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上伊那広域の焼却場を考える会
住民学習会開催上伊那広域のごみ焼却場を考える会は24日夜、富県ふるさと館で住民学習会を開いた。
考える会は、施設建設の候補地に富県天伯水源地付近が選ばれて以来、候補地は施設の適地でないとの立場で1年半にわたり学習会などを開催してきた。
この日は、各地区の動向や活動を確認し連携することで今後の活動に活かしたい竏窒ニ会が開かれた。
富県地区、高遠町地区の住民からは、個人的には反対でも公然と反対する人は少ないことや、施設の建設は既に決まったことと捉えている住民も多いことなどが報告された。
また、候補地である富県の北新区では、26日に開かれる区の代議員会でアセスの合意について決める動きがあるとして、非常に緊迫した状況だ竏窒ニ報告した。
また同じく候補地の桜井区でも、27日に代議員会が予定されている竏窒ニしている。
考える会では、大気・気象条件を除外したままの用地選定を最も問題点とすること、運動を大きくするために市民に問題点を分かりやすく伝える努力をする必要があることが確認された。 -
オリンピック女子バレーボール金メダリストの池田広美さん
美篶小児童に指導モントリオールオリンピック女子バレーボール金メダリストの池田広美さん、旧姓矢野広美さんが25日、美篶小学校を訪れ、児童を指導した。
これは、文部科学省と日本体育協会が主催するトップアスリート派遣指導事業の一環で行われた。
池田さん、旧姓矢野広美さんは、32年前の1976年、モントリオールオリンピックで日本が金メダルに輝いた際のメンバーで、現在は、岐阜県の日本航空高等学校バレー部の指導者などとして活躍している。
この日は、5年生と6年生それぞれ2クラス、合わせて4クラスが、1時間ずつ指導を受けた。
池田さんは、バレーの基礎となるオーバーパスやサーブなどを教えていた。
また、池田さんが上げたトスを子ども達が次々とスパイクしていた。
美篶小学校では、「トップアスリートから直接スポーツを学んだ経験を活かし、基礎的な体力を高めるとともに、積極的にスポーツに取り組む姿勢を養っていきたい」としている。 -
県地域産業活性化基金説明会
新事業への展開や新商品の開発に取り組む中小企業や農林水産業者などを対象にした助成金の説明会が25日、伊那合同庁舎で行われ、助成金の活用を考える上伊那の中小企業や農林業関係者など50人ほどが参加した。
長野県地域産業活性化基金事業と農商工連携支援基金事業について説明があり、会場には、これまで地域産業活性化基金を活用して開発された製品などが並んでいた。
二つの助成事業には、国や県、県中小企業振興センターの合わせて60億円の基金が活用される。
この日は、平成22年度の申請に向けての説明会が開かれ、これまでの制度との変更点などが説明された。
これまでは、事業の2分の1を上限に助成が行われていたが、環境・健康分野に限り3分の2を上限とする点が変更となっている。
助成金の説明会は県内4会場で行われていて、募集期間は12月中旬から来年2月まで、地域資源を活用しているか、事業化するプロセスが妥当かなどの審査が行われ、来年度の採択事業が選定される。 -
年末ジャンボ宝くじ販売開始
1等・前後賞合わせて3億円の年末ジャンボ宝くじの販売が、24日から始まった。
アピタ伊那店前にある宝くじ売り場では、販売開始とともに次々に人が訪れ、宝くじを購入していた。
今年の年末ジャンボ宝くじは、1等2億円が70本、2等1億円が140本。また、100万円が当たる「元気に2010年賞」が7千本用意されている。
年末ジャンボ宝くじの販売は12月22日までで、抽選は大晦日に行われる。 -
南福地で五平餅・そば打ちの会
伊那市富県の南福地で22日、五平餅・そば打ちを伝える会が開かれ、地域住民70人ほどが参加した。
会では、みんなでそばを打ち、五平餅を焼き、できたての料理を楽しんだ。
これは、地域社協と集落営農実践委員会、たかずやの会の3団体が共催で開いている。
世代を超えた交流をするとともに、子供達に伝統を伝えることを目的としている。
子供達は、自分達で作った五平餅をおいしそうにほうばっていた。 -
伊那バス 伊那本線廃止検討
伊那バスが運行する伊那市西町の伊那バス本社前から辰野町、箕輪町を結ぶ路線、伊那本線が本年度をもって廃止することが24日、南箕輪村地域公共交通会議で明らかになった。
伊那本線の廃止は、乗客数が少なく採算がとれないことが大きな要因になっている。
伊那本線は現在、伊那バス本社から伊那中央病院を経由して、箕輪町のベルシャイン伊北店を結ぶ路線と辰野駅を結ぶ路線が運行されている。
伊那バスによると、最も多く運行している伊那バス本社と箕輪町のベルシャイン伊北店を結ぶ路線で、平均乗客数が1.7人となっていて、伊那本線全体の赤字額は約1700万円に上るという。
伊那バスの藤澤秀敬社長は「独自で運行している生活路線は乗客数が少なく採算がとれない状況。みなさんの足として長年運行してきた路線なので非常に残念」と話している。
路線の廃止には関係市町村の同意が必要になるということで、唐木一直村長は「まだ住民に周知されていない。地域からの声を聞いて村として判断したい」と話していた。
伊那バスでは、伊那市内を走る市内西循環線についても採算がとれないとして廃止を検討していて、今後伊那市で説明会を開く予定。 -
ごみ焼却場 施設見学
伊那市美篶の地区住民は23日、伊那市美原にあるごみ焼却施設「伊那中央清掃センター」を視察した。
地区住民約30人が参加し、施設の規模や稼働状況の説明を聞いたほか、搬入から焼却までの流れを視察した。
美篶地区では、新ごみ中間処理施設に関する委員会を組織し、ごみ処理施設の理解と知識を深めていこうと、これまでに先進地視察などを行ってきた。
質疑応答では、ダイオキシン濃度の測定回数や時期、費用などについて質問が出されていた。
また、一部の参加者からは、事前に新ごみ処理施設に関する質問状を委員会や広域連合に提出したものの、開封されないまま返されたことに対し、対応を批判する場面もあった。
委員長の赤羽要さんは「今後の事については未定。アセス実施段階に進んだら、周辺地区として、広域連合や市に調査内容の要望をしていきたい」と話していた。 -
伊那市と新宿区連携の環境保全事業
本年度実施分が終了伊那市と新宿区が連携して行っている環境保全事業の長谷地区市有林での今年度実施分が終了し24日、現地視察会が行われた。
伊那市と新宿区は二酸化炭素の吸収量増加を目的に、平成20年2月に地球環境保全協定を結んでいる。
この日は、長谷地区市有林で新宿区が委託している長野県林業コンサルタント協会の職員による説明があり、二酸化炭素吸収量調査の報告などがあった。
本年度の事業では、長谷溝口の約30ヘクタールの市有林でカラマツやアカマツなどを間伐したほか、作業道を開設し道幅を広げた。
この事業は5年計画で行われ毎年30ヘクタールで間伐を行う。
間伐することにより増加した二酸化炭素吸収量で、新宿区内の排出量を相殺する。
新宿区では、伊那市の30ヘクタールの間伐で123tの二酸化炭素の吸収量の増を見込んでいる。
新宿区では今後、二酸化炭素を削減した量を認定するCO2認証の取得を目指していて、二酸化炭素削減に向けた取り組みにはづみをつけたい考えだ。 -
60歳ソフト連盟閉会式
伊那市と南箕輪村の愛好者が参加している伊那60歳ソフトボール連盟の表彰式が21日、伊那市内で行われた。
本年度のリーグ戦は、11チームの総当り戦で5月から9月にかけて行われた。
リーグ戦では、9勝1敗で高遠旧友とホワイトエースが勝率で並び、優勝決定戦の結果、1対0で勝利した高遠旧友が初優勝を果たした。
準優勝はホワイトホース、3位は8勝2敗で手良球友だった。
表彰式では、池田勉会長から賞状などがそれぞれのチームの代表者に手渡された。
池田会長は、「来シーズンも仲間とのプレーを楽しみ、60歳ソフトの目的である親睦と健康維持につとめていきたい」とあいさつした。 -
信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人井上井月の業績を偲ぶ俳句大会が22日、伊那市の高遠城址公園内にある高遠閣で開かれた。
この信州伊那井月俳句大会は、江戸時代末期から明治初期にかけて活躍した俳人井上井月を偲ぼうと毎年開かれていて、今年で18回目。
各地から募集したところ、小中学生の部では8210句、一般では1093句が寄せられ、大会では優秀者が表彰された。
小中学生の部では、特選に選ばれた60人が表彰された。
信州井月会会長の春日愚良子さんが講評し、「子どもらしい伸び伸びとした作品がそろった。夢を育てるために、俳句を作ることは大切だと思う」と話していた。
また一般の部では、「コスモスを見ていて何も見ておらず」を詠んだ伊那市の春日敦子さんが、大賞に選ばれている。 -
山中一正絵画展
伊那市在住のイラストレーター山中一正さんの作品展が、伊那市のはら美術で開かれている。
山中さんは、伊那市西春近出身の画家で、多摩美術大学を卒業後、フリーイラストレーターとして伊那市内で活動している。
会場には、原画や風景画など50点余りが展示されている。
風景画は、写真と見間違えるような細密な絵が並ぶが、大きな月が浮かんでいるなど、遊び心が加わった作品もある。
イラストは、山中さんが手がけた雑誌や小説の表紙などの原画などが並んでいる。
会場には、イラストが掲載された雑誌などもあり、原画と見比べることも出来る。
また、山中さんが今年3月に出版した「サガシニイコカ」という本も並んでいる。
会場には、本の元となった作品も多く並べられている。
山中一正絵画展は24日まで。 -
野沢菜まつり
野沢菜の収穫イベントが21日、伊那市のみはらしファームの畑で行われた。
毎年恒例の野沢菜まつりで、訪れた人たちが野沢菜や羽広かぶを収穫した。
野菜は、みはらしファームの羽広菜生産加工組合が育てた。
今年の出来は、野沢菜は平年並み、羽広かぶはいい出来という。
野沢菜は1キロ50円、羽広かぶは1キロ100円で販売されている。
訪れた人は、「いい野沢菜が収穫できたので、さっそく漬けたいと思います」と話していた。
野沢菜まつりは22日も開かれる。 -
山寺公民館文化祭
伊那市山寺のきたっせで21日から、文化祭が始まった
。
会場には地域の人たちが制作した絵画や民芸品、小学生の書道など約100点が並んでいる。
今回は地元出身で江戸時代の俳人、中村伯先ゆかりの品が並んだ。
中村伯先は医者を務める傍ら、儒学の教育者としても活躍した人で、俳句も嗜み、その評価は高かったという。
また伊那市西町の伯先桜の名前の由来にもなっている。
コーナーには、伯先直筆の書や出版物などが並んでいる。
山寺公民館の向山修館長は「これだけ伯先の作品が並ぶことはない。区民の人たちの作品と合わせて是非見てもらいたい」と来場を呼びかけている。
山寺公民館文化祭は22日までで、時間は午前9時から午後2時。 -
トルコギキョウ生産
いなアグリバレーが功労者表彰トルコギキョウのオリジナル品種の開発を行っている農事組合法人いなアグリバレーはこのほど、長野県の園芸特産業での功労者表彰を受賞した。
いなアグリバレーは、上伊那地域に適した苗の開発と育成を目的に平成11年に発足した。
現在組合員は約100人で、年間約250万本のトルコギキョウを生産している。
今回、地域に合った市場性の高いオリジナル品種を30種類以上開発、育成したこと、また安定的に質の高い苗を供給できる体制を確立したことが評価された。
21日、JA上伊那のシニアあぐりスクールのメンバーがいなアグリバレー組合員の伊東茂男さんのハウスを視察し、伊東さんから説明を受けていた。
アグリバレーの開発したトルコギキョウは涼しい上伊那の気候を活かしたもので、上伊那地域の3分の2以上の生産農家に普及している。 -
青空教室 みそづくり
子ども達が野菜づくりや料理などを体験する、伊那市美篶の「青空教室」で21日、味噌づくりが行われた。
地区の子どもやその保護者約20人が参加した。
教室は7年前、学校週5日制になったことをきっかけに始まったもので、美篶公民館、美篶青少年育成会、JAが共同で開いている。
この日は、地元でとれた大豆を使い味噌づくりが行われた。
2時間ほど煮詰めた大豆をすりつぶす機械に入れ、子ども達がハンドルをまわしてすりつぶした。
大豆をつぶし終わると、塩と麹を混ぜて、味噌を玉にしてバケツに投げ、空気を抜いていた。
参加した子どもは「すりつぶす作業は疲れたけれど、とても楽しかった。またやりたい」と話していた。
この日作った味噌は、来年の7月まで寝かせて完成となる。
教室では完成した味噌を使った料理教室も計画している。 -
遊具塗り替えボランティア
上伊那の広告、塗装業者の有志が21日、伊那市内の保育園で、古くなり錆びてしまった遊具などの塗り替え作業をボランティアで行った。
伊那市の西春近南保育園で砂場の屋根や遊具の塗り替え作業を行ったのは、広告業者や塗装業者でつくる上伊那塗装広告事業協同組合青年部のメンバー6人。
青年部は2007年に発足し今年で2年がたったことから、地域に貢献していこうと今回初めてボランティアを行った。
保育園では、年に1回保護者が遊具の塗り替えをしているが、難しいためなかなかすべての遊具に手が回らなかったという。
青年部のメンバーは、「子供達に大事に使ってもらいたい」と話していた。 -
伊那北高職業体験学習
伊那北高校は、専門的な仕事について生徒に学んでもらう就業体験学習を実施している。
1年生24人が、10カ所の企業で学んだ。
このうち篠田瑞生さんは21日、伊那ケーブルテレビで取材の現場やアナウンスを体験した。
県教育委員会では、教育の一環として平成15年度から就業体験を行なっていて、今回伊那北高校では、1年生の総合ゼミの時間を利用した。
篠田さんは、プレゼンテーション能力を高めたいと伊那ケーブルテレビで働いた。
「しゃべり方、どうしたら緊張しないで話せるか教わった。今後に生かしていきたい」と話していた。 -
まんぷさんが防犯ポスター寄贈
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんは、12月からはじまる年末特別警戒にあわせて防犯ポスターを伊那市駅前交番に贈った。
20日、橋爪さんが駅前交番を訪れ、伊藤裕治所長にポスターを手渡した。
ポスターの図柄は、来年のえと、トラが狼をやっつけている場面をコミカルに水彩画で表現している。
まんぷさんは、世の中を明るく照らそうと活動している満月の会の事務局長も務めていて、今回の寄贈も社会奉仕の一環として行われた。
この防犯ポスターは、年末特別警戒が始まる12月1日からいなっせ1階ロビーで展示されることになっている。 -
市議会議員が保育体験実習
伊那市議会社会委員会の議員が19日、市内の保育園で保育体験をした。
これは、体験を通して保育園の実態を知るとともに、子育てのあり方を考えようと、伊那市議会社会委員会が今年初めて実施した。
社会委員会の議員10人が、市内にあるいくつかの保育園に出向き、保育体験をした。
そのうち委員長の黒河内浩議員は、西箕輪南部保育園を訪れ、子どもたちと一緒に園の周りにある林の中で、木登りなどをした。 -
高遠高校生ゴルフ実習
授業でゴルフを学んでいる高遠高校の3年生は17日、伊那市福島のゴルフ練習場西部グリーンパークでゴルフ実習を行った。
高遠高校では、3年生の体育の選択授業の一環でゴルフを取り入れている。
これまで、学校のグラウンドで素振りや、実際にボールを打つなどして練習してきた。
この日は、その総仕上げとしてプロのインストラクターによるレッスンを受けた。
講師を務めたのは公認インストラクターの夏野元樹さん。
夏野さんは、生徒たちに、「最初は大きなスイングをしないこと。手をとめて肩、腰という順に体でゴルフをすることが大事」とアドバイスしていた。
生徒たちは、練習場でフォームを確認しながらクラブを振っていた。
この後、班ごとに練習場内のショートコースに出て実践的なゴルフを楽しんでいた。 -
たかずやに夕食ボランティア
伊那市内の飲食店の有志が17日、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子供達に夕食をプレゼントした。
夕食をプレゼントしたのは、伊那飲食店組合の有志でつくる「一の会」のメンバー6人。
一の会では、子どもたちに喜んでもらおうと、年に1回夕食作りのボランティアをしていて、今年で28年目になる。
この日は、寿司や海老フライ、ケーキなど46人分を振る舞った。
一の会代表の林孝司さんは、「子供達を元気づけようと思ってやっているが、美味しそうに食べる姿を見ると、逆に元気をもらえる」と話していた。
食堂に集まった小学生から高校生までの子供達は、美味しそうに料理を口に運んでいた。 -
障害者就労センター年賀状準備
伊那市内など10カ所の障害者通所施設は、施設の利用者が描いた絵を基にデザインした年賀状を、今年も印刷・販売する。
伊那市の障害者社会就労センターコスモスの家では、現在、年賀状に差出人の住所や名前などを入力し、印刷する作業が行われている。
年賀状のデザインは、3つの施設の8人が描いたカラーが10種類。白黒の欠礼ハガキも2種類ある。
コスモスの家は昨年度、県の工賃倍増計画のモデル事業所に指定され、伊那市や箕輪町の6施設と共同で、年賀状のデザインや印刷などを受け持つプロジェクトを初めて行った。
昨年は約4千枚の年賀状を販売し、16万2千円ほどの売り上げがあった。
今年は更に、このプロジェクトを発展させようと、伊南にある4つの施設にも参加を呼びかけた。
連携したことで受注を強化し、昨年を上回る1万枚の販売を目指す。
コスモスの家の小嶋早苗施設長は、「利用者の皆さんの張り合いになっていて、工賃アップにもつながる。是非購入してほしい」と呼びかけている。
年賀状は、各施設で12月24日まで受け付けていて、カラーで印刷代が50枚まで50円、51枚以上は40円となっている。 -
選挙制度120周年功労者表彰
伊那市明るい選挙推進協議会の矢澤章一会長は、選挙制度120周年を記念した功労者表彰で、県内でただ一人、内閣総理大臣表彰された。
20日は、伊那市の伊那文化会館で、長野県選挙管理委員会連合会の総会が開かれ、長野県選挙管理委員会の松葉邦男委員長から、賞状が伝達された。
矢澤さんは、20年近くにわたり、旧高遠町と新伊那市の選挙管理委員会の委員をし、平成20年からは、伊那市のあかるい選挙推進協議会の会長を務めている。
矢澤さんは「多くの人の支えがあり、みなさんの代表として受賞する事ができた。これからも明るい選挙推進につとめていきたい」と挨拶した。
また、平成21年度明るい選挙啓発ポスターコンクールの入選者の表彰が行われ、高校の部、県審査で最高の1等に選ばれた、高遠高校3年の名和浩加さんに賞状が贈られた。
総会の最後には、伊那市の原亜希さんが、「選挙に携わる人がルールを守り、違反のない選挙を行うよう、もとめていきたい」と大会宣言を朗読した。 -
クリスマスツリー点灯式
伊那市のいなっせ北側の多目的広場で20日、クリスマスツリーの点灯式がわれ、早くもクリスマスムードに包まれた。
20日は、午後5時から点灯式が行われツリーに明かりが灯された。
いなっせでは一昨年まで、切ってきた「もみの木」を正面玄関前に飾っていたが去年から多目的広場に木を植えて飾り付けをしている。
もみの木の高さはおよそ7メートル、LEDの電球が2000個飾り付けられている。
式では、伊那小学校の合唱団の子供たちがクリスマスソングを披露した。
このクリスマスツリーは来年1月末まで、夕方の4時から夜11時まで点灯されることになっている。 -
21年度認定米に上伊那の農家2軒
専門家が厳選した今年度の認定米50品が決定した。
上伊那では、伊那市と箕輪町の生産者の米が、認定米に選ばれている。
認定米制度は、確かな品質で、産地が明確な農産物を県が認定する制度。
農薬や科学肥料の使用を厳しく制限し、専門家の食味審査に合格した米が認定米となる。
今回上伊那では、小黒川水系の水で栽培した小沢の田畑伊三郎さんのコシヒカリと、箕輪町北原で栽培した唐沢金実さんのコシヒカリが、認定米に選ばれた。
これらの米は、県が認定した米としてのブランド価値を付けて販売することができるようになる。 -
就職支援ビジネス基礎講座開講
伊那商工会議所は16日、求職者支援を目的に、受講料無料のビジネス基礎講座を開講した。
就職支援ビジネス基礎講座は、国の補助を受け、伊那商工会議所が初めて企画した。
伊那市のきったせで開校式が行われ、パソコンのスキル向上を目指す「ITビジネスPC実戦能力取得コース」を受講する12人が出席した。
式で、伊那商工会議所の伊藤正専務理事代行は、「企業はよりよい人材、有能な人を求めている。限られた時間だがスキルアップに努めてもらいたい」と話していた。
受講生を代表して南箕輪村の杉山茜さんは、「パソコンは就職への必要条件。よりよい条件への就職へとつなげたい」と抱負を話していた。
講座は、来年1月14日までほぼ毎日行われ、150時間のカリキュラムが組まれている。
また、営業販売の知識を取得する「ITビジネス経理販売能力取得コース」は、11月26日まで受講生を募集している。 -
唐澤芳蔵さんが蚕糸功労賞受賞
50年以上、養蚕業を続けている伊那市西箕輪の唐澤芳蔵さんがこのほど、養蚕の全国表彰を受けた。
唐澤さんが18日、JA上伊那の宮下勝義組合長に受賞を報告した。
唐澤さんは現在81歳。伊那市西箕輪与地で52年間、養蚕業を営んできた。
現在も夫婦二人で続けていて、伊那市内では唯一の養蚕農家となっている。
昭和54年、およそ30年前には年間1トンの生産をしていたが、その後、年を重ねる中で規模を縮小した。
しかし平成19年には、細くて色が白い新しい品種の蚕の飼育を全国に先駆けて始め、唐澤さんが生産した繭で作った糸は、東京の有名デパートで販売されている着物に使われるなどしている。 -
まちづくり交付金評価委員会
伊那市が、国からのまちづくり交付金を受けてすすめた事業の、事後評価が適正に行われているかどうかを審査する委員会が、19日発足した。
19日は、学識者など市内の5人が委嘱され、委員会が発足した。
このまちづくり交付金評価委員会は、国の補助金「まちづくり交付金」を使用して、伊那市が取り組んだ事業の、事後評価が適正かどうかなどを審議するもの。
委員長には、信州大学農学部の佐々木 邦博教授が選ばれた。
伊那市では、市内4地区で、この交付金を使った整備事業を行っていて、今回は、今年度まで5カ年計画で進められてきた、伊那地区について審議が行われた。
伊那地区では、市街地の活性化のため、いなっせビルを中心に、セントラルパークや、旧上伊那図書館跡地などの整備を進めてきた。
事業費は、およそ7億5500万円で、そのうちの40%、3億円が交付金。
伊那市がまとめた事後評価によると、市街地活性化の指標となる、歩行者数や、空き店舗数、いなっせの駐車場の利用台数などで、目標値が達成できたとしている。
委員会では、19日、現地を視察し、伊那市が評価したとおりに、目標が達成できているか、整備はどのように行われたのかなどを確認していた。
委員会は、今年中にもう1回開かれる予定で、国に提出する事後評価が適正かどうかを審査する事になっている。 -
商売繁盛・五穀豊穣願う えびす講祭り
商売繁盛や五穀豊穣を願うえびす講祭りが、19日伊那市西町のえびす神社で行われた。
えびす講祭りは、神社ができた大正15年・1926年から続く恒例行事で、農作業が一段落するこの時期に行われるならわし。
午後5時から、宝投げが行われると、境内には多くの人が集まり福を呼び込もうと、声を出したり、手を伸ばしていた。
宝投げでは、餅と一緒に商品券が投げられ、手にした人は早速、みかんや、豆腐、栄養ドリンクなどと交換していた。 -
古い着物の着方を学ぶ
大正、昭和時代の古い着物を今の時代に着てみようというセミナーが15日、伊那市のいなっせで開かれた。
着付けなどを教えている「装道礼法きもの学院」の伊那、岡谷、飯田教室が開いたもので、明治時代から昭和初期まで実際に着られていた約30点が集まった。
今回は、古い着物の良さを見直し、今着るためにはどんな工夫が必要か考えようと企画した。
戦時中のものは布を節約するために丈が短めにできたものも多く、参加者は、どうすれば綺麗に着ることができるかを考えながら、昔の着物を楽しんでいた。