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内藤家 現当主に寒晒蕎麦を献上
伊那市の信州そば発祥の地 伊那そば振興会は、東京都を訪れ、高遠藩主だった内藤家の当主に、暑中信州寒晒蕎麦を献上しました。
10日は、信州そば発祥の地 伊那そば振興会の飯島 進会長が白装束に身を包み、内藤家17代当主の内藤 頼誼さんと、次期当主の頼克さんに寒晒蕎麦を渡しました。
献上式は、内藤家の屋敷があった新宿御苑近くの四谷区民ホールで行われました。
内藤家の二人は、寒晒蕎麦をじっくりと味わっていました。
江戸時代・8代将軍徳川吉宗の時代に、高遠藩主2代目当主の内藤頼卿が、暑中のご機嫌伺いとして、寒晒蕎麦の献上を始めてから、今年、300年の節目の年となりました。
その記念の年に、内藤藩主の子孫にそばを味わってもらいたいと、そばの献上式が行われました。
寒晒蕎麦は小寒から立春まで川の水に実を浸し、寒風で乾かす昔ながらの方法で作られています。
高遠での寒晒蕎麦の復活の取り組みは2000年から始まり、そのきっかけは山形県にありました。
高遠藩主・保科正之が転封したことで高遠から山形に伝わった寒晒の技法を、山形では一足先に復活させていました。
高遠での復活のきっかけとなった山形県の工藤 一夫さんも献上式にかけつけました。
無事に献上することができ、伊那そば振興会の飯島会長は安堵した様子でした。
寒晒蕎麦は、高遠町の7軒のそば店で23日から提供が始まります。
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風景画家 (故)犬塚勉さん作品展
神奈川県出身で美術教師として働きながら風景画家として活躍し38歳で亡くなった犬塚勉さんの作品展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、登山が好きだった犬塚さんが好んで描いたという「山」をテーマにした作品などおよそ40点が展示されています。
犬塚さんは、東京学芸大学大学院を修了後、美術教師をしながら画家として作品づくりに励みました。
自然を題材にした作品が多く、特定の場所を精密に描いている点が特徴です。
表現方法の変化を経て画風を確立した矢先の1988年に、作品制作のため登山をしていたところ遭難し、38歳で亡くなりました。
こちらは絶筆となった作品「暗く深き渓谷の入口(Ⅰ・Ⅱ)」です。
期待と不安を感じさせる山の入り口、そこから険しい山道を経て開放的な山頂に至るという山の三部作を構想していたということです。
会場には、犬塚さんが描いたスケッチの他、使用していた筆や絵の具、カメラなども展示されています。
作品展「自然とともに生きる」は、9月18日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
暑中信州寒晒蕎麦 奉納祈願祭
江戸時代、高遠藩が将軍家に寒晒蕎麦の献上を始めてから今年が300年の節目の年となることを記念し、伊那市高遠町の高遠閣で奉納祈願祭が8日行われました。
祈願祭は、高遠町内のそば店などでつくる高遠そば組合が企画したもので関係者や一般など60人が出席しました。
祈願祭では、そばの豊作を願う神事が行われ、その後、そば店店主3人が奉納する「そば」を打ちました。
3人が「こね」「のし」「きり」を順番に担当して行いました。
寒晒蕎麦は、そばの実を小寒から立春までの間川に浸し、寒風にさらして乾かします。
極寒の川に浸け、寒風にさらす事で、あくが抜け、甘味と粘りが増すという事です。
奉納を終えると、会場の出席者に打ち立てのそばが振る舞われました。
高遠そば組合では、10日に東京新宿区を訪れ、高遠藩藩主だった内藤家17代目当主の内藤頼誼さんに寒晒蕎麦を献上する予定です。
高遠そば組合では、寒晒蕎麦が将軍家に献上され、今年で300年を迎えた事から、この節目を記念し祈願祭を行いました。
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そば名称 商標登録申請
臨時総会では、高遠そばと入野谷在来そばの名称を、特許庁に地域団体商標登録の申請をしたことを明らかにしました。
商標登録をする事により、地域ブランドを守り、新たな地域活性化が期待できるということです。
2021年の1月に「入野谷在来そば」などが、振興会が知らないところで商標登録の出願をされていたことなどから登録について検討していました。
登録には法人格が必要なため、高遠そば組合と入野谷そば振興会が伊那市商工会に加入し、商工会として6月8日付で出願しました。
今後、1年ほどかけて、特許庁による審査が行われるということです。
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高遠そば博物館 今年度中に開設へ
信州そば発祥の地 伊那そば振興会は、そばについて知り、学ぶことが出来る高遠そば博物館の開設を計画しています。
これは、7日に伊那市の防災コミュニティーセンターで開かれた臨時総会で報告されたものです。
高遠そば博物館は、振興会のアドバイザーで信州大学の井上直人名誉教授が構想を明らかにしました。
伊那市高遠町の商店街の蔵を活用し、世界のそばに関する資料や道具・種などを展示する予定です。
また、創業を目指す人向けに、そば打ちが学べる「そば大学」も博物館内に設ける予定だということです。
具体的な運営などは、まだ未定ですが、今年度中には開設をしたいとしています。
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高遠高校生徒 SDGsの催しを企画
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が8日から行われます。
今年は、持続可能な開発目標SDGsをテーマにした催しを企画しています。
高遠高校の生徒会は、今年度SDGsを柱に取り組んでいて、文化祭では、開発途上国アフリカ・セネガル産の布を使ったうちわとタンブラーを製作します。
5日は、各クラスの代表生徒が、布をうちわの大きさに切る作業を行いました。
講師は、国際協力機構JICAの協力隊員として2019年から2020年までセネガルに派遣されていた山田理恵さんです。
山田さんによるとセネガルでは、自分たちで好きな布を買って服を作る文化があり、余った布が道端に捨てられているということです。
その布を有効活用する動きがあり今回、生徒たちも取り組むことにしました。
文化祭では、全校生徒が布を貼ってうちわを作り、各自が使用します。
また、端切れをタンブラーに貼って販売する予定です。
布の購入費とタンブラーの売上金の一部は、セネガルの子どもたちのサッカーシューズなどの購入費に役立てられることになっています。
高遠高校の文化祭は8日から10日まで行われます。
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高遠ダム 取水制限解除
農業用水を確保するため行われていた伊那市高遠町の高遠ダムの取水制限は、4日解除されました。
高遠ダム管理所が、高遠ダムの農業用水を利用している三峰川沿岸土地改良区連合の依頼を受け取水制限をしていました。
晴天が続き降雨量が見込めなかったためで、6月28日から、取水量を毎秒8トンのところ毎秒7.8トンとしていました。
その後まとまった雨が降ったことから、4日取水制限を解除し、通常の毎秒8トンとしました。
高遠ダム管理所では「今後も状況を注視し、情報を提供していきたい」としています。
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「寒ざらしそば」献上300年で8日に奉納祈願祭
江戸時代に高遠藩が将軍家に「寒ざらしそば」を献上し始めてから今年で300年になります。それを記念し、そば店の店主らでつくる高遠そば組合は、奉納祈願祭を8日に高遠閣で行います。
1日は、高遠そば組合の守屋豊組合長と相談役で信州そば発祥の地伊那そば振興会の飯島進会長が概要を説明しました。
寒ざらしそばは、そばの実を小寒から立春まで川に浸し、寒風にさらして乾かすものです。
それにより甘味が増し、保存性が高まるということです。
高遠藩では、1722年から暑中の御機嫌伺いとして将軍に献上していたとされています。
高遠そば組合では、献上開始から今年で300年になることを記念し、寒ざらしそばを多くの人にPRしようと奉納祈願祭を企画しました。
祈願祭は、8日の午後3時から高遠閣で行います。
そばの豊作を祈願し、組合の職人がそばを奉納して参加者に振舞います。
10日には旧高遠藩主の内藤家にそばを贈る献上式を東京都新宿区で行う予定です。
23日からは、高遠町内の7店舗で寒ざらしそばの提供が始まります。
奉納祈願祭への参加は定員50人で、一般社団法人環屋で申し込みを受け付けています。
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高遠町内の3小中学校 市営の屋内プールで授業
伊那市高遠町の高遠北小学校の児童は、高遠スポーツ公園プールで初めての水泳の授業を20日に行いました。
20日は、高遠北小の児童が今年度初めて屋内プールでの授業を行いました。
午前中は、1~2年生21人が市が用意したバス2台に分乗し、15分ほどかけてスポーツ公園プールに移動しました。
プールに着くと、担任から注意事項を聞き、早速水の中に入っていました。
伊那市教育委員会によると、高遠北小と高遠小、高遠中学校のプールは、ろ過機の故障や漏水、プールサイドの補修などでそれぞれ数百万円単位の修繕が必要となっているということです。
そこで今年度試験的にスポーツ公園プールを活用して授業を行うことにしました。
低学年用に高さ40センチのプールフロアを8枚設置し、24平方メートルの広さで水に慣れる練習をしていました。
伊那地域の20日の最高気温は、31度と真夏日となりました。
日差しが強すぎたり雨が降った場合は水泳の授業ができないことから、屋内プールは天候や気温に左右されず安定的に授業が行える利点があるということです。
プールの授業は、夏休み期間を除いて8月末まで行うということです。
市教育委員会では、検証結果を踏まえ今後市内の小中学校の水泳の授業の効率的なやり方を検討していくとしています。 -
伊那市高遠町「日本で最も美しい村」 今年度は高遠石工を活用
伊那市高遠町の景観や環境保全について取り組む「日本で最も美しい村」推進委員会が、20日に高遠町総合福祉センターやますそで開かれ、高遠石工を活用した取り組みなど、今年度の事業計画が承認されました。
今年度は、「高遠石工」を全国に発信していくため、昨年度初めて製作された石仏フィギュアを、これまでの4種類から新たに8種類に増やす計画です。
他に、スマートフォンアプリ「AR高遠探訪イーナクエスト」を活用した石造物巡りの開催や、解説を見る事ができるQRコードの表示版を設置する計画です。
推進委員会委員長の白鳥孝伊那市長は、「通年観光に向けた新たな取り組みを検討していきたい」と話していました。 -
企画展「江副行昭の世界展」 信州高遠美術館ではじまる
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、伊那谷ゆかりのガラス工芸作家・江副行昭さんの作品を展示した企画展「江副行昭の世界展」が19日から始まりました。
会場には熔壌ガラスなど、江副さんの作品60点余りが展示されています。
こちらは1991年に制作された「熔壌緑彩斑点文様 水指」、こちらは2010年の「熔壌斑文渦巻鶴首 花入」でどちららも江副さんの代表的な作品だという事です。
江副さんは高遠でとれた土をガラスと混ぜ溶かしてつくる熔壌ガラスを考案しました。
1982年から、高遠町と長谷でおよそ40年間、創作活動をしてきました。
高齢になった事もあり、3月にアトリエを閉鎖し、現在は埼玉県で暮らしています。
アトリエの閉鎖に伴い、作品26点を伊那市へ寄贈しました。
今回の展示は、伊那谷ゆかりの江副さんの作品を多くの人に見てもらおうと企画されました。
江副行昭の世界展は、9月18日まで信州高遠美術館で開かれています。
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イベント中止情報 高遠城下まつり
新型コロナの影響によるイベントの中止情報です。
9月3日(土)に予定されていた「第51回高遠城下まつり」は中止となりました。
中止となるのは、2020年から3年連続です。
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連続ドラマW 鵜頭川村事件の情報解禁
伊那谷フィルムコミッションの全面協力により長野県内で撮影が行われた、WOWOWの「連続ドラマW鵜頭川村事件」が2022年8月に放送されることが9日、情報解禁されました。
WOWOWの「連続ドラマW鵜頭川村事件」は2021年10月からおよそ2か月間、長野県内で撮影が行われました。
伊那市高遠町の旧河南小学校グラウンドでも、2021年12月にクライマックスシーンの撮影が行われました。
作家の櫛木理宇さんの小説が原作で、監督は神奈川県出身の入江悠さんです。
旧河南小グラウンドの他、市内20か所で撮影が行われました。
撮影は伊那谷フィルムコミッションが全面協力をしました。
主演は俳優の松田龍平さんです。
入江監督とは11年ぶりにタッグを組んだということです。
WOWOWの「連続ドラマW鵜頭川村事件」は全6話で、8月28日午後10時からWOWOWにて放送・配信がスタートします。
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高遠藩校の学びの精神を現代に「進徳館の日」
高遠藩の藩校「進徳館」の学びの精神を現代に伝える第28回 進徳館の日の行事が、5月28日伊那市高遠町で行われました。
進徳館の日の行事では、まず、進徳館にある五聖像の前で、関係者が集まり拝礼が行われました。
進徳館は、江戸時代の終わりに開校した高遠藩の藩校です。
実学を重視した教育で、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二など多くの教育者や政治家を輩出しました。
式典は、高遠閣で行われ、進徳館の教育がどのように現代に受け継がれているかについて、基調講話や学習発表が行われました。
高遠小学校の下島 弘子校長は、「種や苗の観察をして植え付けたり、まちを探検して地図をつくるといった学習を行っている」と子どもたちの様子を紹介しました。
式典には、高遠藩主だった内藤家の現当主の長男の内藤頼克さんも参加し、「学校教育を考える大切な記念日を迎えることができ、藩主の子孫として喜びに感じる」と祝辞を述べました。
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しんわの丘ローズガーデンでバラ祭り始まる
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで、バラ祭りが4日から始まりました。
4日は、オープニングセレモニーが現地で行われ、中川泰実行委員長の開催宣言で祭りがスタートしました。
会場では、アンネのバラをはじめとする中輪から大輪系のものの他、アンジェラなどのつるバラが見ごろとなっています。
管理している伊那市振興公社によりますと、「6月中旬から下旬にかけて修景バラも見ごろになるので是非足を運んでほしい」と話していました。
バラ祭りは、19日日曜日まで行われ、期間中はバラの苗木の販売や育て方の講習会が開かれます。 -
しんわの丘ローズガーデン バラ祭り開催へ
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは4日からバラ祭りが行われます。
花は現在見頃を迎えています。
しんわの丘ローズガーデンの約10,000平方メートルの敷地に270品種のバラおよそ3,000株が植えられています。
遠くには中央アルプスと高遠町の景色を望むことができます。
2日はバラ祭り前にも関わらず多くの人が訪れていました。
今は大輪系やツルバラなど早咲きの花を中心に見ごろとなっています。
花は例年に比べて1週間ほど早く咲き始めたということです。
しんわの丘ローズガーデンは2007年にオープンし、バラ祭りは今回で14回目を迎えます。
2021年のバラ祭りには、およそ7,000人が訪れたということです。
しんわの丘ローズガーデンバラ祭りは4日から19日までです。
入園料は大人300円、子ども150円となっています。
祭り期間中はバラの苗木の販売や育て方講習会も開かれるということです。
土日にはシャトルバスが若宮臨時駐車場を発着に無料で運行するということです。
なお2023年6月には「ばら制定都市会議in伊那」が開催されるため、8月から2023年3月まで行われる改修工事期間は閉園になるということです。
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貞治の延命地蔵菩薩 展示1周年で式典
中川村にあった、高遠石工守屋貞治の石仏「延命地蔵菩薩」が伊那市高遠町の高遠町歴史博物館に移設され1周年の記念式典が15日開かれました。
15日は延命地蔵菩薩を寄託した東京都の新井将史さんと妻のミリアムさん、移設に協力した人たちを招き記念式典が行われました。
式典では、石仏の移設の様子を記録した映像が上映されました。
高遠石工・守屋貞治の石仏「延命地蔵菩薩」は中川村の新井さんの本家の墓地にありました。
新井さんは、東京で暮らしているため管理が難しいとして歴史博物館に石仏を去年寄託しました。
歴史博物館では、去年5月から展示していて、5月で一周年を迎えました。
高遠町歴史博物館の有賀克明館長は、「多くの方の協力があり石仏を博物館で展示することができた。本当に感謝しています」と話していました。
守屋貞治の石仏「延命地蔵菩薩」は歴史博物館の第一展示室で見ることができます。
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遠照寺 ぼたん祭りとお花まつり開催
開創1200年記念祭りが行われている伊那市高遠町三義の遠照寺で、ぼたん祭りが14日から始まりました。
ぼたん寺として知られている遠照寺の境内には、およそ180種類、2,000株のぼたんが植えられています。
遠照寺の檀家によりますと、今年は例年より一週間ほど早く咲きはじめ、現在三分から四分咲きとなっていて、見ごろは今週末だということです。
また14日は、お釈迦様の誕生を祝う仏教の行事お花まつりが行われました。
地区内の保育園児から小学1年生までの子ども16人が華やかな稚児装束をまとい、僧侶らとともに遠照寺の境内を歩きました。
お釈迦様が生まれた時に、天から甘い雨が降ったと言い伝えられていて、式典では参加者が釈迦の像に甘茶をかけて祝っていました。
松井教一住職は、「1200年の節目とぼたん祭りの開園をかわいらしいお稚児さんと一緒に祝えて仏様も喜んでいると思います」と話していました。
遠照寺の開創1200年記念祭りは、6月12日まで行われています。 -
イーナちゃんウォーキングカーニバル
景色を楽しみながら伊那市高遠町内を歩くイーナちゃんウォーキングカーニバルが15日行われました。
ウォーキングカーニバルには伊那市内を中心に約360人が参加しました。
今年は高遠城址公園を発着に、11キロを歩く健康ウォークの部、クイズなどをしながら7キロを歩くウォークラリーの部があります。
多くの人に気軽に参加してもらおうと、今年は新たに4キロのコースも設けられました。
コースの途中にはチェックポイントが設けられ、参加者はスタンプを押していました。
参加者は、景色を眺めたり写真を撮りながら楽しんでいました。
イーナちゃんウォーキングカーニバルは、生涯スポーツの一環として、地域の歴史に触れながらウォーキングを楽しんでもらおうと毎年開かれています。
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「伊澤修二と西洋音楽」 奥中教授が講演
伊那市創造館で開かれている企画展「高遠藩の軍制改革と伊澤修二」に合わせて、静岡文化芸術大学の奥中康人教授による特別講演会が、きょう開かれました。
奥中さんは、旧上伊那郷土館の伊澤修二に関する資料を活用して近代日本の音楽について研究しています。
伊澤修二は現在の東京芸術大学の初代校長を務め、唱歌を取り入れるなど近代日本の音楽教育の基礎を作った人物とされています。
奥中さんは、近代日本が取り入れた西洋音楽は、クラシック音楽ではなく軍隊を動かすための音楽だったと説明しました。幕末の日本でも軍隊を管理するのに太鼓やラッパが欠かせなくなったと話しました。
奥中さんは、幕末から明治にかけて残っている楽譜で、実際にスネアドラムを演奏しながら紹介していました。
奥中さんは、「修二は、少年時代に高遠藩で西洋式ドラムを習った経験がある。下級武士だった修二にとって出世の糸口となり、音で集団を動かした経験が、のちに音楽教育・唱歌教育につながったのではないか」と紹介していました。
現在、創造館では、高遠藩の軍制改革と伊澤修二と題した企画展を開催しています。
企画展は、6月27日まで、入場料は無料です。
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高遠町花の丘公園 八重桜見ごろ
伊那市高遠町の花の丘公園の八重桜が見ごろとなっています。
園内には、50種類2千本の桜が植えられていて、現在、八重桜が見ごろとなっています。
伊那市によると、八重桜は、今週中頃まで楽しめるということです。 -
上伊那33人含む県内460人感染
長野県内できょう新たに、上伊那地域の33人を含む460人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は33人で、伊那市で19人、箕輪町と南箕輪村でそれぞれ1人、駒ヶ根市で9人、辰野町で1人、 飯島町で2人、長野保健所管内で45人、松本保健所管内で41人、上田保健所管内で30人、飯田保健所管内で28人、諏訪保健所管内で27人、北信保健所管内で26人、佐久保健所管内で19人、大町保健所管内で8人、県外1人、長野市145人、松本市57人の合わせて460人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは61,504人で入院は161人、死亡は178人です。 -
板山露頭のアセビの花が咲く
伊那市高遠町の板山露頭に植えられたアセビの花が咲いています。
板山露頭にはおよそ60本のアセビが植えられています。
ジオパークガイドの伊東基博さんです。
板山地区に住む伊東さんら住民がアセビの管理をしていて、花は4月末まで楽しめるということです。
このほか国道152号沿いにも住民たちが植えた、およそ7万本のスイセンが咲いています。
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伊那市商工会女性部高遠支部 八重桜の花摘み
伊那市商工会女性部高遠支部のメンバーは、桜を塩漬けにした商品「桜志津久」に使う八重桜の花摘みを、24日に行いました。
24日は、高遠支部のメンバーおよそ20人が参加し、午前に花摘みを、午後は塩漬け作業を行いました。
高遠支部では、1984年から八重桜を塩漬けにし「桜茶」として高遠城址公園のさくら祭りで提供しています。
しかし新型コロナの影響で今年も含め3年連続で振る舞いが中止となりました。
それでも、市内のホテルや飲食店などで料理に使用している他、今年は長谷の道の駅で販売したジェラートにも活用されたということで、高遠支部では「今後も様々な形で提供できるようにしていきたい」と話していました。
今年は平年並みの40キロを摘み取ったということで、来年の3月まで塩漬けにする予定です。 -
遠照寺開創1200年記念 さくら祭り
ぼたん寺で知られる伊那市高遠町の遠照寺では、開創1200年記念祭にあわせて、さくら祭りが行われています。
参道には、開創1200年を記念した展示として、30本の傘に、新型コロナ終息や平和への祈りが込められた1,200羽の折り鶴が飾られています。
さくら祭りは17日までで、天候にもよりますが、あと2,3日は楽しめるということです。
このほかに、開創1200年を記念したイベントとして、新緑祭りやぼたん祭りも予定されていて、鶴などの展示は6月12日までとなっています。
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満開の高遠城址公園 高遠ばやし巡行
桜が満開の伊那市高遠町の高遠城址公園で伊那市無形文化財に指定されている高遠ばやしの巡行が12日行われました。花見期間中の巡行は3年ぶりとなりました。
12日は、伊那市内の有志でつくる桜奏会のメンバーおよそ20人が花笠に法被のいで立ちで公園内を練り歩きました。
高遠閣をスタートし公園内を1周するコースで、行きはゆっくりとした本囃子を演奏しました。
桜奏会では、花見客が訪れるこの時期に伝統の音色を楽しんでもらおうと園内での巡行を毎年行っています。
しかし2019年以降、新型コロナの影響でさくら祭り期間中の演奏は全て中止となり、昨夜は3年ぶりの演奏となりました。
帰りは、テンポが速くにぎやかな帰り囃子を演奏しました。
高遠ばやしの巡行は、15日(19時から 雨天中止)にも予定されています。 -
ポレポレの丘でスイセンが見頃
伊那市高遠町にある自然公園ポレポレの丘では100万本のスイセンが見頃を迎えています。
およそ2.5ヘクタールある園内には100万本のスイセンが咲いています。
ほかにもレンギョウやモクレンも見頃を迎えています。
11日の伊那地域は最高気温が26.2度まで上がり、10日に続き2日連続の夏日となりました。
花はゴールデンウィークいっぱいまで楽しめるということです。
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高遠城址公園ライトアップ
伊那市高遠町の高遠城址公園では、夜桜のライトアップが行われています。
園内には、LEDライトが設置され夜桜を幻想的に照らしています。
問屋門付近では地面にプロジェクションクションマッピングで花びらなどの映像が投映されています。
ライトアップは17日までの午後6時から午後10時までです -
三峰川の桜めぐりツアー
伊那市役所から高遠城址公園までを歩く、桜めぐりツアーが9日に開かれ参加者は三峰川沿いの景色を楽しみました。
午前9時に伊那市役所を出発して高遠城址公園を目指しました。
このツアーは三峰川の環境整備を行っている市民団体、三峰川みらい会議が桜の咲くこの時期に開いていて、今年で16回目です。
上伊那在住のおよそ15人が参加しました。
コースの途中では美篶青島の矢島信之さんが参加者に三峰川堤防の資料を配布していました。
矢島さんは「大正時代初めころの青島の堤防には、桜の木が1,500本植えられていたという資料がある」と説明していました。
高遠町に入ると桜が見頃を迎えていて、記念撮影をしていました。
参加者は高遠城址公園までのおよそ12キロのコースを3時間ほどかけて歩きました。
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伊那市高遠町下山田の牧場で火事
6日午後3時40分頃、伊那市高遠町下山田の牧場で火事がありました。
火事があったのは、伊那市高遠町下山田の竹内牧場です。
上伊那広域消防本部によりますと、けが人はいないということです。
この火事は、午後4時40分に鎮火しました。