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商工会女性部クリスマス
モー娘やAKB48にだって負けてない‐。宮田村商工会女性部は13日夜、恒例のクリスマスパーティーを商工会館で開いた。多彩なアトラクションで盛りあがり、各事業所の屋台骨となって支える女性たちがひとときの・ス骨休み・スを楽しんだ。
部員や商工会関係者ら約50人が参加。ツリーなども飾り付け、雰囲気満点に始まった。
女性部役員はこの日のために演歌「大阪すずめ」に振り付けをしてステージへ。
浴衣を着て童心の姿に戻りながら、楽しい踊りを披露した。
「かわいいねぇ」と会場からは歓声も。おひねりも飛び交い、賑やかにパーティーを盛り上げた。
本年度は8年ぶりに1泊の研修旅行を企画するなど、女性たちがふれあいながら次のステップを目指している。河井啓子部長は「今後も親睦を深めていきたい」と話した。
パーティー席上、村商工祭で行ったバザーの収益金の一部を村へ寄付した。 -
村の教育のためにと400万円寄付
宮田村出身の故本田光雄さんの妻美枝さん(東京都在住)から「村の教育のために」と400万円の寄付が同村にあり、その善意で小学校のピアノ、中学校の体育館ステージどん帳を整備しようと14日、最終日を迎えた村議会12月定例会に一般会計補正予算案を追加提出した。初日に上程した下水道料金を来年度から平均15・13%引き上げるための条例改正案など9議案とあわせて審議、可決した。
本田さんの親族で町一区の本田秀明さんを通じて村教育委員会に寄付の申し出があった。同教委は「子どもたちのために本当にありがたい」と多額の善意に感謝している。
小学校のピアノは第2音楽室に、中学校体育館ステージは幕も新調する予定で、来年1月ころには整備を完了する予定だ。
議会最終日はこのほか、医師、看護婦の人材不足打開に向けた法整備の陳情、上伊那農民組合から出された米価安定対策を求める陳情の3件を採択し、意見書提出を決めた。 -
単年度赤字あるも財政改善へ、村の財政見通し
宮田村は本年度から3年かけて村債の一部1億2500万円を繰り上げ償還する計画となり、昨年作成した2011年度までの中期財政見通しを修正した。08年度に8700万円、10年度に1100万円の単年度収支で赤字を試算したが、本年度21・4%の実質公債費比率は11年度に11・8%まで低下すると見込み、中長期的に財政改善が進むと示した。
修正によると、借金にあたる公債費は本年度6億2100万円(うち元金償還分は5億3千万円)だが、11年度には3億8800万(うち元金償還は3億3700万円)にまで減ると試算した。
実施予定の繰上げ償還は金利5%以上で借りた公的資金分で、本年度3700万円、08年度に7400万円、09年度に1400万円を予定。
同資金を繰り上げ償還した場合には1200万円の補償金を没収されるが、今回有利な返済が可能となり、村は国へ申請を行っている。
一方で、中期財政見通しで計画していた村民会館建設時の村債の一部2億4300万円の繰上げ償還は当面実施しない。
また、本年度、09年度の繰り上げ償還にあてる財源は一般会計から捻出するが、08年度は多額でもあり4200万円積み立ててあった減債基金を全額取り崩すなどして対応を図る。
14日の村議会全員協議会で説明した。 -
大道芸でミニデイサービスをツアー行脚、作業所の吉澤さん、加藤さん
宮田村福祉作業所に通う吉澤康希さん=大久保区=と、加藤昌利さん=町一区=は、同施設職員の田口勉さんとともに、自慢の大道芸をひっさげて村内各地区で開かれている高齢者のミニデイサービスを訪問。ボランティアで・スツアー行脚・スし、お年寄りたちを喜ばせている。
皿まわしに、コマ回し。巧みな芸に、会場にはおひねりも飛び交う。
自分たちの芸を披露するだけではなく、高齢者に一緒に参加してもらう演出も忘れない。
時には失敗もあるが「がんばれ」と声援も。「うまいね」「すごい、すごい」。歓声はいつまでも止むことがなかった。
今までも作業所が関わるイベントなどに出演してきたが、お年寄りたちとのふれあいは、2人にとっても大きな経験となっている。
「喜んでくれて楽しいですね」。ツアーは来年始めまで続く。 -
平沢さん漢字検定7級合格
宮田村福祉作業所に通う平沢かよ子さん(33)=新田区=が2度目の受験で、見事に漢字検定7級に合格した。一時はあきらめかけた目標を乗り越え「次は6級を目指したい」と意欲をみせている。
平沢さんが漢字に強い関心を持ち始めたのは、昨年の誕生日にもらった一冊の参考書。以来、勉強を続け今年2月の試験で8級に合格した。
その後、7級に向けて勉強をさらに進めたが、1回不合格となり頓挫しそうな時期もあった。
「一時はあきらめようと思ったけど、やって良かった」。毎日30分間集中して勉強し、10月の試験では200点満点で163点と高得点。合格ラインを20点以上上回った。
「漢字は作文を書いたりするのにも役立つ。もっと勉強して来年の6月には6級を受けたい」と目を輝かす。 -
年忘れは花巻き寿司で、ともいきの会が楽しんで
宮田村町二区の交流グループ・ともいきの会(矢亀誠一会長)は13日、駒ケ根市ふるさとの家に出かけ「花巻き寿司」づくりに挑戦した。今が見頃のサザンカを巻き寿司の図柄にし、約30人がワイワイにぎやかに楽しんだ。
忘年会をかねて訪れた一行。地元の農村女性でつくる「百笑塾」の小平つた子さんから指導を受け、さっそく体験した。
ヤマゴボウ、ホウレンソウ、サクラデンプンを具材にして巻き寿司に。その断面を切ると、見事なサザンカの図柄が花開いた。
パッと笑顔の花も咲き、「きれいなもんだ」と歓声も。巻き方の力具合によって若干図柄も変わったが、「個性が出るんだね」と喜んだ。
みんなで会食し「キレイでおいしい。正月につくってみよう」と会話も弾んだ。 -
補助犬とともに人材養成
宮田村に本部がある日本聴導犬協会(有馬もと代表)は09年2月に、聴導犬・介助犬(補助犬)の訓練士を養成する学校を開校する準備を進めている。村内の町三区に協会の新施設が建設の運びになるなど環境が整い、補助犬とともに人材の養成もあわせて図っていく考えだ。
1年半のカリキュラムで、訓練士に必要な障害学、獣医学、医学、リハビリテーション学を履修するほか、社会福祉の担い手として不可欠な障害者論、福祉サービス、社会福祉概論などを取り入れ、障害者のカウンセラー的役割も果たす使命感を持った人材を育成する。
学校基本法に定める学校法人ではないが、補助犬育成に実績がある協会のノウハウを活用する。
内外の講師には各分野に精通した専門家があたり、校長には元信州大学学長の森本尚武氏、副校長には有馬代表が就任を予定。卒業生には準訓練士の資格を与え、優秀者には協会職員への道も開く。
募集人員は若干名。来年1月に受け付けを開始する予定。 -
名物丼に学べ、飯綱町商工会が視察
名物丼を立ちあげて地域振興に力を注ぐ宮田村商工会青年部の取り組みにヒントを得ようと、新潟県境に近い飯綱町商工会商業部が同村へ視察に訪れた。飯綱町でも地元食材を用いた地域おこしの検討が始まっているが、宮田村の若者の意欲と情熱にふれ「活気に満ちてすばらしい。参考にしたい」と話した。
飯綱町から商工会商業部、女性部、さらに町役場の担当者13人で来村。
宮田村商工会青年部の小田切等部長ら役員が迎え、名物丼「紫輝彩丼」の開発から誕生に至る経緯、現状の課題と今後の展望について解説。
「青年部はとにかく村を良くしたいと活動している。丼をつくったのも地域を活性化させようと始めたこと」と話した。
レシピを公募するなど常に住民を巻き込み開発してきた名物丼に、飯綱町側の参加者は興味深げ。
質問も次々挙がったが、懇談を終えてある男性は「型にはまるのではなく、気軽に柔軟に発想していければ、我々にもチャンスがあると思う」と、宮田村の取り組みを聞き手応えをつかんでいた。
飯綱町では黄金シャモやリンゴ生産が盛ん。それら地元食材を活用したメニューづくりは、商工会先導で検討に着手したばかりだ。
先進地視察なども行っているが、商業部会長の服田邦夫さんは「将来食のコンテストをやりたいと考えているが、宮田村の若者の熱意に感服した。何をやるにも若い人の力が必要ですね」と話した。 -
幸せを呼ぶ旗揚げ公演宮田小4年4組「わかば劇団」、保育園で初舞台
宮田村宮田小学校4年4組の劇団「しあわせをよぶ わかば劇団」は12日、西保育園を訪れて園児を前に旗揚げの初公演をした。6月から稽古を積み、園児を喜ばせたいと臨んだ本番。歓声沸く会場で、手応えをつかんだ児童の笑顔があった。
「人を喜ばしたい」と考えるなかで、子どもたちが想いついたのが劇。児童の一部が3年生の時に交流を深めたこともある保育園で上演しようと、練習の日々が始まった。
上演する物語は図書館の本から選び、3つの班に分かれてそれぞれ演出にもこだわった。
衣装にもこだわったり、ペープサートを用いたり。オーバーなアクションを見せたりと、本番では今までの成果を存分に発揮した。
小松友香さん、中村香菜さん、小田切梢さんは「ちょっと緊張したけど、喜んでもらえて良かった。次はもっと大きな声で演じたい」と表情も和らいだ。
この日は劇の他にもバルーンアートの実演やなぞなそゲーム、ダンス披露など盛りだくさんの内容。
最後には仲良くなった年長園児と手を取りあって遊ぶ姿もあり、担任の小田切宏久教諭は「みんな精一杯やっていい笑顔だった。自信を深める良い機会になったと思う」と目を細めた。
同劇団は今後も活動を続け、村内他の保育園でも上演したい考えを持っている。 -
食を育て地域の健康を、保健補導員OB会が総会
宮田村保健補導員OB会はこのほど、総会を村老人福祉センターで開いた。新たな会長に桐山幸子さん=大田切区=、副会長に牧田千春さん=北割区=、鈴木初美さん=町三区=を選出。現役の補導員会と連携をさらに深め、子どもの食育をはじめ地域の健康を守っていこうと意識を新たにした。
席上、桐山新会長は「育っていく子どもたちの健康に欠かせないのが食事。安全で安心な食を守るように取り組んでいきたい」とあいさつ。食生活改善に向けた各地域の組織活動の展開などを来年の事業に盛り込んだ。
OB会は1993年に発足し、約500人が補導員の任を終えた後も地域の健康福祉のために活動している。
新役員は次の皆さん。
▽会長=桐山幸子(大田切区)▽副会長=牧田千春(北割区)鈴木初美(町三区)▽理事=富田高子(町一区)酒井美代子(町二区)山崎文子(町三区)牧田千春(北割区)山田まつ美(南割区)三沢和子(新田区)中原ちはえ(大田切区)小田切里美(大久保区)伊東武美(中越区)奥田て志子(つつじが丘区)野溝ミネ子(大原区) -
保健補導員会終了式、救急法学んで1年の締めに
宮田村保健補導員会(鈴木初美会長)の2007年終了式は12日、村老人福祉センターで開いた。健康増進を図ろうと地域に密着した1年間を振り返り、今後も経験を活かそうと救急法の講習を受けて締めくくった。
終了式で清水靖夫村長は、補導員の地道な活動が村の元気につながっていると労をねぎらった。
教室などを開いて村民の心と体の健康に尽力した今年の活動状況を各区ごとに報告。来年もさらに活動の輪を広げようと話し合った。
引き続き、伊南消防の署員から指導を受けて救急法を体験。AED(体外式除細動器)の使い方も含め、心肺そ生について学んだ。 -
かかし隊今季の締めにそば打ち体験
農産物の栽培を通じてさまざまな体験をする宮田村公民館の親子講座「われら、かかし隊」は8日夜、年越しのそば打ち体験をした。もちろん自分たちで育てたそばを用いて挑戦。今年度最後の講座をにぎやかに締めくくった。
教育委員会の小池孝さんが指導。一連の作業の流れを見た後に、親子が取り組んだ。
どろんこ遊びに夢中になるように、そばをじっくり練る姿も。「お餅をつくるみたい」「早く食べたいなぁ」など話しながら、のしたり切ったり予想以上に手際良く進めた。
ゆであがりを舌鼓。ほのかに広がる豊かな香りと食感を楽しみながら、2年目を迎えた今季の講座を振り返っていた。
同公民館では来年度もかかし隊の継続を予定している。 -
東保育園もちつき
宮田村東保育園は11日、餅つきを行った。年長園児が昔ながらに杵と臼でペッタン、ペッタン。年末年始の伝統行事に、子どもたちの歓声が響き渡った。
年長園児が代表して餅をつき、他の園児はまわりで応援。「ヨイショ、ヨイショ」「がんばれ」と掛け声にあわせ、杵をふりあげた。
つきたての餅は、きな粉とあんこにまぶして昼食で。手づくりの味に笑顔が広がった。 -
福祉作業所定員増で存続を
宮田村の清水靖夫村長は11日の村議会12月定例会一般質問で、村福祉作業所の定員増を図るために来年度にも改修したい意向を示した。国の小規模作業所への補助削減方針を受け、定員を20人規模に増やして利用者の生活や働く意欲を守っていく考えだ。
同作業所には現在、知的や心身にハンディを抱える12人が登録。常時8人ほどが通所し、作業で汗を流すほか交流も深めている。
国は定員20人以下の作業所に補助カットなど厳しい対応を迫っており、村は県の補助を活用しながら定員20人規模施設で存続を図りたい考え。
現在は町二区の仲なかふれあいセンター2階に入居するが、手狭なこともあり、移転も選択肢のひとつに入れた改修を県との協議で進めていく方針だ。
この日は、多くの議員が子育て支援関係について質問。
村側は来年度に救急時に威力を発揮するAED(自動体外式除細動機)を宮田小、中学校に各1台導入したい考えや、本年度教育委員会内に設置した「こども室」に専門的な知識持った職員配置も視野にした体制充実の意向などを示した。 -
おさべ親王がトーテムポールに
青少年の健全育成に力を添える宮田村のグループ・芽ぶきの会(細田悦子代表)は8日、村にゆかりの他戸(おさべ)親王伝説をデザイン化したトーテムポールを新田区の村総合公園ふれあい広場に設置した。「子どもたちをを見守る広場のシンボルとして愛してもらえれば」とメンバーは期待を寄せている。
トーテムポールの設置は、昨年の村民会館前芝生広場に続いて2基目。2月に伐採したヒノキを乾燥させ、9月から手づくりで作業を進めてきた。
昨年は親子3代の家族を図柄にしたが、今回は村が・ス梅の里・スと呼ばれる由縁になったとされる親王を採用。豊かな水環境に恵まれた村をイメージさせる滝の絵も描いた。
広場管理棟脇に半日かけて設置。数メートルの高さがあり、広場で遊ぶ親子を望むように立てられた。
「このトーテムポールを目印に集まったり。そんな風に使ってもらえたらうれしいですね」とメンバーの笑顔がこぼれた。 -
医療費無料化小学6年生まで拡大へ
宮田村は来年度から乳幼児や児童の医療費無料化を現行の小学3年生から6年生へ拡大しようと、検討を進めている。10日開会の村議会12月定例会冒頭、清水靖夫村長が「少子化、子育て支援の強化を図りたい」として明らかにした。
村は本年度、小学校1年生から3年生まで無料化を拡大したばかり。しかし他の上伊那郡の箕輪町、飯島町、南箕輪村、中川村が先行して6年生まで適用している情勢になり、改めて見直しを図った。
来年度予算への計上を見込んでおり、村は370万円の負担増を試算している。
定例会に村は、体育施設の指定管理者制度導入に伴う条例制定など10議案を上程。そのうち上伊那広域連合の規約変更について即決した。
この日は全員協議会を非公開で開き、新田区の旧宮田養魚場の後利用問題について村が経過説明。天竜川漁協との交渉具合についてふれたが、議会側は早い段階で決着点を見出すよう求めたという。 -
中国人企業研修生と地元の野ひばりの会が食文化で交流
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宮田村民会館で7日、中国人企業研修生と地元農村女性ネットグループ「野ひばり会(太田芳子会長)」が食文化で交流した。
清水村長の提案で初めて実施した交流会には、企業研修生は女性20人が参加し、水餃子づくりを披露。野ひばりの会は23人が集まり、手際よく、宮田特産のルチンそばを使って、二八そばを打ち、カボチャやサツマイモの天ぷら、かき揚などを調理した。
研修生は慣れた手つきで、ニンジンやネギなどみじん切りする様子を見て、太田会長は「庖丁さばきがいい。てきぱきして、気持ちがいい」としきりに感心していた。
また、研修生のリュウディさんは「初めて、声を掛けていただき、うれしかった。祖国のお母さんと料理をしているようで、楽しい」と笑顔を向けた。
天ぷらも揚がり、水餃子も煮えて、仲良く会食。それぞれの国の料理を味わいながら、親ぼくを深めた。
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宮田駅前広場「輪苑」で宮田中生が花壇づくり
宮田村の宮田中学校2年1組(三枝邦幸教諭、33人)は6日、JR宮田駅前広場「輪苑」で、同広場を整備管理する「一輪の会(小沢常明会長)」と初の共同作業で花壇に花苗を植えつけた。
苗は白、青、黄のパンジー、黄と青のビオラ計1200ポット。同クラスは総合的学習の中で「華々しい故郷づくりプロジャクト」と銘打ち、土づくり部、デザイン部、苗づくり部に分かれて活動。9月に種まき、校内で育て、本葉7、8枚のポット苗を「広場」に持ち込んだ。
「広場」はメーンの円形花壇、築山花壇、楕円花壇、外周の帯花壇に分かれ、このうち、楕円と帯花壇が宮中生の担当。生徒らはデザイン画を見ながら、花色を選び、苗が小さいため、霜で凍み上がらないように、丁寧に植えつけた。
会員も生徒にあれこれとアドバイスしたり、指導するなどで交流を深めていた。
また、この日は同校では郡総合生活科の研究授業もあり、来校した教諭らも、作業する生徒ひとり一人の動きなどを書き留めていた。 -
クリスマスローズ、夏を乗り越え旅立ち
宮田村で夏から初冬まで育ったキンポウゲ科の「クリスマスローズ」が、開花前の出荷の季節を迎えて次々と大阪の花き業者に引き取られている。
クリスマスローズは暑さに弱く、そのため冷涼な信州に業者が着目。苗になるまで大阪で育ち、夏を越して冬の季節を迎える出荷前に再び大阪へ戻る。
大原区で花きを栽培する林義人さん(36)が業者からの委託を受け、4年前から伊那市長谷で、2年前からは宮田村でも夏の管理に携わる。
10月下旬から大阪へ戻す作業が始まり、約3万鉢の・ス里帰り・スもほぼ終了。
英国ではクリスマスに花が咲くためにその名が付いたというが、日本では1月から3月に開花。さまざまな色の花をつけ人気も高いという。 -
民生児童委員16人を委嘱
宮田村の民生児童委員協議会は3日、新任8人を含む16人に厚生労働大臣の委嘱状を伝達した。任期は3年で会長に春日良清さん=南割区=、副会長に浦野満子さん=町一区=、小田切隆幸さん=町三区=を選出。住民に寄り添い、福祉行政へのパイプ役ともなって活動する。
席上、前会長の浦野勝人さんが「互いに手をとりあって、弱者のより良き理解者となって手助けして」と激励。2人の主任児童委員も委嘱した。
委員は次の皆さん。カッコ内は担当地区
浦野満子(町一区1・2班)大蔵久子(町一区3班)太田芳子(町二区)土方照子(町三区1班)小田切隆幸(町三区2・3班)酒井正雄(町三区4‐1・5班)柳沢靖人(町三区4‐2、大田切1班)三好吉郎(北割区全域)秋山徳子(南割区1縲・・8班)春日良清(南割区4縲・班)加藤かほる(新田区)佐野悦子(大田切区2縲・班)横山榮子(大久保区)近藤浩祥(中越区)渡部佳子(つつじが丘区)都筑勝(大原区)▽主任児童委員=辰野恭子、宮澤多恵子 -
建設労連宮田分会が社協に寄付
上伊那建設労連宮田分会(三浦孝分会長)は、11月に木の良さを理解してもらおうと開いた「木工ひろば」の収益金など2万円を村社会福祉協議会に寄付した。
山浦正弘社協会長が受け取り、あたたかな善意に感謝。同分会は毎年、社協への寄付を続けている。 -
トップストーンの木下君、日本サッカー協会アカデミー福島に合格、北信越から初
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンの12歳以下(U‐12)ジュニアでFWとして活躍する木下諒君(12)=宮田小学校6年、南割区=が、日本サッカー協会が世界に通用する選手育成にと開設したアカデミー福島(福島県Jヴィレッジ内)に北信越から初めて合格した。来春からは全国の精鋭に交じってのトレーニングが始まるが「持ち味の突破とシュート力、体力も磨きたい」と期待をふくらませている。
全国から700人を超える受験者があり、合格はわずか16人。4回に及ぶ厳しい選考だったが、木下君は持ち前のハートの強さと抜群のスピードをアピールし難関を突破した。
選考のミニゲームでも、まわりの見知らぬ選手たちの名前をいち早く覚えて引っ張り、リーダーシップとコミュニケーション能力の高さも印象付けた。
トップストーンジュニアは今年、県大会を制して伊那谷からは初めて全日本少年サッカー大会に出場。
木下君はその原動力となり活躍をみせたが、東京ヴェルディなど国内屈指の選手が集まるクラブチームには苦杯をなめた。
しかし、そこで学んだ体の使い方などはアカデミーの選考会で実践。次を目指そうと常にどん欲だ。
148センチ、40キロと小柄。「栄養をつけ体を大きくしたい」と話すが、体格で劣ってもそれに負けない技術を身に付けようと、練習も決して手を抜かない。
アカデミーは中・高一貫教育の全寮制で、来春からは福島での生活となる。親元を離れることに不安も感じるが、それ以上にサッカーが上手になりたいと、目を輝かした。 -
滞納者向けタイヤロック導入へ
税金の滞納整理対策として自動車の差し押さえに使うタイヤロック装置1台を新たに導入する宮田村は6日、装置の使用方法を学ぶ講習会を役場で開いた。村は協力して税金の滞納整理を行うことを取り決めた「協働による滞納整理に関する協定」を県と結んでいることから、県総務部税務課個人県民税対策室の収納推進員が役場を訪れ、村の税務担当者5人に装着方法などを教えた。装置はタイヤホイールを挟んで固定する仕組みで、鍵がないとはずせない=写真。村の担当者は「支払い能力があるのに払う意思がないなどの悪質滞納者の差し押さえに使っていきたい。使わずに済むのが一番だが」と話している。装置の購入のため、村は12月村議会に2万円の補正予算案を上程する。
固定資産税、住民税などの収納率の悪化に頭を悩ませている村は12月、1月を滞納整理強化月間とし、23人体制でチームを編成して滞納整理の強化に取り組んでいる。 -
村民カード再発行は1000円に、認識向上もねらい
宮田村は住民基本台帳を活用した村民カードの再発行手数料を現行の300円から1000円に来年4月から変更しようと、10日開会の村議会12月定例会に条例の一部改正案を提出する。カードを紛失する人が多く、安易な再発行を防止するための策で「カードには大事な情報が入っており、認識を高めてもらうため」と村住民福祉課は説明する。
カードは情報を記憶するICチップが埋め込まれており原価で1000円以上するという。
同課によると、平均して月に30枚発行するが、そのうち6枚は再発行。現行の発行手数料は新規でも何回再発行しても300円と均一だが、今回の再発行分の変更は金融機関の手数料を勘案して設定している。
村議会12月定例会には、下水道料金を平均で15・13%引き上げるための条例改正案など10議案を上程。会期は14日までで、一般質問は11日午前9時から。 -
猟友会と村が災害時や行方不明者捜索で協定
宮田村は5日、上伊那猟友会宮田支部(保科誠支部長)と行方不明者の捜索、災害時における情報収集や伝達に関して協定を結んだ。村内の地理地形に熟知し、無線も使える会員の利点を活用し緊急事態に備える。
万が一の時に会員の技能やノウハウを活かせれば、と同支部から申し出があった。
同支部には28人が所属するが、大半が無線免許を所持しており、既存の通信網が届かなかったり寸断された場合など大きな力となりそうだ。
締結調印式で保科支部長は「山間部などは携帯電話が通じないエリアも多いが、無線ならばカバーできる。地理地形にも精通しており、役に立てると思う」とあいさつ。
清水靖夫村長は「災害や高齢化など社会的に心配されることが多い。皆さんの行動力で支援してもらえたら本当にありがたい」と述べた。
村は既に、災害時の応急措置で村建設組合、災害時の避難所提供、情報収集で郵便局と協定を結んでいる。
また、宮田村以外の上伊那猟友会各支部でも協定締結に向けた動きが始まっており、先日は辰野町で結ばれている。 -
大田切育成会が座禅会
宮田村大田切区育成会(新谷好弘会長)は2日早朝、恒例となった冬の座禅会を北割区の真慶寺で開いた。約30人が参加。10人の小学生も寒さを忘れて座禅を組み、瞑想にふけった。
心を落ち着かせ、目を閉じる参加者。厳しい寒さにも関わらず約40分間、子どもたちも体を動かさず静寂な時間を過ごした。
子どもたちの心身鍛練にと始まって18年。新谷会長は「きっと貴重な体験になるはず」と、座禅終了後に境内を清掃する小学生の姿に目を細めた。
同寺の赤尾義道住職は「地区をあげた座禅会は大田切だけ。体を動かさないと不安定になりがちな子どもたちだが、体を動かさないでも心を落ち着かせることに気付いてもらえたら」と話した。 -
小、中学校の枠越え教職員が子どもの育ちを考えて
宮田村宮田小、中学校の教職員と村教育委員会が子どもたちの現状について考える「心の育ちを考える日」は4日、同中学校で開いた。授業を参観した後に懇談。学習習慣と学力向上、表現力の育成、人間関係の構築など、児童、生徒が抱える課題や問題点を共有しながら意見交換した。
1983(昭和58)年に「道徳の日」として始まった取り組み。毎年小、中学校交互に会場を移し、さらなる子どもたちの育ちを考える機会としている。
小学校の教職員らが自由に各学級の授業を参観。引き続き全体会を開き、宮田中の教員側が「文章力が苦手な傾向があり、自分の言葉でなかなか意思表示ができない。進んでやる子どもと、何をやったら良いか迷っている子どもの二極化も進んでいる」と説明した。
分散会ではその問題提起をもとに、数人づつに分かれて懇談。児童、生徒の実態を把握し、子どもたちをどのように伸ばしていくか意見を交わしていた。 -
寺沢林道が復旧
昨年7月豪雨の影響で通行不能になっていた宮田村の宮田高原に通じる寺沢林道が、先月末で復旧した。そのまま冬の通行止めになるため、開通は来春となる。
豪雨で3カ所の大規模崩落があり、総事業費は約1億円。二季続けて宮田高原が閉鎖になるなど影響が出た。 -
住民の手で宮田高原のあり方検討開始
放牧牛の減少に加え、キャンプ場利用者も伸び悩む宮田村の宮田高原。昨年7月豪雨の影響が続き二季連続で閉鎖中だが、来季からの再開も視野に入れてそのあり方を考える検討が3日夜から、住民参加による「西山山麓観光開発研究会」で始まった。村は同研究会の意見を尊重して、存廃も含めて来春までには結論を出していく考えだ。
この日の研究会では、村産業建設課が同高原の現状を説明。毎年維持管理費に160万円程度が必要で、放牧委託料、キャンプ施設利用料で賄う経営状態も2004年度から赤字を計上していると示した。
その点も踏まえた上で懇談したが、「1600メートルの広大な高原は金で買えるものではなく、貴重な村の資源」「以前に村の子どもたちにアンケートした時に、圧倒的に宮田高原の自然を守るという想いが強く聞かれた」など、数人のメンバーからは再開を求める意見があがった。
自然をもっと前面に出した誘客や高原に通じる林道を活用した自転車レースや登山マラソンの開催、眺望の利く展望台の整備など、活性化に向けたアイデアも次々と出された。
高原の利用者数は近年、1400人から1500人程度で横ばいから減少傾向。放牧牛もかつては50頭以上いたとされるが、現在では10縲・0頭前後で頭打ちだ。
同課では収益を出すには放牧牛30頭、利用者も1600人程度の確保が必要としているが、再開も見通しながら来年度予算には高原事業費の計上も考えている。 -
伊南防犯連合会職域防犯部会年末研修会
年末特別警戒(11縲・1日)を前に3日、伊南防犯連合会は職域防犯部会の年末研修会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。伊南地区の金融機関や事業場などの代表者約60人が出席し、駒ケ根警察署の課長ら担当者から犯罪や交通事故の状況などについて説明を聞いたほか、啓発ビデオを見て詐欺の実態や防止法などについて学んだ。
同署生活安全刑事課の長沼秀治課長は強盗事件などの発生状況や防止対策などについて講義=写真。「駒ケ根署管内では犯罪の発生件数は減少してきているし、凶悪な事件も起きていないが、年末は犯罪が多い傾向がみられる。それぞれの職場でも十分に警戒を」と呼び掛けた。