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箕輪町北部営農組合総会
箕輪町北部営農組合(唐沢誠組合長)は26日夜、07年度総会を大出ふれあいホールで開き、ジャガイモのオーナー制など新事業を盛り込んだ08年度事業計画案や収支予算案などを承認した。
98年7月に発足し10周年になる同組合。07年度は地域農業活性化事業で新規にサツマイモのオーナー制、大根の掘り取りなどに取り組んだ。
08年度は新たにジャガイモのオーナー制と学校給食対応に取り組む。ジャガイモはサツマイモと同様に一般向けのオーナー制で、4月下旬に播種、7月下旬に収穫を予定する。学校給食対応は、現在給食対応している町内の直売所「愛来里」の依頼を受け、食育と農業の活性化のため組合として携わっていこうと、取り組みを決めた。サツマイモのオーナー制、大根・白菜の掘り取りイベントも継続。これら3事業を組合の3地区で分担して実施する。
水稲育苗事業、視察研修、稲刈り体験学習の補助、収穫祭の実施なども計画する。 -
伊北環境行政組合議会
08年度会計予算を可決伊北環境行政組合議会3月定例会は26日、箕輪町役場で開き、08年度会計予算案など3議案を原案通り可決した。予算には最終処分場調査点検委託料や地元住民らの研修視察費用などを盛っている。
予算総額は歳入歳出各2億7327万3千円。最終処分場調査点検委託料は303万円。箕輪町のクリーンセンター八乙女の最終処分場が93年の建設から年数が経過しているため、遮水シートやガス抜き管などの機能や状況を点検し、地元に報告する。研修費は議員や地元八乙女区の住民対象で108万円。
クリーンセンター八乙女の07年度のごみ搬入総量は、08年2月分までで2537トン。前年比で137トン減少した。内訳は不燃・粗大ごみ1467トン、缶・びん・ペットボトル473トン、資源プラスチック597トン。 -
箕輪町林業振興地域推進協議会
松くい虫被害対策実施計画案など承認箕輪町林業振興地域推進協議会は27日、町役場で開き、今年1月に町内で松くい虫被害が確認されたことを受け、松くい虫被害対策実施計画・自主事業計画案を承認した。今後、計画を県に提出する。
町内の被害は、福与地区で1月22日に2本、2月12日に1本の計3本を確認。3月26日までに被害木の伐倒駆除を終えている。林野調査員が巡視した結果、松の枯損木は95本で、全て伐倒を予定する。
計画は、現段階では被害拡大地域や樹種転換の設定はできないため、町内の標高800メートル以下の赤松林89ヘクタールを地区保全森林に指定。被害が確認された場合は伐倒駆除する。
08年度の事業計画では、被害の拡大防止のため林野調査員による巡視回数を増やし、年5回実施。枯損木の伐倒や、被害木が発見された場合に早期の伐倒駆除の実施などを盛り込んだ。
協議会は森林組合役員、知識経験者、森林組合職員ら12人で、平沢豊満箕輪町長が委嘱。任期は09年5月11日まで。会長は林廣さん=下古田。 -
箕輪町まちづくり事例報告会
箕輪町は24日夜、まちづくり事例報告会を役場で開いた。07年度まちづくり住民提案事業の17団体のうち新規の6団体が活動内容や今後の課題などを報告した。
まちづくり住民提案事業は、町民と町の協働によるまちづくりを進めるため、住民自らが創意工夫し企画したまちづくり事業を公募し、審査で選考した事業に補助金を交付する。06年度に始まり2年目。
今回の報告団体は、ぷち・どぅClub、箕輪手話サークル、松北実業団、みみずくの会、サークルつばさ、みのわ手筒会。
ぷち・どぅClubは、将来的に「ハンドメイドタウンみのわ」を目指し、ハンドメイドフェスタを開催。展示、販売のほか講習会も開き117人もの受講があった。安易で効果的な告知方法を課題に挙げた。
サークルつばさは、知的発達障がい者のアスリートがスペシャル・オリンピックスの競技トレーニングプログラムや競技会に参加し、家族やアスリート、地域の人と乃技術や友情を分かち合う機会を提供することで知的発達障がい者に理解を深めてもらおうと、フロアホッケーの大会参加などをした。課題として、知的発達障がい者は就労の場が限られ自らの生計を立てることも難しいため、スポーツ活動に参加する費用捻出が困難であることを話した。 -
箕輪町観光協会「ふるさとの四季フォトコンテスト」表彰式
箕輪町観光協会は25日夜、「ふるさとの四季フォトコンテスト」の表彰式を町役場で開き、入賞者に賞状と副賞を贈った。
フォトコンテストのテーマは「町の観光・イベント・祭りなどに関する写真」に加え、今年は、みのわ手筒会後援による特別賞「手筒賞」を設け「手筒花火に関する写真」も募集。観光写真の部22人75点、手筒写真の部4人6点、合計24人81点の応募があった。
観光協会の桑沢昭一副会長は、「いい作品をたくさん出していただいた。年々応募も増え、今年はイルミネーションフェスタの写真も多かった。町のPRに使わせてもらう。また腕をふるっていただき、いい作品をお願いしたい」とあいさつした。
推薦1点、特選3点、入選10点には賞状と賞金、手筒賞(最優秀賞、優秀賞、入選、参加賞)4点には賞状と記念煙火厄除け守り手筒などを贈った。
入賞作品は31日まで役場町民ホールで展示している。 -
西部ふれあいサロン・西部診療所完成
箕輪町上古田の町直営西部診療所の老朽化に伴い新築した西部ふれあいサロン・西部診療所が完成した。
西部診療所は64年12月建設。町は、高齢者が歩いて自主的に集まり趣味の活動などを広げる拠点となっていることに着目し、診療所と未使用の医師住宅部分を取り壊し、高齢者ふれあいサロンとして新築した。高齢者のサロン機能の充実を図るとともに、小学生も訪れることのできる広場を整備し、世代間交流の機会をさらに広げることをねらう。
新築面積は既存の診療所とほぼ同規模で133・32平方メートル。ふれあいサロン101平方メートル、診療所32平方メートル。木造平屋建で診療室、処置室、カーペット敷きの「ふれあい広場」、畳で掘りごたつがある「ふれあいサロン」、事務室、トイレ、ミニキッチンなどがある。
地域介護・福祉空間等整備事業で総事業費は約2813万円(国の補助金2040万円)。診療所部分は町一般財源で改築した。
西部診療所は工事期間中、上古田公民館に仮設診療所を設けていたが、4月3日の開所式から新施設で診療する。診療日は月・木曜日。3月31日は休診。 -
若草園修了式
箕輪町の心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」で26日、修了式があった。通園していた1縲・歳児の子どもとその保護者13組が出席した。若草園は来年度より、現在の地域活動支援センター(町共同作業の家)2階から三日町保育園に併設された新施設に移転するため、同場所での療育は今年度が最後となる。
新施設への移転理由は、子どもたちが屋外で遊べるように、また保育園に入園する際に子どもが環境に慣れやすくするためなど。これまでは月・水・金曜日のみの開園だったが、来年度から月縲恚燉j日の毎日開園する。
修了式で唐沢和子園長は「これからも笑顔のある、ふれあいのもてる、新しいことに挑戦できる園をみなさんとともに目指していきたい」とあいさつ。
子どもたちは、それぞれ修了証書を受け取った。 -
箕輪町交通安全協会長を退任
箕輪町
小林交石さん「大過なく終わってほっとしている」。今年2月末、2期4年務めた箕輪町交通安全協会長を退任した。
町安協との関わりは1988年、箕輪町交通安全協会の松島分会代議員になってから。当時は一分会の役員で、「まさか会長になることは考えもしなかった」という。松島分会長を務め、その後は町安協の副会長を2期4年、そして会長と、20年間に渡って交通安全活動に関わってきた。
街頭指導や全国交通安全運動の交通指導所開設、交通安全教室での指導、交通安全施設や資材の整備、道路環境の整備点検、会議など活動は多岐にわたる。火事は消防の仕事と思いがちだが、火災現場付近の交通誘導もある。日中でも夜中でも現場に急行。一杯飲んでいた日はタクシーで駆けつけた。
「年300日は安協の活動に出ている。大変ですよ。でも、会長の任に就いた以上はやってやろうという責任感もあった」。交通事故を1件でも減少させるため熱心に取り組み、「まず自分が交通違反をしないこと。絶対にゆずる精神」を常に心がけてきた。
「安協の制服を着て街頭に立っているだけでも、ドライバーは我々の姿を見てスピードを落としたり、シートベルトをすることがある。これだけでも事故防止につながる」
街頭活動は天気のいい日ばかりではない。雨の日、雪の日も当然ある。役員から、「雨が降ったら活動はどうするのか」と聞かれたこともあったが、「雨が降ったら事故はなくなるの?関係ないでしょう」。そう話し、皆で街頭に立った。
任期中で最も記憶に残るのは、箕輪町内で3件の死亡事故が発生した06年。事故が起きるたびに伊那署に専門的な立場で事故防止のための活動の助言を受け、執行部が夜間に広報車を運転したり、飲酒運転撲滅にも力を入れた。
伊那安協の中では箕輪町にだけある小学生対象の交通少年団では、団長として活動。「子どもたちが安全運転を呼びかけるとドライバーは聞いてくれる。大事な活動」。子どもたちには自分自身が絶対に事故に遭わないこと、友達に交通ルールを守るよう話すことを教えてきた。
会長職は退いたが、伊那安協副会長、町緑十字会副会長、長野県交通安全協会評議員など任期が残っている職もある。4月4日には、長野県交通指導員に委嘱される。町安協の活動に協力参加する立場だ。「結局安協の仕事は終わらないね」。
これからも交通安全のため活動する日々。強く呼びかけたいことは、「心のゆとりを持つことが絶対大事。慌てると周囲が見えない。これだけです」。(村上裕子) -
みのわ少年少女合唱団入団式
箕輪町子どもセンターの「みのわ少年少女合唱団」は22日、08年度入団式を町文化センターで開き、8期生6人の新入団員を迎えた。
合唱団は健全育成を目的に、学校の枠を超え歌を通して心の輪、友の輪を広げようと月2回、町文化センターで練習している。小学1年生から中学3年生までが対象で、新入団員は小学校の新1年生から6年生までの6人。今年は男子児童の参加もあり、24人で活動する。
入団式で団長の日野亮子さん(箕輪中1年)が、「心の響き合いの大切さを学んでいる。心を一つにして明るく、楽しく、歌の輪、友情の輪、心の輪を広げてハーモニーの輪を大きく広げましょう」と歓迎。新入団員を代表して箕輪北小5年の森住恵さんが、「歌が大好きで、皆さんと一緒に歌えることを楽しみにしている。歌の輪を広げたい」とあいさつした。
歓迎の歌として団員が「翼をください」「世界がひとつになるまで」を熱唱し、新入団員も一緒に「チューリップ」を歌った。 -
風景街道講演会
信州みのわ花街道推進協議会は21日、中部地方の伝統や文化などを紹介する英文情報誌「アベニューズ」代表の佐藤久美さんを講師に招き、「風景街道講演会」を箕輪町長田の「ながた荘」で開いた。協議会員約50人が参加した。
同協議会が推進する「信州みのわ花街道」は県道与地辰野線の6キロ区間を主軸に、同線やその沿線地域を花桃や赤ソバ畑などで花満載の景観にする取り組みで、昨年11月に国土交通省の「日本風景街道」に登録された。
同協議会では情報発信の方法を学ぶとともに、異なった視点から地域資源について考えるため、今回の講演会を開いた。
佐藤さんは「あなたの町の魅力を世界の人々に伝えましょう」と題し公演。
「外国人が訪れて楽しめるところは国内のほかの地域の人にも楽しんでもらえるところが多い」と佐藤さん。自身の取り組みや体験談を交えながら、情報発信のポイントなどを話した。
また講演会の中で佐藤さんは「箕輪町から外国人へ情報発信するために、何をすればいいか」と聴講者たちに問いかけた。聴講者たちは6人ほどのグループに分かれて意見を出し合い、それを発表。
「箕輪町の映像をつくる」「インターネットで情報発信」「在住の外国人たちに協力してもらい口コミで広める」「青年海外協力隊員にパンフレットを配ってもらう」など聴講者たちからはさまざまな意見が出た。 -
箕輪町人事異動内示
組織機能充実を図る箕輪町は24日、4月1日付の人事異動を内示した。今回の異動で、「一味ちがう箕輪の子ども育成事業」「グリーンツーリズム事業」「まちづくり事業(都市計画・中心市街地活性化・土地利用計画)」「健康づくり推進事業」など、町の行政経営戦略に基づく重点施策の全面展開に向けて組織機能の充実を図った-とする。
係長8人(うち昇任2人)、係員50人の異動。課長異動は昨年10月に実施している。退職は6人。新規採用2人。派遣受け入れは4人が終了し、新たな受け入れは1人。
人材育成のため国、県、東京都豊島区などほかの自治体や県内一部事務組合への派遣研修に伴う異動も増えている。 -
伊那アルプス美術館開館
箕輪町の伊那アルプス美術館が20日、今年の営業を開始した。11月30日まで。
開館12年目となる伊那アルプス美術館は常時約250点以上の絵画や版画などの作品を展示している。常設展は現近代の日本、外国作家の洋画・版画など。
また今年は企画展を5回予定しており、5月30日までは館主の垣内カツアキさんが描いた「諏訪の春」「伊那谷の春」「ダム湖の夏」など、県内の四季折々の風景画をメーンにした新作36点を展示。
「子どものころから絵が好きだった」という垣内さんは、油絵を描き始めて50年以上になる。「見る人の目線に立って心が和むような作品を描いていきたい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(土曜日休館)。入館料は高校生以上400円。小中学生、身体障害者、75歳以上は入場無料。
問い合せは、伊那アルプス美術館(TEL70・7020)へ -
世界クロスカントリー選手権大会ジュニアの部に出場する箕輪町出身の千葉健太君が表敬訪問
今月30日に英国スコットランドで開催する第36回世界クロスカントリー選手権大会ジュニア男子の部で、日本の代表選手6人のうちの一人に選ばれた箕輪町出身の千葉健太君(17)が21日、平沢豊満町長のもとを表敬訪問し、大会への意気込みを語った=写真。
この4月から佐久長聖高校の3年生となる千葉君は現在、今週末にある「春の高校伊那駅伝」に出場するため、一時帰宅している。
今年に入ってからは千葉国際クロスカントリーで4位、福岡国際クロスカントリーで3位と優秀な成績を残し、今回初めて世界大会の代表選手に選ばれた。佐久長聖高校からは、千葉君ほか、2人の選手が同大会に出場する。
千葉君は、毎朝5時起きで練習をしていることや、1日に25縲・6キロを走っていること、26日に出国することなどを説明。
平沢町長は「町の人たちも応援している。ぜひ頑張ってほしい」と激励した。
千葉君は「世界大会は初めてなので、次につなげるようないい走りをしたい。大会では日本人トップを目指し、最終的には都大路で優勝できるようになりたい」と話していた。
町では千葉君の垂れ幕を消防署西側に、千葉君を応援する。 -
みのわ健康アカデミー第3期生51人卒業
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の第3期生卒業式が21日、町文化センターであった。1年間のトレーニングや健康学習に励んだ51人が卒業証書を受け、健康づくりの継続を誓った。
学長の平沢豊満町長は、「健康の大切さ、喜びを本当にわかっている3期生の皆さんの輪を広げ、自分自身も健康に、そして町の人、全国の人も健康になるようアピールしていく先達になってほしい」とあいさつし、トレーニングの各曜日の代表者に卒業証書と活動記録を授与した。皆勤の2人には記念品を贈った。
卒業生代表の伊藤大二郎さん(69)=長岡区=は、「実年、熟年と幅広い層の生徒をまとめ指導、サポートしてもらい、楽しく1年間過ごさせていただいた。アカデミーで学んだことを引き続き長く実践することが大切。このアカデミーの制度に感謝し、1年間実践できたことを誇りに卒業したい」とあいさつした。
1年間の成果は、1日の平均歩数が1万123歩。腹囲・体重の変化は平均で腹囲4・5センチ、体重2キロ減少。上体起こしや長座体前屈などの体力測定の結果も向上し、血圧も改善傾向が見られ、動脈硬化測定も血管が柔らかくなったとの結果が出た。「GO/NO-GO」課題実験による大脳の活動状況は、間違いの回数は変わらないが反応時間が速くなった。
精神面では「自信がついた」「毎日が明るくなったような気がして楽しい」などの意見があった。
アカデミー副学長でもある信州大学教育学部の寺沢宏次教授は、「仲間ができアカデミーに来ることが本当に楽しみだった」とする学生の感想を受け、「このコミュニティをどう使うかが大切。いい方向に働かせると犯罪が減り、余命が伸びる。これがいやしの原点。1年間学んだことを生かし、このコミュニティを大切に幸せに過ごしてほしい」と講評した。 -
高校後期合格発表
08年度公立高等学校後期選抜の合格発表が21日、各校であり、上伊那8校でも、少し遅れて春がやってきた受験生らが、喜びの歓声を挙げた=写真。
倍率1・16倍となった08年度新設の多部制・単位制高校「箕輪進修高校」でも、合格番号が張り出される午前8時半に校門前に受験生が集まり、自分の番号を確認。合格していることが分かると「受かってる」と声に出し、ともに苦労を重ねてきた友人らと喜びを分かち合った。
友人と合格発表に訪れた箕輪中学校の唐沢希菜子さん(15)は「多部制・単位制に変わって自分のペースで勉強ができると思い、受験した。まずは友だちをつくって学校生活を楽しみたい。あと、社会人になるための準備として、しっかり学びたい」と話し、携帯電話からその場で父親に連絡していた。
再募集する学校、学科は辰野高校が普通科5人、商業科6人、上伊那農業高校生物工学科が6人、高遠高校普通科が18人。定時制では、赤穂高校が若干名を追加募集している。
再募集の受付期間は25日まで。再募集入学予定者の発表は27日までに当該高校で発表する(定時制の追加募集は4月4日までに当該校で発表する)。 -
「箕輪グリーン・ツーリズム」&ブランドセミナー
箕輪町は19日、「箕輪グリーン・ツーリズム&ブランドセミナー」を町文化センターで開いた。農業経営者やまちおこしの関係者などさまざまな分野で活躍する地域住民35人が参加した。
箕輪町は08年度に「食・農・健康」をテーマにした新しいグリーンツーリズム事業の立ち上げを計画。同セミナーではそれに向けて箕輪町の西部地域の「赤そばの里」拡充構想案についての意見交換を行った。
LAU公共施設研究所の吉岡博道さんがコーディネーターとなり、まずこれまでのワークショップで出された意見をまとめて作り上げた構想を発表。
吉岡さんは「赤そばの花ひろば」および周辺の整備など「赤そばの里」の拡充を図る「赤そばの里」拡充構想図案と、北は「あんずの里」や「みのわ温泉」、南は「中曽根のエドヒガン」「伊那アルプス美術館」までの地域を西部里山交流地域(仮称)として、交流資源の創出と連携を図るとした「赤そばの里」を取り巻く交流推進構想図案を提示した。
参加者からは赤そばに対する規制についての質問や、「西部地域の荒廃農地などにトチュウの木が多く生えているから、それを杜仲茶として活用できないか」といった意見などが出た。 -
ウエルネスサポーターの集い
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の卒業生(1期生・2期生約90人)による「ウエルネスサポーター」の初の全体会合となる「ウエルネスサポーターの集い」が18日、箕輪町文化センターであった。
「ウエルネスサポーター」は三日町に2月に開所した介護予防拠点施設「げんきセンター南部」で健康づくりをより推進するため、健康運動指導士の指導のもとボランティアで、一般利用者にトレーニングマシンの取り扱いや健康づくりについてアドバイスするなどサポート役として活躍。
集いでは町が新しく考案した「新げんき体操」をサポーターたちが実践。足踏みや手を上げる運動など、サポーターたちは健康運動指導士と作業療法士の指導のもと、元気に体を動かした。
体操のあとサポーターたちは日本赤十字社長野県支部の福島朝雄さんの指導のもと救命講習を受けた。
##写真(たてよこ) -
08年度箕輪町公民館正副分館長・分館主事合同会
箕輪町公民館の08年度正副分館長・分館主事合同会は19日夜、町文化センターで初会合を開いた。正副分館長会長に木下分館長の平井克則さんを選出し、08年度事業を確認した。
新年度事業は、社会体育事業が第49回町内1周駅伝大会(9月23日)、第54回町民野球大会(8月14日)、第24回ジュニアスピードスケート大会、第7回なわとび選手権大会、各種健康教室。
正副分館長・分館主事会の事業は、定例会年2回、役員会、研修会、映写技術講習会。本館事業の生涯学習フェスティバル(まなびピア箕輪2008)や町広報「みのわの実」への寄稿などにも協力する。
役員は次の皆さん。
▽正副分館長会長=平井克則木下分館長▽正副分館長副会長=飯沼忠廣沢分館長▽主事会長=日野和政(上古田)▽主事会副会長=内堀則夫(富田) -
【記者室】自己肯定感を育てる
日本の子どもは自己肯定感が低い-。ある講演会で、講師が調査結果を紹介した。自分は大事にされている、社会で有意義に過ごせると感じている子どもの割合は、米国と中国が80%なのに対し日本は30%。日本の子どもが日ごろから否定的な言葉を掛けられている表れだそうだ。
自己肯定感とは、在りのままの自分を愛してくれる人が周りにいるという気持ちを持つこと。これにより、本来の自分らしく生きることができる。
自己肯定感を育てるには、ほめることが大事。いけないことをしかることもまた、子どもを見守っていることになる。子どもを見て気に留めているという意味で“見留める”ことがいいという。お父さん、お母さん、我が子を見留めていますか。(村上裕子) -
箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会総会
箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会は14日夜、07年度総会を町産業会館で開いた。08年度事業計画などを承認し、新役員を選出した。
08年度は加工品作りで、07年度に好評だったトマトジャム、トマトケチャップ作りに引き続き取り組む計画。新年度は材料となる加工用トマトの栽培から行う。
例年通り、みのわ祭り、もみじ湖まつり、マナビィランド野菜市、浜松市庄内公民館祭りにも参加する。
新役員は次の皆さん。任期は08、09年度の2年間。
▽会長=関幹子▽副会長=井口勝子、三井すえ子▽会計=宮島光子 -
箕輪町地域総合活性化事業交付金実施状況まとめ
箕輪町は、07年度の地域総合活性化事業交付金の実施状況をまとめた。町議会全員協議会に報告した。活性化事業分は15区が地域事業としてそれぞれ1事業から6事業実施し合計で44事業、共通事業1事業で、交付金総額は2929万5千円だった。
04年度から始めた地域総合活性化事業交付金で、初年度は沢、松島、木下を除く12区で実施。05年度から全15区で実施し、交付金総額は05年度1396万1千円、06年度2121万3千円で年々増加している。
本年度の共通事業は、避難所への地上デジタル液晶テレビ購入事業(1区当たり15万円)。このほか、各区が区内環境美化や公園整備、祭典準備室トイレ水洗化、子育て環境整備など独自の事業を行った。
各区の主な事業は次の通り。
▽沢区=区内環境美化事業(熊野坂球根植栽)ほか1事業▽大出区=城山公園とその周辺整備事業(継続事業とミニ公園づくり)▽八乙女区=芝生グラウンド整備事業(芝刈り機購入)ほか1事業▽下古田区=区内環境美化事業、カブトムシの増殖事業ほか2事業▽上古田区=赤そば花まつり、鼓笛隊ユニフォーム新調ほか3事業▽中原区=ふれあいの森公園整備事業(マレットゴルフ場整備)ほか2事業▽松島区=子育て学級(スマイルクラブ)備品整備事業▽木下区=祭典準備室トイレ水洗化(JR木下駅トイレを兼ねる)事業、一の宮地区環境整備事業ほか3事業▽富田区=観光的総合公園づくり事業、健康教室事業▽中曽根区=なかよし広場周辺整備事業ほか3事業▽三日町区=防災・心かようふれあい事業(公民館環境整備)、福与城址まつり・スイセンの里づくり事業ほか4事業▽福与区=福与城址まつり・スイセンの里づくり事業、福与区花いっぱい運動事業、福与青年会支援事業ほか1事業▽長岡区=区内放送難聴地区解消事業▽南小河内区=子育て環境整備事業(公民館環境整備)、防災対策事業(発電機整備)▽北小河内区=心の元気作り事業(大人用・子ども用みこし製作)、情報コミュニケーション補強(区内放送難聴地区対策)事業 -
箕輪町小中学校転退職教職員あいさつ式
箕輪町小・中学校の転退職教職員あいさつ式が19日、町文化センターであった。
各校ごとに教職員を紹介。平沢豊満町長は、「箕輪の子どもたちを育てていただいたことに感謝申し上げる。箕輪の地のいい思い出を持って、今後も生きがいをもって子どもの育成に関わっていただきたい」。小林通昭教育長は、「子どものため新しい方向目指し殻を破ることも必要。4月から大きな希望がある。箕輪での経験を生かし活躍されることを祈っている」と、それぞれに感謝と送別の言葉を述べた。
教職員を代表し、定年退職する箕輪中部小の小野正行校長は、「37年間の教員生活の中で、『仰げば尊し』を歌ってもらったのは今年が初めて。感動でした。この思いを胸に新たな場所で一生懸命生きていきたい」とあいさつした。 -
乾電池回収箱を試験設置
箕輪町は、役場庁舎1階のロビーに乾電池回収箱を試験的に設置した。中学生模擬議会での質問を受けての対応で、「当分の間設置し利用状況を見たい」としている。
設置したのは充電式電池、ボタン電池、乾電池の3種類の回収箱。回収は一般家庭からのものに限る。充電式電池は町内のミサワ電化イグチの協力で、回収電池はイグチを通じて処理する。
2月27日にあった箕輪中学校生徒会役員の2年生による中学生模擬議会で、生徒の一人が乾電池回収箱の役場設置を提案。町長は「前向きに検討したい」と答弁していた。 -
箕輪町
童謡唱歌けやきの会ピアノ演奏が流れる部屋に、会員が次々と集まってくる。「こんにちは」と笑顔であいさつを交わし、演奏を聞きながら和やかにおしゃべりして始まりの時間を待つ。
02年、地域の中にあった、童謡唱歌の会立ち上げを願う声を受け、歌の好きな50人が集まって発足した。現在は女性のみ44人が、町文化センターで月2回活動している。
「童謡唱歌は懐かしい歌。皆さん本当に楽しそうに、時には子どものころの情景を思い浮かべながら歌っています」
指導するのは町内在住で全日本音楽療法連盟認定の音楽療法士・笠原正純さん。歌は呼気法でしっかりと息を吐く。話をすると息が出ることから、開始前におしゃべりしてもらおうと、笠原さん自らピアノを弾いて会員を迎える。
「童謡唱歌を歌うことで過去のことを思い巡らすと同時に、生きる力や勇気付けを大切にしている」と笠原さん。歌うことが苦痛にならないように、高音域の歌は移調し、テンポもゆっくりにして指導。また、例えば唱歌「かかし」では、歌詞の「山田の中の一本足のかかし」の一本足を、交通事故で足を失った方のことを考え「おしゃれなかかし」と歌うなど歌詞にも配慮しているという。
毎回、「童謡」と「唱歌」それぞれの本から季節の歌も含め選んだ曲と、会員のリクエスト曲で約10曲を歌う。3月の会では「春よ来い」「うぐいす」「早春賦」など春の曲に、「銀色の道」「翼をください」などのリクエスト曲を歌った。
表現力を付けるため、胸をたたく、息を吐く、あごを前後に動かす、「レロレロ」と続けて発音するなどのトレーニングもしている。
発表の場は、町の文化祭。日ごろ歌っている曲の中から3曲くらいを選び、本番1カ月ほど前から集中して練習し皆でステージに立つ。
「一番最初のときは緊張したけど、だんだん慣れてきた。先生が上手に引っ張ってくださるし、大勢で皆さん一緒だから。団体の強みですね」
発足から6年。大きな舞台を楽しむ余裕も生まれ、歌声はますます明るく輝きを増している。(村上裕子) -
箕輪町議会3月定例会閉会
箕輪町議会3月定例会は17日開き、08年度一般会計予算案など31議案と、人事案と意見書提出の追加2議案の計33議案を原案通り可決し閉会した。
人事案は、教育委員会委員の任命で、08年3月31日任期満了に伴う小林通昭さん(64)=南小河内=の再任に同意した。元箕輪中学校長、04年4月より町教育長を務め現在に至る。小林さんは「箕輪町の教育のためまい進したい」とあいさつした。
意見書提出は、農業委員会の必置規制の堅持に関する陳情書の採択に伴うもの。
請願・陳情の採決の結果は次の通り。
【陳情】
◆採択=▽農業委員会の必置規制の堅持に関する陳情書
◆閉会中の継続審査=▽「鳥獣被害防止特措法」関連予算を、鳥獣捕殺ではなく自然林復元と被害防除に使うこと等意見書提出に関する陳情▽森林環境税の創設と森林・林業・木材関連産業政策の充実を求める陳情▽保険業法から共済制度の適用除外を求める陳情書
◆不採択=▽老人医療費給付事業の継続を求める陳情書
【請願】
◆趣旨採択=▽六ヶ所再処理工場の本格稼動に反対し、その中止を求める意見書の議決を求める請願書 -
小・中学校卒業生に庄内地区から祝いの花束
箕輪町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市の庄内地区から17日、箕輪中学校3年生と町内5小学校の6年生に、卒業を祝う春の香りがいっぱい詰まった花束が贈られた。
毎年恒例の花束贈呈。庄内地区の箕輪町交流協会役員ら9人が、同地区が日本一の生産量を誇るガーベラと、甘い香りのフリージアの花束を持って町役場を訪れた。花束は卒業生と教職員分も含めた710束。
中学校は18日に273人、小学校は19日に5校で240人が学びやを巣立つ。花束を受け取った箕輪中の市川和馬君は「丹精込めて育ててくださった花を直接お届けいただき本当にありがとうございます。町と深い交流を築いてきた庄内の皆さんのことを忘れずに生きていきたい」。小学生を代表し箕輪南小の長瀬恵さんは「小学校6年間で咲き始めた花を中学に行ったら、いただいた花に負けないくらい、さらに大きく咲かせたい」と礼を述べた。
協会は「庄内の人たちのお祝いの気持ちをお受け取り下さい。学校生活をよい思い出に心豊かな毎日を送って」と、椚幸雄会長のメッセージを披露した。
平沢豊満町長は、「花の一つひとつに庄内の皆さんの温かい思い、町への激励のお言葉、町との関係を含めた深い絆を感じる。花に込められた気持ちを大切に世の中に出て行くと思う」と感謝した。
庄内地区からは24日にも保育園卒園児のために花束が贈られる。 -
子育て学級公開講座
箕輪町教育委員会は13日、子育て学級公開講座を町文化センター学習室で開いた。親子で一緒に楽しみながらの講演会で、子どもをほめることで自己肯定感を育てる大切さを学んだ。
町内在住の関奈保子さんが「イキイキ生きてますか」と題して講演。関さんは、幼児教育に携わった後、専門学校の講師、再就職支援の講師として女性のキャリアの支援活動で活躍している。
「親が明るくポジティブな言葉を使い、子どもをほめることが大事」とし、「ほめることで自己肯定感が育つ。在りのままの自分を愛してくれる人が周りにいるという気持ちを子どもが持つことで、本来の自分らしく生きることができる」と話した。
「いけないことをしたらしかることも大事。子どもは自分のことを見ていてくれるんだなと思う」と話し、指示や命令の言葉では子どもは言い訳を考えてしまうため、「どうしたらいいと思う?」と未来に向けた質問の言葉にすることをアドバイスした。 -
沢保育園児が西光寺涅槃会に参加
箕輪町沢の西光寺で12日、釈迦の亡くなった日の法要、涅槃会(ねはんえ)があった。沢保育園の年少、年中園児90人も参加した。
同寺では毎年3月上旬に涅槃会を行っており、沢保育園の園児たちも毎年参加している。
読経や焼香などの法要のあとは、竹花祐栄住職が法話。園児たちは竹花住職が語る釈迦入滅の話や、涅槃図の説明を正座して静かに聞いていた。
竹花住職から「お釈迦様がなくなられた時はこのような姿勢だった。これは一番安らぐ寝方」という話を聞いた園児たちは、飾られた涅槃図を興味津々と眺めていた。 -
上伊那8市町村が08年度に消防団協力事業所表示制度導入
上伊那8市町村は08年度、消防団協力事業所表示制度を導入する。表示証の交付により消防団に積極的に協力している事業所の社会貢献を認めるとともに、事業所の協力で地域防災体制の一層の充実を図る。
同制度は、勤務時間中の消防団活動への便宜や従業員の入団促進など事業所としての協力を広く認めるもので、事業所の申請により市町村長が要綱に定める基準の適合などを審査し認定すると、協力事業所として表示証を交付する。
認定基準は▽従業員のうち2人以上が消防団員で、従業員の消防活動に積極的に配慮している▽災害時などに事業所の資機材等を消防団に提供するなど協力している▽消防団活動に協力することで地域の消防防災体制の充実強化に寄与している-。
協力事業所は、表示証を施設などに表示できる。表示有効期間は認定日から2年。優遇措置として県の消防団活動協力事業所応援減税、長野県建設工事等入札参加資格の優遇などが受けられる。
現在、消防団員の約7割は被雇用者。団の活性化のため被雇用者が入団しやすく、消防団員として活動しやすい環境整備、事業所の消防団活動への一層の理解と協力が必要となっているため、制度導入を決めた。
上伊那北部3町村は4月1日に施行。該当事業所は箕輪町約30事業所、辰野町22事業所、南箕輪村約20事業所。伊那市は新年度導入に向け準備中で、伊南4市町村も4月1日施行を目指し調整している。県内では、2月1日現在61市町村が導入している。 -
箕輪進修高校、校章決まる
4月1日から多部制・単位制高校としてスタートする箕輪町の箕輪進修高校(荒井和人校長)の新しい校章が決定した=写真。「箕輪」と「進修」のそれぞれ頭文字であるmとSをデザイン化し、町の花「イワヤマツツジ」のすみれ色と、天竜川の青色を配色。荒井校長は「希望と信念にあふれる若人への願いを込め、在校生みんなで決めた校章。これからは地域の期待に応えられるよう、頑張っていきたい」と語った。
同校では、同窓会、学校、地域が一丸となり、新しい高校づくりの準備を進めてきたが、校章も一新することとなり、検討を重ねてきた。
デザインの原案は在校生から公募。集まった約100点の中から、いくつかを選び出し、伊那市のデザイナーに校章の形にしてもらった。その後、出来上がったいくつかの案に対し、全校生徒で投票を行い、今回の校章に決定した。
新しい校章は4月1日、正門にある現在の校章と取り替えるほか、校旗などに用いる。また、箕輪工業高校の同窓会からは、在校生約200人と新1年生約160人に対し、この校章を用いたバッチが贈られる。
新高校の入学式は4月9日。