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緑いっぱいほのぼの劇場に40人
飯島町の風の谷絵本館で20日、「緑いっぱいほのぼの劇場」があった。約40人が来場し地元七久保の子どもたちの新作人形劇や、横浜のお母さんたちのコーラス、大道芸など多彩なプログラムを楽しんだ。
七久保の子どもたちでつくるげんきげんきクラブの人形劇「なぞのどうぶつ森パート(2)なぞかめんはだれだ?」でスタート。犬やウサギ、ゾウ、クワガタなどかわいい動物が登場し、会場はほのぼのムードに包まれた。
次いで、ピンクとグリーンの皿を持って登場した「楠の木学園」のみき&あずさ、失敗も愛きょうで舞台を盛り上げ、最後に、初出演のミュージックブーケ。横浜市ゆかりの「赤い靴」、七久保小にも大切に保管されている「青い目の人形」など、フルートやキーボード伴奏で7曲を披露し、会場から大きな拍手が贈られた。 -
WОNG美枝子クリエイティブワーク展
飯島町七久保の小蕪亭で30日まで、WОNG美枝子さん(東京都新宿在住)のCDジャケットデザインワークと原画を集めた「クリエイティブワーク展」が30日まで開かれている=写真。
美枝子さんは癒しのピアニストとして国内外で活躍するウォン・ウィンツァンさんの妻。ウォンさんの01、02、04年の楽譜デザインや、「地雷の地に平和の花を」の願いを込めた地雷犠牲者のためのCDジャケット原画、エッチングで繊細にお地蔵様を描いた童謡CDジャケットの原画などのほか、9・11の犠牲者への鎮魂の思いを墨1色に込めた「9・11ピースアートポスター・瓦礫の墓標」などを展示、平和へのメッセージを伝える。 -
歌の会「すみれ」が発足
なじみの童謡、唱歌を歌う会「すみれ」が4月発足。飯島町七久保の小蕪亭に毎月第3水曜日に集まり、午後のひとときをピアノ講師、松岡宣子さん(喬木村)の指導で、発声練習し、楽しく歌っている。
2回目の17日は50-80代の男女6人が参加、会の名前にちなみ「すみれの花の咲く頃」を歌ってスタート。
次いで、野口雨情の「しゃぼん玉」。「雨情は幼くして急死した愛娘への気持ちを壊れて消えるシャボン玉に託した」と歌の解説もあり、参加者は情感を込めて歌い「歌っているうちに、悲しくなってしまった」と話していた。
また、北原白秋の「この道」をゆっくりと静かに歌い、最後は「いつまでもたえることなく友達でいよう:」と、「今日の日はさようなら」を歌って、楽しい会を閉じた。
次回は6月21日午後1時30分から、参加費800円、詳細は小蕪亭(TEL86・5890) -
飯島山草会が山野草展
飯島山草会(上前守会長)は20、21日、飯島文化館で山野草展を開く。
会場には薄紫色の花が目を引くカモメラン、大きな葉のハッカクレン、ヤシャゼンマイやイワチドリの岩付き、イワヒバとゼンマイの寄せ植え。形が面白いユキモチソウやウラシマソウ。小さな花が可れんなヒメウツギ、ヒメシャガ、コケだま玉作品など会員13人が丹精込めた150鉢がずらり。
上前会長は「今年は冬場が寒く、心配されたが、会員の努力と技術は例年並の作品が集まった」と話している。
会場では山野草の苗も販売する。 -
酒米の王様、山田錦の無農薬栽培に挑戦
「安心・安全の酒づくり」を目指す「信濃錦」の蔵元、宮島酒店(本社・伊那市)は酒米の王様「山田錦」の無農薬による試験栽培に着手。17日、酒米の契約栽培農家、飯島町田切の吉川照美さん所有の水田約19アールで植え付け作業をした。
4月18日種まき、12-15センチに成長した中苗を5条植えの田植え機で植え付けた。
「山田錦」は温暖な地域での栽培に適し、兵庫県が主産地、県内では一般的な方法で試験的に栽培されているが、無農薬栽培は初めて。同社は「地球温暖化が進め中、南信地区が今後の適地になるのでは」と、数年前から模索し、JA上伊那飯島有機米部長の吉川さんの協力で試験栽培のこぎ着けた。
宮島敏企画部長は「山田錦は草丈が長く倒伏しやすい品種。醸造すると、柔らかく、味に広がりがある。無農薬栽培で力づよい米ができるのでは」と期待を込めた。
今後、6月中、下旬に県内外の酒販店や消費者とともに「草取りの会」を行う計画。 -
飯島町商工会、第46回通常総代会
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飯島町商工会(坂井武司会長)は15日、商工会館で総代ら委任状出席も合わせ55人が出席し、第46回通常総代会を開いた。▽小規模事業支援事業と経営改善普及事業(近代的経営管理方法の指導)▽技術の向上、新分野への情報提供-など盛りこんだ06年度事業計画、予算案を承認したほか、役員改選を行い、会長に坂井武司さん(再任)、同副に小林豊美さん(新任)、上山雅敏さん(新任)を選んだ。また、商工貯蓄共済大口加入者や、同推進者功労者の表彰、永年勤続優良従業員表彰を行った。
開会で、坂井会長は「中川村商工会と飯島町商工会広域連携したことは南部地区の発展につながる。会員数減少や財政基盤の弱体化など商工会を取り巻く諸問題に対し、中川と一緒になって対応を進めよう」と呼び掛けた。
受賞者は次のみなさん(敬称略)
◇05年度商工貯蓄共済大口加入=伊藤昇志、小林哲雄、大場隆、伊藤多●雄◇05年度商工貯蓄共済推進功労者表彰=熊崎且昇、小林八重子、森谷茂正
◇永年勤続優良従業員表彰▽全国商工会連合会長表彰(30年)=井沢弘、熊崎重男、北原忠夫(以上マルヤス長野)北原宗雄(辰巳屋建設)、秦野公秀(飯島自動車工業)▽県商工会連合会長・飯島町商工会長表彰(25年)=伊藤すみ江、渋谷和仁、唐沢正治、中塚和夫、橋場裕治、森山正剛、大沢清貴、小林久信、平島正夫(以上マルヤス長野)、座光寺茂昭(大西製作所)▽同(20年)=小川高志、宮崎正幸(以上マルヤス長野)、平賀栄市(信濃交産)宮崎晴男(飯島自動車工業)加藤守孝(ミヤシタ設計)▽同(15年)=小林経雄、下平良子、宮下保夫、吉川文夫、久保田良二、後藤正史(以上マルヤス長野)、墨岡利始、古沢正博、松脇里子(以上トマト)、大場一浩、竹村三紀子(以上アイク)、伊藤恒雄(湯沢製作所)、藤沢敏子(久保田組)、▽同(10年)=大蔵将靖、伊藤ひろみ(以上コバヤシ)斉藤重治(辰巳屋建設)酒井岳志(新井設備工業)、小川竹三郎(久保田組)、小林孝子(伊那電機製作所)、上山美和子、井口たけ子、関島正子、唐沢英子、佐々木多喜子、塩沢良子、宮下千里、宮下たみ子、林安子(ふるさとの味いいじま)、片桐幸司、藤木宏行(丸富工業)、沢田美保子(芳和精機)▽飯島町商工会長表彰(5年)=熊崎誠(コバヤシ)、望月淑恵(マルヤス長野)、宮下洋平(大西製作所)、神山光雄、君島みゆき(以上信濃交産)、船戸誠(アイク)、塩沢一夫(セブン自動車)、小林仁(松田建設伊南)米山彰一(久保田組)金井剛(クラウン交通)、矢沢よ志子、清水由紀子、竹内春雄(以上セブンイレブン飯島七久保)、小池貴彦、大沢優之(以上芳和精機) -
イイジマ・ミュージック・ウェーブ2006
ご近所のみなさんが夢の大ホールで奏でるジャンルを越えた新しいコンサートライブ「イイジマ・ミュージック・ウエーブ2006」が音楽で世界の子どもを救おう-をテーマに13日、飯島文化館で開かれた。町内外から300人が入場、弦楽四重奏やパーカッション、エレキバンド、コーラスなどさまざまな特徴ある演奏を楽しんだ。
出演は地元の役場有志で結成した「〆サボーン」、ブラスバンドパーカッションズ、高校同級生3人のグループ「華」、バンドエイド、岡庭ヒサユキさん、ゲスト出演のすみだ弦楽四重奏が花を添えた。
赤穂高校吹奏楽部のメンバーで組織するブラスバンドパーカッションズの「不思議な国のマレットたち」で幕開け「ガイーヌ」より「ばらの乙女たちの踊り」「レスギンカ」など5曲を披露。次いで、演奏曲は広小路の居酒屋で飲みながら決めたという、役場の愉快な仲間が集まった〆サボーンは「ゲゲゲの鬼太郎」「コンビニ弁当」など元気いっぱいの音楽を繰り広げた。
高校の同級生で結成した「華」は優しい歌声を、バンドエイドはラブバラードを、岡庭ヒサユキさんは「1コインの愛」をテーマに、エレクトーンを奏でた。
新日本フィルハーモニー交響楽団の若手メンバーを中心に結成されたゲストのすみだ弦楽四重奏団はハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」より第2楽章、となりのトトロ、八木節など5曲を演奏、プロの技量を見せ付けた。 -
ストロベリーキャンドル、真紅に染めて
飯島町本郷の国道153号沿い休耕田では景観作物のストロベリーキャンドルが咲き始め、1面真紅の花が新緑の里山、残雪の中央アルプスに映える。
本郷の米山勝祥さんは春早く、花がきれいで、すき込めば、肥料にもなるストロベリー・キャンドルの種を15アールの休耕田にまいた。花は10日ころから咲きはじめ、今が見ごろ。 米山さんは「今年は発芽は悪かったが、花が咲くとにぎやかになった」と話している。 ストロベリーキャンドルは別名、クリムソンクローバー、ベニバナクローバーと呼ばれ、クローバーの仲間。草丈は30縲・0センチ、花序は5縲・センチ。 -
ママさんバレー上伊那予選
第37回全国ママさんバレーボール大会上伊那地区予選は14日、飯島町体育館で開いた。6市町村の7チームがトーナメント戦で争った結果、飯島町のどんぐりが2年連続で優勝。県大会(6月11日、安曇野市)出場を決めた。
どんぐりは1回戦マザーズ(伊那市)、2回戦のかやの(箕輪町)、決勝のコスモス(伊那市)といずれもストレート勝ち。完勝で連覇を飾った。
上伊那のレベルは高く、地区代表の全国出場は4回を誇る。どんぐりも昨年2回戦敗退の県大会で雪辱を図る。
上位結果は次の通り。
(1)どんぐり(飯島町)(2)コスモス(伊那市)(3)かやの(箕輪町)空木(駒ヶ根) -
庄福寺供養
飯島町は9日、庄福寺跡に建立された万霊塔前で、町理事者や町議、幹部職員ら約30人が参列し、庄福寺関係諸霊の追善供養を行った。
庄福寺跡に旧飯島町庁舎が建設された昭和40年代から毎年、この時期に諸霊の追善供養に合わせ、町民の安ねい、町の発展を願い回向している。
万霊塔に向い、聖徳寺(田切)の松崎研定住職が読経し、参列者は花や線香を手向け、諸霊の安かれと祈った。 -
飯島町青色申告会総会
会員に会計帳簿の記帳方法などを指導する飯島町青色申告会(98人・米山旱士会長)は11日、06年度定期総会を飯島町商工会館で開いた。会員17人が出席し、05年度事業・収支決算報告、06年度事業計画・収支予算案を承認した。06年度の主な事業は源泉所得税納付個別指導会、年末調整・決算説明会、源泉所得税年末調整個別指導会、決算書・確定申告・消費税申告書作成指導会の開催など。
米山会長はあいさつで「会の大きな機構改革を昨年行い、戸惑いながらも無事1年を過ごすことができた。今後もますます前向きな姿勢で発展することを希望する」と述べた=写真。 -
花祭・聖徳寺
お釈迦様の誕生を祝う月遅れの花まつりが8日、飯島町田切の聖徳寺(松崎研定住職)であった。
近くの田切保育園の園児21人と、共同作業所「こまくさ園」の利用者ら22人がお参りした。園児は花の冠で飾りたて、ツツジやヤマブキ、ボタンなど季節の花を張りつけた花御堂に安置された、右手で天を指し、左手で大地をさした小さな釈迦像に、神妙な顔つきで甘茶をかけて、お釈迦様の誕生日を祝った。
また、仏教婦人会が用意した甘茶を「甘くておいしい」と笑顔で飲んだり、お土産をもらい、花まつりの行事を楽しんだ。
まつりに先立ち、松崎住職は花まつりの由来を説明し「元気で仲良く暮らせるようにお願いして」と呼び掛けた。 -
南信さくらそう展示会
伊那谷のサクラソウ愛好家でつくる「南信さくらそう会(小林章吾会長)」は7日まで、飯島町の飯島成人大学センターで「南信さくらそう展」を開いている。引き続き、12日縲・4日まで駒ケ根文化センターで開く。
サクラソウの魅力を広め、会員の成果を披露する同展に、会員9人が丹精込めた120種類170鉢がずらり=写真。
新品種では白花でピンクの縁取りが可れんな「笹鳴」。花びらの切りこみが深い「鶴亀」。大ぶりな白花の「満月」など、銘花、珍花が並んだ。小輪から中、大輪、色も白、ピンク、紫、赤(紅)と多彩、咲き方も上向き、横向き、下向きとさまざま。
小林会長は「今年は天候不順で開花がそろわず、鉢数も少ない。日本さくら草は洋花のような派手さはないが、品のある花色、花の形の面白さ、葉とのバランスもよい」と魅力を。
なお、駒ケ根会場では期間中の13日午前10時から、信濃さくら草会の総会、引き続き、日本のさくら草の第一人者、鳥居恒夫さん(東京都小平市)の記念講演を予定する。 -
芋焼酎「伊那八峰(仮称)」打ち合わせ会
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上伊那8市町村がその地域のサツマイモを使い、それぞれオリジナルの芋焼酎を製品化する-。芋焼酎の原料、サツマイモの苗の植え付けを前に、生産者や製造者、販売者が集まり、芋焼酎「伊那八峰(仮称)」の打ち合わせ会を6日夜、飯島町内で行った=写真。今年度は7市町村で芋焼酎用サツマイモ「黄金千貫」を5・9ヘクタール、11万8千本を植え付ける計画。
南箕輪村を除く7市町村の生産農家や喜久水酒造、県酒販店代表ら30人余が集まり、芋生産の取り組みを確認し、生産上の留意点の説明を受けた。
06年は各市町村の住民が自ら合併、自立を選択した初年度。この記念すべき年に地域特産品開発の一環として、芋焼酎の原料、サツマイモの栽培から芋焼酎の製品化、販売まで、上伊那地区全体で計画しようと、飯島町の池上明さん(池上酒店主)らが呼び掛けた。
池上さんは「地域の休耕田を有効活用し、特産品になりうる商品を生産者、製造者、販売者の顔が見えるという安心感を根底に共に作り上げよう」と趣旨に触れてあいさつ。
上伊那農業改良普及センターの田中敬志さんが苗の植え付けから管理、病虫害対策などを説明した。
また、喜久水酒造の下沢政弥専務は「1キロ50円で全量買上げる」と価格提示した。
飯島町の植え付けは6月4日から、7日は飯島小学校1年生も植え付けを手伝う。 -
千人塚祭りにぎやかに
飯島町七久保の千人塚公園で5日、恒例の千人塚まつりがにぎやかに開かれた。
好天に恵まれ、町内外からどっと家族連れが訪れた。
城ケ池周辺には、たこ焼きや焼きそば、だるま、昔懐かしい飴細工、わた飴、リンゴ飴など約20軒が軒を並べた。
午後には、池に張り出した特設ステージでは演芸会。アルプスホルンやおめでたい秋田大黒舞、趣味のグループの踊り、カラオケなどが舞台を飾り、最後は千人塚音頭、もち投げで盛り上がった。 -
伊南交通安全協会飯島支会が定期総会
伊南交通安全協会飯島支会(今井豊支会長)の定期総会が28日夜、文化館であった=写真。約100人が出席し、05年度事業報告、決算報告を承認、06年度事業計画、予算を決め、役員改選も行った。
06年度事業計画は▽高齢者交通安全講習会の実施▽夜間外出時の夜光反射タスキの着用指導-などを重点目標に掲げ、重点事項は▽高齢者の交通事故防止▽シートベルト・チャイルドシート着用の徹底▽飲酒運転・夜間の交通事故防止-などとした。
05年度限りで退任する今井支会長は「シートベルト着用指導を繰り返し実施、ようやく90%以上の着用率となった。高齢者事故抑止にも取り組み、高齢者の関心も高まり、交通安全教室への参加も増えた」と、会長任期の4年間を総括した。
新役員は次のみなさん(敬称略)
支会長=下平憲夫(南実町)▽同副=鎌倉修一(新屋敷)、座光寺正司(赤坂)▽監事=小林博昭(北町)、荒山正弘(春日平)▽参与=今井豊(北町)▽女性部部長=林孝子▽同副=笠原貞子▽青年部部長=山内克文▽同副=新井雅博▽飯島支部長=城取啓治▽田切支部長=細田勝美▽七久保支部長=松村芳彦▽本郷支部長=塩沢正吉 -
大型連休後半各地で賑わい、キャンプ場には県外客が
大型連休後半初日の3日、晴天にも恵まれて観光地は多くの人出となったが、飯島町の天竜川左岸に新しく開設されたオートキャンプ場「いなかの風」には、中京圏など県外を中心としたキャンパーで賑わっている。
先月末にオープンしたばかりだが、インターネットで知った家族連れらで3、4日は予約で満杯。新しい施設と、棚田の地形を生かした抜群の環境が人気を呼んでいる。
天候にも恵まれ、南北に伸びる中央アルプスの山々が来場者をお出迎え。残雪映える絶景に息を飲む姿がみられた。
家族3人で2泊3日の日程で訪れた東京都の会社員竹歳健さんは「本当に眺望が素晴らしい。滞在中はモトクロスなどを楽しもうと思っています」と話した。
3、4日は、乗馬体験、プロのライダーを招いてマウンテンバイクの棚田めぐり、フルートコンサート、キャンプファイアーなどイベントも目白押し。
5日以降は予約に若干の余裕があるが、子どもが楽しめる企画なども用意している。問い合わせは、いなかの風86・6655へ。 -
七久保小学校が手紙渡し活動に返事が来ました
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1通の手紙に安全運転への願いと自らの決意を込めて40年間続いている飯島町七久保小学校の交通安全手紙渡し運動に、返信が次々と届き、子どもたちを喜ばせている。
手紙は5年生31人が10日早朝、七久保の広域農道沿いで、無事故を願い通行するドライバーに手渡した。
同校の手紙渡し運動は今年で40年目だが、受け取ったドライバーからの返信はほとんど無かったが、今回は4月末までに封書やはがきなどで6通が届いた。
飯田市の女性からは花柄の便箋で「手紙を読んで、安全の誓いを新にした」。飯田市の男性からは「君も大人になったら、免許を取ると思うが、歩行者だったころの自分を忘れず、交通弱者に優しい運転を」。中川村から飯田市まで通勤している人は「長距離なので、事故を起さないように気をつけている」など書かれている。
同校では「返信をいただいたことで、子どもたちの活動への励みになった」と話していた。 -
駿府紺屋町陣屋~飯島陣屋まで240キロの長い旅の一歩を踏み出す
江戸時代、代官が駿府、飯島間を往来したことに因み、飯島町のルーツをたどる「信州いいじま陣屋ウォーク」が29日駿府紺屋町陣屋をスタート、飯島陣屋まで240キロの長い旅の一歩を踏み出した。
未明に飯島町をバスで出発した一行64人は午前8時に紺屋町陣屋「浮月楼」に到着。「代官行列を楽しむ会」が寸劇仕立で「お代官様出発でござる」「拙者は直参旗本、代官の小野田三郎右衛門でござる。いざ参る、飯島へ」と口上を述べてスタートした。
一行は3隊編成で、海岸沿いを九能山東照宮入口を経て清水港まで、潮風に吹かれながら、路傍のフジやツツジの花も楽しながら、歩を進めた。
午後3時過ぎ、ゴールの清水消防団第17詰所に到着、参加者から「感激、万歳しよう」の声も上がり、全員が31キロを完歩し、達成感をかみ締めた。
参加者の1人、塩崎孝夫さんはさらに第2コースのゴール南部の湯まで足を伸ばし、計58キロを歩き通すという健脚ぶりを披露した。
事務局の唐沢隆さんは「花曇で寒くなく、暑くなく、歩くには最適の気候。全員元気で完歩でき、幸先の良いスタートが切れた」と話していた。
次回は5月21日興津小島(清水)縲恣・狽フ湯(南部町)27キロを歩く。 -
キャンプファームいなかの風がオープン
飯島町の辰巳屋建設(小林豊美社長)が日曽利耕地に整備、運営するほんもの体験オートキャンプ場「キャンプファームいなかの風」が29日オープンした。
中央アルプスの峰々を一望する管理棟前で、約80人が見守る中、小林社長ら関係者がテープカット、地元の米沢きよ子さんが揮ごうした看板の除幕を行い、開場を祝い、多くの利用を願った。
里山に残された棚田の形状のままに整備したオートキャンプサイトや木の香香る展望露天風呂、快適なトイレ棟や炊事棟、「自然」「生き物」「農業」など里山の暮らしが体験できる田や果樹園、林、ビオトープなど整備し、多彩な体験メニューを用意した。
式で、小林社長は「新分野を模索する中で、社員の提案を受け計画し、地権者や日曽利耕地のみなさんの賛同を得て、今年1月着工した」と経過に触れ「昔ながらの棚田の自然環境を守り、来場者が信州の自然を満喫でき、地元に貢献できるように事業を成功させたい」と述べ、関係者の協力を求めた。
施設面積は約8万平方メートル。主な施設はオートキャンプサイト24区画(内常設テントサイト3区画)。管理棟、炊事2カ所、水洗トイレ3カ所、展望露天風呂、ドラム缶風呂、ドッグラン、野菜畑、体験水田、体験果樹園、ビオトープ、クワガタの森、イベント広場、ちびっこオフロードコース、MTVコース、トレッキングコース-など。
連休中の予約状況は3日以外は余裕がある。
詳細、申し込みは(TEL86・6655) -
科学技術分野の文部科学大臣表彰の小島治雄さん(64
温度管理に関わる改良で、味噌業界で2人目
飯島町田切のひかり味噌飯島グリーン工場の小島治雄さん(64)=中川村=は「特殊味噌加工工程における温度管理に関わる改良」で、科学大臣技術分野の文部科学大臣表彰を受賞、20日、松本合同庁舎で伝達された。県内は16人、味噌業界では全国で1人。
小島さんは「大豆処理グループ4人が協力し合い品質改善に取り組み、研究、工夫したことが認められた」と喜ぶ。
小島さんをリーダーとする大豆処理グループの創意工夫の内容は、一般の味噌では蒸煮した大豆・麹(こうじ)食塩を混合するし込み時は、冷却機で冷やし品温を26縲・0度にしているが、特殊味噌(西京味噌)の適温は50縲・5度。冷却機を止めても、自然冷却で35度まで下がってしまう。そこで、冷却機を改良し、冷風でなく、生蒸気を送り込むことで、適温が確保できた。
この改良により、効果金額は700万円余に上り、加えて、労働安全確保の視点からも効果が認められた。 -
御座松キャンプ場にモミジ50本を植栽
飯島町の植栽ボランティアの会(中村満夫会長)は23日、約40人が参加し、御座松キャンプ場に、3年生モミジ50本を植え付けた。 トンガやスコップを手に集まった参加者を前に、中村会長は「よく育つように、愛情を込めて植えよう」と呼び掛け、作業に取り掛かった。
植え穴の石を取り除き、土や肥料を入れ、支柱をさし、モミジを浅く植えて、土をかぶせ、最後に苗木を支柱に固定させるなど一連の作業を協力し合って手際よく進めた。
初めて植栽活動に参加した高坂芳江さん(追引)は「成長が楽しみ、子どもと一緒に見に来ます」と話していた。 -
上伊那の桜前線、終点の千人塚公園へ
3日、中川村の大草城址公園からスタートした上伊那の桜前線は、ほぼ1カ月がかりで終点、飯島町七久保の千人塚公園に到達した。
標高800メートル、800本の染井吉野が満開、城ケ池に花影を映す。
残雪多く険しい表情を見せる南駒、空木岳をバックに、絶好なカメラスポットとなっている。
公園では5日の「子どもの日」には恒例の「千人塚まつり」が開かれる。食べ物やおもちゃの露店が軒を並べ、特設ステージでは演芸もある。 -
信州ゆめフォーラム・ミニ・フォーラムin飯島町
「みんなの声を県政に」信州ゆめフォーラムは27日夜、成人大学センターで伊南地区では初の一般公開フォーラム「ミニ・フォーラムin飯島」を開いた。12人が参加し、信州夢ビジョンや同フォーラムが求める知事候補像などの説明を受け、
環境や福祉、地域経済など身近な問題について意見交換した。
参加者からは「今まで計画されていた(公共)事業はどうなるのか、見えてこない」「住民が少しずくを出すことで町は変わっていく」「自分ができることは自分でするという意識が大切」など協働のまちづくりや、公共事業に対する意見のほか、市町村合併問題について「真に理念と覚悟を持って自立したのか、疑問だ。変わることへの拒否反応レベルだったのでは」「将来、再び、選択を迫られる時が来るのでは」などの意見が出された。
同フォーラムは「大きな風を起そう!、信州の未来のために:今」を合言葉に、30、40代のメンバーで設立。夏の県知事選挙を視野に、各地で開くミニフォーラムを通して、多くの県民との意見交換の中から、長野県ビジョンを見出し、そのビジョンを具現化できる行動力のあるリーダーの誕生を目指す。
次回の伊南地区ミニフォーラムは16日、中川村で開く。 -
無暖房住宅
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記者室大口無暖房
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今年の冬ほど、灯油やガソリン価格にピリピリした年は無かった。毎月のように2円3円と値上がりし天井知らず。寒い信州で暖房なしで暮らせたらどんなに、家計が助かるだろうか。そんな夢みたいな住宅が実現する▼先日、井坪建設の伊那谷初、無暖房、低燃費住宅の安全祈願祭を取材した。35センチの厚さの発泡スチロール板で壁や床、屋根を丸ごと包み、開口部は2重サッシにするなど、徹底した高断熱、高気密仕様。信大構内に設置した実験棟の実証実験や、空調メーカーでのシュミレーション結果を受けての初の施工例▼世界規模で地球温暖化や環境問題への早期対応が叫ばれる中、無暖房・低燃費住宅は21世紀住宅の1つの方向軸ではないかと思った(大口記者) -
稲荷例祭と花見
駒ケ根市赤穂から飯島町赤坂に全面移転した井坪建設(井坪義幸社長)は22日、高坂町長、大沢教育長をはじめ、社員や協力会の家族ら約70人を招き、新社屋の披露に合わせ、敷地内にある赤坂稲荷例大祭と花見を行った。
同社は旧下平製作所長野工場を買取、昨年末から、工場の大規模改修を行い、10日までに、断熱パネル製造、プレカット生産ラインなど主要生産部門と事務部門を合わせ移転し、稼働開始した。
稲荷神社の前で、茅野宮司が神事を行い、社業の進展を祈願した後、井坪社長は「赤坂に新しい拠点を得て、世界に羽ばたく井坪建設を目指したい」とあいさつ。
高坂町長は「県下屈指の井坪建設が立地し、全世界に向け事業展開を図ることはまことに喜ばしく、町としても、出来る限り協力したい」と述べ、立地を歓迎した。
この後、旧下平製作所時代に植栽した樹齢約60年、満開の染井吉野の下で、花を眺め、バーベーキューを楽しんだ。 -
ポスト清掃
飯島郵便局(堀内裕之局長)で25日、ポスト愛護週間(14-20日)にちなみ、飯島保育園の年長園児6人によるポスト清掃があった。
園児らは「いつも大切な手紙を預かってくれる」ポストに「ありがとう」の気持ちを込めて、ぞうきんでポストの上から下までごしごしと汚れを落とした。
ポストは園児の身長より高く、踏み台に乗って、上の方を磨いたり、腰をかがめて、下の方もきちんと磨き、ポストはたちまちピカピカになった。
清掃の後、局からお礼に、ノートをもらい、笑顔で園に戻った。 -
夢の無暖房・低燃費住宅第1号が着工
井坪建設(本社・飯島町)は伊那谷初の無暖房・低燃費住宅第1号を駒ケ根市福岡のモデル地区で24日着工した。
この住宅は壁面30センチ、床下35センチ、屋根35センチの厚さの発泡スチロール板を敷き詰め、開口部はペア樹脂サッシをはめ込んだ高断熱、高気密仕様。
同社は信州大学の山下恭弘教授が主催する「信州の快適な住まいを考える会」の一員として、原油価格高騰や環境に配慮し、無暖房、低燃費住宅を研究。昨年、信大構内に設置した無暖房住宅の実験棟での実証実験の成果を受け、実現の運びとなった。
駒ケ岳SA南のモデル分譲地は全6区画、281縲・11平方メートル、無暖房住宅を建築する条件で、340縲・70万円の特別価格で販売中。入居後は信大と技術提携し、1年間データを測定する。
また、分譲地の一角に集合住宅2棟12戸(1LDK)も建設中。 -
信州ゆめフォーラム・ミニ・フォーラムin飯島町
「みんなの声を県政に」信州ゆめフォーラムは27日午後7時30分から、成人大学センターで伊南地区では初の一般公開フォーラム「ミニ・フォーラムin飯島」を開く。多くの参加を呼び掛けている。
環境や福祉、教育、財政、地域経済などのテーマについて、身近なところでの課題や新しいアイデアなどの意見交換を通して、長野県の目指す姿を見出すことが狙い。
「大きな風を起そう!、信州の未来のために:今」を合言葉に、信州ゆめフォーラムは今年2月、これからの責任世代となる30、40代を中心に構成。今夏の県知事選挙を視野に、各地で開くミニフォーラムを通して、多くの県民との意見交換の中から、長野県ビジョンを見出し、そのビジョンを具現化できる行動力のあるリーダーの誕生を目指す。
詳細は伊南地区幹事小林正明さん(090・8649・8533) -
いいじま文化サロン総会、多彩な公演事業を決める
地域住民の文化振興を図るいいじま文化サロン(後藤俊夫会長)の06年度総会が20日夜、会員、理事ら約20人が出席し、飯島町文化館であった。05年度事業、決算報告の承認、演劇やコンサート、映画会など多彩な公演を盛り込んだ06年度事業計画を決めた。
06年度公演事業は次の通り
▽平野啓子語りの世界=4月7日午後7時、飯島町発足50周年記念事業の第1弾として実施▽いいじまミュージックウェーブ=5月13日午後3時から、地域で音楽活動をしているグループが実行委員となり運営を計画。ジャンルを超えた新しいコンサートライブ▽朗読劇=8月4日午後7時、「この子たちの夏を読む会」を中心に、手作りの公演を企画。戦争・平和がテーマ▽加藤登紀子コンサート=9月9日、町発足50周年記念事業のメーン▽映画「アイ・ラブ・ユー」と女優忍足亜希子さんトークショー=11月、聾者の女性と彼女をめぐる人たちとの心のふれあいを描くヒューマンドラマの上映と主演の忍足さんを迎えてのトークショー。町社協と共催▽その他、子ども向けミュージカルの検討、映画会(ドラえもんなど人気新作映画)の実施など。