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シルバー人材センターボランティア
日ごろ世話になっている地域への感謝の気持ちを込めて駒ケ根伊南広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)の赤穂地区委員会(堀弘地区委員長)は9日、JR駒ケ根駅一帯のボランティア除草作業を7月の第1回に続いて行った。会員約70人が参加し、歩道や植え込みや緑地帯などの雑草を取り除いた=写真。
真夏のような日差しが照りつける昼下がりの駅前で、参加者らは「草はすぐ伸びるなあ」などと話しながら、慣れた手つきで手早く雑草をむしっていた。 -
阿竹晃子さん(63)、
絵も陶芸も根っこは同じ、表現方法が違うだけ。心の趣くままに描き、造形する-。
◇◇
1943年、名古屋市で彫刻家の故・中村喜平さんの長女に生まれ。子ども時代は川口市で過ごす。父の彫刻は売れず、母が和裁で一家を支えた。「父が好きで、まつわりついていた。父のモデルも務めた。父は生きていくにはお金は必要。85%はお金でカバーできる。残りの15%はお金では満たされないとよく言っていた」と父の思い出を。
偉大な彫刻家の父の背を見て育ち「気がついたら描いていた」と10代から独学で絵を描き始めた。「人物画はものすごく好き、モデルを見ると燃える。色彩は明るく、鮮やかな色に引かれる。冬は景色、粉雪が降る景色がいい」。父から母に毎日のように届く絵手紙を見て、絵心を誘われたとか。
25歳で夫の実さんに出会い、大恋愛の末、結婚。工業デザイナーを目指し勉学中の夫を支え、2女に恵まれた。次女のおむつを取れた時「むしょうに手が乾く。何かやってみたいと、父に相談すると、陶芸を勧められた」という。
陶芸家、岡村昭男さんに師事。「なにものにも捕らわれず、好きな物を好きなように作る」それが身上。「いいこともいやなことも、泣きたいことも作品にして吐き出す。絵を描くように、自由に形づくる。絵と陶芸、材料が違うだけ」とか。
陶芸はお金にしやすい」と、経済的に困窮すると、陶芸の個展を開催。「いい友達に恵まれ、友達が心配して買ってくれるから、ほとんど完売する」とか。
50歳から俳句をはじめ、60歳には盆栽にも目覚め、昨年から亡き父の工房(駒ケ根市福岡)に移転し、釜を構え、創作活動に励む。
「駒ケ根市は自然がきれいで幸せ。冬もいい。歩いて、氷や雪をすくって食べる」と寒さも楽しんでいる。「釜を持って、独立したら、自分に腕がないのに、愕然とした。穴があったら、作品を埋めたい。原点に返って、どうして焼物を始めたのか、自分はどういう物を作りたいのか、考えていきたい」と話す。
陶芸教室は毎週金、日曜日午後2時、7時。1人暮らし、(大口国江)
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県赤十字救急法競技大会
救急の日の9日、救急法の普及を図ろうと日本赤十字社県支部は第19回県赤十字救急法競技大会を駒ケ根市の市武道館で開いた。県下各地から32チーム・96人が出場し、日ごろの訓練の成果を競い合った。上伊那勢は一般Iの部で駒ケ根市消防団が1縲・位を独占したほか、一般IIの部で辰野町消防団が優勝、駒ケ根市消防団が2、3位を占める好成績を挙げた。
出場者は競技開始直前に「頭頂部の擦り傷と左下腿の擦り傷を手当てする」などと掲示された課題を見て合図とともに傷病者に駆け寄り、体につけられたテープの色で出血、骨折、ねんざの部位などを確認。「大丈夫ですか」「すぐに救急車が来ます」などと声をかけたりしながらチームの3人が連携して包帯を巻いたり心肺蘇生(そせい)法を試みるなど、状況に応じた手早い応急処置を施していた=写真。
競技は地域奉仕団と一般、赤十字救急法救急員認定資格者をチームに含むIと含まないIIに分かれて4部門で争われた。
上位は次の皆さん(上伊那関係分)。
▼一般Iの部(1)駒ケ根市消防団救護隊C(春日浩幸・小澤康弘・山口正輝)(2)駒ケ根市消防団救護隊B(松本寛明・横山渉・小松貴志)(3)駒ケ根市消防団B(宮澤武史、上村隆史・上山和則)▼一般IIの部(1)辰野町消防団B(仁科武司・有賀夏樹・花岡照明)(2)駒ケ根市消防団救護隊A(北原晃洋・小澤隆章・西川正樹)(3)駒ケ根市消防団A(塩沢克美・横山喬幸・小池正敏) -
スペシャルオリンピックス卓球競技
知的発達障害のある人たちにスポーツを通じて社会参加を支援するSO(スペシャルオリンピックス)日本・長野(飯島泰臣理事長)は夏季長野ゲーム・イン・駒ケ根卓球競技を9日、駒ケ根市の市民体育館で開いた。アスリート5人が出場し、個人技能とシングルスの試合で日ごろ磨いた腕を競い合った=写真。
個人技能競技はSO国際ルールで決められた5種目=(1)ハンドトス(片手もしくは両手で30秒間ボールを投げ上げる回数を競う)(2)ラケットバウンス(ラケットの上で30秒間ボールを弾ませる回数を競う)(3)フォアハンドボレー(ボールをフォアハンドで打ち返す)(4)バックハンドボレー(5)サービス=の合計点を争った。真剣な表情で競技に臨んだ出場者らは、うまくいくとうれしそうに笑い、失敗すると悔しそうに天を仰ぐなど、それぞれ伸び伸びとしたプレーを見せていた。
SO日本・長野・駒ケ根地区プログラム代表の堀内豊彦さんは開会式で「県内唯一の卓球プログラムが発足して1年3カ月。これまで磨いてきた腕を発揮し、将来へのステップにしてほしい」と呼び掛けた。 -
記者室ネコ
我が家に白と黒の斑の子猫が迷ってきた。新聞紙上や犬猫病院のお知らせコーナーにも載せてもらったが、飼い主が現れる気配はない。当の子猫は家猫2匹を尻目に堂々とえさを食べ、外でサンマを焼いていると、すりすりしねだる。よほどかわいがられて育ったのか、態度の大きさ、なれなれしさに、家人も家猫もあ然。カメラを向ければ、カメラ目線▼知人宅でも猫を3匹が飼っているが、親猫が野良で、その子どもが2匹。何年も飼っているのに、人を見るとさっと逃げ、家人でも抱かれない▼子供時代の生育環境は、その後の人生に大きな影響を受けるのは人も猫も同じらしい。「氏より育ち」の例えもある。それはともかく「誰かこの子のおうちを知りませんか」(大口記者)
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老人大学同窓会チャリティマレット寄付
老人大学の卒業生らでつくる老人大学駒ケ根同窓会(小林俊雄会長、140人)は8日、第14回チャリティマレットゴルフ大会を駒ケ根市の馬見塚公園マレットゴルフ場で開き、参加費の一部2万円を市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した=写真。出場した18人のほか、趣旨に賛同した会員40人もカンパに協力した。竹内会長は礼を述べ、「善意銀行に積み立て、社会福祉に役立てたい」とあいさつした。
同会は毎年市社協に寄付を続けている。 -
駒ケ根市第2回男女共同参画講座
駒ケ根市教育委員会は7日夜、06年度男女共同参画推進講座の第2回を駒ケ根駅前ビル・アルパで開講した。講座生61人のうち約40人が参加し、市教育委員会子ども課子育て家庭教育係長の吉澤一義さんの講義「協働による子育てのまちづくりを目指して」を聴いた。
吉澤さんは子どもたちが危ないといわれる現状について「変わったのは子どもたちではなく、大人を含めた環境」とした上で「地域全体で、できるだけ多くの目で子どもを育てていくことが大切」と訴えた=写真。
講座は11月2日までの全6回。月2回の割で各界の講師による講義や実習、ワークショップなどが行われる。 -
JA駒ケ根支所がカーブミラー清掃
JA上伊那駒ケ根支所(春日一衛支所長)は地域貢献活動の一環として8日朝、駒ケ根市赤穂地区の約千カ所に上るカーブミラー清掃ボランティアを行った。職員ら約150人が参加し、交差点に立つカーブミラーの汚れをワイパーや布で落とした=写真。
管内の赤穂地区を13地域に分け、担当する班が2、3人ずつの小グループを編成して作業開始。「これは汚れているなあ」などと話しながら一つ一つのミラーに洗剤や水を吹き掛け、ワイパーや布でごしごしとこすってこびりついた汚れをきれいに落とした。カーブミラーは近い所では約10メートルごとに設置されているため、参加者らは次から次へと忙しく歩き回っては作業を繰り返した。 -
県社会福祉大会表彰を報告
社会福祉に顕著な功績があったとして駒ケ根市の2団体と2個人が第55回県社会福祉大会(6日、長野市)で表彰された。8日、福祉を考える企業の会の今井秀臣会長と駒ケ根市民生児童委員協議会の堀千代美会長が市社会福祉協議会(竹内正寛会長)を訪れ、表彰を報告した=写真。2人は「これまでの努力が実った」「これを契機に今後一層頑張りたい」とそれぞれ喜びを語った。
福祉を考える企業の会は駒ケ根市内の147事業所が会員となり、福祉団体への助成や寄付などを行ってきた。市民生児童委員協議会は共同募金への長年の協力が評価された。木下哲夫さん=町四区=は5万円を毎年寄付し、植木温子さん=町四区=は民生児童委員を12年務めた。
表彰されたのは次の皆さん。
▽県社会福祉協議会会長表彰感謝状=福祉を考える企業の会▽県共同募金会会長表彰=駒ケ根市民生児童委員協議会▽同感謝状=木下哲夫▽県民生児童委員協議会会長表彰=植木温子 -
【記者室】徳山高専事件実名報道の是非
山口県の徳山高専で女子学生が殺害された事件の容疑者(19)の実名と顔写真を掲載した雑誌が7日発売された。「自殺、再犯の恐れもあるのに顔写真もない指名手配とは」などの見出しがついている▼一見もっともらしい理由のようだが、ただ販売部数を伸ばしたいだけにも見える。この出版社は過去にも同様の報道を何回か繰り返してきたからだ。言うまでもなく20歳未満の容疑者の実名報道は少年法で禁止されている▼確かに現行の少年法に疑問を感じる人は多い。20歳未満は本当に少年なのか。殺人でも万引きでも一律に匿名というのはおかしくないか竏秩B世界を見ると成人の刑法の適用年齢は18歳前後が多い。引き下げを検討する時期に来ているのかもしれない。(白鳥記者)
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駒ケ根市ネパール訪問団参加者募集
ネパール・ポカラ市との国際協力友好都市協定締結5周年の記念事業として駒ケ根市とネパール交流市民の会(塩原順四郎会長)はポカラ、カトマンズなどへの訪問を企画。一般からの参加者を20日まで募集している。参加資格などは特にない。
旅行日は11月11縲・9日の9日間。行き先はネパールのポカラ、カトマンズ、タイのバンコクで、費用は1人約28万円の見込み。募集人員は30人で、7日現在の申し込み数は9人。市によると、一時危険視されたネパールの政情は今のところ安定している。同事業の一環として8月に駒ケ根を訪問する予定だったポカラ市の代表団の来駒は直前になって急きょキャンセルになっているが、原因は訪問団員の選抜方法などをめぐるトラブルのためで、同市への訪問には特に問題はないという。
問い合わせは市役所内ネパール交流市民の会事務局(TEL83・2111)へ。 -
赤穂高定時制生活体験発表会
赤穂高校は6日夜、定時制生徒による生活体験発表会を同校で開いた。各学年で2名ずつ選抜された8人の発表者が出場。それぞれ緊張した表情でマイクの前に立ち、これまでの人生で味わった数々の挫折や、学校に入学してから得たクラスメートとの友情や将来の希望などを飾らない言葉で熱く語った=写真。
審査の結果、最優秀賞には古谷サラさんが選ばれた。古谷さんは24日に駒ケ根市で開かれる南信大会に出場する。同校は昨年の大会で最優秀賞を受賞し、県大会に出場している。
結果は次の通り(カッコ内は学年)。
▽最優秀賞=古谷サラ(4)▽優秀賞=新井愛(3)供野瞳(1)▽佳作=小泉彰(1)塩澤幸恵(2)高橋径(2)吉田弘次(3)供野美幸(4) -
駒ケ根市第2次市民会議発足
行財政改革と協働のまちづくりについて広く市民の意見を聞こうと駒ケ根市は7日「第2次改革と創造へのまちづくり推進市民会議」の第1回会議を市役所で開いた。公募10人を含む委員30人のうち25人が出席し、代表の赤羽明人さんが中原正純市長から委嘱状を受け取った=写真。委員の任期は08年3月31日まで。互選により、座長に木下幸安さん=上割、副座長に岡崎伸夫さん=上赤須、加治木今さん=町四=を選出し、市の担当者から駒ケ根市改革と創造へのまちづくりプランなどについて説明を受けた。
中原市長は「協働のまちづくりは大変に難しい課題。着実に一歩一歩議論を進めて提言してほしい」とあいさつした。
会議は今後月1、2回の割で開かれ、市民参加と協働のまちづくり推進指針やまちづくり基本条例などへの意見を提言していく。第1次会議から引き続き務める委員は8人。 -
【全国マスターズカップでベストマスターズ賞 荒井勝義さん】
第13回全国マスターズカップ(8月、千葉県国際総合水泳場、日本スイミングクラブ協会主催)に、所属するスイミングクラブの会員、指導者らでつくる「チームAFAS(アファス)」のメンバーとして出場。50メートルと100メートルバタフライで大会記録を更新しての優勝を果たし、年代別優秀選手に贈られるベストマスターズ賞に輝いた。
◇ ◇
神奈川県厚木市に生まれ育った。3歳の時、持病だった小児ぜんそくを心配した両親が「運動することで少しでも病気が良くなってくれれば竏秩vとスイミングクラブに通わせたのが水泳との出合い。
「始めたころのことはよく覚えていないんです。でも、泳ぐのが嫌だと思った記憶はない。母に手を引かれてプールに通ったことを覚えています」
すぐに才能を現し、選手育成コースに抜てきされた。これ以降、大学を卒業するまで練習に明け暮れる日々が延々と続くことになる。小児ぜんそくはいつの間にかきれいに治っていた。
「小学生のころは『大きくなったらオリンピックに出るんだ』と周りに言っていたようです(笑)。それは無理としても、中学以降の現実的な目標として日本選手権への出場があった。それを果たすまでは水泳を続ける竏窒ニ父と約束したんです」
泳ぎの才能を買われて推薦で高校に入学。練習は登校前に2時間、学校が終わってからは深夜にまで及んだ。泳ぐ距離は一日に1万縲・万5千メートル。
「練習はつらいと思ったことはない。サボろうとか、休もうとか全然考えなかったし。つらかったのは、出場した大会で狙っていた記録が出なかった時ですね」
そして高校3年の時、遂に日本選手権への出場を果たす。種目は得意の200メートルバタフライだったが、残念ながら予選で敗退。
「けっこういけるつもりでいたんですが、やっぱり上はいるもんだなと…。自分の実力はこんなものかと思ってがっかりした」
その後、大学に進学した後も水泳部に籍を置いて泳ぎ続けたが、卒業して就職すると目標がなくなり、半年ほど泳ぎから遠ざかった。
◇ ◇
たまたま勤務先が法人会員になっていたことから、駒ケ根市のスイミングクラブ「AFAS伊南」で再び泳ぎ始めた。
「高校も大学も推薦で入ったせいもあって、とにかく結果を出さなければならないというプレッシャーに追われるように泳ぎ続けてきた。今は全然違う。泳ぐことを楽しんでいます」
「水泳は幾つになってもできる。物心つく前からずっと水泳が生活の中にあったけど、これからは楽しんで泳ぐのもいいかなと思う。いつまで続けられるか楽しみですね」
(白鳥文男) -
トヨセット契約調印竏酎セ田原にも土地取得
駒ケ根市赤穂町四区の北の原工業団地に進出するトヨセット(本社愛知県安城市、富岡靖明社長)は同市大田原工業団地のトーハツに隣接する土地2・4ヘクタールを新たに取得した。6日、富岡社長ら3人が市役所を訪れ、市土地開発公社との用地売買契約に調印した=写真。中原正純市長は「市の活性化に大いに貢献してくれることを期待する」、富岡社長は「地域住民と仲良くやっていきたい」とそれぞれあいさつした。同地には建築面積約9900平方メートルの倉庫と同1650平方メートルの組立工場(いずれも鉄骨平屋建て)が建設され、駒ケ根第2工場・物流センターとする予定。完成は07年3月を見込んでいる。同社は北の原工業団地に建設する第1工場と合わせて、今後新たに50人以上の社員を当地で採用したいとしている。
トヨセットはストーブの製造・販売などで知られるトヨトミの子会社。1964年に設立し、TOYOSTEELのブランド名でオフィス家具や鋼製事務机などの製造・販売を手がけている。04年度売上は67億円。従業員数は約200人。 -
マスターズバレー出場者激励
駒ケ根市教育委員会は5日、日本スポーツマスターズ2006のバレーボール競技(16縲・9日、広島県)に出場するNK(中川・駒ケ根)クラブの駒ケ根市関係者を激励する会を市保健センターで開いた。松沢俊春監督ら6人が中原稲雄教育長らから激励金を受け取った=写真。松沢監督は「老体にむち打って頑張った結果の出場。全員で精いっぱい頑張ってきたい。一昨年の大会を上回るベスト8を目指したい」と決意を述べた。
同クラブはマスターズの第1回大会開催に合わせて6年前に結成した。メンバーは現在14人。毎水曜日夜などに中川村で練習している。7月の県予選で優勝して全国大会出場を決めた。
出場者は次の皆さん(駒ケ根市関係分)。
▽監督=松沢俊春▽選手=小原隆(主将)北林昌彦(コーチ兼任)井口浩利、小川一志、小沢祥男、▽マネージャー=松沢和加江 -
第2回経営講座
駒ケ根商工会議所、テクノネット駒ケ根、駒ケ根市は第2回経営講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員約40人が集まり、カリスマ中小企業経営者といわれる「武蔵野」社長の小山昇さんの講演「もうかる会社をつくりなさい」を聴いた。
小山さんは「世の中に良い会社、悪い会社はない。ただ良い社長、悪い社長があるだけだ」とした上で、会社経営成功の秘訣について「やり方ではなく、意思決定で決まる。とにかく早く決定することが大切。間違えたら直せばよいのだから」と甲高い声の調子で熱っぽく訴えた=写真。聴講者は小山さんの迫力に圧倒されながら、真剣に講義に聴き入っていた。
小山さんは社長業の傍ら、経営に関する数々のベストセラー著書を出版しているほか、経営セミナーを年間120回以上こなしている。 -
かっぱブロンズ像披露
かっぱをモチーフにした作品を収蔵・展示している駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は故西津青滋さんの作品『核から生命を守る』=写真=を新たにブロンズ化し、5日、一般に公開した。関係者約10人が出席して行われたセレモニーで同館運営委員長の小出勇さんは「また一つお宝が増えた。多くの課題を投げかけているこの作品をたくさんの人に見てほしい」と述べた。
作品は高さ約1メートル。作者による解説などは残されていないが、題名などから、子どもの死を嘆く父親の心情を通して核の廃絶を訴えるメッセージが込められているものと思われる。
同館は収蔵する西津さんの塑像をほぼ1年に1作品の割合でブロンズ化していて、残っているのは17作品という。
毎週月曜定休。入館料は大人200円、小・中学生100円(障害者は半額)、幼児無料。問い合わせは同館(TEL81・4767)へ。 -
環境・健康ポスター・標語審査
5日、駒ケ根市は8月25日に締め切った「06年度環境ポスター・標語、健康標語」の審査委員会を市役所南庁舎で開いた。出席した委員ら約10人が審査=写真。部門別、学年・年齢区分別にそれぞれ入選作品を決めた。作品は市の広報などに活用されるほか、市役所などに展示される。表彰は10月22日に開かれる第19回消費生活展&環境・健康フェスティバルの席で行う。応募数は環境ポスターが236点、同標語が24点、健康標語が5点だった。
入選者は次の皆さん。
【環境ポスター】◆小学校低学年▼金賞=宮澤拓陽(赤穂3)▼銀賞=重盛伶奈(赤穂3)小原唯(同)▼銅賞=小池璃久(赤穂東1)◆小学校高学年▼金賞=木下美月(赤穂6)▼銀賞=北林麻里(赤穂6)門平真歩(中沢6)▼銅賞=玉木絵里(赤穂6)廣野朱美(赤穂南4)吉見桃子(中沢6)▼佳作=小町谷美里(赤穂4)春日もも(赤穂東6)井口夏奈子(中沢6)下平峻秀(同)◆中学校▼金賞=小池綱希(赤穂3)▼銀賞=赤羽根翔子(赤穂3)野溝悟(東2)▼銅賞=松崎伸哉(赤穂3)片桐泰斗(赤穂1)佐々木力弥(同)▼佳作=松澤ひかり、小幡貴頼、前田彩乃(以上赤穂3)酒井優花、安藤由佳、大前奈央、横山茜(以上赤穂2)田村亘(東2)村上輝(東1)
【環境標語】◆小学校高学年▼入選=菅沼諒太(中沢4)◆中学校▼入選=日下大雄(赤穂1)
【健康標語】◆中学校▼優秀賞=中村周平(赤穂1)◆一般▼最優秀賞=山本幸妃音▼優秀賞=赤羽明人
【健康ポスター】◆中学校▼優秀賞=牧野りく(東2) -
上伊那PTA連合会南部支会秋季総会
上伊那PTA連合会南部支会は3日、秋季総会を駒ケ根市の中沢小学校で開いた。総会スローガンは「親子ともに育ち合う! 自然との共生!」。伊南4市町村の小・中学校の教職員、PTAなど約200人が参加し、単位PTAの活動報告として中川東小の「親子で協力し合い、ともに取り組む親子講座」と赤穂南小の「地域ぐるみの南小子どもを育てる会」について聞いた。講演では信州大名誉教授の森本尚武さんによる「自然との共生を求めて竏注ゥ虫たちを通して」を聞いた。
小学生とその保護者を対象に2年前から「森本自然教室」を開いている森本さんは、長年の昆虫の研究を通じて知った自然の不思議さなどを分かりやすく紹介し「子どもたちにも保護者たちにも自然が好きになってほしい」と訴えた=写真。 -
駒ケ根ライオンズとスポ少ボランティア清掃
環境保全事業の一環として駒ケ根ライオンズクラブ(服部信彦会長)は3日、昨年に続き、スポーツ少年団などの協力を得て駒ケ根市内の公園など4カ所でボランティア清掃を行った。スポ少からは10団体・約500人の団員、保護者、指導者が参加し、駒ケ池周辺、すずらん公園と特別養護老人ホーム観成園、馬身塚公園、特別養護老人ホーム千寿園の4カ所に分かれて、落ちているごみなどをせっせと拾い集めた=写真。草むしりや落ち葉の清掃などもなども併せて行った。
同クラブは、子どもたちの心に環境と奉仕活動の理念を育むために来年以降も活動を続けていきたいと話している。 -
駒ケ根市民ソフトボール大会
駒ケ根市ソフトボール協会は3日、第41回駒ケ根市民ソフトボール大会を駒ケ根市営グラウンド、丸塚グラウンドの2会場で開いた=写真。6チームが出場して2会場で予選リーグを行い、それぞれの1位同士が決勝戦を行った結果、市場割クラブが三和森クラブを8竏・で下して優勝した。
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駒ケ根市ふれあい広場
「ともに生きるふれあいのまち」をテーマに第22回ふれあい広場が3日、駒ケ根市の総合文化センターとすずらん公園を会場に開かれた。広い会場にはフリーマーケットやバザーなど、大小さまざまなブースが建ち並び、あちこちで「いらっしゃい」「いかがですか」と威勢のいい呼び声が聞かれた。小学生も多数参加し、手作りのアクセサリーなどを販売していた。文化会館大ホールでは演芸会が催され、各種の文化団体などが歌や演奏を披露した。訪れた市民らは「えらい人出だね」などと話し合いながらにぎわいの中を歩き、買い物をしたりゲームを楽しんだりしていた。
すずらん公園のあおぞら広場では日本聴導犬協会(有馬もと会長)が主催した犬のしつけ教室「プロ・ドッグ・スクール」の参加者らによる犬の訓練成果が披露され、見つめる観衆から大きな拍手が起きていた=写真。 -
駒ケ根市議会9月定例会開会
駒ケ根市議会9月定例会は4日開会した。会期は9月4日縲・6日の23日間。人事3、条例5、決算13、予算2、事件1の計24議案が上程され、05年度一般会計決算など21議案が常任委員会に付託された。最終日の23日に採決される。
人事案件では、市教育委員会委員の任期満了に伴い、新たに任命される塩澤京子氏(49)=上穂栄町=の人事案に同意した。任期は10月1日から4年間。人権養護委員として推薦される福澤輝夫氏(63)=赤穂福岡、上村秀一氏(60)=中沢本曽倉=の人事案にいずれも同意した。任期は共に07年1月1日から3年間。
05年度普通会計(一般会計と用地取得事業特別会計の合計)では、歳入は149億7400万円で対前年度比3・4%増、歳出は147億2千万円で同3・6%増。繰越明許費などを差し引いた実質収支は2億4千万円の黒字で、実質単年度収支は1億7800万円の黒字。
06年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに4億6千万円を追加し、総額141億6千万円とするもので、精密小型モーターなどの製造販売大手の日本電産が赤穂中山原に技術開発センターを建設するのに伴う連絡道路の新設(約350メートル)、既存道路の拡幅や付け替えなどの整備費として1億2千万円、7月豪雨災害の復旧費として1億5千万円を計上している。
日程は次の通り。
▽4日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託など)▽13・14日=本会議(一般質問)▽15・19日=総務文教委員会▽19・20日=建設経済委員会▽20・21日=厚生委員会▽26日=本会議(委員長報告・質疑・討論・採決) -
洋画家の富成勇夫さん 人生の中で絵は・ス楽しみ・ス
「優しさがにじみ出た絵」「ほわーんっと温かみがある作品ばかり」竏秩B
5日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで個展「竏猪・ナ(のぼとけ)の詩・異文化への憧憬(しょうけい)竏秩vを開く。愛きょうのある男女の道祖神「双体野佛」や、昨年の欧州スケッチ旅行で描いたポルトガル、スペインの街並みなど、油絵、水彩画の計50余点が並ぶ。
◇ ◇
駒ヶ根市在住で、伊那美術協会、信州美術会会員、新世紀美術協会準会員などの肩書きを持ち、画歴は約50年。定年退職するまでは、小中学校の図工・美術教員として、上伊那を中心に10校以上の学校で働き、現在は画家としての道を歩む。
◇ ◇
昨年3縲・月の3週間のスケッチ旅行は若桑みどり著「クアトロ・ラガッツィ竏駐V正少年使節と世界帝国竏秩v(集英社)をテーマにヨーロッパを訪問した。
「クアトロ竏秩vは500年前、織田信長の許可を受け、キリスタンの日本人少年4人がバチカンのローマ法王を表敬訪問する話。少年らは往復8年の旅路を経て本土へ戻るが、豊臣秀吉の時代へ移り変わっており、禁教令でひどい弾圧を受けて生涯を終えている。
少年たちを偲び、4人が辿った一部の足跡を追って、ポルトガル、スペインの教会、古城、街並みをスケッチ。ポルトガルのエボラ教会では少年2人が曲を演奏し、拍手大かっさいだったと記された、大聖堂のパイプオルガンなどを描いた。
ヨーロッパの美しい風景を目の当たりしたのと同時に、「少年たちは最後のことなんか予想もせず、この風景に目を輝かせていたのか」と哀れな気持ちを胸いっぱいにし、帰国の途についたという。
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退職後は海外へスケッチ旅行へ出掛ける機会が増えた。ヨーロッパは6年間で約5カ国を3回訪欧。500縲・00年前の石造りの建物など古い街並みを探訪する。
「日本人は異文化に憧れを持っている。観光旅行、グルメ旅行など、向かう目的は皆と同じ。写真を撮る代わりにスケッチをしてくるだけのこと」
「のんきに絵を描けることはぜいたく。金は無いけど、スケッチ旅行も続けたいし、もっと重厚な作品を描きたいね」。人生の中で絵とは・ス楽しみ・スだという。
※「富成勇夫個展竏猪・ナの詩・異文化への憧憬竏秩vは5日まで、ベルシャイン伊那店2階文化ホールで開催中。午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
富成勇夫さんの個展 ベル伊那で5日まで
信州美術会会員の洋画家、富成勇夫さん(68)=駒ヶ根市東町=の個展「野佛の詩・異文化への憧憬」は5日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
同店では初めての作品展。20年前から題材にしている男女の道祖神「双体野佛」の油絵、昨年3、4月の3週間、訪問した欧州の街並みなどの水彩画など計50余点を展示販売している。
昨年の欧州スケッチ旅行は約500年前、日本からローマ法王へ表敬訪問に旅立った少年4人の足跡の一部を辿り、ポルトガル、スペインの古城や教会をスケッチした。
夫婦、恋人の様に寄り添った双体野佛は愛きょう豊かな表情、欧州の風景は異文化への憧れを表現。優しさや暖かさが込められた筆のタッチに、来場者の注目が集まっている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
悠生寮作品展
駒ケ根市の知的障害者更正施設「悠生寮」の利用者の作品展が駒ケ根市立博物館ロビーで10日まで開かれている。切り絵、貼り絵、刺しゅう、絵画、書など、利用者らが思い思いに制作した個性あふれる約20点の作品が展示されている=写真。訪れた人たちは「なかなか大したもんだ」などと作品の出来に感心しながら鑑賞している。入場無料。
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駒ケ根高原マラソン出場者数ほぼ昨年並み
初秋の駒ケ根高原を走る「第24回中央アルプス駒ケ根高原マラソン」(24日開催、駒ケ根市、市観光協会など主催)の出場申し込みが8月下旬に締め切られた。事務局によると9月1日現在のエントリー総数は約2850人で、昨年とほぼ同数という。
招待選手として出場する名古屋国際女子マラソン優勝の弘山晴美さん(資生堂ランニングクラブ)による地元小・中学生対象の陸上競技講習会が、大会前日の23日に開かれることもこのほど正式に決定した。学校などを通じて参加希望者を募る。 -
駒ケ根警察署防災訓練
防災の日の1日、駒ケ根警察署(山本修作署長)は大地震の発生を想定した防災訓練を行った。
午前7時に全署員に対して署長が非常召集命令を発令。連絡を受けた署員らは出動服に身を固め、次々に署に駆けつけて服装や携行品の検査を受けた。
災害による停電を想定した交通信号機の復旧訓練が署の近くの交差点で行われた。署員らは非常用のエンジン式発電機を信号機の制御盤に接続して信号機を作動させる一連の手順などを確認した=写真。
署内での火災発生を想定した避難や初期消火などの訓練も併せて行われた。 -
駒ケ根市災害対策職員を派遣
大きな被害をもたらした7月豪雨災害の復興要員支援を各市町村に要請した上伊那広域連合の求めに応じて駒ケ根市はまちづくり推進部の技術系職員延べ6人を1カ月間派遣することを決めた。1日、関係職員らに対し、中原正純市長が市役所で辞令を交付した=写真。中原市長は「市職員としての誇りを持って災害復旧に全力を尽くしてほしい。経験、知識、能力を生かし、誠心誠意頑張って活躍することを期待する」と激励した。
派遣期間はそれぞれ1縲・週間。上伊那広域連合土木振興課の指揮下で被災地の調査、設計、事業費確定などの業務に当たる。職員を派遣するのは1日現在、上伊那で駒ケ根だけ。
派遣される職員は次の皆さん。
宮下佳和、北村篤(以上区画整理課)田中政志、原孝之、櫻井拓雄、佐藤貴博(以上建設課)
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駒ケ根市は1日、1日付の職員人事移動を発令した。
異動は次の通り(カッコ内は旧職)。
▽商工観光課長(商工観光課長兼企業立地推進室長)竹村弘▽商工観光課企業立地推進室長(子ども課学校教育係長)中村敏郎▽子ども課学校教育係長(県上伊那広域水道用水企業団庶務係長兼経理係長)小島紀生