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信州HOT ROCK 復活
アマチュアバンドのライブイベント「信州ホットロック」が30日、南箕輪村の村民センターで開かれた。
イベントは、伊那市のロック愛好家の竹松学さん夫妻が企画したもので、伊那や松本などから6組のバンドが出演した。
このうち、南箕輪村在住の女子高校生でつくるグループは、観客を前に初めて演奏した。
ヴォーカルが体調不良で急きょ3人でのステージとなったが、家族や友人らの応援を受け、5曲を披露した。
リーダーの鈴木詩織さんは「もっと練習して、また出演したいです」と話していた。
このイベントは10年前、アマチュアバンドに広いステージでの演奏を楽しんでもらおうと開かれた。
しかし、資金面や運営上の問題から5年前を最後に休止状態となっていた。
信州ホットロックは今後、年2回開催する予定で、主催者の竹松さんは「誰でも楽しめるアットホームなイベントにしていきたい」と話していた。 -
みはらしファーム 花馬まつり
伊那市西箕輪で30日、馬を花で飾りつけ、仲仙寺にお参りをする花馬まつりが行われた。
この花馬まつりは、豊作などを祈願するため、花で飾られた農耕馬が各地から仲仙寺を訪れた様子を再現しようと西箕輪農業公園みはらしファームが主催し行われている。
花馬まつりには、子供連れなど60人が参加し願い事を書いた短冊を手に、みはらしファームから仲仙寺までおよそ3キロの道のりを歩いた。
2頭のうち1頭は、この地域で多く栽培しているアルストロメリアが、もう一頭には薄紙で作った造花が飾りつけられていた。
馬はかつて農作業や運搬の手段として大事にされていたことから、その健康を祈る為にこの風習が始まったともいわれている。
30日は、元西箕輪公民館長の白鳥茂美さんが羽広の丁石や花馬まつりの歴史などを参加者に説明していた。
参加者達は、地域の歴史を学びながら仲仙寺を目指していた。 -
伊那ビデオクラブ コンクール審査会
ビデオ愛好家のグループ伊那ビデオクラブの作品コンクールが29日、伊那市のいなっせで開かれた。
今年で13回目となるコンクールにはクラブのメンバー15人から29の作品が寄せられた。
コンクールでは伊那市出身の映画監督、後藤俊夫さんらが審査にあたった。
伊那ビデオクラブの飯島尚美会長は、「第1回のコンクールから合計すると300本以上の作品が出品されている。地域の伝統行事や文化、ここに暮らす人たちを映像に残していきたい。」とあいさつした。
出品された作品は、地域の行事や旅行先で撮影したもの、また、ドキュメンタリーなど様々でメンバーの力作が揃った。
コンクールの審査結果は来月13日に高遠さくらホテルで開かれる表彰式で発表される。 -
新富県保育園で園児と小学生交流
4月に富県小学校の隣に新設移転した伊那市の富県保育園の園児と児童が25日、今年度初めての交流した。
25日は、富県保育園の年中園児22人と富県小学校の2年生27人が新しい園舎で交流した。
富県保育園では、小学校との交流を積極的に行えるよう新しい園舎を学校の隣に移転した。
25日は、今年度初めての交流会が開かれ、2年生が園児に絵本を読み聞かせたり、それぞれ練習してきた歌を披露するなどした。
富県保育園の山崎 富子園長は、「色んな人と関わりながら、自分で考え、自分で行動できる力を身につけてほしい」と話していた。
今後は、ほかの学年同士の交流も行われる予定。 -
劇団「歩」の「終の棲家」29日・30日公演
箕輪町文化センター付属、劇団「歩(あゆみ)」による公演「終(つい)の棲家」が、29日土曜日と30日日曜日に開かれる。
劇団「歩」では公演に向け、連日稽古に励んでいる。
「終の棲家」は、ひたすら働き、互いに支え合いながら生きてきた老夫婦が主人公の物語。老後を有意義に過ごそうと考えた2人は、高齢者用の高級マンションを購入しようとするが、互いの心に変化が生まれてくる。
演出家の飯島岱(たかし)さんは「舞台では夫婦間のガラスのようなあやうい関係を表現したい」と話していた。
劇団「歩」による公演、「終の棲家」は29日と30日の2日間、開かれ、29日は午後7時、30日は午後2時開演。場所は箕輪町文化センターで、入場料は大人1000円、高校生以下は500円となっている。 -
かな書道「香葉会」書展
創立30年になる、かな書道香葉会の第10回書展が28日から伊那市の伊那文化会館で始まった。
香葉会は、伊那公民館のかな講座の修了生で創立され、今年で30年になる。
伊那市日影の池上信子さんが30年間指導にあたってきた。
香葉会の書展は、3年に1回開催していて、今回が節目の10回目となる。
会場には、70人の会員が書いた130点余りの作品が並んでいる。
また、会場の一角は、池上信子さんのここ20年間の作品が並べられている。
池上さんの原点となる漢字の作品から、ライフワークとなっている井月の俳句などがあり、訪れた人が足を止め作品に見入っていた。
池上さんは、かな文字の伝承のほか、はがきの表書きなど、実用的な書の指導にもあたっていきたい竏窒ニ今後の抱負を話していた。 -
伊那市音楽協会が市に寄付
今年3月に解散した伊那市音楽協会から24日、生涯学習に役立ててほしいと25万円が伊那市に寄付された。
伊那市音楽協会会長を務めていた所沢(しょざわ)千秀(ちひで)さんが、白鳥孝市長に協会の基金25万円を手渡した。
伊那市音楽協会は生のクラシック音楽を市民に届けようと昭和25年に発足した。
NHK交響楽団をはじめ世界各地から有名な楽団などを招き、オーケストラやオペラなどを開催してきた。
これまでの60年間で189回の音楽会が開かれた。
しかし、会員の減少や高齢化により今年3月に解散し、60年の活動に幕を閉じた。
白鳥市長は、「60年の歴史を大事にして音楽活動が継続できるようにしたい」と話していた。 -
長谷小児童がJICAと交流
伊那市の長谷小学校に今日、国際協力機構JICAのボランティアが訪れ、児童が外国の文化について学んだ。
24日はJICAのボランティア16人が長谷小学校を訪れた。
この交流は今年で2年目で、児童達は学年ごとに分かれ、それぞれ知りたい国の文化について学んだ。
1、2年生はバングラディッシュやパナマで使われている現地の言葉で、ジェスチャーゲームや歌などを歌った。
3年生は、ウズベキスタンやボリビアの教科書と日本の教科書を見比べてみて、日本との違いや国の特徴などを教わった。
6年生はネパールやモルディブについて各自で調べたことを発表したり、ダンスを踊った。
長谷小学校では、「子ども達が世界を知る事で日本を知ることにもなる。自分たちがどれだけ恵まれているかを知って、1人1人考えてほしい」と話していた。 -
第55回伊那北高校吹奏楽部定演
伊那北高校吹奏楽部の第55回定期演奏会が23日、伊那文化会館で開かれた。会場には約200人が訪れ、生徒達が奏でる音楽に耳を傾けていた。
伊那北高校吹奏楽部は、今年新たに20人が入部し、部員63人になった。
今回の定期演奏会に向け、合宿をするなどして練習に取り組んできたという。
7月に開かれる吹奏楽コンクールで課題曲になっている「オーディナリー・マーチ」など13曲を演奏した。
顧問の西山高志教諭は「これまで一生懸命練習してきた生徒達の熱意が伝わればうれしい」と話していた。 -
春富中開校記念日 北原永さん講演
伊那市の春富中学校で20日、開校記念日の講演会が開かれた。
春富中学校では毎年、開校記念日に地域の人を講師に招いて講演会を開いている。
開校48年の今年は、春富中の卒業生で、西春近でまつり工房を主宰している北原永さんが「和太鼓の魅力」と題して講演し、演奏も行われた。
北原さんは中学生時代、先天性の心臓病で体が小さかったため、所属していた野球部をやめ、演劇クラブに入った。
そこで主役をやり、友達に褒められたことが、舞台の仕事をするようになったきっかけだと話した。
太鼓を好きになった理由については、「体に浸透する太鼓の音、自分の出した音と人の出した音が倍以上のパワーを出すこと」と話した。
講演の中で、全校生徒を代表して3年生の男子生徒が太鼓を体験する場面もあった。
北原さんは、「和太鼓は人と人をつなげる。人を励ますためにある」と話していた。 -
西春近諏訪形の御柱祭 木遣り班結団式
7年に一度の伊那市西春近諏訪形の御柱祭。
御柱を伐採する斧入れ式を来月に控え、木遣り班の結団式が22日夜、諏訪形集落センターで行われた。
諏訪形集落センターには、木遣り班のメンバーや実行委員ら約20人が集まった。
木遣り班のメンバーは、今回初めて作ったそろいの法被に身を包み、結団式に臨んだ。
木遣り班には、上は81歳から下は32歳の18人が所属している。
メンバーは、普段から月一回程度集まり、木遣りの練習をしているという。
式では、一人ひとり木遣りを披露し、本番に向け士気を高めていた。
責任者の小松忠男さんは「祭りでの木遣りの役割は大きい。皆で協力し祭りを盛り上げていきたい」と話していた。
四本の御柱を伐採する斧入れ式は6月13日に行われる予定。 -
西町区美術作品展
伊那市西町の住民による作品展「西町区美術作品展」が23日まで、西町公民館で開かれている。
会場には、西町区民53人の作品80点が並んでいる。
油彩や水彩などの洋画や日本画、書道や写真、工芸などさまざまなジャンルの作品が並んでいる。
この作品展は今年で5年目で、当時の区長が区民の作品を発表できる場を作りたいと考え始まった。
初めての人から、毎年出品している人もいる。
西町区では、「ジャンルが広いので、みんなにチャレンジするチャンスがある。区民の親睦の場になればうれしい」と話していた。 -
美篶笠原の吉祥寺に井月句碑
漂泊の俳人、井上井月の句碑が伊那市美篶笠原の吉祥寺に建立され22日、除幕式が行われた。
井月顕彰会のメンバーや吉祥寺の檀家ら20人が参加してた。
吉祥寺では、お墓参りに来た人たちの憩いの場所を作ろうと、先月、檀家などによって東屋が造られた。
東屋建設を中心になって進めた桜井幸夫さんが井月顕彰会の会員だったこともあり、顕彰会に話をもちかけ東屋の横に句碑を建てることになった。
句碑には「照り返す 紅葉気高き 時雨かな」という句が記されている。
この句は、夕日を照らし返す紅葉を詠ったものであることから、景観が良く、夕日の当たるこの場所に合わせて選ばれた。
井月顕彰会の堀内功会長は「素晴らしい場所に井月の名所ができ、大変うれしい」と話していた。 -
天野惣平展
伊那市高遠町芝平(しびら)の旧三義小学校芝平分校で美術家、天野惣平さんが個展を開いている。
旧三義小学校芝平分校が天野さんの個展会場。
天野さんは、自宅近くのこの廃校で毎年1回個展を開いている。
入り口から中に入り、階段を上ると正面に作品が現れる。
天野さんは、空間が作品と話す。
中心にあるのは、麻をアクリルポリマーで固め、プレート状にしたものを筒状にしたもので、高さは2メートル67センチ、直径は50センチ。上からは照明が空洞となっている内部にあてられ、下にある麻が発光しているように反射している。
この筒状のオブジェは、もと教室だったこの場所で制作された。
会場を訪れた人が何かを感じて欲しいと天野さんは話している。
天野さんは、会場を訪れた人も作品の一部と話している。
21日は、伊那美術協会会長で工芸美術の木下五郎さん、洋画家の小林修一郎さんの姿もあった。
天野惣平展は、26日までで、明日は午後3時から作者を囲んでのパーティーも計画されている。 -
中条盆栽山野草展 22日から
珍しい山野草「アツモリソウ」などが多数並ぶ伊那市の中条公民館盆栽・山野草クラブの第30回展示会が、22日から、中条公民館で開かれる。
大きな袋状の花弁を持った独特の形をしたアツモリソウは、ラン科の山野草。
21日は展示会に向け、会員たちが育ててきた山野草を会場に展示した。
会場にはアツモリソウを中心にさまざまな山野草約300鉢が展示されている。
このレブンアツモリは、絶滅危惧種に指定されている北海道礼文島の固有種。
そのほかにも、南アルプス系のアツモリソウや乗鞍岳などに自生するもの、大鹿ホテイなど、さまざまな種類が並んでいる。
中条クラブでは、山野草保護の観点から山からの採掘は禁止していて、これらのアツモリソウはすべて会員同士で株分けして増やしてきた。
また、合わせて展示している盆栽も樹齢数十年以上の松などが多数並んでいる。
展示会は、22日は午前8時から午後8時まで、23日は午前7時から午後4時まで開かれる。
また、今回は30回の節目に合わせ、両日とも先客100人に会員が育てた山野草をプレゼントする予定。 -
南箕輪中伝統 経ケ岳強歩大会
南箕輪中学校の伝統行事、経ケ岳強歩大会が19日、開かれた。
午前7時、南箕輪中学校の生徒約490人は大芝高原をスタートし、ゴールの経ケ岳8合目を目指した。
時おり雨の降るあいにくの天気でゴール地点の経ケ岳8合目付近も雲で覆われていた。
南箕輪中学校の経ケ岳強歩大会は今回で58回を数える伝統行事。スタート地点からゴールまでの標高差は約1200m、距離は8.5キロほどとなっている。
強歩大会では、上位を目指し走る生徒や、時間内での完歩を目標とする生徒などそれぞれのペースで8号目のゴールを目指していた。
大会の結果男子優勝は野球部で2年の高井ジュリアン君でタイムは1時間38分26秒、女子優勝はスイミングスクールに通う3年の倉田雅美さんでタイムは2時間3分12秒だった。 -
伊那市新教育長 久保村清一さんに聞く
伊那市の新しい教育長となった久保村清一さん(66)。
信州大学農学部卒業後、中学校で教鞭をとり伊那中学校の校長などを務めた。
「これまで学校の校長まではやったが、1校でのこと。教育長になれば21校を見ていかなければならないし、社会教育の施設もある。そうしたものを活かして、市民の皆さんが伊那市に住んでよかったと思える教育をどのようにすれば出来ていくのか、少しずつ考えながら、出来ることからやっていきたい」と就任の抱負を語った。
学校教育の課題には、安心安全の教育環境整備を挙げる。
「中国四川での大地震で、学校が倒壊して非常に多くの子ども達が犠牲になったのをテレビで見ていて、伊那市もそんなふうになったら困るなと思っていた」。
伊那市の耐震関係の対応は本年度から一気に加速する計画になっているという。
「一刻も早く安心、安全で子どもたちが伸び伸びと勉強できる教育環境をつくらなければいけない。それが第一」と話す。
子どもたちには、「人間の一番大切な力は自分で考え行動すること。そして何か人のためになるような人になりたいという希望を持って努力する。そんな人になってもらいたい」と思っている。
教育の信条は『存在すなわち教育』。
存在すること、そこにその先生がいることそのものが教育であり、それは学校でいえば先生、家庭でいえば親そのものが教育の姿という。
「子どもたちのためにも大人が襟を正して理想を求めてがんばっていく姿が、子どもにそのままうつっていく」と久保村さん。「自分自身の姿勢を常に正していかなければいけない」という気持ちで生活しているという。
教育長の任期は4年。 -
西春近南小で若葉給食
伊那市の西春近南小学校で18日、若葉給食が行われ、子ども達は新緑を楽しみながら給食を味わった。
全校児童151人が校庭に集まり、友達同士で会話をはずませながら給食を楽しんでいた。 -
美篶小学校クラブ活動始まる
伊那市の美篶小学校の子ども達は17日、地域の人たちから歴史を学んだり、機織りなどを体験した。
美篶小学校ではクラブ活動の中で地域の人達と交流をしている。
本年度1回目のクラブ活動が行われ、学校の隣にある美篶小学校資料館では当時の機織り機をつかって子ども達が地域の人から技術を学んでいた。
また、地域の歴史を学ぶ地域探検クラブは、昭和16年に作られた美篶村の地図で自分の住んでいる家を探したり、昭和初期に作られた美篶の歌を聞いて当時の様子を学習していた。
美篶小学校では、4年前から地域の人を講師に招きクラブ活動を行っていて、本年度は全8回を予定している。 -
「ほかいびと」撮影順調
来年8月の完成を予定している井上井月を題材にした映画「ほかいびと」の撮影が順調に進んでいる。
15日は伊那市富県で映画の撮影が行われた。
撮影したのは井月が春の伊那谷を放浪するシーンで、俳優田中泯さんが、自然の中に身を置いて俳諧一筋に生きた井月を演じていた。
井月が残した俳句は1800余りで、生まれが越後長岡ということ以外はその境涯があまり知られていない謎の多い人物。
映画は伊那谷の風景や伝統行事を交えながら井月の生き様と伊那谷の風土を描いていくという。
映画の撮影は来年まで続き、北村監督は井月の命日とされている3月10日と同じ日に井月が亡くなるシーンを撮影しクランクアップしたい竏窒ニ話している。 -
県文夏ごろ300万人達成へ
伊那市の伊那文化会館が、今年の夏頃、来館者が300万人を達成する見込みとなった。
これは、12日報道関係者を対象に開かれた、広報打ち合わせ会議で報告された。
伊那文化会館は、昭和63年、1988年の12月1日に開館し、今年で22年目となる。
既に来館者は290万人を越えていて、今年の夏頃、300万人を達成する見込み。
伊那文化会館では、300万人達成に合わせて、利用者に感謝をこめ、地域に還元できるような事業を検討しているという。
伊那文化会館によると、昨年度の来館者は、12万12人だった。
大ホールなどの改修工事があったことや不況によりイベントが縮小傾向にあることなどから、来館者はここ3年間減少している。
伊那文化会館では、今年度あらたに、地元ゆかりの音楽家によるステージや、若手作家を紹介する展覧会などを予定していて、地域の人々が芸術を鑑賞する機会と、活動成果を発表する場を多く提供していきたいとしている。 -
伊那図書館で「図書館が育む生きる力」を考える
図書館の果たす役割について考える講演会と座談会が16日、伊那市の伊那図書館であった。
これは、開館から16年が経った伊那図書館が図書館の果たす役割について改めて考えようと開いた。
会場には図書館司書などおよそ60人が集まり、「図書館が育む生きる力」と題して、図書館情報大学名誉教授の竹内・スさんが講演。
竹内さんは、「学校教育の支援の場所として図書館の果たす役割は大きい。1中学校区に1図書館という状態に近付けるよう努力する必要がある」と語った。
講演の後に座談会が開かれ、参加者が竹内さんを囲んで図書館が抱える課題などについて話し合った。
参加者からの「コンピューターが発達し図書館で働く人がいらなくなったという声がある」との発言に対し、竹内さんは「一番の基本は人。必要な本があり、相談に応じてくれる人がいる図書館づくりが大切」と答えた。 -
シニア大学伊那学部入学式
高齢者の積極的な社会参加の推進を目的とした、長野県シニア大学伊那学部の入学式が14日、伊那市の伊那合同庁舎で行われた。
今年度は、115人が入学した。
学部長の山崎宗廣伊那保健福祉事務所長は「21世紀は高齢者の時代。1人1人が積極的に社会参加してほしい」と式辞を述べた。
また新入生を代表して、辰野町の有賀元栄さん(63)は「知識を求め友人を作り健康に気をつけながら社会に貢献するように精進していきたい」と話した。
シニア大学は、おおむね60歳以上の県内在住者で積極的に社会参加を目指す人を対象に県が実施しているもので受講期間は2年間。
今年度の最年長者は81歳で最年少者は60歳。
1年間に15回の授業があり短歌や俳句、郷土の歴史、文化などを学んでいく予定。 -
伊那まつりインストラクター認定会
8月の伊那まつりに向け、踊りのインストラクターとデモンストレーターの認定会が15日、伊那市役所で開かれた。
踊りの認定会は、伊那まつりおどり振興会が開いている。
ドラゴン踊りと伊那粋踊りのインストラクターなどを希望する人は、認定を受ける必要がある。
同日は、新規参加者がなく、インストラクターの有資格者が更新のため審査を受けた。
ドラゴン踊りは7人、伊那粋踊りは8人が参加し、振付の細かい確認などをしていた。
インストラクターは7月から、踊りのオープンレッスンのほか、希望する踊り連や企業に出かけ、踊りを指導するという。
認定会は23日にも開かれる予定で、伊那市では新規参加を呼び掛けている。 -
美篶周辺の歴史を学ぶ会 開講
伊那市美篶の住民による周辺地域の歴史を学ぶ会が、美篶きらめき館で14日、始まった。
美篶公民館は去年から「美篶の歴史を学ぶ会」を開いてきたが、今年は地区を離れ、周辺地域の歴史を中心に学ぶ講座を企画した。
講座では、美篶に関わりの深い高遠町地区を中心に歴史を学習していく。受講者は美篶在住の28人。
講師は、高遠町歴史博物館の北原 紀孝館長が務めた。
14日の講義では、高遠城が造られた歴史などを話した。
美篶周辺の歴史を学ぶ会では、年間22回の講座を計画している。講座では、高遠町の進徳館などの施設も見学する予定。 -
北原明教育長退任式
日に任期満了を迎える伊那市の北原明教育長の退任式が、14日、伊那市役所で行われた。
退任式には教育委員会の職員などおよそ50人が出席した。
北原教育長は、昭和38年に教職に就いてから、静岡県と長野県で教鞭をとり、伊那北高校や佐久長聖中学の校長を歴任、平成15年に旧伊那市の教育長に就任した。
旧市で3年、新市で4年の計7年間教育長を務め、任期中には生涯学習センターや伊那市創造館の立ち上げ、伊那市独自の学力テストの実施などに尽力した。
松田泰俊教育委員長は「7年間の足跡は伊那市の教育のあるべき姿を示してくれた。本当にお疲れさまでした」と話した。
北原教育長は「今まで協力してくれたみなさんに本当に感謝したい。市民の命が輝くような素晴らしい学びを生み出していってほしい」とあいさつした。
17日には新しい教育長の就任式が行われる予定。 -
高遠小児童が「孤軍高遠城」練習
伊那市の高遠小学校の5年生有志は、22日に開かれる進徳館開校150年記念・進徳館の日に披露する舞踊「孤軍 高遠城」の練習に励んでいる。
練習に励んでいるのは、高遠小学校の5年生の有志、10人。
放課後を利用して、週に1縲・回、練習している。
指導しているのは、学校近くに住む重盛 君子さん。
重盛さんは、舞踊の流派である市條流の名取。
孤軍高遠城は、高遠出身の作詞家・北原徳治さんの作詞により昭和41年につくられた。
高遠城主で武田信玄の五男・仁科五郎盛信が、織田軍に高遠城を攻められ、孤軍で奮闘するも討ち死にする様子を歌っている。
重盛さんの師匠である市條 敏久さんが振り付け、昭和60年から25年にわたり、高遠小学校の運動会で子ども達が披露してきた。
運動会では、子どもたちが踊りやすいようアレンジされていたが、元の振り付けが崩れてきたとして、今回、正しい振り付けを有志が学び、進徳館の日に披露することになった。
高遠小学校の児童が孤軍高遠城を披露する「進徳館の日」の行事は、22日(土)伊那市の進徳館・高遠閣を会場に行われる。 -
向山僚一油絵展
伊那市高遠町出身の洋画家、向山僚一さんの画業60周年を記念した油絵展が、伊那市旭町のはら美術で開かれている。
会場には、伊那周辺をはじめ信州の風景を描いた作品約60点が並んでいる。
向山さんは、伊那市高遠町藤沢出身の82歳。
現在は東京に暮らしているが、東京と高遠にアトリエを持ち、故郷信州を描き続けている。
地元では7年ぶりの個展で、中央アルプスや南アルプスの山々など自然の風景を描いた作品が多く並んでいる。
向山僚一さんの油絵展は18日まで。 -
外国青年が撮った長野
長野県に滞在する国際交流員や外国語指導助手が撮った写真を集めた作品展「外国青年が撮った長野」が、伊那市の伊那合同庁舎で開かれている。
会場には、長野の自然や日本の生活、文化などを写した写真、約25点が並んでいる。
展示会は、外国人の視点から見た長野県を知ってもらおうと開かれていて、今回で5回目。
そのうち、アメリカ出身のパトリシア・ドーシャーさんの作品「かっぱ寿司」は、外国人男性の前に、食べ終わった皿が何皿も重ねられている。
また、同じくアメリカ出身のスティーブン・ロジャースさんの作品「雪男?」は、雪の降る中、温泉に入っているサルを写した作品です。
この「外国青年が撮った長野」は、13日まで、伊那市の伊那合同庁舎で開かれている。 -
南箕輪村で中学生模擬議会11月開催へ
南箕輪村立南箕輪中学校の生徒による初めての中学生模擬議会が、11月10日に開かれる。
村では、将来を担う中学生に村や社会の仕組みについて理解を深めてもらうと初めて、中学生模擬議会を開く。
質問を行うのは南箕輪中学校の3年生の約10人で、1人10分を持ち時間に質問する。
議場には3年生全員が入れないため、村では南箕輪中学校の要望を受け、議場の様子をテレビ等で見られる方法の検討を進めていきたいとしている。