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地名の由来 調査へ
伊那市の白鳥孝市長は、地域で昔から伝えられている地名の由来の調査を、今後していきたいと、22日に開かれた伊那市歴史シンポジウムで話しました。
この日は伊那市役所でシンポジウムが開かれ、およそ90人が参加しました。
パネルディスカッションにパネリストとして参加した白鳥市長が地名の由来を調査していきたいと話しました。
伊那市生涯学習課によりますと、調査は年明けから各地区の公民館単位で行う計画で、地域住民などで調査グループを作り、資料集めや聞き取り調査を行っていくということです。
現在、生涯学習課文化財係で元学校教諭の竹松享さんが、すでに西箕輪地区と東春近地区の資料集めを始めているということです。
白鳥市長は「地域の歴史を知るだけでなく、調査を通じて地域コミュニティのつながりの強化にもなっていけばうれしい」と話していました。
生涯学習課では、調査結果の活用法について、今後検討していくということです。
シンポジウムではこのほか、専門家による講演も行われ、参加した人たちが地名の由来などについて知識を深めていました。 -
高遠北小児童が高遠辛味大根の試食
伊那市の高遠北小学校の3年生は、自分たちが収穫した辛味大根で高遠そばを19日試食しました。
19日は3年生10人が伊那市職員から指導を受けてそばを打ちました。
高遠北小3年生は、地域の特産品や農業を学ぼうと社会科や総合学習の時間に辛味大根の収穫などを行ってきました。
高遠そばは、辛味大根、焼き味噌をあわせたからつゆに麺を付けて食べるのが特徴です。
19日は、めんつゆにすりおろした辛味大根を入れて味わっていました。
そば打ちを指導した伊那市の職員は、「これをきっかけに子ども達が地元のそばや辛味大根に興味を持ち、次の世代に受け継いでいってほしい」と話していました。 -
高校で次のステップに
上伊那の中学生が活躍する硬式野球チーム伊那ファイターズの第32期生の卒団式が16日箕輪町で行われました。
今回卒団するのは、東部中、伊那中、南箕輪中、西箕輪中、春富中の3年生12人です。
保護者などが見守る中、一人一人名前が呼ばれ、卒団生が入場しました。
三澤良男会長は、「伊那ファイターズで学んだことは、自信になる。次のステップで活躍してください」とあいさつ。
登内英夫代表は、「野球を通じて勝負の世界を実践してきた。人生の中で一番大事なことを学んだ」と激励しました。
この後、登内代表から1人1人に修了証書が手渡されました。
伊那ファイターズ32期生は、長野日報杯で準優勝するなどの活躍を見せました。
卒団生を代表して松崎優太君は、「団結力や感動、喜びを学ぶことができた。それぞれの高校で野球を続け夢に向かって走り続けていきたい」と話しました。
伊那ファイターズは、3年生が抜け、2年生が11人、1年生は16人の27人が所属していて、新入団員を随時募集しています。 -
新酒「やまむろ」13日販売
伊那市高遠町の山室地区で採れた酒米・ひとごこちを使い、高遠町の酒蔵が作った酒・やまむろの、今年の新酒が13日から発売されています。
やまむろは、高遠町の酒販店で作る旨い酒研究会が、地域活性化を目指して、平成18年から毎年作っています。
13日は、高遠町の鉾持(ほこぢ)神社の境内にある、酒の神様「松尾神社」の前に関係者が集まり、神事をして新酒の完成を祝いました。
酒米のひとごこちは、農事組合法人山室が委託を受け生産していて、今年は、3.2ヘクタールの田んぼで、1.8トン収穫できました。
その米をつかって、高遠町の酒蔵・仙醸が醸造し、新酒を作り上げます。
今年は、粒が大きく収量も多く、米のできはよく、酒は、辛口でキレのある上品な味に仕上がったということです。
新酒やまむろは、720ミリリットル入り1,260円で、旨い酒研究会に加盟する高遠町内8店舗で購入することができます。 -
来年度から「地域の科学」導入へ
高遠高校将来像検討委員会の専門部会が7日に開かれ、来年度から地域を教材として活用する「地域の科学」を授業に取り入れることが報告されました。
この日は高遠高校で2回目の専門部会が開かれ、高校の関係者や校外の有識者などおよそ30人が出席しました。
高遠高校将来像検討委員会は、定員割れが続いている高遠高校が、県が策定する第2期高校再編計画の廃止対象になる可能性が高いことから、学校の存続を目的に設置されました。
専門部会では、今すぐに始められることとして、PR活動や文理進学コースの充実など8項目について意見を出し合いました。
その中で「文理進学コース」の充実については「進学を目指す生徒と就職を目指す生徒が混在している。それぞれの希望にあった指導ができる環境が必要」といった意見などが出されていました。
また、地域の教材化・地域との連携について石城正志校長から、ジオパークなど地域の自然を活用した「地域の科学」という授業を来年度から始めることが報告されました。
石城校長は「実際に現場に出向き実地で学ぶことができる授業。高遠高校の新たな魅力として発信できれば」と話していました。
来年1月には、石城校長が上伊那郡内の中学校に出向き、学校のPRをすることも計画されているということです。 -
高遠美術館に響く生の音楽堪能
伊那市のサン工業(株)の社員教育の一環で二胡&ポップスコンサートが8日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。
サン工業では社員教育の一環として、生の音楽を聴こうと毎年コンサートを開いています。
出演したのは、歌手で元H2Oの赤塩正樹さんです。
赤塩さんは駒ヶ根市在住で、サン工業が行っている英語教育の講師をしていることが縁で今回出演することになりました。
赤塩さんはジャズやクリスマスソングなどを歌ったほか、H2Oのヒット曲も披露しました。
会場には社員や地域住民などおよそ140人が訪れ、美術館に響くプロの歌声を堪能していました。 -
早大ソフトボール部の吉村監督が指導
早稲田大学ソフトボール部の吉村正監督によるピッチング教室が2日、伊那市高遠町の総合運動場で開かれました。
吉村監督は、ソフトボールの指導者として多くの選手を育て、今年は早稲田大学を大学選手権優勝に導きました。
また早稲田大学のソフトボール部からプロ野球日本ハムファイターズに入団した大嶋匠選手に、プロ野球入りを勧めた監督としても知られています。
ピッチング教室は小中高校生のレベルアップとともに指導者にも吉村監督のソフトボール理論を学んでもらおうと長野県ソフトボール協会が開いたものです。
教室には、県内チームの監督と選手およそ200人が集まりました。
吉村監督は速いボールの投げる方について見本をみせながら説明していました。
また早稲田大学の男子と女子それぞれのソフトボール部レギュラー選手もそのピッチングを披露していました。
協会ではソフトボール界の第一人者である吉村監督からの指導を今後につなげていきたい。」と話していました。 -
伊那市消防団 3方面隊編成を示す
実働団員の不足や新入団員の減少などが問題となっている伊那市消防団は、市内を3つに分ける方面隊編成とする計画案を示しました。
30日は、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで防災研修会が開かれ、消防団再編計画案についての説明がありました。
現在の消防団組織は、平成18年の市町村合併時にそれぞれの旧体制を引き継いだもので、分団数や団員数、守備エリアの見直しなどが課題となっていました。
計画案では、伊那市を3つの方面隊編成とするとしています。
旧伊那市の竜西地区を西部方面隊に、竜東地区を中部方面隊に、旧高遠町長谷村地区を東部方面隊とします。
3つの方面隊の中には、それぞれ2つから3つの分団が配置され、各分団の中には3つの部が編成されます。
団員1人が受け持つ管轄内人口比のばらつきを解消するために各分団の定数を見直し、市全体の団員数についても条例で定める人数を1,156人から880人に減らす考えです。
三澤俊明団長は「3方面隊を取り入れ守備エリアを広げることで、人数を減らしても現在の組織体制とそん色ない対応が取れると思う」と話していました。
今後は、地区説明会を開いて住民の声を計画に反映させ、平成27年度中の実施を目指すということです。 -
手作り講座で荒神箒づくり
囲炉裏の灰を集めるときなどに使われた箒、荒神箒を作る手作り体験講座が21日伊那市高遠町の旧馬島家住宅で行われました。
手作り体験講座は、高遠町公民館と高遠町民族資料館が行っているもので、21日は8人が参加しました。
荒神箒は、囲炉裏の灰を集めるときなどに使う手箒で、かまどを守る火の神、荒神さまが由来だといわれています。
参加者は、稲わらを束ねて針金で縛り、きれいな形になるように調節していました。
ある参加者は、「作ってみて昔の人の器用さがわかった。難しくて思うように作れないけれど面白い」と話していました。 -
高遠北小3年生が高遠辛味大根の収穫
高遠北小学校3年生の児童が高遠特産品の「高遠辛味大根」の収穫作業を行いました。
19日は高遠町藤沢の伊藤正樹さんの畑5アールに植えられた高遠辛味大根およそ400本を収穫しました。
収穫は地元の特産品や農業に興味を持ってもらおうと行われたもので、高遠北小3年生は9月に間引き作業にも取り組みました。
高遠辛味大根は、保科正之が高遠そばの薬味として食べていたといわれています。
児童は収穫した大根を抱え、大きさごとに仕分けていました。
収穫した辛味大根は12月に学校で行われる高遠そばの試食で使われる他、地域のそば店や、直売所に出荷されます。 -
第3回日本画院高遠展
第3回日本画院高遠展竏注。に生きる日本の心竏窒ェ28日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。
会場には日本画院の会員や一般の作品66点が展示されています。
全国の日本画家らでつくる一般社団法人日本画院は、現在約190人の会員がいます。
日本画院は地方で活動を見てもらい、日本画の普及につなげようと信州高遠美術館で展示会を開催していて、今年で3回目です。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは4作品が出品されています。
日本画院は、「日本画は自然とのふれあいや日常の中で気づいた美しさを表現している。身近なものから受ける情感を味わってほしい」と話していました。
日本画院高遠展竏注。に生きる日本の心竏窒ヘ来月16日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。
入館料は一般が500円、小中学生が150円です。 -
高遠ダムに発電所設置へ
長野県は、平成28年度を目途に伊那市高遠町の高遠ダムに新たに発電所を設置することが、27日わかりました。
これは27日県庁で開かれた県議会一般質問で県が明らかにしたものです。
新しい発電所は国の再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用するため設置するものです。
毎秒0.96トンの流水を利用して発電するもので事業費はおよそ3億円を見込んでいます。
県では平成27年度に事業着手し、28年度には発電を開始する計画です。
県では制度活用による売上を年間5千万円、経費などを差し引いた利益は3千万円を見込んでいます -
守屋さん復活 伊那6年ぶり優勝
今年60回の節目となった上伊那郡縦断駅伝競走大会が25日行われ、伊那が6年ぶり7回目の優勝を果たしました。
大会には、上伊那8市町村からオープン参加も含め16チームが参加し、初冬の伊那路を駆け抜けました。
午前9時、駒ヶ根市役所をスタートし、竜東地域を北上、ゴールとなる辰野町役場までの6区間、38.1キロを6人でタスキをつなぎました。
伊那は、2時間9分55秒で6年ぶり7回目の優勝、2位は、駒ヶ根で2時間12分16秒、3位は、飯島で2時間16分30秒でした。
今回の上伊那縦断駅伝競走大会は、一つの復活劇がありました。
伊那チームで6区を走りアンカーでゴールした守屋智春さんは、2年ぶりのレースに興奮気味でした。
大会を4日後に控えた21日、伊那市陸上競技場には、もくもくと練習に励む守屋さんの姿がありました。
53歳の守屋さんは、伊那チームの中核メンバーとして毎年走っていましたが、右ひざのけがで去年は出場できませんでした。
今年4月に手術をし、7月から本格的に走り始めました。
今日最終区の6区をアンカーとして走った守屋さんは、トップでタスキを受け取るとそのままゴールへ。
これまで5連覇していた駒ヶ根を破り、6年ぶりとなる伊那チーム優勝に貢献しました。
2年ぶりの実戦に手ごたえを感じたようです。 -
高遠城跡整備検討委員会
史跡としての高遠城跡を検討する整備委員会が、今日伊那市高遠町総合支所で開かれました。
委員会が検討する第2次短期整備計画は、平成16年度から10年間の整備事業を定めた高遠城跡整備実施計画の後半にあたる平成25年度からの5年間について検討するものです。
短期計画は、具体的な環境整備の実施を盛り込むもので、信州大学の教授や、建築・考古学などの専門家が委員を務めているほか、文化庁の調査官がアドバイザーに当たっています。
22日は、計画の原案が委員に示されました。
現在抱える課題として、一部土砂崩壊が見られる三の丸の北側斜面の整備、指定地の公有地化、遺構の整備・復元に向けた調査、冊子・パンフレットの作成などが上げられています。
県の天然記念物であるタカオトコヒガンザクラを大切にしなければならないが、国の史跡である高遠城跡の史跡としての価値を高めるため調整を図りながら整備する必要があることなどが確認されていました。
信州大学副学長の笹本 正治委員長は、「高遠城の歴史を理解しながら歩けるコースの整備や、城の見どころマップの作成など、ソフトの充実で日本一の史跡を目指していきたい」と話していました。
委員からは、「史跡のすぐそばに歴史博物館があるのに、整備・保存に連動していないのではないか。常駐の学芸員や桜守などを、博物館に配備するなど、更なる活用を計画に盛り込んで欲しい」といった意見が出ていました。
整備委員会は、来年2月にも開かれ、今年度中に短期整備計画を策定する予定です。 -
天野惣平さん作品展
伊那市高遠町芝平の美術家 天野惣平さんの作品展が、旭町のアートギャラリーミヤマで開かれています。
展示されているのは、作品に題名はありません。
車のフロントガラスを割ったもの、版画刷りの雁皮紙という和紙を木片に張り合わせた700のピースで形作られています。
ピースの制作に3ヶ月、会場で形を完成させるのに3時間かかりました。
制作したのは、伊那市高遠町芝平在住で造形・版画を中心に制作する美術家、天野惣平さんです。
天野惣平さんの作品展は、27日(火)まで、アートギャラリーミヤマで開かれています。 -
広域連合 今後ごみ増えると予測
上伊那広域連合は、16日の廃棄物政策審議会で今後ごみの量は、増加傾向になるとの見通しを示し、見直しを進めているごみ処理基本計画の基礎データとすることが承認されました。
ごみが増加するとの予測は、今後10年間の人口推計によるものです。
広域連合では、上伊那8市町村の現在19万1,239人の人口は、10年後の平成35年度には、17万8,492人に減ると予測する一方で、世帯数は、現在の7万124世帯から7万1,820世帯に増加すると試算しました。
世帯数が増加しだした平成22年度頃からごみの量も増えていることと環境省の世帯の構成人数が少なくなるほどごみの量は増えるとの見解から、今後はごみの量が増加傾向になると予測しました。
16日の審議会では、ごみの量の推移をより正確に把握しようと今後は、可燃ごみ・不燃ごみの組成分析を行う調査を年4回全ての市町村で行うことや、年代や家族構成、ごみの出し方などについて聞くアンケート調査を3,000世帯で行うことを決めました。
広域連合は、こうした調査をふまえ、ごみの排出目標などを定めたごみ処理基本計画を来年12月をめどに策定したい考えです。 -
仙醸が「黒松仙醸どぶろく」を発売
伊那市高遠町の酒造メーカー仙醸は18日の仙醸蔵まつりで「黒松仙醸 どぶろく」を発売します。
14日は仙醸で発表会が行われ、仙醸が初めて醸造したどぶろくがお披露目されました。
どぶろくは、米を発酵させたもろみそのものを味わいます。
一般に販売されている「にごり酒」はもろみを濾しているため透明な部分がありますが、どぶろくはもろみでにごっています。
また、出荷後も酵母が活動しているため、だんだん味が変化していくということです。
酒の製造には種類ごとに免許が必要で、南信地区の酒造メーカーの中では仙醸が今年9月に初めてどぶろくの免許を取得しました。
黒松仙醸どぶろくは、600ミリリットル入りで1365円、18日の仙醸蔵まつりで発売されます。
伊那市や箕輪町などの18店舗での取り扱いが決まっていて、11月から3月までの冬季限定で、予約分だけを出荷するということです。 -
本を売って被災地支援
伊那市高遠町の高遠小学校5年西組の児童は、被災地の復興を支援しようと10日、商店街の一角で古本や中古の日用品などの販売を行いました。
会場には、子ども達が地域や高遠町図書館などに呼びかけて集めた本およそ700冊の他、中古の日用品などが並びました。
高遠小学校5年西組では、去年の4月から、被災地のために何かできないかと、総合学習で支援活動を始めました。
これまでに、アルミ缶回収などでお金を集め、宮城県石巻市に送るなどの活動を行ってきました。
去年10月に、高遠の商店街で進められている本の町プロジェクトと一緒に活動をしていこうと声をかけられ、古本の販売を企画しました。
今年夏には、支援団体を通じて知り合った石巻市の子ども達と高遠で交流をして、今まで以上に目的意識が生まれたと、担任の佐々木由利教諭は話します。
子ども達は店の外に出て、商店街を歩く観光客にも呼び込みをしていました。
ある児童は「石巻の遊び場には遊ぶものがないので、そういうものを送ってあげたい」と話していました。
この日の販売ではおよそ3万6千円の売り上げがあったということで、5年西組では、交流した石巻の子ども達に要望を聞き、必要な物を購入して今年度中に送る予定だということです。 -
結婚式で美術館を活用
伊那市観光株式会社が運営する高遠さくらホテルは、ローズガーデンウェディングに続く新たな取り組みとして10日、初めてミュージアムウェディングを、信州高遠美術館で行いました。
この日は、信州高遠美術館で人前結婚式が行われ、高遠町の大川勝弘さんと、松本市出身の大久保千果さんが永遠の愛を誓いました。
高遠さくらホテルでは、観光戦略の一環としてオリジナルウェディングを企画しています。
これまで伸和の丘ローズガーデンを使ったローズガーデンウェディングを企画してきましたが、高遠の名所をPRする新たな場所を探していました。
秋の紅葉が一望できるほか、日本建築甍賞の銀賞や公共建築賞の優秀賞を受賞したことがある建物ということもあり、今回、初めて高遠美術館での結婚式が企画されました。
外に高遠湖と紅葉を見ることができる開放感漂う雰囲気の中、参列した人たちは新郎新婦を祝福していました。
新婦千果さんは「開放感のある素晴らしい場所で結婚式ができて良かった」と話し、新郎勝弘さんは「良い思い出になった」と話していました。
高遠さくらホテルの浦野芳一支配人は「景色や建物の開放感が良い演出になったと思う。良い思い出となればうれしい」と話していました。
高遠さくらホテルでは、今後も地域をPRしていけるような場所でのオリジナルウェディングを企画していきたいとしています。 -
湯沢千春さん陶展
駒ケ根市在住の陶芸作家湯沢千春さんの作品展が7日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。
会場には茶碗や花器などおよそ50点が展示されています。
湯沢さんの作品は、釉薬に薬品を一切使わず植物の灰を使って手作りしているということで、制作時間の半分近くを釉薬づくりにかけているということです。
湯沢さんは、「陶器の温かみや草木の釉薬で作った柔らかい色合いを高遠の秋の風景と共に楽しんでほしい」と話していました。
湯沢千春 陶展は25日、日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
秋の高遠で山麓一の麺街道フェスタ
国道361号沿いで名物となっている麺料理が集まる、山麓一の麺街道フェスタが3日と4日に、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれました。
麺街道フェスタは岐阜高山から木曽そして伊那をつなぐ、国道361号沿いの麺料理をRPしようと実行委員会が開いたものです。
集まったのは、伊那市の行者そば、高遠そば、ローメン、木曽町のすんきそば、高山市の高山ラーメンで訪れた人たちは、列を作って
買い求めていました。
フェスタは高遠城址公園の紅葉に合わせて毎年開かれていて、秋の彩を楽しみながら、それぞれの地域の自慢の麺を味わうことができます。
実行委員会では年間を通して、国道361号沿いで開かれるイベントに合わせ麺料理を提供していて、「郷土食の宝庫として麺街道の名前を広めていきたい。」と話しています。 -
ラリーニッポン 高遠町を走る
京都を出発し、4日間でゴールの東京を目指すラリーニッポンの参加者が5日、コースのひとつとなっている伊那市高遠町を訪れました。
一般財団法人ラリーニッポンが企画したラリーニッポン2012には、クラシックカーおよそ80台が参加しています。
3日に京都の上賀茂神社を出発し、4日間をかけて東京の靖国神社を目指します。
「日本の文化遺産を巡る旅」をコンセプトとしていて、日本の名所や旧跡を発信するイベントとして位置づけられています。
長野県では中山道、馬籠、妻籠宿から高遠城址公園を経由し諏訪大社へ向かいます。
立ち寄った先での地域住民との交流による地域活性化や歴史、文化遺産を再発見することも目的としていて観光庁の支援を受けています。
参加者は高遠の歴史ある町並みを楽しみながら城址公園を目指していました。
ラリーニッポンは6日までで東京の靖国神社に到着する予定です。 -
秋まつり20万人突破
平成14年から始まった高遠城址の秋まつりの来園者が3日、累計で20万人を突破しました。
20万人目となったのは宮田村から訪れた家族です。
3日は来園者20万人達成記念イベントが行われ、宮田村から訪れた家族と、その前後の来園者にさくらホテルの利用券や来年のさくら祭りの入園券が贈られました。
高遠城址公園の秋まつりは、桜だけでなく、紅葉も楽しんでもらおうと実行委員会が開いているものです。
高遠城址公園の紅葉は、これからが本番だということで、秋まつりは11日まで開かれています。 -
高遠城址秋まつり始まる
250本のカエデの紅葉と、高遠そばが楽しめる高遠城址の秋まつりが1日から始まりました。
日本桜の3大名所といわれている高遠城址公園ですが、秋は紅葉が楽しめます。
園内には250本のカエデが植えられていて、現在は赤く色づき始めています。
1日は、琴の演奏や関係者が参加しての秋まつりのオープニング式典が行われました。
高遠閣では、新そばの高遠そばが提供され、さっそく訪れた人達が味わっていました。
高遠城址の秋まつりは、11日(日)までです。
期間中は、高遠そばが提供されるほか、菊の展示、内藤 とうがらしの試験販売などが行われます。
3日と4日には、国道361号沿線の市町村の麺が一堂に集う山麓一の麺街道フェスタも同時開催されます。
4日には、高遠ばやしや高遠太鼓の披露も予定されています。 -
伊澤修二記念音楽祭
伊那市高遠町出身で初代東京芸術大学校長の伊澤修二の功績を称える伊澤修二記念音楽祭が27日伊那市内で行われました。
第一部は高遠町文化体育館で行われ、750人ほどが訪れました。
伊澤修二記念音楽祭は毎年行われているもので、今年で26回目です。
第一部では高遠町の中学生や高校生らが合唱などを披露しました。
東京芸術大学の学生は、弦楽4重奏を披露し、来場者は思い思いの場所に座り演奏に耳を傾けていました。
東京芸術大学の佐野靖教授は「生徒たちのパフォーマンスから勇気をもらった。この音楽祭の記憶を大切にしてもらいたい」と話していました。
伊那文化会館で行われた第2部の模様は、11月にご覧のチャンネルで放送します。 -
特別展「砲術家 阪本天山」
砲術家で「高遠藩学の祖」とされる阪本天山の直筆の書や、天山が発明した大砲の模型などを展示した、特別展が、伊那市立高遠町歴史博物館で24日から始まりました。
会場には、1778年に天山が世界に先駆けて発明した、角度を変える事ができる大砲「周発台」の模型や、当時使われていた火縄銃、火縄銃用の火薬入れなど85点が展示されています。
今回の特別展は、砲術家としての阪本天山に光をあて再評価しようと企画されたものです。
阪本天山は、1745年に高遠藩の家に生まれ、大阪で砲術を、江戸で儒学を学びました。
文武両道の気風を築いた高遠藩学の祖と称され、幕末に欧米の軍隊と唯一互角に戦う事ができたとされる和式砲術を発明しました。
オープニング式典では、白鳥孝伊那市長や、多くの資料を寄贈した天山の子孫の坂本悠紀子など4人が、テープカットを行い、特別展の開催を祝いました。
特別展は112月16日まで開かれています。 -
ゲルト・クナッパー陶芸展
伊那市高遠町の信州高遠美術館の開館20周年記念として、ドイツ人・ゲルト・クナッパーさんの陶芸展が開かれています。
展示されているゲルト・クナッパーさんの作品は、高遠美術館所蔵の原田コレクション30点と、個人所有10点のあわせて40点です。
原田コレクションは、高遠美術館建設のきっかけとなったもので、ゲルト・クナッパーさんの作品は、原田コレクションの陶芸の中でも中核となります。
ゲルト・クナッパーさんは、1943年生まれのドイツ人で、現在も活躍しています。
1971年に、東京で開かれた日本陶芸展の伝統的な陶器部門で、文部大臣賞を受賞しました。
作者名が隠された状態で審査が行われ、大臣賞の受賞者がドイツ人の青年だと分かったときにはどよめきがおきたといいます。
渦や波などの文様が入っていることや伝統的な日本の技術とヨーロッパの感性が融合していることなどが、作品の特徴だということです。
高遠美術館でゲルト・クナッパーさんの作品展が開かれるのは、今回が初めてです。
このゲルト・クナッパー陶芸展は、11月25日まで、入場料は、一般500円、小中学生150円となっています。 -
伊那消防署基本設計委託料 可決
伊那消防組合議会10月臨時会が10日開かれ、新しい伊那消防署庁舎の基本設計を盛り込んだ補正予算案が、全会一致で可決されました。
新しい伊那消防署庁舎は、現施設の老朽化により伊那市の富士塚スポーツ公園周辺に建設されます。
この日可決された、基本設計委託料は約2800万円です。
主な財源は、伊那消防署が管轄する伊那市と南箕輪村からの分担金が充てられます。
伊那市は2000万円、南箕輪村は600万円を負担します。 -
中秋の名月コンサート
30日の十五夜に合わせ、伊那市高遠町のポレポレの丘で中秋の名月コンサートが開かれました。
雨が降る中、野外ステージのまわりには80人ほどが集まり、コンサートに耳を傾けました。
ポレポレの丘を管理する地域のボランティア団体、信州高遠花摘み倶楽部が季節ごとに開いていて、今回は春、夏に続き今年3回目です。
30日は、上伊那農業高校吹奏楽部、伊那市のベリーダンス教室レイアリィナ、高遠やますそコーラスなどが出演しました。
やますそコーラスは、季節の歌などを披露し、参加者が一緒に口ずさむ場面もありました。
ある参加者は、「自然の中のコンサートはホールとは違った雰囲気がある。とても気持ちがよくて癒された」と話していました。 -
大規模事故想定し集団災害訓練
大規模な事故で多数のけが人が出たことを想定した訓練が、5日、伊那市の高遠城址公園グラウンドで行なわれました。
訓練は、マイクロバスと普通乗用車が衝突し、多数のけが人が出たとの想定で行なわれました。
伊那消防組合消防本部や、伊那消防署、高遠消防署、信州大学医学部のドクターヘリなど、90人が参加しました。
大規模な災害が起きた場合軽症から重症まで様々な状態のけが人などが発生し、現場活動は困難を極めます。
伊那消防組合ではそうした事態に迅速に対応するために、毎年訓練を行っています。
4日は、事故により、23人の死傷者が出たという想定です。
署員らは、緊急性によって患者を振り分けるトリアージを行っていました。
トリアージでは、歩ける人は、軽症の緑、意識はあるがけがをしている黄色、緊急性の高い赤色、心肺停止状態の黒の4色に分けます。
エアーテントが設置され、赤色の患者から応急処置が行われていました。
ドクターヘリが到着すると、署員らが症状を医師に伝え、緊急性の高い患者から病院に搬送していました。
伊那消防組合では、訓練を行うことにより、技術習得と、消防署同士の連携を再確認し、大きな災害に迅速に対応していきたいとしています。