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農家食堂こかげ 元気づくり支援金優良事例に選定
伊那市高遠町藤沢で農業振興、地域活性化などをめざし去年オープンした、農家食堂こかげ。 運営が順調な滑り出しを見せる中で、県の元気づくり支援金の優良事例として選定されました。 去年4月にオープンし、2年目を迎えた伊那市高遠町藤沢にある農家食堂こかげ。 地元の主婦が、地元の米や野菜をふんだんに使った食事を提供しています。 料理や、店の雰囲気がいいと好評で、リピーターも定着しています。 22日の日替わりメニューは、ピーマンの肉詰めでした。その日収穫された野菜によってメニューが決まるということです。 店のオープンの備品購入などには、長野県の地域発元気づくり支援金から、450万円の助成を受けています。 平成24年度の支援金を受けて上伊那で実施された事業のうち優良事例2事業の一つにこかげを運営するやさい村信州高遠藤沢郷の活動が選定されました。 やさい村信州高遠藤沢郷は、藤沢産の野菜の美味しさを広げたいと、活動を始めました。 1年目の2010年には、高遠町のイベントで、野菜たっぷりの肉まんを提供しました。 食堂こかげに続く牧場。この辺りはごみが多く捨てられていましたが、2年目の2011年には、住民を巻き込んで整備作業を行いました。 3年目、整備された里山に、こかげが建設されました。 こかげなど2事業が選ばれた上伊那の優良事例発表会は、10月頃に開かれる予定です。
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高遠おやきの会 園児と手作り
伊那市高遠町の主婦でつくる高遠おやきの会は21日近くの保育園でおやき作りをしました。 21日は高遠おやきの会の会員4人が高遠第一保育園を訪れ、年長園児18人とおやき作りをしました。 園児に郷土食を知ってもらおうと保育園が依頼し初めて行ったものです。 高遠おやきの会は伝統食を後世に伝えていこうと去年発足し、手作りのおやきを地域のイベントなどで販売しています。 園児は生地を伸ばしてあんこを包んでいきました。 10分ほどで蒸しあがると、園児はできたてのおやきのにおいをかいでいました。 作ったおやきは、おやつに園児全員で味わいました。
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高遠小と石巻の児童が交流
東日本大震災の復興支援活動として19日、伊那市高遠町の山室川で高遠小学校児童と石巻の児童の交流会が開かれました。 交流会は去年に引き続き2回目で被災地の人達とふれあう事で、今後の復興支援活動を考えるきっかけにして欲しいとNPO法人フリーキッズ・ヴィレッジが開いたものです。 交流会は高遠小6年西組児童15人と石巻の児童9人が参加して、19日と20日、川遊びや肝試しなどをして交流します。 高遠小6年西組ではアルミ缶や古本などを換金したお金で大工道具を購入し石巻へ送る活動をしています。
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カヌーやボートの無料体験
伊那市高遠町の高遠ダム湖でカヌーやボートの無料体験会が9日と明日の2日間開かれます。 9日は親子連れが訪れ、カヌーを体験しました。 無料体験は、B&G海洋センターが海のスポーツの普及のため毎年行っているものです。 子ども達はライフジャケットをつけ、カヌーを楽しんでいました。 カヌー・ボートの無料体験は明日も行われます。 9日の伊那地域の最高気温は34.6度と真夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、この暑さは今後2週間ほど続くということです。
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透明樹脂を使ったオーナメントづくり
小学生を対象にしたオーナメントづくりが今日伊那市高遠町の高遠閣で行われました。 9日は市内を中心に40人の児童とその保護者が参加しました。 これは信州高遠美術館が行っているもので、東京芸術大学の学長が信州高遠美術館で作品を展示したことなどが縁で毎年学生を講師に迎えています。 オーナメントは、夏らしく涼しげなものにしようと学生らが考えたもので、ねんどで作った型の中に透明な樹脂を流し込んで作ります。 子どもたちは思い思いの形に型を作り、絵を描いたり貝殻を入れていました。 樹脂の流し込みは学生が行い、子どもたちは作品にやすりをかけて形を整えました。 学生は、「子どもたちに工作の楽しさを知ってもらえたら嬉しい」と話していました。
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台湾の小学生が高遠小で人形劇披露
台湾の小学生でつくる人形劇団が7日、伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ、人形劇を披露しました。 高遠小学校を訪れたのは、台湾の平等国民小学校の児童でつくる人形劇団のメンバー15人です。 子供達は、飯田市で開かれている人形劇のイベントに参加する為に来日しています。 300年以上の歴史を持つ、台湾の伝統的な人形劇「布袋戯(プータイシー)」と呼びます。子供達は、木と布で出来た、大きさ30センチほどの人形を使い、劇を披露しました。 今回の伊那市での上演は、台湾の教育の礎を築いた、東京芸術大学の初代学長伊澤修二と、その弟伊澤多喜男の出身地である伊那市と、台湾の民間レベルでの交流を深めようと、伊那市の住民有志のグループが企画しました。 このグループでは、「小学生から大人まで幅広い年代を巻き込み、交流をおこなっていきたい」としています。 台湾の子どもたちは明日、伊澤修二ゆかりの地などを見学し、9日にいいだ人形劇フェスタに出演する予定です。
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熱気溢れた伊那まつり
第41回伊那まつりが3日と4日に開かれました。 市民おどりには88団体およそ6,500人が参加しました。 今年の伊那まつりは、「翔(はばたけ)」をテーマに行われ、3日の市民おどりでは、88団体およそ6,500人が熱気あふれる踊りを披露しました。 「伊那節」と「勘太郎月夜唄」を後世に伝えていこうと、去年に引き続きコンテストも行われ、22団体が優秀賞に選ばれました。 4日は、伊那市役所周辺で花火大会が開かれました。 花火大会には、73番組、およそ4,000発の花火が、打ち上げられました。 フィナーレを飾った音楽花火では、音楽に合わせ、色とりどりの花火が打ち上げられ、今年の第41回伊那まつりを締めくくりました。
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福島県の親子伊那でリフレッシュツアー
福島第一原発の事故の影響を受けている福島県在住の親子を伊那市に招待し、自然に触れてもらう「信州伊那谷親子リフレッシュツアー」が伊那市高遠町で行われています。 参加しているのは福島県南相馬市と飯舘村の8組19人の親子です。 福島第一原発事故後、安心して外で遊ぶことができない子どもや不安に思う親達に、自然の中でリフレッシュしてもらおうと、今回初めて開かれました。 27日に始まったこのツアーは、上伊那地域の住民有志で作るボランティア団体「伊那谷リフレッシュプロジェクト」が企画したものです。 29日は高遠町の三義交流館やまびこで、木工教室が開かれました。 プロジェクトのメンバーと地域ボランティア13人が講師を務め、木の船や鉄砲の作り方を教えていました。 信州伊那谷リフレッシュプロジェクトでは、ツアー前に寄付金を募ったところ、100万円以上が集まり、来年以降の実施も検討しています。 参加者は3泊4日のツアーの中で、そば打ちやブルーベリー狩りなどを体験しました。
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伊澤さんの昆虫植物微細画展
伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで、伊澤潔さんの微細画展が開かれています。
伊澤さんは伊那市高遠町でデザイン会社を経営しています。
伊澤さんの微細画には必ず昆虫と草花が一緒に描かれていて、「普段見過ごしがちな虫や草なども、この絵を通して感じ、再発見してもらいたい」と話していました。
微細画展は伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで30日まで開かれています。 -
東京の三宅小と高遠北小が交流
伊那市と友好関係にある、東京都三宅村の三宅小学校の児童が22日、高遠北小学校を訪れ百人一首や合唱で交流しました。
22日は、三宅小5年生の13人が高遠北小を訪れ5年生12人と、交流しました。
三宅村と旧高遠町は昭和45年に友好町村盟約を結んでいて、平成7年から、三宅小と同じ規模の高遠北小が交流を行っています。
児童らは、午前中の校舎見学で打ち解けて、午後は百人一首や合唱をして交流をしていました。
お別れの会では、三宅小の代表が、「次は海のある三宅小へ来て、一緒に海で泳ぎましょう」と挨拶しました。 -
高遠高校のあり方提言
高遠高等学校将来像検討委員会は、コース制の発展や地域との連携など高遠高校のあり方についての提言をまとめました。
22日は、伊那市高遠町で検討委員会の会議が開かれ、委員長の白鳥孝伊那市長から高遠高校の石城正志校長に提言書が手渡されました。
検討委員会では生徒の減少傾向が続く高遠高校を地域づくりの中核校として魅力あるものにしようと去年10月から検討を重ねてきました。
提言はコース制の発展と将来を見通した仕組みづくりや、学校・地域との連携のさらなる発展、交通の利便性の確保など5つの項目が挙げられています。
将来を見通した仕組み作りでは少子化を見通し、現行の3クラス4コースをベースにした新たな仕組みが必要だとしています。
地域との連携では学校と地域をつなぐ専門の団体を設置し交流を活発化させることが望まれるとしています。
定員120人の高遠高校は平成19年度から今年度まで7年連続で定員割れとなっています。
石城校長は「提言をもとに一つ一つ取り組んでいきたい。」と話していました。
平成28年に高校再編計画の素案作成が予定されていることから、8月には委員長の白鳥市長と石城校長ら関係者が県教育委員会を訪れ、地域高校のあり方についてまとめた今回の提言を再編計画に活かすよう要望することにしています -
消防ウォークラリー2013開催
小学生のうちから防災に関心を持ってもらおうと、「消防ウォークラリー2013」が20日、伊那市高遠町の高遠スポーツ公園で開かれました。
消防ウォークラリーは「様々な防災を体験することで家庭内での防災意識の向上や、地域の防災リーダーとしての素養を培ってもらおうと」毎年、伊那消防署が開いているものです。
高遠スポーツ公園一帯には、バケツを使った水運びや消火ホースの延長、煙の中を歩く体験など5つの課題が用意されていました。
今日は伊那市内の小学1年から4年まで10チーム、40人が参加して各チーム協力しあいながらタイムを競っていました。 -
資源を活かした地域づくり
伊那市高遠町と長谷地域で田舎暮らしを体験するエコツアーを毎年実施している東京のNPO法人環境文明21が11日、伊那市長谷総合支所で意見交換会を開きました。
意見交換会は人材や環境を活かして地域の活性化を図ろうと開かれたもので、地域住民を含む11人が集まりました。
意見交換では、高遠、長谷地区で観光や文化、スポーツなど様々な分野で活躍している人達に協力してもらってはどうかという提案や、
情報発信元として先月オープンした、ビジターセンターを活用して欲しいといった意見が出されました。
環境文明21では、長谷、高遠のファンを増やせるように、魅力あるエコツアーを計画する予定です。 -
元高遠町長伊東義人さん葬儀、しめやかに
今月13日に亡くなった、旧高遠町の最後の町長、伊東義人さんの葬儀が、17日伊那市高遠町でしめやかに行われました。80歳でした。
伊東義人さんは、昭和25年から旧河南村役場に勤務しました。
町村合併後の昭和39年からは旧高遠町役場に務め、総務課長などを歴任し、平成4年12月からは高遠町助役に就任しました。 -
芝平山絵図虫干し
高遠領6カ村と諏訪領12カ村の山の境界線が書かれた芝平山絵図の虫干しが、15日伊那市高遠町上山田の芝平公民館で行われました。
芝平山絵図は、今から305年前の1708年宝永5年に作られ、300年以上守り継がれています。
江戸時代五代将軍末期、伊那領の6カ村と諏訪領の12カ村の間で山の所有権を巡る争いが起きていました。
芝平山絵図は、その紛争を治めるため江戸幕府が決裁書として双方に渡したものです。
芝平山絵図の虫干し行事は、伊那市無形民俗文化財に指定されていて、毎年7月15日に行われます。
この日は当時の高遠6カ村御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場、芝平の区長や総代ら15人が参加しました。
虫干しは6カ村が持ち回りで担当していて、来年は御堂垣外が担当するということです。 -
ワンコインガイドの収益寄付
伊那市観光ボランティアガイド、いーなガイドの会は高遠城址公園の桜祭り期間中に行った、ワンコインガイドの収益を伊那市に寄付しました。
11日は、いーなガイドの会会長の武田宏さんなど4人が市役所を訪れ、「ワンコインガイド」の収益、37,500円を白鳥孝伊那市長に手渡しました。
「ワンコインガイド」は500円で高遠城址公園内の桜の見所を案内するサービスで、今年は75件の利用がありました。
いーなガイドの会は現在46人で、今年から春日公園のガイドも始め、好評だということです。
武田さんは、「桜の里作りに役立ててもらいたい」と話していました。 -
高遠北小とブラジル人学校交流
伊那市の高遠北小学校の児童と箕輪町のブラジル人学校コレージョ・デザフィーオのこども達が、7日、一緒に歌うなどして交流しました。
7日は、高遠北小学校で音楽会が開かれました。
各学年による合奏や合唱など15の演目が披露されました。
この音楽会に、箕輪町三日町にあるブラジル人学校コレージョデザフィーオのこども達20人が参加しました。
ブラジルの子どもたちは、歌や演奏、ダンスを披露しました。
両校はともに小規模学校であることから、今年度に入り交流しています。
演目のひとつ「幸せなら手をたたこう」では、日本語とポルトガル語で歌いました。
高遠北小学校では、「なかよしの輪を広げよう」を目標にしています。
音楽会には、地元の保育園や高遠高校の生徒も招かれ、演奏を披露していました。
演奏会の最後は、6年生の歌声に合わせて、子ども達が手をつないで退場しました。
高遠北小学校とコレージョデザフィーオでは、今後もイベントを通して交流していくということです。 -
中央構造線 板山露頭を整備
日本ジオパークに認定されている南アルプス中央構造線にある板山露頭の整備作業が30日行われました。
中央構造線は日本最大級の断層で、伊那市高遠町の国道152号沿いを走っています。
板山露頭は南アルプスジオパークでは最も北に位置していて地質の違いからその断層をはっきりと見ることができます。
30日は板山露頭周辺を管理している、板山生産森林組合の組合員が植樹や、法面を崩落した岩の撤去作業を行いました。
日本ジオパークに認定されてから中央構造線に注目が集まり、その様子を見ることができる板山露頭を訪れる人も増えているということです。
組合では訪れた人たちに気持ちよく見学してもらおうと、定期的に整備作業を行っています。
組合では板山露頭を日本の成り立ちを学ぶ学習の場となるよう環境を整えていきたいとしています。 -
京都工芸の精華展
京都府で活躍する工芸作家の作品が並ぶ京都工芸の精華展が29日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。
会場には人間国宝から神栄まで、第一線で活躍する作家が所属するグループ作家集団工芸京都のメンバーの作品50点が展示されています。
この作品は、人間国宝村山明さんの作品で、ケヤキを使った9角形の容器です。
角が奇数のものは偶数よりも作るのが難しく、正確な形を作るには鍛錬が必要だということです。
作家集団工芸京都が県内で展示会を開くのは今回が初めてです。
京都工芸の精華展は7月31日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
伊那市成人式のあり方を検討
伊那市の来年度以降の成人式のあり方について考える検討委員会が26日夜、発足しました。
この日は、区長会や公民館・成人者代表など14人が集まり、初会合が開かれました。
成人式は、平成18年に伊那市と高遠町・長谷村が合併して3年間は、それぞれの市町村ごとに実施しました。
その後、平成21年度からは、公民館単位の10会場で開催されています。
高遠町・長谷地域は正月に、旧伊那地域は、お盆に実施しているため、開催時期の検討のほか、市全体で統一して実施するのか、従来どおり公民館単位とするのかなど、開催方法や運営方法を検討します。
委員からは、「公民館単位だと、中学校の同級生にしか会えない。高校時代の友人にも会いたい」、「合併したので、このあたりで区切りをつけては」といった一体化を推す意見が出た一方で、「高遠町・長谷地域は出席率も100%に近く、和気あいあいとした雰囲気で同窓会のようにもなっている。市全体では人数が多すぎる。」「中学時代の恩師が招かれるなど、公民館単位ならではの良さがある」といった従来での実施を望む声も出ていました。
検討委員会では、7月中に、平成26年度に成人を迎える対象者のうち伊那市在住者800人を対象に、成人式に対するアンケート調査を行うほか、伊那市のホームページで市民からの意見も募集していきます。
委員会では、9月まで、3回の検討会を開き意見を集約する予定で、来年度以降の成人式から反映させたい考えです。 -
行ってよかった日本の城 全国8位
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の行ってよかった日本の城2013で、高遠城址公園が全国8位に選ばれました。
これは、世界規模の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が、旅行者の投稿した口コミを基に独自の計算方法でランキングしたものです。
ランキングでは、高遠城址公園が8位に選ばれました。
1位には熊本県の熊本城が選ばれた他、松本城が4位に入っています。
地域別では、高遠城址公園は東日本で2位となっています。
伊那市では「来てくれた方が満足してくれることが1番。これからも城址公園の魅力を全国に発信していきたい」と話していました。 -
危険地域を理解 住民が研修
土砂災害など地元の危険地域について理解を深める研修会が16日伊那市高遠町で開かれました。
研修会は自然災害に対する防災意識を高めようと伊那市高遠町地域を対象に開かれたものです。
これまでに土砂災害や地すべりなどが発生した地域5か所で地元住民や消防団が集まり、信州大学名誉教授の北澤秋司さんの話を聞きました。
このうち松倉地区には60人が集まりました。
松倉地区では平成18年7月豪雨で山の崩落の危険があることから地元住民が安全な場所へ避難しました。
北澤名誉教授は「三六災害の時は空梅雨で雨が降らないと思っていたら突然記録的な大雨となった。今年は状況が似ているので気をつけた方が良い。」と話していました。 -
今年度は65万9千円の黒字見込み
伊那市は高遠城址公園の平成25年度収支の見込みをまとめました。
それによりますと平成25年度は65万9千円の黒字を見込んでいます。
高遠城址公園の管理収支は、公園運営に役立てようと伊那市が始めてまとめたものです。
さくら祭り期間中はおよそ22万3千人が訪れ入園料は1億円。
他に駐車場利用料などを合わせて、収入は1億2千万円。
一方支出は公園管理委託料など収入とほぼ同額で、年間収入は65万9千円を見込んでいます。
市では、さくら祭りの入園者数22万3千人が黒字のボーダーラインだとして入園者増のほか経費削減などに取り組みたいとしています。 -
熱中症の症状で79歳女性を搬送
17日正午頃、伊那市高遠町で79歳の女性が熱中症とみられる症状で搬送されました。
伊那消防署によりますと、搬送されたのは79歳の女性です。
女性は屋外で草取りをしたあと、温度の高くなった室内で掃除をしていて具合が悪くなり、家族が通報したものです。
命に別状はありませんでした。
長野地方気象台によりますと、17日の伊那地域の最高気温は31・6度となりました。
暑さは17日がピークで、明日午後以降は気温が下がるということです。
伊那消防署管内で今年に入って熱中症とみられる症状で搬送されたのは9人目だということです。
伊那消防署では、熱中症を防ぐために「部屋の温度が28度を超えないようにすること、水分補給を心掛けること」などを呼びかけています。 -
高遠町出身の小説家 島村利正の講演会
伊那市高遠町出身の小説家、島村利正に関する講演会が15日高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
文芸雑誌「新潮」の元編集者で、昭和46年から十年間島村利正の担当を務めた岩波剛さんが島村利正について話しました。
島村利正は明治45年高遠町に生まれ、昭和56年に亡くなりました。
昭和32年の「残菊抄」は芥川賞候補となりました。
高遠町の情景が登場する作品を残しています。
現在はほとんどが絶版となっていて、作品は高遠町図書館などで読むことができます。
講演会は、高遠町公民館の公民館講座「高遠町桜大学」の一環で開かれたもので、130人ほどが訪れました。
岩波さんは、「島村さんのモチーフは故郷と戦争。明治から昭和まで大変な時代を小説家として生き抜いた人物だった」と話していました。 -
ローズガーデンでバラの鉢植え講習会
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでバラの鉢植えの講習会が12日、開かれました。
この講習会は、育て方を知りもっとバラを身近に感じてもらおうと、住民有志でつくるバラ友の会が開いたもので、今回が初めてです。
この日は伊那市振興公社の下島一樹(しもじまかずき)さんがヘンリーフォンダという品種の苗を使って植え付け方を教えました。
下島さんは苗を人に例えながら、うまく呼吸ができるように通気性や栄養を考えながら土を入れることが大切だと教えていました。
講習会にはおよそ20人が参加し、あまり知る機会がないバラの植え付け方に聞き入っていました。
下島さんは「育てやすいバラもあるので、ぜひ多くの人に育ててもらいたい」と話していました。
今月の講習会は19日と26日の水曜日にも行われる予定で、時間は午前10時と午後2時からとなっています。 -
しんわの丘ローズガーデン バラ祭り開幕
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが、8日から始まりました。
この日は、オープニングセレモニーが行われ、関係者が開幕を祝いました。
しんわの丘ローズガーデンは、中央アルプスや高遠町の町並みを一望できる公園で、広さ8千平方メートルの敷地には、126種類、およそ2千600本のバラが植えられています。
今年は霜の被害などもあったということですが、ほとんどのバラが順調に育っているということです。
セレモニーで白鳥孝伊那市長は「バラと風景を一緒に楽しめる場所。伊那を代表する観光地になりつつある」とあいさつしました。
ローズガーデン創設の際に寄付をした、高遠町に事業所を置く伸和コントロールズ(株)の幸島宏邦(こうしまひろくに)社長は「年々素晴らしい場所になってきている。みなさんの憩いの場としてますます活用してもらえれば」と話していました。
バラ祭りは、30日日曜日までで、期間中は写真教室やバラの育て方相談などが行われます。
バラ祭り期間中の入場料は200円で、中学生以下は無料となっています。
バラは来週末から見ごろを迎えるということです。 -
孤軍高遠城伝承会 東京で踊りを披露
伊那市高遠町の住民などでつくる孤軍高遠城伝承会は、9日に東京都新宿区で開かれる民謡大会で初めて踊りを披露します。
7日は、9日の本番を前に伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで最後の全体練習が行われました。
孤軍高遠城は、武田信玄の5男・仁科五郎盛信と織田軍との戦いを表現した舞です。
伝承会は、高遠の歴史を後世に伝えようと去年10月に発足しました。
新宿区では、1年に1回開かれている民謡大会に友好都市である伊那市から三味線や日本舞踊などの団体を毎回呼んでいて、今回は初めて伝承会が招かれました。
新宿区民謡大会は、9日日曜日に新宿文化センターで開かれます。 -
入笠牧場に放牧 牛のびのびと
夏の間、急斜面で足腰を鍛え、涼しく過ごしてもらおうと伊那市高遠町のJA上伊那が管理する入笠牧場に、6日、牛が放牧されました。
トラックに乗せられた牛が、次々と牧場に運ばれてきます。
上伊那のほか、諏訪や飯田の10軒の農家から、40頭の牛がこの夏をすごします。
去年は、80頭ほどが放牧されましたが、今年は、種をつける雄が入手できなかったため、牛の妊娠を希望する農家が別の牧場に預けたことから数が減りました。
牛は、一列に並べられ、一頭一頭、体重測定、衛生検査が行われます。
検査が終わった牛は、300ヘクタールの牧場に放たれます。
放牧されるのは、6ヶ月から1歳半の雌牛が中心で、初産を前に、体を鍛えさせるのが目的です。
預けている間はえさ代が浮き手間が省けるほか、夏の暑さをしのぐことにもつながります。
今年は、雨が少なく牧草の生育はあまりよくないということですが、牛たちは早速牧場を駆け回ったり草を食んだりしていました。
牛は、5か月間涼しい高原で過ごし、10月上旬に下牧する予定です。 -
職場体験前に事前学習
伊那市の高遠中学校の2年生は4日、職場体験学習を前に地域の人を学校に招き、仕事についての話を聞きました。
4日は、美容師や自衛隊員、飲食店経営者など9人を招きました。
これは、今月2日間の日程で行われる職場体験学習を前に、働くということについて事前に学んでもらおうと、キャリア教育地域支援有志団体ワンプラスなどが企画したものです。
会場には9つのブースが用意され、2年生51人はそれぞれ講師の話を聞きました。
生徒らは、2人1組になって感想を話していました。
高遠中学校の職場体験学習は、26日と27日の2日間行われます。