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高遠城址公園で開花宣言
伊那市高遠町の高遠城址公園で1日公園開きが行われ桜まつりが始まりました。
伊那市は城址公園南側の桜の花が開いたことから1日、開花宣言を出しました。
4月1日の開花宣言は昭和58年の入園有料化以来、最も早い開花宣言となります。
これまでは桜雲橋の桜が基準木となっていましたが、今年から園内いずれかの桜が咲いた時点で開花宣言が出されるようになりました。
訪れた人たちは花が開いたばかりの桜を写真におさめ楽しんでいました。 -
桜の開花予想 高遠城址公園5日
日本気象協会は、今年の高遠城址公園の桜の開花予想日を4月5日と発表しました。
これは、27日発表された第6回目の開花予想によるものです。
これによりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は、平年より7日早く、昨年より11日早い4月5日と予想していて、満開は10日と予想しています。
5回目の予想では4月6日の開花を予想していたことから、1日早まっています。
3月の暖かさの影響で生長が進み、開花が早まる見込みだということです。 -
高遠町長藤弥勒で山林火災
26日午後0時10分頃伊那市高遠町長藤弥勒で山林火災がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市高遠町長藤弥勒の山林と休耕田です。
火はおよそ1時間後に消し止められましたが休耕田と山林およそ25,000平方メートルを焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署では現在火事の原因について調べを進めています。
伊那消防署では空気が乾燥しているので火の取り扱いには十分注意してほしい」と呼びかけています。 -
「絵島 ~美しき流人 大奥から高遠へ~」特別展開幕
伊那市高遠町歴史博物館の特別展「絵島 縲恃・オき流人 大奥から高遠へ縲怐vが、23日から始まりました。
この日は、オープニング式典が歴史博物館で行われ、関係者らが特別展の開幕を祝いました。
式典で、絵島にゆかりのある蓮華寺の長谷川湛道住職は「絵島には人を引き寄せる魅力がある。多くの人に絵島について知ってもらいたい」と挨拶しました。
絵島は江戸時代の大奥の女中で、幕府の権力抗争の中、絵島生島事件の罪人として高遠に幽閉されました。
今回、絵島が長く過ごした高遠の地での生活について知ってもらおうと、実際に絵島が使った道具なども展示されています。
特に絵島が身につけていたとされる夜具は、今回初めて展示されました。
白鳥孝市長は「実際に使ったものもありとてもおもしろい。絵島生島事件で有名な絵島だが、高遠での生活も多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
北原紀孝館長は「美術館を見てから高遠町内の歌碑などを尋ねればさらに面白いと思う。多くの人に見に来てもらいたい」と話していました。
特別展「絵島 縲恃・オき流人 大奥から高遠へ縲怐vは高遠町歴史博物館で6月23日まで開かれています。
入場料は一般が400円、小中学生が200円となっています。 -
地域自治区の存続求める建議書 市長に提出
合併特例法により設置期間が平成28年3月までとなっている地域自治区と総合支所の在り方について検討してきた伊那市高遠町と長谷の地域自治区地域協議会は、地域自治区の存続などを求める建議書を22日、白鳥孝市長に手渡しました。
22日は、高遠町地域協議会の小松晃会長と長谷地域協議会の西村篝会長が白鳥市長に建議書を手渡しました。
協議会では、設置期間が合併から10年間とされている地域自治区の在り方について、去年1月から検討してきました。
建議書では、合併から10年となる平成28年4月1日以降について、●高遠町と長谷の両地区に地域自治区と地域協議会を引き続き設置すること●総合支所の機能を充実させることなどを要望しています。
小松会長は「高遠町長谷地域は、市の中心部から離れていて面積も広い。利便性を考え支所の継続をお願いした」と話し、西村会長は「支所の耐震化と機能の充実を図って欲しい」と付け加えました。
白鳥市長は「1番良い形となるよう十分検討したい」と話していました。
合併特例法による地域自治区の設置期間は、平成28年3月31日までとなっています。 -
全国芝平の会 ふるさとへ
過疎による集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平に住んでいた人たちが集まる全国芝平会が16日開かれ、参加者が伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校を訪れました。
16日は県内や愛知県などからおよそ30人が参加し、芝平分校にある離村の碑に花を手向けました。
全国芝平会は3年に一度移住した人たちが集まり開かれているもので、ふるさとを忘れないようにしようと今回初めて芝平を訪れました。
伊那市高遠町芝平は、過疎や土砂災害により昭和53年に廃村となり、住民は全国各地に移住しています。
昭和18年に芝平分校の教師が作詞した歌「芝平の四季」を全員で歌いました。
全国芝平の会の北原厚会長は「今もなお芝平の里を守り、私たちを見守ってくれる先祖の霊たちにありがとうの言葉を捧げます」と話していました。 -
北原 泰治さん油絵展
伊那市高遠町在住の画家・北原 泰治(たいじ)さんの油絵展が、14日から、旭町のはら美術で始まりました。
会場には、高遠町を中心とする風景画45点が展示されています。
北原さんは、高遠町長藤で生まれ育ち、独学で絵画を学んできました。
日展に入選しているほか、示現会賞を受賞するなどの経歴を持ちます。
はら美術での個展は3年ごと開いていて4回目となります。
特に、地元である高遠の風景を好んで描いていて、桜の季節を前に展示会を開きました。
高遠は、2つのアルプスに、花々、川、谷、丘があり、絵になる地形だと話しています。
北原 泰治さんの油絵展は、20日(水)まで、伊那市旭町のはら美術で開かれています。 -
元高遠町長 北原三平氏 死去
元高遠町長で伊那市名誉市民の北原三平さんが1日、肺炎のため伊那市内の病院で亡くなりました。87歳でした。
伊那市高遠町長藤出身の北原さんは、高遠町の助役などを経て1972年、昭和47年に町長に初当選。
以後2000年、平成12年まで7期28年間、高遠町長を務めました。
その間「桜からのまちづくり」を基本理念とし町民参加のまちづくりを進めてきました。
また、全国町村会副会長、県町村会会長などを歴任し平成13年には勲三等瑞宝章を受章したほか伊那市名誉市民に選ばれています。
北原さんの後を継ぎ、高遠町長となった伊東義人さんは、「名君保科正之のような大将としての器のある人だった。」と話していました。
北原さんの葬儀は5日正午から伊那市高遠町小原のグレース虹のホール高遠で行われます。 -
高遠中学校 キャリア教育文部科学大臣表彰
伊那市の高遠中学校は、生徒が企業などで仕事の体験を通し学習する、キャリア教育の充実発展に尽力したとして、文部科学大臣表彰を受賞しました。
27日は、高遠中学校の小松民敏校長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
表彰は、今月19日に東京の文部科学省で行われ、高遠中は、行政や地域、事業所などと連携し、組織的・系統的にキャリア教育に取り組んできた事が評価されました。
多くの学校では、職場体験の期間は2日程ですが、高遠中学校では、国のキャリア教育事業に関するモデル校の指定を受けた、平成17年度から5日間実施しています。
学校では、職場体験をイベント化しないよう、事前に、自分の長所を考える事や、社会人を招きワークショップを開くなど、生徒自身が、仕事や社会での役割について考える時間を設けています。
今年度は、一つの事業所に対し、一人の生徒が体験を行い、生徒同士が他人任せにならず、会社の人と接する機会を多くもてるよう工夫しました。
白鳥市長は「キャリア教育の経験を一つのベースにし、高遠の地に誇りを持ち、今後の成長につなげてほしい」と話していました。
県内では、今回、高遠中の他に飯田市の小学校が文部科学大臣表彰を受賞しました。 -
伸和コントロールズ100万円寄付
神奈川県に本社を置き伊那市高遠町に主力工場を構える機械メーカー伸和コントロールズは8日、児童養護施設たかずやの里の整備費用に100万円を寄付しました。
伸和コントロールズの幸島宏邦社長ら3人が8日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝広域連合長に目録を手渡しました。
幸島社長は「上伊那に1つしかない児童養護施設。地域と交流するための施設の整備に使ってほしい」と話しました。
他に「会社として施設利用者の受け皿になれるよう考えていきたい」と話しました。
白鳥孝連合長は「県の社会福祉施設等整備事業として2億2,500万円の補助を受けられる見通しになった」と話しました。
たかずやの里の整備に寄せられた寄付は、8日までに3千万円を超えています。 -
高遠で伝統のだるま市
伊那市高遠町で11日だるま市が開かれ、鉾持神社参道は、多くの人で賑わいました。
だるま市は、五穀豊穣を願う鉾持神社の祈年祭にあわせ毎年開かれていて、高遠の冬の風物詩となっています。
400年以上の伝統があるとされていて、この日も鉾持神社参道は、福だるまを買い求める多くの人で賑わいました。
露天商との値引き交渉が成立すると家内安全や商売繁盛を祈って手締めが行われます。
鉾持神社参道周辺には、だるまのほかに、食べ物を提供する露天も数多く並び、午前中を中心に賑わいを見せました。 -
ポレポレの丘でそり遊び
伊那市高遠町東高遠のポレポレの丘で10日子どもたちがそり遊びを楽しみました。
10日は、親子100人ほどが参加し、雪が残っている北側斜面で思い思いにそり遊びをしました。
イベントを計画した信州高遠花摘み倶楽部では、これからも定期的に親子で参加できる催しを計画していきたいと話していました。 -
伊那市高遠町に人形飾り設置
11日のだるま市に訪れた人たちを出迎える人形飾りが、伊那市高遠町に設置されました。
商店街の商店主でつくる霜町実業団は、今年の大河ドラマ「八重の桜」をテーマに制作しました。
展示されているのはドラマの主役、山本八重と、保科家の家紋の鉢巻を付けた会津藩の家老、西郷頼母です。
城の絵などもあり、会津がある福島への応援の想いをこめたということです。
今年初参加の春日医院には、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授と看護師が展示されています。
制作したスタッフは、「初めてだったが形になってよかった。これからも続けていきたい」と話していました。
八十二銀行高遠支店に飾られているのは、アルプス中央信用金庫高遠支店と合同制作の、ハローキティなどキャラクター3体です。
総合福祉センターやますそ前では伊那市長谷で案山子を制作している中島みね子さんの作品も飾られています。
去年からだるま市で展示していて、今年は「保育園児と先生」がテーマです。
だるま市は、11日午前7時から午後5時まで開かれます。 -
11日のだるま市にむけ大だるま設置
五穀豊穣や家内安全を祈願する伊那市高遠町伝統のだるま市が11日に開かれます。
機運を盛り上げようと、高遠町商店街に大だるまが設置されました。
8日は、大だるまが保管されている多町から、1キロほど先の中心市街地まで、軽トラックで引っ張って運びました。
設置しているのは、商店主らでつくる本町実業団のメンバーです。
だるま市は、400年近く続くといわれる鉾持神社の伝統行事で、伊那谷唯一の市として毎年多くの人で賑わいます。
本町実業団では、毎年、市を盛り上げようと大だるまを設置しています。
高遠町のだるま市は、11日(月)午前7時縲恁゚後5時まで開かれます。
本町実業団は、大だるまのそばで、300人分のお汁粉を振舞うほか、桜だるまを販売する予定です。 -
高遠町地域自治区継続要望へ
高遠町地域自治区地域協議会は、設置期間が合併から10年間とされている、地域自治区について、平成28年4月以降も存続させる事を求める建議書の内容をまとめました。
5日は、高遠さくらホテルで高遠町地域協議会が開かれ建議書の最終案が了承されました。
高遠町地域協議会では、去年の8月から、地域自治区や総合支所の在り方について協議を進めてきました。
地域自治区の事務を全般的に行う総合支所については、地域住民の利便性などを考え、継続する必要があるとしています。
支所の職員数については、住民サービスの維持や、安心安全確保のための必要人数として、仕事内容を数値化し検討してきました。
結果、平成28年度以降の職員数は、平成23年度の52人と比べ、6人少ない46人が適正としています。
また、地域自治協議会の設置については地域住民の声を市へ届ける代表組織として維持することを求めています。
高遠町地域自治区地域協議会の小松晃会長は「地域自治区のありかたについて、一定の方向性を示すことができた」と話していました。
高遠町地域協議会では、同じく地域自治区の在り方について検討をした長谷地域協議会とともに、3月に市長に建議書を渡すことにしています。 -
高遠さくらホテル 期間限定スイーツバイキング開催
伊那市高遠町の高遠さくらホテルは、来月、地元産の食材を使ったケーキなどを提供するバレンタイン特別企画、スイーツバイキングを行います。高遠町勝間で収穫されたブルーベリーを使ったヨーグルトケーキ。同じく勝間産のリンゴを使ったタルトです。
これらは、高遠さくらホテルのスイーツバイキングで提供されるケーキの一部です。
洋食料理長の望月則和さんによると、「訪れた人により多くの種類のケーキ食べてもらおうと、一口サイズにした」という事です。
バイキングでは、毎日10種類のケーキが用意され、日替わりのメニューもあるという事です。
料金は、一時間、ドリンク付きで大人2千円。バイキング利用した人は、ホテルの温泉の入浴料が、半額となります。
スイーツバイキングは、来月4日から14日まで、時間は午後1時から4時までです。 -
春を告げる花 福寿草咲き始める
4日の伊那地域の最高気温は10度まで上がりと3月中旬並みとなりました。
伊那市高遠町の弘妙寺では春を告げる花、福寿草が咲き始めています。
弘妙寺は標高およそ1,000メートルにあり、本堂前の斜面には、福寿草が花を咲かせ春の訪れを感じさせています。
長野地方気象台では今週は平年より気温は高い日が続きますが、来週以降は平年並みに戻ると予想しています。 -
伊那市商工会 優良従業を員表彰
伊那市商工会による優良従業員表彰が28日、高遠町の高遠さくらホテルで行われました。
表彰は、商工会に加盟する事業所に長年勤めている人を対象に行っているものです。
今年は、勤続年数25年が1人、20年が3人、15年が4人、10年が24人、5年が12人のあわせて44人が表彰されました。
伊那市商工会の森本光洋会長は「みなさんの日頃の支援と理解協力に感謝している。商工会としてこれからも地域の活性化に取り組んでいきたい」とあいさつしました。
受賞者は「がんばってやってきてよかった。これを励みにこれからも精進したい」と話していました。 -
若い感性 芸術フェスティバル
高遠高校芸術コースの生徒による芸術フェスティバルが27日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。
芸術フェスティバルは美術や書道、音楽を専攻している生徒が、これまでの学習の成果を披露しようと開いたものです。
美術と書道の卒業制作展ではおよそ20点の作品が並べられています。
このうち絵画は50号以上の大作が多く、若い感性が感じられる作品となっています。
書道は卒業生3人が共同制作した卒業に関する思いを書いた作品が出品されています。
また音楽専攻の生徒による演奏会も開かれました。
生徒たちは、楽器演奏のほか息のあった歌声を披露していました。
会場には保護者らが訪れ演奏に聞き入っていました。 -
旧馬島家住宅で防災訓練
26日は、第59回文化財防火デーです。
これに合わせ、県宝に指定されている伊那市高遠町の旧馬島家住宅で25日、防災訓練が行われました。
訓練は、土手焼きの火が風にあおられ、旧馬島家住宅と隣接する高遠なつかし館に燃え移る危険があるという想定で行われました。
火元を確認した北原紀孝館長が、高遠消防署と高遠町・長谷の総合支所に通報するよう職員に指示。
通報した職員は、来場者を避難させていました。
文化財防火デーは、昭和24年1月26日に奈良県の法隆寺で火災が起きたことを受け、文化財を火災や震災から守るために制定されました。
旧馬島家住宅は、江戸時代後期に診療所として建てられた木造住宅で、県宝に指定されています。
伊那市では、毎年文化財防火デーに合わせ訓練を行っていて、旧馬島家住宅では初めてです。
高遠消防署の木下広志署長はなつかし館の職員に「有事の際は正確な情報を掌握し隊員に伝えてほしい。避難誘導、初期消火など優先順位と分担を決めるなどの対策を」と呼びかけていました。 -
伊那市議会が継続審査案件を協議
伊那市議会総務委員会は、12月定例市議会で継続審査とした高遠町と長谷地区の地域協議会の委員の任期を4年から3年にする件について21日に協議しました。
3月定例市議会前の協議会で再度方向性を確認する方針です。
高遠・長谷両地区の地域自治区長や地域協議会の会長から意見を聞きました。
高遠町と長谷の地域協議会は、平成18年の合併に伴い、合併特例法に基づいて平成28年までの10年間の設置が決められました。
委員の任期も議会議員に準じて4年と定められています。
ただ、高遠町からは、去年6月に、長谷地区からは平成22年12月に委員の負担軽減などを目的に委員の任期を4年から3年に短縮するよう建議書が提出されていて、市側が去年の12月定例市議会に条例改正案を提出しました。
これに対し議会側は、地域協議会のあり方も含め包括的な議論が必要として継続審査にしました。
今日市役所で開かれた市議会総務委員会協議会で、高遠・長谷両地区からは、アンケート結果などから改めて任期を3年にする妥当性が示されたほか、平成28年以降も地域協議会を継続するよう要望が出されました。
飯島進総務委員会委員長は、「任期に関してはそれ自体で純粋に考えるべき。平成28年以降の地域協議会のあり方は、これから検討が必要。」と話しました。
伊藤泰雄市議会議長も、「地域協議会のあり方を検討しなければならない良いきっかけになった」と話しています。
総務委員会では、3月定例市議会を前に再度協議会を開いて条例改正案に対する方向性を確認する考えです。 -
寒ざらしそば復活へ大寒仕込み
江戸時代に高遠藩が将軍家に献上したとされる寒ざらしそばを復活させようと高遠そば組合は、猪鹿沢に玄そば45キロを沈めました。
寒ざらしそばは、1月20日の大寒に水につけ、2月3日の節分に引き上げます。
その後、天日干しにして乾燥させるとアクが抜け、甘みがあるまろやかな味になるということです。
昔ながらの保存方法で、夏場でも美味しいそばを味わうことができることから殿様や一部のそば通のみが口にできたということです。
20日は、高遠そば組合のメンバーが、小原の高遠そば加工施設で玄そば45キロを水に浸すことができるようビニールのネットに入れました。
猪鹿沢は、水道水源にもなっている清流です。
メンバーたちがロープで川に下ろしました。
高遠の寒ざらしそばは、一度復活しましたが、途絶えてしまい今回約10年ぶりの復活です。
この日水に浸した玄そばは、節分に引き上げ、乾燥させ製粉しその出来を調べることにしていて、うまくいけば、6月頃に食べることができそうです。 -
地区の伝統 引持の獅子舞
伊那市高遠町上山田引持に伝わる獅子舞が13日、引持生活改善センターであり、集まった地区住民に披露されました。
引持の獅子舞は朝まで飲み明かし地区の安泰を願う、
お日待ちの行事のなかで行われていたと伝えられています。
引持ではこの獅子舞を守り伝えようと、平成19年に保存会を結成しました。
それ以降毎年、地区住民に披露していてこの日はおよそ60人が集まりました。
舞では獅子が鈴と五平を持ち、家内安全や、無病息災を願いました。
また、獅子がひょっとこについたノミを食べるユニークな仕草もありました。
保存会では集落に伝わる伝統文化の継承に取り組んでいきたい。」と話していました。 -
高遠そば講座修了 自作のそば味わう
高遠そばのそば打ち講座が18日で修了し、受講者たちが自ら打ったそばを味わいました。
受講者たちは、地元産のそば粉で自分が打った打ちたて、茹でたての高遠そばを辛味大根と焼き味噌のつゆで味わいました。
伊那市高遠町公民館の高遠そばのそば打ち講座は、平成17年度から始まり、今回で8回目の人気講座です。
今回も高遠町地区を中心に20人ほどが去年12月からの5回の講座で学びました。
参加者は、初心者から旅館経営者まで様々で、そば打ち技術に磨きをかけようと継続して受講する人やそば店を出す人もいるということです。
こちらは、去年オープンした農家食堂こかげの藤沢さん。
そばが食べたいという要望が多く、そば打ちに挑戦です。
この日は、そば打ち4段の腕前の西春近に住む原れい子さんを特別講師に迎え、手ほどきを受けました。
そば打ちは、こね鉢3年、のし3月、きり3日と言われるほど水まわしやこねがポイントとされます。
受講者は、原さんに質問しながら技の習得に汗を流していました。
高遠町公民館は、来年度もこのそば打ち講座を計画しています。 -
南木曽町に伝わる防寒着「ねこ」づくり
木曽郡南木曽町に伝わる防寒着「ねこ」の手作り教室が16日伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれました。
教室は高遠町公民館が開いたもので、およそ20人が参加しました。
16日は高遠町で洋裁教室を開いている大石皐月さんが指導しました。
ねこは南木曽町に伝わる防寒着で、袖が無いため動きやすく冷える背中だけを暖められるということです。
ある参加者は、「今年はねこを着て暖かく過ごせそうです」と話していました。 -
受験生応援 さくら咲け
受験シーズンを前に伊那市高遠町の高遠さくらホテルは、合格祈願のお守りを、あすから、限定販売します。
限定販売されるのは、組子細工の携帯ストラップ「さくら咲く守り」です。
1つひとつ手づくりで、材料には県内の桜の木などが使われています。
合格祈願を中心に、交通安全や子宝祈願などもあります。
あすからの販売を前に、高遠町の弘妙寺で11日、祈祷式が行われました。
制作したのは、飯田市出身の組子工芸作家塩沢正信さんです。
組子は、ふすまなどの建具として使われるものです。
1.5ミリほどの薄さに削った木片に、切り込みを入れて曲線を作り花びらの形にしていきます。
1つ作るのに1時間ほどかかるということで、今回は限定100個での販売となります。
「さくら咲く守り」は、あすから高遠さくらホテルで販売されます。
1つ800円から2,500円となっています。 -
太鼓で新成人の門出を祝う
伊那市高遠町地区の成人式が2日、高遠さくらホテルで開かれました。
式では、高遠太鼓による祝い太鼓が演奏され、新成人の新たな門出を祝いました。
高遠地区で今年成人を迎えたのは男性41人、女性30人の合わせて71人で、この日はそのうちの63人が出席しました。
太鼓の演奏では、高遠太鼓出身の新成人が太鼓を披露しました。
式辞で高遠公民館の原和男館長は「二十歳のみなさんの夢は無限大。厳しいこともあるだろうが、苦労をいとわず、ふるさと高遠に大きな夢のアーチをかけてもらいたい」とあいさつしました。
新成人を代表して赤羽佳二さんは「信頼される人間になれるよう、また郷土発展に貢献できるようがんばりたい」と謝辞を述べました。 -
石川三峰さん刻字展
伊那市高遠町の書道家、石川三峰さんの刻字展が高遠さくらホテルで開かれています。
会場には石川さんの作品およそ20点が展示されています。
石川さんは30年ほど前から刻字を始め、伊那市の宮澤梅径さんに師事しました。
石川さんは、「作品を見てもらうことで、刻字を作る仲間が増えてほしい」と話していました。
石川三峰 刻字展は30日まで高遠さくらホテルで開かれています。 -
高遠焼名品展
江戸時代後期から明治時代にかけてつくられた高遠焼の名品展が伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には陶磁器、およそ20点が展示されています。
信州高遠美術館は、毎年この時期に高遠焼の展示を行っています。
幕末に作られた口つき徳利など、江戸後期から明治にかけての日用品が並んでいます。
高遠焼は職人が土管を焼く合間に陶磁器を焼いて藩に献上したことが始まりだといわれています。
信州高遠美術館は、「今も続く高遠焼の歴史を感じてほしい」と話していました。
高遠焼名品展は来年1月17日まで、信州高遠美術館で開かれています。
入館料は一般が500円、小中学生が150円です。 -
地名の由来 調査へ
伊那市の白鳥孝市長は、地域で昔から伝えられている地名の由来の調査を、今後していきたいと、22日に開かれた伊那市歴史シンポジウムで話しました。
この日は伊那市役所でシンポジウムが開かれ、およそ90人が参加しました。
パネルディスカッションにパネリストとして参加した白鳥市長が地名の由来を調査していきたいと話しました。
伊那市生涯学習課によりますと、調査は年明けから各地区の公民館単位で行う計画で、地域住民などで調査グループを作り、資料集めや聞き取り調査を行っていくということです。
現在、生涯学習課文化財係で元学校教諭の竹松享さんが、すでに西箕輪地区と東春近地区の資料集めを始めているということです。
白鳥市長は「地域の歴史を知るだけでなく、調査を通じて地域コミュニティのつながりの強化にもなっていけばうれしい」と話していました。
生涯学習課では、調査結果の活用法について、今後検討していくということです。
シンポジウムではこのほか、専門家による講演も行われ、参加した人たちが地名の由来などについて知識を深めていました。