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理容生活衛生同業組合総代会
県理容生活衛生同業組合南信部会は10日、第50回定期総代会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた=写真。諏訪から飯田の7支部の総代約60人が出席し、05年度事業・決算報告、06年度事業計画・予算案を承認したほか、06年度役員を選出した。
新役員は次の皆さん。
▽県常任理事=松澤光洋、菅沼一弘▽県監事=唐木寛武▽南信部会長=中村文明▽同副部会長=辻村章▽南信部会監事=太田正夫、唐澤満男▽同会計=下島善三▽県教育部委員=池上喜郎▽県総務部委員=藤木益男▽県文化広報部委員=下島善三▽県事業厚生部委員=樋口眸、志賀良雄▽県共済部委員=辻村章▽県組織部委員=桜井智明 -
アフガニスタンで教育支援などに取り組む女性を招いた報告会
アフガニスタンにある教育の現状を知り、自分たちの教育のあり方を改めて考えてほしい竏窒ニ5月28日、女性や子ども医療、教育、自立支援に取り組むアフガン女性・ソハイラさんを迎えた対話会が、伊那市駅前ビル・いなっせである。
ソハイラさんは、アフガン女性の自立を目指して1977年に発足した「アフガニスタン女性革命協会(RAWA)」の一員で、現在は戦禍や貧困に追われた子どもや女性の教育支援をしている。
会の主催する尾崎真理子さん(24)は、日本からRAWAの支援するグループに所属しており「自分の地元の人にもアフガンの話を聞いてほしい」と今回の対談を企画した。
大学卒業後、アフガニスタンへのスタディーツアーに参加。米軍の侵攻と共に一時的に集中した各国のNGOは現地から徐々に撤退し、現地には再び貧困に困窮する人たちがいた。お金だけではない、支援の形があるのではないか竏窒サう考え、発展途上国での教育支援にも携わってきた。
尾崎さんは「アフガンの現状を通して、そもそも教育とは何のためにあるのかなどを考えてもらえるような対談にしたい」と話す。
対談は市民団体の交流イベント「市民バザール」の中で実施する予定。現在は対談の企画・運営をする実行委員も募集している。
問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)、または(TEL090・3536・3211)尾崎さんへ。 -
公衆衛生専門学校入学式
伊那市の県公衆衛生専門学校伊那校で6日、入学式があり、歯科衛生士を目指す新たな19人が、入学許可を受けた。
渡辺庸子校長は「学生のみなさんは受身ではなく、探求する精神で学んでほしい」と激励。2年生代表の湯沢涼子さん(伊那市)は「聞いたこともない言葉や機具に最初は不安を覚えるかもしれない。専門的な技術を身に付けるには努力が必要で、患者さんとのコミュニケーションの大切さも学ぶと思う。目標に向かって充実した学生生活を送ってほしい」と呼びかけた。
新入生の中村はつきさんは「一生使う歯を守る仕事は素晴らしいし、やりがいもある。専門技術などを身につけるのは容易ではないが、仲間と励まし合いながら自分たちの目指す歯科衛生士になりたい」と語った。
今年の入学者の内訳は上伊那11人、下伊那、諏訪、松本地域が合わせて8人となっている。 -
県内企業の倒産状況まとまる
東京商工リサーチ長野松本支店は、05年度県内企業倒産整理状況をまとめた。上伊那郡内の倒産件数は6件で、前年度に比べて8件減った。
市郡別では伊那市3件(前年度比1件減)、駒ケ根市1件(3件減)、上伊那郡2件(4件減)。負債総額は14億500万円(39億6300万円減)。負債総額5億円以上の大型倒産は製材・木材販売の信州林産=伊那市=の1件だった。
県内の状況は151件(前年度比24件減)、負債総額669億9100万円(149億8900万円増)。件数は4年連続で減ったが、負債50億円以上の大口倒産が重なったため、負債は28・8%増となった。業種別でみると、建設業が58件と最も多く、サービス業、製造業と続いた。原因は、販売不振が大半を占めた。
中小企業の経営環境は、余暇の多様化による観光業界の不振、建設投資額の減少による過当競争など改善しているとはいえないが、中小零細企業がリスク回避の経営を続けた結果が倒産件数の減少に表れたとみる。当面、倒産件数が大幅に増加する可能性は低いと予想している。 -
箕輪町BDF事業本格実施
箕輪町は、06年度開始に向け準備してきた「協働による廃食用油リサイクル推進事業」で、廃食用油の本格回収を始めた。
町内の各家庭から集める廃食用油を町共同作業の家でバイオディーゼル燃料(BDF)に精製し、町内巡回「みのちゃんバス」に使う地球・環境にやさしいリサイクル事業。
05年度、廃食用油の試験回収、BDF精製作業場の整備・BDF精製、町内巡回バスの試運転など本稼働に向け取り組んできた。
06年度から、月1回の資源(缶・びん・ペットボトル)収集日に各地区の資源収集ステーション38カ所で廃食用油を回収。06年度版のごみ収集カレンダー資源物の欄に「廃食用油」の文字を新たに書き加えている。
回収する油はサラダ油など植物性油のみ。各家庭でペットボトルや油の容器などにためた廃食用油を、じょうごを使って専用ポリタンクに移し替える。時間は午前8時から9時半まで。
町は、地球・環境にやさしいリサイクル推進のため、回収への協力を呼びかけている。 -
崇嶺会が刻字展
伊那市を中心に、文字を刻む刻字に取り組んでいる「崇嶺会」(清水翠径会長、21人)の第26回刻字展が31日から、伊那市生涯学習センター2階展示ギャラリーで始まった。新伊那市誕生記念と位置づけ、会員の力作約60点を展示した。2日まで。
刻字は書道分野の一つ。文字を浮かび上がらせたのが「陽刻」、文字を沈めたのが「陰刻」と呼ばれる。書を紙に書き、刻んだ文字に金粉をはりつけて完成させるまでの工程を1人でこなす。
作品展は年1回、会員の作品を披露する場。本年のテーマに、えと「戌(いぬ)」を選んだほか、「雪月花」「鶴亀」などが並んだ。
「戌」は、人によって書体が一つひとつ異なり、中には犬の絵を組み合わせたり、1枚の中にいくつか書体の違う「戌」をまとめたりした作品もあった。
会員は「飾ることができる書道は魅力」と話している。
開館は午前9時縲恁゚後5時半(最終日4時)。 -
高校改革プラン実施計画決定
長野県教育委員会臨時会が30日、県庁であり、県内4通学区の高校再編整備案を盛り込んだ「長野県高等学校改革プラン実施計画」を決定した。これにより89校の公立高校が79校に整備される。総合学科については各地区に1校ずつ設置することを予定していたが、推進委員会で設置の結論が得られなかった第3通学区は、当面の間設置を見合わせることになった。07年度生徒募集から実施することを基本としながらも、一般への周知が不十分である多部制・単位制高校は、08年度募集から実施していく。
第3通学区は(1)岡谷東、岡谷南を統合し、進学に特化した全日制単位制高校とすること(2)箕輪工業に上伊那農業定時制を統合し、3年間で卒業できる(三修制)の多部制・単位制を設置すること(3)飯田工業、飯田長姫の全日制・定時制を統合すること竏窒ェ掲示された。
定時制を希望する生徒に配慮して、三修制と明記しないよう求めてきた上伊那農業定時制関係者や、地域の合意形成のため、統合までの時間的な配慮を求めていた岡谷南、岡谷東関係者の声は届かなかった。
岡谷南、岡谷東への設置が示された「進学対応型単位制高校」は、県下でも初となる試み。教員配置の加配や、専門性を高めることができる単位制の中で、進学対応を目指す高校で、県教委は1つのモデルケースとしていきたいという思いもある。
4月以降、実施計画概要版の作成、該当校への説明、地域説明会などを進め、学校や地域の声を尊重しながら計画を進める。
校名の変更は、新入生が入学して3年間は仮の名前とし、入学者が3年生になった時、生徒たち自らで決定することなどを想定している。 -
「伊那谷の豊かさ」を支える流通の魂 - ニシザワ会長 荒木茂さん【IV】
伊那谷の流通業の中核を担うニシザワグループ。その先頭で牽引してきた荒木茂会長に迫るシリーズ4回目。会社プロフィールと、地域で関係のあった人々に「私の見た荒木さん」を語ってもらった。
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「伊那谷の豊かさ」を支える流通の魂 - ニシザワ会長荒木茂さん【III】
伊那谷の流通業の中核を担うニシザワグループの創設者、荒木茂さんの特集3回目。さまざまな苦難を乗り越えてきた道筋の中に、心の拠り所となった哲学を探った。
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「伊那谷の豊かさ」を支える流通の魂 - ニシザワ会長荒木茂さん【II】
伊那谷流通業のリーディングカンパニー、ニシザワを育て上げてきた荒木茂さん(現同社会長)。その素顔に迫る特集の2回目。前号(29日掲載)では、「良い物を、より安く竏窒ニいうことに尽きる」と語る経営哲学の底に、地域への貢献の魂が脈打っていることを素描した。
本号では、そうした荒木さんの考えはどのような人生の苦闘の中で発酵してきたのか、そしていかなる深みを持つのか竏窒A青年期のエピソードの中に探ってみた。
【毛賀沢明宏】 -
「伊那谷の豊かさ」を支える流通の魂 - ニシザワ会長 荒木茂さん(82)【I】
伊那市日影に本社を置くニシザワは、中南信エリアを中心にグループ全体で59店舗を展開する。日常生活に欠かせない食品・服飾用品・書籍・文具などを供給するだけでなく、リサイクル書店や外食産業にも進出し、いまや押しも押されぬ伊那谷流通業の中核的存在。中部日本でも有数な総合小売業である。
創業は、1924(大正13)年、伊那市通り町の小さな書店。その後、創業者故荒木昌平氏急逝や、1949(昭和24)年の大火、県外資本による競合店進出竏窒ネどの度重なる難局を乗り越え、現在の地歩を築き上げた。
現在会長の荒木茂さんは、3月30日で82歳。1940(昭和15)年、母が守り続けた書店に18歳で入り、戦争とシベリア抑留の一時期を除いて、常に経営の先頭に立ってきた。
書店から、デパート(ニシザワデパート)、スーパーマーケット(ニシザワショッパーズ)、ショッピングセンター(ベルシャイン)、さらにディスカウントストア(サンマックス)、リサイクル書店(ブックオフ)、外食産業(「牛角」など)竏窒ニ、多角化による安定発展の道を歩み続けた荒木さんに、次世代に伝承するべき経営の秘訣と、流通業にかけた思いを聞いた。
【毛賀沢明宏】 -
伊那木曽連絡道路の開通に伴う交通変化(速報値)とその効果
飯田国土交通事務所などは28日、伊那木曽連絡道路の開通に伴う交通変化(速報値)とその効果を発表した。
当初予想された大型車の利用は少なく、観光、医療、経済、雇用など、あらゆる面で地域間交流が進んでいる。
開通後の1カ月の1日平均交通量は、平日2216台、休日6559台。休日利用は平日の約3倍になる。大型車の利用は平日・休日を平均して約4・7%に留まった。
国道19号線の迂回路としての機能も発揮しており、上松町内で交通事故による通行止めがあった3月12日は、伊那木曽連絡道路の交通量が約2・5倍増加した。
医療方面では、以前は見られなかった木曽地域の外来者が伊那中央病院を訪れており、2月4日縲・8日で17人が来院した。うち4人は緊急患者として搬送されており、医療ネットワークが充実した。
観光では、もともと利用者数の少なかった木曽側観光施設の利用者数が3倍、5倍、7倍と大幅に増加。もともと利用者数の多い伊那側は、1・1倍、数にして約3500人増となった。
ほかにも、木曽地域の新聞へ折込み広告を入れる伊那側のスーパーなどが増加し、伊那市の公共職業安定所で木曽地域も対象とした求人が15件あった。2月末現在で木曽地域から照会登録している人も7人いる。
木曽地域トンネル付近には大型量販店がないため、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設・みはらしの湯を訪れる観光客の中には観光の一環として大型量販店を訪れたいと希望するグループもあるという。 -
産直・直売サミット
第1回長野県産直・直売サミットが25日、26日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれている。初日は、地元を中心に、長野市、松本市、飯田市などの直売所や農産物加工関係者、消費者ら約220人が集まった。
荒廃農地の活用や環境保全などの課題を抱える中で「産直」から地域農業のあり方を探ろうと企画した。行政、大学、農業団体などでつくる実行委員会主催。
初日は、記念講演、「信州農業の転換点『産直・直売所』の現在と未来」をテーマにしたパネルディスカッション、農産物や加工品などがそろった産直・直売ミニメッセなどがあった。
冒頭、小林史麿実行委員長は「県の農政は混迷している。行政、研究機関などの力を引き出し、打開しなければならない時代。それぞれが蓄積した経験、知恵を集めてほしい」とあいさつ。
記念講演では、上伊那農業改良普及センターの峯村きぬ子所長が「『産直』の夢を追い続けた20年」と題して話した。
峯村所長は「直売所は曲がり角にきている。生産したものを売るだけの時代は終わった」と、農業に商業の感覚を取り入れた「食の一貫体制」の確立を挙げた。また、食料自給率アップを担うことができる直売・産直活動に期待し、普及員活動を交え「産直」のおもしろさなどを語った。
26日は午前9時から。事例報告として、直売で1千万円以上を売り上げる生産者らの取り組みが紹介される。 -
伊那の宿パンフレットできる
伊那市ホテル旅館組合(北原潤二組合長、18人)と、高遠町・長谷村の東部旅館組合(飯島明組合長、12人)は、宿泊施設を紹介したパンフレット「伊那の宿」を新たに作った。「季節の潤いを浴びる旅」を提案し、誘客を図る。
両組合は、伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通、31日の伊那市・高遠町・長谷村との合併を機に、滞在時間を長くし、新伊那市の魅力を発見し、長く滞在してもらおうと共同で作成した。
パンフレットはA2判の四ツ折。組合加盟者以外にも呼びかけ、3市町村の宿をほぼ網羅した形で48施設を載せた。宿の特長がひと目でわかる「イチ押しガイド」で「温泉と南アルプスの眺望」「築120年の蔵宿」などをアピール。宿と温泉ガイドマップに加え、ザザ虫など伊那の味、紅葉の東駒ケ岳などの見どころも写真入りで紹介している。パンフレット持参者には特典がつく。
初回は4万部を作成。市内の公共施設、東京や名古屋にある県観光情報センターなどにおく。
北原組合長(71)は「東京、名古屋、大阪などに向けて、伊那の情報を発信したい」と話した。
両組合役員は今後、一緒に宣伝活動に当たる。 -
日本野鳥の会伊那支部、風力発電の予定地で視察を兼ねた観察会
日本野鳥の会伊那支部(星野和美支部長)は19日、風力発電の事業計画がある高遠町の入笠山、芝平地区などで、現地視察を兼ねた探鳥会をした。
同支部は、民間企業が長谷村、高遠町の鹿嶺高原や入笠山で計画している2つの風力発電事業に反対しており、今回は、計画地周辺の実情を把握するための視察を実施。事業計画がある尾根の谷間から入笠山へと上がり、どのような動植物が生息しているかなどを確認した。
案内役を務めた地元山室の自然愛好家・春日光史さんは、さまざまな野生動物が残した痕跡などから、同地は鳥類だけでなく多くの動植物のすみかとなっていると指摘。また、富士見・茅野方面を見渡せる金沢峠は、野鳥が郡境を越えて通過するルートになっており「近隣に風車ができれば巻き込まれる危険性もある」と語った。
風力発電で最も大きな影響を受けると考えられているのが、高速で飛ぶ大型のワシ・タカ類で、これらは風車に衝突して命を落とすことが多いという。入笠山では、ノスリ、ハチクマなどの大型ワシ・タカ類の生息を確認しており、高冷地には絶滅危惧(ぐ)種のクマタカなどがいる可能性もある。
春日さんによると、入笠山での事業計画を進める青木あすなろ建設(本社・東京都)は、候補地の一部の民有地で、部分的な土地買収を進めているという話もあるという。 -
第10回中学生長距離競走伊那大会
春の高校伊那駅伝に合わせて20日、伊那市陸上競技場で第10回中学生長距離競走伊那大会(男子3000メートル、女子2000メートル)があった。男子124人、女子88人が出場。上伊那勢は、1位とわずか3秒差で3位となった赤穂の平賀翔太君を含む2人が上位10位以内に入った男子が好走を見せた。
男子1位は9分6秒5を記録した押川裕貴君(鉢盛)、女子は6分41秒3の加藤未有さん(松代)だった。
上位40位以内の上伊那関係分は次の通り。
▼男子(3)平賀翔太(9分9秒5、赤穂)(7)千葉健太(9分21秒6、箕輪)(11)福沢潤一(9分33秒2、駒ヶ根東)(12)宮脇千博(9分34秒4、駒ヶ根東)(28)小林純平(10分3秒9、駒ヶ根東)(33)天野努(10分10秒4、駒ヶ根東)(39)林芳樹(10分15秒4、赤穂)
▼女子(14)篠田美樹(7分16秒1、駒ヶ根東)(15)青木美智子(7分17秒、駒ヶ根東)(25)加納寛子(7分28秒4、赤穂)(29)平賀愛美(7分31秒3、赤穂)(34)池田杏奈(7分34秒7、箕輪)(36)福澤奈津美(7分36秒4、駒ヶ根東)(37)鈴木晴花(7分36秒5) -
春の高校伊那駅伝
男子第29回、女子第22回春の高校伊那駅伝(県高校新人駅伝競争大会)が19日、伊那市陸上競技場発着であった。男子=6区間、42・195キロ、77チーム参加=は、佐久長聖(佐久市)が2時間10分54秒で3年ぶり3度目の優勝を飾り、女子=5区間、21・0975キロ、33チーム参加=は、1時間13分13秒だった諫早(長崎県)が、初優勝した。
上伊那勢は、上農男子が県内2位(2時間27分48秒、総合46位)、伊那北女子が県内3位(1時間25分39秒、総合22位)と健闘。女子2区の走者、伊那北の大沼香織さんは、区間13分33分を記録し、区間賞となった。
そのほかは、男子が伊那弥生ヶ丘総合57位(2時間31分39秒)、伊那北同67位(2時間37分20秒)、高遠同77位(2時間58分44秒)、女子は伊那西が総合29位(1時間34分55秒)となった。 -
強豪集いきょう号砲 春の高校伊那駅伝2006
「春の高校伊那駅伝2006」=県高校新人駅伝競走大会(男子第29回、女子第22回)が19日、伊那市陸上競技場を発着点に行われる。男女それぞれが日本陸連公認コースの伊那西部広域農道を力走する。伊那市教育委員会などの主催。
招待校を含めた男子77チーム(うち県内校20)、女子33チーム(うち県内校7)がエントリー。男子は伊那西部広域農道の伊那市諏訪形・箕輪町中原折り返しの6区間(42・195キロ)、女子は箕輪町南原折り返しの5区間(21・0975キロ)で健脚を競う。
上伊那勢は男子に伊那北、上伊那農業、高遠、伊那弥生ヶ丘の4校、女子に伊那北、伊那西の2校が参加する。
競技スタート時刻は女子が午前10時、男子が午後0時5分から。 -
シュンラン約100鉢が並ぶ
日本シュンランの普及活動などに当たる南信地区の「中央蘭友会」(木村嘉伸会長、40人)は18、19日、伊那市民会館で春季美術展を開いている。飯山で採取された、紫色の花が咲く「紫宝」をはじめ、会員が丹精込めて育てたシュンラン約100鉢が並ぶ。
シュンランは里山にある身近な花で、作品はすべて野生だったもの。本年、全日本東洋蘭連合会に新規登録された「信濃美人」などもある。赤花、朱金花(オレンジ)、紫花などの色合い、葉の柄など鉢ごとに異なる作品に、来場者はかがみこんでじっくり見たり、会員から育て方を聞いたりしていた。
土屋澄一副会長は「派手さはないが、清そで可憐。花の違い、花と葉のバランスなど楽しんで見ていただきたい」と話す。
会場では、会員が育てたシュンランを市価より安く販売中。
この展示は飯田市、駒ケ根市、伊那市の持ち回りで、17回目を数えた。春の花物、秋の柄物と作品を披露している。
19日は午前10時縲恁゚後4時。無料。 -
「春の高校伊那駅伝2006」ウェルカムコンサート
「春の高校伊那駅伝2006」の開会式アトラクションとして「ウェルカムコンサート」が18日、県伊那文化会館であった。高遠太鼓保存会の太鼓演奏や上伊那の新体操クラブ「伊那ポーラ☆スター」の演技で出場選手約千人を歓迎。「飛竜三段返し」「紅神楽」の勇壮な太鼓演目などに大きな拍手がわいた。
19日は同市駅前ビルいなっせの多目的広場で「いなっせ屋台横丁」を開き、ローメンや五平もちなどを売る。伊那市陸上競技場南では伊那市を代表する土産品を販売、豚汁の無料サービスなどもある。
また今年も伊那市の「小沢花の会」が、育てたシバザクラ、パンジーのプランターを陸上競技場に飾り、選手らを歓迎する。
上伊那出場校の選手は次の皆さん(カッコ内は学年)。
◇男子▼伊那北=白石祐也(2)茅原拓也(2)石川文月(2)唐木智充(2)荻原和也(1)天野史郎(1)▼上伊那農業=福澤一樹(2)北原健介(2)佐々木跡武(2)下島拡(2)熊谷直(1)柴巧磨(1)清水匠(1)福沢純平(1)▼高遠=大村英樹(2)春日豪(2)高橋昌弘(2)馬場元樹(2)城取寛幸(1)野溝亮太(1)丸山拓実(2)橋爪純(2)▼伊那弥生ヶ丘=北原崇志(2)唐澤尚徳(2)高橋博己(2)富澤俊光(2)藤澤誠一(2)北原雅弥(1)細田大輔(1)吉川一平(1)
◇女子▼伊那北=大沼香織(2)島田麻里(2)肥野沙也加(2)平澤綾(2)市川ゆう(2)河野千穂(2)宮島有里恵(1)▼伊那西=井沢里紗(2)井澤優香(2)渡邉礼夢(1)水上八恵子(1)中泉有紗(1)小林知恵実(1)林恵理香(1)倉田好美(1) -
新伊那市の暫定予算は3カ月で116億円
31日に合併する伊那市・高遠町・長谷村は15日、新伊那市の06年度の暫定予算を発表した。一般会計は、4縲・月で116億円。新市長が決まってから、市議会6月定例会で政策を含んだ本予算を組む。
暫定予算は、人件費など義務的経費と3カ月間にあるイベントなどを盛った。うち公共事業は5億8千万円。主なものは、合併記念誌・CD竏坦OM作成の新規事業、5月の全国藩校サミット、東春近小学校の改築、高遠町の虹橋歩廊(スロープ式)工設計・工事、竹沢長衛翁のレリーフ移転工事、伊那インター駐車場整備など。
特別会計は介護保険、国民健康保険、農業集落排水など9事業で57億3千万円。水道事業会計は5億3千万円、南アルプスのスーパー林道バス運行の自動車運動事業(通年)は6600万円。
暫定予算は職務執行者が専決処分する。
06年度一般会計予算は300億円前後と本年度並みを見込んでいる。
05年度の1日分(31日のみ)は未収未払いを予算化。
予算発表には3市町村の首長がそろった。 -
子役オーディション 170人自分アピール
伊那市出身で飯島町在住の後藤俊夫監督がメガホンを取る長編劇映画「村歌舞伎一代」に出演する子役のオーディションが11、12日、飯田と伊那市の両会場であった。子どもたちは自分の可能性を広げようと、それぞれ後藤監督らを前に緊張しながらアピールした。
子役は主人公・半次(子ども時代)をはじめ、クラスメートなど約50人。農村歌舞伎が今も残る長谷、大鹿村などの南信地域を中心に、小学1年生縲恍・w3年生の約170人が参加。12日、伊那市駅前ビルいなっせであった面接には上伊那などから88人が集まった。
後藤監督は「この映画に参加し、挑戦してみようという思い出を作ってもらいたい」とあいさつ。オーディションは7人づつで開き、応募理由などの自己紹介の後、面接用の台本を読んだ。特技紹介では農村歌舞伎の台詞の一部や諏訪の御柱祭の木遣りを披露する児童もいた。
映画のオーディションに初めて参加する辰野町の川島小6年・大島空良君は「人生の転機になると思って応募した。自分でやるだけのことは披露できたので後は結果を待つだけ」と感想。出演する子役の配役などは夏ころに発表される。 -
伊那木曽連絡道路シンポジウム
伊那木曽連絡道路シンポジウム2006「伊那・木曽地域の第三の夜明け」が12日、県伊那文化会館であった。地域住民ら約400人が出席。伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通を祝い、連携した地域づくりを探った。国道361号改修促進期成同盟会など主催、伊那毎日新聞社など後援。
パネルディスカッション「権兵衛トンネル開通による夢の実現竏猪イの担い手はだれですか?」では、伊那青年会議所理事長の唐木純哉さん、木曽福島町商工会青年部長の児野政明さん、シンガーソングライターみなみらんぼうさんら5人をパネリストに迎えた。
権兵衛トンネルが開通して1カ月を経過し「木曽の冬場の観光客は皆無に等しかったが、前年対比で3倍、5倍と増加している」と開通効果を報告。「自分の足元を見つめ直し、先人の築いた歴史・文化を守っていきたい」「伊那に来た客を木曽へ回すなど地域で連携していけたらいい」など継続的に誘客に取り組む考えなどを語った。
また、通過型観光が心配される中、みなみさんは「人との交流が豊かさを生む」と都会の子どもの田舎での生活体験を提案。
訪れた人が再度来たいと思えるような受け入れ体制づくりや住民自身のアピールの大切さも挙がった。
そのほか、11日に権兵衛峠を実際に歩いたみなみさんの講演「伊那木曽ノススメ」、権兵衛トンネル開通ビデオ上映、権兵衛トンネル工事のパネル展示もあった。 -
公衆衛生専門学校伊那校卒業式
伊那市の県公衆衛生専門学校伊那校(校長・渡辺庸子伊那保健所長)で8日、05年度卒業式があった。社会への一歩を踏み出す卒業生18人が、さまざまな思い出を胸に卒業証書を受け取った。
渡辺校長は「日々進歩する歯科医療の技術を2年間で習得することは大変だったと思う。それぞれの分野で専門性が求められており、学校で学んだことを基礎に探求の姿勢を持ち、成長していってほしい」と激励した。
卒業生代表の山下晶子さんは「今まで以上にさまざまな状況に遭遇すると思うが、学校での思い出を胸に目標とする歯科衛生士に近づきたい」と語った。
卒業生18人の半数は上伊那の出身。全ての卒業生が県内で就職することが内定しており、それぞれの地元に帰るケースが大半だという。
国家試験の合格発表は25日。 -
伊那市で全日本総合予選など
長野県ソフトボール協会の役員総会が5日、伊那市生涯学習センターであった。約90人が出席し、06年度の事業計画・予算、会則の一部改正案を承認、任期満了に伴う来年度の役員を決めた。
会長の小坂樫男伊那市長は「ジュニアの育成をして底辺拡大を目指すためにも、それぞれ地域振興を図ってもらいたい」とあいさつした。
来年度は、全日本総合選手権、国体選手選考大会の北信越大会が伊那市である。
総会では、本年度の各種大会で好成績を収めたチームや選手らを表彰。健闘をたたえて、今後の活躍に期待した。 -
自己記録目指して力走 上伊那勢中学男子健闘
第41回長野県ロードレース伊那大会(伊那市など主催)が5日、市営野球場発着の日本陸上競技連盟公認コースであった。一般、高校、壮年(40歳以上)、女子、中学男子の5部門に県内外から580人が出場し、自己記録更新を目指した。
一般は美篶笠原折り返しの10マイル、高校と壮年は美篶六道原折り返しの10キロ、女子と中学男子が上の原折り返しの5キロをコースに、部門ごと順次スタート。上伊那勢は中学男子の部で、箕輪の千葉健太君が16分1秒で3位に食い込み、赤穂の平賀翔太君が5秒差で4位に続くなど健闘した。
上位の結果は次の通り(10位までの上伊那関係分)。
▼一般(8)大槻勉(ジェルモ、箕輪町)▼高校(7)佐々木跡武(上伊那農業高校、箕輪町)▼女子(10)宮澤加奈(辰野町)▼中学(3)千葉健太(箕輪中、箕輪町)(4)平賀翔太(赤穂中、駒ヶ根市)(6)福沢潤一(駒ヶ根東中、駒ヶ根市)(8)宮脇千博(同)
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雪割草280点を展示
伊那雪割草愛好会(久保田光紀会長、8人)の第6回雪割草展示会が4、5日、伊那市民会館で開かれている。伊那市を中心に南信地区の会員が丹精込めて育てた雪割草約280点が並び、初日からにぎわった。
雪割草は、葉が3つに割れているミスミソウ、丸い葉のスハマソウの総称。昨年夏の猛暑や冬場の気温の変化などの影響で、花茎が伸びすぎたり、花が小さめになったというが、会場には紫、ピンク、赤、白など色とりどりの花がそろう。形も千重咲きや二段咲きなどさまざま。会員が種を取って育てたオリジナルの鉢が増え、80点ほどある。
また、雪割草を販売。愛好者を増やすため、価格は300円からと安く設定している。
久保田会長は「色の濃淡や形、オリジナル種を作れるところが魅力。木曽から来たいという問い合わせがあり、権兵衛トンネル開通によって趣味の交流も深まるのではないか」と話していた。
5日は午前9時縲恁゚後4時。
愛好会では会員を募集中。申し込みは、事務局の中武さん(TEL73・0515)へ。 -
上松町商工会が研修旅行
木曽郡上松町商工会(林貞治会長)は2日、研修旅行で伊那市を訪れた。会員39人が参加し、伊那食品工業やみはらしファーム、伊那中央病院、登内時計博物館を回った。
研修旅行は年1回、会員の親ぼくを深める機会として設けている。昨年は「愛・地球博」に出かけたが、今回は2月に伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルが開通したことから、伊那市を選んだ。
訪問先の一つ、伊那食では塚越寛会長らが歓迎。「経営は、言葉を変えればファンづくりである」と48年間、売り上げ・収益を伸ばしている経営の考え方や、社員を大事にするという会社の特徴などを聞き、かんてんぱぱホールや北丘工場を見学した。
研修旅行といえども、会員は観光パンフレットを持参。訪問先で配りながら来町を呼びかけた。
林会長は「伊那地域への『上松町』PRが十分にできていない。木曽側も一体となり、伊那との交流を深めていきたい」と話した。 -
第18回長野県芸術文化総合フェスティバル
水墨画展始まる第18回長野県芸術文化総合フェスティバル伊那会場の水墨画展が1日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。展示は5日まで。4、5日は邦楽、ダンス、バレエ、舞踊のステージが大ホールである。
水墨画展は長野県水墨画協会主催。長野会場のみで開いていた展示を長野と伊那の2会場で開き2年目。伊那会場は中・南信の作品101点を展示している。8号から100号までの額装、軸装で、役員特別出品もある。
出品者は県展出品レベル以上で、山や渓谷、寺、花、ヨットハーバーなどを墨の濃淡で美しく描き、色をつけた墨彩画も並ぶ。各地の指導者の個性、画風を見ることができ、出品規定がないため「自由に冒険している絵」もあるなど、さまざまな水墨画の世界を楽しめる。
協会長代行の下平瑞雲さんは、「昨年よりはるかにレベルが上がり、大きな作品を描くようになっている。水墨画は人格そのもの。人間性が筆先を伝わって画面に出る。人間性を高めることで結果としていい絵が描ける」と話している。
4、5日のステージは、4日午前10時縲恂M楽、午後1時縲怎_ンス・バレエ、5日午前10時縲恂M楽・舞踊、午後1時縲恤送xの予定。入場料は一般千円、小中学生・高校生500円(全日程・全催し共通券)。水墨画展のみは無料。 -
社会保険職員を装った不審電話に注意
長野社会保険事務局伊那事務所は、社会保険職員を装った不審な電話があった事例を受け、住民に注意を促している。
県内で2月下旬、年金受給者に対し「社会保険庁の職員を名乗る男から『年金の過払いがあるため返してほしい』『年金の過払いで、5万6千円を口座に振り込んでほしい』などの電話があった」と数件の問い合わせが寄せられた。被害は確認されていない。
社会保険庁、社会保険事務局、社会保険事務所は、電話で年金過払いで口座に振り込んでほしいということはないとする。また、職員が訪問する際は身分証明書を持っている。
不審と思われる電話は、その場で対応せず、相手の氏名、所属、連絡先を確かめ、社会保険事務所(TEL76・2301)へ連絡する。