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とっときスタンプラリー開催
牛肉と信州みそを使った料理「とっとき」を上伊那北部の名物にしようと活動している箕輪町の商店主らでつくる上伊那とっとき会は、提供している店舗を巡るスタンプラリーを企画しました。
提供しているのは現在箕輪町と南箕輪村に12店舗あり、ラリーでは、対象の店舗でとっとき料理を購入するとスタンプが1つもらえます。
5店舗のスタンプを集めると、みのわメープル会の加盟店で使える10,000円分の商品券が抽選で10人に当たります。
「とっとき」は牛肉と信州みそを使用していれば、その他の調理法は自由というもので、おやきやラーメン、ブリトー、ステーキなど、それぞれの店独自のメニューを提供しています。
用紙は各店舗で受け取ることができます。
スタンプラリーは3月31日までとなっています。
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北小河内中村常会でお念仏講
箕輪町北小河内の中村常会は、江戸時代から伝わる無病息災を願う伝統行事「お念仏講」を7日、行いました。
中村集会所には掛け軸がかけられ祭壇が設けられていました。
南無阿弥陀仏と念仏を唱えながら、10メートル程ある数珠を回していきます。
数珠には、1つだけ大きな珠があり、自分のところに回ってくると頭を下げていました。
例年は40人ほどが参加してにぎやかに行いますが、今年は新型コロナの影響で、地区の役員10人ほどが参加して時間も短縮して行いました。
お念仏講は、江戸時代後期の嘉永2年(1849年)に地域に疫病が流行り、それをおさめるために始まったとされています。
中村常会のお念仏講は、箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。
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箕輪町 若者のPCR検査一部補助
箕輪町は、新型コロナ対策として受験や引っ越しのためやむを得ず県外と往来しなければならない若者を対象に検査費の一部を補助します。
3日は、箕輪町議会臨時会が開かれ、歳入歳出に3000万円を追加し総額143億円とする一般会計補正予算案など3議案が提出され、原案の通り可決されました。
新型コロナ対策として町では受験や引っ越しなどのためやむを得ず県外と往来をしなければならない状況にある若者に対して検査費用の一部を補助します。
対象となるのは高校生や短大生、大学生などの学生、もしくは平成10年4月2日から平成17年4月1日生まれの人です。
対象となるのは、受験の場合が帰宅後10日以内に受けた検査、帰省の場合は帰省前一週間以内に受けた検査となります。
PCR検査は上限2万円、抗原定量検査は7500円で一人1回分のみ、事業費は200万円となっています。
他に、新型コロナ感染拡大の影響で生活状況が厳しい世帯に日用品などを支援する生活困窮世帯支援事業に130万円。
町内で営業を行う飲食業や宿泊業などと取引があり町内に本拠地を置く卸売業・酒店などの中小企業者を支援する取引事業者危機突破支援金事業に500万円などとなっています。
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箕輪町 デマンド型タクシー実証実験へ
箕輪町は、来年度、町内全域で決められたルートを予約運行する「デマンド型タクシー」の実証実験を行う予定です。
2日は役場で地域交通検討会議が開かれ、デマンド型タクシーの実証実験を行う事が確認されました。
箕輪町は、少子高齢化社会を見据え、新たな交通サービスについて医療や福祉、商工団体の関係者などと去年8月から検討を進めてきました。
2日の会議では、町から町内全域でデマンド型タクシーの実証実験を実施する事が提案され、了承されました。
デマンド型タクシーはタクシーが決められたルートを予約がはいると運行するもので、現在の路線バスとは違い時刻表はありません。
委員からは「インターネットを使った予約システムの検討」や「高齢者や障がい者が利用しやすい車両を使用する事が必要だ」などの意見が出されていました。
町では、停留所の場所や数、利用料金などをまとめ、来年度中に実証実験を行う予定です。
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箕輪町防災講演会 収録形式で
箕輪町セーフコミュニティ推進協議会は、令和元年の台風19号で被害を受けた長野市長沼地区の住民を招き防災講演会を16日に町内で開きました。
新型コロナ感染防止のため、観客は入れず映像収録の形で行われました。
講演会では令和元年の台風19号で千曲川の堤防が決壊し被害を受けた長野市長沼地区で、発災当時住民自治協議会の会長として対応にあたった柳見澤宏さんが話をしました。
柳見澤さんは、当時の状況や対応に当たった際の反省などについて話しました。
箕輪町セーフコミュニティ推進協議会は毎年この防災講演会を開いていて、新型コロナ感染防止のため観客は入れず収録のみ行いました。
映像は今後動画配信サイトYouTubeに掲載される他、DVDにして箕輪町内の地区役員などに配布される予定です。
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高校生に温かい朝食を
箕輪町の地域住民や上伊那医療生協、高校生などでつくる「木下に新しい居場所をつくろう実行委員会」は、高校生に温かい朝食を食べてもらおうと手作りおにぎりを無料配布する「朝こども食堂」を木ノ下駅前で行っています。
27日の午前7時40分ごろのJR飯田線の木ノ下駅です。
実行委員会のメンバーが、朝握ったおにぎりを持ち寄り、集まっていました。
おにぎりは全部で60個用意され、メッセージカードが添えられています。
電車が到着すると、メンバーらは、高校生に言葉をかけながらおにぎりを渡していました。
実行委員会は木下の空き店舗を利用し、地域住民や高校生が安心してすごせる「まちの駅ふじや」を去年9月にオープンしました。
ふじやでは月1回放課後こども食堂を行っていて、その中で家で朝食を食べない高校生が多いことを知り、おにぎりを配布する事にしました。
用意した60個は、15分ほどですべて配り終えました。
朝こども食堂は毎月第2・第4水曜日の午前7時45分から行われています。
会ではおにぎりを包むのりと、具材の寄付を呼び掛けています。
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無量寺で福ますの準備
箕輪町北小河内の無量寺で2月2日に行われる節分の行事で使う福ますの準備が26日行われました。
中川弘道住職は、新型コロナの厄災の退散を願い升に文字を書いていました。
26日は無量寺の中川住職がヒノキの升に「福」と「寿」の文字を書いていました。
無量寺では、昭和55年に地域住民の幸せを願い節分の行事を始めたということで、中川住職は当時から40年間福ますに文字を書いています。
節分は、立春を前に、鬼を払い1年の無事を祈願する行事です。
護摩祈祷で使う札には「厄災消除」の文字が書かれています。
今年は70個の福ますが用意され、3日間かけて文字を書いたということです。
無量寺では2月2日の午後3時から護摩祈祷会が行われます。
今年は豆まきはせず、午後4時から年男と年女が福ますに豆を入れて来場者に配るということです。
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ワクチン接種へ体制整備
箕輪町は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向けて専任職員を中心としたチームをつくり体制を整備する方針です。
これは25日箕輪町役場で開かれた記者懇談会で白鳥政徳町長が明らかにしたものです。
町では健康推進課内にワクチン接種に向けて専任職員1人をおき、この職員や保健師などでチームをつくることで体制を整備していく考えです。
町によりますとワクチン接種の対象となる16歳以上はおよそ2万1,000人で接種を希望するかどうかの調査を行う予定です。
町では専門のチームをつくることでスムーズなワクチン接種につなげていきたいとしています。
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箕輪町安協 交通安全を祈願
箕輪町交通安全協会の役員らは24日、木下の箕輪南宮神社を訪れ今年の無事故を祈願しました。
交通安全の祈願には、安協や警察の関係者など14人が参拝しました。
例年は町内の会場で祈願祭を行っていましたが、今年は新型コロナにより役員など人数を制限し参拝する事にしたという事です。
箕輪町安協の上島順一会長は「去年、一昨年と2年連続で死亡事故が発生している。今年は皆さんと協力して死亡事故“0”を目指したい」と話していました。
伊那警察署によりますと、去年、箕輪町内での交通事故発生件数は447件と100件以上減少しました。
しかし人身事故は47件、死亡事故は1件と前の年と同じかほぼ同数でした。
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箕輪でテイクアウト料理の販売
箕輪町内の飲食店有志らが集まってテイクアウト料理を販売するイベントが23日、松島の菓子庵金星で開かれました。
老若男女胃袋鷲掴み市と題したこのイベントは、町の西部地域の飲食店有志らが企画したもので、今回で5回目です。
新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少したり、テイクアウト料理が中心になった店舗が協力して、コロナ禍でも多くの人に料理を味わってもらおうと始まったものです。
今回のテーマは、「受験生応援」です。
パッケージに「合格」がデザインされたものや、ウインナーとWINNERをかけて、「受験に勝つ」ホットドッグなどが並びました。
店舗入り口には行列ができ、訪れた人は店主と会話しながら、買い物を楽しんでいました。
次回は2月13日(土)に箕輪町内で開かれる予定で、バレンタインをテーマに企画しているということです。
なお、イベント当日にペアルックで訪れた人には特典があるということです。 -
木下保育園安全祈願祭・起工式
来年4月の開園を目指し、箕輪町の木下北保育園と木下南保育園を統合し、新たに建設する木下保育園の安全祈願祭と起工式が21日、行われました。
この日は、町の関係者や建設業者など30人が出席し、工事の安全を祈願しました。
新しい木下保育園は、北城住宅団地の西側に建設されます。
敷地面積は1万1,000平方メートルで、園舎の延べ床面積は2,995平方メートルの鉄骨平屋建てです。
定員は195人です。
事業費は約13億円となっています。
新しい木下保育園には、地中熱を冷暖房に活用する設備が併設されていて、遊戯室など66か所に冷暖房パネルが設置されます。
また、屋根には太陽光パネルが設置されるほか、敷地内には85台分の駐車場が設けられることになっています。
現在の木下北保育園と木下南保育園は、施設の老朽化が進んでいることから両園を統合し、新築します。
新しい木下保育園は、来年4月の開園を予定しています。 -
箕輪町の新成人に記念パンフ贈る
箕輪町の新成人有志でつくる実行委員会は、新型コロナウイルスの影響で中止となった今年度の成人式の代わりに、実行委員のコメントなどが入った記念パンフレットを作り贈ります。
20日夜は、町文化センターで梱包作業が行われました。
こちらがパンフレットです。
パンフレットには、実行委員長の登内フランクさんから、
「久々に集うからこそできることができないことを思うと寂しいです。大変な状況ではありますが、電話やメール等を活用しコミュニケーションとりながら、みんなで乗り越えていきましょう。」というメッセージが添えられています。
また、町からの記念品として3,000円分のクオカードも贈られます。
実行委員会では、新型コロナウイルスへの感染のリスクがあるとして、今月3日に予定していた成人式の中止を決めました。
そんな中でも、新成人たちに節目の年として思い出にしてもらおうと、記念パンフレットを贈ることにしました。
配布の対象となるのは、新成人約300人で、22日から順次発送されることになっています。 -
大出上村で大文字倒し
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている大出上村の大文字倒しが20日の朝行われました。
午前5時30分頃、道祖神のある辻に建てられた柱付近に地区住民が集まりました。
縄で引っ張りながら柱を倒していきました。
大文字は今月10日から20日までの10日間建てられていました。
大出上村の大文字は、江戸時代後期の1816年に、疫病が流行ったことから無病息災や家内安全を願い始まったとされています。
柱には、松や竹、巾着などが飾り付けられています。
柱が倒されると、つけてあった松の枝や巾着などを外しました。
飾りものは、各家庭に配られます。
これを玄関先などに飾ると一年間の厄除けになるとされています。
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信州もみじ湖発電所が稼働前に見学会
箕輪町の箕輪ダムに建設されている信州もみじ湖発電所の現場見学会が18日開かれました。
現場見学会は発電所を建設している長野県企業局が開いたものです。
信州もみじ湖発電所は去年7月から建設がはじまりました。
発電量はおよそ111万キロワットアワーで310世帯の1年分の電気をまかなうことができます。
見学に訪れた人たちは、水車を間近で見たり、触れたりしていました。
長野県企業局はダムの放流水を有効活用し、再生可能エネルギーの供給拡大の一翼を担いたいとしています。
信州もみじ湖発電所は4月1日からの稼働を予定しています。
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漆戸常会大文字下ろし
箕輪町北小河内漆戸の辻で、地区の安泰を願って10日に建てられた大文字が17日、下ろされました。
午前8時に漆戸常会の住民およそ30人が集まり、4つ辻に建てられた大文字を下ろしました。
北小河内漆戸常会に伝わる小正月の伝統行事の大文字は、約260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。
柱を下ろすと、漆戸集会所まで運びます。
飾り付けられた花などを取り外していきます。
花飾りは、無病息災の厄除けとされていて、住民らは3本ずつ手に取って持ち帰り、玄関に飾ります。
漆戸常会では「今年1年、大きな災害がなく健やかに過ごせる年になってほしい」と話していました。
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上古田スケート場 オープン
箕輪町の天然リンク上古田スケート場が16日オープンしました。
訪れた人たちは早朝からスケートを楽しんでいました。
16日は、午前7時にオープンし、子どもたちが氷の感触を楽しんでいました。
転ばないよう氷の上をゆっくり歩いたり、椅子につかまりながら滑る姿もありました。
リンクは1周およそ150メートルで氷の厚さは10センチほどです。
昨シーズンは暖冬により一度も滑ることができませんでしたが去年の年末から冷え込みが続いたこともあり2年ぶりに全面結氷しました。
標高890mの上古田スケート場は、箕輪町教育委員会が地元などと協力し管理運営しています。
今シーズンは伊那市の伊那西スケート場が営業しないため、上伊那では唯一の天然リンクです。
上古田スケート場の一般開放は今月31日までの土日で、時間は午前7時から午前10時までです。
入場無料で、スケート靴の貸し出しも無料となっています。
平日は箕輪西小学校の児童たちが授業で利用するということです。
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箕輪進修生が映像掲示システムを寄贈
箕輪町の箕輪進修高校のクリエイト工学科3年生は、課題研究で製作した映像掲示システムを箕輪町郷土博物館に今日寄贈しました。
今日は、箕輪進修高校の3年生が箕輪町郷土博物館を訪れ、課題研究で製作した映像掲示システムを贈りました。
映像掲示システムは製図台に小型コンピュータとモニターを取り付けて作りました。
モニター横にはボタンが4つあり、ボタンを押すと町の史跡や天然記念物を紹介する動画などが流れます。
この動画も生徒たちが制作しました。
箕輪進修高校から郷土博物館への映像掲示システムの寄贈は去年に続き2回目です。
博物館では「ボタンがついているのでゲーム感覚で子供たちにも学んでもらえたら」と話していました。
映像掲示システムは、博物館の2階に設置されるということです。
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上古田スケート場 開場に向け準備
年末からの寒さもあり、箕輪町にある天然リンク「上古田スケート場」は2年ぶりに全面結氷しました。
13日は16日のオープンに向けコース作りが行われました。
スケート場の管理人や役場の職員など10人が、リンクに積もった雪をかきコースを作りました。
内側の初心者用のエリアと外側の中・上級者用コースに分けていきます。
上古田スケート場は標高およそ890メートルにある、天然のスケートリンクで一周はおよそ150メートルです。
昨シーズンは暖冬により一度も滑る事ができませんでしたが、去年の年末から冷え込みが続いた事もあり2年ぶりに全面結氷しました。
現在、氷の厚さはおよそ8センチだという事です。
上古田スケート場は16日にオープンの予定です。
一般開放は土曜日と日曜日で、時間は午前7時から午前10時までです。
入場料・貸しスケートとも無料です。
(問合せ 電話79-0152) -
箕輪町消防団出初式
箕輪町消防団の出初式が10日、行われ、防火・防災への意識を新たにしました。
新型コロナ感染拡大防止のため、規模を縮小して行われました。
各分団の正副分団長などおよそ20人が、出初式に先立ち木下の箕輪南宮神社で一年の無火災を祈願しました。
新型コロナ感染防止のため市中行進は行わず、役場まで車両でのパレードをしました。
町文化センターでは式典が行われました。
白鳥政徳町長は「みなさんの献身的な努力に感謝している。魅力とやりがいのある消防団作りに一緒に取り組んでいきたい」と式辞を述べました。
伯耆原信団長は「無火災という目標に向け一致団結し、地域に貢献する団となるよう期待する」
と訓示しました。
箕輪町では去年11件の火災が発生し、被害額は3,300万円となっています。
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箕輪町内で無病息災願う大文字
箕輪町北小河内の漆戸常会で五穀豊穣や無病息災を願う「大文字」建てが10日行われました。
大文字建ては朝8時から始まりました。
漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し水害が起きたことから始まったとされ、町の無形民俗文化財に指定されています。
長さおよそ10メートルの柱に色紙で作った花飾りを取り付けていきます。
毎年花飾りは住民が集まって作っていましたが、今年は新型コロナ感染防止のため材料を各戸に配布し制作したということです。
柱の先には太陽に見立てた赤い板が取り付けられました。
飾り付けが終わると一気に柱が建てられました。
大文字は17日に下ろされるということです。
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お筒粥の神事 世の中七分五厘
箕輪町木下の南宮神社で今年1年の農作物の出来や世相を占うお筒粥の神事が9日行われ、今年の世の中は七分五厘との結果がでました。
お筒粥は、1年の無事を祈願して行われる南宮神社の初祭りの占いの神事です。
午後5時に境内に用意された窯にヨシの茎を37本束ねた物と一緒に米と小豆を入れて煮立てます。
筒の中に入った米や小豆の数で占います。
午後7時過ぎ窯から引き上げ占いが始まります。
結果、世の中は去年より二厘上がり七分五厘となりました。
農作物のうち小豆、馬鈴薯、甘藍(キャベツ)が極上、気候は夏が上々、秋が上となっています。 -
コロナ対策をして各地でどんど焼き
正月飾りを燃やして無病息災を願うどんど焼きが、9日、各地で行われました。
このうち箕輪町松島では、地区の役員およそ30人が集まり、午前10時に火が付けられました。
正月飾りなどを積み上げ周りに竹を組み、高さ5mほどの所にだるまを取り付ける昔ながらの形だということです。
例年、およそ300人が集まりとん汁を振る舞っているということですが、今年は新型コロナ感染防止のため役員のみの参加となりました。
9日の伊那地域の最高気温は0度までしか上がらず、真冬日だった8日に続き寒い1日となりました。
集まった人たちは、火の近くで暖まりながら、無病息災やコロナ収束を願っていました。 -
五穀豊穣願い ほんだれ様
箕輪町の向山喜通さんは7日自宅の庭で五穀豊穣などを願う、ほんだれ様の飾り付けを行いました。
向山さんによりますと、ほんだれ様の飾り付けは五穀豊穣や山仕事の安全を願う小正月の行事として50年ほど前までは盛んに行われていたということです。
ヒノキを束ねた土台に、稲穂など穀物に見立てたくるみの木やまゆ玉のほか農作業で使う道具や鳥追いの棒、またチェーンソーなど山仕事で使う道具などを飾りつけました。
今年はほんだれ様に白い布も取り付けました。
飾り付けが終わったころ妻の、みや子さんが出来栄えを確かめていました。
向山さん宅のほんだれ様は20日まで飾り、どんど焼きで燃やすということです。
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なんでも無料相談会
生活困窮者への支援を行っているSOSネットワーク上伊那は、弁護士や福祉関係者によるなんでも無料相談会を箕輪町の木下公民館で12月29日開きました。
この日は新型コロナの影響を受けた人を対象に、貸付・生活保護・就職などの無料相談が行われました。
SOSネットワーク上伊那は、新型コロナの影響で生活が困窮している人たちを支援しようと、弁護士や福祉関係者による無料相談会を月に2回開いています。
今回は物資の支援も行われた他、訪れた人が一緒になって楽しめるようにと、餅つきや焼き芋のイベントも企画されました。
SOSネットワーク上伊那では、これまでに14回相談会を開いていて、のべ300人が相談に訪れたということです。
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静かな年明け 二年参り
大晦日の12月31日から年明けの1日にかけ上伊那の寺院や神社には二年参りの参拝客が訪れていました。
今年は新型コロナの影響もあり例年に比べ参拝する人も減り静かな年明けとなりました。
箕輪町松島の明音寺では午後11時半から除夜の鐘を鳴らし始めました。
訪れた人たちは、新型コロナ感染防止対策として消毒をしてから鐘を鳴らしていました。
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箕輪南宮神社で焼納祭と大祓祭
箕輪町木下の箕輪南宮神社で、縁起物をたき上げる焼納祭が、28日に行われました。
焼納祭には、神社総代15人が出席しました。
20日から28日までに住民から寄せられたダルマや熊手、破魔矢などの縁起物に火が付けられました。
箕輪南宮神社では、縁起物を燃やしてお祓いをする焼納祭を、毎年年末のこの時期に行っています。
また、28日は半年間の穢れを払う大祓祭も行われました。
紙を人の形に切った「人形」に、名前と数え年を書き、それをたき上げて穢れを払う神事です。
箕輪南宮神社の二年詣りは、大晦日の12月31日午後11時半からです。
今年は新型コロナ対策として、恒例の甘酒の提供は行わず缶コーヒーや缶ジュースを配る他、境内への入場を一方通行にするということです。 -
特別警戒 交通安全呼び掛け
伊那警察署は年末の特別警戒と交通安全を呼び掛けるための街頭啓発活動を24日、箕輪町内で行いました。
24日はイオン箕輪店で伊那警察署の署員と長野県警のマスコットのライポくんとライピィちゃんが犯罪被害防止と交通事故防止を呼び掛けました。
店の前で来店客に啓発グッズを配布しました。
グッズには特殊詐欺被害防止を呼び掛ける文房具セットやティッシュ、交通安全運動のチラシなどが入っています。
伊那警察署管内では今年の特殊詐欺被害が昨日までに6件起きていて、被害総額が866万円です。去年は1年間で5件で被害額は250万円でした。
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箕輪町商工会 地域電子マネー勉強会
箕輪町商工会は、町内で利用可能な電子マネー機能を持ったキャッシュレス事業を来年2月から始めます。
8日は商店主らが勉強会を開き、機器の取り扱いや利用者に提供できるサービス内容などについて話を聞きました。
講師はカードシステムの販売や運営管理などを行う日本カード株式会社が行いました。
担当者はカードの利用者数を増やすには「店舗数を増やす事や行政と連携したサービスを展開する事が必要だ」と説明していました。
箕輪町商工会は現在のポイントカードに変えて、電子マネーが使えるキャッシュレスカードに来年2月に移行します。
事業費は1000万円で国の補助などを活用し、カードの管理を行う法人を立ち上げる計画です。
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ニュース振り返り 箕輪町の主な出来事
伊那市、箕輪町、南箕輪村の今年1年間の主な出来事。
25日は箕輪町を紹介します。
◆箕輪町でも、新型コロナウイルスの影響を受けた1年となりました。
新型コロナ対策に関する補正予算は、総額6億7,500万円でテイクアウト利用クーポン券の発行や町内出身の学生への支援などを行いました。
感染拡大を受け、みのわ祭りや成人式が中止となりました。
そんな中、住民を元気づけようと町内有志や箕輪町商工会青年部が花火を打ち上げました。
みのわ太鼓保存会は萱野高原からコロナ収束を願い太鼓を打ち鳴らしました。
新しい生活様式を取り入れたイベントとして、もみじ湖でドライブインシアターが行われました。
コロナの影響で経済的な困難を抱える外国人を対象にした相談会も開かれました。
◆地域住民が気軽に集える居場所「まちの駅ふじや」が木下に9月30日オープンしました。
空き店舗を活用し、地域住民有志や箕輪進修高校の生徒などでつくる実行委員会が運営しています。
◆町内飲食店主有志は、上伊那の新しい名物にしようと牛肉と信州みそを使った料理「とっとき」を考案しました。
現在10店舗が料理を提供しています。
◆もみじ湖が国内旅行情報サイトじゃらんnetの全国のおすすめ紅葉スポットランキング2020で1位に選ばれました。
10月24日からの1か月間の来場者数は6万8千635人で、例年のおよそ2倍でした。
見ごろの時期には、平日にもかかわらず駐車場が満車となる賑わいとなりました。
◆交流都市の東京都豊島区と森林の里親協定を締結しました。
11月12日にはオンラインで締結式が行われました。
豊島区の森林環境譲与税を活用して箕輪町内の森林を整備することで、豊島区の二酸化炭素排出量を相殺するカーボン・オフセットに取り組む他、都市部の住民が整備した森を訪れ交流します。
3年間かけて2.9ヘクタールを整備する計画です。
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箕輪中3年7組 花火打ち上げ
箕輪町の箕輪中学校3年7組の生徒は、総合学習の一環で販売したエコバッグの売り上げ金を活用し24日の夜、校庭で花火を打ち上げました。
コロナの終息を願い、地域を盛り上げようと昨夜は午後6時から、箕輪中学校の校庭で75発の花火が打ち上げられました。
総合学習の一環で持続可能な開発目標、SDGsについて学習している3年7組の生徒は、オリジナルのエコバッグ2種類を作り販売しました。
増産するほどの売れ行きで、最終的には700枚が完売しました。
その売上23万円で花火を打ち上げようと企画し飯島町の伊那火工堀内煙火店と相談して準備を進めてきました。
24日の夜は、およそ15分間次々と夜空に打ち上げられました。
最後には、堀内煙火店からクリスマスプレゼントの花火も用意され生徒たちは歓声を上げて喜んでいました。
箕輪中学校3年7組の生徒は、打ち上げ花火の感想をメールで募集し学習のまとめとして活用するということです。