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内藤とうがらし普及へシンポジウム
旧高遠藩主、内藤家ゆかりの内藤とうがらしに関するシンポジウムが17日伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。 内藤とうがらしは、旧高遠藩主内藤家が屋敷のあった今の東京新宿で栽培していたとされています。 シンポジウムはその内藤とうがらしを地域活性化に活用しようと活動している住民グループ高遠版内藤とうがらしプロジェクトが開いたものです。 会場には七味唐辛子の生産メーカーや農産物加工グループなどおよそ70人が集まり意見交換をしました。 シンポジムで長野市の株式会社八幡屋礒五郎の室賀豊社長は「内藤とうがらしと一般の唐辛子では見た目は同じ物。差別化をどう図っていくかを考えなければならない。」と話していました。 シンポジウムではほかに内藤とうがらしを使った、おやきやなめたけなどの試食会も開かれ、参加者が味わっていました。 高遠版内藤とうがらしプロジェクトでは出された意見を参考に商品開発や普及活動に取り組んでいくということです。
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高遠小学校統合30周年記念音楽会
高遠小学校の統合30周年を記念して2日、記念式典と音楽会が開かれました。 昭和59年に旧高遠町の旧高遠小学校と旧河南小学校が統合して今年で30年になります。 旧高遠小は現在の高遠町図書館の南側にありました。 旧河南小はJA上伊那東部支所の南にあり、現在も当時の校舎が残っています。 記念式典では児童が作った高遠だるまの目入れが行われ、30周年を祝いました。 音楽会では2年生が、旧高遠小校歌と旧河南小校歌を斉唱すると、一緒に歌っている人もいました。 30周年記念式典実行委員長の伊東洋明さんは、「両校の伝統をこれからも引き継いで行って欲しい」と話していました。
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高遠町弘妙寺 イチョウのじゅうたん
伊那市高遠町の弘妙寺では、イチョウの葉が落ちて黄金色の絨毯が広がっています。 弘妙寺の境内には樹齢数百年のイチョウの木があり、12日の冷え込みで葉が一気に落ちました。 弘妙寺では、毎年この風景を楽しみに訪れる人もいるということで、13日までこのままにしておくということです。
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沖縄と高遠 介護予防体操で交流
沖縄県読谷村と伊那市高遠町のボランティアグループが6日、伊那市でそれぞれの介護予防体操を披露し交流しました。 交流研修会では、転倒や介護予防を目的とした介護予防体操を披露しました。 長野と沖縄、リズムや手の動きに違いがありますが慣れてくると音楽にあわせ体を動かしていました。 伊那市を訪れたのは、沖縄県読谷村のゆいまーるボランティアグループのメンバー30人で、伊那市高遠町の「いきいきサポーター高遠」と交流しました。 互いの体操を考案した健康運動指導士の藍早瀬さんが縁となり、平成22年から交流をしています。 かつて沖縄県は、長寿県でしたが、最近では食事のかたよりや若い世代の健康への意識が低くなっているという事です。 読谷村では、「この研修を通して、山岳県長野の良い点を参考に、若い世代からの健康への意識づけのきっかけにしたい」と話していました。
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高遠城址の秋まつり
250本のカエデが色づき始めた伊那市高遠町の高遠城址公園で秋まつりが1日から始まりました。 春とは違う風情を楽しんでもらおうという高遠城址の秋まつりは、今年で12回目になります。 高遠城址公園には、1,500本のコヒガンザクラと250本のカエデがあり、秋は、園内が赤や黄色に色づきます。 園内には、菊や内藤トウガラシも展示されているほか、信州そば発祥の地をピーアールする新そばまつりが同時開催されています。 高遠閣では、地元産の新そばを使った高遠そばの販売が行われています。 訪れた人たちは、焼き味噌で味わう高遠独特のそばを味わっていました。 信州そば発祥の地伊那をアピールしようと実行委員会は、10月20日の行者そばまつりから4週連続でイベントを行っています。 今回の新そばまつりは、第3弾、2日から第4弾として国道361号沿線の麺を集めた山麓一の麺街道フェスタが高遠城址公園内の特設会場で行われることになっています。 高遠城址の秋まつりは、10日までの予定で、期間中は、物産販売や高遠ばやしの演奏なども計画されています。
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伊那市高遠町金井地区で長芋の収穫始まる
伊那市高遠町上山田の金井地区では長芋の収穫が始まりました。 高遠町上山田の金井地区では長芋の生産が盛んに行われています。 収穫の最盛期は11月上旬ですが、田中きし子さんの畑では11月1日から高遠城址公園で始まる秋まつりに出す長芋の収穫が行われています。 葉が枯れ始めると収穫を迎えます。 田中さんは、秋まつりに出荷できるよう毎年5月の始めに苗を植えています。 作業は5日前から始まっていて29日も朝から収穫作業に追われていました。 長芋を、一本一本傷がつかないよう、木の棒を使って手作業で抜いていきます。 金井地区の長芋は粘りがあり味が濃いのが特徴で毎年地元をはじめ県外客からも好評だということです。 美味しさの理由は土にあるといいます。 赤土で石がなく、さらさらしていることが長芋にとって良い条件だということです。 長芋は高遠城址の秋まつりで、5キロ2500円で販売される他、とろろそばにも使用されることになっています。
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この秋一番の冷え込み 伊那地域最低気温3度
28日の伊那地域の最低気温は3度でこの秋一番の冷え込みとなりました。 伊那市高遠町の弘妙寺では、ここ数日の冷え込みで紅葉が赤く色付きはじめています。 弘妙寺は標高およそ1,000メートルにあり高遠町の寺で一番高い位置にあります。 境内や裏山の紅葉はここ数日の冷え込みで赤く色付きはじめています。 28日の伊那地域は晴天による放射冷却で最低気温は午前6時32分に11月上旬並みの3度を記録しました。 長野地方気象台によりますと29日は雲がかかり、気温も平年なみに戻ると予想しています。
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高遠小学校5年生 音楽劇の指導受ける
26日の第27回伊澤修二記念音楽祭に出演する伊那市内の小学校2校の児童が18日、東京藝術大学の准教授から音楽劇の指導を受けました。 このうち高遠小学校では、5年生36人が指導を受けました。 高遠小学校の児童は音楽祭で、太平洋戦争中に生き残った象を見るために、子ども達が列車に乗って動物園に行った話「ぞうれっしゃよはしれ」を音楽劇で披露します。 音楽祭は、伊那市高遠町出身の伊澤修二が当時の東京音楽学校、現在の東京藝術大学の初代学長を務めたことが縁で毎年開かれています。 指導したのは、東京藝術大学の山下薫子さんです。 山下さんは「台詞は一言ずつ気持ちを込めてはっきりと言いましょう。迫力のある演技を本番でも披露してください」とアドバイスしていました。 第27回伊澤修二記念音楽祭は26日(土)に開かれます。 一部は午前9時20分から高遠町文化体育館で、二部は午後2時30分から伊那文化会館で開かれ、高遠小学校は一部に出演します。
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本の町高遠町定着へ 古本市
本の町を定着させようと高遠町の本の町高遠プロジェクトは19日と20日の2日間、旧北条ストアーで古本市を開いています。 本の町高遠プロジェクトは、高遠町を本の町にしようと活動していて、毎年ブックフェスティバルを開催しています。 年に1度の活動ではなかなか本の町が定着しないと考え、毎月1度「月並古本市」を開くことにしました。 今回は松本市の古本専門店の協力を得て1回目の市が開かれました。 会場には地元高遠高校の美術専攻の生徒と卒業生が描いた作品が展示されていて、落ち着いた雰囲気になっています。 今回は松本の古本専門店で2,000円以上購入した、先着30人に猫まんじゅうがプレゼントされています。 「第1回月並古本市」は20日まで開かれています。
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ひと夏過ごし牛たちが里へ
夏の暑い時期を伊那市高遠町の入笠牧場で過ごした牛たちが、18日それぞれの畜産農家のもとへ帰っていきました。 標高1,500メートルほどの入笠牧場は、JA上伊那が管理運営しています。 広さは、約300ヘクタールです。 今年は、6月6日に南信地域の牛40頭が放牧されました。 8月の中間検査の際19頭が山を下ったため今日は残る21頭の下牧です。 牛たちは、列になって、体重をはかったり衛生検査を受けました。 検査を終えた牛たちは、飯田や諏訪、上伊那方面別にトラックに載せられていました。 この放牧は、最盛期には200頭ほどいたということですが、今年は種牛がいなかったこともあり40頭にとどまりました。 乳牛のホルスタインを中心に暑さをしのぎながら足腰を強くするのが目的です。 雨が少なく、えさとなる牧草の伸びも悪かったということですが、体重は1割から2割増え一回り大きくなって山を下っていきました。 一時問題になったニホンジカによる牧草の食害も個体数調整などによりこのところ沈静化しているということです。
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伊那愛犬主催 ドッグショー
南箕輪村のペットショップ伊那愛犬が主催するドッグショーが、12日、伊那市高遠町の高遠城址公園駐車場で開かれました。 ドッグショーには、県内外から50種類218頭がエントリーしました。 伊那愛犬が主催するのは8年ぶりです。 年齢ごと3つのクラスに分け、同じ品種の中から1頭ずつ代表を選びます。 その後、代表に選ばれた50頭からそれぞれのクラスで順位を決めていきます。 審査員は、適正な大きさや骨格であるかどうかや、歩く姿や毛並みなどをチェックしていました。 出番を待つ参加者は、毛並みを綺麗に見せる化粧をしたり、ブラッシングをするなどしていました。 会場では、あすとあさっても別のクラブが主催するドッグショーが開かれます。
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高遠石工に注目 特別展きょうから
江戸時代、高遠から全国各地に出向き、石仏や石塔などを作った石工の資料を集めた特別展が9日から伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています 特別展「高遠石工 鑿(のみ)に込めた想い」は、江戸時代ブランドとして認められていたとされる高遠石工の作品について広くしってもらおうと、企画されました。 会場には、高遠町歴史博物館や図書館、個人が所蔵する資料、89点が展示されています。 江戸時代に高遠藩内の農家では、農閑期の現金収入を得る為に、石仏や石塔作りなどをしていました。優れた腕を持つ人達は、全国各地に出向き、高遠石工と呼ばれました。高遠藩では、石工の活躍により、1856年には、税収のおよそ半分を石工が占めたという事です。 現在確認されているだけで、北は青森県から南は山口県まで19都県で高遠石工によってつくられた石仏があります。 このうち、江戸時代後期に336体の石像をつくった守屋貞治の資料では、伊勢の殿様から菩薩像を作った褒美で受け取った「数珠」が展示されています。 この数珠は、守屋家に代々伝えられ今回初めて、一般に公開されました。 博物館によると、お金の代わりに数珠を受け取った、貞治の無欲さや仕事に対する姿勢を表す品だという事です また、1839年に戦国武将武田信玄の墓の、石垣などを改修した時の仕様書や注文書などといった、石工の仕事について知る貴重な資料が展示されています。 この特別展「高遠石工 鑿(のみ)に込めた想い」は、12月15日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
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高遠しんわの丘ローズガーデンのバラ見ごろ
12日から14日まで秋のバラ祭りが開かれる、伊那市高遠町の高遠しんわの丘ローズガーデンのバラが見頃を迎えています。 しんわの丘ローズガーデンは休耕田を利用し整備したバラ園で、およそ8,800平方メートルの敷地に172種類、2,160本のバラが植えられています。 ローズガーデンは、高遠町が一望出来る場所にあり、今は香りの強いホワイトクリスマスや、散り終わるまでに花の色がオレンジから赤へと変わる、アンネのバラなどといった種類のバラが、一番の見頃を迎えています。 また、ローズガーデンの一部にはアルプスの山をかたどった花壇が新設されています。 バラを管理する伊那市振興公社では、「バラ祭りを前に今が見頃。台風が迫っているので心配」と話していました。 高遠しんわの丘ローズガーデンの「秋のバラ祭り」は12日から14日までの3日間開かれます。
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高遠町出身の小説家、島村利正展
伊那市高遠町出身の小説家、故島村利正さんに関する展示会が、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 島村さんは戦後の日本で高く評価された作家で、数々の賞を受賞し、芥川賞候補にも選ばれたことがあります。 生涯で残した作品は長編が4作、短編が50編におよびます。 木曽川を舞台にした、短編作品、蘇水峡の原稿は鉛筆で書かれています。 会場には写真や机など、執筆活動に関するものが多数並べられています。 また島村さんは釣りが大好きで天竜川でもよく釣りをしたそうです。 島村利正さんの展示会は11月10日(日)まで高遠歴史博物館で開かれています。
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少年野球上伊那選手権大会
上伊那の小学生の野球チームが参加する少年野球上伊那選手権大会が伊那市内で5日と6日の二日間開かれました。 6日は伊那市高遠町の高遠スポーツ公園総合運動場で準決勝と決勝、3位決定戦が行われました。 大会には今年の春季大会・秋季大会・辰野大会で上位となった16チームが出場しました。 決勝では紺のユニフォームの伊那市の伊那北スポーツ少年団と白のユニフォームの辰野町の辰野エンゼルスが対戦しました。 試合の結果、4対2で辰野エンゼルスが勝利し、優勝しました。 大会長の今井秀一さんは、「どのチームも春先と比べ、練習を積んで上達している。野球を通じて身体的にも精神的にも成長してほしい」と話していました。
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おたっしゃ教室発表会
高齢者の健康づくりのために伊那市高遠町の12地区で行われている「おたっしゃ教室」の発表会が9月24日、総合福祉センターやますそで開かれました。 発表会には教室の参加者などおよそ300人が参加し、健康体操を披露しました。 おたっしゃ教室では、地域の高齢者が健康づくりのために月に2回ほど筋力アップや転倒予防の運動を行っています。 教室の指導や運営は伊那市が養成した「いきいきサポーター」が中心となって行っています。 発表会ではいきいきサポーター養成講座の修了生も体操を披露し、参加者も一緒になって体を動かしていました。 ある参加者は、「みんなで楽しく体を動かせてよかった、座ったまま出来るところがいい」と話していました。
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伊那市出身 池上さん 「高遠城の再現図」を寄贈
伊那市出身で東京都に住む空間デザイナー池上 典(のり)さんは、絵図や文献を参考にして描いた江戸時代の高遠城の再現図を、伊那市に寄贈しました。 26日は、市役所を訪れた池上さんに、白鳥孝市長から感謝状が贈られました。 伊那市に寄贈されたのは、3枚の高遠城の再現図です。 「総構図(そうがまえず)東方を望む」は、伊那市側から見た鳥瞰図。 「総構図 西方を望む」は、長谷側から見た鳥瞰図。 「本丸御殿図(ごてんず)」は高遠城本丸を描きだしています。 絵図や文献を参考にして、グリッドという罫線を用いて、広さ、大きさ、奥行き、高低差などを正確に描いたということです。 池上 典さんは、伊那市日影出身で、現在は、東京都日野市に住んでいます。 空間デザイナーとして活躍していて、大阪市立歴史博物館、阪神淡路大震災メモリアルセンターなどのデザインを手がけています。 自ら編み出したグリッドを用いて完成時の予想図を描く透視図技法で、高遠城の再現に挑戦しました。 資料が限られているため、建物などは想像も入っているということですが、江戸時代後期の高遠城の姿が描き出されています。 池上さんの高遠城再現図は、伊那市高遠町歴史博物館で管理され、11月頃から公開される予定です。 伊那市では、タブレット端末で古地図と現在地をリンクさせて歴史を楽しむアプリ「高遠ぶらり」などで、この再現図を活用していきたいとしています。
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風情豊かに 燈籠祭
豊作と無病息災を感謝する鉾持神社の秋の例祭、燈籠祭が22日と23日に行われました。 籠祭では各家庭が笹竹に、ほおずき提灯を飾り夜になると商店街は赤く色付きます。 提灯の灯がともるなか伝統の高遠囃子の演奏が行われました。 この日は和服で商店街を散策する人たちの姿がみられ高遠囃子を聞いたり、提灯をバックにして写真を撮るなどそれぞれ祭りを楽しんでいました。 祭りでは他に子ども神輿の練り歩きもあり、子どもたちの元気な掛け声が賑やかに響いていました。
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南アルプスジオパークマップ刷新
南アルプスのジオパークの魅力を観光客にわかりやすく紹介するためのマップが刷新されました。 マップは南アルプスジオパーク協議会が作成しました。 南アルプスの雄大な山々と深い渓谷や伊那市と飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村の動植物、文化、歴史などの写真も掲載されています。 高遠エリアでは、高遠城址公園、高遠温泉さくらの湯などの観光地が、長谷エリアでは、戸台の化石資料室やその学習会の様子などが紹介されています。 また、入笠山山頂からの眺めの他、鹿嶺高原から仙丈ヶ岳を望む写真なども掲載されました。 片面は南アルプスの地図に見所が記されています。 マップは伊那市創造館や長谷ビジターセンターなどに設置されています。
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映画「山姫」 伊那市高遠町で撮影
南箕輪村出身の大学生高木清香さんが監督を務める映画「山姫」の撮影が15日伊那市高遠町で行われました。 15日は、地元住民などから募ったエキストラを交えてクライマックスとなる祭りのシーンを撮影しました。 高木さんは日本大学芸術学部映画学科の4年生で、卒業制作として自ら脚本を手がけた映画「山姫」の監督を務めます。 山姫はふるさとをテーマにしていて、故郷に帰った若者が家族のために奮闘する姿を描きます。 撮影は伊那谷フィルムコミッションの協力のもと、6日から始まり、19日まで行われる予定です。 高木さんは、「いろんな方に協力をしていただいたので、恥ずかしくない、面白い作品を作り上げたいです」と話していました。 作品の完成は来年1月を予定しています。
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長藤四日市場で鎧兜の調査
伊那市教育委員会は、高遠藩最後の藩主内藤頼直が高遠町長藤の四日市場地区にある神社に寄進した鎧兜の確認調査を9日行いました。 四日市場では、寄進された鎧兜を公民館で保管していましたが、後世に残していこうと高遠町歴史博物館に預けることにしました。 市の学芸員によると明治4年1871年、頼直は高遠城の武器蔵や江戸の上屋敷に保管されていた鎧兜などを旧領域内の神社100か所に寄進していて、これまでに13点が確認されているということです。 鎧兜などは、高遠町歴史博物館で保管されることになっています。
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木下五郎さん 彫鍛金展
駒ヶ根市在住の金属造形作家で日展の評議員を務める木下五郎さんの彫鍛金展が8日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 会場には日展などに出展した作品を中心に36点が飾られています。 この作品展は、木下さんが去年10月に「夢現幻」という作品を伊那市に寄贈したこと、第52回日本現代工芸美術展で「幽玄―相」という作品が文部科学大臣賞を受賞したことを記念して開かれたものです。 「幽玄」は4部作となっていて、会場にはそのうちの2つ「無」と「如」が展示されています。 幽玄には銅やアルミなどが使われていて、信州の森をモチーフにしているということです。 木下五郎彫鍛金展は来月14日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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高遠城下まつり
高遠城下まつりが7日伊那市高遠町の中心市街地で行われ、訪れた人でにぎわいました。 まつりでは、中心部を通る国道361号が歩行者天国となり、ふるまい餅が配られました。 高遠城址公園近くで狼煙があがると高遠北小学校の児童による「孤軍高遠城」が披露されました。 孤軍高遠城は武田信玄の五男・仁科五郎と織田軍との戦いを表現した舞です。 4年生から6年生までの33人が、夏休み前から練習をしてきたという舞を披露しました。 ステージが設けられたおまつり広場では、高遠太鼓保存会と高遠中学校による高遠太鼓などが披露されました。 本通りには飲食の露店も並び、多くの人でにぎわっていました。
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絵島の法要
江戸時代、伊那市高遠に流され生涯を終えた大奥の女中「絵島」を偲ぶ法要が7日蓮華寺で行われました。 今年で273回目となる法要には30人ほどが参列し、蓮華寺にある絵島の墓に花を手向けました。 絵島は7代将軍家継の母に仕えていた大奥の女中です。 絵島は、幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流され、一生を終えました。 絵島の恋仲と言われる歌舞伎役者の生島は東京都三宅島に流されました。 法要には、絵島・生島の縁で友好提携をしている三宅島から櫻田昭正三宅 村長も参列しました。 参列した人たちは、絵島を偲び、冥福を祈っていました。
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高遠高校文化祭「兜陵祭」あすまで一般公開
伊那市高遠町の高遠高校文化祭「兜陵祭」が31日から始まりました。 生徒玄関前には、全校制作のモザイクアートが展示されています。 写真はクラスマッチなどのイベントで撮影されたもので、およそ3,000枚が使われています。 体育館では、福祉コースによるキッズ王国が行われ、輪投げや風船プールが設けられました。 キッズ王国では、図書委員による紙芝居の読み聞かせも行われ、子どもたちは耳を傾けていました。 高遠高校の文化祭「兜陵祭」はあすも一般公開が行われ、時間は午前11時から午後2時半までです。
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ラス・デュエンデスのフラメンコライブ
伊那市高遠町のフラメンコ愛好家でつくるラス・デュエンデスのフラメンコライブが25日、伊那市のいなっせで行われました。 ライブは結成5周年を記念して行われたものです。 ラス・デュエンデスは、フラメンコ舞踊家の羽生田由佳さんを中心に平成20年に伊那市高遠町で結成されたフラメンコサークルです。 メンバーは子どもから大人まで幅広く、上伊那を中心に諏訪や下伊那などから集まって活動しています。 羽生田さんは「大好きな信州で家族や仲間、地域の人との絆を大切にしながらフラメンコの情熱を伝え続けていきたい」と話していました。
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高遠さくら発電所平成28年4月 運転開始へ
県企業局は、自然エネルギーの普及・拡大を目的に高遠ダムに発電所を建設します。 運転開始は平成28年4月を予定しています。 26日夜、高遠町地域自治区地域協議会が開かれ、県の担当者が計画について説明しました。 発電所は、高遠ダムの放流設備付近に建設されます。 愛称は高遠さくら発電所で、総事業費はおよそ2億8千800万円です。 発電所は、すでに設置されている放流設備を有効活用するものです。 平成24年7月に施行された「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を活用することで、1年間の売電収入は4千8百万円、維持にかかる経費などを差し引いた利益は、3千3百万円を見込んでいます。 これにより、買取制度の対象期間である20年間に6億6千万円の純利益が見込まれると試算しています。 現在実施設計の段階で、平成27年度に本体工事、平成28年度運転開始を予定しています。
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守屋山の化石を市に寄贈
伊那市高遠町藤沢出身の守屋益雄さんが子どもの頃から高遠町の守屋山で集めていた化石およそ100点を伊那市に寄贈しました。 26日は伊那市創造館で寄贈式が行われました。 守屋さんは子どもの頃から家の近くの守屋山に登り興味を持っていた化石や岩石を集めていました。 その展示会が伊那市創造館で開かれたことから、貴重な資料として管理を市にしてもらいたいと、今回寄贈することにしました。 守屋山の化石はおよそ2千万年前のものといわれています。 その頃は海底でその後、海底火山で隆起したということでカキやハマグリなど貝の化石が多く見つかっています。 県の自然観察インストラクターも務めている守屋さんは「南アルプスの成り立ちを研究する資料として役立ててもらいたい。」と話していました。
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上山田区民ソフトバレー大会
伊那市高遠町上山田区の区民ソフトバレーボール大会が25日、伊那市高遠町の高遠小学校で開かれました。 大会は、上山田公民館が区民のつながりを深めようと昭和47年から毎年開いているもので、今年で42回目になります。 25日は上山田区5常会の7チーム、中学生から70代のおよそ200人が参加しました。 ゲームは9人制のソフトバレーボールで老若男女が歓声を上げて楽しみました。 公民館長の前田裕敏さんは「先代から受け継がれてきた、区民の親睦の機会を大切にして、これから先も続けたい」と話していました。
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西澤 由美子さん水彩画展
伊那市高遠町在住の西澤 由美子さんのカラフルで、空想的な水彩画展が、信州高遠美術館で開かれています。 高遠町在住の西澤さんは、現在56歳。40歳の頃から、時間を見つけては趣味で絵を描き始めました。 個展を開くのは今回2回目で、高遠美術館では初めてです。 会場には10年ほど前に描いたものから近作まで、22点が並んでいます。 身近にあるものや、友達から聞いたストーリーなどを膨らませて、浮かんできたイメージを絵にしていくという西澤さん。 地元高遠をイメージして描いたという絵もあります。 西澤由美子さんの水彩画展は、9月1日(日)まで、信州高遠美術館で開かれています。