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伊那小で公開学習指導研究会
総合学習を先進的に行ってきている伊那小学校で、5日、公開学習指導研究会が開かれ、訪れた人たちが総合学習を見学しました。
この日は、県内外から小中学校の教諭や大学生など、およそ500人が伊那小学校を訪れ、授業の様子を見学しました。
「総合的な学習の時間」は、平成12年に学習指導要領に取り入れられましたが、伊那小学校では、30年以上前から、動物の飼育や地域交流などの総合学習を行っています。
公開学習指導研究会は、特色ある伊那小学校の授業を全国に発信し、他校の教諭に意見を聞こうと伊那小学校などが開いているもので、今回で32回目になります。
この日は、27クラス全てで総合学習の様子が公開されました。
そのうち5年孝組では、子ども達が企画した人形劇や演劇、手品などの発表会を今月中旬に予定していて、この日は、発表会の練習を行いました。
手品が成功した場面では、訪れた教諭達からも歓声が上がっていました。
また3年剛組では、飼育している羊から刈りとった羊毛を使ってマフラーや帽子を作っていて、この日は毛糸を紡ぐ作業を行いました。
訪れた教諭たちは、子ども達に質問しながら、授業の様子を見学していました。
愛知県から訪れたある教諭は「生き物の飼育ひとつとっても、生死から、国語能力まで、本当に総合的な学習をしている。自分がこの学校の子どもだったら楽しかっただろうな、という授業をしていて参考になった」と話していました。
武田育夫校長は「美しいものは美しいと言える、感性豊かな子どもが育っているし、育てていきたい。子どもと教諭が一緒になって一生懸命やっている様子を見てもらえたらうれしい」と話していました。
伊那小学校では「今回の研究会でいただいた意見を参考にして、授業に活かしていきたい」としています。 -
南箕輪小学校と南部小学校の6年生が南箕輪中学校を見学
南箕輪小学校と南部小学校の6年生は4日、南箕輪中学校を訪れ、授業を見学しました。
見学に訪れたのは、両校の児童およそ150人です。
南箕輪中学校では、毎年6年生の児童を対象に授業内容などを紹介し、学校生活での不安を解消してもらおうと見学会を開いています。
4日は、1年生の英語や社会の授業を見学しました。
英語を中学校から本格的に習うという児童らは、初めて見学する授業の様子を真剣な表情で見ていました。
見学の後児童らは、委員会やクラブ活動などの説明を受けました。
南箕輪中学校では「学校生活の雰囲気を感じてもらい、4月からいいスタートをきって欲しい」と話していました。 -
上伊那地区社会教育委員連絡協議会の地区研修会
上伊那地区社会教育委員連絡協議会の地区研修会が1日、伊那市のいなっせで開かれました。
地区研修会には、上伊那8市町村の社会教育委員や職員およそ60人が集まりました。
社会教育委員は、学校教育や社会教育の関係者などから、教育委員会が委託しているものです。
研修会は、情報交換や資質向上などを目的に毎年この時期に開かれています。
上伊那8市町村が持ち回りで事例発表を行っていて、今回は、伊那市の委員や職員の3人が、取り組みについて発表しました。
このうち伊那市教育委員会生涯学習課の飯島智課長補佐は、社会教育委員制度が抱える課題として、社会教育は幅広く抽象的であることをあげ、「委員自らが教育の場に出向いて働きかけることや、存在と役割を知ってもらうことが必要」などと話しました。
上伊那地区社会教育委員連絡協議会では、研修会の報告や会員の意見をまとめ、会の向上を図っていきたいとしています。 -
公立高校前期選抜試験
公立高校の前期選抜試験が2日、県内一斉に行われました。
このうち南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時すぎから受験生が次々と訪れ試験会場に向かっていました。
県教育委員会では、今年度から各高校に前期選抜の実施の判断をゆだねたため、上伊那では、伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、赤穂高校の普通科で前期選抜は実施していません。
前期選抜を実施した上農高校は各科募集定員が20人で、倍率は、生産環境が1.55倍、園芸科学が2倍、生物科学が2.1倍、緑地創造が1.8倍となっています。
公立高校前期選抜試験の合格発表は、10日(木)となっています。 -
故・板山弘さん作品展
平成17年に亡くなった、伊那市富県の板山弘さんの作品展が、伊那市の日帰り温泉施設みはらしの湯で開かれています。
みはらしの湯 ロビーには、板山さんが木を彫って作った人形や、廃材を利用して描いた絵などが並んでいます。
板山さんは、平成17年9月、85歳でなくなりました。
板山さんは、山作業でふと見つけた木の枝のこぶを持ち帰り、七福神の人形を仕上げて以来、こぶや、つるが巻きついて成長できない木などを使って人形を作るようになりました。
また、古い農家などが取り壊され、捨てられる運命の板戸などに風景画を描いてきました。
板山さんは、戦時中、全員玉砕の命令で自爆をはかり、重傷を負いましたが、一命を取り留めました。
命を無駄にしてはいけないとの思いが作品にこめられているということです。
7回忌を迎える今年、父親の作品をそのままにしていては申し訳ないと、今回の作品展を開いた長女の千鶴子さんは「父は、使われなくなったものに命を吹き込んだ。華やかさはないが、温かみのある作品だと思う」と話していました。
この板山弘さんの作品展は、28日(月)まで、伊那市の日帰り温泉施設みはらしの湯で開かれています。 -
伊那小学校の児童不法投棄防止を呼びかける啓発チラシ配布
伊那市の伊那小学校の児童は、西天竜幹線用水路へのゴミの不法投棄防止を呼びかける啓発チラシを1日、市内各地で配りました。
1日は、伊那小学校4年仁組の児童28人が、市内5か所に分かれ不法投棄防止を呼びかけるチラシを配りました。
仁組では、去年4月から西天について学んでいます。
チラシの配布は、水路内に大量のゴミが捨てられていることを知った児童らが、ゴミを減らす為に出来ることを考え、今回初めて行ったものです。
先月には、南箕輪村の西天沿いに啓発ポスターを設置しています。
児童らは、西天について説明したり現状などを伝えながらチラシを配っていました。
仁組では、今後も作った野菜を販売するなどして資金をつくり、チラシの作成費用にあてていきたいとしています。 -
木育おもちゃ第2弾お披露目
伊那市が木育事業として取り組んでいるオリジナルおもちゃが31日、西春近北保育園でお披露目されました。
木育おもちゃは、前回竜東保育園での木製ツリーに継ぐ第2弾です。
今回は、檜の積み木とテーブルが製作されました。
積み木は、縦8センチ横4センチ、幅2センチの物で、300個作られました。
テーブルは、2つ。
園児が使いやすい大きさに作られていて、木目がいかされています。
木のおもちゃ製作は、木育事業として伊那市が今年度取り組んでいるもので、市内の木工職人などに委託しています。
今回作られたおもちゃは、西箕輪保育園建設地で伐採された檜が使用されています。
未満児から年長までの園児が、積み木を積み上げたり、ままごとでテーブルを囲むなどして楽しんでいました。
西春近北保育園の篠田千栄子園長は「檜の香りがとてもいい。木の色や匂い、感触などを五感で感じながら遊んでほしい」と話していました。 -
高校生のための料理教室
高校生を対象にした料理教室が30日、伊那市保健センターで開かれました。
これは、伊那市食育推進協議会が開いたもので、今年で2回目です。
伊那市在住または市内の高校に通う高校1年生から3年生までの13人が参加しました。
料理教室は、進学や就職などで将来一人暮らしをするときに、自分の健康を考え、バランスのよい食事をしてほしいとの願いで開かれています。
調理実習では、主菜、副菜、汁物、ご飯がそろった1食分の献立に挑戦しました。
野菜をたくさん食べられるように茹でた野菜の和え物、煮干しで出しをとるみそ汁などを作りました。
高校生は、食育推進協議会のメンバーから野菜の切り方などを教わり、調理していました。
料理が出来上がると、さっそく試食していました。 -
伊那東小学校1、2年生 地産地消について学ぶ
伊那市の伊那東小学校1、2年生は25日、地産地消について学びました。
25日は、県の職員5人と地産地消推進キャラクターの旬ちゃんが伊那東小学校を訪れ、1、2年生に食についての話をしました。
県では、子ども達の地産地消に対する理解を深めることと、学校給食での県内産の食べ物の普及活動に努めています。
このうち2年生およそ130人は、県の職員から「作った人の顔が見える」「旬の味を味わえる」などと、地域でとれた食材の良さなどの話しを聞きました。
また、この日の給食には全て県内産の食材が使われました。
県では、今後も県内各地でPR活動を行っていくということです。 -
高遠高校芸術コースの卒業制作展
高遠高校芸術コースの卒業制作展が、伊那市の信州高遠美術館で開かれています
会場には、高遠高校芸術コースで美術と書道を専攻している3年生17人の作品、およそ40点が並んでいます。
作品展は、3年間の集大成の場として毎年行っているものです。
美術では、130号の油絵や絵に物を貼り付けて立体的に見せた作品などがあります。
書道では、古典を模写した作品など7点が並んでいます。
作品には、3年間の思い出や今回の作品に対する意気込みが添えられています。
会場には、高遠焼き窯元の浦野真吾さんに教わって作った高遠焼きも展示されています。
ある生徒は「多くの人に支えられてここまで来ることができた。その成果を多くの人に見てもらいたい」と話していました。
高遠高校芸術コース卒業制作展は2月3日まで開かれています。 -
伊那北理数科課題研究発表会
伊那北高校で29日、理数科の2年生による課題研究発表会が開かれました。
伊那北高校の理数科では、毎年2年生が理科・数学の分野から興味、関心のある課題について1年かけて研究をしています。
理数科の生徒は40人で、同日は9つの班が、熱気球やバイオ燃料などの課題について研究してきた結果を発表しました。
ある班は、空気砲について物理の観点から研究しました。
空気砲は、穴をあけた段ボール箱を叩くと空気が飛び出すものです。
穴の面積や箱の劣化具合など条件を変えて実験し、空気の速度がどのように変化するか調べました。
実験の結果、最も空気の速度が速かった空気砲で、ろうそくの火を消す実演も行われました。
西山高志教諭は、「研究を通して、内容だけでなく、研究に対する自主的な姿勢も学ぶことができたと思う」と話していました。 -
KIDS自然エネルギー活用コンテスト
小学生が自然エネルギーの活用事例を発表するKIDS自然エネルギー活用コンテストが、29日、伊那市役所で開かれました。
この日は高遠小学校、西春近南小学校、赤穂小学校の3校が参加して、日頃実践している活動について発表しました。
コンテストは、子ども達に自然活動への意識を高めてもらおうと、伊那テクノバレー地域センター、リサイクルシステム研究会が開いているもので、今回で3回目です。
高遠小4年東組は森について学習していて、間伐の大切さや県産材の良さなどがわかったと発表しました。
西春近南小の4年生は、竹炭づくりに取り組んで感じた、炭作りの苦労や、昔から日本で使われている竹炭の良さなどを発表しました。
発表の後には、子ども達が自然エネルギーを活用したおもちゃ「ウインドカー」づくりに挑戦し、神奈川工科大学の石綿良三教授から説明を受け、組み立てていました。
リサイクルシステム研究会の田中賢明会長は「コンテストをきっかけに、自然活動に興味を持つ子どもが少しでも増えればうれしい」と話していました。 -
田楽座の公演「ふるさとこよなく」が、2月20日に開かれる
歌舞劇団田楽座の公演「ふるさとこよなく」が、2月20日に伊那文化会館で行われます。
28日は、公演を主催する「田楽座を応援するってもんずらの会」の有賀弘武会長と田楽座のたちかわねむかさんら3人が伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に公演の内容を報告しました。
舞台「ふるさとこよなく」は、2部構成の公演です。
1部は、田楽座の公演ではおよそ30年ぶりとなる芝居仕立てとなっていて、1人のおじいさんの祭りに対する思いを描いています。
2部は、太鼓や篠笛などを用いた民族芸能となっています。
田楽座の公演「ふるさとこよなく」は、2月20日に伊那文化会館で行われます。 -
富県小学校の6年生炭焼き体験
富県小学校の6年生は28日、伊那市富県の炭焼き小屋で炭焼き体験をしました。
炭焼き体験をしたのは、富県小学校6年生20人です。
6年生は、去年4月から山林整備や鳥の巣箱作りなど、地元の山や自然に触れる学習を行っています。
炭焼き体験は、その授業の一環として行われました。
28日は、4月から子ども達の学習をサポートしている地元の有志と、炭焼き小屋を管理しているたかずや炭の会会員の合わせて18人が作業を手伝いました。
児童らは、炭の材料となる薪を、窯がいっぱいになるまで積めていきました。
窯は、4日間ほど火がつけられ、1か月経つと真っ黒な炭になります。
28日は他にも、炭焼き時に発生する煙を冷やして液状化させた木酢液について、会員の説明を聞いていました。
富県小6年生は、来月18日にもきのこの駒打ちを体験するということです。 -
高校生就職内定率 南信地区89.9%
この春、公立高校を卒業する生徒の就職内定率は、平成22年12月末現在85.4パーセントとなっています。
これは、27日、県教育委員会が発表したものです。
全県の就職内定率は、85.4パーセントと、前の年の同じ時期と比べ、3.9ポイント増えています。
南信地域は、89.9パーセントで、県内4地区で最も高く、男女別では、男子が、90.3パーセント、女子が89.1パーセントとなっています。
県教委では「安易に判断できないが、現段階では、高校生の就職状況は改善傾向に向かっている」とコメントしています。 -
高校入試前期志願者数発表
長野県教育委員会は、来年度の公立高校入学者前期選抜の志願者数を27日、発表しました。
それでは、全日制の志願者数からお伝えします。
辰野高校です。普通科志願者数61人で1.27倍、商業科は31人で1.55倍となっています。
上伊那農業高校です。生産環境科は31人で1.55倍、園芸科学科は40人で2.00倍、生物科学科は42人で2.10倍、緑地創造科は36人で1.80倍となっています。
高遠高校です。普通科は56人で1.17倍となっています。
伊那北高校普通科は前期の募集がなく、理数科は50人で1.39倍となっています。
伊那弥生ヶ丘高校普通科は前期の募集がありません。
赤穂高校普通科は前期募集が無く、商業科は82人で2.05倍となっています。
駒ヶ根工業高校です。3つの学科一括で80人が志願し1.33倍となっています。
続いて、多部制の箕輪進修高校です。普通I部は44人で2.20倍、普通II部は50人で2.50倍、普通III部は9人で0.45倍、工業I部は34人で1.70倍となっています。
なお、高校入試前期選抜は2月2日、合格発表は2月10日に行われます。 -
南箕輪村南部小学校 信大留学生と交流
南箕輪村の南部小学校の児童は26日、信大農学部の留学生とゲームなどをして交流しました。
この日は、信大農学部に留学している、中国、バングラデシュ、インドネシアなどの8人の留学生が南部小を訪れ児童と交流しました。
留学生との交流は、近くに信大農学部がある事から、様々な国や文化がある事を知り海外に目をむけるきっかけにしようと行われていて今回が3回目です。
子ども達は、児童会が企画した手つなぎ鬼などのゲームをして留学生と一緒に遊びました。
鈴木茂教頭は、「言葉の壁を超えて楽しく遊ぶことができた。交流が深まったと思う」と話していました。 -
校庭の天然リンクでスケート
伊那市の西春近北小学校の児童は、校内の天然リンクでスケートの練習に励んでいます。
校内にある天然リンクは、校舎北側の1日中、陽の当たらない場所にあります。
このリンクは1、2年生専用となっていて、26日は2年生の児童が体育の時間にスケートを楽しんでいました。
広さは縦がおよそ25メートル横が7メートルで、氷の厚さは15センチほどあります。
リンクは毎年保護者がPTA活動でつくっていて、去年水を張り、今年になってから滑れるようになりました。
児童らは、歓声をあげながら、リンクを滑っていました。
校内にある天然リンクでのスケートの授業は、2月下旬ころまで続けられるということです。 -
岳風会が吟じ初め
詩吟の愛好家でつくる上伊那岳風会箕輪支部の初吟会が、22日、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれました。
最初に「吟じ初め」として、会員全員で吟じました。
岳風会箕輪支部には、およそ100人の会員がいて、この日はそのうちの80人が参加し、日頃の練習の成果を披露しました。
会では、設立当初は神社で初吟会を開き、吟を奉納していましたが、宗教にとらわれずにやっていこうと、現在の形になりました。
この日は、一人だけで吟じる「独吟」という形式で、一人一人発表していました。
参加者の中には小学生もいて、これまでの練習の成果を披露していました。
参加したある女性は「健康で、楽しく詩吟ができる1年にしたい」と話していました。 -
西春近北小3年生 トマトのハウス栽培見学
伊那市の西春近北小学校の3年生は24日、地域でトマトのハウス栽培している農場を見学しました。
子ども達が訪れたのは、伊那市西春近にある、城倉禾一さんのハウスです。
西春近北小の3年生は、総合学習で通学区内にある工場や店など地域社会について学習し今回の見学もその一環で行われました。
城倉さんは、ハウスの大きさや栽培しているトマトの品種、一日の出荷量等について説明をしていました。
西春近北小の3年生は、これまで学習してきた地域の事についてまとめを行い、2月の授業参観日に発表する予定です。 -
第7回長野県中学生ロボットコンテスト 南信大会
第7回長野県中学生ロボットコンテスト南信大会が、今日、駒ヶ根市内で開かれ、授業内部門で、伊那市の西箕輪中学校2年の、早武悠太君と桐山竜成君のチームが優勝しました。
授業内部門は、エリア内に落ちている紙クズや乾電池をロボットを操作し制限時間内に相手チームより多く集める競技です。
早武君と桐山君は、予選、決勝トーナメントを通して、安定した力を発揮し優勝しました。
大会は、ロボット作りを通してもの作りの面白さや、協力する事の大切さを知ってもらおうと開かれ、今回の大会には、上伊那の他、県内各地から合わせて、10校、52チームが参加しました。
授業内部門の他に、N竏池obo部門が行われ、下伊那の阿智中学校のチームが優勝しました。 -
箕輪町 無量寺で福升づくり
2月3日の節分に向け、箕輪町北小河内の無量寺では、福マスづくりが行われています。
22日には無量寺の中川弘道住職が、節分で使う福マスに「福」と「寿」の文字を筆で書いていました。
節分行事は、護摩を焚いて厄を払ったあと、清められた身体で、幸せが来るようにと豆をまきます。
今年は、年男や年女、厄払いで豆まきを希望している45人分のマスが用意されました。
マスは、「福」と「寿」が書き込まれた後、刻印が押され完成です。
中川住職によると、「福」は幸福を、「寿」は長生きを願って書かれているということです。
箕輪町北小河内の無量寺の福豆まきは2月3日に行われる予定で、護摩祈祷が午後3時から、福豆まきが午後4時からとなっています。 -
旧井澤家住宅で「卯」を展示
今年の干支「卯」にまつわる美術品の展示会が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。
住宅内の一室には、ウサギが描かれた池上秀畝の掛け軸や屏風をはじめ、伊那にゆかりのある書家や画家の作品36点が飾られています。
この干支にちなんだ展示会は、伊那部宿を考える会が4年前のねずみ年の時から始めました。
飾られている美術品は、考える会が、会員に呼びかけ、それぞれの所蔵品を持ち寄ったものです。
池上秀畝・中村不折などといった著名な作家に混じって、秀畝の弟子の作品など隠れた名品も並んでいます。
会場には、小松養蜂園が作ったうさぎの蜜蝋人形や絵手紙の指導をしている西町の倉科照子さんに届いた絵手紙240枚も展示されています。
21日は、多くの人が旧井澤家住宅を訪れ、掛け軸や絵手紙に見入っていました。
今年の干支「卯」にちなんだ展示会は、29日土曜日まで、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。 -
おやじ学級で平澤町長が講師
箕輪町の公民館講座「おやじ学級」で、平澤豊満町長が講師をつとめ、町が掲げる重点施策について話ました。
「おやじ学級」は、50歳以上の男性を対象にした町の公民館講座です。
60代から80代までの27人が登録していて、21日は、そのうちの17人が出席しました。
この日は、行政講座として、平澤町長が講師をつとめました。
平澤町長は、人口、工業出荷額など町の概要や重点的に取り組んでいる主要施策について説明し、「箕輪町は、土地に明るさやあたたかみがあり最高に素晴らしい場所。さらに発展する場所だと感じている。」と話していました。
おやじ学級では、これまでにそばうち講座やしめ飾り作りなどを行ない、今年度は、今回が9回目となりました。
学級では、同じ公民館講座のふきはら大学や大学院の3者合同で、3月に修学旅行を計画しています。 -
箕輪南小で二胡の演奏会
中国の伝統民族楽器二胡の演奏会が21日、箕輪町の箕輪南小学校で開かれました。
演奏したのは、伊那市などで二胡を指導している劉鉄鋼さんです。
箕輪南小では、月に2回全校集会を開いていて、演奏会はそれに合わせて開かれたものです。
二胡を始めて見る児童がほとんどで、独特の音色に聞き入っていました。
劉さんは、二胡の歴史などを分かりやすく説明し、日本のアニメなど子ども達に馴染みのある曲を演奏していました。
箕輪南小学校では「世界には様々な文化があるということに触れて、興味をもってもらいたい」と話していました。 -
県民芸術祭参加優秀作品展覧会
去年の長野県県民芸術祭に参加した芸術団体の絵画などの優秀作品展覧会が、伊那市の伊那文化会館で22日から始まります。
この展覧会は、県民芸術祭に参加した芸術団体がそれぞれ開催した展示会の中で、最高賞などを受賞した作品を一堂に集めたものです。
さまざまなジャンルの優秀作品を集めた展覧会は今回が初めてで、県内の10団体から55作品が出品されています。
作品は、書、日本画、洋画、写真、工芸など多彩です。
関係者は、「県内のバラエティに富んだ作品が見られる。いろいろな芸術に出合う機会にしてほしい」と話しています。
この優秀作品展覧会は22日から30日まで開かれます。 -
高遠高校福祉コース 手話を学習
伊那市の高遠高校福祉コースの1年生は19日、聴覚障害者を招いての交流学習で、手話について学びました。
講師として招かれたのは、伊那市西箕輪の城取定幸さんです。
城取さんは、生まれつき耳が不自由で手話で講義をしました。
高遠高校福祉コースでは、去年の10月から手話の学習を週に2回行っていて、交流学習はその学習のまとめとして開かれました。
城取さんは、手話は、何を伝えたいのか受け取る側が見て瞬時に判断できる事が大切だとして、手を動かし頭の回転を速くするゲームなどを紹介していました。
ある生徒は、「耳の聞こえない人の話を聞くことで、どう接すればいいのかとても勉強になった」と話していました。
城取さんは「障害者と接することで聞こえないとはどうゆう事か理解してもらい、一緒に行動しながら自然に手話を学んでもらいたい」と話していました。 -
【カメラリポート】伊那レゲエ祭
日本の一線級のレゲエアーティストが伊那に集まる、「伊那レゲエ祭」が23日日曜日に伊那文化会館で開かれます。
箕輪町でダンススクールを開いている赤羽一也さんは若者を中心に文化のひとつとして定着しているレゲエのイベントが伊那で開催されることについて、地域の若者文化の活性化につながると期待しています。 -
引持の獅子舞
伊那市高遠町上山田の引持で、17日、今年一年の無病息災や五穀豊穣などを願う、獅子舞が披露されました。
引持生活改善センターには、およそ70人が集まり、地区に伝わる獅子舞を見物しました。
引持の獅子舞は、物語になっていて、ヒョットコにせきたてられた、獅子が起き、悪魔を払います。
獅子の体にはノミついていて、体を動かした獅子は、ノミが動き出し痒くなりますが、ノミを取り、獅子自体もすっきりするという、構成となっています。
この獅子舞はかつて、1月17日に地区の役員の家に集まり、徹夜で酒を酌み交わし、芸を楽しみながら、日の出を待つ、お日待ちの行事の中で、行われてきたという事です。
現在は、1月17日に近い日曜日に引持生活改善センター集まり、獅子舞が行われています。
引持獅子舞保存会の前田茂会長は、「地区で守られてきた獅子舞を、若い世代に継承し、守っていきたい」と話していました。 -
小正月の伝統 羽広の獅子舞
伊那市西箕輪の羽広に400年近く伝わる小正月の伝統行事、「羽広の獅子舞」が16日に行われました。
午前7時。うっすらと雪化粧をした仲仙寺の本堂では、地区の住民でつくる保存会のメンバーが仲仙寺で舞いを披露しました。
羽広の獅子舞は、およそ400年の歴史を持ち五穀豊穣や家内安全を祈る小正月の伝統行事です。
荒々しい舞をする雄獅子と、優雅な舞をする雌獅子二頭が一緒に舞い合わせをするのが特徴で、全国的にも、二頭一緒に舞うのは珍しいと言われています。
舞には「剣の舞」や「豊穣の舞」、「浄の舞」など5つがあり、二頭の獅子が息を合わせながら順々に舞っていました。
保存会の鈴木清治会長は、「地区に五穀豊穣が訪れるようまってくれた、良い舞が奉納できた」と話していました。
舞合わせの後、雄獅子、雌獅子に分かれ、区内の各家庭を回りました。