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後期高齢者医療制度、不安抱えて天引き初日
75歳以上の1300万人が加入する後期高齢者医療制度の導入で15日、加入者の年金から保険料の天引きが始まったが、宮田村の窓口には同日午前中までに3件の問い合わせや相談があった。大きなトラブルなどはないが、この日を迎えるまでも担当者は対応に追われており「今日は天引きになったばかり。支給された年金を金融機関でおろす、これからが問題。混乱がなければいいが」と気を揉む。
宮田村の加入対象者は3月末現在で1108人。このうち15日に天引きとなったのは746人。
相談や問い合わせは1日平均5件ほどだが、事情によって個々の内容が異なるために1件あたりの相談時間は平均20分と長い。村住民福祉課の担当者は「1日中対応だけで仕事が終わってしまうこともある」と嘆く。
村広報やチラシなどを全戸配布して説明も図ってきたが、それだけでは周知できない部分も多い。
「要請があればグループ単位などの説明にうかがうなどの手段もあるが、逆に混乱してしまっても」と、国の新たな制度に不安は続く。 -
宮田村ゲートボールリーグ開幕
宮田村ゲートボールリーグ協会は15日、半年間に及ぶリーグ戦を開幕した。大田切が優勝した昨年と同じ6チームが参加。総当り25試合で優勝を争う。
90代の2人を筆頭に70代以上が大半を占めるが、さっそく元気ハツラツプレー開始。チームプレーで勝利を目指した。
最高齢92歳でリーグ戦会長を務める加納義厚さん=大田切=は「ゲートボールは頭も使うのが楽しいねぇ」と、・ス球春・スの到来を待ちかねていた様子。
試合は毎週火曜日。参加チームは町一区、町二区、町三区、大田切、つつじが丘、大原
で10月中旬まで熱戦を繰り広げる。
今年度新たに協会長に選ばれた杉本吉男さん=つつじが丘区=は「実力伯仲しており、素晴らしい戦いになると思う。仲良く楽しく親睦深めれば」と話した。
本年度の協会役員は次の皆さん。
▽会長=杉本吉男(つつじが丘)▽副会長=宇佐美正治(大田切)▽会計=南澤ひで子(町三区)▽事務局=唐澤正一(大原)▽審判長=塩澤健▽地区理事=太田知恵吉(町一区)矢亀誠一(町二区)丸山恵三(町三区)宇佐美正治(大田切)唐澤正一(大原)杉本吉男(つつじが丘)▽リーグ戦会長=加納義厚(大田切)▽同会計=滝沢英子(大原) -
保育園で年少、未満児の給食開始
宮田村の3保育園で14日から、年少園児と未満児の給食が始まった。入園から10日余りが経過し、生活にも慣れてきた子どもたち。調理師が心をこめたメニューに「おいしいよ」と笑顔がこぼれた。
西保育園でも新入園児たちが初めての給食を楽しみに。この日はカレーとさわやかキャベツの人気メニューで、子どもたちがモリモリ元気に食べる姿があった。
栄養と愛情が一杯つまった保育園の給食。園児たちは毎日味わいながら、食の楽しさ、大切さを学んでいく。 -
駅前の観桜会2年ぶりに復活
宮田村のJR宮田駅前で13日、2年ぶりに復活した観桜会が開かれた。同駅周辺で地域活性などに取り組む4団体が協力。あいにく降り始めた雨のため屋内に会場を移したが、窓から見える駅前のサクラを眺めながら、春の宴で地域の輪をより深めた。
約40人が参加。本来は駅前広場「輪苑」で開く予定だったが「雨を気にせずゆっくり楽しめるように」と、近くの富寿司に会場を移した。
酒を酌み交わしながら楽しく歓談。「やっぱり花見は大勢が楽しいね」と笑顔がこぼれた。
観桜会は商店主らでつくる駅前共同体が10年余り続けており、地域の人にはおなじみ。昨年は諸事情で中止したが、今回は一輪の会、ともいきの会、自然を呼び戻す会と共催で復活した。 -
梅公園で花見イベント
宮田村新田区の梅公園で13日、お花見イベントが開かれた。住民有志により同公園を整備した村おこし実行委員会の主催で3年目。数十本が満開に咲き誇るなか出し物や軽食販売などもあり、「サクラもいいけど梅も素晴らしい」と訪れた人たちを楽しませた。
宮田太鼓の演奏で開演。信州みやだ梅舞会によるYOSAKOIソーランの演舞でも会場は盛りあがった。
村内各種グループの協力で豚汁やお茶などの無料サービスも。
農業女性グループ野ひばりの会が提供した梅おこわも好評で、花見をしながら舌鼓を打つ家族連れなどの姿もあった。
雲の切れ間からのぞく駒ケ岳の残雪と鮮やかな梅のコントラストも映え、春の宴は和やかな雰囲気に包まれた。 -
伊南行政組合、清水亀千代・駒ケ根市副市長を助役に選出
伊南行政組合(杉本幸治組合長)の臨時議会が14日、駒ケ根市役所であり、先日駒ケ根市の副市長に就任した清水亀千代氏(60)を同組合助役に選任する人事案件に、全会一致で同意した。
清水氏は「身の引き締まる思い。国、地方とも先行きが不透明な状況だが、伊南行政組合を通じて、地域課題に取り組み、地域福祉の向上、地域の発展に努めたい。そのためにまず、昭和伊南病院の安全・安心のより所としていくことが求められている。そのために最善をつくしたい」と語った。
また、宮田村の村議会選挙に伴なって不在となっていた議長には、前副議長の前原茂之議員(65)=中川村=を指名推薦により選出。また、副議長には織田信行議員(64)=飯島町=を選出した。 -
大地とのふれあい3年目に、われらかかし隊
親子が一緒に農産物の栽培を通じてさまざまな体験をする宮田村公民館「われら、かかし隊」は12日、今年度最初の講座を町三区斎藤診療所横の畑で開いた。3年目を迎えた・ス大地・スとのふれあい。さっそく野菜の種をまき、土に親しんだ。
かかし隊協力隊の後藤寛さん=新田区=の指導で、カレーの具材になるジャガイモ、ニンジンと、ミニ大根2種類の種を植えた。
本年度は新たに4組が加わり19組の親子でにぎやかに再出発。
慣れている子どもたちは率先して土にふれ、新たに入った親子も大地のあたたかな感触を味わった。
娘の結月ちゃん(2)と参加した間瀬令理さんは「このような機会でもないと、なかなか体験できない。これからが楽しみ」と話した。
5月には田植して稲作も開始。そばやリンゴ栽培も行うほか、新たに宿泊体験も予定し、昔ながらの生活も味わう計画だ。 -
菜の花、サクラ、モクレンが競演、宮田観音近くで
「宮田観音」で有名な宮田村北割区真慶寺近くで、一面の菜の花が咲き始めた。満開となった同寺のサクラなど一帯の花々と咲き競うかのように見事で、訪れた人たちの目を楽しませている。
近くの春日甲子雄さんと春日好章さんの2軒が、6年ほど前から鑑賞用に栽培。
今年は例年より2、3日早い開花。甲子雄さん宅ではハナモクレンも満開となっており、付近は黄、白、ピンクと鮮やかな花々に囲まれている。
菜の花は今月いっぱい楽しめそうだ。 -
環境見つめ稲作の活性化を、水田農業経営研究会が総会
農家43戸でつくる宮田村水田農業経営研究会は8日夜、通常総会をJA宮田支所で開いた。役員改選で新たな会長に小松芳美さん=大久保区=、副会長に小田切武雄さんを選任。環境にやさしい農業をさらに推進しようと、「エコファーマー」の研修会も開いた。
水田農業のあるべき姿を模索しながら、環境配慮の研究も推進する同研究会。水稲の直播栽培、減農薬コシヒカリ栽培の検討も行ってきた。
新年度はさらに担い手育成や営農組織体制への課題提起も行い、効率的で低コストの稲作を中心とした安全安心な農産物づくりに取り組む。
8月には先進事例の研修視察なども予定。会員相互の理解も図りながら研究を進める。
この日は上伊那農業改良普及センターの技師を招いて「エコファーマー」の研修会も開いた。
土づくりと、化学肥料、化学合成農薬それぞれの低減技術について理解を深めた。
新役員は次の皆さん。任期は3年。
▽会長=小松芳美(大久保区)▽副会長=小田切武雄(町一区)▽委員=小田切英雄(北割区)小林久人(南割区)浦野敬三(新田区)田中徳長(大田切区)加藤健男(中越区)▽監事=田中数雄(大田切区)小田切武人(中越区) -
日赤奉仕団員が救急講習
日赤奉仕団宮田村分区は9日夜、団員会議とAED(自動除細動器)も用いた救急講習会を開いた。約25人の団員が心肺そ生、人工呼吸などを実践的に学び、万が一の備えをした。
同団でAEDの講習は初めて。伊南消防の署員から指導を受けながら、一人ひとりが体験した。
「やってみると難しい」と話しがらも、繰り返し練習。有事の際に役に立つようにと熱心に講習を受けていた。
会議では本年度の事業計画、村消防団春季訓練への参加について説明。地域のために結束を図ろうと意思疎通もした。 -
子どもの安全見守り隊4年目に
宮田村教育委員会の呼びかけで202人の住民が隊員となって活動する「子どもの安全見守り隊」の全体会が9日夜、村民会館で開かれた。登下校の児童生徒を日常的に見守って4年目を迎えるが、この日も普段の見まわりなどで気に付いた点を報告。宮田小、中学校側は「皆さんのおかげで不審事案が未然に防止されている。今後も何かあったら声をかけて」と感謝した。
2005年4月に100人で発足した同隊。散歩や買い物などを兼ねながら、さりげなく子どもたちの安全を見守る活動の輪は草の根的に広がり、この3年間で隊員は倍にまで増えた。
全体会で宮田中生徒指導担当の瀧澤敏郎教諭は「隊員の皆さんからの通報で、生徒が悪い方向へ走ったり、危険な目に遭うことを未然に防げた」と説明。
気持ちが沈んでいる子どもを励まし、立ち直らせてくれた事例もあったと報告した。
宮田小の清水閣成校長も地域に見守られている心強さにふれ、より一層の理解と協力を求めた。
席上、隊員からは通学路や公園など危険箇所の指摘も。3月に入隊したという男性は「60年ぶりに児童生徒と一緒に登下校している。宮田の子どもたちはよくあいさつができている」と話した。
新井洋一教育長は「声かけが子どもたちを守り育てる第一歩。どんどん声をかけてやってください」と呼びかけた。 -
フットサルリーグ開幕
宮田村フットサルリーグ開幕式はこのほど、中越区の屋内運動場で開いた。8年目となる今季はレベル別4リーグに34チームが参加。熱戦を展開する。
畠山育大会長は「目標にむかってがんばろう」とあいさつ。さっそく審判講習会を開いて、ルールの確認も行った。
今季は5チームが新加入。毎週火・水・木に試合を行う。
宮田村公民館は今年6月の分館対抗春季スポーツ大会にフットサルを新種目として導入。競技熱はますます高まっており、今季も熱い戦いが繰り広げられそうだ。 -
宮田小交通安全教室
宮田村宮田小学校は9、10日、交通安全教室を開いている。1、2年生は歩行、3年生以上は自転車で路上練習なども取り入れ、技術と意識を実践的に高めた。
9日は2、4、6年生が実施。6年生は自転車で学校周辺を路上実習した。
安協や駐在所の協力で、繰り返し安全確認を徹底。交差点はきちんと停止して押して歩き、正しい交通ルールを学んでいた。 -
ミニデイのイチゴ狩り
宮田村社会福祉協議会が各地区で開くミニデイサービスの利用者が今年も、駒ケ根市の農園「ヨッシャア駒ケ根」でイチゴ狩りを楽しんでいる。
9日は大田切区の14人が訪れ、さっそくたわわに実った真っ赤なイチゴをもぎとった。
「甘いね」「おいしいよ」と、パクリほおばるおばあちゃんたち。「次ぎはどれにしようか」と迷いながら、笑顔がこぼれた。
ミニデイのイチゴ狩りは8年前から行っているが、4年前から同農園を利用。
経営者で宮田村町三区の平塚登さんはほかの施設利用者も多数受け入れているが「毎年楽しみに来てくれている。こちらとしても本当にありがたいこと」と話していた。 -
宮田城址が一冊の本に
宮田村北西部にあった中世の山城「宮田城」の歴史を後世に伝えようと、地元北割区の住民有志らでつくる同城址保存会は資料などを一冊の本にまとめて出版した。一帯を治めた宮田氏や城の特徴などをはじめ、同保存会が4年前から取り組む城址整備の状況などまで詳しく網羅。宮田氏の末えいで俳人だった故・桂信子さんのエピソードも交え、地域の歴史を分かりやすく伝えている。
同保存会は宮田城址(城山)の現地調査を始め、かつての登城ルート散策道として再興。主郭跡に宮田氏の慰霊碑、ふもとの真慶寺には桂信子さんの句碑をそれぞれ建立している。
いずれも地元の歴史を多くの人に親しんでもらおうとボランティアで取り組んだもので、今回の本出版はその集大成でもある。
「先人の歴史があって今の宮田村があることを多くの人に知ってもらいたい。みんなの共有財産として今後も宮田城址を伝えていければ」と保存会長の春日甲子雄さん。
57ページに写真もふんだんに盛り込み500部作成。1部1500円で希望者にも頒布する。問い合わせは春日さん85・2456へ。 -
古刹・熊野寺薬師堂で7年に1度のご開帳
宮田村南割区の古刹・熊野寺薬師堂で6日、7年に1度のご開帳が行われ、鎌倉時代の作とみられる薬師如来像、聖観音菩薩像の秘仏2体が公開された。歴史の変遷にも住民が大切に守り、伝え続けた仏様は柔和な笑みをたたえるかのような神秘的なたたずまいで、参拝に訪れた地域の人たちを出迎えた。
「お薬師さま」と住民に愛され、今も昔も地域の・ス守り寺・ス。中央道建設により1980年に薬師堂は移転を余儀なくされたが、今回のご開帳も管理者の南割区が盛大に執り行った。
白心寺(町二区)の山田弘之住職が法要を営み、約60人が参列。いつもは閉じられている厨子の扉が開けられ、木像の秘仏2体が姿を現した。
「時代も変わりお薬師さまのことを知らない人も多くなったが、地域の大切な文化を我々が伝えていかなければ」と、南割区長でご開帳実行委員長を務めた小林研二さん。
薬師堂に関する資料を区内全戸に事前に配ったほか、今回はじめて回向柱(えこうばしら)と同じヒノキ材を用いたお札を百個つくりご開帳で頒布した。
口元がふっくらし優しい表情の2体の仏様。名残り惜しむように手をあわせる参拝者と静かに向き合った。 -
田中組合長再任、大田切営農組合
宮田村大田切営農組合は5日、通常総会を大田切区集落センターで開いた。田中賢一組合長を再任。取り巻く環境は厳しいが、村内の地区営農組合の先駆けとして、環境にも配慮しながら集落営農の確立を目指す。
同組合は大田切区の77戸が加入。総会席上、田中組合長は「米価低迷による意欲の問題など課題は多い。それだけに営農組合の担う役割は大きい」とあいさつした。
村内の営農組合で最も早く発足したのが同地区。担い手育成とともに地域活性化にも取り組んでいるが、本年度も収獲祭の開催や研修視察、女性グループとの連携なども盛り込んで、地域営農の発展を図る。新役員は次の皆さん。
▽組合長=田中賢一▽副組合長=新谷好弘(機械利用担当)、田中正泰(会計担当)▽監事=湯沢好夫、湯沢道男 -
新入生の給食開始
宮田村宮田小学校1年生は8日、入学後初めての給食となった。協力しながら運搬、配膳。保育園の時とはひと味違った雰囲気で、仲間との会食を楽しんだ。
給食室に用意された食器やご飯、おかずに牛乳。おいしくつくってくれた調理員や栄養士に感謝して、当番の児童が各学級へ運んだ。
配膳も力をあわせて。分量も考えながら盛りつけた。
この日のメニューは、主食の赤飯にエビフライ、海草サラダにデザートはイチゴと彩りも豊か。
子どもたちは「私の好きなものばかり」「おいしそう。おかわりあるかな」など歓声をあげながら、モリモリ食べていた。 -
議会改革問われる課題
先月末に改選した宮田村議会は7日、新たな議長に3期目の松田英俊氏(59)を3氏が立候補する投票の末に互選した。住民の関心低下が叫ばれる一方で厳しい目も向けられやすい議会の改革をさらに進める考えを示したが、課題として引きずる定数問題も含め、民意との歩み寄りは容易ではない。合併せず自立を決めて4年が経過し、議会の役割が改めて問われている。
議長選に立候補した3氏はいずれも、議会改革の一層の推進を主張。その中で松田氏は
「単にパフォーマンスではなく、権威とプライドを持って議員が住民の中に飛び込んでいかないと」と訴え、移動議会の開催などを構想として示した。
議長人事と改革の考え方を新聞などで知ったという町二区の40代男性は「言うことは簡単。それをどう実行するかだと思う。住民と議会の信頼関係はそこから築かれるのでは」と話した。
同村議会は前回4年前に大幅な若返りを果たし、議会改革にも着手。定例会一般質問における一問一答制の採用なども行ってきたが、意見が分かれた定数問題は今もくすぶっている。
削減推進派の議員は「村の財政事情から考えれば減らすのは当然。今回の選挙でも村民の強い声があった」と語り、議長選も削減に取り組む候補を基準に選んだと明かした。
削減、維持に関わらず多くの議員は議会改革には定数問題を避けては通れないと考えているが、ある議員は「今回の選挙でも意欲ある若者が出馬したが、多くの住民に参政の機会が与えられるのも議会のはず。財政面だけで考慮するのではなく、徹底議論し本質を見極めねば」ともらす。 -
日本聴導犬協会ノウハウ凝縮、愛犬ハッピー手帳発刊
日本聴導犬協会(宮田村)の育犬ノウハウを凝縮した「愛犬ハッピー手帳」がすばる舎から発刊し、全国の書店で発売している。「親になったつもりで犬を育てて」をコンセプトに、本の大きさも母子手帳サイズ。愛犬との接し方を分かりやすく解説しており、有馬もと会長は「犬も人間も一緒。思い込みで接するのではなく、関係を見つめ直すきっかけにしてもらえれば」と話す。
犬との接し方を対話形式で描いた「ハッピーアドバイス」に、獣医学的な見地も盛り込んだ「健康手帳」、犬との日々の暮らしをつづれる「育児日記」の3冊1セット。
これから飼おうと考えている人から、日常的な接し方に悩んでいる人まで幅広く対応し、犬と良好な生活を営むためのアドバイスを各種事例に沿って盛り込んだ。
「犬はしこむものと考えている飼い主の方も多いが、気持ちを理解することが本当に大切。飼い主ではなく、お父さん、お母さんになってほしい」と有馬さん。
定価は1900円(税別)で、問い合わせは同協会85・4615まで。 -
新入児童に交通安全PR
春の全国交通安全運動が15日まで行われているが、宮田村の伊南交通安全協会宮田支会は、宮田小学校の入学式で新入児童に啓発グッズを配り、交通安全の周知徹底を図った。
式の受け付けを終えた児童と保護者に呼びかけ。橋爪利夫支会長らが「入学おめでとう。交通安全にも気をつけてね」とグッズが入ったトートバッグを1人ひとりに手渡した。
新入児童は「ありがとうございます」と元気にあいさつ。交通安全を誓っていた。 -
宮田村議会委員会構成決まる
宮田村議会は7日の臨時会で、常任委員会の構成などを決め、総務厚生委員長に田中一男氏(57)=大田切区、2期=、産業文教委員長に加藤恭一氏(48)=町三区、同=を互選。議会運営委員長は議長指名により小田切敏明氏(62)=南割区、9期=を選任した。
副委員長もともに当選2回の2人で総務厚生が春日元氏(59)=新田区=、産業文教は清水正康氏(33)=大田切区=。議運の副委員長は田中氏が務める。
議会選出の監査委員は赤羽正氏(64)。申しあわせで任期は2年。
この日決まった委員会構成、広域連合、広域行政議会議員などは次の通り。
【総務厚生】▽委員長=田中一男▽副委員長=春日元▽委員=城倉栄治、赤羽正、天野早人、松田英俊【産業文教】▽委員長=加藤恭一▽副委員長=清水正康▽委員=久保田秀男、小田切敏明、宮井訓、牧田茂成【議会運営】▽委員長=小田切敏明▽副委員長=田中一男▽委員=加藤恭一、牧田茂成
【上伊那広域連合議会議員】松田英俊、牧田茂成【伊南行政組合議会議員】松田英俊、牧田茂成、田中一男
【村土地開発公社理事】牧田茂成、小田切敏明、清水正康、松田英俊【宮田観光開発取締役】加藤恭一、松田英俊【村社会福祉協議会理事】久保田秀男 -
3人立候補の選挙で宮田村議会新議長に松田英俊氏
宮田村議会は改選後初の臨時会を7日開き、議長は3人が立候補する選挙の末に松田英俊氏(59)=町一区、3期=を新任、副議長は牧田茂成氏(67)=北割区、同=を再任した。任期は2年間。
議員12人による無記名投票で議長選を行い、松田氏が6票を獲得。赤羽正氏(64)=町二区、2期=が5票、久保田秀男氏(57)=中越区、3期=が1票だった。
ともに議会改革を訴えて争ったが、松田、久保田両氏は選挙前の議員定数削減の議論で現行の12維持を主張。赤羽氏は10への削減を訴えた経緯がある。
議長選で3氏はいずれも定数問題には具体的にふれず、松田氏は「単なるパフォーマンスではなく、移動議会の開催など権利とプライドを持って住民の中に議員が飛び込んでいかないと。議会の秩序を守り、意思決定機関としての機能強化を」と所信などで語った。
副議長は牧田氏以外の立候補はなかった。 -
宮田小、中学校入学式
宮田村の宮田小、中学校は4日、入学式を各校で開いた。期待に胸ふくらませ元気に登校。先輩らの温かな祝福に出迎えられ、新生活の一歩を踏み出した。
宮田小は100人が新入学。上級生や保護者、地域の人たちの拍手にあわせて入場し、「ドキドキドン!1年生」をさっそく心あわせて合唱した。
清水閣成校長は、エプロンシアターで新入児童を楽しませながら「1人では難しくてもも力をあわせるとできることが一杯ある。友だちと協力する楽しさを小学校で感じてください」とあいさつ。
児童会長の平林嶺君は「困ったことがあったら何でも言って。一緒に学校生活がんばろう」と励ました。
宮田中は104人が真新しい制服に身を包み、緊張な面持ちで入学式に臨んだ。
温かく出迎えた上級生、教職員らと対面し、新入生代表の上條途夢君が「宮田中では自己を見るという言葉を大切にしていると聞いた。心身ともに鍛え日々自分を見つめ、1日も早く制服が似合う中学生になりたい」と力強くあいさつ。
在校生を代表して吉水大介生徒会長は「挑戦し、全員で協力してより良い学校にしていこう」と激励した。
帯刀昇校長は「思いやり、いたわりの心を持ち、挑戦する努力を」と呼びかけた。 -
任期満了で3氏が議場をあとに
宮田村議会は2日任期満了となり、先月末の選挙に出馬しなかったベテラン3人が慣れ親しんだ議場をあとにした。
通常は本会議にしか使用しない議場で全員協議会を開き、引退する議長の小林茂さん(71)=南割区=があいさつ。
議員定数の問題にふれ「村民の一部には異論もあり課題だが、村議会が主体性を持って取り組んで」と話し、新たな議会のさらなる発展に期待を寄せた。
清水靖夫村長は「今後も村のために指導、協力を」と3人の長年の労苦をねぎらった。
閉会後はお別れ会を開いて懇親。4期務めた山浦正弘さん(74)=町一区=は「老兵はただ去るのみ。村のさらなる発展を祈念しています」、3期務めた片桐敏良氏(72)=中越区=は「自立の道は厳しいが、さらに力を発揮し、村民の付託に応えて」と後輩議員を励ました。 -
宮田ビジネス学院、新設2年制コースに1期生7人入校
宮田村商工会運営の宮田ビジネス学院は4日、新卒者ら若者を主な対象に新設した全日2年制ITスペシャリストコースの入校式を開いた。県外出身者を含む10縲・0代の7人が入校。情報系技術や資格取得のほかビジネスマナーなども実践的に学び、将来の夢の実現目指して学びを広げる。
1期生となる7人は高校新卒者5人、社会人経験(大学含む)が2人。村内をはじめ伊那、駒ケ根、箕輪、下伊那郡豊丘村、東京と幅広い地域から若者が集まった。
東京から入校した石井創さん(21)は「今までは大学に通っていたが考えと違った。この学院で勉強して多くの資格を取り、信州の自然にも親しみたい」と希望を寄せた。
高校新卒の大槻拓未さん=箕輪町=は「学校の先生に勧められたのがきっかけ。資格を取って就職に活かしたい」と話した。
同学院は2001年2月にパソコンスクールとして開学し、以来社会人対象の職業教育を展開。利用者はのべ2千人以上にのぼる。
新設の2年制コースは、プレゼンテーション実技なども取り入れ、高いスキルを持った即戦力を養成。就職も支援する。 -
宮田村保育園入園式
宮田村の3保育園は4日、入園式を各園で開いた。梅の花が咲き揃う春本番の陽気に恵まれ、緊張気味の新入園児が登園。友情深める集団生活が始まった。
中央保育園の入園式は、新入園児が保護者とともに入場。
年長、年中のお兄さん、お姉さんが拍手で迎え、さっそく一緒に歌って心を通わせた。
関礼子園長は「保育園は楽しいことがいっぱい。仲良く遊びましょう」とあいさつ。
式終了後は親元を離れて、それぞれのクラスへ。寂しさを隠せない子どもの姿もあったが、おやつのバナナを食べて、元気に新生活をスタートさせた。
3保育園の新3歳児(年少)入園者は中央保育園が25人、東保育園が38人、西保育園が28人で計91人。 -
村職員の名刺に企業広告、若手女性職員のアイデアで
宮田村は新年度から、職員の名刺裏面に企業広告を掲載している。公募により村内の8社を採用し、期間は1年間。対外的に幅広く配られる職員名刺の効力を活かして、PRにつなげる。
名刺1枚に4社の広告を掲載。採用した企業以外に村外からも問い合わせがあった。
名刺に広告を載せるアイデアは、若手女性職員の発案。この職員は「(民間と)一緒になって村をもっとアピールできれば」と話した。 -
中山間地の栽培に適した新品種のダッタンソバをタカノと信大が協同開発、伊那市内の遊休農地などで栽培開始
タカノの(本社・宮田村、鷹野準社長)保健福祉関連事業部と信州大学農学部の井上直人教授が共同開発してきた新種のダッタンソバ3品種がこのほど、種苗登録を完了し3日、報道関係者に公開された。今回開発したダッタンソバは、ルチンなどの栄養素を豊富に含むことに加え、収量が普通のソバの2倍確保できるが、普通のソバ同様、手間はかからない。また、表皮が固く、鳥害を受けにくいのが特徴。このことから、産学官連携の一環として同事業の栽培を担う伊那市は、農業者が高齢化し、野生動物の農作物被害が深刻化する中山間地でこのソバを普及したいと考えており、タカノとの契約栽培のもと、生産を進めることで、生産から販売、流通までの一環したルートを確立する。また、タカノは、ダッタンソバの栄養効果を生かした商品開発を進め、食品の安全性や健康を重視する消費者市場への参入を狙う。
今回種苗登録した新品種は成熟期が異なる3品種。2000年から開発に着手し、今年2月に「気の力」「気の宝」「気の豊」として品種登録された。
今後は伊那市内で試験栽培を開始するため、現在長谷、高遠地区などの中山間地を中心にこのソバを栽培してくれる農家を募集している。
昨年の市内のソバの作付けは約220ヘクタール。ソバの栽培は手間がかからないため、取り組む農家もいるが、市の交付金を受けてもほとんど収益はないのが現状。しかし、このソバを生産した場合、補助金を受けながら販売収入も得られるため、従来よりも収益性が高くなると見込まれる。
また、二次製品についても、現在国内に出回ってる生そばの8割が外国産のそば粉であることから、タカノの企画室臼井敏行室長は「現在国内には安心・安全を求める消費者ニーズがある。また、今回のソバは収量が一般の約2倍確保できるため、商品価格も一般のそばと同じくらいで販売できると思う。そう見ればニーズはあると思う」と話していた。
タカノでは今後、今年の収穫を待って新商品の開発を進める。 -
マレット開幕
宮田村マレットゴルフ場は冬期間の閉鎖を終えて1日、今季の営業を開始した。2日には村マレットゴルフ同好会の例会があり、サクラの便りよりもひと足早く・ス球春到来・ス。プレーを楽しみ、ふれあいも深めている。
同好会の今季初例会には約30人が参加。スティックの感触を呼び覚ましながら、36ホールを満喫した。
例会は第2週を除く毎週水曜に開催するが、より意欲を持って参加してもらおうと3の倍数得点制」を初めて導入。1位以外は3の倍数、3位、6位、9位・・・が得点を獲得するもので、レベル問わず誰もが競技を楽しめるように配慮した。
第2水曜に開く記録会は例年通りに上位者に得点を与えて年間優勝を競う。
15日はJA伊南地区大会、20日は梅の里大会と開幕早々、大きな大会も組まれている。