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・ス児童を守る・ス宮田小教職員が防犯訓練
宮田村宮田小学校は、不審者侵入を想定した教職員対象の防犯訓練を開いた。校内と教室侵入の2パターンを用意し、いかに児童の身を守るか実践で学んだ。
校内侵入を想定した訓練では、不審者役も教員が扮して実施。大声で廊下をわめき散らす不審者の心情観察にまで迫った。
逆上させないように接する対応役の教職員だが、距離感の保ち方など難しさも。
終了後、訓練を見守った宮田村駐在所の署員は「不審者に柔らかく接する初期の対応は良かった。相手がどのような状況であるか、観察して対応することも大切」と指導した。 -
PTAと防犯指導者が歩いて通学路の安全を点検
宮田村宮田小学校PTA(加藤英明会長)は26日、通学路などを実際に歩き危険個所などを点検するパトロールを実施した。各地区ごとに分かれて、万が一の時に児童、生徒が駆け込む「子どもを守る安心の家」も訪問。防犯指導員、防犯女性部なども参加し、地域で子どもたちを守っていこうと意識も高めた。
約80人が参加。昨年度作成した安全、防犯マップなどを参考に危険な場所を再確認したほか、その他にも支障がないか目を光らせた。
終了後は小学校に再び集まり、気付いた点を報告。加藤会長は「このパトロールを始めたことにより、危険個所の改善も進んでいる。今日の結果をもとに、マップも改定していきたい」と話した。 -
子どもたちが地域を・ス探検・スして危険な場所もチェック
宮田村大原区の小学生が27日、同地区内をスタンプラリー方式で探検しながら危険な場所も確認する「大原探検」を行った。同地区PTAと同育成会の主催。水路や道路、広場など、防犯や安全面に懸念がある5カ所にチェックポイントを設定。ゲーム感覚も取り入れながら、自分の身を守る意識を高めた。
40人ほどが6年生をリーダーに5班に分かれて探検開始。地区公民館を出発し、地図を頼りに地区内を歩いた。
チェックポイントにはPTAの役員が待機し、たどりついた子どもたちに危険性を指導。通学時や遊ぶ時には注意するよう呼びかけた。
また、各ポイントにはパターゴルフや輪投げなどのゲームを用意。見事にクリアすると、役員からスタンプを押してもらいゴールを目指した。
下平隆地区PTA会長らは「近年はこの方式で実施している。何がおきるか分からない世の中。口で教えるのには限界もあり、楽しみを取り入れながら意識の向上につながれば」と話していた。 -
宮田観光開発4期連続の赤字
宮田観光ホテルなど経営する宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)は27日、2007年3月期決算を株主総会で発表。当期損失1550万円を計上し、4期連続の赤字となった。売上高は前期比10・2%減の3億2600万円。人件費を1千万円減らすなど固定費の削減に努めたが、7月豪雨災害による客数減や経営改善に向けたコンサルタント会社との契約費用などが影響。改善の効果は出ているとして、08年3月期は黒字への転換を図る。
主力の観光ホテルは売上高が前期比9・8%減。燃料高騰によりこまゆき荘も5・5%減らした。
豪雨災害により学校集団登山の中止など影響をまともに受けた中央アルプス3つの山荘の売上は、14・2%の大幅減。
当期損失を補うため利益準備金1050万円は全額取り崩した。
懸案の長期債務は計画通りに返済し、当期だけで3千万円ほどを償還。残高は4億6千万円となった。
役員人事は3月31日付で清水忠夫副社長が退職。200万円の退職金と、コンサルタント会社との契約費用総額930万円のうち470万円を当期に計上した。
同社はソフト面の改革を断行。社員が担当の職場以外もこなすなど、コンサルタントも入れて業務改善を図っている。
ディナーショーの開催や宴会食事の見直しなど、地元ニーズの掘り起しにも着手。学校の合宿利用などを積極的に呼び込む営業活動も強化する。
こまゆき荘は、入浴料を現状で維持。ホテルよりも安い宿泊をアピールするなど、サービス充実で対応する。
株主総会では、多額に及ぶコンサルタント費用や今後の経営見通しなどが質問にあがったが、清水社長、小田切英夫副社長は「数字を示すなかで経営方針を明らかにしていく」とした。 -
駅前広場「輪苑」開園1周年、整備竣工で記念式典
宮田村のJR宮田駅前に住民協力で整備が続いていた広場「輪苑」が26日、開園1周年を迎え、新たに設けたせせらぎ水路など全事業の竣工祝賀とあわせて記念式典を開いた。整備した一輪の会(小沢常明会長)のほか、地権者や事業推進に寄付をよせた地元企業、村、住民ら約70人が出席。地域の力で再生した村の玄関口が、・ス協働・スのシンボルとして長く愛されることに期待を寄せた。
空き地や空き家が目立ち空洞化する駅前に花壇を設けたいと始まった取り組みが、足掛け2年ほどで地域の力が結集。
地権者の賛同を得たほか、村の地域づくり支援事業、日本発条やタカノ、ユーエスアイなど地元企業20社の後押しも受け、住民が汗して以前とは見違える広場が完成した。
一輪の会が手づくりで整備した花壇の花々が咲き誇る中で式典。
小沢会長は「一輪の花が二輪、三輪と広がるように地域の善意、ボランティアが広がっている。憩いの場としていつまでも愛され、駅前再開発の礎となることを願う」とあいさつした。
清水靖夫村長ら来賓は、地域協働のモデルケースであると称賛。会場では宮田太鼓や宮田プラムハワイアンズなどの演奏もあり、地域一緒に全面竣工を祝った。 -
宮田村商工会青年部の春日さんが県大会でも優勝
県商工会青年部連合会の主張発表大会は25日に松本市内のホテルで開き、南信代表として出場した宮田村商工会青年部の春日真一さん(35)が堂々とした発表で優勝。9月11日に東京都内である関東大会に県代表として出場する。
春日さんは村商工会青年部が取り組む村の名物丼について発表。10分間の主張では原稿を全く見ることなく、地域活性のために丼に寄せる青年部員みんなの想いを代弁した。
「南信予選では早口になってしまったので、ゆっくり話してより内容を伝えるように心がけた」と春日さん。県内他地区の精鋭を抑え、見事に栄冠を勝ち取った。
審査員は「話しに引き込まれた。丼に取り組む体験が体に染み付いているから、原稿を見ずに発表できるのだと思う。素晴らしい」と絶賛。
同青年部は04、05年にも連続して県大会で優勝。小田切等部長は「予選に比べ格段に良くなっており、関東でも優勝を狙える。3度目の正直で全国を目指してほしい」とエールを贈る。
会場には青年部員扮するどんぶりレンジャーも駆けつけ、発表を力強くサポート。
春日さんは「仲間の声援あってこその優勝。審査員から指摘された分かりやすく伝える点に留意し、関東大会に臨みたい」と話した。 -
伊南安協総会
伊南交通安全協会(玉木武春会長)は26日、第60回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。理事、評議員ら約70人が出席し、07年度事業計画・予算案などを承認した。玉木会長はあいさつで「今年の交通死亡事故抑止目標は2人だが、究極の目標である死亡ゼロを目指す気構えで安全運動に取り組んでいってほしい」と呼び掛けた。議事に先立って交通安全功労者や優良運転者などの受賞報告と表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
◇県警察本部長・県交通安全協会長連名表彰▽功労者=打木操▽優良運転者=尾・ス清人、酒井昇、城田修二、北林源一郎▽交通功労団体表彰状=伊南交通安全協会飯島支会女性部▽同感謝状=高齢者クラブ福寿会、飯島セラミック
◇駒ケ根警察署長・伊南交通安全協会長連名表彰▽優良運転者30年以上=宮沢美智子、村沢周子、村沢正一、竹松利高、伊藤佳雄、中尾祐次、大倉和昭、宮沢喜克、北原文弘、浅川進、赤羽根賢悟、堀内克美、大西英子、酒井昇、城田修二、北林源一郎、古沢寅吉▽同20年以上=谷口和宏、那須野豊明、赤羽根加代子、中原邦彦▽同10年以上=正木裕子▽感謝状=栃若清光 -
デイサービス時間延長一般型にも拡大
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンター梅の里は、今まで認知症型のみに対応していた時間延長を一般型にも拡大。あわせて延長料金も引き下げ改定する。24日開いた社協理事会、評議員会で運営規定の一部変更を了承した。
一般、認知症型ともに午前8時から通常営業が始まる同9時まで、また営業時間が終了する午後5時から一般は同6時まで、認知症型は同7時までそれぞれ延長できる。
延長料金の改定では、現行1時間1300円を千円に引き下げる。
同社協事務局は「要望が多く、サービス向上の一環」としている。 -
全国菓子組合ハサップ認証8番目、北川製菓の宮田新工場
ドーナツなど製造の北川製菓(駒ケ根市赤穂、北川浩一社長)は24日、宮田村新田区のマウンテンバイク場跡地に新たに建設する宮田工場の地鎮祭を開いた。9月中旬の操業開始を予定するが、全国菓子組合連合会が認証する高度な衛生品質管理システム「HACCP」(ハサップ)で、全国8番目の認証工場となる。本社工場では生産能力も限界に来ており、新たな設備で菓子の量産化を図る。
「昨今は生産能力とともに、品質や衛生管理面も徹底しないと受注は難しい」と北川社長。新工場では原材料から製品になるまでの管理を徹底する。
2階建ての工場の総床面積は1400平方メートル。1時間あたりリングドーナツは本社工場の2倍にあたる1万2800個、焼き菓子は3倍にあたる1万2600個が製造可能な設備を設ける。
本社工場は現状通りに稼動。全国の生協やスーパー、量販店などに出荷し、両工場で年間8億円程度の売り上げを見込む。
また宮田工場の従業員は25人規模で、現地採用も予定する。
工場建設地一帯は駒ケ根高原や村の総合公園などにも近く、観光面の活性化にもつながると、村が同社を誘致した。
地鎮祭の席上、清水靖夫村長は「観光や地域との連携の中で頑張ってほしい」と期待を寄せ、北川社長も「色々な形で社会、地域に貢献していきたい」とあいさつした。
同社は工場見学のほか、3年から5年後をめどに直売施設を設けていく考えも示す。 -
宮田中、毎月各国の料理を生徒たちに
宮田村の宮田中学校の給食で月に1回、世界各国の料理を味わう取り組みが始まった。23日はオーストラリア料理で、初めて味わう異国の食べ物に生徒たちは興味深げ。企画した同校の小原啓子栄養師は「食を通じて世界に目を向け、新たな発見を感じてもらえれば」と“食育”に広がり持たせる試みに期待を寄せる。
オーストラリアの食卓に欠かせない「べジマイト」と呼ばれる野菜エキスを発酵させたペースト状の食品と、同国民がファーストフード感覚で気軽に食べる「ミートパイ」を給食メニューに盛り込んだ。
同国出身で本年度の同校ALT(語学指導助手)のアダム・コラールさん(34)が、生徒たちに母国の料理を紹介。ランチルームで全校一緒に味わった。
べジマイトはパンにバターと一緒に塗って食べたが、オーストラリアの納豆と呼ばれる味は、生徒たちにとって“未知との遭遇”。好みは分かれたが、2年生の服部裕明君(13)は「みそみたいな味がして、とてもおいしい。給食でいろんな国の食文化が味わえて楽しい」と話した。
「自分の国では当たり前でも、他の国では違う。食事によって文化の違いを知ることは、とても重要なことに思う」とアダムさん。
食材の入手など苦労は多いが、子どもたちのためにと小原栄養師や給食調理員。来月はカリブ海の国の料理を予定する。
##写真
ALTのアダムさんから話を聞き、生徒たちはオーストラリアの味に舌鼓を打った -
伊南防火管理協会総会
伊南4市町村の437事業所でつくる伊南防火管理協会は21日、第31回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。役員の改選が行われ、会長に堀内茂彦さん(再任・信濃燃料)、副会長に木下哲夫さん(木下燃料)、小沢長三さん(小沢建設)、顧問に加藤和美さん(駒ケ根自動車産業)を選出したほか、事業計画・予算案を承認した。優良事業所などの表彰も行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
◆県危険物安全協会長表彰▼危険物優良事業所=田中燃料店▼特別表彰=武井二郎(駒ケ根自動車産業)▼危険物優良取扱者=福沢勇一(キョウリツ)木下哲夫(木下燃料)小長井規雄(和信化学工業駒ケ根工場)富永義人(上伊那農協中沢給油所)宮・ス克弘(同片桐・飯島給油所)
◆伊南防火管理協会長表彰▼優良事業所表彰=駒ケ根郵便局、和泉屋燃料店、花木タイヤ商会、駒ケ根トヨタ自動車、富永自動車▼危険物取扱者40年勤続表彰=小林幸八(丸共産業)武井二郎(駒ケ根自動車産業)▼同30年勤続=平沢隆(小松屋商店)上久保善實(田中薬局)熊谷宏(南信精機製作所)▼同25年勤続=日岐義明(帝国通信工業赤穂工場)川上正計(上伊那農協)宮・ス克弘(上伊那農協片桐・飯島給油所)▼同20年勤続=大場清隆(同福岡給油所)富永義人(同中沢給油所)竹内宣江(同七久保給油所)▼同15年勤続=今井茂(今井自転車店)小島正好(小島商会)小原謙二(昭和伊南総合病院)小松文晴(駒ケ根自動車学校)辰口正美(北原産業エスパル駒ケ根)田中豊昭(日本発条産機事業本部)宮下進八郎(宮井商店)笠原信男(三徳)宮沢孝広(飯島セラミック)▼同10年勤続=滝沢美保子(駒ケ根自動車産業)中村保(信濃燃料)小町谷久志(養命酒製造駒ケ根工場)中山友悦(タカノ)福沢丈樹(タカノ機械)堀内信彦(信濃燃料)小林美知子(飯島保育所)千村芳郎(下平工業)那須野大(伊那火工堀内煙火店)森岡康男(飯島町地域福祉センター石楠花苑)森上龍雄(大林建材)▼同5年勤続=小池実(和信化学工業駒ケ根工場)大原とも美(イタクニ)竹下俊彦(同)久保村祐二(田中燃料店)堀内正巳(中央アルプス観光)森岡正明(日本発条伊那工場)倉田浩幸(駒ケ根生コン)中坪厚志(養命酒製造駒ケ根工場)高坂由明(丈長屋)竹村博(塚田理研工業)唐沢繁樹(上伊那農協)森本元司(同)松崎明重(同飯島カントリー)宮下清博(長野ミツバ)篠原栄治(上伊那農協片桐給油所)古沢征三(同南向給油所)▼防火管理者30年勤続表彰=池上良之(岩田屋)北沢福明(民宿天山)那須野茂喜(白樺荘)福沢猛(信濃路)古田良昭(古田料理店)宮下勝(ホテルあさひや)▼同25年勤続=中村敏(コーヒースポットめいと)▼同20年勤続=中山清美(いげた屋)赤羽芳春(しぶき荘)浦上謙吾(駒ケ根ダイカスト工業)大平静江(駒ケ根ハイランドホテル)宮下学(駒ケ根グリーンプラザ)吉沢文夫(さわや食堂)▼同15年勤続=飯島秀樹(駒ケ根グリーンホテル)伊藤文雄(座光寺内科医院)北村和子(割烹食堂たつぼり)横山勝(さんれーく駒ケ根店)▼同10年勤続=下平武人(日本電産)清水千博(同)古沢正博(トマト)千村貴美男(東洋エクステリア中央研究所)▼同5年勤続=小沢常明(テーケー)伊沢正紀(窪田建設)草深雪江(北割保育園)宮下みさほ(福岡保育園)田中浩二(マルヤス長野) -
宮田中で防犯訓練と護身術講習会
宮田村の宮田中学校は22日、不審者の校内侵入を想定した防犯訓練と護身術講習会を開いた。全校生徒が参加して不審者に手をつかまれたり、抱きつかれた場合などの対処法も学習した。
駒ケ根署員の指導で安全に逃げるための護身術を体験。友達同士2人1組になって、自分よりも力が強い人にどう対処するか実践法式で学んだ。
「護身術は相手を撃退するものではありません」と同署員。生徒たちは繰り返し練習し、万が一の心構えも強くした。
防犯訓練は署員扮する不審者が校内に侵入したと想定。教諭数人が駆けつけたが、暴れる相手に手こずり緊迫した内容に。
ようやく取り抑え、息を切らせる職員もいたが「昨年の訓練よりも適切に対応できた」と話した。
各学級は教室入口に机などでバリケードをつくり、不審者が侵入できないように訓練。校内放送で不審者確保を確認してから、全校生徒は無言で体育館に避難した。
同校では近年、防犯訓練と護身術講習会を組み合わせる形で、生徒、教職員の安全対策と意識向上を図っている。 -
公民館子育て学級開講
宮田村公民館子育て学級は22日、本年度の開講式を行った。親子で体験できる活動を中心に多彩な内容で交流。この日もさっそく屋外に出て、サツマイモの苗植えに挑戦した。
同学級は毎年秋に焼きいも会を開くのが恒例。例年はサツマイモを購入したり分けてもらっていたが、今年は自分たちで育ててみようと計画した。
町三区斎藤診療所近くの畑の一角を借り、親子で苗植え。ワイワイにぎやかに秋の収獲を夢見て土にふれた。
本年度の同学級は昨年よりも2組ほど多い33組が参加。来年3月まで年10回開き、同年代の若い親子がふれあいの輪を広げる。
役員も決め、会長には増田淳子さん、副会長には三枝香織さん、会計には平澤由美子さん、田村沙織さんを選んだ。 -
巨大なマダイが入荷
宮田村町三区のスーパーこいちに22日朝、体長90センチ、重さ10キロにも及ぶ巨大なマダイが入荷した。
新潟県能生(のう)沖から直送されたもので、長年魚をさばくベテラン店員も「これだけ大きいタイは初めてみた」とビックリ。
同店で販売する通常のマダイは1・5キロほど。その7倍近くにも及ぶ巨大な魚体は壮観で、店頭に並ぶと「立派だねぇ」と足を止めて見入る買い物客の姿もみられた。
午前中のうちに地元の料理店が購入したが、「これだけ大きいと何だかめでたい気分がしますね」と同店の前林裕一専務は話した。 -
新田区班対抗ソフトバレーボール大会
宮田村新田区の班対抗ソフトバレーボール大会は20日、村農業者体育館で開いた。区内8つの班全てが出場し、3班が優勝。試合を通じて地域の絆も深めた。
分館の主催で各班は成年(35歳まで)壮年(50歳まで)熟年(50歳以上)の3チームを構成。2勝したチームが勝ちあがるトーナメント方式で争った。
中学生から年配の人たちまで出来るだけ多くの人が出場できるように配慮。隣近所が息をあわせてトスを回し、心地良い汗を流した。
結果は次の通り。
(1)3班(2)5班(3)8班(4)2班(5)6班(6)1班(7)4班(8)7班 -
宮田村商工会青年部の春日さん、主張発表南信予選で優勝
商工会青年部主張発表大会南信地区予選は19日に伊那市で開き、宮田村商工会青年部の春日真一さん(35)が優勝した。同青年部が地域を巻き込み誕生にこぎつけた・ス名物丼・スを題材に発表。南信代表として25日の県大会に出場し、夢に向って取り組むことの素晴らしさを再び伝える。
春日さんは昨年度、宮田村商工会青年部ふるさと創造委員長を務め、名物丼開発の責任者として奔走。
青年部活動について主張発表するこの日の大会では、途方もなく想えた計画が多くの協力で実現していく過程を10分間に凝縮して発表した。
名物丼に寄せる強い想いをそのままぶつけた本番。「言いたいことが一杯ありすぎて。まとめるのに苦労しました」と振り返るが、堂々とした発表は高い評価となった。
同村商工会青年部は2004、05年度の主張発表大会で、2年連続して北関東大会に県代表として出場した実績を持つ。
「先輩2人に追いつく気持ちで県大会も臨む。勝ち進めば主張を聞いてくれる人も自然と増えるので、名物丼をさらに多くの人に伝えていければ」と春日さん。同僚の青年部員も熱い期待を寄せている。 -
宮田小3年4組と2年、海外協力隊員候補生と交流授業
宮田村の宮田小学校3年4組と2年生は18日、国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊訓練所の隊員候補生を迎え、国際理解の交流授業を行った。
3年4組を訪れたのは、学校教育支援で中米のホンジュラスに派遣予定の本田泰生さん(39)山本浩司さん(38)伊藤由紀子さん(36)の3人。
伊藤さんはピンク色が鮮やかなホンジュラスの民族衣装で現れ、子どもたちは興味津々。スライドを使ってクイズ形式で、同国の言葉や文化、暮らしぶりを伝えた
日本と比べ環境的に厳しい学校の様子も紹介。「みんなが学校に通えるわけではありません。家のために働く子どもたちもいます」と説明すると、児童は貧しくとも屈託のない笑顔が広がる現地の子どもたちの写真を見つめた。
2年生は太平洋に浮かぶバヌアツに派遣される3人と交流。地球温暖化により国土の水没も危ぐされる小さな島国の現状を知り、利便性を追い求める自分たちの暮らしが遠い国までつながっていることも学んだ。 -
観光ホテルでビアガーデン早くもオープン
気分は夏本番に‐。宮田村新田区の宮田観光ホテルでは早くも屋外のビアガーデンがオープンし、賑わいを見せ始めている。
飯田市の企業の28人が懇親で利用。男性社員は「暖かい飯田でもまだビアガーデンはオープンしていない。今日は会社の山行きで訪れたが、しっかりと飲めて楽しい」と話し、同僚とジョッキを傾けていた。
同ホテルのビアガーデンは恒例で、10月までとシーズンも長い。今季も気温の上昇とともに予約が増えているという。
15人以上の予約制だが、生ビールのほか、日本酒、焼酎、ウィスキー、ソフトドリンクの飲み放題と焼き肉の食べ放題がセットで男性4千円、女性3500円と安心価格で人気も上々。営業時間も昼から午後9時ころまでの間で相談に応じる。
入浴料のサービスやマイクロバスの送迎も。予約、問い合わせは同ホテル83・2134まで。
##写真(たてよこ)
屋外で飲む爽快感はまた格別。早くもビアガーデンがオープンした -
宮田村女子バレーリーグ開幕
宮田村女子バレーボールリーグ戦(村女子バレーボール会主催)は17日夜、村農業者体育館で開幕した。23季目の伝統のリーグ戦に、昨年と同じ12チームが参加。「しんでん」の7連覇を阻止しようと、各チームとも・ス虎視眈々・ス。親睦も深めながら、9月20日まで総当りの長丁場で熱戦を展開する。
開幕式には各チーム、選手が勢揃い。しんでんの平澤恵美子主将が優勝トロフィーを返還した。
「美北」の田辺良子主将は「チームの輪を大切にし、感謝して戦うことを誓います」と選手宣誓。
主催者の土方照子会長は「最後までけがのないようにプレーしよう」とあいさつした。
同リーグ戦の特徴のひとつに20代から70代と年齢層の幅広さが挙げられる。
今季も50代後半以上の選手ばかりで参戦する「エアロール」をはじめ、各チームいずれも気合、体力ともに充実。ベテランと若手が入り混じり、世代を越えた女性の熱き戦いを繰り広げる。
さっそく開幕4試合を行い、ハツラツとしたプレーが光った。 -
公園遊びにお弁当、楽しさ尽きない春の遠足
宮田村の3保育園は18日、待ちにまった春の遠足。リュックを背に、それぞれの目的地に向った。
西保育園の年中、年少の54人は、町三区斎藤診療所内の公園へ。シーソーに乗ったり、滑り台をすべったり大喜び。
思いっきり遊んだ後は、お楽しみの昼食。保護者が心をこめてつくってくれた弁当をドキドキしながら広げた。
アンパンマンの顔を象ったおにぎりや定番のタコウインナー、そして食後のデザートまで。自慢の弁当を友達同士見せ合いながら「美味しいよ」と満面の笑顔が広がった。 -
出荷できる品質目指して、宮田小3年2組がトマト栽培
宮田村宮田小学校3年2組はトマトを栽培し、大手メーカーが製造するトマトジュースの原料用に出荷しようと取り組んでいる。14日は借りた学校近くの畑で苗を植え付け。基準をクリアする高品質のトマトを育てようと真剣だ。
使用できる肥料などは厳しく定められており、品質管理を考えながらの試み。自分たちで耕した畑に、1株づつ丁寧に植えた。
しっかり植えてあるか再確認。「美味しいトマトに育って」と水をやった。
同学級は昨年度、村内の農家に立ち寄りトマトについて学習。自らの手で栽培するのは初めてだが、収獲後は調理実習などにも使ってみたいと考えている。 -
初夏運ぶ、初ガツオ
初夏の到来を告げる初ガツオ。宮田村町三区のスーパーこいちにも連日入荷し、値段もこなれて人気を集めている。
初ガツオは黒潮に乗って日本近海を北上。こいちには現在、千葉県勝浦産が運ばれてきており、シーズン当初よりも価格は落ち着き気味だ。
価格は1キロ800円程度。前林善一社長は「昔は蒸して食べたりもしたが、脂が少ないためさっぱりと刺身やたたきが美味しい」と話す。
「目に青葉、山ほととぎす初鰹」と江戸時代の俳人山口素堂は詠んだが、初夏の心地良い陽気を感じつつ、夕食のおかずや酒の肴に新鮮なカツオが最適な季節を迎えている。 -
宮田小2年2組が探鳥会
宮田村宮田小学校2年2組は16日、駒ケ根市の駒ケ根高原で探鳥会を開いた。33人の児童は耳を澄ませて鳥たちの・スさえずり・スを聞き、木の上に止まる「オオルリ」の美しい姿に息を飲んだ。
1年生の時から校内外で野鳥に親しむ同学級。いつも鳥について教えてもらう日本野鳥の会の小口泰人さん=駒ケ根市福岡=の案内で、大沼湖畔から別荘地内を散策した。
森の中での本格的な観察は初心者の子どもたち。小口さんからマナーも聞きつつ、静かに目と耳を自然の中に傾けた。
段々と近くなる鳴き声。目で追うと、ウグイスが大空に。「見えた」「飛んだ飛んだ」と歓声もわいた。
その後もホオジロ、コゲラ、シジュウカラと、子どもたちを歓迎するかのように鳥の歌声が森を包み込む。
沢の近くの木の上ではオオルリを発見。肉眼でも見ることができたが、双眼鏡をのぞくと「青色だ」「カワイイ」と子どもたちの目が輝いた。
担任の原一彦教諭からは植物の説明も受けるなど、多彩な生き物が暮らす地元の豊かな自然にどっぷりと親しんだ。 -
津島神社改修を計画
祇園祭あばれみこしが有名な宮田村町二区の津島神社社殿の雨漏りがひどくなり、氏子の協力で大規模な改修を計画している。鉄板ぶき屋根と内部の改修、さらに同祭に使うのぼり旗、大提灯なども老朽化しており新調する。来年夏をめどに全事業を完了させたい考えだ。
同神社は350年ほどの歴史があると伝えられ、現在の社殿は明治時代の建物。過去にも数回部分改修を行ってきたが、築110年余の経過で屋根などの老朽化は激しく、社殿内部への影響拡大も懸念される。
この長年の懸案に新旧の氏子総代は集まり、2月に改修委員会(保科充会長)を発足。準備を進めてきた。
事業費は700万円ほどを見込み、社殿のほか老朽化した道具などの更新も進める予定。
また今まで神社名を刻んだ「社標」がなかったが、祭りに使う社殿用の幕とあわせて整備を計画する。
同神社の氏子は町一区、町二区、町三区で1000戸ほど。氏子の寄付を主体に事業を進めたい考えで、改修委員会や氏子総代は地域に理解と協力を求めている。 -
駒ケ根で重傷交通事故
16日午前7時45分ごろ、駒ケ根市赤穂北割一区の市道交差点で伊那市伊那部の会社員神山奈穂美さん(25)運転の普通乗用車と宮田村の会社員前沢稔さん(39)運転の普通乗用車が出会い頭に衝突。神山さんが右腕の骨を折るなどの重傷、前沢さんがひざを打つ軽傷を負った。
交差点に信号はないが見通しは良い。駒ケ根署が原因を調べている。 -
大田切の子どもたちが農業体験
宮田村大田切区育成会(新谷好弘会長)はこのほど、スイートコーンと枝豆の種まきと長ネギを植える農業体験「自然を愛する勉強会」を開いた。区内の子どもたち39人と会役員13人が参加。「元気に育って」と願いをこめ、土にまみれた。
草取りから作業開始。子どもたちがせっせと汗を流し、育成会の役員が耕してうねをつくった。
協力してたい肥を入れて種まき。スイートコーンと枝豆の栽培は初挑戦だが、夏の収獲を夢見て作業を続けた。
同育成会は長年、「自ら汗して収獲の喜びを味わってほしい」と子どもたちの農作業体験を継続。農家に育っても土にふれる機会が乏しい子どもたちも多いが、この日は目を輝かしていきいきと作業する姿がみられた。
子どもたちは今後も草取りなどの管理を行い、サツマイモも栽培。収獲後は地区内での販売も予定する。 -
町三区の花壇整備
宮田村町三区(縣忍区長)は12日、JR飯田線ガード近くに設けてある花壇で作業を行った。新たにサツキ65本を植栽。区役員と村職員の地区担当者あわせて15人ほどが参加し、力をあわせて汗を流した。
村職員も参加しての協働作業は3年目。花壇周辺は子どもたちの通学路として使われ、通行車両も多いこともあり、見映え良くしようと整えた。
「みんなで作業することで意識も高まる。地区や通行する皆さんに喜んでもらえらば」と縣区長は話した。 -
園児に体支える力をトレーニング、専門講師で運動指導
宮田村西保育園(吉川美幸園長)は本年度、専門のインストラクターを外部から招き園児の運動指導を行っている。器械体操をもとに、運動の基礎となる体を支える力を付けるのがねらい。園児たちは日ごろのトレーニングに園内の雑巾がけにも取り組み始めるなど、様々な側面に効果は波及しそうだ。
初回の15日は年長園児が受講。動物の動きのマネを取り入れながら、全身を動かした。
ウサギやカンガルーみたいにピョンピョン飛び跳ねたり。クマのように四つん這いになって、力強く進んだり。楽しみながら、手や足で大地をしっかりとつかむ運動を繰り返した。
指導する日本マタニティビクス協会認定インストラクターの根橋恵美さん=伊那市=は「赤ちゃんのハイハイは体を支える力を養っています。子どもの運動能力低下も言われますが、雑巾がけもハイハイの延長。手軽にできるトレーニングです」と説明する。
同保育園は春から本格的に雑巾がけを導入。年中園児から広まったものだが「腕や足の力など相当鍛えられるし、美化の心もあわせて養えられる」と吉川園長は効果に期待を寄せる。
運動指導は保護者会の協力も受けて年間10回開き、各学年順番に実施する考え。マットや飛び箱などを取り入れていく予定だ。 -
宮田村のティービーエムがものづくり産業応援助成金の認定事業者に
宮田村の金属製品加工会社・ティービーエム(山田益社長)がこのほど、製造業企業などの県内での新増設を助成する「ものづくり産業応援助成金」の認定事業所に選ばれ、16日に知事からの認定通知書が交付されることとなった。
認定事業は伊那市西箕輪の伊那インター工業団地内に建設する伊那工場。投資予定額は16億2400万円となっている。 -
津島神社祇園祭合同会議
7月に行われる宮田村の津島神社祇園祭の氏子総代と祭典委員会の役員ら11人による合同会議が13日、神社の境内にある町二区公民館で開かれた。これまでの経過報告や今後の日程、それぞれの役割などの確認を行ったほか、宝蔵庫に収納してある祭りの備品の点検などを行った=写真。ちょうちんや鈴など傷みの激しい物も多く、役員らは「この際、思い切って新調しなけりゃならないな」などと話し合った。祭りの成功はこれからの準備にかかっているとあって、出席者らは真剣な表情で打ち合わせをしていた。
7月22日の宵祭、23日の本祭に向け、氏子総代と祭典委員会はさまざまな準備で忙しい日々が続く。