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箕輪南小で環境出前授業
箕輪町の箕輪南小学校で17日、地球環境や太陽光発電などを学ぶ「環境出前授業」が行われました。
この日は、箕輪南小学校の4年生17人が地球温暖化や太陽光発電の仕組みなどについて学びました。
環境出前授業は、上伊那産業振興会が子どもたちの環境意識向上のために11年前から学校に出張をして行っているものです。
授業では、ソーラーパネルに光をあててプロペラを動かす実験をしました。
授業中は曇っていましたが、太陽光でも動くことを確認する児童もいました。
環境出前授業は、新型コロナの感染状況を見ながら上伊那の小学4年生を対象に行っていくということです。
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老松場古墳群で埋葬か所の発掘調査
伊那市東春近中組にある老松場古墳群では4世紀から5世紀頃の1号墳の埋葬ヵ所の発掘調査が進められています。
老松場古墳群には7基の古墳があり、今年度は1号墳と2号墳の調査を行います。
今回の調査は関西大学文学部考古学研究室の米田文孝教授と学生6人が中心となり行っています。
古墳調査は2017年から伊那市教育委員会と共同で進められています。
去年は新型コロナの影響で調査が中止となっていましたが、今年度の調査は8月から行われています。
1号墳は全長およそ30メートルの前方後円墳で、4世紀から5世紀頃のものだと推測されています。
これまでの調査から粘土質の土で覆われていることがわかり、その下に地域で権力のあった有力者の1人が埋葬されていると推測されています。
粘土質の土は雨水が浸み込みにくく、木製の棺を守る役目があるということです。
調査を効率的に進めるため、盗掘の跡がないかも併せて行っています。
2号墳は直径およそ15メートルの伊那谷特有の低い円墳で、こちらも有力者の墓と推測されています。
今年度は1号墳と2号墳の調査を行い、来年度は上伊那でも最大級の円墳の7号墳の発掘作業が行われる予定だということです。
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オペラ「ばらの騎士」25日上演
今月25日に、伊那市の伊那文化会館で、18世紀のウィーンの貴族の恋愛模様を描いたオペラ「ばらの騎士」が上演されます。
オペラ「ばらの騎士」は、去年6月に、伊那市のばらサミットに合わせて企画されていたもので、延期となっていましたが、今月25日に上演されます。
ウィーンの貴族の恋愛模様を描いた喜劇で、通常3時間を超える作品をこの公演のために2時間に構成しなおしたものです。
映画崖の上のポニョのオープニング曲を歌った林正子さんなどが出演し、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団が行います。
オペラ「ばらの騎士」は25日午後2時開演です。
料金はS席が7,000円、A席が5,000円、B席が3,000円です。
25歳以下の人は半額となります。
伊那文化会館:73‐8822
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西箕輪小6年とち組が木のスプーンづくり
伊那市の西箕輪小学校の6年生が15日、学校林の整備で伐採した木を使って木のスプーンをつくりました。
この日は、木製品の製造・販売を行う株式会社やまとわの社員が6年とち組の児童にスプーンの作り方を教えていました。
西箕輪小学校6年とち組では、総合学習の時間に学校林の整備を行っていて、今回は伐採した木を使ってスプーンをつくりました。
まず、荒くカットした木に下書きをします。
次にペアになって、のこぎりで削る部分に切り込みを入れます。
切り込みを入れたら、ナタと木づちを使って木を割っていきます。
木を割ったあとは、クラフトナイフでスプーンの形に削っていきますが、残りは次回の作業となりました。
とち組の児童は、今後2つのスプーンを作り、1つは自分用に、もう1つは販売を目指して制作していくということです。
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高校再編・整備計画 二次案決定
長野県教育委員会は、高校再編・整備計画で、上伊那総合技術新校を新設し、赤穂高校を総合学科新校へ転換する二次案を13日決定しました。
13日、長野県教育委員会定例会が開かれ、高校再編・整備計画の二次案が決定しました。
計画では、辰野高校商業科・箕輪進修高校の工業科、上伊那農業高校、駒ヶ根工業高校を再編統合し、上伊那総合技術新校を新設するとしています。
辰野高校は全日制普通科高校に、箕輪進修高校は多部制・単位制の普通科高校とします。
赤穂高校は総合学科新校に転換するとしています。
長野県教育委員会は、上伊那総合技術新校について、今後懇話会を設置し、目指す学校像や校地、募集開始年度などについて意見を聞くということです。
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上伊那地区高校演劇発表会 弥生が県大会へ
上伊那地区高校演劇合同発表会が伊那文化会館で12日に開かれ、伊那弥生ケ丘高校が県大会出場を決めました。
発表会には上伊那の4校が出場し、家族や学校生活をテーマにした作品などを発表しました。
今年は新型コロナの影響で、審査員と関係者のみの無観客で行われました。
また、セリフを喋る時は2メートル離れるなどの対策を取っていました。
審査の結果、「点と一歩」を演じた伊那弥生ケ丘高校が県大会出場を決めました。
この作品は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホと弟テオを題材にした作品で、画家の兄、兄を亡くした弟、現代を生きる自分自身の3役を1人芝居で演じました。
伊那弥生ケ丘高校は2006年以来、15年ぶりの県大会出場となりました。
県大会は、10月30日と31日に上田市の丸子文化会館で行われるということです。
この高校演劇発表会の模様は、ご覧のチャンネルで放送を予定しています。
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明るい選挙啓発ポスター選考会
上伊那郡の6町村の小中学生を対象とした、明るい選挙啓発ポスターの選考が8日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
今年は小学生から207点、中学生から75点の応募がありました。
審査の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは19人が入選しました。
特選に選ばれたのは、箕輪北小学校6年の釜屋吟音さん、横内陽向さん -
南信工科短大短期課程 修了式
南箕輪村の南信工科短期大学校の短期課程の修了式が、10日に行われました。
修了式には、短期課程機械科の8人が出席し、大石修治校長から卒業証書が手渡されました。
短期課程では、実践的なカリキュラムで機械の操作方法や図面の読み方などを学びます。
修了生のうち4人は会社に勤めながら学校に通い、専門的な技術を身につけました。
大石校長は、「修了は新たな道へ向かう始まりでもあります。未来に向かって頑張ってください」と激励しました。
修了生代表の名小路太地さんは「これからそれぞれの道で一層努力していきたい」と話していました。
修了生のうち3人は南信地域への就職が決まってます。 -
番組アワードでICTの2作品が優秀賞
第47回日本ケーブルテレビ大賞番組アワードで伊那ケーブルテレビが制作した2作品が優秀賞を受賞しました。
新型コロナの影響で、今年の受賞式はオンラインで行われました。
伊那ケーブルテレビが制作した「土の中から宝を探せ!」はコミュニティ部門で、「佐藤浩信の10年」はコンペティション部門で優秀賞を受賞しました。
番組アワードには全国のケーブルテレビ局が制作した180作品が寄せられました。 -
東部中合唱部 練習再開
新型コロナウイルスの感染拡大により練習を自粛していた伊那市の東部中学校合唱部は、およそ1か月ぶりに7日練習を再開しました。
午後4時半。
音楽室では、合唱部の部員が発声練習をしていました。
東部中合唱部は、8月9日に塩尻市で開かれたNHK合唱コンクールの県大会で金賞を受賞し、10月の関東甲信越大会出場を決めました。
しかし県大会の翌日から、新型コロナの感染拡大などもあり、部活は自粛となりました。
生徒達は、部活中もマスクをし、歌うのは1時間と制限のある中で練習しています。
合唱部は、来月月1日に文化祭での発表、来月の9日にはNHK合唱コンクールの関東甲信越大会への出場を予定しています。
伊那市教育委員会によりますと、市内の中学校は13日から本格的に部活動が再開する予定です。
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長野県統計グラフコンクール審査会
長野県統計グラフコンクールの上伊那地区の1次審査会が6日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
今年度は上伊那の小中学校19校の188人から応募がありました。
去年は新型コロナの影響で中止となり2年ぶりの開催となりました。
作品は東京オリンピックで日本が獲得したメダル数や、好きな教科ランキングなど各自がテーマを決めてまとめたものです。
6日の1次審査の結果、小学生の部からは38人、中学生の部からは3人が選ばれ、9月22日に長野県庁で開かれる2次審査会に出品されます。
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「絵島生島事件」 絵島を偲ぶ法要
江戸時代に江戸城の大奥を舞台に起こった事件「絵島生島事件」で伊那市高遠町に流刑され生涯を終えた女中の筆頭だった絵島を偲ぶ法要が伊那市高遠町の蓮華寺で2日行われました。
2日は伊那市観光協会会長の白鳥孝市長などおよそ10人が参加し、絵島の冥福を祈りました。
法要は毎年行われていて今年で281回目です。
「絵島生島事件」は江戸時代中期に起こりました。
絵島は大奥の女中の筆頭でした。
芝居を見に行って門限に遅れたことを罪に問われ、絵島は高遠町に、生島は東京都の三宅村に流刑となりました。
この事件は絵島と生島の悲恋として伝えられています。
高遠町歴史博物館にある絵島囲み屋敷は、絵島が生涯を終えるまで過ごした家が再現されたものです。
絵島は玄関から見て番人詰所の部屋の奥にある8畳間に住んでいました。
家全体には忍者も入れないと言われていた「忍び返し」という塀もあり、逃げられないような作りとなっています。
毎年法要には生島が流された三宅村からも訪れていましたが、新型コロナの影響で2年連続伊那市の関係者のみで行われました。
参加者は法要後、蓮華寺にある絵島の墓に花を手向けていました。
去年三宅村との友好連携50周年を祝い予定されていた記念式典は今年に延期となっていて、9月28日に行われる予定です。
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伊那弥生ケ丘高校がコロナ対策でオンライン授業
伊那市の伊那弥生ケ丘高校は授業をオンライン配信で行っています。
オンライン授業は30日から始まり、1クラスを対面式とオンラインの2グループに分けて授業を行っています。
これは県教育委員会から通知されている、新型コロナ感染対策のガイドラインに沿って行われているものです。
授業の様子をオンライン配信し、自宅のグループはタブレット端末で授業を受けました。
藤澤幹彦教頭は「今回は休校ではなく生徒間の接触を控えた授業を求められている。公平に授業が受けられるように進めていきたい」と話していました。
オンライン授業は9月12日まで実施する予定です。
上伊那の県立高校でオンライン授業を実施しているのは31日までに、伊那弥生ケ丘高校のほかに伊那北高校と赤穂高校です。
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高校生の就活 新型コロナに関する配慮への協力要請
伊那職業安定協会は来年春新規高校卒業者の就職活動の採用選考に関して県独自の新型コロナ感染警戒レベル5の状況下での配慮に関する緊急の協力要請を会員企業に行います。
31日はハローワーク伊那で記者発表が行われ、伊那職業安定協会の中山公良雇用管理委員長らが趣旨を説明しました。
協力要請は来年3月に卒業予定の新規高校卒業者の就職活動の採用選考に関する内容です。
20日に新型コロナの感染警戒レベルが全県で5に引き上げられました。
企業の採用選考が9月16日から始まることから、面接等での感染対策を行うことや濃厚接触者になった場合でも日程の変更やリモートでの面接に切り替えるなど採用選考に不利にならないような柔軟な対応を求めています。
高校の進路指導の教諭からの要望などを受け今回初めて会員企業約300社に対し文書を出しました。
なお新型コロナ感染拡大の影響から昨年度は採用スケジュールが一ヶ月遅れたということです。
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伊那西小学校 オンライン学校見学
伊那市内への移住を検討している親子を対象としたオンラインでの学校見学が26日に行われました。
東京都や石川県など県外や県内東信地区の5組8人が参加し、伊那市の伊那西小学校をオンラインで見学しました。
学校敷地内にある「森の教室」に1・2年生の児童20人が集まり、用意された紙のキットでムササビ飛行機を作りました。
その様子が撮影され、配信されました。
紙のキットは事前に親子にも配られていて、画面を通して一緒に作っていました。
学校見学は自然豊かな教育環境を求めて移住を検討する人のために伊那市と伊那西小学校が企画したもので新型コロナ感染予防のためオンラインで行われました。
参加した親子は「自然のいい空気や、子どもたちがのびのびとしていていることが伝わってきた」と話していました。
伊那市は7月1日に伊那西地域を「田舎暮らしモデル地域」に指定していて、移住者に対する受入体制の整備や生活基盤の確立に向けた支援を行っています。
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伊那拓本協会から伊那市に寄付
上伊那にある、松尾芭蕉の句碑の拓本をとる活動をしていた伊那拓本研究会が、19日伊那市に37,861円を寄附しました。
今日は、伊那拓本研究会会員の丸山輝子さんと向山光子さんが市役所を訪れ、笠原千俊教育長に寄附金を手渡しました。
伊那拓本研究会は、今年4月に亡くなった元会長の竹入弘元さんが、拓本の技術を学ぶために昭和63年に結成し、当時は32人の会員がいたということです。
研究会は、上伊那にある56の松尾芭蕉の句碑を拓本し、製本にすることで、文化を後世に伝えていくことを目的に活動してきました。
竹入元会長が亡くなったことから研究会を解散することとなり、残った活動資金37,861円を伊那市に寄附しました。
会員の丸山輝子さんは「寄附金は文化財保護などに使ってもらいたい」と話していました。 -
箕輪中部小で駒ヶ岳遭難 慰霊の日
1913年・大正2年に発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳集団遭難の慰霊の日の行事が、26日、箕輪町の箕輪中部小学校で行われました。
箕輪中部小学校の前身となる中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳集団登山で、11人の生徒と教師が亡くなりました。
箕輪中部小学校では、毎年、遭難のあった26日に慰霊の日の行事を行っています。
例年は児童が家から花を持ち寄り手向けますが、新型コロナの影響で密を避けるため代表児童のみが献花をし、ほかの児童は、慰霊碑に手を合わせました。
箕輪中部小学校では、25日に集会を開き、遭難について事前に学習していて、それぞれが命の大切さについて考えたということです。
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市内小中学校が感染レベル5で部活動実施せず
上伊那に新型コロナの県独自の感染警戒レベル5が発出されたことに伴い伊那市教育委員会は市内小中学校の部活動について8月29日まで原則として実施しないなど感染防止の取り組みをまとめました。
26日に市役所で開かれた市教育委員会定例会で報告されたもので、基本姿勢として子どもたちの命、健康を守ることを最優先課題としています。
新型コロナ感染拡大防止の取り組みについて8月29日まで部活動は原則として実施しないことや授業で児童生徒同士の接触機会を減らすよう工夫すること、オンライン授業と対面授業の併用などをあげています。
また、8月31日から始まる高校の体験入学は高校側と慎重に検討するとしています。
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伊那市 通学路の危険か所を合同点検
伊那市や長野県、学校関係者などでつくる「伊那市通学路安全推進会議」は、千葉県で下校中の児童が犠牲となった事故を受け、通学路の合同点検を25日行いました。
25日は会議のメンバー13人が、市内の通学路3か所を点検しました。
西春近の県道南箕輪沢渡線の沢渡交差点付近です。
この場所は、道幅が狭く交通量も多い事から、歩道設置の要望が地元から出されています。
メンバーからは、「事故が起きないように早急な対応が必要だ」等の意見が出されていました。
笠原千俊教育長は「一つ一つ対策を積み上げ、通学路の安全確保につなげていきたい」と話していました。
市内の通学路のなかで216か所が学校から危険か所として挙げられていて、47か所が対策済となっています。
長野県教育委員会では千葉県の事故を受け、各市町村の教育委員会に対し、点検の実施と来年1月までの報告を求めています。
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南部小 玄関で児童の健康チェック
南箕輪村の南部小学校は、県独自の感染警戒レベルが5に引き上げられたことから、児童玄関での健康チェックカードの確認を始めました。
朝児童が登校すると、児童玄関で、体温や咳の有無などを記入した健康チェックカードの確認が行われていました。
南部小学校では、感染拡大防止として、9月の授業参観を中止としたほか、9月中旬に予定されている修学旅行について延期を検討するということです。
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上伊那の小中学校で2学期始まる
夏休みも終わり、上伊那の小中学校の多くできょう、2学期の始業式が行われました。
このうち、伊那市の伊那北小学校の3年1組の教室では夏休み明けの子どもたちが元気に出欠をとっていました。
伊那北小学校の夏休みは、先月22日から18日までの28日間でした。子どもたちは、夏休み中に行った研究と作った工作を一人一人発表していました。
中には、水に入れるとどの野菜が浮かぶかを調べた児童や、ボタンを押すと缶が出てくる自動販売機の模型を制作した児童もいました。
全校児童数323人の伊那北小学校では、新型コロナウイルス感染対策のため、各クラスに分かれて、テレビ会議システムを使って始業式が行われました。
2年・4年・6年の代表児童が、2学期に頑張りたいことを発表していました。
林 健司校長は、東京オリンピックの卓球で金メダルを取った伊藤美誠選手を紹介し、「伊藤選手は平常心を保つために口角を上げるようにしているそうです。みなさんも、怒っていることや大変なことがあっても口角を上げて、笑顔あふれる伊那北小学校にしましょう」と話しました。
伊那北小学校の2学期は87日間で、運動会や修学旅行など、多くのイベントが予定されています。
なお、伊那市では小中学校21校のうち17校で19日から、箕輪町では、箕輪北小が19日からでその他の学校は20日から、南箕輪村では23日から2学期が始まります。
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親子で伝統文化を体感
盆踊りや人形芝居など6種類の伝統芸能を体験できるイベント「伊那谷地域伝統文化おやこ体験フェスタ」が7月31日に伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市の歌舞劇団田楽座や地域住民でつくるNPO法人ふるさと芸能研究所が開いたもので、40組80人の親子が参加しました。
箕輪町の古田人形や下伊那郡阿南町に伝わる新野の盆踊りなど6種類の伝統芸能を肌で感じながら体験できます。
このうち、獅子舞は、田楽座の獅子舞を担当している杉幸司朗さんが子どもたちに動作の基本を教えていました。
子どもたちは、段ボール製の獅子頭をかぶって体を動かしていました。
杉さんは、「集中して参加してもらえた」と手ごたえを感じている様子でした。
会場では、地域の伝統芸能をまとめた動画も流されていて、獅子舞を体験した後に、羽広の獅子舞の映像に見入る参加者の姿もありました。
このイベントは、新型コロナで地域の祭りや行事が中止となる中で、子ども達が伝統文化に触れる機会を作ろうと開かれました。
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ジュニア和楽器講座
子どもたちが和楽器に親しむジュニア和楽器講座が伊那市のいなっせで8日開かれました。
8日は、上伊那の小学生から高校生までの26人が箏、三味線、尺八のグループに分かれ体験しました。
尺八のグループは、音を鳴らすのに苦労している様子でした。
三味線のグループは、講師から三味線の持ち方や指の使い方を教わっていました。
箏のグループは、さくらさくらの曲を練習していました。
この講座は、文化庁の伝統文化親子教室事業の一環で、上伊那の和楽器の演奏者有志で作る「日本の音を未来に実行委員会」が開きました。
講座はあと7回開かれる予定で、来年1月には発表会が計画されています。
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南箕輪村大泉でまんど作り
お盆の伝統行事まんど振りに使う、まんど作りが、南箕輪村大泉の神社で7日に行われました。
まんど作りには、大泉地区の住民60人が参加しました。
子どもたちは、大人に作り方を教えてもらいながら、あわせて130本を作りました。
まんどは、麦の藁を束ねたものに縄を結び、藁をねじりながら編んで作ります。
使った藁は、6月上旬に刈り取ったものです。
まんど振りは200年以上前から行われていると言われ、お盆の迎え火や送り火として行うものです。
大泉地区では、例年13日と16日にまんど振りを行っていましたが、今年は新型コロナの影響で、13日の迎えまんどのみ行います。
大泉まんどの会では「子どもたちには、先祖がいることで自分が生きていることを知ってもらい、先祖を大切にする気持ちを感じてほしい」と話していました。 -
七夕祭り さんよりこより
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で月遅れの七夕祭り「さんよりこより」が7日行われました。
美篶の下川手と上川手の境にある川手天伯社には、七夕飾りを手にした子ども達およそ70人が集まりました。
子ども達は円になり「さんよりこより」と唱えながら、川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを3周します。
笛の合図で、七夕飾りで鬼をめった打ちにしていました。
その昔、高遠の藤沢片倉にあった天伯様が洪水で富県桜井に流れつき、そのあと再び美篶川手に流されたことが縁で双方に天伯様を祀ったことが始まりとされています。
洪水を引き起こす鬼をたたくことで三峰川の氾濫が鎮まるとされ、およそ550年前から続いていると言う事です。
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高遠町歴史博物館で「出征兵士と家族の肖像展」
伊那市の高遠町歴史博物館で出征兵士と家族の肖像展が開かれています。
展示されているのは第二次世界大戦で上伊那から出征した人達の写真や、戦時中に使用されたカメラなど67点です。
戦後シベリアに抑留された人が書いた記録や、出征する人の武運を願い贈られた寄せ書きもあります。
高遠町歴史博物館の職員は、「戦争を知らない世代にも、当時の様子を感じてもらいたい」と話していました。
この展示は22日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
入館料は一般は400円、高校生以下は無料です。 -
蜂追い大会 クロスズメバチの巣を探す
伊那市地蜂愛好会は、「地蜂」と呼ばれるクロスズメバチを追って巣を探す「蜂追い大会」を1日、鳩吹公園隣りの市民の森で開きました。
蜂追い大会には、およそ30人が参加しました。
事前に仕掛けておいたイカの切り身に、クロスズメバチが集まっていました。
蜂が運べるよう小さく切ったイカに目印をつけて掴ませます。
クロスズメバチが飛び立つと、一斉に追いかけていました。
見失わないように仲間同士声を出しあい、蜂の進んだ方向に向かって走ります。
畑の土手で蜂の巣が見つかりました。
1日は、10個の巣を探しあてたということです。
愛好会では、今年は3月~4月の気温が女王蜂にとって適温だったため、当たり年になるのではないかとみています。
見つけた巣は持ち帰り、秋のコンテストに向けて会員それぞれが育てることになっています。 -
高校生が学校紹介する冊子贈呈式
上伊那の高校11校を現役の高校生が紹介する冊子「Hi,」の贈呈式が7月14日に伊那市の西箕輪中学校で行われました。
7月14日は冊子を発行する郷土愛プロジェクトの傳田智子さんらが西箕輪中学校を訪れ、3年生代表の神有治さんと清水絢音さんに冊子を贈呈しました。
冊子を発行する郷土愛プロジェクトは上伊那の産学官組織で構成されています。
県の地域発元気づくり支援金およそ100万円を活用して2700冊を作成しました。
現役高校生や教師などが学校の魅力を中学生に伝える記事を作成し、今回初めて発行しました。
上伊那の公立、私立、通信高校の11校が紹介されています。
冊子の名前「Hi,」にはハイスクールのハイ、高みを目指す意味のハイ、ハイ!という言葉の響きから前向きに歩むという3つの意味が込められているということです。
傳田さんは「学校選びを偏差値だけでなく将来の自分がやりたいことを探すのに役立ててもらいたい」と話しました。
生徒は「高校の見所がまとめられていてわかりやすかった」と話していました。
冊子は上伊那にある中学校14校の3年生1900人と地域の人に配布されました。
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高遠小学校6年が美術館で校外学習
伊那市高遠町の高遠小学校6年生が校外学習で信州高遠美術館で開かれている、木版画家の山岸主計など郷土出身の作家の作品を7月19日に鑑賞しました。
信州高遠美術館では、生誕130年記念山岸主計展が開かれています。
図工の授業で行う木版画の参考にしようと、児童31人は美篶出身の山岸主計の作品を鑑賞しました。
作品はスケッチのように、見た風景、印象をそのまま表現した多色刷りが特徴で会場にはおよそ120点が展示されています。
児童は「色が綺麗で、自分でも真似してみたい」と話していました。
他に高遠町在住で水彩画家の伊澤潔さんの作品も鑑賞しました。
里山の生き物や自然を描いた細密画です。
高遠小学校では児童たちに郷土作家の優れた作品を鑑賞し、表現方法を学んだり創作意欲を高めてもらいたいとしています。
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伊那西生が活動発表
社会への奉仕活動などを行うインターアクトクラブがある高校がその活動を発表するインターアクト地区大会が24日、伊那市の伊那西高校で開かれました。
大会には伊那西高校のほか松商学園や東海大諏訪など県内10校が参加しました。
新型コロナの影響によりリモートで開催され実行委員会の伊那中央ロータリークラブの会員も発表を聞きました。
コロナ禍で気づいたあたりまえの日々の尊さに感謝しようと「Next Stageいまだからできること 3光見つめる・見つける・見つかる」をテーマに開かれました。
伊那西高校の生徒はコロナの影響により人と人との交流が減っているなかオンラインでお年寄りや目の不自由な人などに朗読を披露した取り組みについて発表しました。
伊那西高校インターアクトクラブ会長の佐藤愛菜さんは「新型コロナにより今までしてきたことができなくなったが何もできないわけではない。こういった状況だからこそできることを見つけ実行していきたい。」と話していました。