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戦後80年平和祈念集会 大日方さん講演
日本や中国、韓国など東アジアの視点から戦争の歴史を考える講演会が、16日に伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
講演会は、上伊那戦争展実行委員会が戦後80周年平和祈念集会の中で開いたもので、およそ150人が訪れました。
戦争の過去を平和の未来へと題し、須坂市出身で早稲田大学名誉教授の大日方純夫さんが講師を務めました。
大日方さんは2002年から日本・中国・韓国の研究者らで共同制作した歴史教材の日本側の編集を担当するなど20年以上にわたり教材づくりに携わっています。
大日方さんは、平和な未来を築くためには、力と戦争を肯定する国際観の克服や国際連帯が重要だとを訴えていました。
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信州大学農学部 課題発見サマースクール
信州大学農学部の学生が木曽谷と伊那谷の森林・林業に学び、地域課題を考える、課題発見サマースクールが22日、伊那市西箕輪の産学官連携拠点施設Inadani seesで行われました。
サマースクールには、信州大学農学部の学生4人が参加しました。
3日間のプログラムのきょうが最終日で、林業に関わる人から話を聞きました。
フィンランドを視察した長野県林務部の職員は「森が身近にある印象を受けた。子どもたちは環境を活かした遊びと学びを実践していた」と話していました。
アカマツの葉を使ったアロマオイルの商品開発の経験を持つInadani seesのスタッフは「林業では枝葉をほとんど活用せず放置しているのがもったいない」と話していました。
サマースクールは、木曽谷や伊那谷の教育機関や市町村、長野県林務部などで構成する木曽谷・伊那谷フォレストバレーの取り組みの一環で行われました。
木曽谷・伊那谷フォレストバレーでは、今年度、民間企業のプロジェクトや高校の学習への支援など10のプロジェクトを予定しているということです。
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夏休み終了 2学期始まる
夏休みが終わり、伊那ケーブルテレビエリア内の小中学校で21日から2学期が始まりました。
このうち伊那市高遠町の高遠小学校では、28日間の夏休みを終えた児童たちが体育館に集まりました。
下島弘子校長は「夏休みに培った力と楽しかった思い出をエネルギーにして頑張っていきましょう」と話していました。
6年生の教室では、夏休みの宿題を提出していました。
宿題はドリルや作文の他に、自由研究と読書感想文、工作を選ぶことができます。
工作を選んだ児童は、思い思いの作品を製作し、教室の外に飾っていました。
6年生は2学期に東京都への修学旅行が予定されています。
高遠小学校の2学期は、12月23日までとなっています。
この日は伊那市の16校、箕輪町の3校、南箕輪村の3校の小中学校で始業式が行われました。
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鹿嶺高原コンサート 予約が埋まる
10月5日(日)に伊那市長谷の鹿嶺高原で予定されているコンサートの予約が、開始初日で定員に達しました。
コンサートは、標高1800メートルの鹿嶺高原キャンプ場の展望台で行われます。
先着100人の事前予約が20日に始まりましたが、初日ですべて埋まりました。
鹿嶺高原コンサートは10月5日(日)に予定されています。
伊那ケーブルテレビでは、収録した内容を後日放送する予定です。
コンサートのお問い合わせは、伊那文化会館、電話73-8822までお願いします。
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平澤真希さん9月に伊那市の老松場の丘・古墳公園でコンサート
伊那市出身のピアニスト平澤真希さんは、自然の中で演奏するネイチャーピアノコンサートを9月27日に伊那市東春近の老松場の丘古墳公園で開きます。
20日は、会場となる老松場の丘古墳公園で平澤さんがコンサートの概要を説明しました。
平澤さんは、自然と人との調和を感じてもらおうと2019年から自然の中で演奏するネイチャーピアノの活動を行っています。
今回は、地元の歴史を知ってもらおうと2015年に前方後円墳が発見された老松場の丘古墳公園を会場に開かれます。
当日は、歴史や自然、祈りをテーマにした曲などオリジナル曲も含めた10曲を演奏します。
当日は、伊那市出身のシンガーソングライター、湯澤かよこさんとのコラボ演奏や創造館の学芸員、濵慎一さんによる歴史講義も予定されています。
ネイチャーピアノコンサートは、9月27日(土)の午前11時から、伊那市東春近の老松場の丘古墳公園で開かれます。
入場料は2000円、中学生以下は無料です。
予約、お問合せは、創造館、電話72-6220で受け付けています。
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南小河内の伝統行事おさんやり
箕輪町南小河内に伝わるお盆の伝統行事おさんやりが16日に行われました。
16日はおよそ40人がカラマツとナラで組み立てたおよそ400キロのお舟を担いで区内1.3キロのコースを巡航しました。
途中からは車輪を付けて、担ぎ手の負担軽減を図っていました。
おさんやりは南小河内地区で200年ほど前からお盆に行われている厄払いの行事で、箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。
巡航では、おさんやりについて学んでいる地元の箕輪東小4年生がミニお舟を引っ張りました。
巡航の途中では、担ぎ手たちが輪になって唄う、よいそれ節が披露されました。
午後8時にお舟がナラの木の周りを3周し、最後に勢いをつけてゆすり、お舟を壊しました。
お舟の破片は、区民が持ち帰り、1年間厄除けとして玄関などに飾られるということです。
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ジュニア和楽器講座 開講
子どもたちに和楽器に親しんでもらうための今年度の「ジュニア和楽器講座」が、3日から伊那市のいなっせで始まりました。
今年度の講座には、尺八に2人、三味線に1人、箏に19人の合わせて22人が参加しました。
文化庁伝統文化親子教室事業の助成を受けて伊那市が行っている講座で、今年で7年目です。
7年前に伊那市に和楽器が寄付されたことから、それを活用しようと始まりました。
8月に始まり月に1度講座を受講し来年1月に発表会を開きます。
毎年参加している子どもたちも多く、今日の箏のクラスでは早速、本番で演奏する曲に取り組んでいました。
三味線のクラスは、3年ほど前からこの講座にかよう高校生1人が受講し、できるだけ前を向いて演奏することなどのアドバイスを受けていました。
尺八のクラスでは、初めて挑戦する子どももいて、音を出すのに苦労していました。
ジュニア和楽器講座では、随時参加者を募集しているということです。(伊那市生涯学習センター 電話78-5801)
発表会は、来年1月25日に伊那市のニシザワいなっせホールで開かれる予定です。
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伊那谷の所蔵品~旧上伊那図書館の書庫~
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
8日は、伊那市創造館です。
「旧上伊那図書館の書庫」 -
UTパレットで23日 大学生と中高生などが語り合うイベント
上伊那出身で、帰省中の大学生と、地元の中高生や大人が語りあうイベントが、箕輪町のJR木ノ下駅前にあるUTパレットで23日に開かれます。
7日はUTパレットで、イベントを企画した大学生たちが打ち合わせを行っていました。
今回のイベントは、高校生の時にUTパレットの活動に関わっていた大学1年生6人が企画しました。信州大学、立教大学などに通っていて、現在帰省中です。
イベントでは、グループに分かれて、自分の経験や今気になっていること、興味のあることについて話をします。
交流を深めるために、一緒にカレー作りも行います。
交流イベント「わくわくミートアップ!」は、23日土曜日の午前11時半から開かれます。
参加費は無料で、まだ申し込み可能だということです。
チラシ掲載のQRコードから申し込むことが出来ます。
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高遠高校3年生 音楽通し園児と交流
伊那市高遠町の高遠高校の生徒が7月22日に保育園実習で高遠保育園を訪れ、音楽を通して園児と交流しました。
高遠高校芸術文化コース音楽専攻の3年生9人が訪れました。
生徒たちは、幼児教育音楽の授業を選択していて、園児に楽しんでもらうための曲選びや小道具づくり、歌の練習を4月から行ってきました。
生徒と園児は手遊び歌を一緒に歌って交流しました。
ほかに、生徒による演奏と合唱で、アニメの主題歌などを披露しました。
幼児教育音楽の授業では、冬にも高遠の別の保育園で実習を行います。
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七夕行事 さんよりこより
伊那市美篶川手地区と富県桜井地区に伝わる七夕行事「さんよりこより」が7日に行われました。
美篶川手地区の天伯社には、七夕飾りを手にした子どもたちが集まり厄払いが行われました。
大人2人が笠をかぶって鬼に扮すると、子どもたちは鬼の周りを「さんよりこより」と唱えながら回ります。
子どもたちは鬼の周りを三周すると、七夕飾りの竹で鬼をたたきました。
「さんよりこより」は三峰川の洪水を鎮めるために毎年8月7日に行われる行事です。
室町時代中期の1427年に今の高遠にあった天伯様が洪水によって富県桜井に流れ着き、その後再び洪水によって美篶川手に流れ着きました。
このことからそれぞれに天伯様が祀られ、行事は1472年から続いているとされています。
ご神体を乗せた神輿を3回くぐると健康になり、妊婦は安産するといわれています。
その後、大人がご神体の神輿を担ぎ、富県桜井の天伯様へ向かいました。
例年は神輿を担いで三峰川を渡りますが、護岸工事により堤防を登れないため、リュックサックにご神体を入れてロープで渡しました。
この後、富県桜井の天伯社でも子どもたちによる厄払いが行われました。 -
原爆投下80年 パネル展
5日は広島に原爆が落とされてから80年の節目を迎えます。
伊那市の伊那図書館では、悲惨さを伝えようと、原爆の図が5日から展示されます。
5日からの展示を前に、伊那図書館2階の一般図書室前には、原爆が投下された広島の惨状などを描いた「原爆の図」が設置されています。
「原爆の図」は、広島出身の画家、丸木位里と妻の俊が描いた作品です。
今回は15作品の中の一つ「救出」のレプリカが展示されました。
炎の中から、被爆した人を救出している場面が描かれています。
この展示は、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会と伊那市が開いたものです。
ほかに、日本原水爆被害者団体協議会が製作したパネルや「伊那路」の戦争特集などが展示されています。
原爆の図は、12日まで伊那図書館に展示されます。
そのほかのパネルや資料は、18日まで展示されています。
9日(土)は、平和のつどいに合わせ、いなっせに展示されます。
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南箕輪小児童が「家づくり」学ぶ
南箕輪村の南箕輪小学校4年2組の児童は総合学習の時間で地元の工務店から「家づくり」について話を聞きました。
南箕輪小学校4年2組は総合学習のテーマを「家づくり」としていて17日は児童34人が南箕輪村の工務店株式会社あっとホーム社長の畑宏晃さんから話を聞きました。
畑さんからは家をつくるのに何人の人が関わっているかとの問題が出されていました。
畑さんは家づくりには大工のほかに電気工事をする人、土木工事をする人など100人ほどが関わっていると説明していました。
総合学習では、最終目標として自分たちで間取りを考え家の模型を作る計画です。
総合学習では建築材の伐採の様子の見学など信州大学農学部の協力で地域木材の活用についても
学んでいくということです。
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伊那新校 校名案募集
長野県教育委員会は、伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校の校名案を8月1日から募集します。
応募は、専用フォームなどで受け付けます。
学校の所在地がわかりやすく、親しみがあり生徒が誇りを持て、伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校のこれまでの歴史や伝統などがイメージされている、などの観点から候補を選びます。
だれでも応募することができ、校名案、理由、職業、氏名などを記入します。
募集期間は、8月1日から9月7日までです。
伊那新校は2028年4月に開校予定です。
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地蜂追いかける 蜂追い大会
クロスズメバチ、通称「地蜂」を追いかけて巣を探す「蜂追い大会」が、伊那市ますみヶ丘の市民の森で、26日に開かれました。
木に吊るしたイカの切り身に地蜂をおびき寄せます。
この地蜂に目印のついた餌を抱えさせます。
餌を抱えた蜂は巣を目指して飛び立ち、それを参加者が追いかけます。
この日は、イベントを企画した伊那市地蜂愛好会の会員や一般、約30人が参加しました。
中には昆虫食について論文を書いている大学生の姿もありました。
この日は3つの班に分かれて巣を探し、合計で5つの巣を見つけたということです。
伊那市地蜂愛好会では、伊那谷の地蜂文化を後世に伝えていこうと蜂追い大会を開いていて、秋には地蜂の巣の大きさを競う地蜂の巣コンテストも予定しています。
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解体工事前に伊那北高校を巡る
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校の開校を控え、9月に解体工事が始まる伊那北高校の校内を歩いてまわり、思い出を語るイベントが、26日に行われました。
イベントには伊那北高校の卒業生を中心に約100人が参加しました。
Feel度Walkは、対象となる会場をゆっくり見てまわり、普段は気にしないような場所や、改めて見て気が付いた物などを写真に収め、それをスケッチして語り合うイベントです。
参加した卒業生らは、高校生時代を振り返りながら、校舎を見てまわっていました。
写真を撮り終えると、体育館でスケッチをして、絵を見ながら参加者同士語り合っていました。
Feel度Walkは、解体工事開始を前に、伊那北高校同窓会がイベントの企画運営団体に依頼して開かれました。
伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校が再編統合し開校する伊那新校の建設に伴い、9月から解体工事が始まり、今年度中に小体育館が取り壊される予定です。
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高遠高校創立100周年でCD製作
伊那市高遠町の高遠高校創立100周年記念として作られるCDの校歌や応援歌などの歌入れが28日いなっせで行われました。
合唱部の生徒など21人がCDに収録する歌を歌いました。
創立100周年記念として高遠高校同窓会が企画しCDを作ることになりました。
校歌や応援歌など11曲を収録し1000枚作る予定です。
高遠高校では10月18日に100周年記念式典が開催されCDは式典参加者や在校生などに配られるということです。
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森林再生を描いた 奏の森の冒険ミュージカル
中川村片桐の荒れた森林の再生を描いたミュージカル、「奏(かなで)の森冒険ミュージカル」が、伊那市の伊那文化会館で27日に行われました。
ミュージカルは、会場全体を森に見立てて上演されました。
中川村片桐にある「奏の森」は、2018年に、伊那谷の環境文化を次世代に継承する、NPO法人F.O.Pが、荒れ果てた森林を整備し、ステージや小屋をつくって自由に交流できるようにした場所です。
公演では、整備の様子をまとめた映像を流しながら、ダンスや演奏で、森が再生するまでを表現しました。
木の間伐などで整備した森に小屋を建てるシーンでは、観客も一緒に参加していました。
ミュージカルには、奏の森で活動する音楽家やダンサーなどおよそ30人が出演しました。
公演は午前と午後の2回行われ、およそ200人が訪れたということです。
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パン粘土の花展 約100作品展示
伊那市狐島のパン粘土の花教室、プチフルールの作品展「パン粘土の花展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで、25日から開かれています。
会場には、プチフルールの代表、佐藤峰子さんと生徒の作品およそ100点が展示されています。
精巧に作られていて、本物の花と同じように花瓶やバスケットに飾られています。
パン粘土は、小麦粉などを原料とする粘土です。作品は樹脂粘土で製作したものが多く並びます。ほかに、光を通すシースルークレイ、様々な香りが付いた石鹸粘土の作品があります。
小さなものでも乾燥から色付けまで一か月以上かかるということです。
プチフルールの佐藤さんは「白くて四角い粘土が色鮮やかな花々になる面白さを感じてほしい」と話していました。
プチフルールは伊那市狐島で月2回教室を開いています。
作品展は29日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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第7回伊那VALLEY映画祭 25日から
第7回伊那VALLEY映画祭が伊那市のかんてんぱぱ西ホールで25日から3日間開かれます。
23日は伊那VALLEY映画祭実行委員の矢島信之さん宅で記者向けに概要が発表されました。
今回は戦後80年に合わせ、戦争を題材にした映画を中心に上映されます。
上映後には、制作者や出演者のトークショーも行われます。
26日には伊那ケーブルテレビが制作した「731部隊 最後の証言」も上映されます。
今年は一般財団法人長野県文化振興事業団信州アーツカウンシルの助成を受けています。
また、高校生ボランティアが運営をサポートするということです。
第7回伊那VALLEY映画祭はかんてんぱぱ西ホールで開かれ、3日間とも入場は無料です。
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箕輪写友会 展示会
箕輪町の写真愛好家で作る箕輪写友会の展示会が町文化センターで開かれています。
展示会のテーマは「四季彩々」で、県内外の風景写真19点が展示されています。
箕輪写友会は町内の5人が所属していて、月に1回例会を開き情報交換をしています。
写真展は1年間の成果の発表の場として毎年この時期に開いています。
会長の鳥山國臣さんは「それぞれの個性を味わい、撮影した人の思いを想像してほしい」と話していました。
箕輪写友会の写真展は25日(金)まで町文化センターで開かれています。
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伊東初絵さん一人芝居 旧満州の女性描く「花いちもんめ」
演劇活動に取り組む伊那市の伊東初絵さんは、太平洋戦争中に旧満州に渡った女性を描いた一人芝居「花いちもんめ」を27日に飯島町で上演します。
伊那市境の伊東初絵さんです。
21日は、本番に向け駒ヶ根市で稽古が行われました。
花いちもんめは、遍路姿の女性が、満蒙開拓団として旧満州に渡った自身の半生を振り返る一人芝居で、全国各地で上演されています。
ソ連軍からの逃亡の途中、チフスにかかった息子の治療費を得るために娘を中国人に売ったことを独白します。
伊東さんがこの演目を演じるのは今回が5回目です。
2020年から上伊那各地で上演し、去年は阿智村の満蒙開拓平和記念館でも演じました。
今回は、戦後80年の節目にいいじま文化サロンの要望を受け公演が行われます。
伊東初絵一人芝居「花いちもんめ」は、27日(日)午後2時から、飯島町文化館で上演されます。
料金は、一般2,000円、高校生以下500円です。
(いいじま文化サロン0265-86-3111)
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南箕輪村 戦没者慰霊祭
日清日露戦争から太平洋戦争で亡くなった人の霊を慰める南箕輪村戦没者慰霊祭が22日は村公民館で行われました。
慰霊祭には遺族会の会員や藤城栄文村長、村議会議員などおよそ40人が参加し、戦没者に黙とうを捧げ、花を手向けました。
慰霊祭は、南箕輪村と村社会福祉協議会が毎年行っています。
去年まではコロナの影響で慰霊碑の前で行っていましたが、今年から室内に戻して行われました。
南箕輪村では、日清日露戦争から太平洋戦争までに、およそ170人が亡くなったということです。
藤城村長は「戦後80年に改めて、尊い犠牲の数々を忘れてはならない」と話していました。
村遺族会の会員は、現在30人です。
村遺族会では「戦争を知らない世代へと移行していく遺族会として、不戦への誓いを忘れずに活動していきたい」としています。
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伊那市の保育士 川遊び研修
伊那市の公立保育園の保育士は、川遊び研修を4日に長谷の三峰川で行いました。
4日は、保育士21人が研修に参加しました。
指導したのは、自然体験教育活動の普及を行う、下伊那郡泰阜村のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターの森奈央美さんです。
研修は、子ども目線になって遊ぶことで、川についての知識を深めるほか自然保育に携わる保育士の資質向上を目的に行われました。
保育士は川の流れや深さから、どのような遊びができるのかを考え、浮き輪に乗ったり、岩から飛び込んだりしていました。
研修では、ほかに安全講習も行いました。
森さんは「水難事故は救助者が巻き込まれる2次被害が多く発生しています。慌てず自分の安全を確保しながら行うこと」と話していました。
伊那市では、半数以上の公立保育園で川遊びを取り入れています。
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伊那谷の所蔵品~大仏開眼供養記図~
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
18日は、信州高遠美術館です。
「大仏開眼供養記図」 -
上伊那総合技術新校 3学科6学級に
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が15日に伊那市役所で開かれ、募集学級数を、農業科3、工業科2、商業科1のあわせて6学級とする案が示されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ケ根工業高校の4校を再編統合するものです。
開校は2035年度以降を予定しています。
また、整備事業基本計画の策定に向け、委託する事業者をプロポーザル方式で12月上旬までに決定するとしています。
来年11月までに施設整備基本計画を策定し2029年度から着工したい考えです。
次回の懇話会は10月頃を予定しています。
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南部小 親子でとうろうづくり
25日から南箕輪村の大芝の湯で行われる、七夕とうろう祭を前に、南部小学校2年生の親子が16日に一緒にとうろうを作りました。
とうろう作りは、2年生の授業参観の中で行ったもので、親子およそ45組が行いました。
材料には段ボールを使いました。
最初にカッターを使って四面に決められたサイズの穴を開けていきました。
開けた部分には、児童が好きな絵を描いた紙を貼り付けて完成させました。
作ったとうろうは、七夕とうろう祭で大芝の湯に展示されます。
七夕とうろう祭実行委員会では、村内の小中学校や団体などに製作を呼びかけていておよそ150基のとうろうを飾る予定です。
七夕とうろう祭は25日から8月24日まで行われます。
見学は無料です。
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伊那北生が選挙について模擬授業
伊那北高校3年の水上ちはやさんは、20日の参議院議員選挙を前に、投票を呼び掛ける模擬授業を10日に行いました。
この日は水上さんが、同級生の伊那北高校の3年生およそ240人に、選挙について模擬授業を行いました。
授業は各教室に配信されました。
水上さんは「投票で教育格差をなくす」というテーマで探究を行っています。
その中で10代から20代の投票率が低いことを知り、少しでも選挙に関心を持ってもらおうと企画しました。
授業の中では、質問に答え自分の考えがどこの政党と近いかが分かるインターネットサービス、ボートマッチを体験していました。
その後、近くの人と考えを話し合っていました。
参議院議員選挙の投票日は20日(日)です。
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戦後80年 福澤家親子の日記
今年は、太平洋戦争の終戦から80年の節目の年です。
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館には、去年山寺の福澤家から見つかった戦時中に書き溜めた日記が保管されています。
保管されているのは、山寺の福澤定衛さんと息子の文雄さんが満州事変後の昭和7年から太平洋戦争末期の昭和18年にかけて書き溜めた日記およそ10冊です。
去年9月、家の解体工事のため家族が遺品を整理していたところ、日記が見つかったものです。
これらの遺品を研究に役立ててもらおうと、遺族が高遠町歴史博物館に寄贈しました。
福澤家から見つかった日記は、9月に開催を予定している企画展で展示されることになっています。
高遠町歴史博物館では、遺品整理などで今回のような日記やアルバムが出てきた際は、処分する前に1度相談してほしいと呼びかけています。
電話94-4444 -
雨乞いの神事 鹿頭行列奉納
箕輪町木下の箕輪南宮神社で13日、雨乞いの神事、鹿頭行列が奉納されました。
子どもたちが鹿の頭に見立てた飾りをかぶり太鼓やほら貝の音に合わせて境内を練り歩きました。
箕輪町無形文化財に指定されていて伊那市の大泉新田と大萱、箕輪町の富田、南箕輪村の大泉の子ども合わせて29人が奉納しました。
鹿頭行列は1558年永禄元年の大干ばつで、当時の箕輪城主が雨乞いをしたところ雨が降り、それに感謝して鹿75頭を奉納したのが始まりとされています。
鹿頭行列は地区名に「福」「大」「富」というおめでたい字が付く伊那市、箕輪町、南箕輪村の天竜川をはさんだ6地区が毎年交互に行っていて今年は西側の大泉、大泉新田、大萱、富田が担当しました。
来年は天竜川東側の福与と福島が担当します。