-
夏山シーズン本番 山開きの入笠山賑わい
6月に入り、夏山シーズンもいよいよ本番です。
伊那市高遠町、長谷、富士見町の堺にある入笠山が山開きとなり、多くの登山客が山歩きを楽しみました。
諏訪盆地から伊那谷まで、360度のパノラマを楽しむことができる入笠山山頂。
八ヶ岳、北アルプス、遠くにはうっすら富士山も見えます。
この日山開きとなった入笠山の山頂には、県内外から多くの登山客が訪れていました。
標高1955メートルの入笠山は、車で行くことができる御所平から、およそ30分ほどで頂上まで登ることができ、初心者でも登りやすい山です。
この日、登山客の中には、子どもや女性の姿も多く見られました。
山頂まで登ってきた小学生は「大変なところもあったけど、頂上まで来て綺麗な景色が見られて、また登りたいという気持ちになった」と話していました。
御所平では、山開きに合わせて安全祈願祭が行われ、伊那市と富士見町の関係者や登山客が、夏山シーズンの安全を祈願しました。
伊那市の酒井茂副市長は「南アルプスの中でも、仙丈などに比べて距離が短く安全も確保された山。大勢の人に登ってもらいたい」と話していました。
入笠山の登山期間は秋の雪が降り始める頃までとなっています -
高遠小学校で30周年記念運動会
伊那市高遠町の高遠小学校で統合開校30周年記念運動会が1日行われました。
1日は全校児童231人が23種目を行いました。
高遠小学校は、昭和59年に旧高遠小と旧河南小が統合し、現在の場所で開校して今年で30周年になります。
毎年秋に運動会を行っていましたが、記念式典を秋に行うことから、今年度は初めてこの時期に開催しました。
30周年にちなんだ「台風30号」という種目には3.4年生が出場し、竹の棒を持って精一杯走っていました。
小池眞利子校長は、「全校が心を一つにして練習し、精いっぱい取り組むことができた。この行事を皮切りに一年間を記念の年として盛り上げていきたい」と話していました。 -
隣接の上山田区に協力を申し入れ
新しいごみ中間処理施設の建設について上伊那広域連合は5月31日夜、建設候補地の隣接区、伊那市高遠町上山田区に建設の協力を申し入れました。
この日は上伊那の8市町村長が上山田公民館を訪れ、上伊那広域連合の白鳥孝連合長が上山田区の伊藤尊幸対策委員長に協力を申し入れました。
伊藤委員長は「大変重たい宿題をいただいた。近い家は300メートル、遠い家は2キロ以上。それぞれ考え方も違ってくるので、意見を聞いて、要望を集約したい」と話していました。
地元要望について広域連合では、既に建設同意を申し入れている建設候補地の地元区、桜井区・北新区と同様、7月末までの報告を求めています。
この日、会場には地元住民およそ70人が会場に集まりました。
住民からは「運搬車輌による渋滞や、歩行者の安全性を考えて導入路を2本にしてほしい」「地元の発展につながるようなネーミング、付帯施設の建設をしてほしい」などの意見が出されました。
また、伊藤委員長は「これまで対策委員会で協議してきた内容を十分に理解した上で進めて欲しい」と訴え、これを受け白鳥連合長は「これまでの考えを踏襲して、地元区同様の対応をとっていきたい」と話していました。
広域連合では、建設同意については桜井区、北新区に対し今年12月までの回答を求めていて、地元区2区に上山田区を含めた最終合意の調印については来年11月頃を目指しています。 -
高遠さくら祭り反省会
今年の高遠城址公園のさくら祭りを総括する反省会が31日伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれました。
反省会には、祭りに関係した各機関や団体の代表など40人が出席しました。
最盛期となった4月13日土曜日と14日日曜日の交通渋滞について意見や解消策の提案が相次ぎました。
13日は、大型バスや普通乗用車など1935台、14日は、1907台が市営駐車場を利用しました。
出席者からは、「駐車場があいているにも関わらず連携がとれなかった」「白山トンネルが渋滞し危険だった」「今年は使用しなかった三峰川の山田河原駐車場は必要」などの意見がありました。
これに対し伊那市の原武志商工観光部長は、「駐車場のどこに空きがあり、渋滞状況はどうなっているかを一元管理する必要がある」として、センター方式の導入も視野に入れ検討する考えを示しました。
このほか、「桜の色が悪く花が少なかった」「将来に向けた桜の保護育成が必要」などとする意見も多くありました。
これに対し市側は、「出来ることはすべて施し、来年の花見シーズンに備えたい」と答えていました。
今シーズン、高遠さくらまつり期間中の有料入園者数は、去年を4万8000人上回る22万3,233人で、累計800万人も達成しています。 -
「高遠ぶらり」でジオパークを歩く
携帯情報端末用のアプリ「高遠ぶらり」を利用して南アルプスジオパークの見どころをめぐるイベントが26日行われました。
イベントには市内外から20人ほどが参加し、高遠町の板山露頭や長谷の美和ダムなどを見学しました。
このイベントは携帯情報端末用アプリ「高遠ぶらり」に、4月に南アルプスジオパークの地質図が新しく追加されたことを記念して開かれたものです。
長谷の美和ダムでは、長谷地域自治区長の中山晶計さんが「ダムの建設で105戸の家や100町歩あった農地が水没することになった」などと説明していました。
26日に見学した内容は、アプリのバージョンアップに役立てるということです。 -
進徳館の日 教育精神受け継ぐ
幕末の1860年、高遠藩主内藤頼直が創設した藩校「進徳館」の教育精神を受け継いでいこうという行事が25日、伊那市高遠町の進徳館で行われました。
伊那市では、進徳館が創設された5月に「進徳館の日」の行事を行っています。
当時の生徒は授業の前に孔子などの五聖像に拝礼していたということで、その歴史に習い伊那市の白鳥孝市長や内藤家の第17代当主内藤頼誼さんらが拝礼をしました。
高遠閣で行われた式展では、高遠北小学校の倉田健郎校長が学校目標の「日本一の仲良し学校、頑張り学校」を例にあげ話をしました。
倉田校長は「優しい集団から優れた活動が生まれる。それは進徳館の実学を受け継ぐ高遠の学びそのものである」と話しました。
白鳥孝市長は「街づくりは人から、人作りは教育の力。進徳館の精神を継承し子ども達の未来を切り開く教育が行われることを願う」と話していました。 -
勝間にも・・・ 松くい虫被害拡大
伊那市では松くい虫被害が、新たに高遠町の勝間で確認されるなど、長谷地区を除く全ての地域で被害が確認されています。
市は樹種転換を進めるなど、被害拡大を防ぎたいとしています。
23日は、財産区や各地区の代表など20人ほどが参加して、松くい虫対策協議会が、市役所で開かれました。
上伊那管内の被害量を示すグラフです。
赤色のグラフが示す伊那市は、平成18年に初めて被害が確認され、その後、増加してきました。
伊那市野底のアカマツ林です。茶色く枯れた松が目立ちます。
伊那市には5万5千haの森林があり、内7千haがアカマツ林です。
松くい虫の被害を広げるカミキリムシは標高800メートル以上では活動できないとされていますが、温暖化などの影響で、去年、西箕輪でも被害が確認されています。
今月に入って、高遠町勝間でも、新たに被害が確認され、長谷地域への拡大が懸念されています。
伊那市では、被害の拡大を防止するため、アカマツを伐採し樹種転換を行うよう、財産区や地主などに求めています。
昨年度は、県や市の補助を受けおよそ40haで実施されました。
協議会の中で、「被害が一向になくならない中で、今後、取り組みをやめるという事はないか」という委員からの問いに、白鳥孝市長は、「以前よりも対策手段が増えている。被害先端地域として、被害拡大防止に努めていく」と答えていました。
他にも、「このままでは、マツタケ山もなくなってしまうのではないか」といった声もありました。 -
緑色のぼたん「豆緑」咲く
ぼたん寺として知られる伊那市高遠町山室の遠照寺で豆緑と呼ばれる珍しい、緑色のぼたんが花を咲かせました。
遠照寺境内にはおよそ160種類2,000株近くのぼたんが植えられています。
今年は中国ぼたんで5年前に植えた、緑色の豆緑と呼ばれる花が初めて咲きました。
遠照寺によりますと見た目の華やかさはありませんが、珍しい品種だということです。
遠照寺では現在ぼたん祭りが行われていて今週中頃から見頃になるということです。
入園料は高校生以上400円で国の重要文化財に指定されている釈迦堂や多宝塔を見ることができます。 -
【カメラリポート】自転車・ガーデニングをもっと身近に
自然豊かな伊那谷での生活を楽しんでもらおうと、アウトドアのライフスタイルを提案するイベントが、5月25日(土)、26日(日)の2日間、伊那市高遠町で計画されています。
-
工科短大新設案「ハードル高い」
長野県は、平成29年度までに着工する計画の工科短大南信キャンパスの設置場所について、伊那技術専門校を活用する案が有力との見方を17日駒ヶ根市で開かれた説明会で示しました。
説明会は、駒ヶ根市への設置を要望している伊南地域の教育委員会で組織する上伊那南部市町村教育委員会連絡会が開いたものです。
県からは、商工労働部の西澤清人材育成課長らが出席し、設置場所を上伊那地域とすることが決まった経過や工科短大の内容が示されました。
建設事業費は、南箕輪村の伊那技術専門校を活用する場合が16億円、ほかの地域に新設する場合が38億円と試算されています。
出席した教育関係者からは、駒ヶ根工業高校との連携を視野に入れ、駒工周辺に新設して欲しいとする意見や質問が相次ぎました。
これに対し西澤課長は、「総合的な検討をして建設場所は決定するが、大きな争点は、経済的なもの。早期着工したい観点からも新設案はハードルが高い」として、伊那技専活用案が有力との見方を示しました。
建設場所の決定時期については、26年度当初予算案を作成する今年の秋頃までが一つ目安になると話し、今後は、上伊那広域連合や上伊那産業振興会との協議で絞込みが進むものと見られます。 -
観光だけでない桜の利用 進む
桜を観光だけでなく商品開発の研究素材として活用し、農家の収入アップや遊休農地の解消につなげていこうという取り組みが、伊那市高遠町で行われています。
14日は、高遠町山室の北原昭男さんの庭に植えられたヤエザクラ「関山」の花の摘み取り作業が行われました。
この取り組みは、ヤエザクラの花を利用して和菓子などの食品や化粧品を開発しようと、愛知県の企業や大学などが行っているものです。
この企業は、日本一の桜の里づくりを進めている伊那市に計画を持ちかけ、平成23年度から栽培の講習会を開くなど準備を進めてきました。
伊那市やJA上伊那東部支所などでつくる東部地区農業振興センターが窓口となって農家から希望を募り、去年3月に40戸の農家に桜の苗木1,200本を配りました。
摘み取った花は東部支所に持ち帰り、冷蔵保存したほか一部を塩漬けにしていました。
高遠町地区には、市全体の6割にあたるおよそ230ヘクタールの遊休農地があることから、センターでは遊休農地の解消などに期待を寄せています。
花は、事業を進めている愛知県の企業に1キロ900円で買い取られることになっています。
葉の出荷は、来年以降本格的に行われる計画です。 -
スポーツに親しむ楽々エンジョイ運動塾
スポーツに親しむイベント、楽々エンジョイ運動塾が12日、伊那市高遠町の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれました。
このイベントは日頃の運動不足を解消してもらおうと伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、会場にはおよそ100人が集まりました。
イベントでは様々な体操が紹介され、ボクシングの動きを取り入れたボクサーエクササイズでは、
参加者が音楽に合わせて体を動かしていました。
今日は他にレクリエーション感覚の運動、3B体操が紹介されました。
この体操はクッションなどを使って体を動かすもので生活習慣病の予防などに効果があるということです。
イベントでは他に東日本大震災からの復興に役立ててもらおうと参加者が義援金を用意された箱に入れていました。 -
桜塩漬け「桜志津久」の原料 花摘み作業
伊那市商工会女性部高遠支部は、桜の花を塩漬けにした商品「桜志津久」の原料となる花の摘み取り作業を2日行いました。
2日は、高遠支部のメンバー15人ほどが、高遠町文化体育館の敷地に植えられた八重桜の花摘み作業を行いました。
桜志津久は、30年ほど前、観光客をもてなそうと高遠支部が作り始めたもので、八重桜も花を摘み取るために高遠支部が植えました。
花摘み・洗浄・仮漬けなどの作業は10日ほど続き、メンバーはゴールデンウィーク返上で作業にあたるということです。
塩漬けにした桜は1年間寝かせ、来年の春に販売されます。 -
ジュディ・オング倩玉さん サイン会
伊那市の信州高遠美術館で開催中のジュディ・オング倩玉木版画の世界展にあわせ、28日トークショーとサイン会が開かれました。
会場となった信州高遠美術館のホールには、ジュディ・オングさんを一目見ようと多くの市民らが集まりました。
ジュディさんが登場すると会場は拍手に包まれました。
トークショーでジュディさんは、絵を始めたきっかけや版画との出会いなどについて触れ、グレーとの出会いが作品づくりに大きな影響を与えたと話しました。
ジュディさんは、「私の版画は、白と黒、グレーに何かを足しているだけ。誰もが記憶の中に色があると思うので、作品から感じ取ってもらえればうれしい」と作品の見所を紹介しました。
サイン会は、午前と午後の2回、それぞれ100人限定で行われ、ファンは「かぜをひかないように」「がんばってください」などと声をかけていました。
ジュディ・オング倩玉木版画の世界展は、5月19日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
交通安全案山子設置で矢澤親男さんに感謝状
警察官そっくりの案山子をつくり事故防止に貢献したとして、伊那市高遠町の矢澤親男さんに、25日、警察から感謝状が贈られました。
この日、伊那警察署の青木辰夫署長から矢澤さんに、感謝状が手渡されました。
矢澤さんは、去年交通事故が多発し死亡事故も発生した権兵衛トンネルへ続く国道361号に、安協などの要請で、警察官そっくりの交通安全案山子を作り設置しました。
地元、高遠町長藤の的場常会で花壇の作業をしていたところ、国道を猛スピードで走る車やバイクを見て、何かできないかと案山子の製作を思いついたということです。
33年間バス会社に勤務していた矢澤さんは、社員の交通安全教育にも携わり事故防止に努めていたということです。
伊那警察署によりますと、交通安全案山子が設置された国道361号、与地交差点から中の原交差点の直線道路間で、今年に入って発生した交通事故件数はこれまで2件で、去年と同じ時期に比べ、4件減少しているということです。
警察や交通安全協会では、取り締まりを強化している区間であるという認識がドライバーに定着しつつあるのではないかとしています。 -
ポレポレの丘スイセン見頃
伊那市高遠町のポレポレの丘では、スイセンが見ごろを迎えています。
ポレポレの丘を運営する信州高遠花摘み倶楽部によりますと、スイセンはゴールデンウィーク明けまで楽しめるということです。 -
桜シリーズ 片倉南原お堂の枝垂桜
20日は伊那市高遠町藤沢の片倉南原お堂の枝垂れ桜です。
片倉南原生活改善センターの隣には3本の枝垂れ桜が植えられています。
ここには地蔵の形をした岩などがまつられていて、それらを覆うように枝垂桜が咲いています。
桜は現在見ごろとなっていて、地元住民によりますと、あと一週間ほど楽しめそうだということです。 -
教諭らも参加し将来像検討
高遠高校の今後のあり方について検討する、将来像検討委員会の専門部会が19日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれ、初めて高遠高校の教諭らが参加して意見が交わされました。
この日は、これまであげられた意見を6つの項目に分けて堀り下げて考えようと分科会が開かれました。
将来像検討委員会は、定員割れが続いている高遠高校が、県の第2期高校再編計画の廃止対象になる可能性が高いことから、学校の存続を目的に設置されました。
分科会には、委員会では初めて高遠高校の教諭が参加し意見を交わしました。
このうち、地域の保育園や小中学校との連携について考えた分科会では、高校教諭から高遠高校の良さについて「コース制になっているため、生徒の将来像が明確になっている」といった意見が出されました。
これに対し、地域の中学校教諭からは「コース制を生かしてどんな道に進んでいるのか、進路状況を見える形にしてほしい」と、中学生が入学に対して魅力を感じるよう情報を公開することの必要性を訴えていました。
石城正志校長は「教諭が参加したことで、内側からも外側からも理解の得られる検討結果がまとまると思う」と話していました。
委員会では、6月頃までに意見をまとめて高遠高校に報告することにしています。 -
桜シリーズ 熊野神社
桜シリーズ、19日は伊那市高遠町藤沢の熊野神社の枝垂れ桜です。
熊野神社の入り口にある枝垂れ桜は、現在見頃を迎えています。 -
桜舞う高遠 かっぽれ披露
17日は、桜の花びらが舞う中、東京の大道芸人がかっぽれを披露し、花見客を楽しませていました。
かっぽれを披露したのは、東京の大道芸人で、光江流社中、桜川光江家元率いる17人です。
桜川さんによりますと、「かっぽれ」は元気の出るおめでたい大道芸として江戸の末期に始まり、次第に寄席や歌舞伎などでも踊られるようになったということです。
桜川さんらのメンバーの中に高遠出身者がいたことなどが縁で、5年前から毎年、この時期に訪れています。
桜川さんは「桜吹雪という最高の場面で踊る事ができ心が弾む。見ている人達が元気に、笑顔になってもえれば」と話していました。 -
高遠城址公園 ボランティアガイド好評
天下第一の桜の名所として知られる、伊那市高遠町の高遠城址公園。
市民らのボランティアガイドグループが花見客を案内する、ワンコインガイドが好評です。
案内をするのは、伊那市観光協会の観光ボランティアガイド養成講座の受講生50人でつくる「い縲怩ネガイドの会」のメンバーです。
ワンコインガイドは、1グループ500円で、およそ40分かけ、園内の桜雲橋や本丸などを回り、桜の特徴や歴史などを説明するものです。
会では、これまで、園内に設置された案内所でのパンフレット配布や情報提供などを行ってきました。
ワンコインガイドは、観光客からの園内のガイドをしてほしいとの声を受け、今シーズンから新たに始めた取り組みです。
実践の場を増やし、ガイドの腕を磨く狙いもあります。
5日からスタートしたワンコインガイドのサービス。
桜がつぼみの頃は、満開の雰囲気を知ってもらおうと写真を使っての説明や、ガイドに自信のないメンバーは他のメンバーの説明を聞くなど、技量向上を目指し工夫をしているという事です。
会によりますと、今日までにおよそ70グループが利用したという事です。
ガイドのサービスは、22日まで行う予定していて、収入は、伊那市内の桜の保護・育成に使われるさくら基金や、会の活動費にあてるという事です。 -
満開の桜の下 篠笛の音色響く
また高遠城址公園では、15日、篠笛奏者、大野利可さんによる演奏会が開かれました。
埼玉県在住の大野さんは、国立音楽大学卒業後、篠笛奏者となり活動しています。
6年ほど前に伊那市で演奏会を開き、以降毎年、伊那で篠笛講習会を開催しています。
それらが縁で桜祭り期間中、演奏会を開くようになり、今日はオリジナルや春にちなんだ曲などを披露しました。
演奏は午前と午後の2回、それぞれ1時間ほど行われ、花見に訪れた人たちは見頃の桜の下で奏でられる日本の伝統音楽、篠笛の音色を楽しんでいました。 -
高遠城址公園 入園者800万人突破
桜が満開となっている高遠城址公園では、1983年、昭和58年の入園有料化からの累計入園者が、15日800万人を突破しました。
15日は累計入園者800万人達成のセレモニーが伊那市高遠町の高遠城址公園で行われました。
セレモニーでは800万人目とその前後の入園者に伊那市ゆかりの記念品が贈られました。
800万人目となったのは、愛知県から夫婦で訪れた川崎肇さんです。
川崎さんはこれまで10回近く高遠城址公園を訪れているということで、今回の幸運を喜んでいました。
高遠城址公園では、入園有料化から31年目での800万人達成となります。
これまで最も入園者が多かったのは、平成8年の39万8,257人、最も少なかったのは、有料化が
始まった昭和58年の13万4,865人、次いで東日本大震災が発生した平成23年の15万2,850人です。
今年は4月1日の開園から14日までにおよそ13万人が訪れています。
高遠城址公園の桜は今日現在満開で桜守の稲辺謙次郎さんは「見頃は今週中頃まで続くのではないか」と話しています。 -
長野県日蓮宗青年会 東日本大震災の復興を祈念して行脚
長野県日蓮宗青年会は9日、東日本大震災の復興を祈念して、お題目を唱えながら伊那市の高遠町を行脚しました。
高遠町を行脚したのは、長野県日蓮宗青年会の9人です。
9人は、高遠さくらホテルから蓮華寺までのおよそ3キロを行脚しました。
今年は、東日本大震災から3回忌の年にあたることから、復興を記念しお題目を唱えながら行脚しました。
青年会の伊神玄記会長は「震災を風化させないようにとの思いを込めて行った。再び目を向けるきっかけにしてほしい」と話していました。 -
花見客の入り込みピーク
「天下第一の桜」として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園。満開から初めての週末を迎えた13日は、県内外から花見客がどっと訪れました。
高遠城址公園へと続く道はこの日、観光客の車で大渋滞となりました。
国道361号は、昼時には公園から3キロほど離れた美篶上原まで車の列が続き、車を遠くに停めて歩く観光客の姿も見られました。
新潟から訪れたというある観光客は「車が詰まってしまい動かなくなったので、駐車場を借りて遠くから歩いてきました。すごい渋滞です」と話していました。
公園行きのバスと連結した臨時列車も運行され、JR伊那北駅には多くの観光客が降りていました。
これに合わせ駅前には伊那市のみやげ品を買ってもらおうと、地元商店や市内の企業関係者などがテントを貼り、総合学習の一環で参加した伊那小学校の児童と一緒に販売していました。 -
天下第一の桜 満開
天下第一の桜の名所としてしられている伊那市高遠町の高遠城址公園の桜が10日、満開となりました。
高遠城址公園には、およそ1500本のタカトオコヒガンザクラがあり、濃いピンク色の花を咲かせています。
公園には午前中から多くの花見客が訪れ、気に入ったポイントを見つけて桜を写真に収める人の姿がみられました。
公園内には樹齢130年に及ぶ古木が20本、50年以上のものが500本あります。
今シーズンは、昭和58年の入園有料化以来、最も早い1日に開花宣言が出されました。
満開は、去年と比べて、11日、ここ10年の平均と比べて、5日早くなっています。
また、花見客の中にはこんな人の姿もありました。
俳優の榎木孝明さんです。
榎木さんは絵を書く事が趣味で、今日もドラマの撮影の合間を縫って高遠を訪れたという事です。
伊那市は、高遠城址公園の見頃は来週半ばまでとみています。
高遠城址公園の開園時間は、午前6時から午後10時までとなっていて、午後6時頃からはライトアップも行われています。 -
高遠城址公園 観光客の入り込み始まる
伊那市の高遠城址公園の桜は、現在3分咲きで南側が見頃となっています。
1日の開花から最初の連休となった6日、公園には桜を見ようと県内外から観光客が訪れていました。
1日に開花宣言が出された高遠城址公園。この日は、悪天候にも関わらず、開花の知らせを聞いた観光客が訪れていました。
富士見町から家族で訪れた女性客は「いつも見頃の晴れている日に来て車を停めることができないので、雨を覚悟で来ました。空いていたし、雨の桜も綺麗で楽しめます」と話していました。
ある屋台の店主は「今年もこの時期がきたか、という思い。毎年違ったお客さんの顔が見れるので楽しいし、うれしい。あとは天気次第」と話していました。
伊那市では、現在、二の丸付近を3分咲き、南側は満開と発表していて、全体の満開は8日頃を予想しています。 -
高遠城址公園 本丸虎口を整備へ
高遠城址公園を史跡として後世に引き継いでいこうと整備方針を検討している史跡高遠跡整備委員会は、本丸の虎口の整備をメインとした今後の整備実施計画案を5日まとめました。
虎口は、城郭や曲輪の出入り口のことを言います。
高遠城址公園の桜雲橋の西側周辺が虎口にあたります。
虎口は、防御と攻撃の両方の機能を備え、石垣や土塁、門、塀などにより厳重に守られていました。
整備委員会のまとめによりますと、整備は、現在ある石垣の現状を記録し、トレンチ調査による遺構の調査検討を行い、整備手法を決め、工事を行います。
5日高遠町総合支所で開かれた委員会で決定しました。
この日決まった整備実施計画案は、伊那市が文化庁に提出し事業がスタートします。
本丸の虎口は、平成26年度から調査をはじめ、30年度までに工事を終える計画です。 -
ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展
さくら祭りのスタートにあわせて、3日から伊那市の信州高遠美術館で、歌手で女優のジュディ・オングさんの木版画展が始まりました。
3日は、市の関係者などおよそ20人が出席しジュディ・オング倩玉(せいぎょく) 木版画の世界展のオープニング式典が行われました。
テープカットの後、訪れた人達は初期から新作までの55点を鑑賞していました。
「紅楼依緑」は、名古屋の料亭の一室を描いたもので、2005年に制作されました。
赤や灰色、黒といった、大胆な色使いや、画面の構成が評価され、第37回日展では特選を受賞しています。
ジュディ・オングさんは、歌手や女優として活躍する一方で、20代のころから版画家の雅号「ジュディ・オング倩玉」として、日本家屋などをテーマに制作活動をしています。
これまでに日展で13回入選し、2006年には日展会友となっています。
インタ×3人
ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展は、5月19日まで開かれ、今月28日はトークイベントが開かれる予定です。 -
メキシコ長野県人会伊那市を見学
先祖に長野県出身者がいる日系メキシコ人でつくるメキシコ長野県人会が30日伊那市高遠町の高遠城址公園を見学しました。
30日は長野県出身の親や祖父母などをもつ者日系メキシコ人40人ほどが訪れ、ボランティアガイドの案内で、高遠城址公園を見学しました。
メキシコ長野県人会は、2世3世が増え、時が経過する中で日本語を話せる人が少なくなっていて、故郷を知り、日本に興味を持ってもらおうと初めて長野県への旅行を企画しました。
旅行は、25日から30日までの5泊6日の日程で、長野市から飯田市まで県内各地をめぐります。
29日の夕方伊那市に到着し、高遠さくらホテルに宿泊しました。
会員らは、アルプスが見えると写真を撮るなどしていました。
最後は全員でメキシコの民謡を歌いました。
会員らは帰途につくため、夕方には東京に向けて出発しました。