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みのわ健康アカデミー入学式
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」第3期の入学式が5日、町民体育館であった。41歳から74歳までの52人が1年間、健康学習やトレーニングに励む。
保健福祉課の白鳥一利課長が、「来年3月の卒業式を目指し、楽しく仲良くやってほしい」とあいさつ。担当職員が自己紹介した。
式後は、肺活量、握力、上体起こし、開眼片足立ち、10メートル障害物歩行などの身体測定、体力測定をした。
アカデミーは1年間に集団健康講座、健康学習、マシントレーニング、在宅トレーニング、検査・測定などに取り組む。
本年度は集団健康講座に新たに切り絵やしめ縄など文化的講座を加える。町教育委員会主催の健康教室にも1回ずつ参加し、希望者は継続受講するなど選択肢を広げる。検査では、筋肉割合や水分量などを調べる新しい検査も取り入れる。 -
箕輪町ながたの湯
「200万人達成日を当てよう」投票始まる箕輪町長田の「ながたの湯」は、入場者200万人達成日を当てる投票を始めた。正解者の中から200人に、ながたの湯入場券が当たる。
特等は回数券1冊、20人。1等は入場券1枚、180人。
3月31日現在の入場者数は194万5309人。営業日数は2691日。1日平均722人の利用がある。支配人、マネージャー、フロント一同の達成日予想も掲示している。
投票用紙は入場1回につき1枚で先着5万人に渡す。必要事項を記入し、施設内の応募箱に入れる。1人何回でも投票できるが当選は1人1枚のみ。投票締め切りは6月20日。 -
箕輪町がマイカップ式自販機を庁舎に設置
箕輪町は、エコアクション21環境活動の一環で、マイカップ式自動販売機を役場1階に設置した。紙コップの削減を図り、自販機売上の一部は苗木購入など町の環境活動に役立てる。
マイカップ式自販機は伊那市がすでに導入している。町環境委員会の町への導入提案を受け検討の結果、新年度から設置となった。
料金60円で通常の紙コップで購入できるが、「マイカップボタン」を押し自分のカップを入れて購入すると紙コップが出ない代わりに10円が戻る。
町はこれまで設置していた自販機1台をマイカップ式に切り替えた。年間利用は約1万2千カップ。今回2割から3割の約3千個の紙コップ(トイレットペーパーで75ロール相当)の削減を見込む。 -
箕輪町役場総合窓口開庁時間延長
箕輪町は4月から毎週水曜日、総合窓口の開庁時間を延長し証明書の発行をする。06年10月からの試行を経て住民の需要があることから、実施を決めた。
総合窓口を毎週水曜日(祝日は休み)の午後5時半から7時まで延長。取り扱い業務は証明書の発行、印鑑登録の申請及び住民基本台帳カード交付申請の受付。発行する証明書は▽住民票の写し▽印鑑登録証明書▽戸籍の謄本・抄本▽税に関する証明書(現年度分)=住民税課税証明書(所得証明書)、納税証明書、軽自動車税納税証明書、固定資産証明書-。
土・日曜日、祝日、年末年始の予約交付は従来通り実施する。
試行は、住民の利便性向上のため06年10月から07年3月まで、役場の一部窓口の開庁時間を延長し、一部証明書の発行と町税や各種料金の納付受付をしてきた。総合窓口の利用は月平均20人。2月は34人、11月は28人と多かった。利用者から「開いていて助かる」などの声も寄せられた。町は、「今後も利用状況を見ながら延長時間、実施内容などを見直していきたい」としている。
問い合わせは窓口業務は住民環境課住民係(TEL79・3111内線131、132、133)、開庁時間延長は経営企画課企画調整係(TEL79・3111内線114)へ。 -
箕輪町06年度入札結果まとめ
箕輪町入札等審査委員会は29日、町役場で開き、町が06年度入札結果を報告した。受注希望型入札と指名競争入札の合計入札件数は159件、落札率は93・85%だった。
予定価格合計は15億544万2千円、落札額合計は14億1278万5千円。
05年度と比べ受注希望型は件数で15件増、落札率は27・06ポイントの増。指名競争は19件増、0・65ポイントの減だった。
落札結果は次の通り。
◇受注希望型▽土木=46件、98・65%▽管=21件、95・03%▽建築=6件、85・02%▽測量・設計=14件、73・86%▽合計=87件、93・08%
◇指名競争▽土木=23件、98・75%▽管=8件、98・98%▽舗装=7件、98・32%▽その他工事=13件、96・20%▽業務委託=13件、94・68%▽その他=8件、94・39%▽合計=72件、96・66% -
箕輪町酪農振興協議会総会
箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)は27日、第47回総会を町産業会館で開き、06年度事業と決算の報告、07年度事業計画案と予算案などを承認した。
根橋会長は、「乳の価格が下がり、えさの価格は高騰。荒廃地を使っていい飼料を作っていくことも大切になる。土地集約や人、機械など皆でまとまって頑張り、本当にやってよかったと思える酪農振興協議会にしたい」とあいさつした。
07年度事業計画は、酪農近代化の推進(乳牛事故防止対策、環境保全型農業の推進、親ぼく事業、農作業事故防止対策)、畜産農政対策、優良事例の研修視察、消費拡大に向けた取り組み、研修会参加、認定農業者加入促進など。
役員改選は会長は留任。そのほかの役員は次の通り(敬称略)。
◇副会長=栗原茂喜◇会計=唐沢政文◇支部長▽沢・大出・八乙女・東箕輪=栗原茂喜▽上古田・中原・松島=唐沢政文▽木下=唐沢重治▽一の宮・中曽根=唐沢坂佳▽福与・三日町=登内幸雄◇監事=桜井克成、荻原省三
【婦人部】◇部長=大槻浜子◇副部長=小池久子◇支部長▽沢・大出・八乙女・東箕輪=藤田正子▽上古田・中原・松島=唐沢孝子▽木下=唐沢秀子▽一の宮・中曽根=大槻浜子▽福与・三日町=小池久子 -
みのわ健康アカデミー事前説明会
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の事前説明会が26日、町文化センターであった。入学希望者がアカデミーの内容や日程などの説明を聞いた。
アカデミーは3年目。42歳から74歳までの58人が入学を希望している。
保健福祉課の白鳥一利課長が、「無理なく1年間過ごせるように、全員が卒業できるように全面的にバックアップしていきたい」とあいさつ。担当者が内容などを説明した。
第3期は4月5日に入学式を予定。身体測定、体力測定もある。1年間、集団健康講座、健康学習、マシントレーニング、在宅トレーニング、検査・測定などに取り組む。
説明後は、信州大学教育学部の寺沢宏次助教授と県看護大学大学院の野坂俊弥助教授による開講公開講座もあった。 -
春陽会会友
箕輪町松島
井上秀芳さん油の匂いが染み付いたアトリエでキャンバスに向かう。「白を追求し表現の対象にしている」。白色で描くのは、コンクリートなどでできた構造物。「白の魅力にとりつかれている。うっかりすれば冷たくなるし、うっかりすれば浮いてしまうし…。下に色を入れて落ち着かせるけど、非常に難しいですね」
小さいころから絵が好きだった。小学6年のとき、日米の絵の交換会で、全国の何点かのうちの1点に選ばれアメリカに絵が送られた。伊那市の殿島橋と西春近を臨む絵で、通常の画用紙よりも大きな紙に描いた。今でも鮮明に覚えている。
本格的に絵を描くようになったのは高校を卒業し就職してからだった。春陽会会員の故・志村一男さんに諏訪で出会い、師事した。「すごくかわいがって下さって、育ててもらった」。春陽会南信研究会で年3回開く勉強会にも通った。
現在は春陽会会友で、信州美術会、諏訪美術会などの会員でもある。
いつどこに出かけても、「あそこっ」と心に止まった景色を覚えている。後日、機会をみて必ずその場を訪れる。何度もデッサンをしたり、写真を撮ったり。コンピューターも活用し、写真を狭めたり、広げたりして構図を考えることもある。
絵になるときもあれば、ならないときもある。絵にならなくて、それでも何かあると頭の中で考えているうちに、こういう風に変化させたら面白いのでは-と、何年も経ってから絵になることもある。
伊那市長谷の美和ダムも、そんな場所の一つ。何回も通い、あるとき雪が降り積もった様を見て「あっ、これは絵になる」と思った。何枚もデッサンし、やっと作品に取り掛かった。
「自分の絵というものは分からないからね。デッサンを十何枚描いて研究する。でもこうやってキャンバスに描いてみると『まずい』『これはだめだ』となることもある」。一作品を仕上げるのに、1年から長いときは3年くらいのスパンで取り組む。
県展で、白の使い方が非常に美しい-と評価された。ある人に「絵が小さい」「まだ小さい」と言われていたが、数年前、「最近ようやく絵が大きくなったね」と言われ嬉しい思いもした。しかし、満足するときはない。
「白でやっていきたいと思っているけど、自分の白という形にはなっていない。白をやってる先生がいる。本当に美しい。足元にも及ばない。それくらい自分の絵は未熟だから。おそらく一生かかっても駄目じゃない。それぐらい奥が深い、そう思います」
なぜ絵を描くのか。
「やむにやまれない気持ち-と師匠はいつも言ってた。描きたい、表現したいという気持ちでしょう。絵は構成すると本当にどういう風にもなる。だから本当におもしろいですよ。終わりがない。だから描き続けるんでしょうね」(村上裕子) -
みのわ少年少女合唱団入団式
箕輪町子どもセンターの「みのわ少年少女合唱団」は24日、07年度入団式を町文化センターで開き、10人の新入団員を迎えた。
合唱団は7年目。健全育成を目的に、学校の枠を超え歌を通して心の輪、友の輪を広げようと月2回、町文化センターで練習している。
これまで対象は小学3年生から中学生までだったが、07年度は小学1年生から受け入れ、新1年生は2人、新2年生は3人いる。
入団式で団長の日野亮子さんが「心の響き合いの大切さを学んでいる。心を一つにして明るく、楽しく、ハーモニーの輪を大きく広げましょう」と歓迎の言葉を述べ、団員が「心にはすばらしい翼がある」など3曲を歌った。
新入団員を代表して箕輪東小新3年生の渕井紫月さんは、「歌が大好きです。皆さんと一緒に歌えることを楽しみにしています」とあいさつした。
本年度は22人で活動する。町文化祭での発表のほか、昨年から始めた施設訪問も計画している。 -
箕輪町協働のまちづくり講演会
箕輪町は22日夜、協働のまちづくり講演会を町役場で開いた。協働のまちづくりのため住民が行政に依存しない姿勢を持つ必要性などを提示した講演と、町内のまちづくり活動の事例発表に学んだ。
NPO法人SCOP理事長の鷲見真一さんが、「協働のまちづくりを実現するために、今必要なこと」をテーマに講演。住民側に必要なことに▽行政に依存しない姿勢▽緊張感のある事業・取り組みを行う▽会議参加と実践参加のバランスをとる-を挙げ、「活動の経験をいろいろな場で発言し、多くの人と共有することで、社会資本が貯まるいい町になる。地道だが、この繰り返しが大事」と述べた。
まちづくり活動の事例報告は、町の06年度事業まちづくり住民提案事業補助金を受けた10団体のうち5団体が発表した。団体は▽これからの農業林業を考えるEグループ▽西部花街道をつくる会▽ちいむもみじ▽ひまわり畑▽箕輪まちづくり同友会-。「多くの人が力を合わせ、語らいながら作業することが協働だと感じた」などの意見があり、今後の課題には活動資金や参加者の確保などがあった。 -
箕輪町身体障害者福祉会定期総会
箕輪町身体障害者福祉会(登内嘉夫会長)は25日、第56回定期総会を松島コミュニティーセンターで開き、07年度の事業計画と予算を承認した。
会員増員を最重要課題として取り組んでいる同会では本年度、新たに27人が入会。この数は過去と比較しても最多で、積極的な呼びかけだけでなく、自立支援法改正に伴う不安が生じていることなどが入会数増加につながったと見ている。
07年度は30年以上継続している萱野公園の清掃美化活動や重度障害者歳末慰問などを行うほか、障害者自立支援法に関する勉強会などもしていきたいとしている。
登内会長は「私たちを取り巻く環境年々厳しい状況となっているが、自分たちで選択・決定する『自立の時代』になってきていると思う。少人数ではあるが、仲間が幸せに暮らしていける社会づくりに取り組んでいきたい」と語った。 -
教育シンポ・まちじゅうみんなで箕輪の教育
教育について考えよう竏窒ニ25日、教育シンポジウム「まちじゅうみんなで箕輪の教育」が町文化センターであった。教育関係者などが集まり、地域と教育のあり方、教育の原点とは何かを考えた。
町の教育理念や子育て支援の形を模索するために設置した「まちじゅうみんなで箕輪の教育研究協議会」が企画したもので、基調講演や部会シンポ報告、パネルディスカッションを展開。
部会シンポ報告では子育て支援、子どものスポーツ環境、学校との交流関係の3部会で話し合った代表者がその成果を報告。子育て支援関係部会の西沢智美さんは、子育て支援に携わる人たちが後継者不足や活動費の確保に悩んでいる現状を示し「支援を必要としている人への支援も大切だが、支援を提供している人に対する支援も求められている」として、子育てに関する包括的な支援体制づくりを訴えた=写真。
子どものスポーツ環境について議論した秋山浩さんは、アンケートの集計結果から現在の子どもがスポーツとどのように接しているかを紹介。「スポーツはみんなで同じ目標に向かって泣いたり笑ったりするもの。子どものそんな姿に自分たち自身が力をもらっている。子どもの無限の可能性、一人ひとりの個性を生かす手伝いができれば」と語った。 -
箕輪町国際交流協会日本語教室修了式
箕輪町国際交流協会の日本語教室は24日、06年度修了式を町文化センターで開いた。
日本語教室は毎週土曜日、町文化センターで開講。本年度はパラグアイ、インドネシア、中国、ブラジル出身の40人が学んだ。
修了式では、1年間の出席日数で精勤賞を4人、努力賞を6人に授与した。帰国者特別賞として日本に3年間滞在し日本語教室で学んだインドネシア出身のムルヤディさんに修了証書を手渡した。
帰国者スピーチでムルヤディさんは、「日本語が全然分からず言いたいことが言えず、辛い思いをした。ここで日本語を勉強して先生がいろいろ教えてくださったので心強くなった」とし、04年4月に来日して初めて見た桜がきれいだったこと、日本語教室で日本人や外国人と知り合って楽しかったことなどを話し、「インドネシアでも頑張る。時間があったら私の国に遊びに来て」ときれいな日本語で話した。
07年度日本語教室は4月7日に開講する。 -
ながた荘特製「お花見弁当」28日から
箕輪町長田のながた荘は今年も、特製「お花見弁当」を始める。販売は28日から4月27日まで。
メーンは直径10センチの太巻き寿司。ちらし寿司が太巻きになったイメージで、具はカンパチ、マグロ、エビ、ヒラメ、サーモン、アナゴ、かんぴょう、錦糸玉子など11種類。
煮物、焼き魚、エビ、玉子焼きなども竹皮の弁当箱に詰めている。料金は1500円。
「ちらし寿司のような関西の太巻き寿司を一度食べてほしい」という。
前日午後5時までに電話予約する。お渡しは午前11時ころから。ながた荘食堂の利用もできる(午前11時縲恁゚後2時)。問い合わせはながた荘(TEL79・2682)へ。4月10、24日は定休日。 -
箕輪町警部交番の新築移転 開所式
箕輪町の伊那署箕輪町警部交番の新築移転が終わり、23日、同交番で開所式があった=写真。新交番は、国道153号バイパスと町道6号線の交差点付近にあり、建設26年を向かえる旧庁舎の老朽化したため新設した。この日から業務を開始した。
町から借り上げた敷地面積約900平方メートルへ建設した。建物は、木造1階建て金属板葺きで、本体の建築面積は約346平方メートル。プライバシー保護のために相談室を設けたほか、駐車場スペースを以前の約倍となる10台分確保した。事業費は約6千万円。
旧庁舎の老朽化と外来者への利便性を考え、駐車場の確保ができる場所へ新築。同町の人口増加により、交通事情が変化し、主要幹線道路であるバイパス沿いが候補地になったという。
開所式で伊那署の小嶋惣逸署長は「これをきっかけに地域の安全が強化されていけばと思う。地域住民の安心のよりどころになるよう努力して」とあいさつ。交番所長以下8人は気持ちを新たに業務へ取り組むことを決意した。
5月に落成式を開く予定。旧交番は、07年12月末までに取り壊し、敷地を町に返還する見込みになっている。 -
子ども課長に女性登用
駒ケ根市は23日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級3、課長級3、係長級19など総員64人の小規模異動となった。昇格は部長級2、課長級1、係長級4。退職者は8人。
地方自治法改正による収入役の廃止に伴い、新たに会計管理者を置くほか、会計課を会計室とする。子ども課長には女性を登用して子育て支援策の充実を図る一方、同課に地域自立支援室を新設。保健福祉課の生活福祉係と障害福祉係を統合して社会福祉係とする。
異動は次の通り(カッコ内は旧職)。
【部長級】▽会計管理者=渋谷勝清(伊南行政組合事務局長)▽教育次長=滝沢修身(子ども課長兼福祉事務所次長)▽伊南行政組合事務局長=気賀沢進(税務課長) -
箕輪町人事異動内示
課長昇任2人、中規模異動箕輪町は23日、4月1日付の人事異動を内示した。政策的経営機能の強化などをねらいとし、長期同部署勤務の配置替を主とした中規模異動。課長昇任は2人で、消防室長に消防室専門幹の内山朝高さん、保健福祉課付・町社会福祉協議会派遣・事務局長に教育課教育係長の北條隆さん。異動者は66人、採用者4人。3月31日付退職者は7人。
07年度は行財政改革の推進に向け、地方自治法改正に伴い助役2人制を副町長2人制として継続する。主は少数精鋭体制の確立に向け多くの事務事業を経験するための配置替えで、ねらいとして(1)政策的経営機能の強化(2)自治法改正による収入役廃止に伴う会計管理者の設置(3)国保・老健と保健予防機能の統合(4)企業誘致及び住宅施策の強化に向けた土地開発公社の機能強化(5)福祉施策の推進と社会福祉協議会の充実-を挙げる。
新たに東京都豊島区との交流派遣をするほか国、県への派遣研修も継続する。 -
箕輪町議選
新人の松本つぢ氏出馬表明任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、新人の松本つぢ氏(56)=共産党、団体職員、沢上=が22日、出馬を表明した。
引退を表明した共産党の現職桑沢幸好氏の後任。「党の2議席が1議席になってはいけないという思いと、女性が2人、3人と出てほしいという声があって決めた」という。
「草の根の町民の声をもっと町政に生かせるようにしていくことが求められる」とし、「やさしい人が育つまち」をテーマに、公約に▼子育て支援の充実(中学卒業まで医療費の窓口無料化)▼子育て支援センターづくり▼高齢者にやさしい福祉の充実▼「箕輪ブランド」といえる農業振興-などを掲げる。
諏訪実業高校卒。日本共産党上伊那地区委員、箕輪町女性部長、しんぶん赤旗箕輪出張所長。 -
箕議町議選 少数激戦へ
事前説明会に検討中含め18派箕輪町選挙管理委員会(浅野益幸委員長)は22日、4月29日の任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙(17日告示、22日投開票)の立候補予定者への事前説明会を町役場で開いた。定数15に対し同日までに立候補を表明した16派と、検討中とする2派の計18派が出席。担当者から選挙運動や手続きなどの説明を受けた。
出席したのは、立候補を予定する現職10派、新人6派。党派別では共産党2、公明党1、無所属13。検討中の2派はいずれも町内の男性。
22日に新人1人が出馬表明し立候補予定者は16人。定数1超で選挙戦が確実となった。
立候補予定者は、現職は春日巌氏(67)=共産党・木下、上嶋貞一氏(67)=無所属・三日町、唐沢荘介氏(65)=無所属・上古田、寺平秀行氏(32)=無所属・松島、平出政敏氏(64)=無所属・北小河内、藤田英文氏(64)=無所属・大出、松崎久司氏(68)=無所属・福与、丸山善弘氏(67)=公明党・松島、三沢興宣氏(51)=無所属・松島、向山章氏(63)=無所属・松島=(50音順)。
新人は大槻久人氏(63)=無所属・沢、荻原かほり氏(65)=無所属・木下、小島常男氏(63)=無所属・木下、下原甲子人氏(66)=無所属・松島、武村俊身氏(65)=無所属・長岡、松本つぢ氏(56)=共産党・沢上=(50音順)。
現職の浦野政男氏、岡文子氏、桑沢幸好氏、柴財埜氏、関善一氏、日野和司氏、三井清史氏は不出馬の意向。 -
練炭で心中図り実父を殺人未遂
伊那署は21日午前0時18分、殺人未遂の疑いで、箕輪町木下の無職矢野勝容疑者(49)を逮捕した。20日午前6時ごろ、矢野容疑者からの119番通報で消防署員が掛け付けたところ、家の2階に実母のあさ子さん(79)、1階に実父(86)が倒れているのを発見。実母は既に死亡、実父は病院へ運ばれ重体だという。同署は、犯行の動機や母親の死因などを捜査している。
調べによると、容疑者は実母と共謀して実父を殺害し、自らも自殺しようとしたがその目的を遂げなかった疑い。19日朝ごろ、自宅で実父に睡眠薬を飲ませ、眠らせてから室内で練炭を燃やし、一酸化炭素中毒死させようとしたという。
練炭は、1階と2階のそれぞれにあり、容疑者は「3人で死のうと思った」などと供述。地域住民によると、容疑者は実父らと同居していて、自宅で溶接業を営んでいたが現在は3人とも無職だったという。
殺人未遂事件のあった現場住宅 -
箕輪町観光協会
2007新バージョンの名刺台紙作成箕輪町観光協会が販売している町の名所の写真を印刷した名刺台紙に2007新デザイン、春夏秋冬の4バージョンが登場した。
デザインは「中曽根の権現桜」「みのわ手筒会による手筒花火」「赤そば(高嶺ルビー)の里」「萱野高原からの夜景」。フォトコンテストの入賞作品などを活用した。
既存の「もみじ湖」「萱野高原」の2種類と合わせ計6種類で選択の幅が広がり、季節ごとの利用もできる。
これまでは100枚単位の販売だったが、新デザインは50枚単位にし、1年任期の役員ら多くは必要ない人にも購入しやすくした。4種類組み合わせの注文もできる。「少ない単位でご利用いただけるので、ぜひご活用ください」としている。
名刺台紙価格は50枚で会員250円、一般500円。既存は100枚で会員500円、一般千円。役場産業振興課商工観光係窓口で販売している。問い合わせは商工観光係(TEL79・3111内線157)へ。 -
みのわ健康アカデミー第2期生卒業式
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の第2期生卒業式が20日、町文化センターであった。1年間の健康学習やトレーニングに励んだ受講生55人が卒業証書を受けた。
学長の平沢豊満町長は、「自分の健康度を上げるため頑張っていただき、大変有意義な1年だったのでは。町の健康づくりのリーダーとしてご活躍いただきたい」とあいさつ。各曜日の代表者に卒業証書と活動記録を授与した。皆勤の9人には記念品を手渡した。
卒業生代表の東城興一さんは、「内容の濃い充実した勉強と実践ができたことは本当にありがたい。これからの生き方を指摘いただき感謝にたえない」とあいさつした。
受講生は45歳から75歳。1年間の成果は、1日の生活歩数の平均が1万62歩で1期生の9304歩を上回った。腹囲・体重の変化は平均で腹囲5・7センチ、体重1・6キロ減少。最も変化の大きかった人は腹囲20センチ、体重12キロ減少した。「GO/NO-GO」課題実験による大脳の活動状況は、反応時間が短くなりさらに間違いの回数も減少した。精神面では「自信がついた」「毎日が明るくなったような気がして楽しい」などの意見があった。
アカデミーの副学長でもある信州大学教育学部の寺沢宏次助教授は、「皆さん優等生で効果が出ている。健康が幸せに近づく最短距離。この状態を維持することが幸せにつながる」と講評した。 -
【記者室】食品加工体験の魅力
みはらしファームの企画「みんなで大豆を作ろうよ」のみそ造りに4年連続で参加した家族が、みその美味しさ、食の安全、実体験できる楽しさを魅力に挙げた。自分達で育てた大豆を使い、みそを作る。材料も分かっている。確かに安心▼箕輪町が進める都市農村交流の構想作りに向けたワークショップで、みそやジャムなどの加工体験の話があった。現在もリンゴオーナーや農作物の収穫体験などは行われているが、さらに加工体験が加われば楽しみが増え、手作りの良さも味わえる▼構想に盛り込む場合は、加工施設や受け入れ体制など当然課題はあるが、食の安全に対して人々の関心が高い時代に、安全を売り物にした加工体験は誘客手段の一つになるように思う。(村上裕子)
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陶芸に熱中
箕輪町北小河内
小松宸子さん陶芸を始めて10年。「1年増すごとに少しでもうまくなれば楽しい。自分が楽しんでるのよ」
98年、箕輪町公民館の陶芸講座に参加した。65歳の誕生日を前にして、「これから年をとって、年金をもらってぼーっと暮らすのもばかみたい。何かしたい」と考えたからだ。
旅先で陶器などを買うのは好きだったが、自分で作ることまでは考えていなかった。道具の名前も、粘土をしっかり練って「土を殺す」ことも、タタラ作りが何かも知らない。一からのスタートだった。
粘土を伸ばそうとしてもひびが入る、四角く伸びない、焼いた作品が割れてしまうなど最初は失敗が続いた。
「何も知らなくて始めたことが、かえってよかったと思う。自分が失敗作を作って分かってくる。この次はいい風にしよう、もっといい物にしようと一つひとつ苦労しながら考えているうちに、幾らか出来るようになってきた」
5年間通った講座を卒業し、作品を焼く場所が無くなったため、03年に家業の倉庫に窯を作った。窯名は自身の名前から漢字をとって「松宸窯(しょうしんろ)」という。
「作陶は考えているときが楽しい。作り出すと必死になってるからそれどころじゃない。初めのころは柄をつけようとしたりするけど、それは愚作。変えるなら色や雰囲気で変えていく。そう考えてはいるけど、思うようにいかない。だから面白いのよ。思うようになったらつまらないね」
今、テーマにしているのは「青の流れ」という青色を基準にした作品。「同じ青でも違う。色を縦にしたり、横にしても違うし差が出る。釉薬の調合がちょっと違うだけですごく変わってしまう。考えちゃいますよ。でも青の世界でどんどん作ろうと考えてる」という。
青の世界にのめり込んだきっかけは、「白い粘土を使ったら」とのアドバイスを受けて作品づくりをし、「真っ白な作品は映えない」と少しだけ青色を入れたことだった。
04年の第57回県展で、青の世界の作品「流れ」が初出品で初入選し、2度目の挑戦だった06年の第59回県展も「行雲流水」が入選した。今年も青で県展に出品するという。
99年から毎年、アルプス中央信用金庫伊北支店で作品展示もしている。
「作品を貸してと来てくれる。飾らせて下さる場所があるから、去年より一つでも二つでも気の利いたものを作ろうと思うでしょ」と、作品づくりに打ち込んでいる。
アトリエの名前は「作陶・粘土工房(ねばりっちこうぼう)」。家業を閉めたので、今度は倉庫にアトリエの看板を掲げる予定だ。 -
箕輪町議会3月定例会閉会
副町長2人制を賛成多数で可決箕輪町議会3月定例会は最終日の19日、副町長の定数に関する議案で、町提出の定数2人の議案を賛成多数で可決、議員提案の定数1人の議案を賛成少数で否決した。追加議案6件を含む議案38件を原案通り可決し閉会した。
副町長定数の議案は、議員提案を討論・採決し賛成少数で否決。続いて町提案の討論で賛成は「2人制は予算編成や施政方針で骨子になっている。行革を進め、より一層町の基盤を安定させることが重要」、反対は「副町長は1人で十分」「企業誘致は職員で出来る。1千万円を超えるお金を副町長に支払うのは町民感情に反する」など各3人ずつの討論があった。採決で賛成多数で可決した。
議員報酬引き上げに関する条例の一部改正議案は、「格差社会が広がり苦しんでいる状況がある。提案理由は分かるが、理事者もカットしている中で、ここで上げるのはどうかと思う」と反対討論があったが、賛成多数で可決。07年度一般会計予算案は、「議員報酬引き上げが入っているので反対する」との討論があったが、賛成多数で可決した。
追加議案は南原工業団地拡張用地の取得、議員発議で、議員が疾病などの理由で一定の間議員活動を休止しているときの報酬の減額割合などを定める条例改正、議会委員会条例の一部改正など。
請願1件、陳情2件は採択し、意見書を提出する。 -
みのわ花桃街道看板設置
箕輪町と西部地区の住民有志の会「西部花街道をつくる会」は17日、会が花桃を植樹し育てている県道与地辰野線に「みのわ花桃街道」の木製看板を設置した。長田から富田までの区間の4カ所で、県道を通る人に花桃街道を案内する。
町の事業で、県のコモンズ支援金を受けた。県道沿いの展望台のあずま屋整備、看板設置などの総事業費510万円のうち県の支援金は232万円。
看板は会員にデザインを募って役員会で決定し、町が製作した。材質はヒノキ。大きさは縦80センチ、横30センチ、厚さ3センチ。「みのわ花桃街道」の文字と花を上下にあしらったデザイン。3本の丸木に取り付け、看板の下に設置場所の地区名看板も付けた。完成した看板は全体で地上2メートルある。設置場所は、ながた荘入り口、深沢橋近く、伊那梅苑の西側、伊那市との境の4カ所。
会が協力して看板を設置した。併せて街道沿いの花桃への施肥、展望台への植樹作業もした。 -
箕輪中卒業生に庄内地区から花束の贈り物
箕輪町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市の庄内地区から15日、箕輪中学校3年生に卒業を祝う春の香りいっぱいの花束が贈られた。
毎年恒例の花束贈呈。庄内公民館長、庄内地区箕輪町交流協会役員ら4人が、色とりどりのガーベラと甘い香りのフリージアの花束を持って町役場を訪れた。
卒業式は16日。3年生243人を代表し学年協議会役員3人が花束を受け取った。福田祐君(15)が「素晴らしい花束を頂き感激している。卒業生一同感謝申し上げる。庄内との交流を深め互いに向上していければと思う。皆さんの思いを胸に一歩一歩着実に進み、この花のようにきれいな花を咲かせたい」と礼を述べた。
協会福委員長の野中肇さんは、「地域の皆が卒業とこれからの門出を祝って準備し、お持ちした。受け取ってほしい」とあいさつ。「卒業の祝いの印としてはささやかだが、庄内地区の皆の気持ちをお受け取りください。これからのさらなる躍進に期待します」との山本博史会長のメッセージも披露した。
平沢豊満町長は「太平洋と浜名湖の空気、庄内の皆さんのまごころが込もった花束。気持ちを十二分に解して心に刻み込んでほしい。毎年、花を贈っていただくことに敬意と感謝を申し上げる。庄内と町の絆が深く通い合う交流をお願いしたい」とあいさつした。
3年生は卒業式で、庄内からの花束を手に退場するという。
庄内地区からは19日にも、町内5小学校卒業生247人、保育園卒園児261人のために花束が贈られる。 -
箕輪町議会総務文教常任委員会審査
副町長2人制を賛成多数で可決箕輪町議会3月定例会に提出している副町長の定数に関する2議案について、総務文教常任委員会は15日の委員会審査で、町が提出した定数2人の議案を賛成多数で可決し、議員提案の定数1人の議案は賛成少数で否決した。19日の本会議最終日に経過を含め委員長が報告する。
総務文教常任委員会は5人。14、15日の2日間で町長への質問、委員の討論を経て採決し、2人制は賛成3人、反対1人だった。
賛成討論は「(町長含め)3人で強力に進めたい考えに賛同する」などとした上で、「副町長への責任移譲や事務分担などを早期に明確化し説明責任を果たすべき」とした。反対討論は「2人が必要な理由が見えない。住民感情は(2人は)無駄というのが多い。行財政改革するには町長の身辺からしないと職員もついてこない」と述べた。 -
箕輪町障がい者計画及び福祉計画策定委員会が障がい保健福祉プラン意見を具申
箕輪町障がい者計画及び福祉計画策定委員会(大槻正春委員長)は14日、昨年9月より検討を重ねてきた箕輪町障がい保健福祉プラン意見を具申した=写真。
地域福祉計画の基本理念に基づき、6回にわたる協議を重ねてきた策提案は▽生活と介護の基盤整備▽療育の充実▽地域生活に向けた移行支援、就労支援竏窒ノ重点を置き、障がいのあるなしに関わらず支え合いの中で自立と社会参加の図れる社会基盤整備、幼少期からの療育、社会に対する理解・啓発、障がいの種別を超えたサービスの均衡を図ることなどを具体的な数値目標を盛り込む中で示している。
検討過程の中では公開討論会も設けて一般からも広く声を募り、その意見も今回案に反映した。
具申を受けた桑沢助役は「町も練っていただいた案を実施できるよう最大限努力していきたい」と語った。
案は町議会全員協議会に示した後、策定する。 -
まちじゅうみんなで箕輪の教育研究協議会
部会シンポジウム開催箕輪町の核となる教育理念や地域で子育てする方向性を探るため設置した「まちじゅうみんなで箕輪の教育研究協議会」の部会シンポジウムは、11日から3日間にわたって町文化センターで開いた。3部会の研究成果は25日に開く教育シンポジウムで発表報告する。
11日は子育て支援部会、12日は子どものスポーツ環境部会、13日は学校との交流(安全確保と外部講師)部会がそれぞれ開いた。
子どものスポーツ環境部会は、地域のスポーツクラブの指導者らが集い、活動状況などを報告し合い、指導者の状況と児童のスポーツ状況のアンケート結果を報告した。指導者が重要視していることは礼儀作法、仲間づくりなどで、困っていることに子どもが集まらないなどクラブ運営の問題や指導者不足などがあった。
学校との交流部会は外部講師や安全見守り隊の関係者らが集まり、活動状況や課題を話し合った。地域住民が講師となって学習に参加していること、見守り隊が児童と一緒に歩くことで通学路の危険カ所が分かり、要望したことで改善された場所もあることなど発表があった。
「子どもを大切に思っているメッセージを子どもに伝えることが大切」「保護者も一度、子どもと通学路を一緒に歩くことをしてもらったほうがいい」などの意見もあり、家庭がしっかりすることの重要性、子どもの安全確保のため通学路の整備なども課題に挙がった。