-
「高遠そば」伝承へ21人が修了
高遠町の高遠そば組合と町公民館が主催する「高遠そば打ち講座」の最終回が1日、高遠閣であり、全日程を終えた受講生21人に修了証が交付された。
伝統ある高遠そばの伝承、底辺拡大を狙った初の試み。伝承者、初心者の2コースに分かれ、5回にわたって高遠そばの習得を目指してきた。
伝承コースは、延し棒を2本操ることや水加減など「全体的に難しい」(同組合)そば粉1キロを使った10人分に挑戦してきた。修了した3人には認定証を交付。今後、そば打ち体験や各種イベントに講師として参加してもらう。
この日は、高遠そばの特徴の一つ、辛味大根、焼きみそ、ねぎを加えた辛つゆ作りにも挑戦した。
西高遠の岡部雅子さん(68)は「自宅で打って家族で食べたいと思って参加した。なんとか打てるようになったが、これで終わるのではく、何回も練習をしていきたい」と話していた。 -
登下校の安全へ
南箕輪村と村内3小中学校、同PTAは、子どもたちの登下校時の安全を見守る巡視用ベストを導入した。南箕輪小では26日夜、PTA理事・校外指導部の合同会で披露し、今後もパトロールに力をいれていくことを確認した。
合同会は昨年12月にに引き続き、2回目の開催。PTA役員や宮原貞雄校長ら約40人が出席し、各地区から上げられた通学路上の問題点などを見直し、対策を話し合った。
各地区の報告では通学路上の狭い道や、冬期間のバス利用登下校、児童が一人になってしまう通学路を確認竏窒ネどの声が上がった。集団下校については「安全を守ることに加えて、児童同士の交流にもつながるのでよい」と話す親もいた。
交通安全の面から横断歩道の設置を求める地区について学校側は、「安協から警察、公安委員会へと、地域から強い要望を呼びかけ続けることが有効」とした。
学校側は、不審者の声掛け防止策として2月から、児童の校舎内以外での名札の着用を禁止することも報告した。
パトロール用のベストは、南箕輪小に60枚、南部小に30枚、南箕輪中に40枚の計130枚を配布した。 -
寺小屋塾かつらで「お手玉を作って、遊ぼう」
NPОかつらが運営する中川村葛北の寺子屋塾かつらで28日、13人が参加し、伊那谷お手玉の会の亀山福治・ちず子夫妻を講師に、お手玉を作って、遊ぶ会をした。
亀山さんは「お手玉は古くて新しい遊び、日本では平安時代に中国から伝えられた。お手玉は姿勢が良くなり、集中力を高め、バランス感覚も養える」と歴史と効用に触れた。
この後、亀山さんが用意した布を縫い、中国小豆や数珠玉を入れて、俵型のお手玉を完成させた。
頭に乗せて、礼から始まり、放り投げて、キャッチしたり、足で上げて、捕らえるなど足技も練習。両手で2個ゆりにも挑戦した。 -
おやこ塾がけん玉に挑戦
飯島町中央公民館の父子で体験するおやこ塾「お父さんと一緒にワンツー、スリー」は28日、けん玉に挑戦。講師の華麗なテクニックを真似しながら、歓声をあげた。
8組約20人ほどが参加。アップルけん玉クラブの池戸通徳さん=飯田市=が指導した。
「世界一周」「宇宙一周」などの大技を披露し、「絶対無理だと思っても、皿に乗るぞ、剣先に入るぞと思うとできる」と説明。集中して自信を持つことが上達の秘けつであることを伝えた。
さっそく親子並んでけん玉を握り、基本からチャレンジ。集中力を高め、繰り返し練習していた。 -
繭で子犬の額絵作り
繭を使って今年のえとの犬の額絵を作る講座が28日、駒ケ根市のシルクミュージアム内体験工房で開かれた。市内のほか、遠くは富士見町から訪れた4人が参加し、桑の実の会(矢沢たえ子会長、6人)会員の指導で制作に挑戦した。作品は普通の繭より繊維が毛羽立った綿蚕(わたこ)の繭を細かく切り、子犬を描いた台紙に貼り付けて犬の毛並みの柔らかな風合いを表現するもので、1作品に使う繭は15個。参加者は「フワフワした感じを出すのが難しいね」などと話しながら、苦労して繭をはさみで細かく切ったりピンセットでつまんで貼り付けたりして根気良く作品を仕上げた=写真。富士見町から参加した男性は「繭を使った作品づくりはこれまでにもやってきたが、犬の毛並みを繭で表現するのは初めて。立体感を出すのが難しい」と話しながら、楽しそうに作業していた。
-
上伊那郷土館専門委員研究発表会
上伊那教育会郷土館部は28日、第27回上伊那郷土館専門委員研究発表会を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。
委員の専門研究を学び、個々人の専門性を高めることがねらいで、自然・人文分野に携わる6人が発表した。
歴史班の原毅教諭のテーマは「大久保文書からみた近世上伊那地方の飢饉縲恷阯ヌ・中坪村の場合縲怐v。
伊那盆地は飯田藩・高遠藩などが、ほとんどを統治していたが、手良・中坪村など森林資源が豊富ないくつかの山村は、幕府の直轄下に置かれ、木材供給に重要な役割を担っていた。全国的にも深刻な影響を及ぼした「天明の大飢饉」は、同地域にも大きな打撃を与えた竏窒ニ説明し、中坪村が幕府に支援を求めた文書を紹介した。
文書は、飢えた村民177人のうち餓死寸前の人が94人に及んでいるため、一刻も早い食料支援を求め、当時の悲惨な状況がうかがえる。
原教諭は「水害や冷害など、さまざまな災害が長期間続く一方、遠隔地にいる統治者の対応が遅れ、危機的状況が一層進んだと考えられる」とし、過去の経験から現代の飽食を改めて見直したい竏窒ニまとめた。 -
つばさの会閉講式
##(見出し(1))
つばさの会閉講式
##(見出し(2))
飯島町の小学生を対象にした食育と生活習慣予防の「つばさの会」の閉講式が28日、飯島町保健センターであった。
大沢教育長は15人の小学生に修了証を手渡した後「1年間、健康な体を作るための勉強をしてきた。21世紀をしっかりと生きていくに、これからも学習を」と期待を込めた。
同会は6月開講、小児科医師による、生活習慣病予防についての学習会、校内での健康運動指導士による運動指導などを行ってきた。
この日は町管理栄養士の土村みどりさんの指導で「ご飯の量にしてみたら」をテーマに食事指導をした。
カニの揚げ春巻き(306kカロリー)、ジャガイモとニンジンのドイツ風おやき(203kカロリー)、ニンジンのリボンサラダ(97kカロリー)の3品を調理し、ご飯に置き換え、適切な摂取カロリーについて理解を深めた。 -
伊那養護学校高等部が作品販売
伊那養護学校高等部の生徒らが作業学習の時間に作った作品などの販売が28日、駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店1階メロディー広場と店頭で行われた。生徒約70人が交代で接客に当たり、木工、縫製、陶芸、農芸、生活、薪(まき)の各班に分かれて作った机やいす、ベンチ、茶わん、皿、布袋などを格安の値段で販売。訪れた買い物客は「よくできているね」などと作品の出来に感心しながら、いくつも買い求めていた=写真。店頭では屋台で焼きいもの販売も行われ、生徒が「いかがですか」と大きな呼び込みの声を上げていた。作業班の中山豊教諭は「生徒が苦労して作った作品が好評でうれしい。今後の授業の励みにもなる」と話した。
同校では授業の一環として週3回、6時間の作業学習を行い、できた作品を年に1回、一般に販売している。売上は次回作品の材料費や学校の備品購入費などに充てられる。 -
そり教室、七久保小1、2年
飯島町の七久保小学校1、2年生53人は27日、駒ケ根高原スキー場でそり教室を開いた。
赤や青、ピンクなど色とりどりの舟型そりを持って集まった児童らは、傾斜度30度、延長80メートルのそりコースで伸び伸びと、そりを走らせた。
この日は穏やかに晴れ上がり、昨夜、雪を作り、コースを整備したとあって、積雪1・5メートル、雪質は最高、スリル満点。児童らは歓声と悲鳴を交互にあげて、滑り降りた。中には加速しすぎて、ブレーキが効かず、友だちに衝突する子どもも。
児童らは「スピードが出て、ちょっぴり怖かったけれど、楽しい」と笑顔。
引率の座光寺智子教諭は「臆病な子が意外と大胆。教室では見られないすてきな顔をしている」と話していた。
そり遊びを楽しむ児童ら -
かんてんぱぱ絵画コンクール表彰式
第2回かんてんぱぱ小学生絵画コンクール入賞者の表彰式が28日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールであった。最優秀賞から銅賞までの15人に賞状などを伝達。集まった保護者らと共に喜んだ。
伊那食品工業の塚越寛会長は「会社を経営する中でも、美しさ、色の帳合などが非常に大切で、絵を描くことの重要さを感じている。大いに絵を描いてもらい、そうした才能を伸ばしてほしい」と子どもたちに話し、表彰状を授与した。
かんてんぱぱ賞(最優秀賞)の伊那北小学校5年生・石田裕己君の「今年は豊作稲刈りだ」は、授業で取り組んだ稲刈りを描いた。人物の目を描くのに特に時間がかかったという。
かんてんぱぱホールで2月26日まで、応募のあった12校674点の作品を展示している。描くのは、普段見慣れた校舎や神社、授業で育てたヘチマやアサガオなどさまざま。鮮やかで温かみのある子どもたちの作品は、訪れる人たちを楽しませている。
入場無料。 -
宮田中で百人一首大会
宮田村の宮田中学校は26日、新春恒例の百人一首大会を開いた。クラスマッチ形式で争い、2年の時にも優勝した3年2組が連覇。伝統の遊びを楽しみながら、学年の枠を越え交流を深めた。
全校生徒は学年関係なく5、6人1組となって競技開始。勝利のために、先輩、後輩の上下関係なく真剣勝負に臨んだ。
多くのクラスが大会に向けて練習。上の句を詠んだだけで、素早く反応する姿もみられた。
平均獲得枚数で競った結果、3年生が上位を独占。先輩の貫禄を見せつけたが、悔しさをバネに下級生も次なる闘志を燃やしていた。上位の結果は次の通り。
(1)3年2組(2)3年1組(3)3年3組(4)2年3組(5)2年1組(6)1年1組 -
箕輪中生が人形劇公演
箕輪町の箕輪中学校11・12組は24日、松島保育園で人形劇を披露し、園児を楽しませた。
11・12組は毎年、学習で人形劇をしている。題材選びから台本、舞台や人形制作、音響、公演まですべてを協力して取り組む。公演を通して人との接し方を学ぶ活動にも位置付けている。
本年度は「アラジンと魔法のランプ」。毎年、松島保育園で公演しているが、園児に楽しんでもらえるように登場人物を考え、アラジンなどのほかに、子どもたちの好きなドラえもんを登場させた。
生徒は「せりふを覚えるのが大変だった」と話していたが、人形を操って熱演。園児は人形を目で追いながら楽しんでいた。中学生の保護者も参観した。 -
原色ドライフラワー&プリザーブドフラワー展
生花の美しさいつまでも-。飯島町文化館エントランスで15日まで、「原色ドライフラワー&プリザーブドフラワー展」が開かれ、来場者の目を楽しませている。
「早春」をテーマに、飯島町赤坂の葛岡一枝さんが制作した、原色ドライフラワーとプリザーブドフラワーのアレンジ作品23点を展示した。
完全に乾燥させてつくる原色ドライフラーは、湿気を嫌うため、作品はカップやドーム型などガラスケース入り。ケースの中で、シンビジウムやカトレア、バラ、クリスマスローズなどが生花のままの色、形を留め、華やかな雰囲気を醸している。
花の色を薬剤で脱色し、脱水、好みの色に染色してつくるプリザーブドフラワーは、自然界には存在しない濃茶や濃緑色、くすんだ黄色などシックな色合いに染めたバラ、実物をかごに盛るなどアレンジした。 -
世界を体験 自分を高めて
高遠高校進学コースの女子生徒2人がオーストラリアのシドニーに28日から15日間の日程で短期語学留学する。26日、同校振興会会長の伊東義人高遠町長を訪ね、出発のあいさつをした。
語学留学は、町と長谷村、同窓会でつくる振興会の事業で6年目。1、2年生を対象に、ホームステイをしながら現地の英語学校で学ぶ。渡航・研修費用のほぼ半額を補助する。
1年の中山由貴さん(16)=長谷村非持=は「英語を使う職業に就きたいと考えている。これまで学んできた英語の実力を試してみたい」と抱負。2年の佐藤友希子さん(17)=宮田村町二区=は「現地の人との触れ合いを大切にし、異文化も学んで自分の考えを大きくしたい」と熱意を伝えた。
伊東町長は、地元の紹介用に町の英語版パンフレットや高遠城址公園の絵はがきなどを渡し、「友好を深めて、悔いのない研修にしてほしい」と研修の成果に期待した。 -
4月「学校改革推進調整委員会」発足へ
高遠町、長谷村、高遠高校同窓会でつくる振興会は26日夕、「高遠高校の将来を考える会」を同校で開き、学校評議員やPTAを交えて、学校側と同校の現状課題を探り、魅力ある学校づくりについて意見を交わした。
「高校の再編の時期」ととらえ、「地域に根ざし、信頼される高校」(振興会)を目指しての初会合。事前にあった同校の現状と将来像への意見を求めるアンケート結果に基づき、主に挙がった意見に沿って、振興会の3団体、学校評議員、PTAの5分散会で議論した。
議題は▽進学実績と強化▽コース制の充実▽風紀・校風の改善▽進徳館・高遠の学・地元力・中高連携の取り入れ▽その他(校名変更など)竏秩B
分散会で、卒業後の進路に対し、「生徒や保護者が目的意識に欠けている」と指摘する意見があった。95年度に導入した大きな特色といえるコース制について、時代のニーズに合わせた専門分野の取り入れなど、見直しに対して意見が集中。通学条件の悪さや交通費負担の軽減を求める意見もあり、巡回バスの導入案など行政側への要望も多かった。
全体を通して、振興会長の伊東義人高遠町長は「互いに協力し合って課題を解決していきたい」と述べた。
同校は4月に「学校改革推進調整委員会」を立ち上げ、意見を基に将来の構想を打ち出していく考え。 -
原色ドライフラワー&プリザーブドフラワー展
生花の美しさいつまでも-。飯島町文化館エントランスで15日まで、「原色ドライフラワー&プリザーブドフラワー展」が開かれ、来場者の目を楽しませている。
「早春」をテーマに、飯島町赤坂の葛岡一枝さんが制作した、原色ドライフラワーとプリザーブドフラワーのアレンジ作品23点を展示した。
完全に乾燥させてつくる原色ドライフラーは、湿気を嫌うため、作品はカップやドーム型などガラスケース入り。ケースの中で、シンビジウムやカトレア、バラ、クリスマスローズなどが生花のままの色、形を留め、華やかな雰囲気を醸している。
花の色を薬剤で脱色し、脱水、好みの色に染色してつくるプリザーブドフラワーは、自然界には存在しない濃茶や濃緑色、くすんだ黄色などシックな色合いに染めたバラ、実物をかごに盛るなどアレンジした。 -
ボランティアパトロールが始動
地域ぐるみで子どもを守ることを目的に結成する中川村西小学校のボランティアパトロールが27日始動する。
ボランティアパトロールは広島や栃木の女児殺害事件や近隣の不審者による声掛け事案を受け、児童の登下校の安全確保のために、昨年末から1月まで保護者や広く地域の人々に声を掛け、全地区をほぼ網羅する51人が集まった。村教育委員会はボランティアパトロールとわかるように、腕章を準備し、同校に50枚届けた。
腕章は縦10センチ、幅40センチの布製、黄色の地に黒で「防犯パトロール、中川村教育委員会」と記した。
中川東小学校は父母の会を中心にすでに活動を始めている。 -
伊那谷の美シリーズ8「春日清彦」展27日から
伊那市富県出身の洋画家、春日清彦の遺作70点を紹介する伊那谷の美シリーズ8「春日清彦」展が27日、伊那市の県伊那文化会館で始まる。同会館、長野県、伊那市などの主催。
05年に遺族から郷里伊那市に遺作80余点が寄贈されたのを記念して開く、郷里で初の遺作展覧会。東京美術学校時代の初期作品から晩年までの油彩画を中心に、伊那中学校時代のものを含む素描、風刺漫画の原画など、寄贈品60点、母校や個人所蔵品10点を展示する。
春日清彦(1907縲・2)は、伊那中学校(現伊那北高校)から東京美術学校(現東京芸術大学)に進学。台湾で教職に就き、戦後は長野師範学校、後に信州大学教育学部で教べんをとり、中央画壇に出品することなく独自に制作を続けるが、45歳の若さで病死した。
26日の内覧会では、展覧会実行委員や美術関係者ら30人が、春日清彦の美の世界に関心を寄せた。林学芸員は、「色使いに独自の個性が発揮されている。どんなものを描いても詩情を感じさせる柔らかさがあり、筆使いで見せる作品」と話している。
27日は作品寄贈記念セレモニーで遺族に感謝状を贈る。
会期は2月19日まで。午前10時縲恁゚後5時半。毎週月曜日、2月14日休館。観覧料は一般300円、高校生以下無料。問い合わせは伊那文化会館(TEL73・8822)へ。 -
文化財防火デーパトロール
第52回文化財防火デーの関連行事として、箕輪町文化財保護審議会、箕輪消防署、町教育委員会は26日、町内文化財の防火パトロールをした。火災予防のための周辺環境整備や消火器の設置などを確認した。
パトロールは年1回。町にある指定文化財の防火、防災対策を目的に、文化財の管理者や所有者立ち合いのもと、消防署からアドバイスを受ける。
今年は、白山神社本殿、富田神社、養泰寺観世音菩薩像、高雲寺五大明王、南宮神社本殿・社叢の5件。
82年に町有形文化財に指定された富田神社本殿では、周辺にたばこやマッチなどがないか、ごみがたまっていないか、消火器は設置しているか、電気の配線は老朽化していないか-など、神社内や周辺を見てまわり、併せて、通常は見ることのできない文化財を確認した。
消防署では「神社は普段人がいないので、火災予防が一層大事になる。十分に気をつけてほしい」と注意を呼びかけた。 -
西駒郷作品展
西駒郷の利用者らによる作品展「第7回だれでもアート・ほっと展」が駒ケ根市役所1階ロビーで27日まで開かれている。絵画、書、手芸作品などの力作27点が展示されている=写真。
タイルを使ったモザイク作品「トトロの横顔」は保護部の利用者ら13人が美術専科の時間に作った大作。柔らかな色使いの楽しい作品に仕上がっている。
午前8時30分縲恁゚後5時15分。入場無料。 -
東保育園でコマ回し大会
宮田村東保育園は26日、コマまわし大会を開いた。正月から練習してきた成果を披露。「まわれ、頑張れ」と歓声をあげた。
年少園児は手回しゴマ。年中以上は、園のクリスマス会でプレゼントしてもらったひもでまわすコマで大会に臨んだ。
上手にまわせた子もいれば、失敗して肩を落とす姿も。それでも友だちの元気良くまわるコマに声援を送り、みんなで大会を盛り上げていた。 -
かるた・百人一首「はい」素早い攻防
高遠町の高遠北小学校で24日、恒例かるた・百人一首大会があり、全校児童が楽しんだ。
日本の伝統文化に親しもうと、国語の授業の一環。低学年がかるた、高学年が百人一首に挑み、学年関係なく4人ずつで競った。
年明けから授業を通してかるたや百人一首をしてきた児童たちは、「句がほとんど頭の中に入っている」(担当教諭)。低・高学年いずれも、児童たちは体を前に乗り出し、札をにらみつけては、句が読まれた直後に「はい」と大きな声で素早く取り合った。
何枚とれたか児童一人ひとりに記録賞が渡され、各自が前年の記録を参考に自己評価。2年の女子児童(8)は「いっぱい取れたよ」と喜んでいた。 -
地区活動に関する懇談会
飯島町は23日夜、文化館で地区活動に関する懇談会を開いた。区長や地区公民館長、町、教委など関係者13人が出席し、地区活動の現状と課題のほか、新たな自治組織や指定管理者制度の導入などの課題について意見交換した=写真。
はじめに、教委が地区活動・公民館活動に関する検討会の意見集約を報告。昨年8月2日縲・月27日まで全体会全5回、地区公民館全5回検討してきたが、結論が出ず、意見のまとめとして、(1)地区公民館方式(配置専従方式・派遣方式)(2)中央公民館方式(現状の体制で支援)-両論併記した。
検討経過を受けた基本的考え方として、中央公民館は5館並列を基本にしながら、社会教育主事は地域の実情、ニーズにより地区公民館事業を積極的に支援する。地区公民館の事業実施は、現行地区選出役員体制で行い、地区公民館長の任期を2年とする-とした。
また「協働のまちづくり」を進めるための組織「新たな自治組織」については、出席者からは「現行組織のほかに、新たに組織をつくると、負担増になる」「具体的に形が見えてこない」など懸念の声が上がった。 -
伊那市西箕輪
松岡みどりさん雌雄2匹の獅子が共に舞う「羽広の獅子舞」は、400年の歴史を持ち、地元の男たちが継承してきた。その男たちに混じって紅一点、3年前からお囃子の笛を吹いている。
◇ ◇
東京都出身。もともと好きだった植物のことを神奈川県の大学で学んだ後、植物に携わる職に就いた。その中で樹木への関心が強くなり「どうせ学ぶなら自然が豊かなところで」と、信州大学農学部に編入。その時から羽広に下宿するようになる。
はじめは獅子舞があることも知らなかった。しかし、時々笛の音が聞こえてきた。「なんだろう」と、畑作りのアドバイスなどをしてくれる近所の男性にそれとなく尋ねた。「その時に質問した三ツ橋さん(屋号)は、獅子舞のお囃子をしている人で『練習だけで本番には出られないかもしれない。男ばっかりだけどやってみるか』と誘ってくれたんです」。
◇ ◇
出身地には伝統的なものがあまり残っていなかったため、地域に根ざしたものへのあこがれが強かった。地域に密着した生活を送ろう竏秩B伊那へ来て決意した。南アルプスを縦走したり、諏訪太鼓を習ったり。自分の畑でカブを栽培し、「羽広かぶ」のつけ方を大家さんに習ったりもした。
「なんでそんなに必死になってきたかって今になって思うと、私は地域の風景の一部になりたかったのかなって。地元との関わりを通して、地元風景の中にいる自分を確認していたんだと思うんです」 -
飯島中学校で入学説明会
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)で23日、4月入学の新1年生の保護者を対象に入学準備の説明会を開いた。会に先だって、入学前に授業や学校を知っておこうと保護者が授業参観もした。
説明会では竹沢校長はチンパンジーのアイとその息子アユムの天才振りや、オオカミに育てられたカマラとアマラを紹介し、環境や教育の大切さを強調した後「中学に入学すると、環境が大きく変わるので、わが子の様子をしっかり見守り、気になることがあったら担任に相談してほしい。中学生活の3年間は一生の土台をつくる時、食生活にも気を配り、充実した中学生活を」と呼び掛けた。
引き続き、心の準備や部活動、生活のきまり、みなり、通学のきまりなど生活全般について説明があった。
このほか、制服や辞典、運動着など1年次に購入する学用品などにも触れた。 -
東中入学説明会
駒ケ根市の東中学校(向山健一校長)は23日、06年度入学予定の小学校児童と保護者を対象とした説明会を同校で開いた。参加者らは中学での生活、学習、規則や入学までの準備などについて担当教諭らの詳しい説明を受けたほか、授業参観や給食の試食、制服の採寸なども行った。中学生用の給食を食べた児童らは「小学校より量が多いな」などと明るい笑顔で話しながら、もうすぐ入学する中学への期待を膨らませていた=写真。
東中への入学予定者は中沢小の20人、東伊那小の18人のほか、本来なら赤穂中に入学するはずの赤穂東小、赤穂南小からの希望者5人を加えた計43人。赤穂地区からの入学は、竜東地区のみでは38人しか新入生がないため、現行の1学年2学級を維持できず1学級となることから、市教育委員会が希望者に東中への入学を認める指定学校変更の特例措置を初めて取ったことによるもの。市教委は来年度以降も当面続けていくとしている。 -
中学生が手作りロボットで競う 上伊那コンテスト2月11日
アイデアを凝らしたロボットを操り得点を競う、第3回上伊那中学生ロボットコンテストが2月11日、伊那市の伊那中学校である。本年は過去最多となる10校、50チームが出場を予定し、熱戦が期待される。上伊那家庭科、技術技術・家庭科教育研究会の主催。
競技は独自のロボットで紙製の輪を運び、筒に掛けることができた数で競う「パニックリング」と呼ばれるルール。2本の腕で輪を挟むタイプや、腕を輪の中に差し込み持ち上げるタイプなど、仕組みや動きが異なる生徒たちの創意工夫が披露される。
午前8時50分に開会式。9時20分から予選、11時10分から決勝大会を開始する。昼休みは、駒ヶ根工業、箕輪工業によるデモンストレーションもあり、関係者は多くの来場を呼びかけている。
上伊那大会に向けて、伊那市の春富中では24日、大会エントリー順位を決定する校内予選会を開いた。3年生の選択授業・技術(林孝一教諭)を受講する19人、6チームのうち、ロボットが完成している3チームが出場した。
校内予選1位に決まった、チーム「雷攻」の一人は「大会までに改良を重ねて、優勝したい」と意気込みを述べていた。 -
「六角観音供養塔」高遠町宝に
高遠町教育委員会は、西高遠諸町の相頓寺跡に残る江戸時代の石造物「六角観音供養塔」を町宝に指定した。
供養塔(高さ2・45メートル、幅70センチ)は、1747年に水上村(現・高遠町藤沢水上)の石工・九兵衛門が製作したことが分かる銘が刻まれている。町には2500体余の石造物があるなかで、石工の名が彫られたものは珍しいという。
難しいとされる六角型の面には観音菩薩(ぼさつ)の名が均整に彫られ、台座には卍字、その下に「緒人皆等得解脱」の文字などが記されており、技術が高く評価されているという。
昨年12月の町文化財保護委員会で、文化財にふさわしいとして意見がまとまり、町教委に申請。23日にあった町教委定例会で町宝への指定を決めた。 -
館報中川が200号発刊
中川村公民館は58年村発足時に創刊し、隔月で発行した「館報中川」が200号を迎え、特集記事満載の特集号(A4判、12ページ)を発刊した。
表紙のカラー写真は「新春の朝陽を浴びる中央アルプスと文化センター」。一般記事は06年成人式(1月3日開催)の新成人のあいさつ、05年度文化祭(11月4縲・日)の展示、ワンポイント体験-など。
特集記事は館報のあゆみ「創造と実践の公民館活動」と題し、第150号(97年9月)から199号(05年11月)の8年間の記事内容と社会状況を紹介した。
また、200号発刊に向け、曽我村長や北村教育長、松村公民館長ら5人が、公民館への思い、期待などを寄稿した。
裏表紙は「館報への提言」と題し、村内の幅広い世代の意見、感想を掲載、村民の生の声が読んで楽しい。 -
バイキング給食楽しむ
宮田村の宮田小学校3年生は19日、バイキング形式の給食を楽しんだ。栄養バランスの大切さも感じながら、自分の好みのメニューを選んだ。
パンやおにぎりの主食、エビフライ、コロッケなどの副菜、サラダ、デザートから、自分自身で好きなものをチョイス。食べれる量も考えて、一人づつトレーに盛った。
「どれにしようかな」とうれしい悲鳴。いつもの給食とはまた違った雰囲気で、食事の楽しさ、大切さを肌で感じていた。