-
北島前村長ら5人を表彰
中川村は1日、基幹集落センターで05年度功労者表彰式を行い、北島靖生前村長ら自治功労3人、社会福祉功労1人、感謝状贈呈1人の合わせて5人の栄誉をたたえ、表彰した。
曽我村長は「村理事者として、行政機関の委員として、村政の発展、住民福祉の向上に尽力していただいた。また、ふるさとを思う気持ちから、絵の寄贈で村の文化向上に貢献していただいた」と受賞者に敬意を表し、感謝した。
受賞した北島前村長は「村長を務めた4年間は市町村合併論議に明け暮れ、その間、若者専用住宅や学童クラブ、CATV導入など、村民の協力支援により全て計画通り遂行できた」と振り返り「今後は1村民として、村の発展に役立ちたい」とあいさつした。
表彰者は次のみなさん(敬称略)
◇自治功労▽北島靖生(66)=前村長4年、助役7年8カ月▽石原守(64)=前助役4年、収入役7年5カ月▽加藤尚志(70)=前国保運営協議会委員32年◇社会福祉功労▽福井定義(72)=前民生児童委員12年
◇感謝状贈呈=宮崎義光(東京都世田谷区)、高宮一栄作油彩60号「流れのほとり」寄贈 -
片桐地区運動会
中川村片桐地区の第47回運動会が30日、中川西小学校グラウンドで開かれた。心配された天候とは裏腹にさわやかに晴れ渡った青空の下、綱引き、大玉送り、満水競争などの団体種目や、小学生から50歳代の選手が健脚を競う対抗リレーなど全11競技が大歓声の中で行われ、区民ら総出でスポーツの秋を楽しんだ。
大玉送りでは小学生14人、大人50人でつくる各部のチームが予選を行い、勝ち上がったチームが決勝を戦った=写真。練習を重ねて本番に臨む小学校の運動会と違い、各チームとも途中で玉を落としたり、玉がなかなか進まなかったりするなど、チームワークはいまひとつだったものの、出場者らは歓声を上げながら笑顔で競技を楽しんだ。
競技の合間には扇子やポンポンなどを手にした子どもたちがそれぞれの応援席の前に出てリーダー役を務め、「頑張れ!」と応援に声をからした。 -
中川村で交通事故
30日午前9時5分ごろ、中川村片桐の国道153号線、中川中学校入口信号交差点で同村片桐牧ケ原の無職東金けさゑさん(78)のオートバイと同村片桐小和田の会社員米山隼人さん(23)の軽自動車が衝突した。東金さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが左脚の骨を折るなどの重傷。米山さんにけがはなかった。
駒ケ根署によると、国道を北に向かって走行していた東金さんが交差点を右折しようとしたところ、対向して直進してきた米山さんの軽自動車に衝突した。同署でさらに原因を調べている。 -
なかがわ華の会
中川村の舞踊愛好グループは23日、中川文化センターで「第4回なかがわ華の会」を開いた。8グループ約40人が出演し、華麗に舞台を彩り、ゲストのオヨネーズさん、橋爪恵子さん(駒ケ根市出身の歌手)も花を添えた。
格調高い、すみれ会の「寿ぎの舞」で幕開け、もみじ会の「祝賀の舞」と続いた。粋に「車屋さん」、男舞の「侍」、休憩を挟んで、オヨネーズさんの歌に合わせ軽やかに「麦畑」「小麦ちゃん」を披露した。
橋爪恵子さんの歌で「女人高野」、最後に有志一同で「秋田甚句」で余韻を残してフィナーレ。
昼の部、夜の部とも超満員の合わせて650人余が入場し、踊りと歌をたん能した。 -
【記者室】高いか安いか-災害対策品の費用
伊南行政組合消防本部が大規模災害に備えて現地対策用の大型テント一式を購入した。費用は約480万円。9月には孤立した地域との通信・連絡などに使用するオフロードバイク4台と衛星携帯電話を購入した。費用は約244万円▼金額を示したのは「高い買い物をするな」と非難するためではない。むしろ、費用を惜しんでこの程度の物を備えずにいたことに驚いたからだ。災害が来なかったら無駄になるから-という考えがあったとしたらあまりにも甘い観測だろう▼「時期は断定できないが100パーセント来る」といわれる東海地震。伊那谷はその対策強化地域に指定されている。その日は今日かもしれない。我が家でもせめて家具の転倒防止対策ぐらいやっておこう。(白鳥記者)
-
南部小学校音楽会
05年度上伊那南部小学校音楽会が26日、駒ケ根市文化会館で開かれた。伊南4市町村の10小学校の6年生児童が一堂に会し、それぞれが練習を積み重ねて仕上げた合唱、合奏を晴れのステージで堂々と発表し合った=写真。
開会式に続いて全員で『つばさをください』を大合唱して心を一つにした後、先頭を切って東伊那小の児童がステージに上がった。この日唯一の器楽合奏の曲目は『ハンガリア舞曲第5番』。児童らは緊張した表情でアコーディオンや木琴などそれぞれの担当楽器を構え、教諭の振り下ろす指揮棒に合わせて演奏を開始した。小人数ながら見事にまとまった演奏に会場からは大きな拍手が起こっていた。
赤穂南小は大曲『阿蘇』を同声3部合唱で披露。大人数のメリットを生かした迫力満点の美しいハーモニーをホールいっぱいに大きく響かせた。 -
寺子屋塾かつらがスタート
中川村葛島のNPОかつら(伊佐栄豊理事長)が運営する寺子屋塾「かつら」がスタート、22日、宅幼老所「かつら」で入塾式を行った。
村内外の小学1年から5年まで30人が入塾。伊佐塾長は「5年生のお兄さん、お姉さんは小さい子どもの面倒に見て、1年から4年生は5年生の言うことをよく聞き、みんなが家族のように仲良く、遊んだり、勉強して」と呼び掛け、ひとり一人に入塾証を授与した=写真。
この後、伊佐塾長が住職を務める延寿院に移動し、座禅を行った。
寺子屋塾は小学生を対象に、月2回(第2、4土曜日)実施、地域の文化、習慣を遊びを通して学ぶ。NPО「かつら」では、低学年から高学年までの子どもたちが、活動を通じて、人との関わり合い、敬うこと、自分自身を省みる力を養えればと、自主事業として取り組む。内容はスポーツや季節の行事、ボランティア活動、宅老所のお年よりたちとの交流、茶道、食事作法などのほか、特別講師による制作、実験など多彩なカリキュラムを予定。
次回(11月12日)カーブミラー磨きを予定。 -
四徳温泉に炭焼き窯完成、
四徳出身者と四徳ファンでつくる中川村の「山里の暮らしと豊かな森を守る会(小松彰一会長、会員30人)」が四徳温泉に築窯した炭焼き窯(1号)が完成、24日火入りをした。
縦約180センチ、横120センチの炭焼き窯は、36災で集団移住する前の同地区で盛んに使われていた様式を参考に、四徳の土と石を使って積み上げた。
炭の原料は地域間伐材のならで、約250キロを入れ、型枠を組み、土を盛りながら作り上げた。
9月下旬に着手、10月中旬に完成し、1週間、煙道をふさいで、火をたき、窯を乾かした。24日、煙道を通し、火入りをした。
今後3日間約60時間燃やし続け、その後、密封し、窯が冷えるまで放置し、11月初旬、窯出しの予定。
同会は▽間伐材の有効利用で、森林の活性化を図る▽山里の暮らしの再現-などをテーマに活動、現在、NPОを申請中。
事務局の吉見次郎さん(上伊那森林組合、森林整備課)は「森林組合から資材費の支援を受け、会員、延べ50人が作業に加わり、一号窯を作り上げた。今後、様子を見ながら、2号窯にも取りかかりたい」と話していた。 -
中川村社会福祉協議会評議員会、会長に前原村議
中川村社会福祉協議会は24日夜、基幹集落センターで評議員会を開きいた。理事、評議員ら30人が出席し、定款の1部改正や理事・監事の選任、補正予算の4件を原案通り議決した。評議員会に先だって開いた理事会で、新会長に前原茂之さん(村議)、同副に上沢茂さん(民生児童委員)が選ばれた。
定款の1部改正は「社協あり方検討委員会」から6項目の是正改善策の答申を受けての改正。
改正では理事の定数を12人を1人増員し、13人とする。内訳は助役を削除し、民生児童委員、有識者各1人増やす。副会長2人制を1人にする-など。
理事の選任は定款改正と前理事の有賀直さんの辞任に伴うもの、新理事に浜崎喜久美さん(民生児童委員)、松村正明さん(公民館長)、松本榮二さん(福祉団体代表)が選ばれた。新監事は市瀬英治さん(村助役)に決まった。任期は来年9月30日まで。
議事終了後、前原新会長は「社協の窓口は広く、奥が深い。経営や村民への下部浸透など課題も山積しているが、社協充実に向け努力したい」と述べ、評議員の協力を求めた。 -
北限のユズ色づく
中川村葛島の下平宗男さん宅の柚子(ユズ)=ミカン科=が黄色に色づきはじめた。
自宅の南側、北風が当らない場所に植えられたユズ(ミカン科)は、樹高4メートル余、樹齢45年余、幹の太さは直径約30センチ。表面に凹凸のある直径7、8センチの実が2百個以上なっている。ほとんどの実が黄色に色づく11月上旬に収穫する。
45年前、下伊那郡泰阜村の宗男さんの姉、良子さんの嫁ぎ先から鉛筆ほどの太さの実生苗をもらい、暖かい場所を求め、植え場所を転々としながら大切に育てた。植えてから20年目頃から、春、可れんな白い花が咲き、実がなり始めた。
ユズは近所に配ったり、ジャム、ユズみそ、鍋や吸物の香りづけに利用するほか、冬至にはユズ湯を楽しむとか。
ユズはかんきつ類とあって、葉はアゲハチョウの食草、幼虫が集まり、小学生の自然観察の場になっているとも。
下平さんは「実は用途が広く、香りは最高。これからも大切にしたい」と話している。 -
上伊那の育樹祭に280人
秋晴れの中川村陣馬形キャンプ場周辺森林で25日、第24回上伊那郡市育樹祭があった。中川村2小学校5年生95人をはじめ、上伊那の自治体や林業関係者ら280人が参加、広葉樹の間伐作業を通じて、森林の大切さを実感し、健全な森林を次世代に引き継ぐ気運を高めた。上伊那地方事務所・中川村などの主催。
作業は各所属ごとA縲廛ブロックに分かれ、自然のアカマツと広葉樹の混生林1・6ヘクタールで広葉樹を間伐。株立ちの木を間引き、混んでいる場所では細い物や形状の悪い木を選び出し、伐採した。
斜面の足場の悪い場所での作業とあって、子どもたちは足を踏ん張り、山ウルシの木を避けながら、慎重にのこぎりを使って、1本1本切り倒した。
約1時間の作業に汗した後、360度のパノラマが広がる山頂や、キャンブ場の芝生に陣取り、主催者が用意した昼食を囲んだ。
東小の神谷美帆さんは「のこぎりの使い方はこつがあり、難しかった」。倉田康弘君は「うまく切れると、すかっとした」と笑顔。 -
小渋もみじ祭りにぎやかに
秋の1日を小渋峡で楽しもうと23日、小渋釣掘場をメーン会場に、小渋もみじ祭りがにぎやかに開いた。
釣掘場では、大人も子どもも大物を狙ってつり糸をたれ、バームクーヘンが焼ける甘い香りが漂い、来場者の食欲を誘った。
四徳大橋下ではボートによるダム湖内の巡視体験。エメラルドグリーンの湖面から色づきはじめた両岸のもみじを見上げ、秋の風情に浸った。
ダム提内部の見学にも多くの大人、子どもが訪れ、ダムに関心を寄せた。 -
小渋ダム水源地域のビジョンを示す
公募や市民団体、行政機関で構成する小渋ダム水源地域協議会(座長・北沢秋司信大教授)は22日、中川村文化センターで、「小渋ダム水源地域ビジョン(案)」を示し、中川村・松川町・大鹿村の3町村の住民20人余が活発に意見交換した。
このビジョンはダム水源地域の行政と住民が共同で、ダムを活かした水源地域の自立的、継続的な活性化を図ることが目的。04年度に同協議会を設置し、検討を進め、ビジョン(案)「幸せの交流舞台こしぶだに」をまとめた。
ビジョン(案)は基本理念(水源地域の目指す将来像)に▽小渋川水源地域の3町村がつながりを強め、協働して地域活性化に取り組む▽水源地域の宝を保全育成し、国内外に発信する▽安全で安心で住みやすい、心安らぐ生活の舞台-を掲げ、ビジョンの柱は(1)流域内の協働と連携(2)流域外との交流促進(3)産業振興(4)自然・歴史文化とのふれあい(5)地域の連携を促進させるための環境整備-とした。
具体的活動に▽小渋ネット(仮称)の創設▽民間団体・住民・行政の協働・連携▽小渋湖まつりの拡充▽山村留学制度の創設▽おらが村の特産品の開発▽観光農園・体験農園▽ワーキングホリデーの開催▽グリーンツーリズムの推進▽歌舞伎など伝統文化の活用▽食の文化祭の開催▽河川の環境の保全と整備▽自然散策路の整備▽宝マップの作成▽水源地域を結ぶ道路整備・改良-などを挙げた。
参加者からは「四徳川の3滝を巡る遊歩道の整備を」「河床の樹木を伐採し、川を本来の姿に戻すべき」などの意見が出された。
出された意見を最終案に反映させ、県に提出。国の整備計画にのせ、予算化を図る。 -
ドラゴンフルーツを栽培、営利作物としての栽培は県内唯一
中川村南田島の矢沢義幸さん(38)=公務員=は150平方メートルのハウスで、ドラゴンフルーツ=多肉植物、三角サボテン科=を栽培、飯田市の青果店に出荷している。県内で営利作物として栽培しているのは矢沢さんだけ。
00年に沖縄旅行でドラゴンフルーツに出会い、栽培農家を見学させてもらい「花の美しさ、甘くシャーベットのようなおいしさ」にすっかり魅せられ、早速、白肉種を導入。翌年、赤肉種を合わせて4種類、20株を作付け、昨年、初めて花が咲き、収穫できるようになった。
7月下旬ころから、直径45センチの月下美人のような巨大花が夜中の数時間咲く。すぐに人工受粉させ、花後45日で、4、500グラムに果実は肥大化し熟す。うろこをつけたような特異な形で、存在感がある。味は白肉種はさっぱりと甘い、赤肉種は甘みが強い。
果肉にビタミンや繊維、ブドウ糖、人に有効なミネラルを含む自然食品。病虫害も少なく、無農薬栽培ができる。
矢沢さんは「新しい作物なので、試行錯誤の連続。最低温度は7度、重油高騰で燃料費が頭痛の種」と話していた。 -
BTLS研修に全国から48人
病院搬入前の外傷処置教育訓練コースである「BTLS(ベーシック・トラウマ・ライフ・サポート)アドバンスコース」研修会が21、22日、中川村の望岳荘であった。
県内を中心に、遠くは秋田県、三重県など全国から、救急隊員や医師、看護師ら48人が参加、約60人のインストラクターからマンツーマンで、正しい観察や患者の緊急措置、固定法などの講習を受けた。
参加者はダミーを使って、気管挿管や心肺そ生法、点滴、脊髄(せきずい)損傷患者の固定、搬送などの実技に真剣に取り組んだ。
BTLSは1982年、救急救命士や救急医療関係者向けに、アメリカで開始され、世界27カ国で正式コースが開催され、今回の研修会も上伊那で初めて実施したBTLSジャパンの正式コース、2日間の座学と実技研修の後、筆記試験、実技試験でインストラクター資格が取得できる。 -
【記者室】フルーツ巡り
中川村では標高800メートルの高地でユズが栽培できると聞いて驚いた。近くの高森町ではハウスミカンが出荷されると聞き、2度びっくり。中川村の売りの1つは温暖な気候。そのためユズをはじめ、リンゴ、ナシ、カキ、モモ、ブドウ、イチジク、チェリー、イチゴと果物の種類の多さに目を見張る▼村内はどこでもビワが実るし、ハウスなら、ミカン栽培さえも可能。パッションフルーツやドラゴンフルーツなどなじみの薄い特殊果実にもチャレンジする人もいる。まさに中川村はフルーツ王国だ▼村づくりに多種多様な果物が栽培できる有利性を生かさない手はない。村まるごと果樹園構想とか、通年で、数種類のフルーツ狩りができる果樹園巡りも売りになるのでは(大口記者)
-
むらづくり委員会を設置中川村
中川村は足腰の強い元気な村はどうあるべきか検討し、村づくりの方向、あり方を提言するむらづくり委員会を設置、20日夜、基幹集落センターで初会議があった。
委員会は地区懇談会で出された意見、前期計画(00縲・5年度)の事業成果、施策の現状と課題、村を取り巻く現状や特徴を生かし、総合計画に掲げた村づくり基本目標「快適で健やかな暮らしを楽しめるむらづくり」「豊かな自然と風格ある景観を満喫できるむらづくり」「新たなふれあいと躍動を創出するむらづくり」の3本柱を実現していく方策を提言してもらい、出された提言は総合計画の後期計画(06縲・9年度)に反映させる。
具体的には▽足腰の強い元気な村にするために考えられること▽施策の現状と課題を踏まえて考えられること▽基本施策の検討-など。
全体会や分科会で論議を深め、12月中にまとめ、後期計画策定委員・推進合同会議に提言、素案に盛り込む。来年1月に総合計画審議会に諮問、答申を経て、3月定例議会に議案提出、議決する予定。
初会議では曽我村長が公募や各種団体代表、識見者、村会議員ら約40人を委嘱し、会長に松村満久さん(田島)を、職務代理に古田忠さん(総代会、飯沼)を選んだ。
意見交換では「伊那谷の中央部という視点を盛りこんで」「総合計画は00年に組み立てられたもの、ゼロから考えた方が良いのでは」などの意見が出された。
次回から分科会で論議を進める。 -
役場旧消防棟、アスベスト
中川村は19日、公共施設のアスベスト現況調査結果を公表した。8月の目視調査で吹き付け材が確認された5施設の検査結果では、役場旧消防棟車庫天井水平ブレースでクリソタイル(アスベスト)が検出された。
検査は同施設、基幹集落センター、中学ランチルーム、給食センターボイラー室、中川西小学校管理棟の5カ所を民間検査機関に依頼。4カ所からは検出されなかった。給食センター調理室は気中検査(大気中の飛散の有無)を実施したが、不検出だった。
アスベストが検出された旧消防棟車庫は現在、気中検査を実施中。結果を見て、改善策を検討する。この施設は一般村民が出入りする場所ではない。
また、公共施設(主に非木造)64施設について、建築設計士に委託し、9、10月に設計書と現場調査を行った。この結果、新たに吹き付け材が中川東小学校パソコン教室(天井裏)、コンテナホール(天井裏)、中川西小学校パソコン教室(天井裏)の3カ所で確認されたが、先に定性検査(アスベストの含有検査)を行った西小学校管理棟天井裏と同じ吹き付け材であり、アスベスト含有材ではないと思われるが、念のために、現在、定性検査を実施している。
このほか、みなかた、片桐両保育園の給食回転釜外側底部に断熱材使用があり、アスベストの定性検査を実施中。検査結果によっては速やかな機器の交換を行うとしている。
いずれの検査も結果は11月中旬ころの予定。 -
ふれあい福祉広場にぎやかに中川村
中川村社会福祉協議会などが主催する「第10回ふれあい福祉広場」が16日、中川村介護支援センターなどで開かれ、多くの村民が訪れ、ステージ発表や遊びの広場、フリーマーケット、福祉体験コーナーなどを楽しみ、共に生きる心を広げ、支えあいの地域づくりのきっかけとした。
支援センターではいわゆり荘、越百園、宅幼老所など福祉施設、各種団体が手作り作品作品を展示した福祉展、東小体育館では子どもたちが囲碁将棋、昔の遊び、輪投げに興じ、グランドや駐車場ではフリーマーケットとチャリティーバザー。衣類や雑貨、おもちゃなど様々な物が所狭しと並んだ。
また、おにぎりや豚汁の無料サービスもあり、来場者の食欲を満たした。
午後はふれあいステージ、ファミリーズの大正琴「ふるさと」で幕開け、中川西小学校5年生の歌「飛行船」、手話サークルの手話劇「桃太郎」、南京玉すだれなど10プログラムを楽しんだ。 -
中川中学校で駅伝
中川村の中川中学校は15日、クラス対抗駅伝大会を行い、18区間27・3キロでたすきをつなぎ、クラスの団結を高め、精神力と体力で優勝を目指し、3年1組が大会を制した。
コースはグランドを一周しスタート、牧ケ原橋を渡り大草地区に、役場でたすき渡し、再度、牧ケ原橋を通行し学校に戻り、西に向い、田島、西小学校を経て、校庭に戻る。1区間は1・2キロ縲・・5キロ。生徒の体力と脚力に応じて、区間を設定した。
この日は時々、小雨もぱらついたが、まずまずの駅伝日和。沿道には保護者や村民が立って声援を送り、長く苦しい距離を最後まで走りぬくように励ました。
結果は次の通り
▽優勝3年1組(2)2年1組(3)3年2組
▽区間賞=中嶋康晴君(2年1組) -
赤いバナナの実がなった
中川村南田島の矢沢義幸さん(38)=公務員=のハウスでは珍しい鑑賞用の赤バナナ(アクシナタモラド)が赤い実をつけている。
3年前、知人から株分けしてもらい、今年初めて、7月下旬に筆のような細長い赤い花が咲き、秋になって実った。
実を割ったところ、種ばかりで食べられなかったとか。 -
かつらで季節はずれの花見
さわやかに晴れ上がり、ぽかぽかと暖かくなった14日、中川村葛北の宅幼老所「かつら」は、隣家の米山波枝さん宅の十月桜で季節はずれの花見をした。
お年寄りは車いすに乗ったり、押し車を押して、介助の職員や幼児と繰り出し、満開の桜見物。「花は小さいが、八重できれい」゜「だんごがほしい」などとにぎやかに、花見を楽しんだ。 -
どんパンの会、米粉パン給食に提供
中川村の手作りパンのグループ「どんパンの会(荒井登志子会長、10人)」は3年前から米粉パンの商品化に取り組み、今年度から中川村の3小中学校の学校給食にも提供している。
13日早朝、会員らは田島の加工施設「つくっチャオ」に集まり、中川中学校の給食に向けて、米粉パン焼きに精を出した。
グルテンを加えたパン専用の米粉百%にイースト菌を混ぜ、こねあげて、分量を測り、1つ、1つ丸く成形し、発酵させて、こんがりと焼き上げる。
米粉は発酵は1度で済み、こねて、すぐ分割、成形ができるため、効率がいい。
今回は2度目の給食への提供。初回(5月)は「冷めても、ふあふあ感があり、もっちりとした食感、ご飯のにおいがする」と好評だったとか。
また、同会は中川村産の小麦を用い、ジャガイモを生地に練りこんだ手作りの各種パンを、たじまファームと望岳荘、各種イベンドで販売。米粉パンは火、土曜日に並ぶ。 -
中川西小でもみじ給食
中川村の中川西小学校は11日、お茶の白い花が咲き、ミズナラの葉が黄みを帯び、ドウダンツツジが赤さを増し始めた校舎周辺で、「もみじ給食」を行った。
この日の献立は秋の味覚クリを使ったお赤飯、子どもたちに人気の肉団子、ニンジンやハクサイなど野菜たっぷりのごまあえ、運びやすい乳酸飲料、デザートはプリン。
それぞれ、学年別に芝生にシートを敷いて、給食を囲んだ。代表児童の「手を合わせて、いただきます」のあいさつで、一斉に食べ始めた。
子どもたちは色づきはじめた里山のもみじ、風を伝って香る金モクセイなど、秋の風情と一緒に、給食を味わった。 -
中川村猟友会慰霊祭
中川村猟友会(小川竹三郎会長、33人)は10日、同村大草桃里の桑原会館で鳥獣供養の慰霊祭を行った。約20人の会員が慰霊碑の前で頭を垂れ、動物たちの霊を慰めた。
直会(なおらい)の席で小川会長は「猟期にはまだ1カ月あるが、有害鳥獣の駆除は6月から毎日曜日ごとに行ってきた。皆さんの協力に感謝する」とあいさつした。曽我逸郎村長は「私の家の田んぼにもイノシシが入って苦労したことがあり、猟友会にはお世話になっている。村としては、動物たちが里に下りて来なくても山で幸せに暮らしていけるような、人間と共存できる環境をつくっていくことが必要かもしれない」と述べた。 -
楽しんで飼育技術習得
中川村片桐のサンアリーナで9日、第2回日本みつばち祭りがあり、南は九州、北は福島など全国から800人の愛好者が集まり、蜜のしぼり方やハチの移し方などの講習で、日本ミツバチの飼育技術を高めた。信州日本みつばちの会(富永朝和会長)主催。
開会式で、富永会長は「せっかくの機会、役立つことを1つでも身に付けて欲しい。祭りが楽しく有意義なものとなるように、みんなで盛り上げて」と呼びかけた。
引き続き、5会場に分かれ、日本ミツバチの巣を使って、縦巣や横巣、網を使った蜂の移動の仕方、蜜のしぼり方、冬越し準備と砂糖水の給餌方法など各種講習を行った。
この中で、縦巣の移し方会場では「2つの巣をピッタリくっ付け、し切りの板を抜き、周りを棒でたたくと、その振動でハチは新しい巣に移動する」と説明した。
また、蜜のしぼり方コーナーでは、庖丁やナイフを使い、1段ずつはがしていく方法を伝授した。
このほか、後藤監督撮影によるビデオの「富永流・養蜂」の試写会もあった。
会場では会員が独自に開発した縦巣、横巣、巣掃除用具など各種養蜂器具の販売、伊那谷特産の野菜や果物、地元企業によるみつばち関連商品の販売もあり、来場者は1点、2点と買い求めていた。 -
エンゼルトランペットの巨木
中川村葛島の北島靖生さん宅のトランペットが咲き始めた。現在花数は少ないが、10本余の株立ち。1階の屋根を越える巨木で、次々と咲き見事。
4年前から家の南側で、地植で栽培、冬は短く刈りこんで防寒した。昨年は囲い過ぎて、腐ったが、根は無事で、春から芽生え、どんどん成長した。
北島さんは「花の形の面白さ、色の良さ、木の大きさが魅力」と話している。 -
早起き野球が閉幕、リーグ中日杯はパイレーツが制す
中川村の早起き野球連盟(新井正文会長)は6日夜、JA中川支所で05年度早起き野球閉会式を行った。リーグ戦と中日杯争奪戦はパイレーツが、村長杯争奪戦は役場クラブがそれぞれ優勝した。
早起き野球連盟リーグ戦は7チームが参加し、4月8日開幕。リーグ戦終了後の8月から、中日旗争奪戦、村長杯争奪戦を戦い、全日程を終了した。
新井会長は「天候に恵まれ、けがもなく、予定通り終了した。来年は1チームでも増やし、リーグ戦を盛りあげよう」とあいさつ。
結果は次の通り(敬称略)
◇リーグ戦・優勝=パイレーツ(2)リサイクル(3)クラブファイターズ◇同・個人成績・最高殊勲選手賞=松島雅人(パイレーツ)▽敢闘賞=矢沢敏夫(リサイクル)▽打撃賞=松島雅人(パイレーツ)▽ホームラン王=村田利信(リサイクル)
◇中日杯争奪戦・優勝=パイレート(2)リサイクル(3)クラブファイターズ▽最優秀選手賞=米山彰一(パイレーツ)
◇村長杯争奪戦・優勝=役場クラフ(2)ジャガーズ(3)新青クラブ▽最優秀選手賞=出沢秀和(役場クラブ) -
各学年の出し物で感謝
中川村片桐の中川西小学校で6日、祖父母参観があり、歌やダンスなど、各学年が工夫した出し物で祖父母に感謝の気持ちを伝えた。
トップバッターは1年生。じゃんけんと歌、2年生はピンクとブルーのボンボンを振って、元気いっぱいのダンスを披露。粋な法被姿で登場した3、4年生は、運動会で好評だった「ヨサコイ ソーラン」でパワー全開。 5年生は優しく、心を込めて「飛行船」を、6年生は「おじいさん、おばあさん、いつまでもお元気で」とせりふ入りで「この広い世界に」を歌い上げ、祖父母を喜ばせた。
この後、児童らが摘んだ手作りの茶葉を用い、お祝いの紅白まんじゅうを添えて、茶話会。
祖父母らは孫たちの温かいもてなしに心和ませた。 -
中学生が園児に昔遊びを伝承
中川村の中川中学校2年1組39人は6日、片桐保育園に訪れ、園児に昔遊びを伝承した。
「総合的学習」の一環として、保育園との交流を掲げる同クラスは、園と菜園を共有し、サツマイモを育ててている。11月に共同で「焼きイモ大会」を企画。その前に仲良くなっておこうと、訪問した。
園児と生徒は3班に分かれ、「手つなぎ鬼」「花いちもんめ」「だるまさんがころんだ」など昔遊びで交流を深めた。
生徒たちは手をつないで、園児に歩調を合わせて、ちょこちょこと歩き、園児たちは大喜びで、歓声を上げながら走り回っていた。
米山京子園長は「園児たちはとてもうれしそう。新しい遊びのルールも中学生と一緒だと、スムーズにいく」と話していた。