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山寺伝統の「やきもち踊り」奉納
県の無形民俗文化財に指定されている伊那市山寺の「やきもち踊り」が、13 日、白山社・八幡社合殿で奉納されました。 羽織、袴姿で、足を高くあげ、飛び跳ねるようにして踊る「やきもち踊り」。 このユーモラスな踊りは、県の無形民俗文化財に指定されています。 この日は、伊那市山寺にある白山社・八幡社合殿で、地元住民でつくる保存会、およそ30人が踊りを奉納しました。 踊りは、前踊り、中踊り、後踊りがあり、その合間には酒盛りが行われます。 踊り手たちは、キセルで刻み煙草を吸いながら、アユの串焼きを肴にどぶろくを酌み交わしました。 最後の酒盛りを終えると、下駄を境内の外に出し、後踊りが行われます。 踊りが終わると、踊り手たちは一斉に逃げ出します。 逃げ遅れると厄病にかかると言い伝えられていて、先を競って鳥居の外に駆け出しました。
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諏訪ー伊那峠のサミット
歴史や文化をキーワードに、伊那地域と諏訪地域の交流がスタートしました。 13日は、伊那市と茅野市の境にある国道152号の峠の茶屋で、諏訪―伊那峠のサミットキックオフミーティングが開かれました。 諏訪地域からは、25人、伊那地域からは15人が参加しました。 峠の茶屋の展望台で、八ヶ岳山麓を望み鳥獣たちの成仏を祈る神事 原山遥拝です。 平安時代から江戸時代に至るまで、諏訪地域には、狩猟と肉食に関する免罪符的なものがあり、その神事を再現しました。 特に鹿は、特別な存在で、ある神職は、「鹿なくては御神事すべからず」とまで書き残しています。 神にささげた鹿の供物。 伊那市長谷ざんざ亭の長谷部晃さんが、独自の解釈で作り奉納しました。 内容は、鹿肉のローストと脳みそ、パテ、レバーペースト、血のペーストです。 これを参加者が味わいました。 さらに、キーワードとなる鹿肉を使った弁当を参加者が味わいました。 鹿肉のそぼろ、レバーペースト入りのキッシュなど、鹿肉の風味を活かしながら臭みを感じさせない仕上がりになっていました。 今回の峠のサミットは、伊那地域の高遠ぶらりプロジェクトと諏訪地域の歴史を研究しているスワニミズムなどが開いたもので、両地域の地質や信仰についても理解を深めました。 前の高遠高校校長で、この春諏訪清稜高校の校長に就任した石垣正志さんは、「伊那を知らずして諏訪は理解できないし、伊那を掘り下げれば必ず諏訪に突き当たる」と話しています。
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クロスペンアカデミー 山岸淳子さん講演会
伊那北高校の今年度の薫ヶ丘クロスペンアカデミーが12日に開かれ、伊那市出身で日本フィルハーモニー交響楽団の山岸淳子さんが講演しました。 12日は全校生徒や保護者など、およそ700人が参加しました。 講演会では、山岸さんが自身の体験を振り返り、進路について話しました。 山岸さんは、伊那北高校卒業後、東京芸術大学音楽学部楽理科に進学し、現在は日本フィルハーモニー交響楽団の特命担当として新規事業の開拓などに携わっています。 高校生の時、山岸さんは進路に悩んでいたといいます。 音楽の道に進みたいと考えてはいましたが、人前で演奏するのが好きではなかったためです。 現在の道に進んだきっかけは、ピアノ教室の先生が「音楽の理論を学ぶ楽理科の存在を教えてくれたこと」だといいます。 薫ヶ丘クロスペンアカデミーは、生徒に広く社会を知り、将来について考えてもらおうと同窓会やPTAなどが毎年開いています。
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中尾歌舞伎春季定期公演中止に
中尾歌舞伎保存会は、4月29日に予定していた春季定期公演を中止にすることを10日決定しました。 中尾歌舞伎の稽古と発表の場所となっている伊那市長谷の中尾座です。 4月29日の春季定期公演もここで行われる予定でした。 保存会では、指導者の西村清典さんの死去により、春季定期公演の実施について検討を重ね、実施する方向で進めていました。 しかし、会の大きな柱で指導者だった西村さん急逝の影響は大きく、本番までに仕上げられないとの判断からやむなく中止を決断しました。 保存会では、11月の秋季定期公演で、西村さんが亡くなるまで指導に携わり春の公演で予定していた演目「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」を披露する予定です。
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上伊那工芸会30周年記念展
上伊那の工芸家でつくる上伊那工芸会による30周年記念展が9日から伊那市の伊那文化会館で開かれています 上伊那工芸会は上伊那の工芸作家有志が集まり昭和60年発足し現在は21人が所属しています。 会では、定期的に作品展を開いていて、今回は30周年記念展として会員20人と物故者3人から68点が寄せられました 会場には 人形や鍛金、陶磁、染織など、会員の近作や代表作品が並んでいます。 訪れた人達の中には、作家から金属の加工方法や工程など直接説明を受ける姿も見られました。 会では、「この30年で互いに刺激を受け上達し、新たな時代を作ってきた。 今後も活動を通じて次の世代を担う作家を育てていきたい」と話していました。 この作品展は13日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
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伊那技術専門校 16人入校
南箕輪村の伊那技術専門校の今年度の入校式が8日行われ、16人の入校生が技術習得への第一歩を踏み出しました。 今年度、伊那技術専門校に入校したのは16人で、そのうち15人は上伊那出身です。 訓練期間が2年間のメカトロニクス科に8人、情報システム科に6人、訓練期間が半年間の機械科に2人が入校しました。 吉川一彦校長は「初心を忘れることなく自分自身を厳しく鍛え上げる時間として過ごしてください」と式辞を述べました。 新入生を代表して、南箕輪村出身の宮坂翔吾さんが誓いの言葉を述べました。 なお、伊那技術専門校は平成28年4月から県工科短期大学校南信キャンパスとして開校されることになっていて、今年度入学した2年制の学生は、伊那技術専門校最後の入校生となります。
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富県小1年生に交通安全傘贈呈
伊那市の富県交通安全協会は7日、富県小学校の1年生全員に黄色い交通安全傘をプレゼントしました。 この日は富県安協の牧田稔会長らが富県小学校を訪れ、1年生21人に傘を贈りました。 富県安協では、子どもの事故防止につなげようと4年前から新1年生に傘を贈っています。 傘は黄色の生地の一部が透明になっていて傘をさしても前が見えるようになっています。 また、傘のふちに夜光反射材が縫い付けられています。 牧田会長は「登下校の際には車に十分注意して欲しい」と子どもたちに呼びかけていました。 富県小では「地域のみなさんに子ども達の安全を見守っていただきありがたい」と感謝していました。
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桜守佐野藤右衛門さんのコレクションと小松華功さんの陶芸
伊那市高遠町の高遠城址公園の花見シーズンに合わせて、京都府在住の桜守佐野藤右衛門さんのコレクションと、陶芸家小松華功さんの作品を並べた展示会が5日から、信州高遠美術館で始まりました。 佐野さんのコレクションは、自身が所蔵する掛け軸や漆工芸品など、桜に関する作品78点です。 京都府在住の佐野さんは、祖父、父と親子三代にわたる桜守で、展示品は全国各地から集めたものです。 特に、江戸時代中期から後期にかけて活躍した画家の作品が多く並んでいます。 衣笠山桜図屏風は、江戸時代後期のもので、枝が折れても次の花を咲かせる生命力の強さが表現されています。 他にも、室町時代につくられた陶磁など様々な分野の桜に関する作品が並べられています。 小松さんの作品は、桜に関する陶芸作品30点です。 辰野町出身で京都府在住の小松さんは、20年前に佐野さんと出会い、指導を受けながら桜を燃やした灰を釉薬として使用しています。 佐野さんと小松さんによる展示会は、来月25日日曜日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽クラブ定期演奏会
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽クラブの第24回定期演奏会が、このほど、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 演奏会では、1・2年生、42人が11曲を披露しました。 第1回から演奏されている定期演奏会の伝統曲「アルメニアンダンス・パートⅠ」やパート紹介をかねたアンサンブルなどが演奏されました。 第2部ではももいろ人気アイドルグループの代表曲が演奏され、観客を巻き込んで盛り上がっていました。 会場には、保護者など300人が訪れ、生徒たちの演奏に聞き入っていました。
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上伊那一斉に入学式
上伊那8市町村の全ての小学校と中学校で4日入学式が行われ、小学校では1,750人、中学校では1,870人が新たなスタートを切りました。 このうち箕輪町の箕輪西小学校には、13人が入学しました。 入学式で、新一年生は、在校生や保護者の拍手に迎えられて入場しました。 松島ゆかり校長は、「箕輪西小の自慢は、あいさつと仲良し。あいさつは魔法の言葉でみんなと仲よくなれます」と話しました。 このあと児童会長の唐澤依織里さんが「学校にははじめてのことがたくさんあります。わからないことがあったらいつでも聞いてください」と新入生たちに呼びかけていました。 新1年生たちは、保育園で練習してきた歌を元気に歌い、学校生活をスタートさせていました。 式の後、教室では、担任から名前を呼ばれると元気に返事をしていました。 担任からは、交通事故にあわないよう気をつけることや規則正しい生活のリズムを習慣づけるよう話がありました。 4日は、上伊那8市町村全ての小学校と中学校で入学式が行われ、小学校には1,750人が、中学校には、1,870人が入学しました。
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5年ぶり再開の新山保育園で入園式
園児数の減少により平成21年度から休園となっていた伊那市富県の新山保育園で3日、5年ぶりに入園式が行われ、18人の園児達の新しい生活がスタートしました。 晴天に恵まれた3日、園児18人が保護者に手を引かれながら元気よく式に臨みました。 新山保育園は、園児数の減少により平成21年度に休園。平成27年度までに再開できなければ、平成28年度に廃園になることが分かっていました。 新山から保育園をなくしたくないという思いから、住民有志でつくる新山の保育園・小学校を考える会が中心となって保育園再開に向け取り組んできました。 再開条件となっていたのは、定員40人の半数の20人で、2月時点で21人の保育希望者を確保し、再開が決まりました。 田中文代園長は「みんなが来てくれて地域の人は喜んでいます。お散歩したり、トンボを見たり野山を駆け回っていっぱい遊びましょう」と挨拶しました。 式では、全員で富県・新山保育園の歌を歌いました。 新山保育園では、4日から通常保育が始まります。
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絵画教室の作品展「八本の絵筆展」
宮田村を拠点に活動している絵画教室の作品展「八本の絵筆展」が、3日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 伊那、駒ヶ根、箕輪、宮田に住む10人の作品、41点が展示されています。 講師の小木曽章八さんの名前から「八本の絵筆」という会の名前を付けました。 絵画の全国コンクールなどへの出品に挑戦している仲間で、全員の作品を集めて展覧会を開くのは今回が初めてです。 伊那市西箕輪に住む三澤栄さんは、足跡をテーマにした作品を展示しました。目には見えない人の足跡を空想の世界で表現したということです。 箕輪町長岡に住む柴光子さんは、畑でみかけた蝶々をテーマにした作品を展示しました。地球は全ての生き物のためにある事を表現したということです。 八本の絵筆ではそれぞれが自由に題材を選んで制作していて、「一人一人の個性を楽しんで欲しい」と話していました。 八本の絵筆展は、8日(火)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
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平澤真希さんのCDが「特選」
伊那市出身のピアニスト平澤真希さんのCDオマージュ・ア・ショパンがクラッシック音楽専門誌「レコード芸術」の4月号で特選に選ばれました。 平澤さんは伊那市出身で伊那北高校卒業後、東京音楽大学に進学。 その才能を認められポーランドのショパン音楽大学に特待生として留学し演奏活動を続けてきました。 レコード芸術は音楽論評の権威者が執筆にあたっていて国内のクラッシク音楽批評では最も信頼のおけるものといわれています。 器楽曲や交響曲など部門別に批評が行われ、平澤さんのCDは器楽曲の部門で最高賞の特選に選ばれました。 CDは2月19日に発売されショパンのほかオリジナル作品も収録されています。 今回のCDはこれまでの活動の集大成と位置づけられていて、平澤さんは特選受賞を喜んでいます。 平澤さんは現在国内を中心に音楽活動をしていて、今後はオリジナル曲の制作にも力を入れていきたいと話しています。
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高遠石工守屋家三代の作品展示会
高遠石工の第一人者として高く評価されている守屋貞治と祖父、父の三代にわたる作品を納めた写真展が29日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、貞治の祖父貞七と、父親の孫兵衛、貞治本人の作品を納めた写真およそ40点が展示されています。 江戸城の石垣は高遠石工が作ったとの記録が残っていて、芸術的で高度な作品を生み出していたとされています。 守屋貞治は、その高遠石工の第一人者として評価されています。 写真展は、守屋家が作った作品について広く知ってもらおうと上伊那郷土研究会が開きました。 こちらは、中川村で見つかったとされる貞治の作品「青面金剛像」です。 貞治が残した細工帳には記載されていないということですが、像のまわりの舟形が貞治の作品に似ていることから、研究会では「川の氾濫で流された祖父貞七の作品の変わりに貞治が無償で作ったのではないか」と推察しています。 29日は、守屋家の作品に関する講演会が開かれ、伊那市文化財審議委員会の竹入弘元委員長と、駒ヶ根市立博物館の田中清文専門調査員が話をしました。 竹入さんは残されている資料から「当時石工がもらっていた給与について」話しました。 田中さんは、親子3代の作品の違いについて「貞七と孫兵衛の作品を比べると、貞七は顔の奥行きが広く、目は上まぶただけで表現している。それに対し、孫兵衛は顔の横幅が広く、目は上下のまぶたで表している。貞治が最初に作ったとされる作品は、父孫兵衛のものに似ていることから、貞治は父親から技術を教わったのではないか」と話していました。 展示は、29日まで、伊那図書館1階ギャラリーで開かれています。
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作家デビュー 東さんサイン会
伊那市在住で5日にデビュー作の文庫本「ひぐらし神社、営業中」が発売になった東朔水(あずま・さくみ)さんのサイン会が21日に伊那市のTSUTAYA伊那店で開かれました。 「ひぐらし神社、営業中」は、ユーモラスで心温まる内容の文庫本で5日にポプラ社から発売されました。 東さんは、伊那北高校の卒業生で伊那市高遠町在住です。 サイン会には、多くの人が列をつくり、握手をしたり、一緒に写真を撮ったりしていました。 中には、中学時代の同級生や高校時代の恩師もかけつけ、東さんを激励していました。 本は、一冊620円(税抜)で、TSUTAYA伊那店などで購入できます。
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西村清典さん 葬儀
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会の指導者で、25日に95歳で亡くなった西村清典さんの葬儀が28日行われました。 伊那市高遠町小原のグレース虹のホール高遠で行われた葬儀には、親族をはじめ、中尾歌舞伎保存会の関係者などが訪れ、西村さんの冥福を祈っていました。 西村さんは、昭和61年に太平洋戦争で途切れていた中尾歌舞伎が復活して以来、30年にわたり演技指導に携わってきました。 保存会メンバーからは、尊敬と親しみを込めて師匠と呼ばれていました。 得意な演目は、台詞などすべて記憶していて、自筆の台本で指導していました。 保存会発足から今年2月まで、60本の全ての公演で役者の指導を行ってきました。 27日は、出棺を終えると西村さんを乗せた霊柩車が中尾歌舞伎の公演と稽古の舞台となっている中尾座に止まりました。 28日の葬儀で、弔辞を述べた保存会会長の西村寿会長。 師匠に別れの言葉を送り、力強く保存会の今後の活躍を誓っていました。 4月29日には、春季定期公演が予定されています。
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第48回上伊那書道展はじまる
上伊那書道協会の会員などによる、第48回上伊那書道展が28日から伊那市の伊那文化会館で開かれています。 この展示は、上伊那書道協会が主催したもので今回で48回目です。 会場には、上伊那書道協会の会員や一般からの作品116点が並んでいます。 作品は、上伊那地域に住む書道家が、漢字や「かな」など様々なジャンルの書で表しています。 ある会員は、「それぞれの個性ある作品に共感しながら見てもらいたい」と話していました。 第48回上伊那書道展は、30日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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伊那市内中学校部活動「学校判断に委ねる」
伊那市教育委員会は、伊那市内の中学校での部活動の朝練について、基本的には学校の判断に委ね、実施する場合は、生徒や保護者に対して十分に説明し理解を得るとする方針を示しました。 27日は、伊那市役所で教育委員会の定例会が開かれ、伊那市内での中学校での運動部の部活動のあり方について協議されました。 部活動のあり方について県は、平日の練習は長くても3時間までとする、基本的には朝の部活動を行わないなどとする活動基準を示しています。 伊那市教育委員会では、基本的には学校の判断に委ねるが、朝の部活動を実施する場合は、生徒の健康や生活リズムに配慮し、生徒や保護者に対して十分に説明し理解を得ることとしています。 伊那市内には、バス通学のため部活動ができる時間が限られる学校もあることなどから、それぞれの判断に委ねることとしました。 また、伊那市教育委員会の方針として、1ヶ月ごとの部活動の計画を立てて保護者に通知していくことなどを盛り込みました。 委員からは、「現場の判断に任せるのが良い」「ぶれなく実施しないと県の基準が形骸化してしまう」などの声があがっていました。
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第35回伊那北ジョイントコンサート
伊那北高校の音楽部と吹奏楽部による第35回ジョイントコンサートが25日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 このコンサートは、伊那北高校の音楽部と吹奏楽部の部活動の発表の場として毎年合同で開いています。 第2部では、「世界旅行」をテーマに、部活毎に民俗衣装を着て発表しました。 最後は吹奏楽部と弦楽班の演奏に合わせて合唱班が「世界に一つだけの花」を歌いました。 このコンサートの模様は、5月6日からご覧のチャンネルで放送します。
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たかずやの里 引越し 涙雨
伊那市東春近に新しい施設が完成した、児童養護施設たかずやの里に、古い施設から思い出の品や入所者の衣類などを運び込む引越し作業が26日行われました。 引越しは、富県地区のボランティアや東春近地区のボランティアなどおよそ100人が参加し、小雨が降る中作業が行われました。 富県にあった古い施設から富県のボランティアが、思い出の写真パネルや入所者の衣類、雑貨などを運び出していました。 荷物は、行き先別に、軽トラックいっぱいに積み込まれ、新しい施設で待つ東春近のボランティアに引き渡されました。 新しい施設は、鉄骨造りの2階建てで、敷地面積は6,000平方メートル、延べ床面積は2,100平方メートルです。 これまでは全員が1つの施設で暮らしていましたが、より家庭的な生活が送ることが出来るようにと6人から8人のグループに分かれて生活します。 荷物は、東春近のボランティアが手際よく各グループの部屋に運び入れていました。 新しい施設はあす開所式を行い、新生活がスタートします。
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おごち保育園で最後の卒園式
箕輪町内9つの保育園で25日、一斉に卒園式が行われました。 来年度、長岡保育園と統合し東みのわ保育園となるおごち保育園では、最後の卒園式が行われました。 式では、統合に当たり職員が作詞した「おごち保育園の歌お別れバージョン」を園児全員で歌いました。 おごち保育園は、昭和30年に開園し、これまでに1,419人の園児が卒園しました。 来年度、長岡保育園と統合し東みのわ保育園となるため、おごち保育園での卒園式は最後です。 おごち保育園での保育は8月中旬までで、東みのわ保育園の開園は、お盆明けの8月18日を予定しています。 井澤恵美子園長から卒園する園児14人に保育証書が手渡されました。 証書を受け取った園児は、将来の夢を発表しました。 井澤園長は、「自分の力を信じて新しいことに挑戦してください」と園児に呼びかけました。 箕輪町では25日、9つの保育園でおよそ230人が卒園しました。
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信州大学農学部 287人卒業
信州大学農学部の卒業式が23日、南箕輪村の農学部のキャンパスで行われました。 この日は、信州大学の山沢清人学長から代表の学生に卒業証書が手渡されました。 今年卒業するのは、学部生204人、修了生79人、博士課程4人の、合わせて287人です。 山沢清人学長は「グローバルな人間になってください。日本を飛び出し、世界での活躍を期待します。」とあいさつしました。 卒業生を代表して、修士課程、応用生命科学専攻の戸田一弥さんは「大学で学んだ多くのものを糧に、自分を磨きながら社会の一員として精進していきたい」と謝辞を述べました。 今年卒業を迎えた学生のうち、博士課程をのぞいた、283人ほとんどの進路は決まっていて、およそ6割の学生が就職、3割が大学院への進学となっています。
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高遠藩大甲冑展 はじまる 6月22日まで
高遠藩最後の藩主、内藤頼直が、版籍奉還に伴い旧領内111か所に奉納した武具などを展示した高遠藩大甲冑展が21日から伊那市高遠町の歴史博物館で始まりました。 会場には、甲冑を中心に35点が並んでいます。 武具を奉納した際の覚書もあり、行き先が明確に記されています。 江戸から明治へ世の中が大きく変わりつつあった明治2年、高遠藩の最後の藩主、内藤頼直は、版籍奉還を行い、高遠藩の領地と領民を朝廷に返還しました。 2年後の明治4年、頼直は、高遠を中心に、北は塩尻市洗馬、南は駒ヶ根市中沢までの旧領内111か所に甲冑などの武具を奉納しました。 平成20年からの調査でこれまでにわかっているものを今回展示しました。 中には現存するのは珍しいとされる馬面や馬鎧もあります。 これは防御というより、敵に対して威嚇する効果をねらったものだということです。 歴史博物館では、「時代の移り変わりとともに内藤家から地域へと伝えられてきた武具は、長い歴史を歩んできた生き証人ともいうべき文化財」と話しています。 高遠藩大甲冑展は、6月22日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
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西光寺で延命地蔵尊 例祭
箕輪町沢の西光寺で延命地蔵尊の例祭が21日行われました。 西光寺の延命地蔵尊は、「延命長寿のお地蔵さん」として親しまれています。 21日は、五穀豊穣、子孫繁栄などにご利益があるとされる延命地蔵に感謝し、お祈りをしようと例祭が行われ、仏教会や地域の代表などが手を合わせました。 西光寺の延命地蔵は、今から260年ほど前の寛延4年、1751年に高遠石工の向山重左衛門が彫ったもので、平成14年に町の文化財に指定されています。 像が大きく気品があり、重左衛門が生涯に製作した100体ほどの石仏の中でも傑作とされています。 例祭では、法要が営まれ、仏教会の15人が、地蔵菩薩に関する御詠歌を歌い奉納しました。 西光寺では、「様々なご利益があるこのお地蔵さまをもっとPRして、多くの人たちに知ってもらいたい。」と話しています。
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作家×コスプレイヤー 宇宙語る
ノンフィクション作家で科学ジャーナリストの松浦晋也さんとコスプレイヤーで造形家のあきのさんの人工衛星をテーマにしたトークショーが21日伊那市創造館で開かれました。 架空の世界を描いた作品の再現が趣味で、コスチュームを自作し、自ら身に着けることによって表現しているあきのさん。 小惑星探査機はやぶさのイラストをもとに製作したコスチュームは、会場に訪れた子どもの心を捉えていました。 2人は、人工衛星や宇宙開発などをテーマに話しをしました。 日本は有人の宇宙開発はしないのかとの質問に対し松浦さんは「技術はあるので、あとは国の政策しだい。アメリカは、集中投資をするが、日本でそういった環境をどうやって作るかが課題」と答えていました。 一方あきのさんは、「とにかくはやぶさが好きで、コスプレは一つの表現でアピールの方法。このやり方で宇宙開発への関心を広げていきたい」と話していました。 あきのさんは、はやぶさが2010年6月に帰還する前から自作のはやぶさコスチュームでの活動を始めています。 現在は各地の科学館などで行われる宇宙関連展示の解説員としても活躍しているということです。
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公立高校後期選抜 合格発表
公立高校後期選抜の合格発表が、20日、県内一斉に行われました。 県内の公立高校では全日制・定時制など合わせて1万2666人が受験し、1万1707人に喜びの春が訪れました。 このうち、伊那市の伊那北高校では、午前8時30分に合格者の受験番号が張られた掲示板が運び出されました。 多くの受験生や保護者が合否を確認しようと高校を訪れていて、それぞれが自分の番号を確認していました。 伊那北高校の普通科・理数科の後期選抜にはあわせて207人が受験し、全員が合格しました。 上伊那では、全日制で942人の募集があり、932人が受験、うち907人が合格しています。 上伊那の公立高校で再募集を行うのは、全日制で、辰野高校普通科が11人、商業科が5人、高遠高校普通科が11人、赤穂高校普通科が5人、商業科が8人となっています。
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小学生が石に絵を描くトールペイント体験
伊那市の富県ふるさと館で地域の小学生が、拾った石に絵を描くトールペイントを19日、体験しました。 富県公民館は、長期休み中の子ども達の居場所づくりを目的に富県公民館が春と夏の年2回おいで塾を富県ふるさと館で開いています。 19日は、富県小と新山小の1年生から5年生までの児童30人が、石に絵を描くトールペイントで文鎮を作りました。 講師は、富県絵手紙サークルのメンバーがつとめ、「トールペイントは、アクリル絵の具を使い、なるべく水分を少なくするところがポイント」と子どもたちに説明していました。 参加した子どもたちは、思い思いの絵を石に描いていました。 おいで塾は、毎年縦割りの班ごと課題に取り組んでいて、なかなかうまくできない下級生は、上級生のまねをして描いていました。 富県公民館は、地域の人にはサークル活動の一環として指導役になってもらい、子どもたちには学校で体験できないことを学ぶ場所として活用してほしいと話しています。
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希望胸に 中学校で卒業式
伊那市、箕輪町、南箕輪村の中学校で18日一斉に卒業式が行われ義務教育を終えた生徒たちが新たな一歩を歩みだしました。 このうち南箕輪中学校では男子80人、女子74人の合わせて154人が卒業を迎えました。 式では柴俊春校長から1人1人に卒業証書が手渡されました。 式辞で柴校長は「人には優しくあたたかく、自らは厳しく正しく、という学校目標をこれからの指針とし弱い心に負けず歩んでください。」とはなむけの言葉をおくりました。 卒業生代表の伊東さくらさんは答辞で「みんなで過ごした時間が大好きでした。そしてこの生活が当たり前の光景でした。だからこそ別れがつらいです。けれどこれからはそれぞれの道に進んでいかなければなりません。自分の道を力強く歩んでいきましょう。」と述べました。
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高遠武家屋敷跡に解説板
長野県埋蔵文化財センターは、伊那市高遠町の東高遠若宮武家屋敷跡に遺跡解説板を14日設置しました。 東高遠若宮武家屋敷は、若宮地区にあります。 埋蔵文化財センターは、平成17年度から18年度にかけて今から170年前の建物跡を調査しました。 この地区には、9件の藩士宅があったということです。 そのうち小松家住宅跡では、建物の柱を支える礎石が7つの部屋を形作るように配置されて発見されました。 これは文献に描かれていた高遠藩士小松純八の屋敷間取り図と一致したということです。 現存する県の宝、旧馬島家住宅跡については、曳移転工事にともない基礎部分の調査が行われました。 部屋の床下からじちん地鎮や産育儀礼に関する遺構が発見され、高遠焼の土管もみつかりました。 解説板は、地域の文化財を知り、興味を持ってもらおうと埋蔵文化財センターが建てているもので、県内では、千曲市の平安時代の役所の遺跡に続く2番目の設置となりました。 14日は、当時発掘調査を担当した職員による説明会も行われ、地域住民が興味深そうに話に聞き入っていました。 センターでは、「絵島が高遠に流されて300年、高遠焼が生まれて200年の今年、この解説板を建てることにより、馬島家や小松家についてもより理解が深まってもらえると思う。」と話していました。
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西春近自治協議会 権現山の紙芝居を制作
伊那市の西春近自治協議会は、地域の資源を見つめ直し後世に伝えていこうと権現山を題材にした紙芝居を制作し、地元の小学校などへ贈りました。 この日は西春近自治協議会の加納義晴会長と制作を進めてきた心のやすらぎ部会の辰野哲洋部会長が西春近北小学校を訪れ、鈴木孝敏校長に紙芝居を手渡しました。 紙芝居はB4版の全14場面で、主人公のごんじいさんの案内で孫二人が登山をするストーリーです。 権現山の歴史や自然、西春近の住民と山との関わりについて紹介されています。 8部制作し、権現山登山をしている、西春近の北小学校、南小学校、東春近小学校に贈り、西春近公民館、東春近公民館、伊那図書館にも寄贈しました。 西春近北小学校では、毎年6年生が権現山に登山をしていて、紙芝居は、登山の前の学習や朝読書の時間に活用していくということです。 西春近自治協議会では、15日(土)午前10時から、西春近公民館で上演会を開くことになっています。