-
幼稚園村で都会の園児たちが自然を体験学習
神奈川県の湘南やまゆり学園(本部・茅ヶ崎市)の園児たちが、28日から伊那市西春近の幼稚園村へ体験学習に訪れている。伊那谷の森や川、動植物に触れたり、マスのつかみ取りやトウモロコシの収穫などを体験し、都会で学べない本来の自然を直に学んでいる。
心を引き出し、思いやりや人としての姿勢を身につけてほしい窶狽ニ、体験を通じた感覚教育に取り組む同学園は、伊那市土地開発公社が分譲した「幼稚園村」に1991年、コテージを建設。以来、夏の体験学習は、年長園児の恒例行事となっている。今年は960人の園児が4グループに分かれて参加する。
高層ビルに囲まれた環境で育った子どもの中には、泥遊びもできない子もいるが、木々や虫などに触れ、本来の自然を体験した子どもたちの成長は著しく、後日ビデオで合宿の様子を見た保護者からも「感動した」と大きな反響があるという。
現場リーダーの飯塚一美さんは「家族と離れて生活する2泊3日は、子どもたちにとって辛いこともあるかもしれない。でも、だからこそ劇的な成長もある」と話していた。 -
箕輪町発足50周年記念みのわ祭り
箕輪町発足50周年記念みのわ祭りは30日、153号線バイパスであった。交流イベント「東京よさこい」、みのわ太鼓の演奏、ワクワクダンシング、箕輪天竜音頭民踊流し、まちづくり同友会の「みのわ御棒サ50!里曳き競争」など、どのイベントも活気にあふれ会場は熱気に包まれた。
オープニングパレードで会場は次第に祭りムードに。初めて昼間開催となったみこしも、熱気を帯び、威勢のいい掛け声ともに通りを練り歩いた。
50周年記念で招致した東京都豊島区の「東京よさこい」は、華やかな衣装と音響、息の合った迫力満点の踊りでみのわ祭りを一層盛り上げ、観客を魅了した。
今年初めて簡単な振り付けも導入したワクワクダンシングは、小学校児童や区、ダンスサークル、企業のほか、公民館学級もそろいの衣装で初参加。従来の軽快な踊り、新しい踊りともに、どの連も熱く熱く踊り完全燃焼した。 -
カナダ研修に宮田から5人が出発
カナダの一般家庭でホームステイし、研修する宮田村の宮田中学校2年生5人が26日、村役場を訪れて、小林修助役に出発のあいさつをした。きょう31日、中部国際空港から出発する。
研修は同村と伊那市箕輪町、高遠町、南箕輪村、長谷村が毎年合同で実施。13日間の行程で、カナダ南部のレスブリッジ市に滞在する。
生徒たちは「ホスト家族とたくさん話がしたい」「(福祉)施設に興味があるので、日本と比べてみたい」と抱負。
小林助役は「海外へ行くことは大きなプラスになり、自分の成長につながるはず。健康だけには気を付け、楽しい旅にして」と激励した。 -
森林整備と工作も楽しむ
小学校単位で植物の育成・自然保護などの活動を進める「みどりの少年団」の上伊那地区交流集会(上伊那地方事務所など主催)が29日、長谷村の鹿嶺高原キャンプ場であった。管内にある18少年団のうち、長谷小、高遠北小、南箕輪小など14団約200人が参加し、木工作りや森林整備作業を体験した。
団員は各団を混合した18班に分かれて活動。樹木あてゲームは、「木の皮が白で、樹液はジュースとしても売られている木」など3問が出題され、各班に渡された葉っぱの絵を頼りに、高原内から探し出した。
工作は、サクラや白樺の幹を使って、名札のペンダントを製作。のこぎりを使って1センチほどの厚さに切り、切り口に自分の名前や好みの絵を書いてオリジナルを作った。のこぎりの使い方に戸惑う仲間に、みんなで教え合う場面もあった。
初対面に互いに照れくさそうにしていた団員たちも、午後の森林整備のときには、協力し合って、作業に汗を流していた。 -
唐木さち 涼をいざなう掛け花
野の花の自然な美しさを表現する伊那市在住の花人、唐木さちさん(57)の掛け花展「涼をいざなう掛け花」が30、31日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。"涼"を感じさせる作品約20点が、人々を魅了している。
「形づくるのではなく、それぞれの個性を生かして活ける」という唐木さんは、地元などを中心に、野山で摘んだ草花の"ありのままの美しさ"を最大限生かした作品作りに取り組んでいる。
使用する植物は普段何気なく目にするものばかりだが、作品に姿を変えた草花は、立体的な絵画のような空間を演出している。唐木さんは「厳しい自然の中で力強く生きてきた草花だからこそ、1本でも絵になる」と話す。
16年前から日本を代表する花人の一人、川瀬敏郎氏の下で学び、現在県下でいくつかの教室を指導している。「伊那谷は県内でも野の花が美しい。展示を通して、地元の人に野の花の素晴らしさをより深く知ってほしい」と唐木さんは話す。
入場無料。 -
ダチョウの人工ふ化に成功
上伊那農業高校生物工学科3年の橋本哲平君(17)=伊那市=が28日、ダチョウの人工ふ化に成功し、2羽のヒナが生まれた。「本当にうれしい。かわいい」と喜ぶ橋本君。「これからが大変だけど成鳥にまで育てたい」と、生まれたばかりのヒナを見守っている。
同校は01年度から生徒がダチョウのふ化に挑戦。03年秋に成功して以来2度目。県内の農業高校ではまだ成功例がないという。
卒業生がふ化に成功した03年は、ふ化から10日でヒナが死んでしまった。橋本君は、課題研究でヒナを育てることをテーマにダチョウのふ化に挑戦。4月末から取り組んだ1回目は、卵の1個が未受精卵、残り1個は42日間のふ化期間を過ぎても生まれず失敗に終わった。
2回目の挑戦で6月14日に「みはらしダチョウ牧場」から受精卵2個をもらい、15日に学校飼育室内のふ卵器で卵を温め始めた。
湿度を30%まで下げるため毎日吸湿剤を交換し、卵の重さと温度を測定して記録。4時間ごとに90度ずつ卵を回転させる作業もしてきた。
ヒナの誕生は、1羽目が28日午前0時50分。2羽目は同日午後6時13分。体重は1羽目935グラム、2羽目1130グラム。
橋本君は27日から学校に泊り込み、2羽とも自力で殻から出ることが出来なかったため殻を割る補助をした。「割るタイミング、割り方が大事。慎重な作業だった」という。
誕生から1日経ったヒナを手にして「温かい。42日間が報われた」と笑顔を見せた。「卵を扱う以上にヒナの扱いは気を使う。まだ安心できる段階ではない」と慎重に観察を続ける。
今後の課題は餌付け。ダチョウは豆科の牧草を食べるが、同校にはふ化後の資料がないため手探りで取り組むことになるという。 -
カナダ語学研修出発あいさつ
中学生海外語学研修で31日にカナダに出発する箕輪町立箕輪中学校の生徒10人が28日、町役場を訪れ、平沢豊満町長に「カナダの文化、生活を学んできたい」と抱負を語った。
カナダ語学研修に参加するのは2年生10人。約半数がホームステイや旅行などで海外に行った経験がある。「ホストファミリーとカナダの文化をしっかり学び、英語で交流したい」「カナダの食文化、郷土食を学び、メモしてきて、日本で作って家族と食べたりしたい」「日本との文化の違いを学びたい」などそれぞれ意欲的に語った。
平沢町長は、「カナダの良さと、外から見た日本の良さを感じてほしい。自分の目標を定め、新しい何かを発見し、13日間で身に付いたことを今後に生かしてほしい。家族に感謝し、健康に気を付けて行ってきてください」と激励した。
カナダ語学研修は31日-8月12日までの13日間。レスブリッジ市でホームステイし、語学研修のほかカナダ人生徒とのスポーツ交流も予定している。 -
高遠小で高遠城の絵図新たに2枚発見
高遠町の高遠小学校資料庫からこのほど、高遠城の絵図が新たに2枚発見された。これにより、高遠城やその周辺の様子を描いた絵図は、町が確認しているだけで80点となった。町教育委員会は、この2枚を町立歴史博物館か古文書館に移管したいとしている。
見つかった絵図のうち1枚は横2・30メートル、縦1・8メートルほどの大きさ。江戸時代初期、鳥居忠春と忠則が藩主だった1936年から1689年の間の高遠城を含む藩士の武家屋敷割りが描かれている。
町教委によると、絵図には幕末の学者である中村元起(1820窶・884)の庵をさす「希月舎蔵」の判が押されていることから、謄写した絵図を中村元起が所持していたとみられる。
鳥居時代のものは、今回と同様の屋敷割りと、簡略化されたものが11点確認されている。
絵図は町教委が同校資料庫の古文書などを、整理調査していて発見。ほかにも、明治初めころの教科書や古文書、進徳図書館の書籍なども見つかった。 -
どろんこクラブのジャガイモ掘り
宮田村公民館の親子学級「どろんこクラブ」はこのほど、今が旬のジャガイモ掘りを体験。暑さも忘れて、土に親しんだ。
大久保区の吉沢小百合さんが協力し、畑を開放。子どもたちはさっそく、土を掘り、ジャガイモを探し当てた。
近所や親戚が栽培していても、ジャガイモ掘りは初めての参加者が大半。大きな袋に一杯詰めてもやり足りない様子で、袋を余分にもらって作業を続けた。
蒸し返すような暑さだったが、子どもたちはヘッチャラ。「こんなに大きいのが獲れた」と満面の笑みを浮かべていた。 -
心の教育研修会
豊かな人間性を育てる教育に役立てようと駒ケ根市教育委員会とモラロジー研究所は29日「心の教育研修会」を駒ケ根市文化会館で開いた。市内の小中学校教職員ら約200人が参加し、基調提案、グループ別討議などを行ったほか、麗澤大名誉教授の細川幹夫さんによる講演「トヨタ成長のカギに学ぶ」を聞いた。
細川教授は、豊田式自動織機を発明し、トヨタの基礎を築いた豊田佐吉が幼少から「自分が日本の国土を2倍にして王様になり、皆を助けてやる」などと言って村人らから変人、気違いと呼ばれていたことを例に挙げ「常識的でないからといって決して悪い方に考えてはならない。佐吉のような変人こそが世の中を変えていく可能性を持っているのだから」と話し、個性を育てる教育の大切さを訴えた。 -
宮田小学校終業式
宮田村の宮田小学校は27日、終業式を行った。有意義な夏休みにしようと、1学期の成果と課題を振り返った。
2年の松下志帆さん、保科美帆さん、4年の塩澤凛さん、6年の新谷丈爾君が1学期の思い出を作文で発表した。
4人とも勉強や運動など、課題を克服して力が伸ばせたと報告。注意されたことなどは、2学期に直したいと決意した。
各教室でも1学期を見直したが、1年生は初めての通知表にドキドキ。お世話になった校舎をきれいにしようと、雑巾がけをする姿もあった。 -
森本元信大学長の自然教室が水生昆虫観察
信州大学の元学長で名誉教授の森本尚武さん(71)=伊那市在住=がボランティアで行う自然教室の第4回目がこのほどあり、伊那市役所近くの天竜川と三峰川で水生昆虫の採集と観察に約40人の参加者が熱中した。伊那ロータリークラブの共催。信大農学部アルプス圏フィールド科学教育研究センターも後援した。
今回の講師は、教室の協力者で、水生昆虫の専門家・信大名誉教授の吉田利男さん。17日にビデオや標本であらかじめ水生昆虫について講義をしてもらった参加者は、吉田さんや同じく信大農学部教授の中村寛志さん、大学院の院生に従い、川の浅瀬に入り、歓声を挙げながら様々な水生昆虫を捕まえていた。
「ザザムシ」として有名なヒゲナガカワトビケラやシマトビケラ、ヘビトンボ、ヒラタカゲロウやチラカゲロウ、様々なヤゴ類などが採集でき、「カゲロウもカワゲラは、天竜川・三峰川のどちらでも採集できたが、三峰川の方が少し多い。それは水がきれいなため」などと吉田さんが解説した。
絶滅危惧種II類に入れられる魚類アカザも採集され、参加した親子が珍しそうに見入っていた。
教室は、自然の中で昆虫や植物・生物に触れ合う場を作ろうと森本さんが04年から初めたもの。今回講師を努めた吉田さんは、「親子で河原に出て昆虫を探すなど、とても貴重な機会。これを通じて大人も子供も自然への関心が高まれば幸い」と話した。
子供をつれて参加した伊那市の本間たかねさんは「生きているザザムシは初めて見た。こんな身近なところにいろいろな生物がいてビックり。全然知りませんでした」と驚いていた。 -
上伊那高等学校音楽祭
上伊那の高校音楽クラブが一堂に集う上伊那高等学校音楽祭が23日、伊那文化会館で開かれ、6高校から合唱、吹奏楽、器楽などの12クラブが参加し、日ごろの成果を発表し合った。
県教育委員会などの主催で53回目。他校音楽系クラブの活動を知る機会となるほか、交流や情報交換の場にもなっている。
各校は、近況報告などを交えた簡単な紹介の後、現在練習中の曲や今年の課題曲などを発表した。
高校生らは、それぞれの持ち味が生きた演奏をしつつ、分野も規模も異なるほかのクラブの演奏に聞き入っていた。 -
南大東島の友人から返事来た
南大東島の小学生と交流を始めた伊那市の伊那西小学校(臼井和夫校長)に、島の児童から各学年の写真や島のパンフレットなどの贈り物が届き、26日、同校終業式で臼井校長が披露した。
島の小学生との交流は、今村貴美子教頭が近くのグリーンファームで青パパイアを購入した際に、伊那市と南大東島が民間交流を進めていることを知り、学校全体に交流の話を持ちかけたことがきっかけ。第1弾として6月下旬、学校の紹介や学習活動をまとめた小冊子など、各学年でプレゼントを製作して送り、今回そのお返しとして届いた。
贈り物の中身は、島の観光パンフレットやイラストの地図、言葉が添えられた各学年の写真などで、手紙には感謝の言葉とともに、「二学期には島っ子らしい作品を準備したい。この交流が伊那市と南大島島を繋ぐ架け橋となれば」と記されていた。臼井校長は「長くお付き合いできるといいですね」と児童たちに語り掛けた。
児童たちは遠く離れた島にできた・ス友人たち・スからの反応に、「あっちも小さい学校だね。早く会えればな」と目を輝かせていた。
伊那まつり(8月6、7日)に島から3人の児童らが参加する予定で、滞在中に伊那西小にも立ち寄るという。 -
第2回ニシザワ文芸コンクール
小中生読後感想文募集開始上伊那各所に食品店などを展開するニシザワが、第2回文芸コンクルーに応募する小中生の読後感想文を募集している。
04年に創立80周年を迎えた同社は、記念事業の1つとして小中生の読後感想文のコンクールを開始。地域の読書振興・青少年育成に貢献するとともに、書店として出発した同社の創業の原点を大切にする思いを込めた。
上伊那に居住・通学している小中生が対象。課題図書はなく、自由に選択した本の感想文を400字詰原稿用紙3枚以内にまとめる。未発表作に限る。
小・中生それぞれ最優秀作品1点、優秀作品10点を選ぶ。入賞者には表彰状と副賞として図書券(小生・最優秀3万円、優秀3千円、中生・5万円、5千円相当)が贈られほか、最優秀作品は新聞紙上に掲載する。
応募期間は20日から9月30日まで。ニシザワ各店舗(一部扱わない店舗もあり)のサービスカウンターに持参するか、郵送で応募する。
郵送・問い合わせ先・〒390窶・501伊那市日影435窶・(株)ニシザワ「文芸コンクール」係 TEL0265(76)2111(総務部中谷・蟹沢) -
小学生こまがねミュージカルダンス開講
駒ケ根市文化会館大ホールで11月23日に開催することが決まっている「こまがねミュージカルダンス・ドロシーからの手紙-オズの魔法使い」に向けて、こまがね演劇文化創造劇場は28日「小学生こまがねミュージカルダンス」の開講式と第1回ワークショップを駒ケ根市文化会館別館で開いた。プロの指導を受け、大舞台でのミュージカルダンス公演に出演しようと駒ケ根市や飯島町などの小学生約30人が保護者らに付き添われて参加し、講師の神崎由布子さんの指導で柔軟体操やストレッチなど、ダンスの基礎トレーニングに汗を流した=写真。
神崎さんは参加者らに「ミュージカルは『オズの魔法使い』を基にするが、ストーリーはドロシーの文通友達が駒ケ根に住んでいる-という設定で話が始まる独自のものにする。せりふやダンスの振付はこれから決めていくから舞台がどんなものになるか楽しみにしていてね」と呼び掛けた。
今後、11月の舞台発表に向けて十数回のワークショップを予定している。
神崎さんは舞台俳優、ダンサーのほか振付家としても活躍中。同劇場は95年から04年の『アルプスの少女ハイジ』まで10回にわたってミュージカル公演を開催してきた。
事務局によると募集定員にはまだ余裕があるため、途中からの参加も歓迎するという。問い合わせはこまがね演劇文化創造劇場(TEL83・5923)へ。 -
駒工を育てる会駒ケ根支部臨時総会
県教育委員会が6月、駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するなどとした高校再編案を公表したことを受けて駒工を育てる会駒ケ根支部(会長・中原正純市長)は28日夜、臨時総会を市役所南庁舎で開いた=写真。約30人の委員が出席し、現在同校同窓会が中心になって活動を始めている統合反対の署名運動を、今後自治会組織などを活用して市民全体を対象に行うよう市区長会に要請することを決めた。
出席者からは「駒工は上伊那の基幹産業である工業を支えている貴重な存在。駒ケ根市だけでなく地域全体の問題としてとらえることが重要だ」「統合反対の熱意をさらに強くアピールするためには署名運動だけでなく、高校改革プランについて審議している第3通学区推進委員会に対して直接陳情することなども考えるべき」「市民参加の総決起大会を開いたりするなど、行動で示すことも必要だ」などの意見が出された。
同校同窓会の三浦靖幸会長は「署名活動を区長会が行ってくれるのであれば同窓会としては伊南地域以外の市町村などでの署名活動を行うなど、統合反対を訴える範囲をさらに拡大していきたい」と話した。
同窓会は8月3日に駒ケ根市文化会館で駒工存続のための決起大会を開くことを決めている。 -
箕輪中部小5年2組学級親子レク
箕輪町立箕輪中部小学校5年2組(37人、六波羅孔明教諭)の学級親子レクリエーションは23日、同校であり、親に感謝の気持ちを表し楽しんでもらおうと児童がホスト役を務め、ミニ運動会や花火などを楽しんだ。
総合的な学習で、1学期は児童が個々にやりたいことをプロジェクトチームを作って活動。計画や運営の練習をし、2学期からはクラスで一つのテーマを決めて学習する。
今回の学級親子レクは総合的な学習の取り組みでもあり、▽飯ごう炊さん▽花火大会▽夜の学校探検▽肝試し-のプロジェクトチームが主体となり、児童が全て計画した。
児童の夕食は、飯ごうでご飯をたき、手作りのカレーライス。腹ごしらえを済ませたあと、保護者と一緒に体育館でフリースロー対決や満水リレーなどのミニ運動会をした。
班対抗ひもつなぎゲームは、箱に隠された長さの違うひもを順番に引き抜き、縛ってゴール地点までつなぐ早さを競うゲーム。とても短いひもを引いて「何これ!」と叫ぶ保護者もいて、親子で熱中した。
花火の後は、お待ちかねの夜の学校探検と肝試し。昼間の学校とは違う表情を見せる校舎の中を、決められたコースを探検して歩いた。
##(写真・よこ)
ミニ運動会のひもつなぎゲーム -
自律学級の子どもたちが喫茶店
宮田村の宮田小学校自律学級5、6組の子どもたちが25日、校内で喫茶店を開いた。店員となり、客として訪れた教職員を接待。注文品を運んだり、簡単な調理の補助もするなど、忙しく働いた。
いつも学習している教室をお店にして、ピザやお好み焼き、ケーキ、ジュースなど多彩なメニューを用意。次々と訪れる教職員から注文を取った。
「いらっしゃいませ」と笑顔で元気に応対。客が座るテーブルまで注文品を丁寧に届けた。
喫茶は昨年に続き2回目。「いつもこんな喫茶店があったらいいのに」と教職員たちは、児童のいきいきした姿に目を細めていた。 -
東保育園の夏祭り
宮田村東保育園の夏祭りは21日夕、同園で開いた。保護者家族らも参加してさまざまな催しでにぎわったが、年長園児が企画したお化け屋敷と忍者屋敷が大好評。変装した可愛らしい子どもたちが出迎えた。
年長園児はこの日のために工作。来てくれた人に楽しんでもらおうと、色々な仕掛けをつくった。
忍者屋敷では、格好も決まったチビッコ忍者が登場。来場者を驚かせたり、楽しませたりしていた。
保護者や職員による出店のほか、親子フォークダンスなど雰囲気は最高。花火も打ちあがり、思い出をつくった。 -
やきはた小学校課外授業
箕輪町に今年5月に開校した町公民館の元気がでる講座「やきはた小学校」。学生の小学生以下の親子が23日、課外授業で大泉ダム上流に出かけた。
やきはた小の履修科目は初級農学。親子で 野菜を作り収穫祭をする。これまで付属農園でジャガイモなどの作付け、草取りの授業をしてきた。
第1回の課外授業は農学からちょっと離れて「川遊びとバーベキュー」。水着着用、浮輪持参の子ども13人と大人9人が参加した。
学習課題は▽川の中に露天風呂をつくる▽バーベキューでパワーをつける▽簡単アウトドア料理を覚える-。いっぱい食べ、思い切り遊ぶ授業だ。
冷たくても平気!川遊びって楽しい
アウトドア料理はお母さんたちの課題。ダッチオーブンにキャベツ、ベーコン、タマネギなどを入れじっくり煮込むだけ。かまど作りは、薪にする少し大きな木を探し集めて子どもたちも協力。お父さんたちの火起こしを興味津々で観察した。
バーベキューは子どもたちの得意分野。「おいしい」を連発してもりもり食べ、用務員特製の焼きそばもぱくぱく食べた。簡単アウトドア料理もおいしく出来あがり、「これ、いい」「今度やってみる」とお母さんたちにも好評だった。
腹ごしらえが済んだら、お待ちかねの川遊び。「絶対に深い場所にはいかない」と約束し、子どもたちは元気に川に突入。冷たい水もなんのその。石や棒で水をせき止め、せっせと川底を掘って完成した露天風呂は、お尻が半分浸かるくらいの浅い風呂だが、浮輪着用で“入浴”。お腹が川底に着きそうな場所でもシュノーケルを着けて泳いだり、浮輪を着けて水辺に座ったり、魚を探したり、いっぱい遊んだ。
「冷たくなーい」と川で遊んだ子どもたち。しかし外は曇天。やはり寒かった。木などをくべてたき火をし、体を温めた。「大泉ダムは南箕輪村の水源。きれいにしよう」と、最後は河原のごみも拾った。
川での遊び方、アウトドア料理、たき火の仕方など遊びながら学んだ課外授業。「また来たい」「川遊びが楽しかった」と大満足の子どもたち。「学校の内容がいい」「親子でできるのがいい」と親も楽しく過ごした。
開校からわずか3カ月。「来年もあるよね。やきはた小」。すでに、そんな声が聞こえている。 -
ガールスカウト交流会
伊那市や南箕輪村などの年長園児縲恪mZ生、約30人が活動するガールスカウト長野第26団は23、24日、長谷村の非持交流施設などで1泊2日の交流会を開いた。
活動内容に応じて毎年さまざまなバッジが贈られるガールスカウトは、各団ごとにその年の活動を決めて行動する。今年度26団は、水に関する取り組みに対して贈られる"ウォーターバッジ"の取得を目指そうと決めた。そのため今回は、美和ダムの水調査などを目的とした交流会を企画した。
1日目は断層の境目である中央構造線露頭などを見学した後、施設に戻り夕食準備に取りかかった。栄養バランスなども考慮した牛丼やすまし汁、温野菜サラダなどを、夕飯作り担当の子どもたちが分担して調理。野菜の切り方や手順などをリーダーから教わりつつ、協力して夕飯づくりに励み、一層絆を深めていた。 -
駒ケ根市の各小中学校1学期の終業式
駒ケ根市の各小中学校は25窶・7日にかけて1学期の終業式をそれぞれ行い、8月19窶・3日の始業式まで約4週間にわたる夏休みに入る。
中沢小学校(北原三千生校長)は25日、夏休みを前に1学期の終業式を行った。北原校長は全校児童に「病気をしない、交通事故に遭わない、しっかり勉強する窶狽フ3つを守って楽しい夏休みを過ごし、8月23日には全員が元気に登校してください」と呼び掛けた。
井川真輝君と竹村徳恵さん(共に2年生)は作文発表で「筆算の足し算・引き算ができるようになった」「やまびこ園の訪問でおじいちゃん、おばあちゃんが喜んでくれた」と1学期を振り返り、夏休みについて「カブトやクワガタを捕りたい」「九九を全部覚えたい。25メートル泳げるようになりたい」などと目標を挙げた。 -
宮田中1年が飯ごう炊さん
宮田村の宮田中学校1年生は21日、飯ごう炊さんを駒ケ根市の駒ケ根キャンプセンターで行った。班ごとにメニューを決め、趣向を凝らした野外料理に挑戦。協力しながら美味しいご飯も炊き、自然の中で友情を深めた。
事前に買ってきた食材を使って調理開始。定番のカレーライスのほか、ビーフシチュー、オムライスなども。
なかにはつくねのハンバーグなど凝ったメニューもあり、ワイワイにぎやかにつくっていた。
ご飯はもちろん「飯ごう」を使って直火炊き。火の調節に注意しながら、美味しく炊きあげた。
「ちょっと分量を失敗したかも」と話す声もあったが、手作りの野外料理にみんな大満足。おかわりをする姿もあった。
引率し教諭は「小学校の時にキャンプを経験しているが、中学生になったら私たちは何も口出ししない。責任感や互いの協力など、より深まったのでは」と話していた。 -
中一、身近な職場で体験学習
宮田村の宮田中学校1年生は22日、職場体験学習を行った。109人の生徒は村内外の55事業所に散らばり、仕事の苦労を肌で味わった。
家族や親戚など身近な人が働いている職場で実習。働く意義や自分の進路も考えながら、汗を流した。
食品スーパーの「ニシザワ宮田店」では、母親が同店に勤務している富永優子さん(12)と友人の諸田葵さん(13)が実習。青果と鮮魚の2部門に分かれた。
商品の包装や値札つけ、品出しなどさまざまな仕事を体験。「ラップで包むなど、思ったより難しかった」と働く現場の大変さを実感していた。
同中は全学年で職場学習を導入し、3年生は福祉ボランティアを施設などで体験。2年生は希望する職場で9月に実施する。 -
高遠町で大奥絵島の法要
高遠町的場の蓮華寺で23日、江戸時代の疑獄事件で高遠に遠流された大奥女中の絵島の法要が営まれた。
伊東義人町長をはじめ、絵島のゆかりの地である長谷村、東京都三宅村などから約70人が出席し、本堂での法要後、絵島の墓に献花をして、めい福を祈った。
絵島は徳川6代将軍家宣の側妻、月光院に仕えた大年寄。絵島が34歳の1714(正徳4)年1月、月光院の代理で家宣の墓参りをした際に、恋相手といわれる歌舞伎役者の生島新五郎の芝居見学をして城の門限に遅れ、「公務をおろそかにした」と高遠の遠流の刑が下された。
その後、1741(寛保元)年、4月に没するまでの約30年間、屋敷の中に囲まれたまま生涯を過ごし、遺言によって日蓮宗の同寺に葬られた。
法要は、町が一昨年まで開いていた「絵島まつり」に併せて行ない、昨年から祭りは「高遠城下まつり」と名称を変更したが、引き続き、祭りに先立って営まれている。 -
消防の放水で水遊び?
○:宮田村中央保育園が21日行った避難訓練で、伊南広域消防の消防車が駆けつけて放水。園児たちが水着に着替えて、水遊びする姿があった。
○:「整然と避難できたごほうびに」と、毎年この時期の訓練では放水による水遊びをあわせて企画。消防署員の協力で、勢い良く水を浴びせた。
○:真夏の陽気だったこともあり、子どもたちは大喜び。水に打たれながら、園庭を駆けまわっていた。 -
はら美術・山中一正絵画展
SF系アートなどを中心とした作品を手がける伊那市在住のフリーイラストレーター山中一正さんの初めての個展が、伊那市旭町のはら美術で21日から開かれ、独自の世界観でリアルに描いたアクリル画約60点が、訪れた人々を魅了している。
通常の空間や枠を科学的に越えたSFの世界を描いてきた山中さんは、手塚治虫などが審査員を務めたSF系アートコンテストなどで多くの賞を受賞。宇宙空間や地平線が見える荒涼とした世界に、現実には存在し得ないモチーフなどをリアルに描いた作品には、想像と現実のギャップがあり、不思議な印象が感じられる。
今回は、伊那谷などを描いた風景画約30点も展示している。友人の勧めから風景画を描き始めた山中さんは、2年ほどかけて今回の風景画を準備してきた。白い月の下に雄大にそびえる仙丈や、山頂の雪が風に舞う蓼科山を描写した風景などは、SF系アートとは違う幻想的な作品になっている。
入賞無料。26日まで。 -
南箕輪中2年生職場体験
南箕輪村立南箕輪中学校の2年生は20、21日の2日間、村内で職場体験をし、働くことの大変さや大切さなどを学んだ。
村役場に“出勤”したのは辻岡瑞季さん、山下澄人君、佐々木雛子さんの3人。「役場でどんな仕事をしているのか知りたい」「広報番組でしゃべってみたい」などそれぞれの思いを抱き、伊那ケーブルテレビジョンで放映している村広報番組のコーナー「素顔レポート」の製作を体験した。
テーマは大芝高原まつりの紹介。20日は関係各課をまわって収録のための取材、打ち合わせをし、「文章の組み立て、流れが難しい」と苦戦しながら収録用の原稿を作った。
21日はカメラの前でマイクを持ってレポーターになり村長や職員にインタビュー。「緊張する」と口をそろえた3人だが、カメラがまわると意識して言葉をはっきりと話し、村長室での収録では村長のイスにも座らせてもらい、少しだけ村長気分も味わっていた。 -
南箕輪中2年生6人がカナダへ
南箕輪村は20日、人材育成村民国外派遣研修事業「ホームステイ&語学研修の旅」の激励会を村民センターで開き、カナダを訪れる南箕輪中学校2年生6人が外国の文化や習慣にふれ多くの貴重な体験ができるよう期待し激励した。
唐木一直村長は、「これからの人生にきっと役立つ経験になる。言葉の壁はあるが、ホストファミリーと生活し、海外の文化、生活にふれ、学んできてほしい」と激励した。
生徒は、「英語で話し、カナダの文化にふれてきたい」「カナダの人と交流し、いろいろ発見し、勉強してきたい」「自分の英語力をもっと高められるようにしたい」など一人ずつ抱負を語った。
伊藤教育長、南箕輪中教頭も生徒を激励。皆で食事をしながら懇談した。
生徒6人は、上伊那郡内の中学生と一緒に31日から8月12日までの13日間の日程でカナダを訪れる。