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鎌田実講演会に超満員の聴衆
飯島町宅幼老所「いいさとねっと梅戸」の開所1周年を記念し、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんを講師に招き8日夜、飯島町文化館で、講演会を開いた=写真。広く地域住民に呼び掛け、「鎌田先生を呼ぶ会」の実行委員会を組織し実現した。
演題は「ひとり一人が安心して暮らせる地域福祉」。超満員600人の聴衆は、ユーモアを交えた話に聞入り、医療とはなにか、福祉となにか、原点に返って考えた。
74年、夢を持って茅野市の諏訪中央病院に赴任した青年医師、鎌田さん。投薬と注射は最小限にという一貫した診療方針が「住民のためになる医療」と、市の保健婦に支持され、各地の公民館の健康教室で講師を務めるようになった。
当時、県内17市中とワーストワンだった脳卒中の死亡率が、減塩と生活改善により、格段に下がり、地域と一緒の健康づくりの効果を実感したと話した。
茅野市の特産品であり、繊維の多い寒天に着目、テレビ出演で、寒天ブームに火を点けたなど楽しいエピソードも紹介した。
また、寝たきり老人の悲惨さ、介護者の苦労を目の当たりにし「見てしまった以上、なんとかしなくては」と訪問看護、往診をはじめ、床ずれの治療に当った。さらに、1年以上に入浴してない人を入浴させる「お風呂に入れちゃう運動」に発展。ボランティアがかけ付け軌道に乗ると、今度は病院の図書室を使って、デイケアに着手した。「図書室が会議などで使用できない時は、町にハイキングに行こうと、寝たきり老人を連れ出した。デイケアの場所を探して町に出て行くことで、町がバリアフリーに変わってきた。徐々に優しくなってきた」と話した。 -
町民さわやかマレットゴルフ
飯島町教育委員会の第4回町民さわやかマレットゴルフ大会は8日、64人が参加し、千人塚マレットゴルフ場で開かれた。
この日は濃霧、時々小雨もぱらつくあいにくにコンディション。参加者は乳白色の城ケ池、幻想的な景色が広がる林間コースで目を凝らし、ボールの行方を追い、慎重にプレーした。
結果は次の通り(敬称略)
◇総合優勝=小原寿一(112)(2)西畑栄介(3)宮下典子◇男子優勝=小原寿一(112)(2)西畑栄介(3)竹沢一成◇女子優勝・宮下典子(119)(2)熊谷きみ子(3)高谷深鈴 -
第11回飯島町ソフトバレー大会
体育の日の10日、飯島町教育委員会は第11回町ソフトバレーボール大会を飯島体育館、飯島小学校体育館で開いた=写真。39歳以下、40歳以上の2部に計27チームが出場し、予選リーグと決勝トーナメントを行った結果「チアフルA」と「親町いっぱん」がそれぞれ優勝した。
上位チームは次の通り。
▼39歳以下(1)チアフルA(2)さくら(3)さくらMAX▼40歳以上(1)親町いっぱん(2)チアフルC(3)豊岡白組 -
濃霧の中、楽しく史跡巡り
飯島町七久保の七久保育成会は8日、濃霧の中、約70人が参加し、恒例のウォークラリー史跡巡りをした。
七久保林業センターに集合した参加者は6組に分かれ、3分の時差をつけてスタート。 チェックポイントは7カ所、最初のポイント芝宮神社では、神木の胴周りをはかり、第2の遠見石では地域の人からいわれを聞いた。
また、稲荷神社では、育成会役員が扮した、万年仙人とジャンケンで負かし、行者様ではパン焼きをするなど、楽しく遊びながら、地域の自然と歴史に親しんだ。
濃霧が視界を妨げ、時々、小雨もぱらつくあいにくな天気だったが、子どもたちは仲間同士、協力しあって、次々と、チェックポイントをクリアした。 -
菓子づくり講座始まる
飯島町中央公民館のすてきなお菓子づくり講座(夜の部)が7日夜、文化館で、開講した。12月16日まで全4回開く。
同講座は今年で3年目、親子を中心に10人が参加、初回は渋谷美治恵さん(中平)から「アーモンドとそば粉のクロッカン」「キャロットカップケーキ」の2品を教わった。
「キャロットカップケーキ」は、ニンジンをすりおろし、卵白は角ができるまで泡立て、小麦粉、砂糖を入れ、最後にニンジンを入れ、ざっくり混ぜ、カップに注ぎ、170度のオープンで20分焼いて出来上がり。
渋谷さんは「2品とも、身近にある材料を使った簡単なお菓子。菓子づくりは材料をきちんと量ることが基本」と話していた。 -
オフロードバイク隊員研修
伊南行政組合消防本部は9、10日、中川村大平の「オートパーク・クワ」で、初のオフロードバイク隊員の研修を行っている。
オフロードバイクは大規模災害時に孤立した地域の情報収集・調査や通信・連絡用として4台導入した。
初日は8隊員が参加、インストラクターの指導でオフロードバイクの取扱いを学び、直線の走り方、体を傾け、足を着けてカーブを曲がるなど基本走行を身に付けた。
ひとり一人走行し、インストラクターから走行中の姿勢など細かいチェックも受けた。
この日は矢来の雨がすっかり上がり、所々水たまりができており、隊員らはぬかるみにハンドルを取られないように、真剣に練習に励み、有事に備えた。 -
肥田さとし展
飯島町七久保の千人塚公園内の小蕪亭で11月1日まで、「肥田さとし木工展」が開かれている。人それぞれの暮らしに合わせた手作りの温かみが伝わる家具40点がずらり。
大きなむくの1枚板のテーブルや、木の耳付ダイニングテーブル、いす、座卓のほか「おひるねベンチ」「芽吹きハイバックチェア」など楽しい作品も。
また、贈り物にぴったりの和紙の灯りやタペストリー、木のおもちゃ、木の時計なども展示即売している。
肥田さんは62年岐阜県加茂郡川辺町生まれ、東京造形大学美術・木版画科卒業。上松技術専門学校で木工を学び、川辺町で家具工房「ウッドスケッチ」を開設。日本各地で個展を中心に活動している。 -
飯島保育園遠足、アグリネーチャーいいじまへ
さわやかな秋晴れとなった7日、飯島町の飯島保育園は上の原のアグリネーチャーいいじまを目的地に秋の遠足を行った。約10キロを年少から年長児まで百人が秋の自然に親しみながら、元気に歩き抜いた。
2百万本のコスモス畑やナシ園を見ながら、ゆっくり歩いて目的地に約1時間で到着。 園児たちはお弁当が入ったリュックを下ろし、早速、草原や田のあぜで虫取り。「バッタがいた」「イナゴが跳んだ」と大騒ぎして、追いかけた。
また、ポニーの小屋では「あいちゃーん」と大きな声で呼んだが、恥かしがりやのポニーの「あいちゃん」は姿を見せず、園児たちをがっかりさせた。
園児らヒツジに草を与えたり、子牛の「モー君」と遊び、自然の中で伸び伸びと1日を過ごした。 -
飯島で死亡事故
8日午前6時35分ごろ、飯島町七久保の広域農道で松川町の臨時職員中平准子さん(49)が運転する軽自動車と長野市の運転手小林隆二さん(32)の4トントラックが正面衝突した。中平さんは頭や胸を強く打ち、駒ケ根市内の病院に収容されたが午前7時55分に死亡した。小林さんにけがはなかった。
駒ケ根署は、駒ケ根市方面から松川町方面に向けて走っていた中平さんの軽自動車が右カーブでセンターラインを越えたものとみて事故の原因を詳しく調べている。 -
フェアトレード&エコロジー地球屋
作った人の暮らしが見える買物、フェア・トレード&エコロジー地球屋が16日まで、飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で開かれている。時間は午前10時-午後5時。
秋、冬新作の手織りのスカーフ、手編みの帽子、手袋、ベスト、フェルトのスリッパなどの小物。草木染めのハンカチ、バック類など伝統色あふれる雑貨、アクセサリーのほか、布ナプキンや石けんみつろうキャドルなどエコグッズがずらり。
食品ではオリビアのカカオ豆を使ったチョコレート、無農薬コーヒー、紅茶、砂糖、スリランカのカレースパイスなど多彩。
フェア・トレードとは、発展途上国の生産者を経済的に支援し、安心して働ける場を作り、貧困から抜け出す手助けをする活動。 -
200万本のコスモス見ごろ
飯島町上の原の約4ヘクタールのコスモス畑では、200万本のコスモスが見ごろを迎えている。伊那谷最大規模。
秋咲きの大輪を中心に、黄花コスモス、新品種のイエロークリムソンキャンパス、シェル咲きなど多彩。
コスモスまつりは15、16日、ミニコンサートやコスモスカルチャー、摘み取りなど予定する。 -
正月を飾る福寿草の鉢植え
飯島町の飯島町中央公民館は4日、24人が参加し、文化館創作室で山野草講座を開いた。伊那市のしなの蘭草園の五十嵐晃さんを講師に、正月を飾る福寿草(ふくじゅそう)の鉢植えと、大文字草(だいもんじそう)の石付けを作った=写真。
福寿草の鉢植えは、深鉢にゴロ土、配合用土を入れ、芽を上に、根を広げ、配合用土をかぶせた。
五十嵐さんは「12月に窓辺の温かい場所に置くと、正月に花を見ることができる。花後は3月ころ、地上に戻すといい。福寿草は乾燥に弱く、休眠期が長いため、通年の鉢栽培は難しい」と話した。
この後、植え穴の開いた軽石に、ピンクの大文字草とセキショウをバランスよく植え付け、山ゴケをはり、石付けを完成させた。
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飯島中学校2年3組
飯島町の飯島中学校2年3組(小林孝行教諭、34人)は昨年から「国際協力」を総合的活動「清龍の活動」の柱に据え、ラオスにスニーカーを贈ったり、換金作物ソバを栽培するなどボランティア活動を展開している。
昨年、駒ケ根青年海外協力隊訓練所の隊員候補生との交流の中から「世界には恵まれない子どもたちがたくさんいる。単に募金を集めて寄付するのではななく、自分たちが活動を通して、できることはないだろうか」と国際ボランティア、国際協力への意識が芽生えた。
小林教諭が「ラオスにスニーカーを贈る運動もある」と投げかけると、生徒たちは「すぐ、やろう」と機敏に反応した。また、現金化できる作物、ソバを作ろうという意見もあり、ソバの栽培とスニーカー集めを並行して進めた。
昨年の同校文化祭「清龍祭」に向け、スニーカーキャンペーンのチラシ、ポスターを制作、全校生徒に配布したり、町内の商店や公共施設にはり、協力を呼び掛けた。
清龍祭では500足が1度に集まり、幸先のいいスタートを切った。
商店から新品が届いたり、程度の良い物、靴と一緒に「送料の1部に」と現金同封もあり、生徒たちは「自分たちの活動が受け入れられた」と喜んだ。
しかし、中にはとてもはけそうもない物や汚れた靴も多く、タワシや靴ブラシに洗剤をつけてごしごしと洗った。「生徒たちは文句も言わずに、少しでもきれいにして、送ってやろうとする姿に成長を感じた」と小林教諭。
一方、ソバ栽培は昨年は収量は今1つで、今年の種を確保するに留まり、「今年こそは」と夏休み明けに種まき、現在、順調に生育している。
「活動を通じて、生徒たちは、世界には飢えに苦しんでいる人々がたくさんいると強く意識し、その結果、給食を残さなくなった。自分たちは食べ物を送ることはできない。出された物をちゃんと食べないようでは、ボランティアをする資格がないと考えるようになった」。
また、2年目の活動となり「自分たちが考え、企画するなど、自主的に動けるようになった」と小林教諭は評価する。 -
年賀はがき搬入
06年のお年玉付き年賀はがきが5日、駒ケ根市の駒ケ根郵便局(矢島和一郎局長)に搬入された。トラックで到着したはがきはダンボール箱2358箱。待ち構えた局員らの手でコンテナから局内に次々に運び込まれた=写真。
同局に搬入された無地、インクジェット、絵入りなどの年賀はがきの枚数は市内と飯島町、中川村の特定局の分も含め131万6千枚。需要の減少に伴い、昨年より44万4千枚、率にして約25%少ないが、印刷業者向けの4面連刷を含めると昨年比238万8千枚増の943万2千枚。
発売は11月1日、差し出し受け付けは12月15日から。お年玉の賞品は1等がハワイ旅行、ノートパソコンなど5点、2等がデジタルカメラ、腕時計など5点、3等が地域の特産品、4等が切手シートとなっている。 -
役場で防災訓練
飯島町役場は30日、約60人が参加し、役場防災訓練を行った。
「食堂付近から出火した」の庁内放送が流れ、職員は非常持ち出し袋に重要書類などを詰め、避難場所となった、防災倉庫前に運び出し、避難した。
人員確認に続き、南消防署の後藤英典さんの指導で、消火器と消火栓による初期消火訓練。引き続き、パイプハウスに煙りを充満させて、煙体験。
口にハンカチなどを当てて、ようやく出口にたどりついた職員は「全く見えない、不安を感じた」と感想を。 後藤さんは「火事で焼死する人は少ない。ほとんどが有毒ガスを吸って、動けなくなり犠牲になってしまう。煙りは毎秒3メートルのスピートで上昇する。逃げる時は湿らせたハンカチを口に当て、姿勢を低くして、横に移動するといい。自分の身は自分で守るが基本。自分が守れないようでは人を助けることができない」と話した。
また、高坂町長は「一朝有事の際、どのような行動をとったら良いか、日ごろ、念頭に入れて置くように」と気を引き締めさせた。 -
本郷神社例祭
豪快な大三国が人気の飯島町本郷の本郷神社例祭は1日夜、本郷第4耕地年番で壮大に繰り広げられた。昼間はしし練りを披露し、夜は打ち上げ花火と大三国の打ち上げ。境内を埋め尽くした見物客は、夜空を焦がす光と音、火の粉の舞に熱狂した。
午後9時、約30人余の厄年の男女がそろいのはっぴ姿で、玉箱を担いで境内に繰り出し、ほどなく、全ての灯りが消され、やみと緊張に包まれた境内で、突然、数百本の爆竹を
一度に鳴らしたような爆発音とともに、綱火が走り、「厄払」の焼き文字が浮き上がり、そして消え、境内を揺るがすごう音が響き渡り、小三国の点火、間を置いて、ナイヤガラ、大三国に点火。噴き出す火の粉で「春夏秋冬」を描いた。
情け容赦なく降り注ぐ火の粉を浴びながら、競い隊は玉箱をたたき、おんべを振って「わっしょい、わっしょい」と気勢を挙げ、年番耕地の心意気を見せつけた。 -
キノコ採りの男性行方不明2晩目
2日に飯島町の山林へキノコ採りに入ったまま行方不明になっている名古屋市の男性(61)の捜索は、2日に続き3日朝から駒ケ根署や消防などによって再び行われているが、同日夕現在まだ見つかっていない。
男性は2日午前10時30分ごろ仲間4人とともに飯島町七久保日向沢付近の山林にキノコ採りに入ったが、午後0時40分ごろから行方が分からなくなった。仲間が捜索したが見つからなかったため、午後2時20分に七久保駐在所に届け出た。 -
夜間ピカピカ運動
秋の交通安全運動の最終日となった30日夜、伊南交通安全協会飯島町支会は国道153号梅戸神社前で「夜間ピカピカ運動」を展開した。
支会役員や役場、駒ケ根署など約60人が、赤く点滅する停止灯を持って街頭に立ち、ゆっくりと通過するドライバーに夜間事故防止や飲酒運転撲滅を呼びかけた。 -
伊那谷の清流を訪ねて
伊那谷各地の源流や森林を訪ね、自然環境や施設について学習する「清流と森をたずねて」が28日、飯島町や中川村などであり、38人が参加、清らかな水や豊かな緑にふれあい、環境保全意識を高めた。豊かな環境づくり上伊那地域会議主催。
伊那文化会館前に集合した一行は、バスで飯島町本郷に移動。与田切川の河原の石を腰を下ろし、県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんの解説に耳を傾け、対岸に帯状に続く、鳥居原レキ層を観察した。
鳥居原レキ層は約9万年前の扇状地レキ層、3回の異なる堆積時期が見られる場所。
征矢さんは「与田切川や中田切川が南駒ケ岳、越百岳を削り、巨石や小石、砂を下流に運び、堆積させ、扇状地を作った。川は削り、運び、溜める、3つの作用がある。自然の営みのすごさ、水の流れの偉大さを感じて」と話した。
また、腰を下ろしている花崗岩について「地下数百キロで形成された深成岩、駒ケ根市以南に見られる。木曽山脈が何回か上昇し、押し上げられた」と説明。
参加者は身近な自然の中から、伊那谷の歴史のロマンに触れた。
この後、ハギの花散る林道をゆっくり登り、標高1445メートルの陣馬形山に。山頂を彩る秋草を観察した。
また、駒ケ根市では中沢小学校の炭焼き釜、養命酒駒ケ根工場も見学した。 -
事故・違反無しを願い、ナシをプレゼント
飯島町の伊南交通安全協会飯島支会(今井豊支会長)は秋の交通安全運動期間中の29日、駒ケ根署員、会員計26人が参加し、広域農道七久保の道の駅「花の里いいじま」前で交通指導所を開設。飯島町の特産品である二十世紀梨をドライバーにプレゼントし「事故無し、違反無し」を呼び掛けた。
「無し」に「ナシ」を掛け、交通安全と町特産品をPRする、ナシプレゼントは今年で3回目゜百個用意し、チラシやティッシュなど交通安全グッズを添え「事故ナシ、違反ナシです。気を付けて運転を」と手渡した。
思いがけないナシのプレゼントにドライバーは、いずれも顔をほころばせ「ありがとう」と受け取っていた。
02年9月3日以来、死亡事故ゼロ記録を延伸中の飯島町だが、秋の運動期間中の初日、広域農道で2件の人身事故が発生し、1件は重傷事故となった。 -
災害対策バイク入魂式
伊南行政組合は大規模災害発生時に孤立した地域の情報収集・調査や通信・連絡用などに使用するオフロードバイク4台をこのほど購入し28日、入魂式を駒ケ根市役所駐車場で行った。災害対策本部用として駒ケ根市も同じくバイク1台を購入した。非常通信用として衛星携帯電話3台も購入し、連携して万一の災害発生に備えることにしている。
関係者ら約20人が出席して清めの神事を行った後、消防署員がお披露目の初乗りをした=写真。出席した中原正純市長もバイクにまたがり、エンジン始動。予定にないハプニングにあっけにとられる関係者を尻目にさっそうと駐車場を1周。「(バイクは)40年ぶりかな。今のバイクはなかなか力があるね」と満足そうに話した。
バイクは排気量223cc。北・南消防署にそれぞれ2台ずつが配備され、バイク隊員の訓練も併せて行っていく。
伊南行政組合分の事業費はバイク160万円、ヘルメットなど45万円、隊員養成費20万円、保険など19万円の計約244万円。市購入分は62万円。うち41万円は県コモンズ支援金事業として採択されている。 -
交通安全願いドライバーに手紙渡し
飯島町七久保小学校
4、6年生68人は秋の交通安全運動期間中の22日早朝、七久保の広域農道沿いで、交通安全、無事故を願い、恒例の手紙渡し運動をした。
児童らは通勤途中のドライバーに「おはようございます」「安全運転を」と声を掛け、自分が怖かった体験や、気をつけてほしいことなどをつづった手紙を手渡した。ドライバーは一瞬戸惑いを見せながらも、笑顔で受け取っていた。
駒ケ根署の渋谷保人交通課長は「みなさんの心のこもった手紙で、飯島町の事故発生件数は減少している」と感謝し「横断する時は左右をよく見て横断を」と呼び掛けた。 -
飯島中吹奏楽部が初の演奏会
飯島町の飯島中学校吹奏楽部(顧問・小林孝行教諭・奥原智美教諭、50人)は19日、飯島文化館で第1回定期演奏会を開いた。
2部構成、今日の演奏会のために顧問の小林教諭が作曲、同校校歌のメロディーを挿入したファンファーレ「クリーミングアイズ」でオープニング。
堂々として、歯切れの良い「ホートカスターベリーマーチ」、静かで美しい曲「RОMANESQUE」、1年生による「PLEASE PLEASE ME」と続いた。
踊り出したくなるような楽しい雰囲気の曲歌劇「売られた花嫁」より「ポルカ」「道化師の踊り」。なじみの「涙のカノン」「コパカバーナ」。かっこよくノリのいい「ウルトラマン伝説」。ディズニーの名曲を1つにまとめた「DISNEY AT THE MОVIES」で余韻を残してフィナーレ。
吹奏楽コンクール中学校の部南信A地区大会で金賞、県大会で銀賞の実力を発揮し、数百人の聴衆に、吹奏楽の奥深さ、音楽のすばらしさを伝えた。 -
県信州美術館移動展
飯島町文化館で21日から28日まで、県信濃美術館移動展・飯島町作家展が開かれている。
信濃美術館には、郷土ゆかりの美術家の秀作と、美しい信州の風景画が多数収蔵されており、これらのコレクションをより多くの県民に鑑賞してもらおうと、移動展を企画、合わせて飯島町で活躍している作家、11人の力作を展示した。
今回は収蔵品を「身近なものを描く-静物画」「どこの風景かな-風景画」「人・ひと・ヒト-人物画」などのジャンルに分け展示したほか、東山魁夷のリトグラフコーナーでは、「水辺の風景」を紹介する。ほかに、石井柏亭の「ニュルンベルクにて」、須山計一の「旧道木曽路」、菱田春草の「鯉」、荻原碌山の「坑夫」、梅原龍三郎の「浅間山」など40点を並べた。
飯島町作家展には日本画、油彩、書道など18点を展示した。
21日のオープニングセレモニーで、信濃美術館の松本猛館長は「絵の語り掛けに耳を澄まし、作品の前で語り合い、人生を豊かにしてくれる絵の楽しさを味わって」と多くの来場を期待した。
観覧料・一般300円、高大生150円、中学生以下無料 -
金色の巨大花、地涌金蓮花咲く
駒ケ根市福岡の大口信夫さん宅で中国雲南省の秘蔵花、地涌金蓮花(ちゆうきんれんか)が咲き、話題となっている。
バショウ科、草丈1・8メートル、黄金色の花の直径約50センチ、高さ20センチ。花弁のように見えるのは花苞で、花は1センチほどの小花。
2000年の淡路花博でデビューし、国内では開花例は極めて少ない。
大口さんは「ゴージャスな名前、荘厳な花容」にひかれて、01年種苗会社から、20センチの棒状の苗を取り寄せ栽培。0度で枯死するため、冬は家の中で保護し、2年目、3年目と株は大きくなったが、一向に咲く気配もなく、4年目の今年8月にプロペラのような葉が出て、中心部が金色を帯び、9月2日開花した。花は寿命は驚異的に長く300日とか。
大口さんは「オープンガーデンにしてあるので、自由に見に来て」と話している。 -
梅戸神社例祭にぎやかに
五穀豊じょうを祈る飯島町の梅戸神社の秋祭りが17日宵祭り、18日本祭りでにぎやかに行われた。
飯島町飯島の9耕地から子ども、大人合わせて500人余がJR飯島駅前に集合。
高張提灯を先頭に、丸提灯を付けたササを持った子どもたちが続き、広小路を「ピッピ」「ワッショイ、ワッショイ」と練り歩き、提灯が点る参道に。耕地ごと拝殿に向かって、鈴を鳴らし参拝、万歳三唱し、子どもたちはおやつをもらって解散した。
この後、神殿では厳かに巫女による「浦安の舞」の奉納。勇壮なしし舞と続いた。
また、飯島運動場では花火大会、次々と打ち上げられる大小の花火が夜空を彩った。
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本郷地区敬老会
飯島町本郷公民館は「敬老の日」の19日、05年度本郷地区敬老会を本郷公民館で開いた。招待された75歳以上155人中、52人の元気なお年寄りが出席、会食したり、演芸を見て楽しい一時を過ごした。
会には招待者をはじめ、高坂町長や地元町議らが出席。着席したお年寄りを前に、山口安彦公民館長は「戦中、戦後の困難な時代を力強く生き抜き、今日の繁栄の基礎を築いていただいた。我々が豊かさを享受できるのも、みなさま方のお陰」と感謝し「ますます元気で、年寄りの智恵を発揮し、本郷地区の発展に力添えを」とあいさつ。
民生児童委員の林基司さんの発声で乾杯、祝宴に移った。
お年寄りの嗜好に合わせて用意した料理にはしを運び、隣同士、杯を交わしながら、近況や体調について歓談した。
舞台では同区の小学校5、6年生が「健康で長生きを」「これからも元気で暮らして」と激励メッセージを送り、歌「ふるさと」を響かせた。続いて、桂会や雪輪民謡会など趣味のグループの踊りや歌、紙芝居などがにぎやかに繰り広げられた。 -
飯島町の2小学校所で運動会
さわやかに晴れ上がった17日、飯島町の2小学校で秋の大運動会を開いた。短期間の集中練習で培った技と力、協力する心をグラウンドいっぱいに繰り広げた。
このうち、飯島小学校では、力の限り走り抜いた5年生の短距離走でスタート、かわいらしい1年の表現「こんにちわ音頭」と続いた。
1本の竹に群がり、懸命に引いた「竹引き」。力と力がぶつかり、迫力満点の男子「棒倒し」、女子の「騎馬戦」など採点種目17種目を含む29プログラムの最期は全校ダンスで締めくくった。
一方、七久保小学校は運動会定番の短距離走、大玉送り、綱引のほか、4、5、6年が帽子を取り合う「合戦七久保城の攻防」、男女別の紅白リレーで盛り上がった。
保護者らはPTA種目に出場したり、ビデオカメラを回し、わが子のナイスショットを狙ってシャッターを押すなど家族で運動会を楽しんだ。 -
坂本富子さんお手玉大会で全国優勝
「まさか、優勝するなんて。競技中は落ち着いていたが、優勝が分かった時、どきどきして、手が震えて、字が書けなかった」-。「伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)」の坂本富子さん(67)=駒ケ根市福岡、主婦=は今月岐阜県美濃加茂市で開いたお手玉の全国大会「3個ジャグリング」一般の部で、初出場し、いきなり全国優勝した。
大会はお手玉遊びの普及活動に取り組む「日本お手玉の会」(本部愛媛県)などの主催。大会には全国各地から1800人余が参加。「2個ゆり」「3個ゆり」「3個ジャグリング」など4種目で競技。
坂本さんが優勝した「3個ジャグリング」は、両手で3個を交互に投げ上げる競技で、なかなか勝負がつかず、手の甲に乗せるなど難易度を高め、優勝を決めた。
坂本さんは「痴ほう防止と運動不足解消に」と昨年4月「伊那谷お手玉の会」に入会。亀山ちず子さんの指導を受け、めきめきと腕を上げ、大会に出場するとともに、検定も受験、3段に合格した。
亀山会長は「自分のことのようにうれしい。ほかの会員の励みになる」と喜んだ。 -
南信州うまいもの即売会
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で17、18日、「南信州うまいもの即売会」が開かれ、にぎわっている。南信州加工開発連絡会主催。
味の里のまつかわの各種漬物、湯ケ洞の素朴なおやき、楽珍房の特産の市田柿を使った銘菓、下條ふるさとうまいもの会は蒸したて、熱々のそばまんじゅうの実演販売のほか、銘茶やケチャプ、ジュース、ジャム、乳製品など、下伊那各地から集まった14団体が約百種類を即売している。
18日は午前10時-午後3時、運だめしもち投げ宝拾いは午後1時30分。農産物パック加工相談コーナーは午前10時から。