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保科さん宅のサボテン花開く
伊那市長谷溝口の保科やよいさんが育てているサボテンが12日の今朝、花を咲かせました。
例年はひとつのサボテンに8輪ほど咲きますが、今年は倍の16輪が咲き、保科さんを驚かせています。
このサボテンは長盛丸という種類で、原産地はブラジル南部です。
花が開くのは例年8輪ほどですが、今年は16輪が一気に咲きました。
保科さんは一度にこれだけの花が咲いたのは、20年以上育ててきて初めてだと驚いています。
花が多く咲いたことについて元信州大学農学部教授の建石繁明(たていししげあき)さんは「5月の日照量が多かったことと空気が乾燥していることが影響しているのではないか」と話しています。
長盛丸の花の寿命は、長くても2日ほどだということです。 -
南ア北部遭対協が定期総会
南アルプス北部地区の遭難対策を行っている南ア北部遭対協の定期総会が7日開かれました。
この中で箕輪町役場の職員小澤雄一さんが功労者表彰を受けました。
小澤さんは、交流職員として旧長谷村に派遣された平成16年に救助隊に入隊し在籍8年9ヶ月になります。
協会長の白鳥孝伊那市長から賞状が手渡されました。
現在救助隊員は、85人でそのうちの57人が市役所職員です。
この日の総会で新しい副隊長に長谷総合支所産業振興課の中村徳彦さんが任命されました。
昨年度、救助隊は、6回出動していて、背負搬送や付き添いで救助しています。
2人が死亡した事故では、県警ヘリと協力し遺体を収容しました。
今年度は、県警ヘリや中央アルプス救助隊との合同訓練を予定しています。
白鳥会長は、「来年は南アルプス国立公園指定50周年。観光振興とあわせて遭難防止に取り組んでいかなくてはならない。」とあいさつしました。
総会で救助隊の西村和美隊長は、冬山を想定した訓練用の人工岩の黒河内への設置を要望しました。 -
伊那市が山岳環境保全で感謝状
伊那市の白鳥孝市長は、南アルプスの山岳環境の保全や登山者の安全確保に貢献したとして、三重県在住のミュージシャン津山篤さんに7日感謝状を贈りました。
現在55歳の津山さんは、高校卒業後の昭和53年から南アルプスの塩見小屋などの山小屋で働き、昭和62年から仙丈ケ岳藪沢小屋の管理人として当時の長谷村から委託されました。
夏場以外は、海外も含めて音楽活動を行っていて、プログレッシブやトラッドへの造詣が深く評価も高いということです。
山小屋の管理を行なう傍ら、清掃活動や登山道の整備、登山者への指導など環境保全につとめていて、特に携帯トイレの普及に力を注いでいます。
伊那市では、夏場の臨時職員として今後も津山さんに南アルプス一帯の環境保護活動に携わってもらうことにしています。
津山さんは、「まだまだやり足りないことがたくさんある。足が動く限り、山を歩いて活動していきたい」と話していました。 -
さくらの家 エゴマ種まき
5日は、二十四節季の一つ、芒種。稲や麦など穂の出る穀物の種をまくころとされています。
伊那市長谷の障害者社会就労支援センターさくらの家の利用者は5日、施設近くの畑で雑穀「エゴマ」の種まきを行いました。
さくらの家では、雑穀の栽培を5年前から行っています。
この日は、施設の利用者や栽培に協力している伊那ライオンズクラブや地域の人達、合わせて40人余りが、交代で種まき専用の機械を使ってエゴマの種をまきました。
利用者が栽培に慣れてきた事や販売数も年々安定してきた事から、今年は、栽培面積をこれまでの2倍の20アールに広げましたす。
エゴマは、10月頃に収穫できるという事です。 -
夏山シーズン本番 山開きの入笠山賑わい
6月に入り、夏山シーズンもいよいよ本番です。
伊那市高遠町、長谷、富士見町の堺にある入笠山が山開きとなり、多くの登山客が山歩きを楽しみました。
諏訪盆地から伊那谷まで、360度のパノラマを楽しむことができる入笠山山頂。
八ヶ岳、北アルプス、遠くにはうっすら富士山も見えます。
この日山開きとなった入笠山の山頂には、県内外から多くの登山客が訪れていました。
標高1955メートルの入笠山は、車で行くことができる御所平から、およそ30分ほどで頂上まで登ることができ、初心者でも登りやすい山です。
この日、登山客の中には、子どもや女性の姿も多く見られました。
山頂まで登ってきた小学生は「大変なところもあったけど、頂上まで来て綺麗な景色が見られて、また登りたいという気持ちになった」と話していました。
御所平では、山開きに合わせて安全祈願祭が行われ、伊那市と富士見町の関係者や登山客が、夏山シーズンの安全を祈願しました。
伊那市の酒井茂副市長は「南アルプスの中でも、仙丈などに比べて距離が短く安全も確保された山。大勢の人に登ってもらいたい」と話していました。
入笠山の登山期間は秋の雪が降り始める頃までとなっています -
「高遠ぶらり」でジオパークを歩く
携帯情報端末用のアプリ「高遠ぶらり」を利用して南アルプスジオパークの見どころをめぐるイベントが26日行われました。
イベントには市内外から20人ほどが参加し、高遠町の板山露頭や長谷の美和ダムなどを見学しました。
このイベントは携帯情報端末用アプリ「高遠ぶらり」に、4月に南アルプスジオパークの地質図が新しく追加されたことを記念して開かれたものです。
長谷の美和ダムでは、長谷地域自治区長の中山晶計さんが「ダムの建設で105戸の家や100町歩あった農地が水没することになった」などと説明していました。
26日に見学した内容は、アプリのバージョンアップに役立てるということです。 -
台湾と長谷の中学生 交流
海外からの誘客を進めようと積極的に修学旅行生の受け入れを進める伊那市。
23日は、台湾から初の旅行生が伊那市の長谷中学校を訪れ、生徒たちと交流しました。
台湾から訪れたのは台南市の崇明国民中学の3年生13人と1年生が1人です。
成績の良い生徒の選抜隊だということです。
生徒達は、早速、授業の様子を見学しました。
1年生は理科、2年生は英語、3年生は技術の授業です。
台湾の生徒達は、興味のあるクラスを選んで一緒に授業を受けました。
そのうち2年生のクラスでは、英語で自己紹介をしたり、質問しあったりして交流していました。
伊那市は、去年から、長野県と連携して、海外からの教育旅行の誘致に取り組んでいて、これまでに、中国と韓国から中学生が訪れています。
今回は、台湾からの受け入れ第一号となりました。
授業のあとは、体育館で交流しました。
台湾の生徒達は、長谷中の生徒達の拍手に迎えられて入場。
一緒にダンスを踊るなどして交流しました。
伊那市では、市内に21ある小中学校にそれぞれ年に1度くらいの頻度で、海外からの修学旅行生を受け入れていきたい考えです。 -
伊那市長谷で現金数十万円拾う
13日、伊那市長谷の市道脇に現金数十万円が落ちているのを通りがかった人が見つけ、警察に届け出ました。
伊那警察署の発表によりますと、現金が見つかったのは、伊那市長谷の市道脇です。
13日に付近を歩いていた人が、散らばっていた紙幣や硬貨を見つけ警察に届け出たという事です。
翌日の14日に警察官が付近を調べところ、さらに、現金と、金融機関の封筒が見つかったと、22日、警察が発表しました。
今回、拾われた現金数十万円は、拾得物として、伊那警察署に3か月間保管されます。 -
消えゆく伝承 平家落人伝説
小松内大臣平清盛と書かれた赤い旗。
この旗を持っている伊那市長谷浦に住む小松忠人さん。
長谷の浦には壇ノ浦の合戦で敗れ逃れてきた平気落人の伝説がありここの住民はその末裔といわれています。 -
工科短大新設案「ハードル高い」
長野県は、平成29年度までに着工する計画の工科短大南信キャンパスの設置場所について、伊那技術専門校を活用する案が有力との見方を17日駒ヶ根市で開かれた説明会で示しました。
説明会は、駒ヶ根市への設置を要望している伊南地域の教育委員会で組織する上伊那南部市町村教育委員会連絡会が開いたものです。
県からは、商工労働部の西澤清人材育成課長らが出席し、設置場所を上伊那地域とすることが決まった経過や工科短大の内容が示されました。
建設事業費は、南箕輪村の伊那技術専門校を活用する場合が16億円、ほかの地域に新設する場合が38億円と試算されています。
出席した教育関係者からは、駒ヶ根工業高校との連携を視野に入れ、駒工周辺に新設して欲しいとする意見や質問が相次ぎました。
これに対し西澤課長は、「総合的な検討をして建設場所は決定するが、大きな争点は、経済的なもの。早期着工したい観点からも新設案はハードルが高い」として、伊那技専活用案が有力との見方を示しました。
建設場所の決定時期については、26年度当初予算案を作成する今年の秋頃までが一つ目安になると話し、今後は、上伊那広域連合や上伊那産業振興会との協議で絞込みが進むものと見られます。 -
南アルプス林道見どころ満載
4月25日から伊那市長谷の南アルプス林道バスが、歌宿まで開通となりました。
林道では、この季節ならではの楽しみが満載です。
林道沿いの石灰岩の岩肌には、赤紫の可憐な花、シナノコザクラが咲いています。
シナノコザクラは長野県版レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている希少種の高山植物です。
今年は例年より、2週間ほど遅く開花し、現在見頃となっています。
林道沿いでは、シナノコザクラのほかにも、七福神の布袋に形が似ていることからその名がつけられた「ホテイラン」や、ミヤマスミレの小群落も目にすることが出来ます。
現在、林道バスが運行している歌宿まで足を運ぶと、正面にはノコギリ岳が見えてきます。
地元の人達が「鹿ノ窓」と呼ぶ風穴のほか、七丈の滝も目にすることが出来ます。
シナノコザクラの見頃は、5月いっぱいだということです。 -
GWで県外客の入り込み始まる
ゴールデンウィークが始まりました。
伊那地域のレジャー施設では、連休を利用して県外の観光客の入り込みが始まりました。
「ゼロ磁場」として知られる伊那市長谷の分杭峠には、県外から観光客が訪れていました。
去年はゴールデンウィークだけで3千人以上が訪れたゼロ磁場。
シャトルバスの運行が始まった3年前からの集計では、1日千人以上が利用したこともあります。
この連休中は、シャトルバスを2台体制にして、通常30分間隔の運行を15分間隔に短縮しています。
東京から訪れた観光客は「空気がおいしい。どのくらい磁場にいれば効果があるのか・・・」と話し、観光を楽しんでいました。
バスの運転手は「今日は少し肌寒いので、出足が遅い。連休中客足が遠のかなければ良いが・・・」と話していました。 -
桜シリーズ 長谷非持山 玄立寺のシダレ桜
伊那市長谷非持山の玄立寺のシダレザクラが見頃となっています。
境内には樹齢20年ほどの桜が7本植えられています。
寺の熱心な信者が、日蓮宗の総本山である山梨県身延山から持ってきて植えた桜だということです。
桜は現在8分咲きで、今週末満開を迎えそうだということです。見頃は、来週末頃までになりそうです。 -
南アルプス北部開山祭
伊那市長谷の南アルプス林道バスが25日から運行をはじめ、山岳シーズンが開幕しました。
25日は、林道バス営業所で運行開始の式典が行われました。
毎年、バスの運行開始にあわせ南アルプスを訪れている、静岡県の橋本 裕文さんも、テープカットを行ないました。
橋本さんとともに訪れた登山仲間も早速バスに乗り込み歌宿を目指しました。
南アルプス林道バスは、昭和55年に開通し、今年で34年目となります。
25日は、標高1680メートルの歌宿まで開通しました。
33年間無事故で運行を続けていて、これまで、累計120万人が利用しています。
歌宿では、市や山岳関係者などが参加して、今シーズンの無事を祈る安全祈願祭と、開山祭が行なわれました。
2011年までは、南アルプス開拓の父・竹沢長衛を偲ぶ長衛祭にあわせて開山祭が行われていましたが、去年から、林道バスの開通にあわせて、開山しています。 白鳥孝伊那市長は、「大自然を永久(とわ)に保全し、全世界に魅力を発信していきたい」と挨拶しました。
開山祭では、市民有志による弦楽四重奏の演奏もあり、シーズンの幕開けに花をそえました。
林道バスは、1日4便が運行され、営業所から歌宿までが800円、6月15日から開通する北沢峠までが1100円となっています。 -
29日の定期公演に向け稽古に熱
中尾歌舞伎保存会による春季定期公演が今月29日に行われます。本番を間ぢかにひかえ会員らは稽古に熱が入っています。
23日は伊那市長谷中尾の中尾座で、本番での衣装をまとっての稽古が行われました。
公演では、6年ぶりに「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」という演目が披露されることになっています。
物語は、源義経の正室「卿の君」が平家出身であることから、源頼朝が「首をはねて渡せ」と弁慶を向かわせます。
しかし弁慶は、自分の娘を殺し身代わりとし、主君である義経への忠誠心を果たす物語です。
中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり太平洋戦争により一時、途絶えてしまいましたが、地元の若者が復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されています。
復活以来、演技の指導にあたっているのは、戦前の中尾歌舞伎で役者をつとめてきた、西村清典さんです。
中尾歌舞伎の春季定期公演は、今月29日 月曜日、伊那市長谷中尾の中尾座で行われます。
伊那ケーブルテレビでは来月に公演の模様を放送する予定です。 -
南アルプス林道 バス運転手が整備
伊那市長谷の南アルプス林道バスは今月25日に、歌宿までの運行を開始します。
山岳観光シーズン本番を前に、バスの運転手達が、道路整備作業を行っています。
18日は、4人が林道に入って、落石をとり除いたり、落ち葉を掃くなどの作業を行っていました。
南アルプス林道バスの運転手10人が4月1日から毎日交代で作業に当たっています。
仙流荘前の営業所から、歌宿までは14.3キロあり、現在作業は、11キロ付近まで終了しています。
林道には雪が残る場所もあり、重機などを使って取り除いていました。
この整備作業は、昭和55年の南アルプス林道バスの開業以来34年続いています。
中には、34年間かかさず、この作業を続ける人もいます。
林道バスの運転手に採用されるには、重機の運転ができることが条件だったということで、今も全員が、重機を扱うことができます。
運転手自らが整備を行い、安全を確保し続けることで、南アルプス林道バスは、33年間無事故となっています。
4月25日の運行開始までに歌宿までの清掃を終え、それ以降は、6月15日の終点の北沢峠までの開通を前に、北沢峠までの6.3キロを整備するということです。
運転手達自らが安全を支えてきた林道バスは、今年も、25日から南アルプス林道を運行します。 -
天竜川漁協 イワナの成魚放流
天竜川漁業協同組合は、イワナの成魚を、18日伊那市長谷の黒川などに放流しました。
18日は、天竜川漁業協同組合のメンバーが、イワナの成魚、500キロを、天竜川の支流に放流しました。
イワナは、豊科で養殖された体長10センチから22センチほどの成魚です。
4月4日にも、上伊那の主要な渓流で放流していて、全部で1トンのイワナが川に放たれました。
3月までには、アマゴ1.2トンも放流されています。
原油価格の高騰などにより、今シーズンから1日券が1,000円から1,100円になるなど遊漁料が値上がりしました。
それに伴い渓流魚の放流量も1割程度、増やしたということです。
天竜川漁協では、ゴールデンウィークにむけ、4月27日にも、高遠ダム・箕輪ダム・横川ダムそれぞれに100キロのジャンボマスを放流する予定です。 -
桜シリーズ 長谷・美和湖周辺
桜シリーズ、16日は伊那市長谷の美和湖周辺の桜並木です。
長谷の美和湖周辺には、
ソメイヨシノとコヒガンザクラが、27本並んでいます。
伊那市長谷総合支所によりますと、
美和湖周辺の桜は、今週末まで楽しめるということです。
16日の伊那市の最高気温は、23.1度で5月下旬並の暖かい一日となりました。 -
桜シリーズ 常福寺
桜シリーズ、今日は、伊那市長谷の常福寺の枝垂れ桜です。
伊那市長谷総合支所から、歩いてすぐの常福寺には、樹齢120年の枝垂れ桜があります。
今年は例年と比べて、1週間ほど早い開花となりました。
桜はすでに散り始めていますが、常福寺によりますと、あと5日ほど楽しめるそうです。 -
鹿1頭の可能性を創る会 13日に開催
鹿1頭丸ごとを、様々な料理で味わう、鹿1頭の可能性を創る会が、13日に、伊那市長谷杉島のざんざ亭で開かれます。
メニューは背ロースのロースト。スジ肉ミンチの肉団子。血液と脾臓のパテ。鹿の皮料理など16品。
11日は、13日の会合を前に、ざんざ亭の長谷部 晃さんが、鹿料理の仕込みを行っていました。
普段は、あまり料理に使われることのないモモ肉をミンチし、心臓の角切りをまぜ、ハムに加工していました。
鹿1頭の可能性を創る会は、普段料理には使われず、捨ててしまう部位なども全て使い、鹿料理の可能性を探ろうと、長谷部さんが企画したものです。
鹿1頭丸ごとを料理してしまおうというのは、全国でも初の取り組みではないかということです。
スジ肉を煮込んでゼラチン質を出し、舌や、頬肉などと一緒に、にこごりのように固めようというこの料理。
さまざまな工夫を重ね、予想以上の味が出たようです。
鹿1頭の可能性を創る会は、13日(土)午後4時縲怐A伊那市長谷杉島のざんざ亭で開かれます。
定員は20人で、若干名受け入れ可能です。
料金は、ワインつきで一人8千円となっています。ざんざ亭 電話98-3053 -
地域自治区の存続求める建議書 市長に提出
合併特例法により設置期間が平成28年3月までとなっている地域自治区と総合支所の在り方について検討してきた伊那市高遠町と長谷の地域自治区地域協議会は、地域自治区の存続などを求める建議書を22日、白鳥孝市長に手渡しました。
22日は、高遠町地域協議会の小松晃会長と長谷地域協議会の西村篝会長が白鳥市長に建議書を手渡しました。
協議会では、設置期間が合併から10年間とされている地域自治区の在り方について、去年1月から検討してきました。
建議書では、合併から10年となる平成28年4月1日以降について、●高遠町と長谷の両地区に地域自治区と地域協議会を引き続き設置すること●総合支所の機能を充実させることなどを要望しています。
小松会長は「高遠町長谷地域は、市の中心部から離れていて面積も広い。利便性を考え支所の継続をお願いした」と話し、西村会長は「支所の耐震化と機能の充実を図って欲しい」と付け加えました。
白鳥市長は「1番良い形となるよう十分検討したい」と話していました。
合併特例法による地域自治区の設置期間は、平成28年3月31日までとなっています。 -
長谷保育園の遊具修繕
老朽化や安全基準の変更などで使えなくなっていた伊那市長谷保育園の木製遊具が修繕され、使用できるようになりました。
14日は、修繕が完了した遊具で、子ども達が元気に遊びました。
この遊具は、長谷保育園が新築された平成10年に、地元の商工会青年部が手作りしたものです。
それから10年以上が経過し、木が老朽化したことや、安全基準が変更になったことなどから、3年前から使用を制限していました。
保育園では、青年部が作ってくれた遊具を取り壊すのは忍びないと、自分たちで修繕して使うことにしました。
新たに転落防止のための透明なパネルを設置し、そこに園児たちが絵を描きました。
遊具を作った青年部のメンバーも、今回の修繕を喜んでいました。
長谷保育園では、遊具を使って、皆で楽しく遊びたいと話していました。 -
長谷モデル地区に砂防ビジョン策定
天竜川上流河川事務所は、伊那市長谷をモデル地区に、深層崩壊に対し、砂防の取り組みを総合的に実施するビジョンを策定しました。
天竜川上流河川事務所では、山の岩盤から崩れ、大きな土砂災害を引き起こす、「深層崩壊」の危険度について調査をしました。その結果、伊那市高遠町や長谷の一部で危険度が高い場所があると、昨年10月に報告しています。
調査結果を基に天上では、相対的に危険度の高い南アルプスの山岳地帯周辺をモデルに砂防ビジョンを策定しました。
大規模な土砂災害に備えた整備としては、杉島堰堤の嵩上げの詳細設計を来年度に行い、管理道路の造成に着手します。深層崩壊の危険度の高い、女沢、大久保谷、屋合沢などの5か所の砂防堰堤の整備促進のため、来年度から順次、工事を進める計画です。
ソフト事業としては、伊那市と合同で、深層崩壊に備えた防災訓練や、土砂災害で出来た天然ダムの対策訓練の実施。災害による停電に備え、河川の監視カメラの緊急用の電源として、小水力発電の活用を検討しています。
天竜川上流河川事務所では今回のプランを基に、伊那市と土砂災害に強い街づくりについて協議を進めていく事にしています。 -
伊藤善明さんの畑 福寿草見ごろ
伊那市長谷非持山の伊藤善明さんの畑では、福寿草が見ごろとなっています。
平成13年に100株ほど植えたところ年々増えていき、現在は広さおよそ500平方メートルの畑一面に咲くようになったということです。
伊藤さんによると花は20日頃までは楽しめるということです。 -
美和診療所 来年度医師1人体制に
伊那市は、長谷の美和診療所で医師の確保が難しいことから、来年度は今年度より1人減の、1人体制で運営することを、8日夜開かれた長谷地域協議会で報告しました。
この日は長谷総合支所で協議会が開かれ、伊那市の原武志保健福祉部長から報告がありました。
国保美和診療所は平成15年に開所。今年度の集計では、一日平均43人が利用しています。
これまで、岡部竜吾所長が指導医師として研修医を迎え2人体制で診療を行っていましたが、中山間地など地方への研修希望が少なく、研修医の確保が難しいことから来年度は1人体制で診療を行うことが決まりました。
来年度は、これまで通りの土日に加え、毎月第2・第4金曜日を新たに終日休診とする予定です。
原部長は「研修医の確保は非常に厳しいが、できる限り2人体制をとれるよう、岡部所長と相談しながら検討していきたい」と話していました。
利用者や地域住民は、2人体制を求める白鳥孝市長への嘆願書を準備しているということです。 -
エコパーク登録目指し知識深める
ユネスコエコパークについて知識を深める「エコパークフォーラム」が23日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。
この日は、有識者による講演が行われ、会場を訪れた人達が知識を深めました。
ユネスコエコパークは、生物多様性の保全と人間生活の調和や持続的な社会の発展のモデル地域として、ユネスコが認定する地域です。
世界では610か所、国内では5か所が登録されています。
この日講師を務めた、横浜国立大学准教授の酒井曉子さんはエコパーク登録のメリットについて「世界に通じるブランド価値や学習の場としての活用のほか、地域住民の誇りが生まれ、地域のまとまりが熟成される」と説明していました。
また、静岡大学特任教授の増沢武弘さんは「高い山だけでなく、深い谷があり、そこに文化や生物が根付いている。こういった地域はここにしかない」と話し、エコパーク登録に向け、南アルプスの魅力について説明していました。
伊那市を含む南アルプス近隣市町村では、ユネスコエコパーク登録に向け、今年中に申請を行なうことにしています。 -
【カメラリポート】市川團十郎さん逝去の知らせに
肺炎のため今月3日に66歳で亡くなった歌舞伎俳優の十二代目市川團十郎さん。
ゆかりのあった、伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、團十郎さんの死を悼んでいます。
8日夜、中尾座では、11日の農村歌舞伎祭に向け稽古が行われていました。
突然の訃報に、保存会のメンバーは、悲しみにつつまれています。
中尾歌舞伎保存会師匠の西村清典さんは話します。「我々としても本当に気の抜けたような気がします。入院なさったという話は聞いていて、心配はしておりましたけれど、まさか亡くなられるとは思いませんでした。ずいぶんと中尾歌舞伎でもお世話になりました。指導も受けましたし、ここに来てこけら落としに踊りを踊ってくれましたので。我々一同、本当に悲しく思っているわけです。」 -
親孝行の賛歌 表彰式
伊那市教育委員会が親への感謝の気持ちを表した手紙を募集した「親孝行の賛歌」の入選作品の表彰式が10日伊那市長谷の入浴宿泊施設入野谷で開かれました。
10日は、小中学生の部最優秀賞を受賞した西春近南小5年の後藤あゆ美さんら20人ほどが出席し、白鳥孝市長から賞状などを受け取りました。
後藤さんの作品は、「ありがとうおかあさんのぬくもり」で、働き者の母親の手のぬくもりと素直な愛情が表現されています。
受賞者を代表して、美篶の吉田玲子さんは、「母が亡くなって10年の去年、母への思いがふつふつとわいてきた。文章にすることで親孝行の一つになったと思う」と話しました。
親孝行の賛歌は、孝行猿の言い伝えが残る旧長谷村が平成11年から5年間続けました。
東日本大震災で家族の絆が見直されていることなどから伊那市が9年ぶりに復活させました。
どうしても伝えたい両親への手紙 ありがとうお父さんお母さんをテーマに全国から作品を募り416点が集まりました。
白鳥市長は、「親孝行という当たり前だがなかなかできない心が長谷から全国に広がっていくことに期待したい」とあいさつしました。 -
南ア北部遭対協に感謝状
1月31日は、厳寒期の冬山での行方不明者の捜索で多大な功績があったとして、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会に、伊那警察署から感謝状が贈られました。
田中署長から、西村和美救助隊長に、感謝状が手渡されました。
南アルプス北部遭対協は、去年12月仙丈ケ岳の行方不明者の捜索で、早期の行方不明者の発見に貢献しました。
北部遭対協によると、この冬は例年になく遭難が多かったということです。 -
伊那市商工会 優良従業を員表彰
伊那市商工会による優良従業員表彰が28日、高遠町の高遠さくらホテルで行われました。
表彰は、商工会に加盟する事業所に長年勤めている人を対象に行っているものです。
今年は、勤続年数25年が1人、20年が3人、15年が4人、10年が24人、5年が12人のあわせて44人が表彰されました。
伊那市商工会の森本光洋会長は「みなさんの日頃の支援と理解協力に感謝している。商工会としてこれからも地域の活性化に取り組んでいきたい」とあいさつしました。
受賞者は「がんばってやってきてよかった。これを励みにこれからも精進したい」と話していました。