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高遠在来とうがらしの七味唐辛子販売へ
生産者や飲食店主などでつくる高遠在来とうがらし保存会は、長野市の七味唐辛子メーカー八幡屋礒五郎の協力により、高遠在来とうがらしを使った七味唐辛子を30日に伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで販売します。
今回販売される七味唐辛子には、信州の伝統野菜に選定された高遠在来とうがらしの1つ「高遠てんとうなんばん」が使われています。
種の継承をしていこうと活動している高遠在来とうがらし保存会によりますと、高遠てんとうなんばんは、うまみ成分が多いということです。
高遠とうがらし七味は1本税込み880円で、今回約500本が製造されました。
この七味唐辛子は、30日に高遠町総合福祉センターやますそで開かれる高遠在来とうがらしフォーラムで販売されます。
フォーラムは、高遠在来とうがらし保存会が、その魅力を多くの人に知ってもらおうと初めて企画したもので、八幡屋礒五郎の九代目室賀栄助社長の講演などが予定されています。
フォーラムはすでに満席となっていて、保存会は後日その様子をインターネットで配信するということです。
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向山雅重の撮影写真から 「昭和の生活の知恵に学ぶ」
平成2年に亡くなった宮田村出身の民俗学者 向山雅重が撮影した写真を通して伊那谷や信州の食と暮らしを振り返る催し「昭和の生活の知恵に学ぶ」が伊那市高遠町の伊那市民俗資料館高遠なつかし館で10日行われました。
向山雅重は明治生まれの民俗学者で、平成2年に86歳で亡くなりました。
10日は21人が参加し、モニターに写真を写しながら学芸員による解説が行われました。
昭和39年の伊那市山寺の台所の写真です。
向山雅重が本に残したレシピから「高遠をこよなく愛する会」のメンバーがアレンジした「そばやきもち」が参加者に配られました。
これは伊那市内の一部地域で主食の一つとして食べられていたということです。
伊那市民俗資料館は10月24日に「もみじ祭り 秋のお茶会」を行う予定です。
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高遠高校福祉コース 防災学ぶ
伊那市高遠町の高遠高校の福祉コースは、今年8月の大雨による災害を受け、災害時にできることを学ぼうと、防災講座を19日初めて学校で開きました。
講座には福祉コースの1,2年生約40人が参加しました。
日本赤十字社長野県支部の救急法指導員の3人が講師を務め、三角巾を使った手当の方法を教わりました。
生徒たちは、基本の結び方やほどき方、たたみ方を教わった後、捻挫をした際に足首を固定する方法に挑戦していました。
高遠高校福祉コースでは、今年8月の大雨で、市内に避難指示が出され、県内でも各地で被害が発生したことから、災害時に高校生ができることを学ぼうと、初めて講座を開きました。
福祉コースでは今後も災害時における高校生の役割について学習を続けていくということです。
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高遠高校 進徳講座
高校生が社会人の体験を聞く進徳講座が14日に伊那市高遠町の高遠高校で開かれました。
講座は6つのグループに分かれて開かれ、このうち2年生の福祉コースの生徒は、長野県障がい者スポーツ協会副理事長の奥原明男さんから車いすバスケットボールを教わりました。
奥原さんは高校生の時にオートバイの事故で脊髄を損傷し、車いす生活になりました。
パラリンピックで車いすバスケットボールに選手として4回、コーチとして2回出場しています。
奥原さんは「車いすバスケットボールを体験して楽しさを知ってもらい、これからいろいろな人と出会う中で、どう生きていくのかを考えてほしい」と話していました。
1年生は、青年海外協力隊としてカンボジアに派遣され、今は長谷小学校の教諭をしている小山実央さんから話を聞きました。
小山さんは「日本はカンボジアに支援を行っていて、カンボジアは日本に親しみを持っている。日本と外国それぞれのあたりまえは違うが、その違いにも目を向けてほしい」と話していました。
また、小山さんが担任をしている長谷小学校3年生が元の歌をアレンジした、日本語やカンボジア語などが入った歌を披露しました。
進徳講座は毎年10月に行われていて今回で21回目です。
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一般に提供信大生のそば プロが熱血指導
信州大学農学部の学生有志は、伊那市高遠町の旧中村家住宅を改装した環屋で、今月末から、一般に手打ちそばを提供します。
この日は、高遠そばを提供する店主から熱血指導を受けました。
そば打ちを指導したのは、高遠そばを提供する壱刻の店主・山根 健司さんです。
山根さんは、店を営む傍ら、そばの品種にもこだわりたいと、信州大学農学部に入学し、現在博士課程で学んでいます。
指導を受けたのは、山根さんと同じ研究室の学生です。
この日は、午前と午後に分かれて、有志20人がそば打ちを行いました。
この研究室は、毎年、農学部の学祭で、「どんどん亭」と銘打って手打ちそばを提供していて、40年続く伝統だということです。
しかし新型コロナの影響で、去年の学祭が中止となったことを受けて、環屋から提案があり、去年から、高遠城址公園の新そば祭りに合わせて、環屋で手打ちそばを提供することになりました。
今年は、去年に続き2回目の出店となります。
この日は、当日そばを打つメンバ―の選考会を兼ねています。
20人の中から、山根さんが、5人ほどを選びます。
学生の中には、これまでに500食を打ったという強者もいます。
学生たちは、自作の手打ちそばをゆでて早速味わっていました。
信大生によるそばの店「どんどん亭」の環屋への出店は、10月30日、10月31日、11月6日、11月7日の4日間です。
4日間で300食ほどの提供を予定しています。
高遠町に伝わる伝統野菜の唐辛子を使った新メニューも現在開発中で、当日、提供を予定しています。
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伊澤修二記念音楽祭にむけ高遠北小で動画撮影
東京芸術大学の初代校長を務めた伊那市高遠町出身の伊澤修二をたたえる音楽祭が、今月30日に伊那文化会館で行われます。
音楽祭に出演する高遠北小学校で、事前指導のための動画撮影が、14日に行われました。
この日は体育館で、5~6年生が、当日披露する音楽劇を練習し、その様子の撮影が行われました。
毎年、出演する学校を対象に、東京芸術大学の教授による事前指導が行われています。
しかし、新型コロナの影響で直接、教授が伊那にきて指導することが難しいため、様子を撮影して動画を送り、指導を受けることになり ました。
高遠北小学校が披露するのは「きつねにだまされた話」という音楽劇です。
長藤に残る民話をもとにしたオリジナル作品で、藤沢に伝わる片倉音頭や、三義の獅子舞など、地元の民俗芸能が登場します。
子どもたちは7月末から練習をはじめ、2学期から本格的に、練習に取り組んできたということです。
高遠北小学校の子どもたちが出演する第35回伊澤修二記念音楽祭は、30日に伊那文化会館大ホールで行われます。
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サイクルツーリズムガイドの養成講座
伊那市の一般社団法人長野伊那谷観光局は自転車に乗り観光地を案内するサイクルツーリズムガイドの養成講座を9月27日に開きました。
9月27日の養成講座は伊那市高遠町の高遠城址公園内で開かれ、上伊那全域からおよそ20人が参加しました。
講師を務めたのは辰野町のまちづくりサイクルアドバイザーでガイドの小口良平さんです。
小口さんは8年半かけて世界157か国を自転車で旅をしたということです。
体験ガイドサイクリングでは参加者たちが基本的な自転車の扱い方を学んだほか、高遠町の香福寺などの観光地を巡るルートを走行しました。
この養成講座は、上伊那地域で活躍するガイドを養成するため、必要な知識やスキルを身につけてもらおうと長野伊那谷観光局が初めて開きました。
養成講座はあと2回開催されるということです。
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「おやまのおうち」 オープニングセレモニー
障がいのある子どもやその家族などが自然の中での暮らしを体験する伊那市高遠町山室の施設「おやまのおうち」のオープニングセレモニーが9月19日に行われました。
19日は「おやまのおうち」を運営するNPO法人フリーキッズ・ヴィレッジの関係者などが開所を祝いました。
「おやまのおうち」はNPO法人フリーキッズ・ヴィレッジが運営している自然体験施設です。
障がいのある子どもやその家族などを一時的に受け入れ、自然の中で昔ながらの生活を体験してもらうというものです。
その拠点となる築150年ほどの古民家を2018年8月からリノベーションしてきました。
セレモニーでは施設が完成するまでの工事の様子をまとめたスライドショーを見ていました。
施設での受け入れは去年7月頃から行っていて、オープニングセレモニーは去年4月に予定していましたが、新型コロナの影響で今回に延期されました。
「おやまのおうち」は農家民宿の申請手続きを伊那市観光協会にしているということです。
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石仏フィギュアの原料のペットボトルキャップ集める
江戸時代を中心に全国で活躍した高遠石工の石仏フィギュアを作る取り組みが進められています。
伊那市の高遠小学校は原料のペットボトルキャップを集めました。
4日は高遠小学校児童会長の伊藤美琴さんが、石仏フィギュアの製作を企画した伊那市地域おこし協力隊の吉澤祐佳さんに集まったペットボトルキャップを渡しました。
吉澤さんは木を薄く削った経木で作ったしおり、全校児童分をお礼として渡しました。
ペットボトルキャップは校内だけでなく地域住民からも集まり、およそ4万1,000個 82.3キログラム集まりました。
当初、ペットボトルキャップは1万2,500個集める予定でしたが、はるかに上回る量が集まりました。
吉澤さんは、製作する石仏フィギュアの数を増やすことを検討したいとしています。
集まったペットボトルキャップは石仏フィギュアにした後、カプセルトイ 通称・ガチャガチャにして、11月7日の高遠城下石仏ウォークの会場で販売する予定です。
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伊那と会津若松 親善交流20周年で調印
伊那市の旧高遠町地区と福島県会津若松市は親善友好盟約を締結し去年20周年を迎えました。
20周年を記念し、両地域がより交流を深めていくことを目指す親善交流書の調印式を5日オンラインで行いました。
5日は、伊那市役所と会津若松市役所がオンラインで結ばれ、調印式が行われました。
白鳥孝伊那市長と会津若松市の室井照平市長が親善交流20周年記念の親善交流書に調印しました。
会津若松市と旧高遠町は、2000年に親善交流盟約を締結しました。
江戸時代、高遠藩主だった保科正之が転封し会津松平家の藩主となったことが縁です。
伊那市からは、会津まつりに参加したり、名君 保科正之公の大河ドラマをつくる会が、会津若松市から人を招き生誕祭を開催するなどの交流が続いています。
今回は、20周年を記念し、より親睦を深めていこうと調印式が行われました。
会津若松市からは伝統工芸品 会津漆器の盃が贈られました。
伊那市の花・桜と会津若松市の花・タチアオイが描かれています。
伊那市からは山岳写真家の津野祐次さんが撮影した南アルプスの写真を贈りました。
調印式は、本来20周年を迎えた去年に行われる予定でしたが、新型コロナの影響で1年延期し5日行われました。
また、市役所1階市民ホールでは会津若松市の観光ポスター展が開かれています。
今後親善交流書の写しも展示される予定です。
観光ポスター展は15日までとなっています。
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高遠産唐辛子の普及へ 味噌ダレに合う新メニューお披露目
信州伝統野菜に認定されている伊那市高遠町に伝わる唐辛子「芝平なんばん」を使ったメニューが、27日にお披露目されました。
27日は、高遠町内で新メニューのお披露目会が開かれ、それぞれが芝平なんばんを使って味噌ダレを作りそれに合う料理を作りました。 -
認知症支援に理解を 高遠ダム「オレンジ色に」
伊那市高遠町の高遠ダムは、世界アルツハイマー月間に合わせ、認知症支援のテーマカラーの「オレンジ色」にライトアップされています。
国際アルツハイマー病協会と世界保健機関は、9月を世界アルツハイマー月間と定めています。
伊那市では、啓発活動の一環として、認知症について正しく知る機会にしてもらおうと企画しました。
高遠ダムは、21日から認知症支援のテーマカラーであるオレンジ色にライトアップされています。
ライトアップは30日までで、時間は午後6時半から午後10時の予定です。
10月10日には、伊那図書館で介護や認知症に関する相談会も開かれる予定です。
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故矢澤章一さんの資料繙く 高遠今むかし
伊那市の古い写真のデジタルアーカイブ化を進め、去年4月に91歳で亡くなった郷土史研究家矢澤章一さんの資料を繙く展示「高遠今むかし」が、高遠町歴史博物館で開かれています。
23日はオープニング式典が行われました。
会場には、矢澤さんが歴史博物館に寄託した品や、デジタルアーカイブ化した写真など約120点が展示されています。
矢澤章一さんは、1928年高遠町東高遠生まれで、去年4月に91歳で亡くなりました。
矢澤さんが使っていたカメラや、写真の整理に使用していたパソコンも展示されています。
矢澤さんは平成27年から伊那市から古い写真のアーカイブ化の委託を受け、27万点もの写真をデジタル化し、タイトルや説明を付け整理しました。
展示では、明治時代から現在にかけての高遠城址公園の変遷を写真で見ることができます。
23日は、矢澤さんの妻・たか子さんも会場に訪れていました。
矢澤さんの資料を繙く展示「高遠今むかし」は来年2月20日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。
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オンラインで藩校サミット
藩校をルーツに持つ長野県内の小中学校が学習の成果を発表する信州藩校サミットが23日オンラインで開かれ、伊那市高遠町の高遠小学校が進徳館での学びについて発表しました。
23日は信州藩校サミットがオンラインで開かれ、県内に11ある藩校のうち、今回5つの小中学校が参加しました。
高遠小学校は4年生が参加し、万延元年1860年に設立された高遠藩の藩校・進徳館について発表しました。
進徳館の歴史や、夏休みに行われる「進徳館夏の学校」で、論語の素読を行っていることなどを紹介しました。
コーディネーターを務めたジャーナリストの池上彰さんは、「論語は今は難しくても、大人になった時に生きていくヒントになります」と話していました。
サミットは、長野市松代町にある松代藩の藩校・文武学校の改修工事が去年完了したことから、藩校をルーツに持つ県内の学校が集まり学びの大切さについて考えようと長野市教育委員会が開きました。
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ほおずき提灯か商店街照らす
伊那市高遠町の商店街には、ほおずき提灯が飾られ夜の町並みを照らしています。
高遠町では、鉾持神社の合併祭に合わせ燈籠祭が開催されほおずき提灯が店の軒先などに飾られています。
しかし今年は、新型コロナの影響で祭りは、ほおずき提灯の飾り付けのみとなりました。
提灯はあすまで飾られるという事です。
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ペットボトルキャップで石仏のフィギュアを
江戸時代を中心に全国で活躍した高遠石工の石仏を広くPRしていこうと、ペットボトルキャップを原料にした石仏のミニフィギュアの製作が進められています。
14日は、企画した伊那市地域おこし協力隊の吉澤祐佳さんが高遠町の高遠小学校を訪れ、児童にフィギュアの原料となるペットボトルのキャップ集めの協力を呼びかけました。
製作するのは、勝間の大聖不動明王、桂泉院の延命地蔵菩薩、建福寺の不空羂索観音と、シークレットの4種類で、100体ずつ、合計400体を作ります。
地域の人も製作にかかわってもらおうと、原料はペットボトルキャップを使います。
1体作るのに必要なキャップは約30個、400体では1万2,500個が必要です。
子どもたちに石仏に興味を持ってもらう機会にしようと、高遠小学校の児童にキャップ集めを呼びかけることにしました。
作ったフィギュアは、カプセルトイ・通称ガチャガチャにして、11月7日の高遠城下石仏ウォークの会場で販売する予定です。
高遠小学校のほかに、高遠北小学校や伊那市役所にも協力を呼び掛けていて、今月末をめどにキャップを集めるということです。
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小松壽美さん風景写真展
伊那市長谷中尾の小松壽美さんの風景写真展が、高遠町の高遠さくらホテルで開かれています。
会場には、小松さんが撮影した風景写真24点が展示されていて、それぞれの季節の写真が6枚ずつ並んでいます。
小松さんは現在75歳です。
20代のころ、趣味で蒸気機関車の写真を撮影していましたが、その後仕事が忙しく、写真からは離れていました。
70歳を機に、富士山を中心に再び撮り始め、今回初めて写真展を開きました。
現在は「自然と美しい風景」をテーマに撮影しています。
この作品は、2019年に長谷で撮影されたものです。
幕岩と東駒ヶ岳が紅葉した様子をとらえたもので、鮮やかな色彩がこだわりだということです。
小松さんの写真展は、30日まで、高遠さくらホテルで開かれています。
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伊那市高遠町で熊が70代男性を襲う人身事故
6日午前8時ごろ、伊那市高遠町の月蔵山で、70代の男性がツキノワグマに襲われる人身被害が発生しました。
男性は、命に別状はないということです。
伊那市によりますと、ツキノワグマによる人身被害が発生したのは、伊那市高遠町東高遠の月蔵山の山中です。
キノコ狩りで訪れていた70代の男性が子連れのツキノワグマに遭遇し、親グマに右足をひっかかれたということです。
熊は逃げていったということです。
男性は自力で下山し命に別状はないということです。
伊那市ではこれをうけ、安心安全メールや防災行政無線で注意を呼びかけました。
市内では他に、8月下旬に西箕輪中条で親子と思われるツキノワグマが目撃されていて、伊那市猟友会が檻を仕掛けたということですが、6日現在捕まっていません。 -
高遠高校野球部に感謝を伝えるメッセージパネル寄贈
夏の全国高校野球選手権長野大会で3位となった伊那市の高遠高校野球部に、市民からの感謝の言葉を集めたパネルが13日に贈られました。
13日は、高遠高校で贈呈式が行われ、企画した伊那市地域おこし協力隊の吉澤祐佳さんと環屋の杉山祐樹さんが、選手にパネルを手渡しました。
高遠高校は、夏の大会で創部以来初めてとなる準決勝まで進み、優勝した松商学園に6対8で敗れたもののあと一歩のところまで迫りました。
地域を元気にしてくれた野球部に感謝の気持ちを伝えようと、7月下旬にスーパーや市役所にメッセージカードを設置したところ、5日間で588人分が集まったということです。
メッセージカードは、縦1m・横1.5mのパネルに入れ、プレゼントしました。
パネルは、正面玄関前の廊下に飾られているということです。 -
高遠町歴史博物館で「出征兵士と家族の肖像展」
伊那市の高遠町歴史博物館で出征兵士と家族の肖像展が開かれています。
展示されているのは第二次世界大戦で上伊那から出征した人達の写真や、戦時中に使用されたカメラなど67点です。
戦後シベリアに抑留された人が書いた記録や、出征する人の武運を願い贈られた寄せ書きもあります。
高遠町歴史博物館の職員は、「戦争を知らない世代にも、当時の様子を感じてもらいたい」と話していました。
この展示は22日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
入館料は一般は400円、高校生以下は無料です。 -
最高気温36.7度 今年一番の暑さ
伊那地域の5日の最高気温は36.7度となり今年一番の暑さとなりました。
伊那市高遠町にある和菓子店の千登勢では、涼を求めかき氷を食べる人たちの姿がありました。
伊那地域は、午後1時59分に36.7度と今年一番の暑さとなり、この夏5回目の猛暑日となりました。
また南箕輪村の大芝高原では、子どもたちが元気に遊んでいました。
長野地方気象台によりますと、高気圧に覆われ、南から暖かい空気が流れ込んでいるため、6日も暑くなりますが、7日からは天気が崩れると予想しています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後3時半現在、熱中症とみられる症状で2人搬送されたということです。
伊那市の80代女性は草取りをしていたところ動けなくなり搬送され、南箕輪村の70代の女性は10日ほど前から体調不良を訴えていて、5日搬送されたところ熱中症と診断されたということです。
いずれも中等症で伊那市内の病院に搬送されたということです。 -
高遠小学校6年が美術館で校外学習
伊那市高遠町の高遠小学校6年生が校外学習で信州高遠美術館で開かれている、木版画家の山岸主計など郷土出身の作家の作品を7月19日に鑑賞しました。
信州高遠美術館では、生誕130年記念山岸主計展が開かれています。
図工の授業で行う木版画の参考にしようと、児童31人は美篶出身の山岸主計の作品を鑑賞しました。
作品はスケッチのように、見た風景、印象をそのまま表現した多色刷りが特徴で会場にはおよそ120点が展示されています。
児童は「色が綺麗で、自分でも真似してみたい」と話していました。
他に高遠町在住で水彩画家の伊澤潔さんの作品も鑑賞しました。
里山の生き物や自然を描いた細密画です。
高遠小学校では児童たちに郷土作家の優れた作品を鑑賞し、表現方法を学んだり創作意欲を高めてもらいたいとしています。
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保育園の園庭に羊を放牧
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園では3頭の羊を園庭で放牧しています。
高遠第2・第3保育園では、動物とのふれあいの場にしようと地域の人から羊を借りて園舎東側の園庭に26日から放牧しています。
去年9月にも羊を1頭借りていました。
その時借りていた、メスの羊「P―ちゃん」です。
今年、出産した2頭の子羊と一緒に保育園にやってきました。
羊には、園庭の草を食べてもらいます。
地域住民でつくる「高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会」が園庭に柵を張るなど飼育環境を整えたということです。
30日は、園児たちが羊と触れ合っていました。
羊は、9月頃まで借りる予定で、その間園児たちは、水やりや糞の後始末等羊の世話を行います。
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高遠野球部感動をありがとう!
夏の全国高校野球長野大会で活躍した高遠高校野球部に地域住民の感動や感謝の気持ちを書いてもらう「寄せカード」が、伊那市高遠町の旧中村家環屋などで24日から始まりました。
高遠高校野球部は創部以来初めてのベスト4に進み、惜しくも松商学園に6対8で敗れました。
大活躍した高遠高校野球部に感動や感謝の気持ちを書いてもらい、大きなパネルにして贈呈しようと、環屋と伊那市地域おこし協力隊の吉澤祐佳さんが共同で企画したものです。
24日から地元のコンビニエンスストアなどに回収ボックスを設置しメッセージを寄せてもらいます。
回収BOXとメッセージカードの設置は、28日までとなっています。
設置場所は、ニシザワ高遠食彩館・環屋・セブンイレブン伊那笠原店と高遠小原店で市役所と高遠町総合支所は26日からとなっています。
集めたカードはパネルに貼って高遠高校野球部に贈るということです。
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高遠高校22日準決勝
夏の全国高校野球長野大会で準決勝に駒を進めた伊那市の高遠高校は22日、第一シードの松商学園と対戦します。
22日の午前中、高遠高校のグラウンドでは練習が行われていました。
夏の大会で初めてシード権を獲得した高遠は初戦、阿智に11対4、3回戦は田川に8対1、4回戦は、飯田OIDE長姫を10対4で破り1985年の創部以来初めてのベスト8進出を決めました。
高遠の快進撃は続き、準々決勝は、上田染谷丘を10対3で破りました。
選手たちは22日、投手と内野の連携プレーの確認などをしておよそ4時間、汗を流しました。
準決勝で対戦する松商学園とは、春の県大会で対戦していて、13対2で敗れています。
高重陽介監督は、「相手より先に仕掛ける展開を作っていきたい」と話していました。
また、井澤伶央主将は、「リベンジしたい」と意気込んでいます。
快進撃を支える選手がいます。
3年生の小松洸稀君です。
中学生から野球を始めた小松君は、高重監督のもとでプレーしたいと思い入部しました。
高遠高校では、公式戦で勝つために何ができるかを自分で考えることをモットーにしていて小松君は、選手にしか出来ないサポートをしようと考えました。
誰よりも早くグラウンドに来て整備などの準備を行います。
あと2勝で甲子園出場となる高遠は、22日の午前9時30分から松本市野球場で松商学園と対戦します。
伊那ケーブルテレビでは、22日の午後5時15分から臨時ニュースで試合結果などをお伝えします。
尚、試合の模様は午後7時から122chで録画放送します。
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東ティモール選手団 8人が濃厚接触者に
13日から20日まで伊那市で東京オリンピックの事前合宿をしていた、東ティモール選手団10人のうち、8人が新型コロナウイルスの濃厚接触者だった事がわかりました。
伊那市によりますと13日に来日した際に乗っていた飛行機で新型コロナの陽性者の近くに座っていたため、濃厚接触者に指定されたと言う事です。
市と選手団は17日に県から連絡を受け、その後は全ての練習を中止し、ホテルに滞在していたと言う事です。
市では滞在期間中、毎日選手団や職員のPCR検査を行い、全員が陰性だったと言う事です。
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高遠高校野球部 創部初ベスト4
第103回全国高校野球選手権長野大会の準々決勝が松本市野球場で18日行われ高遠が上田染谷丘を10対3で破り創部以来、初めてのベスト4進出を決めました。
高遠は初回ノーアウト満塁のチャンスを作ります。
4番小池のタイムリーツーベースで2点を先制します。
さらに7番小松のヒットなどでこの回5点を奪います。
高遠は3回にも1点、5回にも2点を追加し、リードを広げます。
18日は日曜日ということもあって球場には多くの地元の人たちも応援にかけつけていました。
好投を続けてきたエース登内は5回裏に上田染谷丘の2番滝沢に3ランホームランを打たれます。
9回表には1アウト満塁の場面で3番湯田のタイムリーヒットで2点を追加し、10点目をあげます。
エース登内は5回に3ランホームランを浴びたものの、9回を155球1人で投げぬき10対3で勝ち、ベスト4進出を決めました。
勝った高遠は22日に第一シードの松商学園と対戦します。
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東ティモール選手団 伊那で事前合宿
東京オリンピックに出場する東ティモールの選手団が事前合宿のため、13日伊那市に到着しました。
13日午後6時30分過ぎ、宿泊先となる高遠さくらホテルに東ティモールの選手団10人を乗せたバスが到着しました。
ホテルの玄関では、住民や市の関係者などおよそ30人が選手たちとの距離を十分とるなど感染対策をして出迎えました。
東ティモールからは3人がオリンピックに出場します。
出場するのは競泳の50メートル自由形に男子と女子それぞれ1人と、陸上の男子の1,500メートルに1人です。
選手団の代表で東ティモールオリンピック委員会のマテウス委員長は「オリンピックに向けてしっかりと準備をさせて頂きます」と挨拶しました。
選手団は新型コロナ感染防止策として毎日PCR検査を行う他、一般の利用客と会わないようホテルの裏口から出入りを行います。
東ティモール選手団は20日まで伊那で事前合宿を行いその後東京の選手村に入る事にしています。 -
東ティモール選手団 13日来伊 宿泊先準備
東京オリンピックに向けた事前合宿で、東ティモールの選手団が13日から7泊8日の日程で伊那市を訪れます。
宿泊先では、受け入れの準備が行われています。
選手たちが宿泊する高遠町の高遠さくらホテルです。
感染防止対策として、選手団は建物の裏口から出入りします。
裏口から入ると、一般のフロアとの仕切りがあり、選手団専用の食事会場と客室のみ行き来することができます。
食事会場は、コロナ対策として対面しないよう席が配置されている他、間隔が空けられています。
食事は、東ティモールで食べられている料理を参考にしたものや和食を提供する予定だということです。
一般の人が使う1階のレストランは、通常通り営業します。
客室は、2階と3階がフロア単位での貸し切りとなっていて、一般客とは接触しないようになっています。
また、清掃スタッフも一般フロアと分けて対応するということです。
選手3人を含む10人の選手団は、13日に伊那を訪れ6日間市内で練習をし、20日に東京の選手村に向かいます。 -
高遠町中区住民らが太陽光発電設備施設の設置 反対署名を提出
伊那市高遠町西高遠の住民が町内への太陽光発電施設設置に反対する署名を5日伊那市に提出しました。
5日は高遠町西高遠中区の山川俊二区長ら5人が伊那市役所を訪れ、町内への太陽光発電施設の設置に反対する署名533人分を白鳥孝市長と飯島進議長に提出しました。
太陽光発電施設建設予定地は町の中心部で以前、料理屋があった場所です。
現在は元経営者の住宅を建設していますが、その横に発電施設を建設したい意向だということです。
中区住民は発電施設の施行業者から連絡を受け、初めて建設について知ったということです。
施工業者が先月に住民説明会を開く予定でしたが、住民の反対署名が集まっていることから開かれていません。
山川区長は「高遠の景観が損なわれることや近隣住民が反射光の影響をうける心配がある」と話していました。
白鳥市長は「住民の思いを重たく受け止める。議会で条例化を目指したい」と話していました。
伊那市の発電設備設置に関するガイドラインでは住民の同意がないと設置は受理できないと定めています。