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芸術文化団体が成果披露
伊那市の芸術文化団体が日頃の成果を発表する、伊那市民芸術文化祭が3日と4日の2日間、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市民芸術文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が開いているもので、今年で8回目となります。
会場のいなっせ展示場には、生け花や写真、絵画など様々なジャンルの作品が並べられました。
またステージ発表ではクラッシックバレエなど2日間で18団体が出場し日頃の成果を披露していました。 -
上伊那教育会郷土研究部が研究発表
上伊那地方の気象や植物などについてまとめた「上伊那誌自然編」の編纂を検討している上伊那教育会郷土研究部は4日、伊那市創造館でこれまでの研究結果を発表しました。
上伊那誌自然編は、1962年、昭和37年に発行されました。
発行からおよそ50年が経過し、自然環境が変化してきていることから、上伊那教育会郷土研究部では上伊那誌自然編の編纂を検討しています。
4日は、それにともない、これまでの研究結果の発表などが行われました。
上伊那誌自然編で植物について執筆した柄山祐希さんは、この50年の間に変化した自然の様子などについて話をしました。
ほかに気象の研究では、飯田市の気温が上昇している理由について、地球温暖化ではなく、建物が増え都市化したことが原因ではないかと話していました。
郷土研究部では、今後現地調査など、上伊那誌自然編の編纂に必要なデータを揃えていくということです。 -
玩具アドバイザー古畑さん ミニ絵本「おもちゃの力」出版
伊那市の玩具アドバイザー古畑愛さんが、おもちゃ選びのポイントなどをまとめたミニ絵本を出版しました。
出版されたのは、子育てがもっと楽しくなる本「おもちゃの力」入門編です。
古畑さんは、伊那市御園で木のおもちゃ屋どうぞのいすを経営しています。
おもちゃの力を借りつつ子育てするための本を出したいと今回絵本を企画・制作し、伊那市のイラストレーター篠田鉱平さんが協力しました。
絵本は年齢別に積み木など7種類のおもちゃを紹介していて、遊び方や親子の関わり方の解説が添えられています。
手のひらサイズで18ページ、千部作りました。
古畑さんは今後、さらに読み応えのあるおもちゃの本の出版を考えていきたいと話していました。
今回出版されたミニ絵本は、どうぞのいすのほか、伊那市役所などで希望者に無料で配るということです。 -
伊那市坂下区の親子がしめ飾りづくり
伊那市坂下区の親子が3日、年の瀬を前にしめ飾りづくりをしました。
この日は地区の親子10人がしめ飾りを作りました。
伝統芸能を伝えていこうと毎年開かれているもので、子ども達は親に教わりながらしめ飾りを作っていました。
指導にあたった唐沢良二さんは「地区でしめ飾りを作れる人が年々少なくなっている。親の世代、子どもの世代に作り方を覚えてもらいたい」と話していました。
作られたしめ飾りは、参加した親子がそれぞれ持ち帰ったということです。 -
岩魚の卵2000粒を埋設放流
天竜川漁業協同組合は3日、岩魚の卵の放流を天竜川支流で行いました。
渓流に石で囲いを作り、その中に入れられるのは岩魚の卵です。
この日は辰野町から中川村までの天竜川支流に、およそ20万粒の岩魚の卵が埋設放流されました。
卵の放流は、稚魚の放流に比べてより自然に近く、姿形の綺麗な岩魚が育つということです。
また卵の単価が稚魚よりも安いことなどから天竜川漁業協同組合では毎年、天竜川支流で、行っています。
卵は、鳥や他の成魚から守るために、石で囲いをつくり、上には砂をかけます。
3週間ほどで孵化し、川を下り始めるということです。
今回放流した卵は、2年から3年ほどで成魚になるということです。 -
伊那北高校英語ディベート部 全国大会へ
伊那北高校英語ディベート部は、11月に開かれた県大会で優勝し、全国大会出場を決めました。
英語ディベート部の5人が2日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場を報告しました。
高校生英語ディベート大会は、各高校が4人1チームで、政治的問題について英語で討論するものです。
テーマに対して自分達の意見を述べる立論、相手の意見を否定する反論、相手の反論をかわして意見をアピールする肯定、意見をまとめる総括の4つの役割でディベートを進めます。
伊那北高校は、11月の県大会で優勝し、3年連続全国大会出場を果たしました。
今回のテーマは「日本は死刑制度を廃止するべきかいなか」で、伊那北英語ディベート部では、表現力、チームワークで勝ち進みたいと話しています。
春日柚香部長は「楽しみながら頑張りたい」と話していました。
白鳥市長は「地元の高校が毎年出場するというのはうれしいこと。世界大会を目指して頑張ってください」と激励していました。
全国高校生英語ディベート大会は、17日から石川県金沢市で開かれることになっています。 -
認知症への理解深める
「認知症になっても安心して暮らせる伊那市を目指して」をテーマに、認知症を考える集いが3日、伊那文化会館で開かれました。
認知症を考える集いは、認知症について理解を深めてもらい支え合いの地域を作っていこうと伊那市が開いたもので、会場にはおよそ200人が集まりました。
集いでは、静岡県の市立伊東市民病院の八森淳さんが「あきらめないで認知症」と題して講演しました。
八森さんは女性の3人に1人、男性の6人に1人が認知症になる可能性があると説明し「認知症の症状は目に見えないところから始まっている。少しでもおかしいと思ったら相談して欲しい」と話していました。
また、八森さんがコーディネーターを務めたパネルディスカッションでは、介護経験者やケアセンターのスタッフが体験談などを話しました。
このうち、両親の介護を経験した伊那市美篶の北原友子さんは、その苦労を話しました。
母親に厳しい態度をとられ、最終的には「妹」と呼ばれていたという北原さんは「母は普段厳しい態度だったが、ヘルパーを演じて接したときには素直に聞き入れてくれた」と話していました。
それを受け八森さんは「家族として接することができないのはつらいが、認知症の人の世界に合わせてあげるという事はその人の助けにもなるし大切なこと」と話していました。 -
美篶小 110周年記念日
伊那市の美篶小学校は、1日、110周年の開校記念日を迎えました。それを記念してPTAからブランコが寄贈されました。
美篶小学校では、毎年12月1日に開校記念式典を開いています。
望月 弘校長は、「美篶小学校は、今日110歳の誕生日を迎えました。学校へのプレゼントは、君達の大きな声の挨拶、そして健康で元気に学校に通う姿です」と挨拶しました。
式では110周年の記念としてPTAから贈られたブランコのテープカットが行なわれました。
以前この場所に、ブランコがありましたが、老朽化にともない、撤去されていました。
110周年記念に向けてPTAが積み立てたお金と、歴代PTA会長会の寄付金でブランコを購入しました。
PTA会長の三澤新一さんは、「子ども達に喜んでもらえるものをとブランコを送った。大切に使って欲しい」と話していました。 -
オトメ☆コーポレーション 新曲販売会
伊那市出身のなるみさんが所属するアイドルグループ、オトメ☆コーポレーションは、伊那名物ローメンを歌にしたCDの販売会を2日、市内各地で開きました。
2日は、オトメ☆コーポレーションのメンバー3人が、12月14日の全国発売を前に、市内12か所でCDの先行販売会を開きました。
このうち、伊那市のベルシャイン伊那店では、集まったおよそ50人を前に新曲を披露しました。
5枚目のシングル「おいし伊那☆ローメン」は、伊那名物ローメンを全国にPRしようと、なるみさんが作詞をしました。
9月に愛知県で開かれた中日本・東海B1グランプリや、11月に兵庫県で開かれたB1グランンプリに応援にかけつけ、この曲を歌ってローメンをPRしました。
「おいし伊那☆ローメン」は、全国のCDショップなどで12月14日から販売されます。 -
みはらしファームでイチゴの出荷始まる
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で、イチゴの出荷が始まり、みはらしファーム内のとれたて市場には赤く色付いたイチゴが並んでいます。
みはらしファーム内には、羽広いちご生産組合が管理するハウスが17棟ありまます。
合わせて15万株の苗があり、すべてのハウスで女峰、秋姫、紅ほっぺの3種類を栽培しています。
このうち、太田雅士さんのハウスでは、1日から出荷作業が始まりました。
太田さんによると、去年は夏に暑い日が続いたことで開花が遅れ、イチゴの出荷も遅れたということですが、今年は平年並みの早さのこの時期に出荷できる状態になったということです。
12月中は、クリスマスケーキや贈答用が主で、作業は中旬から本格化するということです。
イチゴは、みはらしファーム内のとれたて市場で1箱9百円で販売されています。 -
ハーモニカ愛好者の集い演奏会
上伊那地域のハーモニカ愛好者が一同に集う演奏会が2日伊那市の伊那文化会館で開かれ、参加者が日頃の練習の成果を発表しました。
演奏会には、上伊那地域で活動している16の団体と19の個人が参加しました。
日頃は、ボランティアで福祉施設で演奏したり、個人的に楽しんだりしている人たちの発表の場、交流の場として初めて開催されました。
演奏会は、2部構成で、童謡唱歌、ポップスなどをグループや個人で演奏しました。
実行委員長の山岸孝明さんは、「こういう舞台は、初めての人もいるが、楽しい集いにしたい。ハーモニカの魅力は、ポケットに入れて持ち歩け、どこでも吹くことができること。」と話していました。
気に入ったメロディーが飛び出すと、会場からは、それにあわせて口ずさむ歌声が聞こえました。
訪れた人たちは、ハーモニカが奏でる優しく美しい響きの音色を楽しんでいる様子でした。 -
井月資料15点を展示
幕末から明治にかけて、伊那谷を放浪した漂白の俳人井上井月の資料が伊那市創造館で展示されています。
「ふる降とまで 人には見せて花ぐもり」晩年の代表作の一つです。
会場には、井月の短冊や掛け軸、屏風など個人や上伊那教育会が所蔵している15点が展示されています。
井月を題材にした映画「ほかいびと」の公開にあわせて、その人物像と俳句の魅力を広く知ってもらおうと開かれました。
展示初日の27日は、家族連れやファンが会場を訪れ、普段目にすることが出来ない貴重な資料に触れました。
この「げんじゅうあん幻住庵の記」は、井月が尊敬したとされる松尾芭蕉の俳文「さるみの猿蓑」の一節で、研究者から評価が高い明治前期の作です。
井月研究家の1人、美篶の春日愚良子さんが去年寄贈し、普段は、収蔵庫の重要古文書室に保存されています。
創造館によりますと、井月が残したこの幻住庵記は、上伊那地域に10点ほどあるといわれていますが、これだけ保存状態の良いものは、稀だということです。
この縦160センチ、横3メートル20センチの2曲一双の屏風は、映画ほかいびとの中でも使用されました。
この資料展は、来年1月9日まで開かれています。 -
新山小で地産地消のお弁当づくり
伊那市の新山小学校で、地域食材を使ったお弁当づくりが、1日行われました。
1日は、長野県産のえのき茸と豚肉などを使ったえのき茸とチーズの豚肉焼きに、全校児童30人ほどが挑戦しました。
講師は、長野市のホテル・メトロポリタン長野の総料理長・板花 芳博さんが務めました。
これは、長野県や、西洋料理のシェフらでつくる全日本司厨士協会などが主催する、地産地消の事業の一環で行われました。
作ったおかずと給食を、持参したお弁当箱につめて食べました。
司厨士協会では、「県の農業・食材の大切さなどについて理解する機会にしてほしい」と話していました。 -
伊那スキーリゾート 今季の安全祈願
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで、今シーズンの無事を祈る安全祈願祭が1日行われました。
1日は、伊那スキーリゾートを経営する(株)クロスプロジェクトの辻 隆社長や伊那市、地元の西春近の関係者などが出席し、シーズン中の無事を祈願しました。
伊那スキーリゾートは、2008年から2年間に渡り営業を休止していましたが、クロスプロジェクトが経営を引き継ぎ再開し、今年で3年目になります。
ファミリー層を中心に、気軽に、初心者でも楽しめるスキー場として売り出しています。
辻社長は、「今年は3月の震災を受けて、ファミリー層の集客は厳しいと感じている。若者の誘致に力を入れたい」としています。
そのため、今シーズンは19歳の若者を限定としたナイターの無料サービスを実施するとしています。
また、低迷するスキー業界は、アジア市場の開拓が必要で、そのためスキー場同士が業務提携していく戦略が重要だとして、伊那スキーリゾートも、阿智村のスキー場・ヘブンスそのはらと提携していく考えを明らかにしています。 -
犯罪被害防止へ 年末特別警戒始まる
年末の犯罪被害を防ごうと、全国一斉の年末特別警戒が1日から始まりました。
初日は、伊那警察署の一日警察署長にアイドルユニットのオトメ☆コーポレーションが委嘱されました。
あわただしくなる年末に、金融機関などを狙った強盗事件や街頭犯罪、交通事故などの発生が予想されるとして、警察では毎年、年末特別警戒を行っています。
期間は12月いっぱいで、防犯ボランティア団体も協力して街頭啓発などを行います。
関原敬泰署長は、オトメ☆コーポレーションの3人に「安全で安心な街になるようご努力をお願いします」と話しました。
一日警察署長のオトメ☆コーポレーションは、署員の服装点検を行い、「犯罪のない地域づくりに貢献したいと思います」と挨拶しました。
伊那署では、パトロールなどの警戒を強化することにしていて、防犯対策を徹底してほしいと呼び掛けています。 -
伊那北高校天文気象部3人が衛星設計コンテストで奨励賞
伊那市の伊那北高校天文気象部の2年生が、第19回衛星設計コンテストのジュニア部門で奨励賞を受賞しました。
1日、天文気象部2年生の北原茉那美さん、・ス橋勇人君、林将太君の3人が、松山敏彦校長に受賞を報告しました。
コンテストは、日本航空宇宙学会などが主催しているもので、小型衛星などの宇宙ミッションのアイデアを競うものです。
3人のアイデアは、月に情報局を設置し、LEDを使った可視光で地球と通信するというもので、月面情報局を設計しました。
夏ごろから研究を始め、通信するために必要なLEDの数や光を受ける望遠鏡の面積など、高校では習わない公式を使って計算に取り組んだということです。
今回のアイデアは、光を使うことで誰でも月からの情報を受信できることがポイントだということです。
コンテストのジュニア部門には10校の生徒が応募し、伊那北高校の3人のアイデアは先月東京で開かれた最終審査会で奨励賞に選ばれました。 -
中村不折の作品を巡る地図 完成
書道家中村不折の作品や碑の所在地をまとめた伊那市の高遠高校の生徒が作成した地図が完成しました。
地図には、4歳から22歳まで高遠で過ごした書道家中村不折の作品や碑がまとめられています。
高遠高校芸術コース書道専攻の生徒が今年の夏休みを利用し、高遠に残された不折の作品や碑を取材し、解説や写真を添えて地図にまとめました。
地図のタイトルは生徒が考え書いたものです。
完成した地図「不折を知って高遠を歩こう」は、全部で5千部作成され、高遠町図書館や歴史博物館、地区内の店舗などに置いて、地元の住民や観光客に配るという事です。 -
橋爪まんぷさん チャリティー展
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが、カレンダー用に描いた来年の干支「辰」をモチーフにした原画の展示会が、伊那市のみはらしの湯で明日から開かれます。
毎年恒例のチャリティー展で、カレンダーの収益の一部は社会福祉のために寄付されます。
作品は、来年の干支辰がスポーツや音楽を楽しんでいる様子が描かれています。
マイクを持って楽しげに唄う「竜行演歌(りゅうこうえんか)」、本を片手に勉強に励む「海外竜学(かいがいりゅうがく)」など、4字熟語の漢字一文字を「竜」に置き換えたユーモアあふれる作品名がつけられています。
橋爪まんぷさんのチャリティー展は来年1月30日まで伊那市のみはらしの湯で開かれていて、カレンダーは1部500円で販売されています。 -
北原達也くんフェンシング欧州大会へ
箕輪町中原に住む伊那北高校1年の北原達也くんは、来月フランスで開かれるフェンシングのヨーロッパ大会に日本代表選手として出場します。
伊那北高校のフェンシング部に所属する北原くんは、山本政典監督と29日に箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に大会出場の挨拶をしました。
北原くんは中学1年生からフェンシングを始めました。今年国内大会で日本ランキング7位になり、日本フェンシング協会の海外派遣選手に選ばれました。
北原くんが出場するのは14歳から17歳の選手が出場するヨーローッパ大会で、種目は胴体部分をつくと得点になるフルーレです。
北原くんが出場する第9回カデ・フルーレ・ワールドカップ欧州カデ・サーキットは来月10日と11日にフランスで開かれます。 -
市の事務局が一括斡旋など「とてもよい」
伊那市は中学校の職場体験で今年度から市の事務局が受け入れ事業所の斡旋などを一括して行ったことについて、アンケートを実施しました。
これについて学校、事業所とも、「とてもよい」との回答が最も多くなっています。
29日、伊那市役所でキャリア教育推進委員会が開かれ、今年度実施した職場体験のアンケート調査の結果が報告されました。
今年度生徒の受け入れを可能と答えた事業所は186社で昨年度と比べおよそ30社の増となっています。
今年度から市の事務局が職場体験学習の事業所への受け入れ事前調査を一括して行い学校へ受け入れ事業所の斡旋を行ったことについて、学校のアンケート結果では、市内6校中とてもよいが5校、よいが1校でした。
理由としては、事務処理の軽減のほか、多くの事業所が紹介されたことによる選択肢の広がりなどが挙げられています。
課題としては、学校と事業所の関係性が薄くなることなどを挙げています。
一方事業所のアンケート結果では、「とてもよい」が68社、「よい」が84社となっています。
理由としては受け入れ調整業務の軽減や多くの学校を受け入れることができるようになったことなどを挙げています。
要望としては、どこの学校がいつ、何人来るかを早めに伝えてほしいという声がありました。
市では挙げられた課題を改善しながら、来年度もキャリア教育の推進に努めたいとしています。 -
新伊那市誕生5周年記念講演会
新伊那市誕生5周年を記念して25日、いなっせで特別講演会が開かれました。
この日は、およそ200人が会場を訪れ、精神科医で評論家のなだいなださんと、国際生態学センター長の宮脇昭さんの話に耳を傾けました。
講演会は、5周年の節目に地域を見つめ直してもらおうと開かれたものです。
なだいなださんは、「地域の絆、人の絆」と題して講演しました。
なだいなださんは、詩人・室生犀星が屈折した思いでふるさとを歌った詩に触れ、生まれ故郷、親と子の絆について話しました。
なだいなださんは「自然には不思議な力がある。伊那に初めて訪れてほっとする感じがした。この自然を大切にしてほしい」と話していました。
また、宮脇さんは「いのちと生活を守る森と防災林のすすめ」と題して話しました。
宮脇さんは「木はただ植えればよいというものではない。深くまっすぐ根を張る強い木が災害から地域を守ってくれる」と説明していました。 -
伊那市議会12月定例会 開会
伊那市議会12月定例会が29日開会し、一般会計補正予算案など13議案が提出されました。
一般会計補正予算案は2億4千万円を追加するもので、伊那市西箕輪上戸地籍の埋立廃棄物処理に関する工事費用に340万円、今年5月に大雨で農地の法面が崩落した伊那市新山等の耕地災害復旧に818万円などとなっています。
上戸地籍の埋立廃棄物については、調査範囲とした土地所有者17人に8月12日までに調査結果を伝え地権者の考えを聞きとりました。
10月下旬に市の顧問弁護士が地権者にあらためて聞き取りを行いました。
所有地に埋立廃棄物が確認されたのは8人で、他に3人が造成時や住宅建築時に廃棄物を除去したとの申し立てがありました。
今後市は、顧問弁護士を代理人として、これまで調査を行った17人と補償など
伊那市議会12月定例会は来月7日、8日、9日に一般質問、16日に委員長報告、採決を行い閉会する予定です。 -
新しい食糧費執行基準を示す
伊那市の不適切な食糧費支出問題で、市は「官・官接待の廃止などを盛り込んだ」新しい食糧費執行基準の素案を29日、議会に報告しました。
市議会全員協議会冒頭で白鳥孝市長は、不適切な食糧費の支出をめぐる問題について改めて陳謝しました。
監査報告で伊那市と土地開発公社で不適切と認められた支出は合わせて48件およそ142万円です。
白鳥市長は「対象となるものについて国や県からは、すでに返還してもらっている。理事者や職員のものについては全額返金する」として、自らも含めた処分については今議会中に結論を出したいと話しました。
今回示された食糧費の執行基準案によりますと国や県、他市町村の職員等との間では官・官接待は一切行わない。国、県などとの間で、公費による飲食については国家公務員倫理法等に規定された範囲で行うこととしています。
懇談会などの開催に関する基本的事項については公費による二次会は行わないこととしています。
食糧費の単価については、昼食代は一人2000円を限度とし職員分は全額自己負担。
懇談会は一人6000円が限度で職員に対する公費負担は2000円までとするとしています。
伊那市では今後、食糧費の支出状況等について公表し、年度終了後、監査委員に審査を求めるとしています。 -
新宿区との友好提携5周年を記念して大久保ツツジ植樹
伊那市は、東京都新宿区との友好提携締結5周年を記念して、区の花に指定されているツツジの植樹を28日、市役所敷地内で行いました。
市役所の正面玄関前に植樹されたのは、新宿区から寄贈された大久保つつじ20本のうち10本です。
伊那市は、市町村合併を機に平成18年の7月に新宿区と友好提携を締結しました。
ツツジの植樹は、友好提携締結5周年を記念して行われました。
大久保つつじは、昭和の初期頃まで新宿区大久保で育てられてきましたが、戦災や宅地化などで一時姿を消していました。
新宿区では、大久保つつじを復活させる取り組みを平成18年度から行っていて、今回は取り組みの中で栽培されたつつじが贈られました。
大久保つつじは、高遠町地区と長谷地区にもそれぞれ5本ずつ植えられます。
なお、5周年記念として、新宿区にはタカトオコヒガンザクラ2本が伊那市から贈られています。 -
下殿島子ども農園で冬の野菜収穫
伊那市東春近下殿島の子ども農園で26日、野菜の収穫作業が行われ、子ども達が泥だらけになって白菜や大根を収穫しました。
この日は下殿島地区の子どもとその保護者、およそ40人が参加して野菜を収穫しました。
下殿島子ども農園は、遊休農地の活用に合わせ、子ども達に農業の苦労や喜びを知ってもらおうと下殿島集落農業振興センターが去年から開いているものです。
この日収穫したのは、白菜、大根、ネギの3種類で、全て子ども達が種まきや苗植えを行いました。
子ども達は泥だらけになって作業を楽しんでいました。
収穫が終わると、下殿島公民館で、獲った野菜を使った豚汁が振る舞われ子ども達が味わっていました。
集落農業振興センター運営委員会の小笠原文明委員長は「子ども達が土と触れ合う機会が少なくなっている。農業を通じて普段口にしているものができるまでの苦労を体験してもらえて良かった」と話していました。 -
市議会と市 商工団体に節電要請
伊那市議会と伊那市は、商工団体などに対し、冬の間の節電に取り組むよう、要請を行いました。
28日は、伊那商工会義所や伊那市商工会、伊那青年会議所に節電の要請を行いました。
このうち、伊那市議会の電力・エネルギー問題特別委員会の飯島進委員長と市の職員らは、伊那商工会館を訪れ、伊那商工会議所の伊藤正専務理事代行に、要請書を手渡しました。
今年の冬の中部電力管内の電力の供給予備率は、7%程度と推計され、安定供給の目安となる、適正予備率8から10%を下回るとされています。
伊那市議会と伊那市では、これらの状況を受け、生活や、生産活動に支障のない範囲で節電をよびかけています。
伊藤専務理事代行は、「円高やタイの洪水など、経済状況は厳しいが、会員に節電を呼びかけていきたい」と話していました。 -
来年の干支「龍」をモチーフにした防犯ポスター寄贈
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが描いた、来年の干支「龍」をモチーフにした防犯ポスターが28日、伊那市駅前交番に寄贈されました。
寄贈されたのは、来年の干支、龍を擬人化して防犯を呼び掛けるポスターです。
龍が、犯人を捕まえて犯罪を断つというユーモアを交えた漫画です。
防犯ポスターの寄贈は、上伊那地域の髪の薄くなった人でつくる満月の会が、社会貢献を目的に行っていて今年で5年目です。
28日は、満月の会の代表事務局を務める橋爪さんが、交番を訪れ小林修所長にポスターを手渡しました。
ポスターは、年末特別警戒に併せて、12月1日から来年1月6日までいなっせ1階に展示されます。
また、タウンステーション伊那まちでは、これまで寄贈された橋爪さんのポスターが展示されるということです。 -
専門家らが貝付沢視察
平成18年7月の豪雨災害で貝付沢が氾濫し、土砂が民家に流れ込むなどの被害がでた伊那市西春近諏訪形で 28日、専門家らによる3回目の視察が行われました。
現地を視察したのは、元信州大学教授の山寺喜成さんと山寺さんの研究チームの他、地域住民で作る諏訪形区を災害から守る委員会のメンバーの合わせて23人です。
様々な分野の専門家から意見を聞く事で、違った視点から山地保全のあり方を検討しようというものです。
貝付沢周辺の土は、砂のようにサラサラしていて水を含むと一気に流れおちる危険性があります。
貝付沢の災害復旧現場の状態を見て、地盤工学に詳しい専門家は「このまま表面だけコンクリートで固めるのでは、水がたまってしまう。井戸のような物を作って水を抜かなければ抜本的な対策にならない」などと話していました。
専門家らは、「周囲の山も含め危険と思われる箇所を科学的に洗い出し、1番有効な手当ての方法を提案していきたい」と話していました。 -
やまびこリーグ 閉会式と表彰式
40歳以上のソフトボール「やまびこソフトボール」の今シーズンの閉会式と表彰式が、22日、伊那市内で行われました。
この日は、伊那市の料理店はっとりで、閉会式と表彰式が行われ、7チームから40人ほどが出席しました。
やまびこリーグは、5月に開幕し、10月中旬まで行われました。
リーグ戦は、11勝1敗で城南クラブが優勝しました。
やまびこリーグの上位4チームが参加する伊那ケーブルテレビ杯トーナメント戦でも、城南クラブが優勝しています。
やまびこソフトボール連盟の唐澤稔会長は、「7チームでは、運営に支障が出始めている。スムーズな運営のため、1チームでも多くチームをつくってもらいたい」と話していました。
表彰式の後には、懇親会が開かれ、互いの今シーズンの健闘をたたえていました。 -
トンボの楽園に桜を植樹
ハッチョウトンボが生息する伊那市新山のトンボの楽園で、23日地元小学生が桜の苗木を植樹しました。
苗木を植えたのは、地元の新山小学校に通う6年生3人で、トンボの楽園周辺にウスズミ桜とソメイヨシノを10本植えました。
伊那市新山のトンボの楽園は、ハッチョウトンボなど43種類が生息していることが確認されています。
地元有志らでつくる新山山野草等保護育成会が管理していて、この日は、50人ほどが生息地やその周辺などで草刈りをしました。
草刈りは、春と秋の年2回行なっていて、トンボの保護育成には、欠かせない作業だということです。
保護育成会では、「トンボの住みよい環境づくりと景観づくりを今後も継続していきたい」と話しています。