大学の初代学長伊澤修二と、その弟伊澤多喜男の出身地である伊那市と、台湾の民間レベルでの交流を深めようと、伊那市の住民有志のグループが企画しました。 このグループでは、「小学生から大人まで幅広い年代を巻き込み、交流をおこなっていきたい」としています。 台湾の子どもたちは明日、伊澤修二ゆかりの地などを見学し、9日にいいだ人形劇フェスタに出演する予定です。
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酒井一さん木工作品制作
伊那市西春近の酒井一さんが、9月に開かれる井上井月の「千両千両井月さんまつり」に向けて、木工作品を制作しています。 大工をしている酒井さんは、30年ほど前に、新築の家を建てる時に余った木材で表札を作ったのがきっかけで木工作品を作るようになりました。 この日は、9月に行われる井月さん祭りで展示販売する作品を作りました。 作品は、ひょうたんや自転車をかたどったものなど、60点ほど出品する予定です。
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広島に原爆が投下されてから68年 平和を願う
1945年8月6日広島に原爆が投下されてから68年が経ちました。 伊那市山寺の丸山公園では市民らが平和への誓いをあらたにしました。 6日は、原爆が投下された時刻の午前8時15分に合わせ集まった人たちが黙とうを捧げました。 平和の日の集いは、非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会が毎年8月6日に開いていて今年で27回目です。 原爆の火が灯されている丸山公園の平和の塔の前にはおよそ60人が集まりました。 非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会代表の建石繁明さんは「戦争体験を語れる人が少なくなっている。歴史は語り継がなければ消えてしまう。平和の尊さと大切さを市民に発信していきたい」と話していました。