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駒ヶ根市、宮田村で
コイヘルペス陽性反応県農政部は6日、駒ヶ根市で8月26日に、宮田村で30日に採取した検体を調査した結果、コイヘルペスウイルス陽性が確定されたと発表した。三重県にある水産総合研究センター・養殖研究所が診断した。
駒ヶ根市、宮田村ともに個人の池で採取したマゴイ。駒ヶ根市では05年度5件目、宮田村では初めて、上伊那では合計6件、県全体では25件になる。 -
使用済みバットを再利用 駒工野球部の善意で宮田村西保育園に
安全対策を進めている宮田村西保育園は、野球のバットを防犯用に使えないかと思案。要望を受けた駒ケ根工業高校野球部が2日、快く6本の使用済みバットを同園に寄贈した。
この日は、宮内弘司主将、小椋正輝、大澤勝両副主将(いずれも3年)と山岸智昭監督の4人が同園を訪問。中村美咲子園長らに直接手渡した。
バットの寿命は1、2年ほど。山岸監督は「バットを防犯用に使いたいという申し出は初めてだったが、適度な長さで防犯に有効かも」と話した。
村内の保育園は「さすまた」と呼ばれる棒状の防犯撃退グッズを、村民の寄贈により本年度導入。しかし、数に限りがあることから、同保育園はバットを使えないかと考えた。
ある保育士の息子が同校野球部OBだった関係から、今回の古バット再利用が決定。6本は各教室に置き、万が一の時に備える。
「備えてあるだけで気分的に違う」と中村園長や保育士は感謝していた。 -
9月定例会開会
駒ケ根市議会9月定例会は2日、開会した。人事1▽専決処分1▽報告1▽条例改正8▽04年度決算13▽05年度補正予算2▽事件3窶狽フ計29議案の上程、提案説明、質疑を行い、総務文教、建設経済、厚生の各常任委員会に付託した。議案は最終日・27日の本会議で委員長報告、質疑、討論を経て採決される。主な議案は▽公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例の一部改正案▽04年度一般・特別会計決算▽05年度一般・特別会計補正予算▽大曽倉A・C地区の土地取得窶狽ネど。
04年度一般会計・特別会計の決算は歳入233億4431万円(対前年度比4・9%減)歳出230億3884万円(同4・8%減)差引3億547万円(同11・2%減)の黒字。
任期満了に伴う市教育委員会委員の任命について議会は現教育長の中原稲雄氏(69)=駒ケ根市赤穂北割2区=の再任に同意した。3期目の任期は10月1日から4年間。
会期中の日程は次の通り。
▽3窶・2日=休会▽13・14日=本会議(一般質問)▽15・16日=付託議案審査(総務文教・建設経済委員会)▽17窶・9日=休会▽20・21日=付託議案審査(建設経済・厚生委員会)▽22窶・6日=休会▽27日=本会議(委員長報告、質疑、討論、採決、閉会) -
大地震発生を想定した防災訓練
防災の日の1日、天竜川上流河川事務所(三上幸三所長)と警察、消防、関係自治体らでつくる天竜川災害情報協議会は、大地震の発生を想定した防災訓練を駒ケ根市の同事務所隣接地で実施した。駒ケ根市、駒ケ根警察署、伊南行政組合北消防署などから約20人が参加し、衛星回線を使った通信訓練などを行ったほか、同事務所が備えている排水ポンプ車、照明車などの災害対策用車両の機能について説明を聞いた。
午前9時30分、駒ケ根市周辺で震度6弱の地震が発生、電気・電話が不通となって天竜川東岸と西岸の通信が途絶した窶狽ニの想定で、同市の中沢支所と同事務所とを衛星通信回線で結んで災害状況などを報告する訓練が行われた。同事務所には災害対策本部車、衛星通信車などが待機し、中沢支所と画像と音声で連絡を取り合った=写真。
参加者らは初めて見る災害対策設備の機能に感心しながら、担当者の説明を熱心に聞いていた。 -
中沢小学校水泳記録会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は2日、水泳記録会を同校プールで開いた。天候不順のため予定日を2回順延し、この日もだめなら今年は中止窶狽ニされていただけに児童らにとっては待ちに待った晴れの舞台。真夏のような日差しが照りつける泳ぎには絶好のコンディションの下、児童らは張り切ってそれぞれの種目に出場し、プールサイドで応援する児童や訪れた保護者らの大きな声援を受けながら、水しぶきを上げて懸命の泳ぎを見せていた=写真。
詰めかけた保護者らはカメラやビデオカメラで子どもの力泳を撮影したり「頑張れ」「もう少しだ」などと励ましの声援を送った。先頭から大きく離され、最後尾になっても頑張って最後まで泳ぎ切った児童に対してはひときわ大きな拍手が送られていた。 -
日本画・掛軸大処分市
駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店は半期に一度の「日本画・掛軸大処分市」を2階ニシザワギャラリーで6日まで開いている。郷土作家を中心に中央画壇の人気作家の作品約80点を展示即売中。主な出展作家は池上秀畝、中村不折らのほか武者小路実篤、棟方志功、池田満寿夫窶狽ネど。価格は2万1千円窶・99万円。
問い合わせは同店(TEL82・2111)へ。 -
中沢小地震防災訓練
防災の日の1日、駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は大地震発生に備えた防災訓練を行なった。「地震発生。頭を保護し、上履きのままで校庭に避難しなさい」と校内放送が流れると、全校の児童らは頭に防災ずきんをかぶり、無言のまま素早く整然と避難を終えた。
校庭に集合した児童らの前で、担任らの人員報告を受けた酒井照明教頭が北原校長に「児童全員避難完了」と報告し、訓練を終了した。
校庭から視聴覚室に移動した児童らは、県が制作した防災ビデオを見て地震への備えや地震発生時の対応などについて学んだ。
北原校長は「静かに早く避難ができた。実際に地震が起きた時にもこういう落ち着いた行動をとってほしい。今日は家に帰ったら地震について家族で話し合ってください」と話した。 -
第60回国体ビーチバレー出場
県大会、北信越大会を見事に勝ち抜き、第60回国民体育大会のビーチバレー競技(9月10日窶・2日、岡山県)への出場を決めた。
全国制覇を何度も成し遂げたことで有名な岡谷工業高校バレー部の出身。アタッカーとして活躍したが「残念ながら在籍時は全国優勝はできず、3位が最高でした」。
大学に進んでもバレーは続けた。ビーチバレーとの出会いはバレー部の先輩に誘われたことから。だが競技として真剣に取り組んだわけではなく、あくまで練習の合間の遊びとして楽しむレベルだった。
砂浜でのお遊びのように思われているビーチバレーだが、実は想像以上に体力と精神力が要求されるハードなスポーツだ。ルールもインドアのバレーより厳しい。特にオーバーハンドパス。未経験者のパスはすべてがダブルコンタクト(ドリブル)の反則になってしまうほどだ。
◇ ◇
今年の国体には何としても出場したいと決意し、この春、知人の紹介で岡工の後輩とペアを組んだ。「周囲からも出場を期待されていたのでプレッシャーは大変でした」わずかな時間も惜しんで練習に打ち込み、合間には筋力トレーニングに取り組んだ。
ビーチバレーのメンバーは2人だけ。普通のバレーのようにアタッカーとしてスパイクを打つだけ窶狽ニいうわけにはいかない。交代選手も認められないため、どちらかが具合が悪くなったりけがでもすればそれでおしまいだ。「レシーブは昔からあまりやる必要がなかったので、どっちかというと得意じゃなくて…。でもそんなこと言っていられない。2人のうちのどちらかが弱いと見れば、相手は徹底的に狙ってくるんです」北信越大会の最終戦では集中攻撃を浴びてギリギリまで体力を消耗し、炎天下だったせいもあって熱中症に陥ってしまう。「頭はボーッとするし、体は動かないしで本当に苦しかった」
◇ ◇
ビーチバレーの一番の難しさは足場が悪いこと。開催地によってそれぞれまったく違う砂の質で疲れ方も変わってくる。さらに屋外でプレーするため風の影響も大きく、気温や天候によっても試合の流れは左右される。「とにかくインドアのバレーとはまったく勝手が違う。でも競技としての厳しさとは別に、BGMを流したり、コメンテーターが試合の実況を放送したりして雰囲気を盛り上げるから観客は楽しいでしょうね。試合やってる方はそれどころじゃないけど」
「目標は優勝…と言いたいところだけど、国体にはプロ級の選手も出場してくるのでちょっと無理。でも精いっぱい頑張ります」
(白鳥文男) -
駒工の存続を求める伊南地区決起集会
県教育委員会が6月、駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するなどとした高校再編整備候補案を公表したことを受け、伊南4市町村と各教育委員会、議会、小中学校PTA、駒工同窓会らでつくる「駒ケ根工業高校を育てる会」は31日「駒工の存続を求める伊南地区決起集会」を駒ケ根市文化会館で開いた。呼び掛けに応じた市民ら約200人が集まって意見を交わし、県教委に対して再編案の白紙撤回を強く求めることなどを柱とする集会宣言を採択した。
参加者からは「県教委は地域の状況をまったく考えていない。一刻も早く再編案の白紙撤回を」「製造品出荷額が県下10地区で2位という上伊那の物づくりを支えてきた工業高校をなくしてしまうわけにはいかない」「第3通学区推進委員の14人中6人が諏訪地区というのは不公平だ。到底納得できない」など、統合は絶対反対とする意見が相次いだ。
駒ケ根工業高校は1942年、赤穂農商学校福岡農場として発足、61年に工業課程が新設され、64年に赤穂高から分離独立した。現在は機械、電気、情報技術の3科に計約330人の生徒が学ぶ。卒業生の進路はこの10年間進学と就職はほぼ半数ずつで推移し、就職先の大半は地元の製造企業。 -
第2次隊入所式
駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊訓練所は31日、05年度第2次隊の派遣前訓練入所式を同所で開いた。男性55、女性103、計158人の候補生が新たに入所し、79日間の厳しい訓練を開始した。候補生を代表して相稔子さん(ホンジュラス派遣予定)が「初心を忘れず厳しい訓練に取り組み、晴れて隊員となって海外協力の現場に立てるよう精進することを誓います」と力強く宣誓した。
加藤高史所長は「合宿生活はさまざまなルールがあり窮屈に感じる人もいるかもしれないが、この程度のことに適応できない者には隊員の資格はない。修了式では全員に修了証を手渡したい。健闘を祈る」と期待を込めてあいさつした。
第1次隊の訓練期間は11月17日までの79日間。派遣予定国は南西アジア、アフリカ、中南米など世界38カ国に及ぶ。訓練を終えた隊員は教育、保健衛生、農林水産、スポーツなどの分野で途上国の発展に協力する。候補生の平均年齢は男性27・9歳、女性27・1歳。上伊那からは和木明日香さん=辰野町、宮下裕典さん=長谷村=が参加している。 -
地域子ども育成100人の会
駒ケ根市の市民らでつくる地域子ども育成100人の会(村上守伸代表世話人)は30日、今年度の第1回会議を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約20人が参加し、現代の子どもたちを取り巻くさまざまな問題点について意見を交わした=写真。村上さんは「現状を把握するため問題点を出し合い、次回の会議でその原因を探っていきたい」と述べた。
出席者は「子どもにどう接していいのか分からずに悩んでいる親が多い」「若い母親が一人で子育てをするのは大変。地域の人が何か手助けをできないか」「戦中世代に甘やかされて育った世代が親になっている。今後が心配」などと意見を出し合っていた。
中原稲雄教育長はあいさつで「子どもがおかしくなったのではなく、大人社会がおかしくなった影響を受けている。子育てを通じて良いまちづくりができるよう皆で考えていこう」と述べた。
事務局によると、今後数回の会議を経て今年度中をめどに「子育て10カ条」を策定したいとしている。 -
駒ケ根市第21回ふれあい広場4日に
駒ケ根市の第21回ふれあい広場(実行委員会・市社会福祉協議会主催)は「ともに生きるふれあいのまち」をテーマに、4日午前10時窶伯゚後3時に総合文化センター・すずらん公園を主会場に開かれる。会場には▽あおぞら広場▽バザール広場▽アルプス広場窶狽ェ設置されるほか、文化会館大ホール、あおぞら広場特設ステージでそれぞれ演芸会が催される。開会に先立ち、午前9時25分にJR駒ケ根駅前をパレードが出発し、会場まで練り歩く。
問い合わせは市社協(TEL81・5900)へ。 -
小西朝子展3日から
駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館は特別展「小西朝子展窶葱UNST(芸術)・Mental(衝動)・Simple(独慎)」を3日から10月30日まで開く。最新作を含む彫像などの作品約70点を展示する。
小西さんは1970年東京生まれ。多摩美術大絵画科油画卒。97年渡仏し、各地で個展開催。現在もパリにアトリエを構え活躍中。
午前9時窶伯゚後5時30分。入館料は大人千円、大学・高校生800円、小・中学生500円(土曜日は小・中学生無料)。期間中休館なし。
問い合わせは同美術館(TEL83・5100)へ。 -
第3回定例会
伊南行政組合議会は29日、第3回定例会を開き、04年度の一般会計決算、昭和伊南総合病院事業決算のほか、05年度補正予算案、条例改正案など5議案を認定・可決して閉会した。併せて行われた全員協議会では、04年度伊南福祉会決算、伊南行政組合3カ年実施計画、吉瀬地区最終処分場の計画延期などが報告された。
04年度伊南行政組合一般会計決算は歳入16億8040万円、歳出15億9280万円で、繰越明許費を差し引いた実質収支は6173万円の黒字。
04年度昭和伊南総合病院事業決算は9800万円の純損失を計上し、累積赤字は35億5200万円となった。伊那中央病院開設の影響を大きく受けた03年度に比べ入院患者数は増加したが、外来患者数は依然減少が続いている。
駒ケ根市吉瀬に建設する計画の最終処分場については、箕輪町八乙女の最終処分場が稼動する場合などを考慮し、今年度実施する計画だった環境影響調査(アセスメント)を見送って08年度実施の計画としている。 -
新たに市民チャンピオンに認定
駒ケ根市北割一区の池上弘章さん(58)敏子さん(56)夫妻の飼い猫「チビたま」(4歳・雌)がこれまでの最高体重記録を0・6キロ更新する8・6キロで新たに市民チャンピオンに認定された。生後三カ月のころ、餓死寸前で池上さん方に迷い込んだところを助けられ、入退院を繰り返しながら徐々に回復してようやく健康体になったが、いつの間にか太り始めたという。
敏子さんは「つらい境遇を経験したせいか人見知りが激しくて…。でも体格の割に動きはとても敏捷ですよ」と目を細める。
池上さん方のもう1匹の愛猫、12歳のミーともども元気に仲良く暮らしている。 -
寄贈作品新たに展示
駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館はアルゼンチンの版画家ラファエル・ヒルさんの寄贈作品「いま戦争の足音が一歩一歩近づいている」を今月から新たに展示している。
作品は6枚の連作版画。それぞれ戦車や装甲車を大きく中央に配し、人物の写真や木の葉などをコラージュで加えて、戦争ヘと進んでいく人間と社会への不安を淡々と訴え掛けている=写真。
ヒルさんは1942年生まれ。マヌエル・ベルグラーノ美術学校、プリジャーノ・プエルドン美術学校卒。アルゼンチンを代表する版画家として世界で活躍している。98年には駒ケ根高原美術館で開催された「アルゼンチン・日本現代版画展」に出品、来館した。
寄贈作品はヒルさんの収蔵作品5点と共に第2展示室で当分の間常設展示する。
問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
アルプスのもとビーチバレーで熱戦
ビーチバレーボールの市民大会「ビーチバレーinアルプス」が28日、駒ケ根市森と水のアウトドア体験広場専用コートで開かれた。初心者も楽しめるようにと設けた4人制には、周辺各地から22チームが参加。本格的な2人制は全国クラスの選手も参戦し、世代、レベルを超えて競技を楽しんだ。
駒ケ根市バレーボール協会が、愛好者を増やそうと昨年から開催。幅広い年代層が集まり、同じコートで汗を流した。
上伊那の60歳以上でつくるソフトバレーボールチーム「似たかよったか」も4人制に初参戦。孫のような若者との対戦を楽しんでいた。
2人制は福井や神奈川からの遠征組もあり熱戦。ペアの選手を試合ごとに交代し、個人順位を争った。
開会式では、同協会所属で国体ビーチバレー(9月)に初出場する小澤光良さんの壮行会もあり、参加者全員でエールを送った。
結果は次の通り。
【2人制】(1)奥田敬祐(2)平林康裕(3)三島英徳
【4人制】(1)ピロティーズ(2)ウスタスチャーシュー(3)ウスタスタマゴ、小松組 -
水泳記録会
駒ケ根市の赤穂南小学校(白鳥彰政校長)は29日、3・4・5年生の水泳記録会を行った。まぶしい日差しの下、児童らは水しぶきを上げ、ゴールを目指してそれぞれ懸命の力泳を見せていた。
訪れた保護者や同級生らはプールサイドから「頑張れ!」「立つなよー」「あと5メートル」などと励ましの声援を送り、見事にゴールまで泳ぎ切った児童らに大きな拍手を送っていた。
中にはゴールしたものの、疲れ切って自力で水から上がることができず、教師に引き上げられる児童の姿もあったが、泳ぎ切った達成感で顔には満足と安どの笑顔が浮かんでいた。 -
高齢者学級8月定例会
駒ケ根市の赤穂公民館(北澤吉三館長)は26日、高齢者学級の8月定例会を同館で開いた。約30人が出席し、昭和伊南病院の薬剤部主任薬剤師の伊藤芳明さんによる「健康に老いる-健康診断の必要性とがん、高血圧、脳卒中について」と題した講演を聞いた。
伊藤さんは生活習慣病について「定期的に人間ドックを受診すれば病気の早期発見に役立つほか、健康状態の把握と健康増進対策も立てられる」とその必要性を訴えた。
痛みのコントロールに使われるモルヒネについて「体に悪いとか、使いすぎると廃人になるとか、使い出すとやめられなくなるとかいった認識があるが、がんの治療に使う上ではそのようなことは一切なく、安心して使える」と話した。
出席者らは感心したような表情で「ふーん」と時折うなずいたりしながら、話にじっと耳を傾けていた。 -
第17回こまがね天竜ふるさとまつり
第17回こまがね天竜ふるさとまつり(実行委員会主催)は27日、駒ケ根市のおもしろかっぱ館・おまつり広場周辺で開かれた。呼び物の「かっぱのいかだ下り大会」では21隻のいかだが出場し、それぞれ趣向を凝らした造りとさおさばきを競い合いながら、見物人の大声援を受けてゆっくりと流れを下った=写真。おまつり広場では多くの屋台が軒を連ね、チャンバラショーやスイカ割り大会などが行われて、訪れた家族連れでにぎわった。特設ステージでは女性デュオ「ma」のライブが行われたほか、地元の15グループが歌や踊りを披露する演芸大会が多彩に繰り広げられた。
天竜川の太田切川合流点をスタートしたいかだは下間川合流点までの3・2キロをゆっくりと下った。出場者は浅瀬ではいかだを降りて押したり、流れの速い所ではさおを流され「しまった!」と声を上げるなど、思うように進まないいかだに苦労しながらもつかの間の水上の旅を楽しんでいた。
新宮川の浅瀬では魚のつかみ捕り大会が行われた。集まった子どもたちは、放流されたマスをつかもうと水しぶきと歓声を上げながら流れの中を走りまわった。
強い日差しが照りつけ、真夏を思わせる陽気となった日中だったが、色とりどりの花火が夜空を華やかに彩るころには涼しい風も川面を渡り、虫の声も聞こえて「もう秋だね」と行く夏を惜しむ声があちこちで聞かれた。 -
9月定例会日程
駒ケ根市議会は9月定例会を2日窶・7日(26日間)の会期で行う。議案は「公の施設の指定管理者の指定手続きに関する条例の一部を改正する条例」など条例案件8件、04年度一般会計をはじめとする各会計決算案件13件、05年度一般会計など補正予算案件2件など計29件が上程される。
議会は議会改革の一環として、従来会期半ばに行っていた議案に対する質疑を初日に行うことを決め、今議会から取り入れる。
日程は次の通り。
▽2日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託)▽13・14日=本会議(一般質問)▽15・16日=総務文教委員会▽16・20日=建設経済委員会▽20・21日=厚生委員会▽27日=本会議(採決) -
駒ケ根工業高校SPP授業
文部科学省が理数系教育の充実を目的に行っているサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)の一環として駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は26日、情報技術化の2年生31人を対象に大学教授による講義を同校で行った。
諏訪東京理科大学(茅野市)システム工学部電子システム工学科の宮澤悟教授が同校を訪れ「コンピュータ・シミュレーション解析で理解する制御システムの安定性検証」について講義した。宮澤教授が「大学3年程度で扱うレベルかな」という高度な内容の授業。この講義に基づいて9月8日に諏訪東京理科大で実習、12日に駒ケ根工でまとめ講義を行う。終了後にはレポートを提出しなければならないとあって、生徒らは一言も聞きもらさないよう真剣な表情で講義に耳を傾けていた=写真。
駒工は3年前から諏訪東京理科大と科学技術教育連携協定を結び、高校で学ぶ内容が先端技術とどうつながり、どう広がっていくのかなどについて講義や実験を通じて指導する活動に取り組んでいる。 -
二本松市の市民訪問団
共に市内に青年海外協力隊の訓練所があることなどから駒ケ根市と友好都市協定を結んでいる福島県二本松市の市民訪問団が26日、協定締結5周年を記念して駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長らの歓迎を受けた。三保恵一市長をはじめとする約30人の訪問団は懇談の席で「これからもよろしく」などと笑顔で話していた。
中原市長は歓迎の式で「協定締結以来、親ぼくの輪を広げてきた。友好のきずなが今後ますます深まることを期待する」と歓迎のあいさつを述べ、三保市長は「親善をさらに深めるため訪問した。二本松市は12月に近隣の3市町村と合併するが、新・二本松市となっても一層交流を活発にしていきたい」と述べた。
訪問団は27日に駒ケ岳ロープウェイで高山の世界を体験、午後には天竜ふるさとまつりを見物し、28日に帰郷する予定。 -
指定管理者制度に向け関係条例の一括改正
駒ケ根市は公の施設の指定管理者制度の06年度導入に向けて関係条例の一括改正案を市議会9月定例会に上程する。関係する条例は32。対象施設は公民館、集会所、文化センターなど75に上る。このうち指定管理者を一般公募するのは市民体育館、市営グラウンド、アルプス球場、駒ケ根高原マレットゴルフ場などの体育施設のほか、市福祉センター、ふるさとの丘、重要文化財の竹村家住宅などの27施設。条例案が可決されれば指定管理者選定委員会による管理者の選定を経て、06年4月から新制度に移行する見通し。
このほか市が9月定例会に提案する一般会計補正予算関係の新規事業には、現在健康被害が問題になっているアスベストの検査費用を1件当たり1万円補助する「アスベスト調査補助事業」がある。予算額は50件分・50万円。 -
第24回リーグ戦開幕
駒ケ根市家庭婦人バレーボール連盟(福沢英子理事長)の第24回リーグ戦が25日開幕した。市民体育館で開会式と開幕戦2試合が行われ、中原正純市長がサーブの始球式で開幕を祝った。宣誓で選手代表の唐澤みきさん(上穂)は「家族の協力に感謝しつつ、力いっぱいプレーします」と誓った=写真。リーグ戦には13チームが出場し、12月の優勝決定戦までA・Bブロックに分かれて総当り戦を行う。
福沢理事長はあいさつで「昨年より2チーム減ったことは残念だが、来年度は再び15チームがそろうよう期待する。楽しいリーグ戦にしよう」と呼び掛けた。
開会式直後の開幕戦は上穂対北割2、福岡対小町谷の組み合わせで行われた。選手らは初めこそ緊張した表情だったが試合が進むにつれて徐々に固さもとれ、声を掛け合いながらはつらつとボールを追っていた。
出場チームは次の通り。
▽Aブロック=上穂、町1、町2、町4、東伊那、北割2▽Bブロック=小町谷、中沢、町3、上赤須、北割1、下平、福岡 -
花を書く描く展
駒ケ根市の駒ケ根高原大沼湖畔「森のギャラリーKomorebi(こもれび)」で宮下梨花さん=伊那市御園=の作品展「花を書く描く展」が5日まで開かれている。美しく咲く秋の花をテーマに手描き染めと書で表現した宮下さんと生徒の作品約40点を展示している=写真。
宮下さんは自分の和服や帯に好きな絵を描いてみたい窶狽ニのきっかけで手描き染めを始めた。書道は高名な書家古谷蒼韻=京都市=に師事。約20年前から書道、手描き染めなどを教える「蒼花会」を主宰している。「手描き染めと書。まったく違うものの取り合わせに見えるかもしれないが、自分の中では違和感は何もない」
午前10時窶伯゚後6時30分。31日は定休。問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
伊南金融機関防犯連絡協議会
巧妙な手口の振り込め詐欺事件が各地で多発している現状に危機感が強まっていることから伊南金融機関防犯連絡協議会(会長・赤田伊佐雄八十二銀行駒ケ根支店長)は25日、駒ケ根警察署で臨時会議を開いた。管内の金融機関の代表者ら26人が出席し、振り込め詐欺や強盗の防止と対応などについて駒ケ根署員の説明を聞いた。
大杉元文生活安全・刑事課長は「振り込んだ後に届け出ても金の保護はできない。以前は被害者はお年寄りが多く、金融機関で気がつくことも多かったが、今は手口も変化して若者の被害者も増えてきた。見極めは難しいと思うが少しでも様子がおかしいと感じたらすぐに警察に通報を」と話し、振り込め詐欺の防止について協力を求めた。
強盗への対応については、金融機関で実際に起きた事件に基づいて制作されたビデオを上映。出席者らは犯人への対応の成功・失敗例から教訓を学ぼうと真剣な表情でスクリーンに見入っていた。
赤田会長はあいさつで「詐欺は身近でも起きているし決して他人事ではない。対策をしっかり勉強したい」と述べた。 -
駒ヶ根の大型トレーラ事故
国交省が事故原因調査へ国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局は25日、22日駒ヶ根市赤穂の駒ヶ根駒ケ岳公園線・北原交差点吹付近で発生した大型トレーラ車の事故について、事故原因の調査をするよう製造メーカーに指示した。
事故は、県内の貨物運輸業者の大型トレーラ(車名・東急)が発進する際に、牽引するトラクタ(車名・三菱)から離脱した。連結するターンテーブルは横浜車両製。けが人等はなかったが、特異な事例で、他の交通に対して危害を及ぼす事故であったことから、製造メーカーによる事故原因の調査となった。
長野運輸支局は、調査結果を受けてから当該運輸事業者の保守管理上の問題を確認するとしている。 -
第40回クラブ大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は25日、第40回クラブ大会を駒ケ根市のアイパルいなんで開いた。約300人が出席し、会員らの意見発表に耳を傾けたほか、歌や踊りなど演芸を披露し合って楽しいひとときを過ごした。功労者の表彰も併せて行われた。
佐藤守男さん=上赤須=は「私の病と健康体について」、吉村修さん=町4=は「60年前の体験」についてそれぞれ意見発表した。
昼食後の演芸会では地区クラブなどからの30組が次々にステージに登場し、得意の歌や踊りを堂々と披露して拍手喝采を浴びていた。
池上会長はあいさつで「私も97歳になるがあと2、3年は元気で生きたい。自分の健康は自分で守り、日本一の健康づくりクラブにしていこう」と力強く呼び掛けた。
表彰されたのは次の皆さん。
▽老人福祉事業功労者(表彰状)=桜井静子(北割2)池戸金一(同)青山一(福岡)宮沢富子(市場割)辰野竹子(下平)斎藤匡民(町1)北原吾市(同)下沢庄三(上穂町)村上守人(同)竹村政金(中山)▽老人福祉功労者(感謝状)=小野菊子(上穂町) -
駒ケ根体育協会弓道8月例会
駒ケ根体育協会弓道8月例会(24日、駒ケ根市弓道場)
▽個人(1)前澤秀夫(17中)(2)細田将弘(15中)(3)森田慶一(14中)(4)水田明美(13中)(5)外薗公毅(12中)
▽団体(1)Aチーム(前澤秀夫・森田慶一・春日貴)(2)Fチーム(真弓隆彦・水田明美・赤須昭正)(3)Dチーム(海野深大・外薗公毅・都筑勝)