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「高遠ぶらり」でジオパークを歩く
携帯情報端末用のアプリ「高遠ぶらり」を利用して南アルプスジオパークの見どころをめぐるイベントが26日行われました。
イベントには市内外から20人ほどが参加し、高遠町の板山露頭や長谷の美和ダムなどを見学しました。
このイベントは携帯情報端末用アプリ「高遠ぶらり」に、4月に南アルプスジオパークの地質図が新しく追加されたことを記念して開かれたものです。
長谷の美和ダムでは、長谷地域自治区長の中山晶計さんが「ダムの建設で105戸の家や100町歩あった農地が水没することになった」などと説明していました。
26日に見学した内容は、アプリのバージョンアップに役立てるということです。 -
箕輪西小学校の児童 区有林に苗木植樹
箕輪町の箕輪西小学校の児童は28日、学校近くの区有林にヒノキの苗木など50本を植樹しました。
植樹は、子ども達が環境への理解を深めるみどりの少年団の活動の一環として行われたものです。
28日は、箕輪西小の4年生11人と、上古田の住民有志など15人が参加し、上古田財産区の区有林にヒノキとスギ、コナラの苗木合わせて50本を植えました。
子ども達の活動を支える上古田団地推進協議会の唐澤千洋会長は「山の役割を小さい時から理解してもらい、山を育てる意識を養ってもらいたい」と話していました。
28日植えたおよそ30センチの苗木は、2年で子ども達と同じ背丈ほどに成長するということです。
次回は、木の本棚作りを予定しているということです。 -
復興支援ソング 団員が合唱
日本を元気にしようをテーマにした南信合唱祭が26日、伊那文化会館で開かれました。
合唱祭は南信地区で活動する合唱団でつくる南信合唱連盟が開いたもので、今年は19団体が参加しました。
今年は日本を元気にしようをテーマに開かれ、参加者全員で東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を歌いました。
今年の合唱祭で復興支援ソング「花は咲く」を歌うことを決めた南信合唱連盟では、団員が1部500円のこの歌の楽譜を購入していてその売り上げが復興支援に役立てられるということです。 -
竹内徹さん油絵展
伊那市高遠町在住の洋画家竹内徹さんの油絵展が、かんてんぱぱホールで開かれています。
会場には近作を中心に56点の風景画が展示されています。
竹内さんは、現在76歳。
平成14年から22年まで信州高遠美術館の館長を務め、日展には34回入選しています。
全国を旅する中で信州の美しさを再発見したということで、県内の風景を中心に作品を制作しています。
竹内徹さんの油絵展は30日木曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
廃校で天野惣平展
造形作家天野惣平さんの作品展が伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校で24日から始まりました。
教室の中央部分に置かれている作品は、マニラ麻の繊維をアクリルポリマーで固めたものです。
麻の繊維は、一般的には石膏作品の強度を高めるために使用されますが、天野さんは、それ自体を作品に作りあげています。
1か月半ほどかかりました。
テーマやイメージはなく、見た人がそれぞれ何かを感じ取ってもらえればいいと天野さんは話しています。
天野惣平さん59歳。
高遠町出身で武蔵野美術大学を卒業後、イタリアに留学。
31歳の時から19年間東京で個展を開き続け、10年ほど前から立体作品に取り組むようになりました。
廃校と出会い、旧い教室の空間や外光、照明など空間全体が作品と話します。
この場所での作品展は今回で7回目となりました。
天野惣平展は、29日まで、伊那市高遠町芝平の旧三義小学校芝平分校で開かれています。 -
箕輪町運動あそび検討委員会
箕輪町運動あそび検討委員会が20日、箕輪町の長田荘で開かれ、今年度から運動保育士以外のクラス担任が運動遊びを指導していくことが決まりました。
検討委員会には、運動あそびを考案した松本短期大学の柳澤秋孝教授や、町内の保育士など15人が出席しました。
今年度の取り組みとしては、運動あそびを運動保育士以外のクラス担任の保育士が指導することが決まりました。
柳澤教授は、運動あそびを導入して10年目になる箕輪町をモデルとし、他の市町村にも広げていく考えです。 -
手良小児童が代掻き・どろんこバレー
伊那市の手良小学校5年生は自分たちで代掻きをした学校近くの田んぼでどろんこバレーをしました。
22日は手良小5年生20人が水を張った田んぼに入り、どろんこバレーをしました。
手良小学校では毎年5年生が米を育てていて、今年は昔ながらのやり方で米を育てたいと自分たちで代掻きを行いました。
代掻きをした田んぼで、児童は2つのチームに別れ、ボールを落とさないよう、泥まみれになって楽しんでいました。
代掻きの作業では、児童は一列になり手を繋いで田んぼの土をならしていました。
30日と31日にうるち米ともち米の苗を植え、10月上旬に収穫。
11月の収穫祭で餅やおにぎりにして食べるということです。 -
安川保さん、博さん親子「父子展」
昭和初期に伊那美術協会の発足に携わった安川保さんと、その長男でフランス在住の洋画家安川博さん親子の「父子展」が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
フランス在住の洋画家、安川博さんは現在82歳です。
博さんは、昭和6年に伊那市中央で生まれ、多摩美術大学を卒業後、伊那北高校や高遠高校で美術の指導にあたり、35歳の時にフランスへ渡りました。
会場には、博さんがヨーロッパの風景を題材に制作した作品や、伊那の風景を描いた作品60点が展示されています。
父の保さんは、明治37年に伊那市荒井で生まれ、昭和62年に82歳で亡くなっています。
保さんは、司法書士の仕事の傍ら水彩画を描き、昭和8年の伊那美術協会設立に尽力しました。
会場には、伊那谷の風景を題材にした作品や静物画など
30点が展示されています。
伊那で父子展を開くのは今回が初めてです。
企画したはら美術では、「昭和初期の伊那谷の文化、芸術の発展に尽力した父、保さんと、フランスで活躍する博さんの作品を、合わせて楽しんでほしい」と話していました。
安川保さん、博さんの父子展は、26日(日)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
消えゆく伝承 平家落人伝説
小松内大臣平清盛と書かれた赤い旗。
この旗を持っている伊那市長谷浦に住む小松忠人さん。
長谷の浦には壇ノ浦の合戦で敗れ逃れてきた平気落人の伝説がありここの住民はその末裔といわれています。 -
小中学生将棋大会 南信予選
全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会の南信予選が12日、伊那市のいなっせで開かれました。
大会には、上伊那を中心に諏訪や下伊那などから、小学生の部に15人、中学生の部に7が出場しました。
大会は、各ブロック総当たり戦で行われ、上位2名が県大会出場の切符を手にします。
対局が始まると、子供たちは、真剣な眼差しで碁盤を見ては、慎重に自分の駒を動かしていました。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、小学生の低学年の部は、増澤理久斗君、宮脇彬君、中学生の部は、鈴木麻修君が、19日に松本市で開かれる県大会に出場します。
また、会場では、11日から伊那市を訪れているプロ棋士、阿久津主税七段による指導対局が行われました。
阿久津さんは、試合を終えた子供達や保護者等、一度に6人を相手に将棋をさし、状況にあったさし方などを教えていました。 -
南箕輪中部保育園 こいのぼり運動会
南箕輪村の中部保育園で9日、こいのぼり運動会がありました。
中部保育園では、毎年4月下旬にこいのぼりをあげ、5月上旬にこいのぼり運動会を行っています。
9日は、園児およそ170人が、体操や玉入れなどを行いました。
競技の1つ、「くぐってひろってこいのぼり」は、カラートンネルをくぐり、その先で、年長園児お手製のこいのぼりと、お菓子を受け取るものです。
園児は、出口を目指して一生懸命くぐっていました。
清水ふみえ園長は、「こいのぼりのように元気に成長してほしい。新年度が始まって1カ月経つので、これからも元気に保育園に来て、楽しい日々を過ごしてほしい」と話していました。
中部保育園では、今年度から「なかよしの日」を決め、毎月1回の散歩や歌などで、年齢が違う組の園児同士で、交流する予定だということです。 -
伊那文化会館 開館25周年記念事業始まる
伊那文化会館の開館25周年記念事業のオープニングセレモニーが11日行われました。
セレモニーには文化団体や教育団体の代表者など30人ほどが出席し、テープカットで5月から始まる記念事業のオープニングを祝いました。
伊那文化会館は、昭和63年12月1日に開館し、これまでにおよそ335万人が来場しました。
開館25周年を記念して5月から2014年2月にかけて展示や公演などの記念事業が企画されています。
山北一司館長は、「いろんな方の協力があり、文化事業の長いリレーを受け継いでこれた。これからも地域のために文化活動をしていきたい」と話していました。
11日から開館25周年事業の一つ、写真家中垣哲也さんの作品展「オーロラ展」が美術展示ホールで始まりました。
中垣さんはオーロラの魅力を多くの人に伝えようと平成19年にプロの写真家となりました。
この作品は、連続で撮影した写真を加工して、オーロラの動きを再現したものです。
平成19年から21年にかけてカナダやアラスカなどで撮影されたものの中から選び抜かれた映像です。
中垣さんは、「オーロラはダイナミックで美しい自然現象。多くの人にオーロラの魅力を知ってほしい」と話していました。
中垣さんの写真展は24日金曜日まで伊那文化会館で開かれています。 -
箕輪進修高校 身だしなみセミナー
箕輪町の箕輪進修高校で2日、スーツの正しい着こなしを学ぶ、身だしなみセミナーが開かれました。
セミナーに参加したのは、今年度就職活動や進学試験を控えた3年生118人です。
制服のない箕輪進修高校では、これまで担任が身だしなみの指導をしていましたが、正しい知識を身に着けて自信をもって就職、進学試験に臨んでもらおうと初めてセミナーを開きました。
講師は箕輪町内で紳士服の販売などを行っている丸山人詩さんらがつとめました。
丸山さんは、「自分のサイズに合ったものを選ぶことが大事。面接では、無地で色は黒か紺、チャコールグレーが定番」だと話していました。また、ネクタイは、紺が誠実、ワイン色が情熱的、グレーが知的なイメージを与えることなどをアドバイスしていました。
箕輪進修高校では5月30日を「スーツの日」として、3年生は全員スーツを着て登校するということです。 -
熱演におひねり飛び交う
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、春季定期公演を29日中尾座で行いました。
会場は立ち見もでる盛況ぶりで、名場面ではおひねりが飛び交いました。
今回の演目は、御所桜堀川夜討 弁慶上使の段です。
中尾座でこの演目が演じられるのは、6年ぶりとなりました。
物語は、源義経の正室卿の君の首受け取りの使いとなった弁慶が始めて会った自分の娘の信夫(しのぶ)の首を身代わりとして差し出すという悲哀を描いたものです。
見せ場の一つ、弁慶がわが子を手にかける場面では、会場から多くのおひねりが飛んでいました。
弁慶が首を持ち、会場を後にするラストの場面では、弁慶を演じた中村徳彦さんに歌舞伎役者の屋号「中村屋」との掛け声がかけられていました。
中尾歌舞伎を指導しているのは、94歳の西村清典さんです。
太平洋戦争で途絶えていた中尾歌舞伎を復活させた立役者です。
中尾歌舞伎保存会は、秋にも定期公演を計画しています。 -
福与城祉まつり
箕輪町の県の史跡、福与城跡で29日、福与城址まつりが開かれ、太鼓演奏や飲食の出店など多彩なイベントで賑わいました。
まつりの開始を告げるのろしが上がると、武田信玄が福与城に攻め込み戦った歴史になぞらえて「えいえいおー」の勝ちどきを上げイベントがスタートしました。
地元箕輪南小学校の児童たちによる城山太鼓の演奏や三日町保育園の園児による歌などがあり祭りに花を添えました。
各地区のテントがずらりと並び、餅やそば、豚汁などが訪れた人にふるまわれました。
福与城跡は、天竜川左岸の段丘の斜面を利用した中世の城跡で、1532年から1555年は、藤沢頼親が城主として勢力を誇ったとされています。
まつりは、福与や三日町の有志でつくる福与城祉を守る会が実行委員会を組織して毎年開いています。
ゴールデンウィーク前半最後となった今日は天候にも恵まれ、地元の家族連れなどが楽しいひと時を過ごしていました。 -
小中学校の体罰実態調査結果公表
長野県教育委員会は小中学校の体罰について平成24年度分の実態調査結果を4月30日公表しました。
児童生徒に対する体罰の実態を把握しようと県内の小学校375校、中学校189校で県がアンケート調査を行いました。
それによりますと、教師による体罰については県全体で2117件の情報提供がありました。
そのうち体罰と確認した数は54件、体罰ではないと確認した数は1460件でした。
教職員でない部活動の外部コーチなどによる体罰は2件でした。
このうち伊那市の小学校で情報提供があったのは20件で、体罰と認められたものはありませんでした。
中学校の情報提供は12件で体罰と認められたものはありませんでした。
上伊那郡の小中学校の情報提供は合わせて64件で、ともに体罰と認めたられたものはありませんでした。
県では今後23年度以前についても調査を行い5月下旬に公表するとしています。 -
ジュディ・オング倩玉さん サイン会
伊那市の信州高遠美術館で開催中のジュディ・オング倩玉木版画の世界展にあわせ、28日トークショーとサイン会が開かれました。
会場となった信州高遠美術館のホールには、ジュディ・オングさんを一目見ようと多くの市民らが集まりました。
ジュディさんが登場すると会場は拍手に包まれました。
トークショーでジュディさんは、絵を始めたきっかけや版画との出会いなどについて触れ、グレーとの出会いが作品づくりに大きな影響を与えたと話しました。
ジュディさんは、「私の版画は、白と黒、グレーに何かを足しているだけ。誰もが記憶の中に色があると思うので、作品から感じ取ってもらえればうれしい」と作品の見所を紹介しました。
サイン会は、午前と午後の2回、それぞれ100人限定で行われ、ファンは「かぜをひかないように」「がんばってください」などと声をかけていました。
ジュディ・オング倩玉木版画の世界展は、5月19日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
第42回日本画県展
第42回日本画県展が、25日から伊那文化会館で始まりました。
日本画県展は、長野県日本画会が開いているもので、会場には出品された、およそ80点の作品が並んでいます。
伊那支部からは11人が出品しました。
伊那市手良の竹内美幸さんの「かぞく」と伊那市高遠町の鈴木岬さんの「いぶき」は、奨励賞を受賞しています。
日本画は、鉱石などを砕いて、細かくなった粒子をにかわと混ぜて作る「岩絵の具」を、置くように何度も塗り重ねて色をつけています。
ある会員は、「年々出品数が減ってきているので、伝統ある日本画の技法を残していきたい」と、話していました。
日本画県展は4月29日月曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
箕輪西小学校でジャガイモ植え
箕輪町の箕輪西小学校の児童は23日学校近くの畑でジャガイモ植えをしました。
23日は全校児童およそ100人が1年生から6年生までの縦割り班で種芋の植え付けをしました。
箕輪西小学校では学年をこえて交流を深めてもらおうと縦割り班での活動を行っています。
23日は今年度の縦割り班での初めての活動です。
下級生は上級生に教わりながら種芋を植つけていました。
収穫したジャガイモは、7月に行われる全校カレー会の材料として使われます。 -
東春近小4年生 りんごの摘花体験
伊那市の東春近小学校の4年生が、総合的な学習の一環として、東春近田原の伊藤一路さんのりんご園で、25日摘花を体験しました。
東春近小では、毎年4年生が授業の一環として、伊藤さんのりんご園で、1年間を通してりんごの栽培体験を行っていて、今年で19年目になります。
25日は子ども達60人が、伊藤さん夫婦や、子ども達の祖父母、指導員のアドバイスを受けながら、摘花作業に汗を流していました。
摘花は、1つの房に5つ咲く花の、中心の花だけを残してあとの花を摘むことで、栄養を集中させ、美味しいりんごを実らせるために行います。
伊藤さんは、「りんごの栽培を通して、物の尊さや、思いやりの気持ちを育んでもらいたい」と話していました。
今年は例年に比べて、花が咲くのが早く、1・2週間ほど摘花の時期を早めたということです。
次は、余分な実を摘み取って、1つの実に栄養が行き渡るように行う摘果の作業を、6月に行う予定で、収穫は11月頃になりそうだということです。 -
運営体制強化へ4専門部会設置
南アルプスに接する、長野県の市町村などでつくる、南アルプスジオパーク協議会は、今年度から運営体制の強化を目的に、あらたに4つの専門部会を設置します。
24日は、伊那市の伊那市創造館で平成25年度の総会が開かれ、専門部会の設置に関する議案など、提出された7議案すべてが承認されました。
南アルプスは、1月に2016年度までの4年間、日本ジオパークとして再認定されています。
しかし、再認定にあたり運営体制や情報発信などに課題があると、日本ジオパーク委員会から指摘されていました。
協議会では、これらの課題解決に向け学術や教育、観光、地域の4つの専門部会を設置します。
また、それぞれの課題毎に、実行計画を定めた11項目のアクションプランを作りました。
協議会会長の白鳥孝伊那市長は「身近にある地質遺産を勉強し、地域振興につなげ、南アルプスの世界自然遺産登録へとつなげていきたい」と話していました。 -
29日の定期公演に向け稽古に熱
中尾歌舞伎保存会による春季定期公演が今月29日に行われます。本番を間ぢかにひかえ会員らは稽古に熱が入っています。
23日は伊那市長谷中尾の中尾座で、本番での衣装をまとっての稽古が行われました。
公演では、6年ぶりに「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」という演目が披露されることになっています。
物語は、源義経の正室「卿の君」が平家出身であることから、源頼朝が「首をはねて渡せ」と弁慶を向かわせます。
しかし弁慶は、自分の娘を殺し身代わりとし、主君である義経への忠誠心を果たす物語です。
中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり太平洋戦争により一時、途絶えてしまいましたが、地元の若者が復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されています。
復活以来、演技の指導にあたっているのは、戦前の中尾歌舞伎で役者をつとめてきた、西村清典さんです。
中尾歌舞伎の春季定期公演は、今月29日 月曜日、伊那市長谷中尾の中尾座で行われます。
伊那ケーブルテレビでは来月に公演の模様を放送する予定です。 -
伊那北小学校で交通安全教室
伊那市の伊那北小学校で22日、交通安全教室が開かれました。
教室は、5・6年生を対象に開かれたもので、児童およそ200人が参加しました。
校庭では、教諭から自転車での横断歩道の渡り方などを教わった他、線からはみ出さない様に進む練習をしました。
路上講習では、伊那市の北部地区交通安全協会のメンバー6人とPTA6人が見守る中、児童らは交通ルールを確認しながら運転していました。
北部地区交通安全協会の山岸勝利会長は「自転車も車と一緒で運転する人の責任が問われる。交通事故の被害者にも加害者にもならないようルールを守ってほしい」と話していました。
交通安全教室は、夏休み前にも開かれることになっています。 -
南箕輪村南部保育園 園児が椎茸の菌の駒打ち体験
南箕輪村南部保育園の年長園児44人は、22日、大芝公園で椎茸の菌の駒打ち体験をしました。
伊那市と南箕輪村内の有志で集まる「椎茸の里大芝」の7人が、園児に駒打ちの指導を行いました。
およそ1メートルあるナラの原木に空けられた穴に、園児達はカナヅチで、椎茸の菌の駒を打ち込みました。
「椎茸の里大芝」代表の小松修一(しゅういち)さんは、「今回の駒打ちをはじめ、自然に親しむ体験をたくさんして、成長してほしい」と話していました。
今回の椎茸は、およそ2年で収穫できるということです。 -
橋爪まんぷさん 絵本原画展
伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんが挿絵を手掛けた絵本、伊那谷ものがたりシリーズの第二作「河童の妙薬」の原画展が、18日からベルシャイン伊那店で始まりました。
会場には、絵本の原画20点が展示されています。
伊那谷ものがたりシリーズの第二作「河童の妙薬」は、駒ヶ根市の竜東地区に伝わる民話をもとに作られた創作絵本です。
主人公は、相撲好きで、いたずら好きの河童です。
ある日、馬と相撲をとった河童は、高遠藩の川奉行、中村新六という役人の屋敷に捕えられます。
河童は、万病に効くという薬草のありかを教えて逃がしてもらいました。
新六はこの薬草を「河童の妙薬」と名付け売り出したところたちまち大評判になったという物語です。
絵本は、定価が1,050円で、上伊那の書店などで購入できるということです。
原画展は23日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 -
教諭らも参加し将来像検討
高遠高校の今後のあり方について検討する、将来像検討委員会の専門部会が19日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれ、初めて高遠高校の教諭らが参加して意見が交わされました。
この日は、これまであげられた意見を6つの項目に分けて堀り下げて考えようと分科会が開かれました。
将来像検討委員会は、定員割れが続いている高遠高校が、県の第2期高校再編計画の廃止対象になる可能性が高いことから、学校の存続を目的に設置されました。
分科会には、委員会では初めて高遠高校の教諭が参加し意見を交わしました。
このうち、地域の保育園や小中学校との連携について考えた分科会では、高校教諭から高遠高校の良さについて「コース制になっているため、生徒の将来像が明確になっている」といった意見が出されました。
これに対し、地域の中学校教諭からは「コース制を生かしてどんな道に進んでいるのか、進路状況を見える形にしてほしい」と、中学生が入学に対して魅力を感じるよう情報を公開することの必要性を訴えていました。
石城正志校長は「教諭が参加したことで、内側からも外側からも理解の得られる検討結果がまとまると思う」と話していました。
委員会では、6月頃までに意見をまとめて高遠高校に報告することにしています。 -
旧井澤家住宅で古書を展示
伊那市西町の旧井澤家住宅で、明治から昭和にかけての古書が展示されています。
古書は、近くに住む2人から寄贈されたもので、明治20年代から昭和20年代にかけての教科書を中心に215冊が並べられています。
中には、伊那市高遠町出身の日本画家池上秀畝の絵が載っている当時の雑誌の付録もあります。
昭和6年に講談社が発行した大衆雑誌「キングの付録で、関東大震災の様子を描いています。
ほかに太平洋戦争中に当時の政府が発行した国策雑誌もあり、戦争真っ只中の世相を反映しています。
今回は、端午の節句にあわせて高遠藩士の鎧やかぶと冑・足軽の具足も初めて飾ったほか、明治初めて飾ったほか、明治時代の節句飾りも公開しました。
部屋飾りの旗指し物と呼ばれるもので、高遠の旧家から寄贈されたものです。
古書と節句飾りの展示は、5月12日まで伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれていて、入館料は、200円となっています。 -
元最高裁判事 那須弘平さん講演会
伊那北高校の卒業生で、元最高裁判所判事の那須弘平さんの講演会が13日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
これは、伊那北高校の同窓会やPTAが開いたもので、伊那北高校の生徒や保護者など850人ほどが集まりました。
那須さんは、写真や新聞の記事を交えながら、最高裁判所のしくみや、自身がかかわった裁判について紹介しました。
那須さんは、一票の格差について各地の高等裁判所で違憲状態などという判決が続いたことについて「最高裁だけでなく高裁でも見解を出すのは良いこと。国民の間でも議論するきっかけとなり、これも裁判所の役目だと思う」と話していました。
また、生徒たちには「志を高く持ち、それに向かって努力をしてほしい」と呼びかけていました。 -
南箕輪小学校で1年生を迎える会
南箕輪村の南箕輪小学校で15日1年生を迎える会が開かれました。
会では1年生115人が6年生と手を繋いで入場しました。
1年生を迎える会は、児童会役員が中心となり6年生が企画したものです。
児童会長の高橋輝君は「学校にはもう慣れましたか。この会を通して仲良くなっていきましょう」と呼びかけました。
会ではマルバツクイズが行われました。
「名札は毎日つけるか」「掃除中はしゃべってもよいか」など、学校に関する問題がだされ、一年生は元気よく手を挙げていました。
名前を書いて上級生に渡すとお願いを聞いてもらえる「お願いカード」を6年生が1年生にプレゼントしました。
中山和夫校長は、「元気よく挨拶をして、お友達をたくさん作りましょう」と話していました。 -
第二次避難所指定の体育館完成
箕輪町から大規模災害発生時の第二次避難所に指定されている箕輪中学校の新しい体育館がこのほど完成しました。
完成した体育館は耐震構造となっていて、広さはおよそ1,200平方メートル、総事業費は、2億8,000万円です。
15日は新しい体育館でお披露目式が行われ、全校生徒およそ760人が出席しました。
本村栄次校長は「この体育館に命を吹き込むのは皆さんです。立派な施設に感謝し運動など学校生活に役立ててください。」とあいさつしました。
前の体育館は建築から50年以上が経過し耐震化されていないことが問題となっていました。
耐震化された新しい体育館は、大規模災害発生時の第二次避難所にも指定されていて地域防災の拠点施設としての役割も果たしていくということです。