-
RC新春例会
駒ケ根ロータリークラブ(堀内照夫会長)は9日、新春例会を駒ケ根商工会館で開いた。会員ら約40人が出席し、決意も新たに新年のスタートを切った。堀内会長は「テーマ『超我の奉仕』の下、新会員の増強と例会出席率の向上を目指して今年も頑張ろう」とあいさつした。
席上、クラブが毎年行っている奉仕活動の一環としてボーイスカウト駒ケ根第1団とガールスカウト長野第32団に対し、育成助成金10万円がそれぞれ贈られた=写真。団委員長の小林範夫さんと川端咲美さんは「皆さんの温かい援助によって毎年活動ができる。世界を担う青少年が育つよう有効に活用していきたい」と礼を述べた。 -
性教育講座最終回
駒ケ根市男女共同参画推進講座、人権教育推進委員会、性教育プロジェクト会議は10日「親のための知恵袋学習会」最終回として第7回講座「身近な病気竏註ォ感染症」と題した講演会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約20人が集まり、伊那保健所保健予防課の保健師竹松美由紀さんの講義を聞いた。終了後、同会場で閉講式が行われ、参加者65人のうち、全講座の70%以上に出席した13人に修了証が手渡された。駒ケ根市初の取り組みとして05年7月から開いてきた同講座は今回で修了するが、主催者は06年度も内容を検討の上、新たな活動をしていきたいと話している。
竹松さんは「国内の性感染症は全体として増加傾向にある。複数の病気に感染している混合感染者の増加も大きな問題だ」とした上で「予防のための最優先の目標は人間同士の関係性の最構築だ」として若者への正しい情報提供と教育が重要であると訴えた=写真。 -
小学校スキー教室始まる
駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場で今シーズンの小学校スキー教室が始まった。快晴に恵まれた11日は赤穂南小学校の5・6年生が教諭らに引率されて訪れ、早速雪の上にシュプールを描いていた。
色とりどりのスキーウエアに身を包んだ児童らは能力別に分かれてインストラクターの指導を受けた。初級クラスでは緩やかな斜面を使い、スキーをハの字に開いて曲がるボーゲンなどの練習を繰り返した=写真。最初はこわごわ滑っていた児童も次第に雪の感触に慣れたのか、スピードを上げて滑り下りたり、歓声を上げて友達同士で競争したりするなど、スキーの楽しさを満喫していた。 -
三十六歌仙画帳展
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は「三十六歌仙画帳展」を3月7日まで開いている。平安時代、藤原公任によって選ばれた小野小町、在原業平、柿本人麿など当代の歌人36人の歌と肖像を描いた雅やかな作品を展示=写真。愛知県在住の旧家に代々伝わるもので、作者は不明だが繊細で優美な筆致からかなりの力量のある絵師と書家の手になるものだという。
午前9時30分縲恁゚後5時。入館料は大人千円、大・校生800円、小・中学生500円(小・中学生は毎週土曜日無料)。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
思い出深い場所で美しい風景を披露
駒ヶ根市赤穂の加納恒徳さん(65)の油絵展が2月3日まで、八十二銀行伊那市駅前支店ロビーで開かれている。上伊那をはじめ、県内外の風景をとらえた近作11点を並べる。
雪化粧した中央アルプスが朝焼けでピンク色に染まった「朝焼けのアルプス」、稲穂が金色に輝く田園風景と遠望に仙丈ケ岳を眺める「秋の伊那谷」など、「その場所が一時輝き、感動が生まれる瞬間」(加納さん)を描いている。
加納さんは、64(昭和39)年、八十二銀行に入行。当時の伊那支店(現在の駅前支店)に配属されたため「社会人としてスタートした思い出深い場所」。今回は駅前支店からの勧めで個展が実現した。
現在は、全国規模の美術団体「一水会」に所属し、信州、伊那の両美術会会員でもある。定年後に本格的に油絵の製作に取り組み、翌年の01年に全国公募展「新世紀展」と「一水会展」、04年には「日展」に初入選。一水会展は05年まで連続入選を果たしている。
加納さんは「身近な風景で、わかりやすい絵だと思う。作品を製作するうえで励みになるので、ご覧いただきたい」と来場を呼びかけている。 -
【記者室】すぐに壊れる電気製品
自宅の石油ファンヒーターの調子が悪い。まだ3シーズン目だというのに時折点火しなかったり突然火が消えたりする。最近の電気製品は昔に比べて壊れるのが早いぞ! と思うのは筆者だけだろうか▼昨年わが家では炊飯器、洗濯機、パソコンが壊れ、修理も考えたが長い目で見れば得だから竏窒ニ結局新品を買うことになった。しかし故障もこう次々では、あえて壊れやすい製品を作って手っ取り早く売上を確保しようという業界の陰謀に違いない竏窒ニ勘繰りたくなってくる▼それは冗談としても設計技術者の質の低下は間違いないだろう。姉歯といい電車の運転士といい、頭の良しあしでなく、プロとしての気概や誇りが失われてきていることが原因に思えてならない。(白鳥記者)
-
3学期始業式
駒ケ根市の7小中学校のうち、前後期制を採用している赤穂中学校を除く6校で10日、3学期の始業式が一斉に行われた。中沢小学校(北原三千生校長)では児童代表が3学期に向けての決意を発表するなどして、気持ちも新たに新学期のスタートを切った。
全校児童を前に1年生の林望弥美さんと小林優希君はそれぞれ「2学期でできなかった問題ができるように頑張りたい」「頑張って算数の問題がいっぱい解けるようになりたい」、5年生の北原和香菜さんは「宿題と児童会活動をしっかりとやることが目標。頑張って達成し、思い出の残る学期にしたい」と決意を発表した=写真。
北原校長は児童らに「全校の皆さんが元気に登校してくれて、こんなうれしいことはない。『1年の計は元旦にあり』という。どんな小さなことでもいいから自分で決めた目当てを持ち、達成できるまであきらめずに頑張ってほしい」と話し、詩『まけじだましい』を朗読して「この詩のように、つらいこと、悲しいことがあっても負けずに戦ってください」と呼び掛けた。 -
東中かるた会
駒ケ根市の東中学校(向山健一校長)で生徒会の主催による恒例の新春かるた会が開かれた。全校生徒が参加し、5、6人ずつの班に分かれて27グループが一斉に百人一首の札を取り合った=写真。昨年までは生徒全員が体育館に集まって行っていたが、暖房があまり効かないことなどから生徒の体調を考え、今年は各教室のほか、家庭科室や学習室など9会場に分散して行うことにした。
畳敷きの第2家庭科室では、両手をひざに置いて正座した生徒たちが耳をすまして真剣な表情で待ち構え「花の色は竏秩vなどと校内放送で歌が読み上げられる度に激しく札を取り合った。相手より先に札を取った生徒は思わずガッツポーズを出し「よっしゃ」などと叫んでいたが、時にはお手つきをしてしまう生徒もあり「しまった」「間違えた」などと口にしながら残念そうな表情を浮かべていた。 -
ミュージカル「不思議の国のアリス」足ながおじさんチケット受け付け開始
2月に駒ケ根市文化会館で開かれるミュージカル「不思議の国のアリス」を無料で観劇できる「足ながおじさんチケット」の申し込み受け付けが始まった。対象は小学生未満。誰でも応募できるが、公演の感想文を書くことが条件となっている。主催者によると9日現在、約100人分の席が用意できているという。公演は2月9日午後7時。一般公演は10日縲・2日まで全4回行われる。
昨年の公演「アルプスの少女ハイジ」を団体で見た伊那市の小学生らが感想文を書いて送ってくれたことにヒントを得た主催者が、地域文化の振興のために子どもたちを無料で招待したい竏窒ニ初めて発案した。趣旨に賛同する事業主や個人などが1口1千円のチケット代を出資。後日、子どもたちの感想文が主催者を通じて手元に届くことになっている。
主催者は観劇申し込みと出資申し出の双方を受け付けている。事務局は「席がなくなることもあるので早めの申し込みを」と呼び掛けている。問い合わせ・申し込みはこまがね演劇文化創造劇場(TEL83・5923)へ。 -
伊南の3市村で出初め式
駒ヶ根市、中川村、宮田村で8日、それぞれ消防団の出初め式が開かれた。規律正しく市中を分列行進するなど伝統を重んじながら、団活動を幅広く知ってもらおうと初の試みもあった。
駒ヶ根市消防団の出初め式には、子どもたち65人が初参加。団員と一緒に市街地を行進パレードし、防災意識の向上や消防団の重要性を市民にアピールした。
参加したのは父親が消防団に入っている園児や小学生。団員と同じハッピに身を包み、JR駒ヶ根駅前から式典会場の文化センターまで歩いた。
行進の前には、伊南行政組合北消防署の消防車や救急車を駅前広場に開放。署員とふれあいながら、記念撮影する子どもたちの姿がみられた。
消防団本部では、状況をふまえて来年以降は子どもたちの参加範囲拡大も検討。理解を深めてもらうことで、将来の団員確保にもつなげたい考えだ。
式典では団員や協力団体などを表彰した。
中川村消防団の出初め式は、団員が勇壮に分列行進。式典も開き、地域防災の誓いを新たにした。
中川中学校前に集合し、文化センターまでパレード。そろった隊列で曽我逸郎村長の観閲を受けた。
式典では下平道広副団長、北島正俊第3分団長が日本消防協会長表彰を受けたのをはじめ、上伊那消防協会長表彰、団長表彰などがあった。
曽我村長は「皆さんの活動に接するたび頼もしく思う。今後も若さあふれる情熱とエネルギーに期待する」と激励。発生も危ぐされる大規模地震なども見据えて、より一層の消防団の結束も求めた。
宮田村消防団出初め式は、152人の団員が市街地を分列行進。結束して防災力を強化しようと、式典でも士気を高めた。
ラッパ隊の演奏にあわせて、JR宮田駅前から隊列を組んで行進。せせらぎ公園前で清水靖夫村長や来賓の観閲を受けた。
式典では78人の団員と第1分団を表彰。ポンプ操法の練習会場を提供した村内企業のマスダと農事組合法人ひかりに感謝をこめて表彰状を贈った。
清水村長や来賓は日ごろの消防団活動をねぎらいつつ、地域防災をより高めるために一層の協力を呼びかけた。 -
どんど焼き
駒ケ根市で7・8日、正月の伝統行事「どんど焼き」が各地区の広場や田んぼなどで行われた。赤穂北割二区の光前寺では夕闇迫る午後5時過ぎ、各家庭から集められたしめ飾りや門松、だるまなどが雪に覆われた早実グラウンドの一角にうずたかく積まれ、子どもたちや保護者らが見守る中、厄除けや無病息災などを願って燃やされた=写真。子ども達は赤々と燃え上がる炎の周りを歓声を上げて走り回るなど大はしゃぎ。火の勢いが弱まるのを待って焼いたもちを皆でほお張り、昔ながらの伝統行事を楽しんだ。
保護者の一人は「昔は正月飾りはもっとたくさん集まったし、どんど焼きの火はもっともっと大きかったもんだ。子どもたちも少なくなって、何だか少し寂しい気もするね」と感慨深げにつぶやいていた。 -
駒ケ根青年会議所新春会員大会
駒ケ根青年会議所(JC)は7日、新春会員大会を駒ケ根商工会館で開いた。伊南4市町村の首長をはじめ約50人の招待者らを前に新理事長の加藤道生さんら新役員らが決意を述べ、たる酒の鏡を開いて華々しく新年度のスタートを切った。
加藤理事長はあいさつで「伊南をさらに活気ある地域にしていくためには、将来を見据え、果敢に策を打って地道に実行していけば必ず成果となって表れてくるはず。特効薬はないが、明るい未来のためにJCに何ができるかを考え、青年にしかできないことを勇気を持って実行し、力強く前進していきたい」と決意を述べた。 -
海外協力隊入所式
駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は6日、05年度第3次隊の派遣前訓練入所式を行った。海外ボランティアの志に燃えて全国から集まった候補生166人が出席し、正式隊員を目指して3月17日までの71日間の訓練をスタートさせた。候補生を代表してバングラデシュ派遣予定の安達淳哉さんは「初心を忘れずに訓練に取り組み、全員が派遣国に旅立てるよう頑張ります」と宣誓した=写真。
加藤所長はあいさつで「限られた時間の中で盛りだくさんの訓練を効率的にこなさなければならない。合宿生活にはさまざまなルールがあり、窮屈に感じることがあるかもしれないが、派遣国の環境に適応する訓練でもある。自分を合わせられない者は適性に欠けると言わざるを得ない。大いに切磋琢磨し、訓練終了後、全員がそろって修了証を手にできるよう健闘を祈る」と激励した。
派遣前訓練は近年79日間だったが今回は71日間。期間短縮の理由は▽年3回行っている訓練を4回に増やしたい▽派遣国でも隊員の訓練を行っている▽シニアボランティアの訓練も今後行っていく竏窒ネどで、今後段階的に短縮していきたいとしている。 -
駒ケ根ライオンズクラブ新春例会
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は6日、06年の新春例会を駒ケ根市のグリーンホテルで開いた。会員ら約70人が出席し、和やかに新年のスタートを祝った。北原会長はあいさつで「厳しさが続く経済環境の中、昨年末には株価が大きく上昇した。今年は明るさの期待できる1年であってほしい。クラブとしては『改革・友愛・奉仕の輪』のスローガンの下、今後とも地域に密着した奉仕活動をさらに積極的に行っていきたい」と力強く述べた=写真。
-
光前寺で偽札
駒ケ根市の光前寺(吉澤道人住職)で1日夜、吉澤住職らが売店の売上金を集計していたところ、中から偽1万円札1枚が見つかった。2日、住職が駒ケ根署に届け出た。
見つかった偽札は旧札の表と裏をそれぞれカラーコピーして貼り合わせてあった。同寺では「(偽札は)よく見れば違いに気がつくが、いつ受け取ったのかは分からない」と話している。
駒ケ根署は6日現在まで届出はほかにないとしている。 -
出初式8日に
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は8日午後2時30分に出初式を文化会館で行う。式典に先立って駅北公園で子どもたちと交流後、午後1時40分に分列行進を開始し、すずらん通りで中原正純市長らの観閲を受ける。今年は初の試みとして行進に団員の子供たち約80人が加わり、パレードに花を添える。
表彰を受けるのは次の皆さん。
◇県消防協会長表彰▽退職者感謝状=前副団長・米山弘▽功労章=分団長・松井和彦、副分団長・佐藤和樹、部長・福澤修、井口幸一▽努力章=分団長・堀田良邦、副分団長・福澤智也、部長・久保田博昭、中嶋健作、原浩則▽精績章=副分団長・北原晋也、山本郁勇、田中良英、湯澤英喜、萩原道彦、部長・小松晃、木下直幸▽技術章=分団長・小澤敏樹、下平武史、部長・宮脇勝、福澤源吾▽精勤章=部長・倉田義裕、倉田卓哉、北澤隆、班長・唐澤裕二、久保田仁、山本茂樹、小原健一、三ツ井康成、渋谷克希、亀山剛、戸枝昭人、北澤文彦、平沢勝也、佐野秀一、北原政明、池上耕史、林智久、藤澤俊幸、堀内英樹、下平利博、湯澤曽門、団員・松下栄治、伊藤明穂、藤井茂
◇上伊那消防協会長表彰▽分団優秀章=2分団、3分団▽分団無火災章=1分団▽功労章=班長・春日浩一、松村洋司、春日英樹、団員・井上直、下平徹▽精勤章=班長・気賀澤幸作、大島晴仁、伊藤匡、小原徹史、北原義伸、神崎太一、山田盟、池上仁司、小松賢一、菅沼聡、和田明浩、上山和則、菅沼裕一、下島健一、林芳郎、木下健一、竹村英樹、下島健、伊藤修、福澤正宏、渋谷豊彦、団員・山田一興、吉瀬泰安、宮下伸二
◇駒ケ根市長表彰▽15年勤続章=分団長・河合信明、下平武史、部長・木下直幸、班長・木下雄一、下平昇、団員・所河輝男、北原真一▽10年勤続章=部長・倉田卓哉、班長・春日浩一、北村弥浩、山本茂樹、小林要介、中谷貴宏、伊藤匡、土屋勇治、吉瀬哲郎、池上仁司、平沢勝也、下島篤、小松賢一、菅沼聡、小澤伸一、小出徳一、北原伸一、木下健一、団員・遠山秀明、矢崎貴紀、長野寛隆、村澤秀樹、原孝之、木下正士、山田和男、唐木一樹、桐山大、小澤学、山本哲広、寺平秀樹、下島武志、森和広、吉瀬誠、田村真、木下務、木下優也、下島右文、下平広明、竹村俊文、小林泰徳、滝澤晴章、中村圭司、赤須潤一、福澤直樹、林賢英▽5年勤続章=班長・木村裕希、団員・福澤昌平、小松裕、西澤洋、大嶋健一、小松原浩司、北澤陽一、北林賢司、小原賢、中村浩太、杉山真之介、新井祐治、金村寛一、木下知也、横山渉、吉村良、気賀澤誠、原純也、幸村康弘、中嶋英貴、大前勉、堀内徹也、小松正樹、下村隆幸、戸枝健司、中原誠志、小林哲也、戸枝明洋、田中久詞、竹村友秀、竹村淳、林俊彦、北澤直樹、竹村健一、春日達弥、木下敏、山岸義人、湯澤幸世、森田利貞、今井正志、下平晃純▽永年無火災区=赤穂中割、北割二、小町屋、中山、中曽倉、本曽倉▽1カ年無火災区=南割、赤穂中割、北割二、北割一、小町屋、上赤須、下平、町一、町二、上穂町、吉瀬、永見山、菅沼、下割、中沢中割、上割、中山、中曽倉、本曽倉、原、南入、東伊那▽市長感謝状=トーハツ駒ケ根工場、駒ケ根電化、信濃屋自動車販売(ホンダプリモ駒ケ根)
◇駒ケ根市消防団長表彰▽無火災分団章=1分団、5分団▽操法功労章=班長・佐藤年彦、団員・大嶋健一、小松原浩司、下平新、新山真史、小原誠、雨宮嘉宏、北澤丈夫、小林晃宏、宮澤敏、気賀澤治典、佐々木浩人、馬場由貴、池上弘志、小池勝、竹村健一、竹村大輔、春上聡、福澤勝明、伊藤俊二、森田利貞▽特科勤続章=団員・北林賢司、新井祐治、横山渉、吉村良、小林克彦、下村隆幸、中原誠志、春日達弥 -
イコン展・かくれキリシタンの聖画展
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は「鞠安(まりや)日出子イコン展・写真で巡るかくれキリシタンの聖画展」を2月28日まで開いている。イコン(キリスト教の神や天使、聖人などを描いた絵画)作家鞠安日出子さんが描いた大小の作品約100点と、写真家中城忠さんが撮影した長崎県生月島の隠れキリシタンの聖画などの写真パネル約60点を同時に展示している=写真。
午前9時30分縲恁゚後5時。入館料は大人千円、大・校生800円、小・中学生500円(小・中学生は毎週土曜日無料)。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
ヤマウラ年始式
総合建設業ヤマウラは6日の業務開始を前に5日、06年の安全祈願祭と年始式を駒ケ根市の本社で行った。各事業部のほか関連企業などの幹部社員ら約70人が出席し、気持ちも新たに1年のスタートを切った。年始式では山浦速夫社長らがだるまに目を入れて会社の発展と安全を祈った=写真。
山浦社長は年頭あいさつで「技術力、営業力のアップなどで順調に業績を伸ばしてきたが、今後は建設業としての枠組みでなく、上場企業としてどうなのかが問われる。誇りを持って力まずに淡々と業績を挙げていかなければならない。ヤマウラブランドの確立という目標に向け、信頼を社員全員でつくっていこう。そのための鍵は人材育成と顧客満足度だ。われわれは同じ目的を持った人間の集まり。地域から信頼され、発展する企業を共に目指そう」と呼び掛けた。
年始式に先立って同会場で安全祈願祭が行われた。山浦社長らが玉ぐしを祭壇にささげ、お神酒を飲んでこの1年の安全を祈った。 -
消防特別点検
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は5日、中原正純組合長による新春特別点検を北消防署隣りの駒ケ根市立赤穂公民館で受けた。署員約50人がきびきびと整列し、服装や手帳などの点検を受けて、新年のスタートに当たって職務への意気込みを新たにした=写真。
中原組合長は「昨年は国内外で信じられないような事件が多発し、安全・安心に向けて住民の関心が高まった年だった。万一大規模災害が発生した場合、消防署としても市町村との連携を密にし、迅速な対応で1人でも多くの人命を救わねばならない。消防人としての気概と誇りを持って地域住民の期待に応えられるよう頑張ってほしい」と訓示した。 -
伊南福祉会仕事始め式
伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)は4日、06年の仕事始め式を駒ケ根市の介護老人保健施設フラワーハイツで行った。同施設のほか救護施設順天寮、特別養護老人ホーム観成園の職員ら約30人が出席し、中原理事長の訓示を聞いたほか、職員代表の年男・年女2人が決意表明をして気持ちも新たに1年をスタートさせた。
共に戌(いぬ)年の小原達也さん(フラワーハイツ)と中城さつきさん(観成園)は「先輩職員に少しでも近づけるよう、いろいろなことを身につけて一歩一歩進みたい」、「自分の意見を持ち、笑顔でしっかりと仕事をしていきたい」とそれぞれ決意を述べた=写真。
中原理事長は「福祉の最前線にいる皆さんの果たすべき使命は大きい。住民の信頼を得られるよう皆で力を合わせて頑張ってほしい」と期待を込めて訓示した。 -
新春・経済対談
06年、伊那谷商工業の行方を探る【下】06年、伊那谷の産業・経済はどのように展開するか?上伊那経済をリードする伊那と駒ヶ根の商工会議所の会頭に話し合ってもらった。その3回目。
-
新春・経済対談
06年、伊那谷商工業の行方を探る【中】06年、伊那谷の産業・経済はどのように展開するか?上伊那経済をリードする伊那と駒ヶ根の商工会議所の会頭に話し合ってもらった。その2回目。
-
駒ケ根市仕事始め式
駒ケ根市は4日、新年の業務開始に当たって仕事始め式を市役所で行った。職員ら約140人が出席。全員で駒ケ根市の歌を歌い、市民憲章を朗読して、新たな気持ちで1年をスタートさせた。
中原正純市長は式辞で「今年の箱根駅伝を見ていて大変感動した。心を一つにしてたすきをつないでいく選手たちのように、職員の皆さんもやらなければならないことは分かっているはず。今年は厳しい年になるかも知れないが、一人一人が目標を持って、市民の期待に応えられる、信頼される行政を目指して共に力を合わせて頑張り抜こう」と力強く激励した=写真。 -
昭和伊南病院仕事始め式
駒ケ根市の伊南行政組合昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は4日、新年に当たっての仕事始め式を行った。職員約60人が出席し、中原正純組合長の式辞を聞いた=写真。1月1日付で眼科医長に就任した新任の杉本知子医師に辞令が手渡された。
中原組合長は「いったん回復した病院の経営状態は昨年前半には大きく落ち込んでしまった。後半に入って持ち直してきているが、収支改善に向けて今後一層の努力が求められる。一方では地域住民の期待に応えられる心の通った病院にしていかなければならない。自信と誇りを持ち、全力投球で地域医療の向上に取り組んでほしい」と激励した。 -
警察犬委嘱
警察犬として働く2頭の犬への嘱託書交付式が4日、駒ケ根警察署で行われた。委嘱を受けたのは共にジャーマン・シェパードのペガ・フォン・トーキョウシゲル号(6歳、メス)とフローレンス・フォン・ミナトツネイシ号(4歳、メス)。ペガを連れて警察署を訪れた飼い主の田中京子さん=駒ケ根市下平=に向山静雄署長が県警本部長名の嘱託書を手渡した=写真。田中さんは「ペガは少し神経質だが、しっかりした犬。頑張って捜査の役に立ってほしい」と話している。委嘱期間は12月31日までの1年間で、1年ごとに更新される。
警察犬は現在県下で28頭いる。パトロールや犯人襲撃などの警戒業務や足跡追求などに活躍している。 -
【年男年女】上伊那圏域障害者総合支援センター療育コーディネーター
駒ヶ根市下平 小宮山紀道さん(47)人間相手の仕事だから思いの行き違いがないようにしなくてはならないのは大変。でも、それぞれの個性があるのは面白い竏秩B
長野市から伊那市へ赴任して3年。知的障害などを持つ子ども、保護者の不安や悩みと向き合い、子育て支援をしている。
本当は自分が思っている以上に高い能力があり、一人暮らしもできるのに、施設で暮らすことを望む人もいる。「あなたの人生もっと開けているよ」ということを伝えたい竏秩B地域での生活支援を進めるのにはそんな思いがある。
障害者の地域移行は進んでいる。しかし実際には、知的、精神障害者が、自分の声を外へ発信していくことは難しく、本当に地域の中で主体的に暮らせているかは疑問。だからこそ自分たちがその声を拾い、外へと伝える手助けをすることも必要竏窒サう感じている。
「障害を持った人でも普通に働いたり生活でき、手の届かないところだけ支援する。そんな社会になってほしい」。 -
【新春記者室】事実の陰の喜怒哀楽
新聞には事件や事故のように起きた出来事を淡々と並べただけの記事も多い。事実の報道は新聞の義務ではあるが、無味乾燥な記事ばかりでは読者もつまらないだろう。自分でも書いていて嫌になる。明るい話題をお知らせしたいと常々思ってはいるのだが、思わずほほ笑みが漏れるような心温まる記事というものはなかなか書けないものだ。事実を写真のように鋭く切り取る報道姿勢は新聞に欠かせないものだが反面、輪郭があいまいに見えつつも本質を的確にとらえた印象派絵画のように温かみを感じる記事もまた必要だ。共通しているのは、どんな出来事にも必ず人間がかかわっているという点。事実の陰に隠れた人間の喜怒哀楽をこそ今年は描き出したいものだ。(白鳥記者)
-
【新春特集・スポーツ】赤穂高校サッカー部
「唐沢監督を全国大会へ連れていきたい」竏秩B選手たちは直接告げることを恥ずかしがっているが、監督への信頼が言葉の端々にから溢れている。・ス上伊那初の全国出場・スを目標に、今日も練習場で選手たちが円陣を組み、気合の入った掛け声を響かせる。
主将の中田敏貴部長がけん引する部は現在、2年14人、1年7人、マネージャー3人の計24人。00年度に赴任して以来、唐沢陽司教諭が監督を務める。
昨年10月下旬、正月の全国高校サッカー選手権大会へつながる県大会で、同校初めての快挙となるベスト8に。上伊那で残った赤穂はベスト4を懸けた試合で強豪・松商学園と対戦した。全国常連校の壁は厚く大敗したが、チームの中心となっていた2年生は大きな経験を体に刻んだ。
3年生が去り、昨年11月上旬から新チームを構成。身体能力は唐沢監督時代の歴代の選手と比べても、よい人材がそろった。体の線は細いが、ゲーム展開は迫力がある。フォワードが中央にポジションを詰めると、サイドに空いたスペースへボールを送り、駆け上がったサイドハーフがチャンスメイク。ハーフからの飛び出しのスピードは他校からも定評がある。
しかし、選手らは実力を発揮できず、ゲームを支配しながらも県高校総体新人戦をベスト16で終える。唐沢監督は試合後、チャンスをつくりながらも、得点に生かせない決定力不足を指摘し、勝ちゲームを自ら負けゲームにしてしまう・ス精神的弱さ・スを課題にあげた。
唐沢監督によると、新人戦の地区、県大会では、相手の力を見ながら楽して勝とう竏窒ニいう戦いが目立ったという。自分たちの実力が劣って負けたのではなく、自分たちの弱さに負けたのだ。
冬の期間の練習が選手たちにとって正念場となる。「ゲームへの入り方、練習への入り方は同じ」(唐沢監督)。気持ちを引き締めて、手を抜かないことを心がけて取り組む。中田部長は「今のままだと(強豪チームとの戦いに)勝ち目はない。この冬で差が出てくる。他のチームより頑張れば勝ち抜ける」と気合が入っている。
唐沢監督が就任してから恒例となる、県外への遠征合宿。チームは・ス家族・スとなり同じ釜の飯を食べる。「学年を越えて仲良くなって、本来の力を発揮できるチームに。遠征はコミュニケーションをつくる場所でもある」との思いが込められている。
長い冬を越えて、新しい芽が出る春。チーム内のコミュニケーションも成熟し、精神的、肉体的にたくましく成長した選手らが、新たな歴史を刻む一歩を踏み出す。 -
駒ケ根市役所保健福祉課介護支援係長
中坪美智子さん(47)「介護保険法の改正で制度が変わるため、今年はとても忙しくなりそうです」改正法では要介護1など軽度認定者の自立支援や、地域特性に応じた柔軟なサービスを提供するため、各市町村が「地域包括支援センター」を新たに設置することが定められている。駒ケ根市では2カ所設置の方向で検討されているが、立場上その運営には中心的にかかわることになりそうだ。「まだ制度の詳しいことが決まっていないけれど、行き当たりばったりでなく一歩進んだビジョンを持って、介護事業者との連携なども考えながらできるだけ良い形にしていきたいと思っています」
1981年に保健師として市職員に採用されて以来、一貫して保健福祉行政に携わってきた。介護保険法が施行されてからは介護についても多くの相談を受けたり調査をしたりしてきた。「家族が病気などで倒れて奥さんが介護している様子などを見ると本当に何とかしてあげたいと思います。あまり多くのことはできないけれど、仕事でかかわった人が町で会った時に気軽に声を掛けてくれたり相談してくれたりすると、こんな私でも当てにしてもらっているのかと思えてうれしいですね」
仕事は人に任せるより自分でやってしまうことが多くて困ったもの竏窒ニ辛口の自己評価を下すが、その穏やかで温かい人柄は多くの人に慕われている。
「介護の現場をいろいろと見てきただけに、自分の家族を含めて誰もが健康で元気でいてほしいというのが最大の願いですね。今年は仕事の面では多分大変な状況になると思うけれど、全力投球で頑張ります」 -
駒ケ根市役所保健福祉課介護支援係長
駒ケ根市下平
中坪美智子さん(47)「介護保険法の改正で制度が変わるため、今年はとても忙しくなりそうです」改正法では要介護1など軽度認定者の自立支援や、地域特性に応じた柔軟なサービスを提供するため、各市町村が「地域包括支援センター」を新たに設置することが定められている。駒ケ根市では2カ所設置の方向で検討されているが、立場上その運営には中心的にかかわることになりそうだ。「まだ制度の詳しいことが決まっていないけれど、行き当たりばったりでなく一歩進んだビジョンを持って、介護事業者との連携なども考えながらできるだけ良い形にしていきたいと思っています」
1981年に保健師として市職員に採用されて以来、一貫して保健福祉行政に携わってきた。介護保険法が施行されてからは介護についても多くの相談を受けたり調査をしたりしてきた。「家族が病気などで倒れて奥さんが介護している様子などを見ると本当に何とかしてあげたいと思います。あまり多くのことはできないけれど、仕事でかかわった人が町で会った時に気軽に声を掛けてくれたり相談してくれたりすると、こんな私でも当てにしてもらっているのかと思えてうれしいですね」
仕事は人に任せるより自分でやってしまうことが多くて困ったもの竏窒ニ辛口の自己評価を下すが、その穏やかで温かい人柄は多くの人に慕われている。
「介護の現場をいろいろと見てきただけに、自分の家族を含めて誰もが健康で元気でいてほしいというのが最大の願いですね。今年は仕事の面では多分大変な状況になると思うけれど、全力投球で頑張ります」