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津島神社祇園祭16日に
神社石段から神輿(みこし)を放り投げる「あばれ神輿」で有名な宮田村津島神社の祇園祭が16日、中心商店街で開かれる。午後1時過ぎの屋台巡行で始まり、子ども神輿、太鼓演奏、阿波踊りと続き、午後9時過ぎにあばれ神輿の打ち壊しで最高潮を迎える。
あばれ神輿は午後4時40分ころ、神社を出発。この祭りを待ち望んでいた男衆が勇壮に商店街を練り歩く。
子ども神輿は午後4時半過ぎ、同6時半からは神社特設舞台で宮田太鼓が演奏する。
阿波踊りも同時刻過ぎに商店街の南側から出発し北上。花火は7時半過ぎから打ち上げ、約1000発が夜空を焦がす。神輿の打ち壊し後、9時半過ぎからは仕掛け花火、三国を神社境内で行う。
商店街一帯は午後4時半から10時半まで車両通行止めで歩行者天国となる。
今年も村と友好協力関係にある日本福祉大学の学生が、祭りの模様をインターネットで全世界に生中継。村内各商店や自然を取材した番組を今回初めて作成し、中継にあわせて発信する。
中継ホームページのアドレスはhttp;//www.475.jp/miyada -
箕輪西小が日本野鳥保護連盟会長賞受賞
箕輪町立箕輪西小学校が、第59回愛鳥週間全国野鳥保護のつどい野生生物保護功労者表彰で、日本野鳥保護連盟会長賞を受賞した。1129日間、学校周辺の鳥の観察を続けた活動が評価された。
総合的な学習で観察活動をしたのは今春の卒業生20人。同学年は3年生のときから卒業式当日まで、学校から深沢川までの観察コースを自主的に観察し続け、63種類の鳥を見つけた。
5年生の9月から1年間は、観察955日間で最も多く見られたスズメの分布調査や巣箱をかけての繁殖調査も併せて実施。8-11月は田の周辺、冬は民家周辺など季節によって住む場所が違うこと、3-7月は2羽、8-12月は10羽から100羽以上の群れで生活していること-などを調査からまとめた。
表彰の中で3番目の大きな賞の受賞を喜び、保護者が祝賀会を計画。このほど、卒業生と3年から6年まで担任だった飯沢隆教諭、保護者が上古田公民館に集まった。
楯の写真を組み込んだ賞状の写しをラミネート加工したものと花束を、卒業生には飯沢教諭が、飯沢教諭には保護者が手渡した。
飯沢教諭は、「活動が認められたことが嬉しい」と喜び、「続けることはすごく大事。こつこつやっていると何かいいことが絶対あると信じている。西小の名が全国に響いた。やればできる。おめでとう」と教え子たちを祝福した。
1日も欠かさず観察を続けた柴稜祐君は、6年生の夏に数回だけ見たカワセミが思い出に残っていると話し、「観察を続けたかったので毎日行った。鳥に詳しくなった。受賞できて嬉しい」と喜んでいた。 -
箕輪町郷土博物館企画展「箕輪遺跡」講演会
箕輪町郷土博物館は10日、24日まで開催中の企画展「箕輪遺跡」に合わせ、講演会を町文化センターで開いた。約60人が地元の箕輪遺跡の発掘調査報告を熱心に聞いた。<br> 箕輪遺跡は水田関連の遺跡として知られる。50年代前半の土地改良事業の工事中に土器などの遺物が発見されたことに始まり、55年の遺物公開後、継続的な調査をしている。99-03年、国道153号バイパス建設事業に先立ち、県埋蔵文化財センターによる大規模な発掘調査があり、複数時期の水田の跡や、これまで確認できなかった弥生時代や古墳時代の集落跡を確認した。<br> 県埋蔵文化財センター調査研究員の市川隆之さんが講演。箕輪遺跡の集落跡は弥生中期、弥生後期、弥生末、古墳後期のみで確認され、出土した土器などの特徴から弥生中期は県内の北、弥生後期は南の文化とのつながりがあること、古墳後期にはかまどが作られ、それまで平底だったかめが丸底になり、文化全般が西日本から伝わっていること-などを報告した。<br> 市川さんは、箕輪遺跡には集落が4つの時期以外に作られていないことから推測し、「この地域は、ほかから人や文化が波及してくるときだけ水田を作り集落ができて人が住んでいたのではないか」と話した。<br>
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韓国文化セミナー開講
箕輪町国際交流協会の語学講座で初開講の「韓国文化セミナー」は13日、町文化センターであった。韓国文化に触れたいと30人が参加し、ハングルの発音や簡単なあいさつなどを楽しく学んだ。<br> 全4回の短期講座。受講申し込みをしたのは幅広い年代の男女33人で、“ヨン様”ファンや韓国旅行を予定している人もいる。韓国人気の影響もあってか、同協会のほかの語学講座と比べ参加が多い。<br> 講師は、通訳や翻訳の仕事をしている在日2世の竹山友紀子さん=伊那市=。ハングル文字の子音と母音の基本から指導した。<br> ハングルは母音21、子音19の組み合わせからなる。受講者は講師の発音を聞いて実際に発音練習。日本語には無い発音に苦労していたが、ハングル文字で自分の名前を書いたり、自己紹介やあいさつを熱心に覚えた。町内の女性は、「難しいかなと思ったけど、楽しかった」と話していた。<br>
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第20回子ども禅の集い
座禅を通して「命と心」の意味を見つめようと16・17日、小中学生らが寺に寝泊りして禅に親しむ「第20回子ども禅の集い」が駒ケ根市の栖林寺で開かれた。曹洞宗県第2宗務所第6教区(上伊那一円)の主催。伊那市、駒ケ根市の小中学生19人が参加し、座禅のこころを学んだ。<br> 参加した小中学生は開会式で千田實雄教区長(宗福寺住職)の手で僧侶の絡子(らくす)代わりの「仏様の知恵袋」をかけてもらい「経を唱える時や座禅をする時は必ず首に掛けること」と教えられた後、座禅の方法について指導を受けた。「右足の上に左足を乗せて」「背筋は伸ばして」などと足の組み方から手の形、呼吸の仕方や目線の位置まで本格的に学んでから5分間の座禅に挑戦した=写真。「絶対に動かないように」と注意されてはいたものの、小学生らは我慢しきれずに体をもぞもぞさせたり周りをこっそり見回したりしていた。鈴木千代花さん(9つ)=伊那市日影=は「難しいけど何だか楽しかった」と話していた。<br> 参加者は17日にも朝のおつとめや写仏(仏の絵を書き写す)をするなど、2日間の共同生活で禅の教えについて学んだ。
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安達博文展
駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館で「現代の写楽か窶蝿タ達の眼窶蝿タ達博文展」が16日から開催されている。初日には作家の安達さんを囲み、美術館にゆかりのある作家ら約50人が出席してオープニングを祝うパーティーが同館で開かれた。<br> 安達さんは「駒ケ根高原美術館に展示した作家は皆世界的に活躍しているという。そのジンクスを破らないよう、プレッシャーを糧にたくさんの作品を生み出していきたい」とあいさつした。<br> 安達さんは52年富山県生まれ。東京芸術大大学院を経て現在国画会会員。卵の黄身を原料にしたテンペラ絵の具を主に使い、独特の曲がった線と明るい色彩で一度見たら忘れられないスタイルを確立している。イタリア、チェコでも個展を開くなど国内外で活躍中。<br> 8月31日まで開催(会期中無休)。午前9時窶伯゚後5時30分。問い合わせは動美術館(TEL83・5100)へ。
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南箕輪村「パートナーシップを地域で広めるには」学習会
パートナーシップ南みのわ学習会は16日、「男女共に働きやすく、暮らしやすい社会」を目指すための学習会を南箕輪村民センターで開いた。県男女共同参画センター「あいとぴあ」の小松京子さんを招き、約20人の会員が、男女共同参画や地域活動を円滑に進める方法を学んだ。<br> 幅広い取り組みがある男女共同参画は、地域に合った形で、進める必要がある窶狽ニ話す小松さんは「若年層や外国人が多い南箕輪村の場合、こうした人をどう巻き込んでいくかを考えることが必要」と指摘。<br> 一方男性には「男女共同参画」と聞くだけでアレルギー反応を示す人も多く、今後、男性参加の話し合いを進めるためにも"男性視点からの共同参画"を考えることの重要性について話し、実際には取得の難しい男性の育児休業などに触れた。<br>
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橋爪まさゆき陶芸展
落ち着いた色彩と個性的な形の花入れや茶碗などを手がける岡谷市在住の橋爪まさゆきさん(53)の第10回陶芸展が、14日から伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれ、生活を彩る食器などを中心とした約100点が、訪れた人々を楽しませている。<br> 「最初から最後まで自分の手で作り上げる」陶芸の魅力に引かれた橋爪さんは、栃木県の益子町と福井県の越前町で陶芸を学び、現在は土の質感や変化を表現できる焼締を中心とした製作活動を続けている。<br> 「焼締は灰のかかり方によっても表情が変化するが、完成してからも、土が徐々に変化して、作品が育つのでおもしろい」と話す橋爪さんの作品は、和の生活空間で生きる落ち着いた色彩を持つ一方、洋の空間でも調和する個性的な形をしたものが多い。<br> 今回は、10回を記念して記念品の贈呈もある。<br> 展示即売会は18日まで。入場は無料。<br>
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伊那混声合唱団「第39回演奏会」
伊那混声合唱団(平澤誠幹事長)の第39回演奏会がこのほど、県伊那文化会館大ホールであった。メインステージには、間近にひかえた権兵衛トンネルの開通記念として、組曲「木曽路」を披露。メンバー約30人の澄んだ歌声などに、観客は耳を傾けた。<br> 「花笠おどり」「秩父音頭」「伊那節」などの日本の民謡のほか、ポップソングの「晴れたらいいね」「You Go Your Way」など、10曲以上を披露。前回の演奏会から参加している、市内の春富中学校合唱部の特別出演もあった。<br> 伊那混声合唱団は、1958年5月、「伊那市民合唱団」として発足。福祉施設、公民館での演奏のほか、他の合唱団やソリストとの演奏交流など、地域との関わりを積極的に持ちながら活動を展開する。
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長谷村禁煙プログラム
子どもの健康に大きな影響を与えるたばこを改めて考えてもらおう窶狽ニ15日、長谷小学校は地域住民を対象とした禁煙プログラム講習会を実施した。
「受動喫煙や発育に影響を与える未成年の喫煙などを考えるには、家族のみならず地域の協力も必要」との思いから、地域住民すべてを対象とした講習会には、喫煙者ほか、その家族など約20人が参加。長谷村国保美和診療所の岡部竜吾氏が提案する「気づきの禁煙プログラム」を学んだ。
岡部さんは「努力型の禁煙は、我慢の連続。また、失敗すると罪悪感にさいなまれ、結局よくない」と話し、"たばこは吸わないほうが良い"と改めて気づくことで禁煙意識を高める手法を紹介。
参加者に、ストローを使って、喫煙者がなりやすい慢性閉塞性肺疾患の苦しさを体験してもらったり、ほとんどの病気がたばこに関係していることを話す一方で「たばこはやめると10年ほどで、正常な肺に戻るので、やめる価値はある」と訴えた。 -
はらぺこチャパティー作り
野外保育園「はらぺこ」の子どもたちは15日、チャパティーづくりに挑戦した。<br> 保育士の小林成親さんの誕生日だったこの日「みんなで何か手作りしたものを食べてみよう」と、小麦粉と水、塩をこねてつくる簡単な薄焼きパン、チャパティーに挑んだ。<br> 水の代わりに牛乳を使い、全粒粉と中力粉、2つの粉で、白と茶、2色のチャパティーを作った。<br> 調理初体験の子どもたちは、牛乳と粉を混ぜ合わせたり、一度寝かせた生地をせんべい状に伸ばしたりと、さまざまな行程を体験。徐々に変化する生地の感触は、普段の粘土遊びと異なる驚きを子どもたちに与えた様子だった。<br> 外のかまどで生地を焼き始めると、香ばしい香りが辺りに漂い、味見をせがむ子どもが続出。<br> その後子どもたちは焼き上がったチャパティーに、ブルーベリーやリンゴのジャムをつけて、おいしく味わった。<br>
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西春近短歌会31周年記念歌会
発足31年を記念して13日、伊那市の西春近短歌会は、同地区深妙寺などで記念歌会を開いた。見ごろを迎えたアジサイを見学した後、沢渡の会場へ移動し、それぞれが作った短歌を批評しつつ、31年を振り返った。
「伊那市の歌」を作詞した宮脇至氏に短歌を習ったことをきっかけに、数人のメンバーが会を結成。現在は、宮脇瑞穂氏に指導を仰ぎながら、月に一度、それぞれの作品を評価し合い、腕を磨いている。30周年となった昨年は歌集も出した。
途中参加の人もいるが、31年前から続けているメンバーも多く、最盛期は30人前後になったこともあったが、会の高齢化に伴いメンバーは減少。現在は13人ほどで活動を続けている。
この日会員たちは、更なる会の継続を胸にしつつ、それぞれ長年続けてきた短歌の腕前を確かめ合っていた。< -
護身術
駒ケ根市の赤穂公民館は14日、第5回女性セミナーを同公民館で開いた。テーマは「護身術」。駒ケ根警察署の生活安全刑事課の刑事らを講師に招き、襲われた時の対処法について実技を交えて学んだ。<br> セミナーには約15人が参加。駒ケ根署の前島昭文係長は「相手の方が力が強ければ抵抗するのは大変だが必ずチャンスはある。あきらめずに試してほしい」とさまざまな護身術の方法について詳しく説明し、実際にやって見せた。参加者らは2人一組になり、前島係長らの指導を受けながら、腕をつかまれた時に腕を大きく回転させて振りほどく方法や、後ろから抱きすくめられた時に相手の指をつかんでねじり上げる方法などさまざまな護身術を何度も繰り返し練習していた。
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南箕輪村北殿
向井松代さん(64)花をいっぱい家に飾ることが夢-。そんな夢のとおりに、本物と見間違えてしまうほど美しく作られたパンフラワーが家中に飾られている。
「作っているときは夢中。どんなお花になるかなと考えながらやるんです。手間はかかりますけど、出来たときはすごくうれしい」
『世界に一つだけの花』の歌が好きで、その歌詞にある“オンリー・ワン”を思いながら花びら1枚1枚に心を込め、1輪の花を作り上げていく。
「生の花もパンフラワーも、いろいろな花がなんでも好き。好きだから楽しいです」。主婦業の合間の制作だが、ついつい夢中になりすぎてしまうほど。1週間はパンの花、次の1週間は庭の花の手入れをする生活だ。
パンフラワーとの出合いは新聞で見た展示会。伊那市荒井区の赤羽弘美さんが主宰する「ルナ・フローラ伊那川北教室」に通い始め13年目を迎えた。
パンフラワーには小麦粘土のパンの花、布と粘土の染の花、本物調のリアルアート・フラワー、陶器風仕上げのラペリスフラワー、ハーブの香りの石けん粘土で作る香りの花石けんなどがある。月2回のレッスンでパンの花と石けんの花を中心に学んできた。
カラー、バラ、マツムシソウ、スイートピー、ジャスミン、キキョウ、野イチゴ、野ブドウ、アケビ…。手掛けた作品は数え上げたらきりがない。専用の部屋に置き、季節ごとに飾る花を変えて楽しんでいる。
最初に作ったのはカラー。伸ばし棒という丸い棒一つで粘土を扱い、花びらの柔らかなカーブを作り出すのだが、「フリルがなかなか出ないんです。難しかった」と振り返る。
花は色、動き、表情を自分で作っていく。生の花や本を見て研究し、つぼみから3分咲き、5分咲き、満開などさまざまな表情を作り出す。ツタを作るときは本物の葉で葉脈を模ったり、濃淡や陰影、つやなどを何色もの絵の具で表現する。
普通は1種類の花を数本作る程度だが、海外旅行で見たホテルのロビーに飾られた豪華な花のイメージから、「だんだん花の数が増えちゃう」。今制作中のガーベラも、わずか1週間で20数本を作り上げた。
手間と根気のいるパンの花。完成すると嬉しさのあまり、帰宅する家族皆にお披露目するのだという。
「家族の協力がなければここまで出来なかった」。車の免許を持っていないので、夫がレッスンの送り迎えをしてくれる。都合がつかないときは、娘夫婦が運転手を務める。「本当にお陰様でやらせてもらっています」
花と旅は夫と共通の趣味。以前は体が弱く大病もしたが、今は丈夫になり、夫婦で海外旅行にも出かける。「元気でいることが幸せ。花からパワーをもらって頑張っています。健康でないと旅もパンの花も、何もできないですもんね。本当に健康に感謝です」
染の花や陶器調の花を作ってみたい、孫娘のためにお嫁入りのときのブーケのセットも作ってあげたい-と夢は膨らむ。
村内の銀行ロビーで初の個展を開いたばかり。教室の作品展「パンの花 ルナ・フローラ展」(8月6-17日、かんてんぱぱホール)にも出品する。 -
教育フォーラム講演会
箕輪町女性団体連絡協議会主催の教育フォーラム講演会は10日、町文化センターであった。「みんなで育てよう 未来の宝 子ども達を」と題した信州大学教育学部伊藤武廣教授の講演に町民らが熱心に聞き入った。<br> 女団連は、町発足50周年の今年、皆が共に学び希望あふれるまちづくりをしよう-と、講演会を計画した。<br> 伊藤教授は、今の子どもと40年前の子どもを比較すると今の子どもは脳の発達が4、5年遅れていること、普通の子が突然おかしな行動をとる原因に前頭葉発達の不健全があるとする意見などを紹介した。<br> 社会全体に進んでいる孤立化現象が前頭葉や全ての年齢層によくない-と指摘。「いろいろな人に会って刺激し合い、批判しあっていいアイデアが出る。刺激がないと人間の頭は働かない」とし、脳の発達の不健全の原因に子どもが遊ばなくなったことを挙げた。<br> 解決すべきこととして、▽子どもをどうやって遊ばせるか▽高齢者をいかに孤立させないか-という2点を示し、「我々大人が本当に心して行動し模範を示さないと、子どもは目指すものがなくなる」とも話した。<br>
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第3回春風会書展
伊那市中央区の福沢ミチエさんが主宰する春風書道会は9、10日、第3回春風会書展を県伊那文化会館美術展示ホールで開いている。「夢」をテーマにした作品をはじめ中央展の入選作や近作、力作がそろい、関心を集めている。<br> 1年おきに開いている書展で、今回は福沢さんの作品と、伊那市、駒ヶ根市、宮田村の教室で学ぶ生徒25人が出品。かな書を中心に漢字、漢字かな交じり書などの72点を飾っている。<br> 高校生から80歳代までが楽しみながら学び、今回の書展に向けて自由に作品を書いた。テーマ「夢」の作品は、生徒一人ひとりがそれぞれの「夢」を工夫して書き、一つのコーナーに展示。書体、紙、字の色など生徒の個性があふれている。<br> 10日は午前9時-午後4時。入場無料。<br>
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箕輪南小で運動あそび
箕輪町立箕輪南小学校(北原文雄校長)の1、2年生が、柳沢運動プログラムの運動あそびに取り組んでいる。<br> 町内の保育園に最初に運動あそびを導入し、全町に広がるきっかけをつくった鳥山整形外科医院の故・鳥山治康医院長が、子どもたちの運動能力などの向上を願い、運動あそびが保育園だけで途切れることなく小学校でも継続してできるようにと、春にホッピングマットやウレタンマット、移動式三角鉄棒などの器具を南小に寄贈した。<br> 南小では保育園で運動あそびを経験している1、2年生が、柳沢運動プログラム指導者の桜井誠一さんに月1回指導を受けている。<br> 5日は3回目の運動あそび。くまさん歩きで前進したり、少し難しい後ろ向きや、片足のくまさん歩きなどのほか、空気の入ったホッピングマットの上を両足をそろえてジャンプしながら前進したり、友達と向かい合って手をたたきながら横向きジャンプで進むなど、児童は時折笑い声を上げながら、次々と違う運動に楽しく挑戦していた。<br> 南小では、「月1回だが道具に親しんでやることで、だんだん広がっていけば」と話している。<br>
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弥生・伊那西文化祭
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校と伊那西高校で9日、文化祭が開かれ、一般公開された。
今年の弥生祭は、正門前に3年E組が製作した浅草雷門をまねた「浅草雷E門」が登場。また、2学年全クラスが、沖縄に関する展示などを行っており、それぞれ違った角度から、沖縄を伝えている。本部企画として大体育館渡り廊下に展示された弥生生808人の顔写真は、大切な人へのメッセージが添えられている。自分の子どもや孫、友達はどんなことを書いているのか窶狽ニ探す来場者も多く見られた。
10日は、午前10時縲恁゚後3時半が一般公開。
伊那西高校の西高祭は、野外ステージで生徒らがライブ演奏を披露したり、バスケットボールや卓球などの招待試合が行われた。中でも、10日午後1時から、4年連続全国大会出場の新体操部が披露する模擬演技は、西高祭、目玉の一つ。10日はそのほかにも、さまざまな曲を手話で表す方法をインターアクトクラブが披露したり、昨年冬から練習を重ねてきた2年5組の迫力ある和太鼓演奏も行われる。
公開時間は午前9時半縲恁゚後3時。また11日は、午前10時半から(開場は15分前から)立命館大学国際平和ミュージアムの安齋育郎館長を招き「イラク戦争から血液型占いまで窶舶ス和の現代的意味を考える窶煤vをテーマとした講演会も開かれ、一般の人も聴講できる。 -
旧高遠藩主・保科正之のNHK大河ドラマ実現に向けて、NHKに3度目の申し入れ
旧高遠藩主・保科正之公のNHK大河ドラマ化実現に向けて100万人署名活動を展開している高遠町の代表者ら関係者は7日、東京都のNHK本社に3度目の申し入れに出向いた。
保科正之が1643年、会津藩23万石の城主となったことを縁に00年、親善交流関係を結んだ福島県会津若松市の菅家一郎市長も新たに加わり、伊東義人町長をはじめ、活動に協力する小坂樫男伊那市長、宮下市蔵長谷村長らとともに訪問した。
今回は初めて、訪問直前までに集めた14万2千余人分の署名簿も添え、「保科正之は名君として名を残した。ドラマ化してもらう意義は大きい」として要請した。
これに対しNHK側は「熱意があることを受けとめたい」とするも、「ドラマづくりは今後検討」とするに終わった。
町は「中間報告に過ぎない」とし、引き続き署名活動を続けていく方針を示している。さらに、会津地方の27市町村でつくる「全会津間連盟」が町側を全面的に協力し、活動を強めているという。 -
北小を考える会が要望
箕輪町立箕輪北小学校の「北小を考える会」(会長・浦野金治沢区長)は6日、平沢豊満町長に学校施設改善などの要望書を手渡した。同じ要望書を井内吉彦町教育委員長あてにも届けた。
同会は年1回、教育活動などのため要望事項を協議し、町に要望書を提出している。
浦野会長、副会長の北川新一大出区長と武井皓一八乙女区長、北小の長田伊史校長が役場を訪れた。
要望は▽中校舎西側外壁の修繕▽職員室西側に外来者受付用窓口の設置▽児童玄関全面に屋根の設置▽南校舎2階西端に非常階段を-など7項目。
平沢町長は要望項目の内容を聞き、「検討したい」と答えた。 -
新規採用教員の初任者研修
伊那教育事務所は5日、05年度新規採用教員の初任者研修を箕輪町の箕輪東小学校を会場に開いた。初任者26人は、6年生の授業や帰りの会をメモを取りながら参観し、指導法などを熱心に学んだ。<br> 初任者研修は1年間を通して計画されている。今回は、授業参観や授業研究会を通して専門職としての基礎的研修をし、実践的指導力の向上を図る目的で開催。テーマは「子どもと共に創る小学校の授業から学ぶ」。上伊那地区の公立小・中学校の24人と自律学校小中学部所属の2人が参加した。<br> 名越朝介教諭が授業する6年生の社会科(歴史)は、源頼朝が弟の義経を自害に負い込んだことについて児童が感想を発表。「なぜ自害に負い込んだのか」という疑問から学習問題を作り、答えを予想。学習問題を調べる方法を明確にしたあと、各自が調べ学習に取り組み、分かったことを発表した。<br> 初任者は、児童の発言を基に授業が組み立てられ進んでいく様子を参観し、調べ学習をする児童の様子も興味深く見ていた。<br> 初任者研修は年14回ある。今後は、夏にレポートを持ち寄っての研修、秋はコミュニケーションやカウンセリング、来年1-2月には初任者自身が授業を提案して学ぶ予定。<br><br>
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伊那西高校・伊那弥生ヶ丘高校文化祭
伊那市の伊那西高校と伊那弥生ヶ丘高校は、今週から来週にかけて文化祭を開催し、9、10日に一般公開する。
今年で21回目となる伊那西高校の西高祭のテーマは「Heartbeat縲恁ニ風の中で縲怐v。
今年は、2日目のステージで、1年2組が沖縄の伝統芸能エイサーの一つで、「みんなでにぎやかにやろう」という意味がある「ヒヤルガヘイ」を踊るほか、1年6組がチアリーディングを披露する。
もともとおとなしいクラスだった6組は、チアの練習を通して自分を出せるようになり、授業中も声が出るようになってきたという。
そのほかにも、インターハイ4年連続出場の新体操部の模範演技があったり、「どうしてソースカツ丼が駒ケ根市の名物なのか」などを調べた社会クラブの展示などもある。
9日は午後1時縲恁゚後3時半、10日は午前9時半縲恁゚後3時。
伊那弥生ヶ丘高校の弥生祭は46回目。「弥生ってるよね2005」をテーマに、今年もクラス展示や屋台などが並ぶ。
今年は、本部企画「平和について考えよう」という取り組みがされている。平和とは何か窶狽lえた結果、「人への思いやりが大切なのでは」ということになった。
そこで今回、生徒809人一人ひとりの写真を撮影。その横に、それぞれが大切に思っている人に当てたメッセージを書き込んだ。それら全ては廊下に展示し、その近くには、来場者も思いを書き込める短冊を用意するという。
公開は9日が午前11時縲恁゚後4時。10日が午前10時縲恁゚後3時30分。 -
松島分館フリースクール
箕輪町公民館松島分館のフリースクールは2、3日、木下一の宮のパカパカ塾でワイルド体験教室をした。初の宿泊を盛り込んだ企画で、参加した子どもたちは乗馬や食事づくりなど皆で協力して楽しく過ごした。
小学1年から5年までの児童15人が参加。今回は松島区以外からも参加している。パカパカ塾に到着すると早速、ポニーの乗馬を体験。春日幸雄理事長から「馬は後ろから近付かない。馬の名前を呼びながらやさしく、大きな声を出さない」と注意点を教わり、塾生にサポートしてもらってポニーにまたがった。
参加者の約半分は乗馬経験があるが、最初は皆少し緊張した表情。しかし、馬場を3周、4周とするうちに余裕も出てきて、周りで見守る大人に手を振る姿もあった。
乗馬初体験だった唐沢なつき君(箕輪中部小2年)は、「馬に乗ったらすごく高くてびっくりした。ちょっと怖かったけど、後で楽しくなった」。興奮して馬場を猛スピードで走ってしまったポニーに乗った塩沢青空君(同)は、「ちょっと泣いたけど、でも楽しい」と話していた。
夕食は班ごとにカレーを作って食べ、夜はゲルに泊まった。 -
箕輪東小校内音楽会
箕輪町立箕輪東小学校(宮沢義人校長)で2日、校内音楽会があった。各学年、学級が1カ月以上かけて練習してきた歌や合奏を精一杯披露し、心の込もった演奏で会場を包んだ。
合唱奏やオペレッタ、二部合唱や三部合唱、合奏など、練習の成果をステージで発表。口を大きく開けて元気いっぱいに歌う姿や、難しいメロディーを真剣に演奏する姿など、保護者は我が子の姿を写真やビデオに収め、児童の頑張りに大きな大きな拍手を送った。
2年目の実施となる全校合奏は、ベートーベン作「トルコマーチ」。昨年はモーツァルトの「トルコマーチ」を演奏しているが、同じ曲名の2作品に親しんでほしい-と選曲。お昼の放送で曲を流し、学年ごとに練習。全体練習はわずか数回だったが、全校が心を一つにした素晴らしい演奏を披露した。 -
長野県陶芸展
県内25人の陶芸家による「第26回長野県陶芸展」が2日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれ、それぞれの個性が際立つ陶芸作品約600点が訪れた人々を楽しませている。
同会場で、この陶芸展が開かれるのは、今年で2回目。
長野県は、もともと陶芸が盛んではなかったが、25年ほど前から、豊かな自然環境や、窯を持つのに適した山間地が多いこの地に魅了され、県外から多くの陶芸家が移り住むようになった。
そんな中「県内陶芸家同士が交流し、作風の違う互いの作品を批評し合ったり、若い作家がアドバイスを受けられる場をつくろう」と、陶芸家篠田義一さんら長野県陶芸作家協会を設立。以降26年間、この陶芸展は続いており、県内陶芸家の約6、7割が過去に出展している。
篠田典明会長は「陶芸有数の地で技術を習得してきた各作家の作品は、それぞれの良さがある。昨年も見てくれた人は、各作家、1年間の変化も楽しんでほしい」と話していた。
入場無料。10日まで。
##(写真よこ)
##(了) -
子どもの水難事故救急救命講習会
小さな子どもの水難事故対処方法を学ぼう窶狽ニ4日、伊那市の生涯学習センターで子どもネット伊那が主催する「水の事故から子どもを救う救急救命法講習会」が開かれた。10組ほどの親子が集まり、水まわりで子どもを遊ばせるときの諸注意や、緊急時の対処方法を学んだ。
海水浴やプールなど、水に接する機会が多くなると同時に、子どもの水難事故も多くなるこの時期、8歳までの子どもを対象とした救急救命法講習が少なかったため、伊那消防署の協力を得て、昨年から講習は行われている。
乳幼児や幼児を連れた母親らは、小さい子どもに多い事故とその予防方法や、乳幼児の人口呼吸方法などを学んだ後、実際に人形を使って人口呼吸などの応急手当を実践。
指導に当たった消防署職員は「事故は予防が第一。乳幼児の場合、子どもの視点に立って、細やかな気遣いでさまざまな見直しを行い、事故防止に努めることが必要」と話した。
##(写真よこ)
応急処置を施す母親
##(了) -
ドラムサークルin伊那
一つのリズムを通してみんなで感動を分かち合おう窶粕N齢も楽器経験もさまざまな人が集まり、ドラムやマラカスなどの打楽器でリズムを作り上げる「ドラムサークル」が10日、伊那市の中心商店街であるぎおん祭に合わせ、伊那市八幡町商店街で開催される。
ドラムサークルは、案内役に合わせてリズムを刻むことで、時や場所を選ばず、どんな人でも即興参加できるもので、音楽を作り上げることを通して、全く知らない人とも感動を共有したり、コミュニケーションを深めることができる。リズムに合わせて手拍子を刻めば、その場に居合わせた人も演奏者となる。
今回は「全国的に行われている活動を伊那市でもやってみたい」と考えた伊那市の三宅京子さんら有志が企画。多くの参加を呼びかけている。
当日は、茅野市でドラムサークルを開催している「ドラムサークル諏訪」の原房子さんを案内役に迎え、午後4時半から行う予定で、参加希望者は、打楽器などを持って八幡町商店街へ(当日現地には、手作りのマラカスなども用意されている)。
問い合わせは、そばがおやききょう庵(・ス76・0891)三宅さんへ。
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案内役に合わせてリズムを刻む人々
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みはらしギャラリー手書き染め展示
伊那市西箕輪のみはらしの湯、1階ギャラリーで、7月から新たに、手描き染め教室蒼花会(宮下梨花代表)のメンバー10人の作品を展示している。
展示作品は、額を中心に、ブラウスやクッションなど約30点。
手描き染めは、布に直接染料で描き込む手法。使われる色素は青、赤、黄の3原色のみ。しかし、色のかけ合わせや「ぼかし」という手法によって、さまざまな色彩表現ができる。
伊那市と駒ケ根市、2カ所の教室は、それぞれ月に2度ずつ開かれており、長い人は20年近く続けているという。
日ごろの成果を多くの人に見てもらおう窶狽ニ、昨年この時期に作品を展示したところ、好評だったため、今年も展示することになった。
花などが鮮やかに描かれた作品の数々は、ロビーを明るく彩っていた。
蒼花会の作品は、みはらしファーム内とれたて市場の工芸品販売コーナーで購入することができる。
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3級造園技能検定
南箕輪村の上伊那農業高校で2日、厚生労働省認定国家検定の造園技能検定3級の試験があった。上農生24人を含む30人が受験し、制限時間内に竹垣などを作成する作業試験や樹木の名前を答える要素試験に臨んだ。
上農高緑地工学科の24人、南安曇農業高農業土木科の4人、造園業界の一般2人が受験。作業試験は標準時間2時間、制限時間2時間半の中で、決められた区画内に竹垣を作成し、縁石と敷石を敷設する。寸法や水平かどうかなどの正確性、丸太や竹の使い方、作業態度、出来映えなど細かく審査する。
上農高は緑地工学科緑地コースの3年生を対象に授業の一環として受験し、4年目になる。検定に向け2年の後半から垣根結びを覚えた。3年になると実技練習を始め、多いときで週10時間、今回の試験に向けた実技練習も5回実施するなどして準備してきた。
生徒たちは真剣な眼差しで作業に取り組み、一つ一つの行程を確認しながら竹垣を作り、石を敷設した。審査員は「2時間、私語もなく汗だくになって働く姿は感動する」と話していた。
今月31日に岡谷技術専門校で学科試験がある。合格発表は8月。 -
箕輪北小3年2組「箕輪町探検隊」
箕輪北小3年2組「箕輪町探検隊」
社会科の学習で「みのちゃんバス」に乗る
箕輪町立箕輪北小学校3年2組(27人、坂西英也教諭)の「箕輪町探検隊」は30日、社会科の学習で町内巡回「みのちゃんバス」に乗り、町内を見学して土地利用の違いを学んだ。
3年2組は、箕輪町を知る学習で、まずは学校周辺を勉強し、その後、町の地図を基に地図記号などを見ながら土地利用など町の特徴を学習した。天竜川の西側と東側の土地利用の違いなど児童が疑問に思ったことなどを確認するため、町内見学に出かけた。
沢駅から伊那松島駅までは電車を使い、伊那バス箕輪営業所から「みのちゃんバス」南コースに乗り込んだ。
児童は、車窓から町の様子を見て、▽田畑はどこに見えるか▽天竜川のほかの川はどこにあるか▽天竜川の西側に主な道路が多い。いくつあるか▽東側には森があるが、西にはないのか-など疑問点を確認。町内をぐるりと周り再び営業所に戻るまで約1時間の探検を楽しんだ。