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行平なべ・おかゆポット贈呈
JA上伊那と上伊那農政対策委員会は、米の消費拡大を願い恒例の「上伊那食卓“愛の運動”」で、上伊那8市町村に行平なべとおかゆポット、お米券を贈る。1日は箕輪町と辰野町に贈呈し、8日までに残り6市町村に配る。
昨年はおかゆポットを贈ったが、一昨年まで贈呈していた行平なべの要望もあったため、本年度は各市町村の希望に沿って2種類を贈る。本年度の贈呈総数は行平なべ115個、おかゆポット1059個、お米券1865枚。
箕輪町には、市川隆男代表理事、荻原省三副代表理事、JA職員の計4人が訪れ、平沢豊満町長に行平なべなどを手渡した。平沢町長は「離乳食におかゆを炊く人が増え、重宝している人も多い。有効に使わせていただく」と感謝した。
町は、離乳食が生後5カ月ころから始まるため4カ月健診の会場で第1子に行平なべ、またはおかゆポットのどちらか、希望者にお米券を配る。 -
箕輪西小3年総合的な学習で花作り
箕輪町の箕輪西小学校3年生(17人、上野平和教諭)は本年度、総合的な学習で花作りに取り組んでいる。このほど、児童玄関前の花壇やプランターに花苗を植える作業に精を出した。
花苗はガザニア、サルビア、バーベナの3種類。3年生の保護者が寄贈した。
事前に黒土、牛ふん、腐葉土を混ぜて準備していた土をプランター10個に入れ、バーベナを8株ずつ色合いを見ながら並べて植えた。ガザニアは、6年生がマリーゴールドを育てる予定の花壇の縁に植えた。
各学年の教室も花で彩ろうと、すでにガザニアを鉢に植えて3鉢ずつ教室に配っている。
児童は、1年生のときから花がら摘みや肥料運びなど児童会活動の花栽培を手伝ってきたため、花作りに関心があるという。今後は、水やりなどの管理のほか、学校裏の3メートル四方の畑で切り花も育てたいと計画している。 -
箕輪町消費者の会
不用傘でマイバッグ作り
6月4日に回収箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)は本年度、使わなくなった傘を再利用して買い物用のマイバッグ作りをする。6月4日の同会主催フリーマーケット会場で傘の回収をするため、協力を呼びかけている。
不用品のリサイクルとレジ袋の削減が目的。燃やせないごみとして処分していた家庭で不用になった傘(ビニール傘を除く)を回収し、マイバッグに作り直す。傘をリサイクルしたマイバッグは防水性があり、丈夫などの利点があるという。
計画では9月に会の学習会でバッグを作成し、11月にマイバッグを販売(譲渡)する。
不用の傘がある人は町文化センター南側駐車場のフリーマーケット会場へ持参する。午前9時縲恊ウ午。雨天の場合は町産業会館。 -
箕輪町浄化槽維持管理組合総会
箕輪町浄化槽維持管理組合はこのほど、06年度定期総会を社会福祉総合センターで開き、規約改正、事業計画案などを承認した。役員改選で組合長に徳武定喜さん=大出=を選出した。
05年度末に上伊那浄化槽維持管理組合連合会が解散したことに伴う規約改正は、郡連合会の文字を削除し、「社団法人長野県浄化槽協会」に改正した。
06年度事業計画は、6縲・月の町内浄化槽一斉点検、法定点検実施の推進、広報啓発活動、研修視察、新規設置者対象の浄化槽講習会、県浄化槽協会事業への参加など。郡連合会解散による町事業内容の検討もする。予算総額は118万7千円。支出には新たに啓発のためのパンフレット購入費も盛り込んだ。
06、07年度役員は次の皆さん。
▽組合長=徳武定喜▽副組合長=高井文夫、吉沢満智子▽会計=松沢幸利▽幹事=新村清孝、向山利昭、住田昭、田中武教、有賀博行、若林博、柴直人、小池守、野本利江、新井・ス、横田正明▽監事=小林昌一、唐沢美喜男 -
箕輪町
山本恵子さん父親の死から10年。「不妄語戒 父 山田海淳の歩んだ道」を自費出版した。「父のために何か残したい。父が懸命に生きたことを伝えたい」との強い思いを抱き筆を執った。
山田海淳さんは1909(明治42)年、松本市生まれ。代用教員として教べんを取るが、円乗寺住職の坂本上人との出会いから僧侶になる。円乗寺で弟子として約10年、その後1939(昭和14)年に独立し日蓮宗教会所の住職に。47年に寺に昇格し現在の塩尻市宗賀忍尚山大乗寺となり、住職として50余年、寺の発展に尽くした人だったという。
3人姉妹の長女。父親が96年に86歳で亡くなるまでの3年近くを一緒に暮らし、最期を看とった。
亡くなる4日前まで毎日書いていたという父親の日記や記録。熱が何度あった-など病状までも刻銘に記され、「亡くなった当時は手にすることができなかった」。2003年に母親が他界するまで日記は開けられなかったという。
「母は人が訪ねてきたときに父の思い出を語っていたけど、母も亡くなり語る人がいなくなってしまった。日記や記録もこのままだと眠ったままになる。寺を出て箕輪に来たので、私しか書く人はいない、どうしても書いておかないといけないと思ったんです」
日記や記録を読みながら、記憶をたどりながらの執筆。初の経験だった。自身の葬式の段取りまですべて整えて最期を迎えた父の死、説話、寺の歴史、寺の生活、後継者問題、母のことなど10章にわたって書き綴った。
原稿は夫の勝さんがワープロで清書。妹2人にも原稿を見てもらい、修正を加えるなどして書き上げ、父親の座右の銘「不妄語戒(うそ、いつわりを言わない)」を本の題名にした。
「自分の絵手紙を入れてほんわかとしたものにしたかった」。絵手紙歴は14年。挿絵として使うのに絵手紙の文字が邪魔なのでは-という周囲の意見で悩んだが、「絵手紙を抜いたら私の本ではなくなってしまう気がして…」。ここ1年半ほど日記のように書き続けた絵手紙の中から、選びに選んだ39点を掲載した。
看病をしながら身内がなくなる寸前のどうしようもないむなしさに襲われていたとき、絵手紙の友から「先のことはどうでもいい。今日一日だけ一生懸命やればいい」という内容の手紙をもらった。「辛くて辛くて消え入りそうだった。今日を精一杯やればいい。それだけを考えていた」。そんなときに出てきた言葉「今日一日だけ」をホウズキに書き添えた絵手紙も載せた。
「父は、ばかがいくつもつくくらい正直で、それを貫き通した人だった。何でもできて頼れる、子煩悩で温かい人。冗談も言っておもしろいことも話したけど、間違ったことは一つも言わず、まっすぐな人だった」
父親の歩んだ道を語り継ごうと書いた100冊の本は、親戚や親しい人、檀家に配った。「皆さんとても喜んでくれた。涙を流して読んだ、感激したと言ってくれただけでやったかいがありました」。本を読み、わざわざお参りに来てくれた人もいたという。
「執筆は父の本だけです」。人生で最初で最後の本。大切な宝物に触れるようにページをめくった。(村上裕子) -
箕輪町消防委員会
箕輪町消防委員会は26日、06年度第1回会議を箕輪消防署で開き、06年度消防施設整備計画や消防庁舎建設計画などを承認した。消防団員の処遇については小委員会を設置して検討することを決めた。
委員会は区長代表、消防団代表、知識経験者ら14人で構成。会長に荻原利一さん(木下)を選出した。任期は2年。
消防施設整備計画は、耐震性貯水槽40トン1基を木下に新設(事業費600万円)。八乙女の小型動力ポンプ付積載車1台更新(575万3千円)、消防器具や消火栓器具などの整備補助、消火栓新設3基(沢上、木下、福与大原)、消火栓移転取替工事など。
消防庁舎建設は消防室が計画を説明。国土交通省所管の「まちづくり交付金」を活用し、庁舎を解体し新たに消防署を整備して消防・救急体制の強化と自主防災組織の育成を図る。災害時の中枢機能として役場と消防署が一体となって災害に対処する。
建設場所は地域交流センター機能も含めて現消防署エリアに建設し、文化センターの使用効率向上も図る。
建物は1階に交流センター、2階に消防署。面積は約950平方メートル、建物費用は約3億4500万円。07年3月まで測量・設計、07年4月から08年3月まで建設予定。詳細は今後検討を進める。
現庁舎は74年建築で築後30年以上が経過し耐震基準を満たさなくなったことや、人口増加に伴う緊急車両の増車で手狭になっている。
課題となっていた消防団の処遇は、出動している団員と全く出動していない団員に対し同様に報酬が支払われていることについて、出動率に応じて支払う出動報奨金の新設を示し、消防委員会に報酬額や支払い方法の細部の検討、さらに分団交付金の算定基準見直しの検討を依頼。消防委員会長、区長代表、正副団長、各分団長の計10人で小委員会を組織して検討し、消防委員会に示すことを決めた。 -
農事組合法人みのわ設立発起人会
担い手対策と品目横断的経営安定対策に対応する農事組合法人「みのわ」の第1回設立発起人会が26日夜、箕輪町役場であった。12月4日の設立を目指し今後の検討事項や日程などを確認した。
発起人会は町内の5営農組合からそれぞれ推薦された50人で構成。代表に柴正人さん(木下)、副代表に日野国章さん(松島)を選出。副代表は3人で残り2人は農業委員会とJA上伊那理事から各1人を後日選出する。
今後、月1回の設立発起人会、8月と11月に集落懇談会などを開き、法人設立趣意書の作成、事業方針や事業計画の検討、出資金額の決定、収支計画書の検討、法人の名称決定などに取り組むことを確認した。
設立当初から組合員として加入を考える対象者は▽経営安定対策の対象者で交付を受けたい人▽品目横断的対策の対象者▽農地を管理委託したい人▽コンバインで「水稲・そば・大豆・麦」の収穫作業を委託する人▽ライスセンターを利用する人▽オペレーターとして活動したい人▽農地の利用調整を共々に行う認定農業者-。
農事組合法人「みのわ」の定款素案を示し名称、出資、役員、会計など今後検討が必要な項目を確認。役員会で協議した案を再度発起人会に示すことを決めた。 -
【記者室】火の用心
箕輪消防署は空気の乾燥している日、風の強い日に、町消防団と連名で防災無線で火災予防を呼びかける。細やかな取り組みがありがたいと感謝の言葉を寄せた町民がいる。防災無線、消防署や消防団の夜警など安全・安心のまちづくり、町民を守る取り組みがなされている▼「戸締り用心、火の用心」「火の用心、マッチ1本火事のもと」など、声をあげながら拍子木をカンカンと打ち鳴らす夜回り。昔から地域の中で皆で火災予防の意識を高めていたのだろう▼拍子木に代わり警鐘を鳴らして夜警する消防団。地域の安全を願った活動を「うるさい」と言う人がいると聞いた。見回りをして下さっていると安心感があり、うるさいとは感じないと思うのだが…悲しい。(村上記者)
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信州みのわ山野草クラブ第6回展示会28日まで
山野草愛好者でつくる信州みのわ山野草クラブ(23人、白鳥征男会長)の第6回山野草展示会が27日、箕輪町木下の木下公民館で始まった。寄せ植えなど約200点が並び、次々と訪れる山野草ファンが関心を寄せている。
毎月の定例会で寄せ植えを主体に勉強しているため、会員それぞれが趣向を凝らして植え込み育ててきた寄せ植え作品が多い。例年より展示会時期が2週間遅れのため花ものは少ないが、アツモリソウ、ウツギ、コマクサ、ウマノスズクサ、エビネ、テンナンショウ、箱根サンショウバラ、ヤブレガサ、斑入り植物などがある。
毎回約250点を展示してきたが、ゆとりをもたせた展示でじっくり鑑賞してほしいと今回は200点に絞った。石や流木に植えたり、棚に小さい鉢を並べたりと見せ方にも工夫を凝らしている。
クラブは今年から、地元木下区のカタクリ自生地保護に協力しているため、山野草への関心がより高まり、今回の展示は一層力が入っているという。白鳥会長は「寄せ植え技術の研さんを積み、会員それぞれが植物を選び寄せ合って表現しているのを見て楽しんでほしい」と話している。
展示は28日まで。先着40人に苗をプレゼント。ラッキーナンバーでのプレゼントもある。会員が持ち寄る余剰苗も販売する。午前9時縲恁゚後4時。 -
箕輪町交通安全推進協議会
箕輪町交通安全推進協議会(会長・平沢豊満町長)は24日夜、06年度会議を町役場で開き、事業計画案、予算案などを承認した。伊那警察署交通課長の講話も聞いた。
事業計画は、4月に春の全国交通安全運動街頭運動、人波作戦を実施。7月下旬は夏の交通安全やまびこ運動で人波作戦、9月下旬は秋の全国交通安全運動で街頭啓発と人波作戦、10縲・1月に研修会、12月中旬に年末の交通安全運動で街頭啓発・人波作戦・夜間パトロール、1月に交通安全祈願新年懇親会(町交通安全協会と共催)。予算総額は70万6千円。
05年度町内の交通事故発生状況は132件。04年度に比べ12件減少した。05年10月20日に死亡事故ゼロ500日を達成し、現在も死亡事故は発生していない。
平沢会長は、「死亡事故ゼロの記録が伸びている。事故のないよう最大限、取り組みをお願いしたい」とあいさつした。 -
箕輪町文化財保護審議会
箕輪町文化財保護審議会(蟹沢廣美会長)は25日、06年度第1回会議を町文化センターで開き、事業計画などを協議した。
06年度は、下古田地区の白山神社社叢を再調査する。96年に町の天然記念物に指定され、10年経過したことから、社叢の現状を再調査し今後の保護の指針にする。
調査は信州大学農学部(森林科学科・伊藤精晤教授)に委託し、町教育委員会が協力する。地図や踏査による指定範囲の確定、植生を調査しゾーンニングによる全体図作成、聞き取りや文献調査などによる神社と集落生活との関連性調査、境内の樹木の全数と特に保存すべき樹木の選定、相関植生調査を基に特に重要なエリアについて精密な植生を調べる標準地調査などをする。報告書の原稿作成までを信大に委託し、町が3月末に刊行予定。
調査予算は37万6200円)。
このほかの事業は、県や町指定史跡の草刈りなどの整備、町指定文化財パトロール、文化財保護強調週間の取り組みなど。県指定史跡「福与城跡」の横穴埋め戻し工事も予定する。
町議会3月議会の一般質問で町文化財指定保護について質問があった木下区有林(ブナ林)については、地元木下で「ブナを愛する会」(柴朋美会長)が4月下旬に組織され、町にブナ林調査の支援、協力願いが出ていることもあり今回、審議会で協議。地形的には水源涵(かん)養保安林になっていること、ブナ林の説明などがあり、まず審議会で現地視察をした後に検討することを決めた。 -
箕輪町公民館の生涯学習4講座の合同開講式
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」「ふきはら大学院
」「あざみ学級」「ふれあい学級」の合同開講式が23日、町文化センターであった。4講座を受講した計72人の新入生それぞれが、学習のスタートを切った。
開講式で柴登巳夫同公民館長は「学ぼうとする気持ちを持ち続けて努力してほしい。学習の中で多くの仲間との気持ちの通じ合いを深めて」と式辞を述べた。
受講生代表のふきはら大学院新入生、花沢千恵子さん(63)=松島春日町=は「これからの私たちは、特に意欲と緊張感が必要となるが、先輩、指導員の方々と楽しく勉強していけることを期待したい」とあいさつした。
開講式の前には、箕輪町芸術文化協会の藤田隆美会長が「ことば縲怺ト事の魅力に惹かれて縲怐vと題して記念講演をした。
4講座では文学、健康、音楽、歴史などの生涯学習のメニューを受講生が自ら決め、趣味の世界や友情の輪を広げていく。 -
箕輪町で住宅全焼
25日午後11時5分ころ、箕輪町木下泉沢の農業中林清治さん(79)宅から出火。木造平屋建て一部2階建てトタン葺き住宅約170平方メートルを全焼し、午前零時2分に鎮火した。出火当時、中林さんと妻の2人が家にいたが避難して無事だった。原因は捜査中。
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ほどよい運動で健康増進
箕輪町教育委員会主催の「健康貯筋体操教室」が24日、町民体育館で始まった。
生活習慣病予防に効果的な運動を通して健康増進を図るとともに、参加者の親ぼくを深めて、仲間づくりをする。毎年恒例の教室で、続けて受講する人も多い。
講師は、健康運動指導士の宮沢繁美さん=松川町。8月末までの全12回あり、ウォーキングや自分の体重を使った軽い筋力トレーニング、セルフマッサージ、ストレッチなどに取り組む。
初回は約20人が参加。宮沢さんは健康貯筋について「運動をすることで健康を貯めていくイメージ」と説明し、「運動を続ける楽しみも感じてもらいたい」と呼びかけた。
参加者たちは正しいウォーキングから挑戦。▽顔を起こす▽遠くを見る▽背筋を伸ばす▽つま先を前に向ける竏窒ネどと指導を受け、姿勢や足の運びに注意して管内を歩き、心地よい汗を流した。
教室は随時参加を受け付けている。希望者は生涯学習課(TEL70・6602)へ。 -
箕輪町食生活改善推進協議会総会
箕輪町食生活改善推進協議会は24日、06年度総会を町保健センターで開き、事業計画、予算案などを承認した。
事業計画は県食生活改善推進大会、研修視察、食と健康を考えるつどいパート21。地域での日常活動は伝達講習会、ファミリークッキング、ヘルスサポーター21、ボランティア(ふれあい広場、離乳食教室など)、保健センター栄養指導室の清掃。予算総額は8万4423円。
原美代子会長は、「家族をはじめ自分、すべての人、物に感謝し、明るく楽しく元気に活動しよう」とあいさつした。 -
箕輪町図書館の「紙しばい読み方講座」始まる
箕輪町図書館(平井克則館長)の事業「紙しばい読み方講座」がこのほど、同図書館であり、伊那朗読の会会長の小林豊子さんの指導で、町内に住む読み聞かせに興味のある10人が学習を始めた。講座は全2回で、28日にもある。
小学校などで読み聞かせボランティア活動などをする人たちに、学習の場を提供する目的で昨年から始まった講座。絵本と紙芝居を読む時の違いを学んだり、互いに読み、聞き合いながら学習していく。
初日は実際に紙芝居を受講生らが読んで、小林さんが批評したりした。題材はヒヨコと母親鳥との関係を描いた作品で、それぞれが声の強弱や速さ、間の取り方などを工夫し、思い思いに音読した。
小林さんは「どういう意図で書かれているかを理解し、それに相応しい読み方で」と助言した。
6月18日からは朗読講座が、小林豊子さんの指導で始まる。8月20日までの全3回の講座。申し込み期間は6月2日まで。問い合わせは箕輪町図書館(TEL79・6950)へ。 -
箕輪町文化センター付属劇団「歩」 公演に向け練習
箕輪町文化センター付属の劇団「歩」は23日夜、6月の第3回定期公演に向け、舞台けいこを始めた。今までの中で上演時間が最も長い2時間の作品に挑戦。それぞれ学業や仕事に従事する団員らは、公演前日までの連夜に及ぶけいこに熱中している。
02年の結成以来、上演してきた作品は03年「夕鶴」、05年「銀河鉄道と夜」で、それぞれが1時間ほどの劇。今回は長めにやりたいと、15本ほどの作品を読み合わせた中、「おもしろ」と団員らの意見が一致した喜劇「パレード旅団」(鴻上尚史作)を披露する。
作品は、いじめにさらされている少年らと、崩壊にさらされている家庭の2つの世界が、交差していくあらすじ。演出家の飯島岱さん(62)=箕輪町上古田=は「一人2役を演じる役者らが、同時進行するこのドタバタ劇をどのように演じきるかをご覧ください」と魅力を語る。
団員数は結成から参加している高校生や社会人のほか、新入団員など上伊那の12人。
旗上げ当初から出演している高校1年の堀口沙耶さん(16)=箕輪町=、高校3年の浦野美樹さん(18)=同町=はいずれもテスト、受験勉強の合間をみての練習。堀口さんは「中学1年生からやってきた成長した演技を見せたい」と意気込んでいる。
伊那西高校で演劇部に所属していた倉田恵理さん(18)=辰野町=は、卒業後の今年、憧れの「歩」に入団。「初作品になる公演を思い出になるよう頑張りたい」と練習に一番乗りし、けいこに励んでいる。
第3回定期公演は6月3、4日の2日間、箕輪町文化センターである。入場料は大人千円、高校生以下500円。開演は3日が午後7時(開場6時30分)、4日が午後4時(開場3時30分)。問い合わせは、同文化センター(TEL70・6601)へ。 -
箕輪町女性団体連絡協議会総会
箕輪町女性団体連絡協議会(釜屋美春会長)の総会が22日夜、松島コミュニティーセンターであり、06年度事業計画や予算などの5議案を原案通り可決、承認した。
佐々木清子前会長が「私たち女性が学び、進歩向上を目指し、取り組んでいかねばならないことを信じている」とあいさつ。釜屋会長は「これからの社会が抱える問題に対し、女団連のネットワークを活用し、取り組んでいきたい」と呼びかけた。
本年は町長から町政に対する考えを聞くための模擬議会(8月24日)を、約15年振りに実施することを決議。そのほかの事業計画は「男女共同参画フェスティバル」(6月25日)、「人権・男女共同参画のつどい」(11月26日)竏窒ネどとした。 -
買い物にマイバック持参しよう
箕輪町消費者の会(唐沢順子会長、52人)は20日、町内の大型店など3店舗でマイバックキャンペーンを実施し、買い物客に対してマイバック持参の必要性を訴えた。
キャンペーンは5年以上続けていて、年2、3回、町内の大型店の協力を得て店頭で、買い物時のマイバック持参を呼びかけている。
この日は会員をはじめ、町女性団体連絡協議会のメンバーも協力し、合わせて10人が参加。例年通りジャスコと西友に加え、今回初めてJA上伊那箕輪町支所でも取り組んだ。
会員らは店頭に、「進めよう!ごみ減量 お買い物には買い物袋マイバッグを持参しましょう」と印刷されたのぼり旗を立て、ごみの減量、地球温暖化防止、資源保護といったマイバック持参の効果を記したチラシを配布して啓発。ジャスコと西友では用意した手持ち型やリュックサック型など、数種類のバックも販売した。
毎年販売しているバックは昨年度、過去最高の100個以上を売り上げたが「なかなか買い物袋を持参してくれる人は少なく、まだまだ関心は薄い」と唐沢会長。「活動が実るように、今後も活発的にPRしていきたい」と話していた。 -
箕輪西小6年生22人を「セーフティーリーダー」に委嘱
伊那署は22日、健全育成活動を推進して子どもの規範、防犯意識の向上を図る施策「わが家のセーフティーリーダー」に、箕輪西小学校の6年生22人を委嘱した。
証明書が入ったネックストラップなどを一人ひとりが受け取ると、児童代表の林結花児童会長が「箕輪西小の最高学年として、登下校や学校活動では、1年生から5年生の友達をまとめ、楽しい学校生活づくりになるよう取り組む」と誓った。
小嶋惣逸署長は「世の中には自分たちの都合だけで悪いことをする人がいる。地域の人たちが皆さんの安全のために頑張っているが、自分たちで考えて行動することも必要。一年間の活躍を期待しています」と話した。
地域の非行、防犯活動などへの参加を促すため、01年度から毎年ごと、管内の小学校を指名している。これまでの学校は、通学路の危険箇所の確認、「こどもを守る安心の家」への訪問、家族や下級生に対する防犯などの啓発活動竏窒ネどをしている。
伊那署管内で本年あった声かけ事案は、4月17までに伊那市内で6件。前年は伊那市16、箕輪町7、南箕輪村3、高遠町1の合計27件で、特に下校時の午後3時から5時の間、全体の約6割が発生している。
箕輪西小のほか、6月中旬に伊那市の手良小学校も委嘱する。 -
箕輪で県硬式空手道選手権大会
第22回県硬式空手道選手権大会が21日、箕輪町民体育館であった。防具を着けて戦う「組手の部」などに、県内から園児から一般までの約150人が参加し、熱戦を繰り広げた。県硬式空手道連盟の主催。
試合は型、組手、団体の3部門。それぞれ幼年、小学生、中学生などのクラス、男女ごとに分かれて戦った。型の部に出場した小学生らは「やあー」などと気合の入った掛け声を発して、自分の得意な型を披露した。
結果は次の通り(カッコ内は支部名、上伊那関係者分)。
【型の部】▼小学1年男子 (3)鈴木太智(箕輪)▼小学2年男子 敢闘賞=芦澤浩志(箕輪)▼小学5年男子 敢闘賞=清水涼太(箕輪)▼小学6年男子 (2)上島翔真(箕輪)(3)埋橋直也(南箕輪)▼中学2・3年男子 (3)山岸亮(南箕輪)
【組手の部】▼小学2年男子 (2)芦澤浩志(箕輪)(3)加藤雄飛(南箕輪)▼小学5年男子 (3)伊東望(南箕輪)▼小学6年男子 (3)宮原彰太▼中学1年男子 (3)久保田航(南箕輪)▼中学2・3年男子 (2)久保田祐樹(南箕輪)(3)小口真人(南箕輪)▼小学校高学年女子 (1)原裕紀(南箕輪)
【団体の部】▼小学生低学年 (3)箕輪・大森聡太、鈴木太智、芦澤浩志 -
箕輪町の保育園で「英語あそび」始まる
箕輪町の本年度新事業「保育園英語遊び」が22日、町内の長岡、おごち保育園の両園で始まった。英国ロンドン出身の英語講師のファーガス・ケリーさん(32)=伊那市=が各園で、体を動かしながら英単語を学ぶ、楽しい授業を繰り広げた。
同新年度事業は、ネイティブスピーカーを招き、英語や異文化にふれ、国際感覚豊かな子どもを育てる目的。町内の9保育園の年長12クラスが、年間平均20回、月2回のペースでケリーさんから英語を学ぶ。
おごち保育園では、日常のあいさつや「座る」「飛び跳ねる」などの動作、動物の名前などの簡単な英語を学習。ケリーさんはユーモアある冗談や身振りを交え、園児たちと一緒に室内を掛け回るなどして、外国語に対する苦手意識を打ち払っていた。
子どもたちは「英語が難しかったけど楽しかった」「帰ったらお母さんに教えてあげる」などと授業を満喫した様子。ケリーさんが園から帰る時には玄関まで見送り、次回の英語あそびを待ち望んでいた。 -
【記者室】不審者に…
子どもの行事取材をしたときのこと。「写真、新聞に載るの?」と聞かれ掲載することを伝えると、「載せたらだめ」と言う。理由を聞くと「写真が載ったら不審者に狙われるんだよ」との言葉が返ってきた▼不審者対策で、地域の子どもは地域で守ろうと住民が見守り隊を組織し、下校時間に合わせて通学路に立って見守って下さっている。さらに、子ども自身が自分で自分の身を守る意識を持つことも大切▼しかしである。小学1、2年くらいの子だった。こんな小さな子まで不審者という言葉をごく当たり前に使い、顔を知られたら狙われると考えている。全国で痛ましい事件が起きており理解はできるが、こんな時代なのかと再認識させられショックだった。(村上記者)
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箕輪ダム湖の男性死体 岐阜県の会社員と判明
18日に箕輪ダム湖で発見された死体の身元が伊那署の調べで19日、身体的特徴などから岐阜県中津川市落合の会社員男性(39)と分かった。
司法解剖の結果、死因は窒息死と判明。遺体付近にはロープが確認されているなどの理由から、首をつって自殺した可能性が高いという。
家族は地元警察に捜索願いを提出していた。ダム湖近くの駐車場で本人の車が発見され、伊那署では行方を探していた。 -
信州ゆめフォーラム、若林氏に知事選出馬を要請
青年会議所OBなどでつくる信州ゆめフォーラムは17日、箕輪町商工会館で集会を開き、同フォーラムの幹事で公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=に知事選への出馬を要請する文書を渡した。
夏の知事選に向けて新しい候補擁立を目指してきた同団体は、各地で開いたミニフォーラムで信州ゆめフォーラム賛同者の過半数から、若林氏を候補として推すことへの同意を得たため、正式に要請を決めた。
若林氏は「要請をいただいたことはありがたいこと。職場の同僚など、お世話になった人に相談したい」とし、近日中に出馬の意向を明らかにするとした。
要請書を手渡した伊藤弥生代表幹事は「信州ゆめフォーラム設立以来、悩んだ時期もあったが今日こうしてお伝えできたのはうれしいこと。私たちは受けていただけると考えている」と若林氏出馬への期待を語った。
若林氏は、04年に日本青年会議所北陸信越地区長野ブロックの会長を務めている。 -
わらべうた指導
箕輪町
千葉芳子さん「わらべうたは、空よりも広く海よりも深いファンタジーの世界。音楽だけでなく、人をはぐくみ心の栄養になる」
自宅で音楽教室を開き、ピアノとソルフェージュを教える。ピアノ導入の前に歌うことが大切-と、年少からわらべうたを取り入れている。
わらべうたは、子ども自身が作り、何百年という伝承のなかで磨かれてきたもの。“声”という楽器があればどこでも歌える。方言や今では無くなった言葉も多くあるが、子どもはその言葉に興味を示し響きを楽しんで歌うという。
東邦音楽大学の教授が音楽の先生を対象に開いたわらべうたの講座に、恩師に誘われて参加。月2回東京に通い、100曲以上を専門的に学んだ。
受講後、年少児5、6人に音楽レッスンを始めた。「わらべうたはただ歌うだけでなく遊びがついているので、ものすごく自然に子どもの中に入っていく」。子どもたちは楽しみながら常に頭を使い、遊びのルールを守りつつ発展させる。協調性が生まれ、集中力が育ち、想像力が豊かになる。音楽も体の中に入る。何年もやるうちに、「これはすごいすてきな音楽教育だ」と思うようになった。
音階はミレドラソのみ。「日本人の血の中にある音だから自然に歌える。日本語がきれいだし日本の文化、伝承。0歳から大人まで魅力のあるものだと思う。何も知らないで習いに行ったけど、本当に勉強してよかった」
さわったり、手をにぎったり、体を使って遊ぶわらべうた。ピアノを教えるだけではできない子どもとの関係が生まれ、深い付き合いができるという。
司書の依頼を受け、南箕輪村図書館の「ちいさなおはなしむら」でも親子にわらべうたを教え、4年になる。
現代は静けさがなく、自然の音に耳を傾けることが少ない。そのため静かな環境を作ることを心がけ、子どもにだけ聞こえる自然な優しい小さな声で歌ってほしいと話す。
母と子が真正面で向かい合い、目と目を合わせてわらべうたを歌ってあげる。「0歳児がすごくいい反応をする。そしてそれを見るお母さんが柔らかい反応になる。大人も子どもの笑顔にいやされる」。母子の変化を見てきて「わらべうたのすごさを実感。初めは感動ばかりだった」。
最近は、司書やボランティア活動をしている人が、ちいさなおはなしむらを見学に来るようになった。今年4月からは箕輪町公民館と子どもセンターが始めた講座「わらべうた」でも指導している。
「わらべうたを始めて『音楽ってこんなに楽しいんだ』と思った。もちろん音楽が好きでピアノの先生になったんだけど、歌をうたうことがこんなに楽しいと思ったのは、わらべうたを始めてから。清潔に歌うことのすばらしさも実感した」
わらべうたの良さがお母さんたちの間でじわりじわりと広まっている。「どうしてこんなすばらしいものが廃れてしまったのだろうと思う。だから、良さが認識されてきていることがうれしい」。指導者が育つことも願いながら、たくさんの人に知ってもらいたい-と温かくやさしい声でわらべうたを歌う。(村上裕子) -
箕輪町経営研究会総会
箕輪町経営研究会(79人、唐沢滋雄会長)は16日夜、06年度総会を伊那プリンスホテルで開き、本年度事業計画などを承認した。任期満了に伴う役員改選では会長に信州光電社長の小林一雄さん(67)を選任した。
経営研究会は世界や日本の経済情勢、販売手法、製造のコスト削減などを勉強しようと町内の企業主が集まって1964年に発足し今年で42年。会員が勉強会や視察を重ね学びあっている。
本年度事業は、勉強会2回。第1回は「商法改正による企業活動への影響について」をテーマに6月に開く。第2回は7月。マレットゴルフ交流会、親ぼくゴルフコンペ、新春講演会・新年会も計画する。
新役員の任期は2年。小林会長は、「歴史深い意義ある会。前進できるようがんばっていく」と就任あいさつをした。新会員2人の入会も承認した。
新役員は次の皆さん。
▽会長=小林一雄(信州光電)▽副会長=竹内真治(バンブー)中村一成(中村製作所)▽会計=宮下昌久(キショウ工業)▽理事=漆戸豊徳(漆戸プラスチック工業)押野良二(二光光学)木下久(アズコーポレーション)沢島和彦(サワシン)武井昭彦(信濃ケミカル)向山淳(南信熱錬工業)山岸健彦(ふくじや)▽監事=重盛五十二(伊那コニー)唐沢滋雄(唐沢木工所) -
箕輪町入札等審査委員会
箕輪町入札等審査委員会は17日、第16回会議を役場で開き、町が05年度入札状況、06年度入札予定などを示した。
05年度の入札は、受注希望型72件、指名競争53件、計125件。区分別は受注希望型は土木36件、管20件、建築7件、測量・設計9件。指名競争は土木14件、管4件、舗装9件、その他工事11件、業務委託7件、その他8件。
落札率は受注希望型66・02%、指名競争97・31%、全体は74・53%だった。過去の落札率は02年度97・34%、03年度82・80%、04年度82・53%で、05年度は最も低い率となり、町は受注希望型競争入札導入の効果が出てきていると見ている。
06年度発注予定工事は42件。
委員会は今後、受注希望型競争入札の工事種類拡大を検討する。 -
子育て学級開講
箕輪町公民館の06年度子育て学級が18日、町文化センターで始まった。16組の親子が参加し今後の学級運営について話し合い、リトミックなどで楽しく体を動かした。
同じ年齢の子どもを持つ親が一緒になって子育てについて考え、学び、遊ぶ学級。3月まで15回程度ある。
開講式で柴登巳夫公民館長は、「2、3歳は子どもの一番大事なとき。時には子育てで壁にぶつかることもあると思うが、学級に来てお母さん同士話すことで解決できるかもしれない。お母さん同士の仲間の輪を広げ、楽しく、1年間来てよかったなと思える学級にしましょう」とあいさつした。
子どもたちは、「チューリップ」の歌の手遊び、「友だちがいっぱい」のお遊戯、リトミックで「春の飛行機」の歌に合わせて歩いたり、フープの中にジャンプしたり、折り紙で作った紙飛行機を飛ばしてお母さんと一緒に楽しく遊んだ。
学級は定員にまだ余裕がある。対象は03年4月2日から04年4月1日生まれの子どもとその保護者。参加希望者は町公民館(TEL79・2178)へ。 -
竹内工業がながた荘に花木寄贈
工業用金属の製造・販売などを行う竹内工業(本社・箕輪町、竹内公彦社長)は17日、箕輪町のみのわ温泉ながた荘に花木23本を寄贈した。
今年3月に私募債を発行した同社は、その記念と地域への感謝から今回の寄贈を計画。地域住民に親しまれるながた荘周辺で、四季を通じて花を楽しんでもらおう竏窒ニ、同施設に続く道沿いにイワヤマツツジ、ゴヨウツツジ、サルスベリなど7種類を移植した。花木の花の時期はそれぞれ異なり、3月縲・月、さまざまな花が楽しめるという。
平澤豊満町長は「会社の力が評価される債権を発行され、町の反映にも大いに貢献してくれて感謝している。いただいた花木とともに、今後も大きく美しく成長してほしい」と感謝を述べた。
竹内社長は「私募債を発行できたのは地域のおかげ。これを記念に、一層の社会貢献ができる企業づくりを進めたい」と語った。