-
みのわ温泉ながた荘
女性限定「初夏のお姫様ご膳」8日から箕輪町のみのわ温泉ながた荘は8日から、女性限定プラン第2弾「初夏のお姫様ご膳」を始める。予約を受け付けている。
平日の昼間、温泉に入り、ゆっくり食事をしてくつろいでもらおうという企画。
料理はメーンが牛肉・アボカドはさみのイタリアン風。有田焼の引き出し3段式の器に盛り込んだ焼き物(白身魚の自然じょ焼き、カマンベールチーズの味噌漬けほか)、煮物(竹の子と鶏肉の煮物、肉じゃが風豚の角煮ほか)、カツオのたたき。手まり寿司5種類、サラダ、茶わん蒸し、とろろウニそば、吸い物、漬物、アイスクリーム、ロゼワイン。食べやすく一口大で、味付けは関西風のヘルシー料理。
期間は8日から7月7日まで。1日25食限定。利用は午前10時縲恁゚後3時。2人以上、宴会用個室利用、温泉入浴サービス付きで料金1人3千円。土・日曜、祝日の利用は4千円。
予約制。前日午後5時までにながた荘(TEL79・2682)に申し込む。 -
千人塚城ケ池にフナ放流
飯島町振興公社は5日から9日ころまでに、七久保千人塚の城ケ池に諏訪湖産のフナ約百キロを放流する。初日は3人の職員がバケツなどで、体長10-30センチのフナ30キロを放した。
フナは諏訪漁協が前日、投網で諏訪湖から捕獲した。
諏訪からトラックで運ばれた大小のマブナ、ヘラブナは湖の岸から放たれると、銀鱗を踊らせ、たちまち、エメラルドグリーンの水の中に消えていった。
城ケ池ではフナやコイ、ボラ、シナノユキマスなどが釣れ、土日曜日は家族連れでにぎわう人気の釣り場。
公社職員は「城ケ池に子どもや大人など多くの釣り人が訪れ、楽しんでもらえれば」と話していた。 -
記者室
先月下旬から相次いで、大手製紙メーカーがテッシュペーパーなど家庭紙の値上げを発表。1973年の第1次オイルショック経験者は敏感に反応し、スーパーやドラッグストアに走り、トイレットペーパーやティッシュペーパーを買い込んだ。原油高による燃料費高騰が原因で、在庫は十分あり、供給不足はないと言っているが、ОPECの原油生産枠は据置きで不安要因は尽きない▼毎月のように2円、3円と値上がりし天井知らずのガソリン価格。「家庭紙、お前もか」と言いたくなる。石油を原料とする製品は多い、次々と値上げ現象が拡大するのではと思うと不安だ▼「地球規模」とか「グローバル」という言葉は、世界経済が家計を直撃することと覚えたり(大口記者)
-
駒ケ根観光開発3期連続で黒字
駒ケ根ビューホテル四季、国民宿舎すずらん荘、こまくさの湯、駒ケ根キャンプセンターを経営する駒ケ根観光開発(中原正純社長)は第48期(05年4月縲・6年3月)の経常利益が約670万円(対前期比157%、約400万円増)となり、3期連続で利益を確保したと発表した。
こまくさの湯は昨年からの灯油価格の高騰などの事情により、大人入浴料を現行の500円から100円値上げして10月から600円としたい考え。子どもは300円で据え置き。
部門別営業成績は次の通り(数字は(1)売上高(対前期比)(2)経常利益)。
▽駒ケ根ビューホテル四季=(1)3億470万円(105・4%)(2)1020万円▽国民宿舎すずらん荘=(1)1億3040万円(103・1%)(2)80万円▽こまくさの湯=1億4850万円(100・7%)(2)40万円▽駒ケ根キャンプセンター=(1)1810万円(91・4%)(2)10万円 -
キャンプ場連泊者に入浴券進呈新サービス
点から線への観光一助に宮田村観光協会は、宮田高原キャンプ場で2泊以上した人に、宮田観光ホテルと隣接するこまゆき荘いずれかで使える温泉入浴券を進呈するサービスを今季導入する。点在する村の観光施設を結びつけ、活性化を図るのがねらい。検討している観光ルート化の一助にもしたい考えだ。
昨季の同高原の利用者数はのべ1433人。前季に比べ26人の減少で、近年は頭打ちの状態が続いている。
貸しテント、ログハウスも完備するキャンプ場の他に、高原内には牧場もあるが、村の行政改革のなかで見直し事業の一つとして話題に挙がる。
一方で昨年、一昨年と、村商工会青年部の協力で遊具を整備したり、りんごオーナー家族をキャンプでもてなしたりと、活性化事業も目につく。
入浴券サービスは村の観光施設と連携した取り組みになるが「好評であれば、拡大するなどの方策も考えていきたい」と、同協会事務局の村産業建設課は説明する。
キャンプ場は基本的に7月から9月末まで開設。問い合わせ、予約申し込みは村産業建設課商工観光係85・5864、6月下旬以降は同キャンプ場85・2683まで。 -
伊那ソースかつどん会を設立
伊那市の「伊那ソースかつどん会」が31日、設立した。伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルの開通を機に、伊那の伝統の味を普及させ、誘客を図るねらい。
設立総会で、会則や事業計画などを承認。
本年度は、伊那ソースかつどん会ホームページでの情報発信や、加盟店マップの作成などに取り組む。また、10月10日を「ソースかつ丼(どん)の日」に設定。豚肉を使う、油で揚げたジューシーさをイメージし、PRを兼ねてイベントを展開する。
平沢保夫会長(58)は「店それぞれの味を大切にし、伊那のソースかつどんはうまいといわれるように頑張りたい」と決意を語った。
来賓の向山公人会頭、小坂市長は、それぞれ伊那の特色を持った味の研究を促した。
また、ソースかつどんを手に持ったイメージキャラクターも発表。ネーミングは6月10日まで、各加盟店で募る。採用者には食事券をプレゼントする。
会員は市内に店舗を構える18人が賛同しているが、随時、受け付ける。
問い合わせは、伊那商工会議所振興事業課(TEL72・7000)、または平沢会長(TEL72・5777)へ。 -
地元利用を期待して、日帰り新パック
観光ホテルなどを経営する宮田村の第三セクター・宮田観光開発は、地元の人にもっとホテルを利用してもらおうと、マレットゴルフ大会と昼食、入浴をパックにした日帰りの新商品を企画。25日に初めて実施し、村内や駒ヶ根市、伊那市、飯島町など近隣から60人が参加した。
宮田観光ホテルは日帰り入浴も可能だが、今までは宿泊客や宴会などが主体。サービスにバリエーションを持たせ、地元需要を積極的に掘り起こそうと、今回の企画を実施した。
近くの村マレットゴルフ場で大会を開き、プレー後は、宮田観光ホテルに戻って表彰式と懇親会。バイキング方式で昼食をとり、天然温泉で汗を流した。
大会には同社2人の副社長も出場。参加者と一緒ににプレーし、地元のホテルをPRした。
秋にも同様の企画を実施する予定。担当者は「このような機会を通じて、ホテルのことを皆さんに知ってもらえれば」と話していた。 -
観光開発新体制、厳しい村民の目をいかに味方に
長期債務を抱え、06年3月期も赤字決算となった宮田村の第3セクター・宮田観光開発。23日の取締役会で昨年就任した常勤の社長は副社長に降格し、村長が社長を兼務する社長非常勤の体制に戻った。競争激化や客単価の減少、施設の老朽化など課題が山積するなかで、社長の重責が兼務できるか疑問点も再浮上。一方で村と同社が一体感を増すことにより、観光面含め村の幅広い施策に結びついていく可能性もある。
同社は2年前から経営改革に着手。社内外で構成した検討委員会は経営責任の明確化を求めて昨年「社長常勤化」を答申した。
それを受けて、当時社長だった矢田義太郎前村長(故人)は会長となり、専務だった清水忠夫氏が常勤の社長に就いた経緯がある。
23日発表の06年3月期決算は1400万円余りの当期赤字を計上。主力のホテル事業で約3千万円の赤字になり、収支上の黒字転換は達成できなかった。
清水前社長は結果的に就任した時の約束だった「経営責任」をとる形で、副社長に降格。取締役会でも異論はでなかったという。
ただ、同社最大の懸念材料でもある長期債務は当期だけで5200万円償還。そのうち2200万円は計画外の前倒し返済で、債務残高は5億円を割り込んでいる。
厳しさの中に光明も見え隠れするなかでの新体制となるが、当面の課題は村民の信頼回復が最優先となる。
社長非常勤を理由に経営の停滞は許されず、より一層村民の厳しい目が注がれることにもなる。
地元にありながら、価格面などから住民にとって敷居の高かった宮田観光ホテル。
「宴会や催事など、もっと安価でサービスも良ければ利用したいのに」との声は多い。
今年から住民の声を経営に活かす「サポーター会」も始まっているが、村民を・ス味方・スにする努力がより求められそうだ。 -
サカイヤ銘版が社名サカイヤに変更
自動車用内外装パネルなどを製造するサカイヤ銘版株式会社(本社・埼玉県、堺谷昭社長)は6月1日より、社名を株式会社サカイヤに変更する。
社名変更は会社の規模拡大、業務内容の変化に伴ったもの。製品加工にかかる同社オリジナルの技法などが市場で高く評価され、国内の主要自動車会社のほとんどが、同社と取り引きをしている。
1989年には、立地条件の良い伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に伊那工場を設立。現在は約70人の従業員。自動車用表示パネルやキーレスエントリーの外装などを製造しており、収益は年々拡大している。 -
観光開発社長が交代
村長就任で、社長再び非常勤に宮田村の第3セクター・宮田観光開発は23日に取締役会を開き、前会長の清水靖夫村長が社長に就任。清水忠夫前社長は副社長に降格した。06年3月期決算は、3期連続で減収減益。主力のホテル業を中心に挽回できず、経営改善の目玉として断行した・ス社長常勤化・スは、1年で終止符を打つ格好となった。
清水新社長は「各ポジションで力を発揮するための人事」と説明。副社長は今まで設けてなかったが、清水氏は営業部門、専務から就く小田切英夫氏は管理部門に専従する。
社長非常勤の経営体制に戻るが「副社長は代表権を持っており、情報を綿密に共有化していく」と清水新社長は取材に答えた。
同社が同日発表した06年3月期決算は、売り上げ高3億6300万円で2・3%減。ホテル事業で約3千万円の赤字となり、全体でも1465万円の当期損失を計上した。
一方で懸案となっている長期債務は計画通りに返済し、当期だけで5200万円を償還。残高は4億9100万円となった。 -
グリーン・ツーリズムセミナー開講
中川村営農センターは18日夜、葛島渡場の農家民宿やまに亀屋で第1回グリーン・ツーリズムセミナーを開いた=写真。来年3月まで全11回開き、事例研究や現地調査、体験を通じて、中川村の地域資源の活用手段としてのグリーン・ツーリズムを研究し、実践に向けたノウハウを学習する。
初回は上伊那農業改良普及センター駒ケ根支所の高橋博久さんが農家民宿や農村レストランの事例を紹介。
この中で、日本的グリーン・ツーリズムの草分け、大鹿村の山村生活体験館「たかやす(館主伊東和美さん)」を紹介。「たかやすには緑と谷川の流れ、おいしい空気だけで、ほかになにもない。伊東さんは畑で採れたばかりの野菜と清流の魚など自然体のもてなしで、飾らず、何もないことを,売り,にしている」と話した。
また、平均年齢70歳、7人の女性が経営する島根県匹見町萩原集落「雪見山荘」について「カラオケもなにもない。素人のおばあちゃんたちの宿。だからこそ、客も親せきの家のように気がねなくくつろげる」と話した。
次回(6月)は飯田市の「農家民宿ふれあい農園おおた」を視察する。 -
箕輪町経営研究会総会
箕輪町経営研究会(79人、唐沢滋雄会長)は16日夜、06年度総会を伊那プリンスホテルで開き、本年度事業計画などを承認した。任期満了に伴う役員改選では会長に信州光電社長の小林一雄さん(67)を選任した。
経営研究会は世界や日本の経済情勢、販売手法、製造のコスト削減などを勉強しようと町内の企業主が集まって1964年に発足し今年で42年。会員が勉強会や視察を重ね学びあっている。
本年度事業は、勉強会2回。第1回は「商法改正による企業活動への影響について」をテーマに6月に開く。第2回は7月。マレットゴルフ交流会、親ぼくゴルフコンペ、新春講演会・新年会も計画する。
新役員の任期は2年。小林会長は、「歴史深い意義ある会。前進できるようがんばっていく」と就任あいさつをした。新会員2人の入会も承認した。
新役員は次の皆さん。
▽会長=小林一雄(信州光電)▽副会長=竹内真治(バンブー)中村一成(中村製作所)▽会計=宮下昌久(キショウ工業)▽理事=漆戸豊徳(漆戸プラスチック工業)押野良二(二光光学)木下久(アズコーポレーション)沢島和彦(サワシン)武井昭彦(信濃ケミカル)向山淳(南信熱錬工業)山岸健彦(ふくじや)▽監事=重盛五十二(伊那コニー)唐沢滋雄(唐沢木工所) -
竹内工業がながた荘に花木寄贈
工業用金属の製造・販売などを行う竹内工業(本社・箕輪町、竹内公彦社長)は17日、箕輪町のみのわ温泉ながた荘に花木23本を寄贈した。
今年3月に私募債を発行した同社は、その記念と地域への感謝から今回の寄贈を計画。地域住民に親しまれるながた荘周辺で、四季を通じて花を楽しんでもらおう竏窒ニ、同施設に続く道沿いにイワヤマツツジ、ゴヨウツツジ、サルスベリなど7種類を移植した。花木の花の時期はそれぞれ異なり、3月縲・月、さまざまな花が楽しめるという。
平澤豊満町長は「会社の力が評価される債権を発行され、町の反映にも大いに貢献してくれて感謝している。いただいた花木とともに、今後も大きく美しく成長してほしい」と感謝を述べた。
竹内社長は「私募債を発行できたのは地域のおかげ。これを記念に、一層の社会貢献ができる企業づくりを進めたい」と語った。 -
西春近商工会が総会
伊那市西春近商工会の第46回通常総会が16日、商工会館であった。市内の高遠町商工会、長谷村商工会との合併協議会設立をはじめとする本年度事業を決めたほか、会長に野溝和男さんを再任した。
あいさつに立った野溝会長は「40年余続いてきた商工会だが、県の指示は1市町村に1経済団体。商工会活動は補助金8割で成り立っている。補助金カットで、合併せざるを得ない」と経過を報告し、伊那商工会議所と話し合いながら09年4月までに統合したいとする意向を示した。
本年度事業では、07年4月1日の旧3市町村の商工会の合併を目指して合併協議会を設立する。2月から3商工会で問題研究委員会(委員16人)を継続して開催。3月には3商工会が広域連携による経営改善普及事業協定に調印し、小規模事業経営支援事業や新たな事業業分野の開拓のための情報提供など連携して取り組む。また、例年開いている「春近どんぴちゃ祭り」「西春近商工祭」は充実させ、地域振興を図る。
席上、永年勤続優良従業員の表彰があった。
会員は240人。 -
中川村南田島の山崎美代子さん(57)
安心・安全の放し飼い地鶏の信州シャモの精肉と、各種卵の販売、卵を使ったシフォンケーキなど農産加工品の製造、販売も手掛ける「食の安全支援隊」の代表者。
観桜期の大草城址公園で「信州シャモ」の肉を使った焼き鳥、放し飼い鶏の卵が入ったおでん、ケーキ類を販売「肉はしまって歯ごたえがあり、適度に脂が乗って、ジューシー」「卵は旨みが濃い」「ほんわり甘いケーキ」と評判になった。
◇◇
49年、中川村生まれ、69年、会社員だった啓造さんと結婚、その後、啓造さんは独立し、89年に山崎建設を起し、美代子さんも専務として支えた。子育て時代、息子3人がアトピーや喘息に悩まされたことから、食の安心についてことさら関心が高かった。
2年前、次男の仁志さん(31)が「焼き鳥の店を出したい」と希望。啓造さんは「安全でおいしい肉が食べられる、それなら、鶏を飼おう」と決断。200平方メートルのビニールハウスを建て、いきなり、県産の信州シャモ28日雛百羽導入した。「信州に適した鶏として開発され、シャモの血が混じっているなら、おいしいだろう」と考えたとか。
餌はこだわりの自家製発酵飼料。無農薬で栽培したトウモロコシや魚のアラを原料に、たんぱく質、糠糖類、穀類を加え、加熱殺菌し、粉砕混合し発酵させ、1週間寝かして与えた。腸内有害菌の増殖を抑え、乳酸菌やビタミンA、B群を多量生産する菌を活きたまま配合し、鶏の免疫力を強化した。鶏には人体に悪影響を及ぼすといわれる保存料や着色料、抗生物質など一切与えていない。
雛を120-150日飼育し精肉に。放し飼いはゲージ飼いと違い、ストレスがなく、自由で伸び伸び運動ができ、販売先の村外飲食店や消費者から「弾力のある肉質、ひと味ちがう」「歯ごたえがあり、ジューシー」と高く評価された。
2年目、200羽に増やし、県が推奨する黄金シャモも百羽入れた。
「料理には卵も欲しい」と産卵用の鶏を飼い始めたのは昨年8月から。栄養価が高い赤玉プリマスロックや青い卵を生む「アローカナ」、白色レグホンなどを相次いで合計400羽導入し、卵の色は白、水色、赤系と3色。雄も一緒に飼育し有精卵にした。着色料や抗生物質を投与しないため卵の黄味の色は薄い「黄味の濃さと栄養価は関係がない」とか。
たくさん出るキズ卵をなんとかしようと、始めたのがシフォンケーキづくり。たっぷりと卵を入れたケーキは「シルクのように軽く、ふんわり甘い」。「デパートでも売れる」と友人、知人に評判。自信を持ち、直販のほか、村内のたじまファームや飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで販売を開始した。
今後の展開は、当初の目的だった焼き鳥屋の出店。現在、場所を検討中とか。
夫と長男の妻の3人暮らし(大口国江) -
外国人企業研修生が、法遵守や研修の本ぶんを再確認
宮田村商工会を窓口に同村内の9社が受け入れている外国人企業研修生は14日、法律や取り決めなどを遵守し再徹底する講習を受けた。入国管理が厳しくなっており、同商工会が研修の本ぶんを今一度見直そうと実施。54人全員と受け入れ企業の経営者も出席した。
研修事業は01年から始まり、中国・大連市の意欲ある若者を面接で選考。3年間来日し、働きながら技術や語学を学ぶ。
渡航前や来日時に日本の法律や研修事業の取り決め、自覚などを説明しているが、この日は全員で再確認。
法や決め事に違反すると、研修中止だけでなく、周囲の多くの人に迷惑がかかることも改めて学んだ。
受け入れ企業協議会の原田和愛会長(テーケー社長)は「もう1度、約束事を確認してみて」と話し、経営者側にも協力を求めた。
7月には新たに17人が来日、受け入れ企業も1社増える予定。 -
飯島町商工会、第46回通常総代会
##(見出し(1))
##(見出し(2))
飯島町商工会(坂井武司会長)は15日、商工会館で総代ら委任状出席も合わせ55人が出席し、第46回通常総代会を開いた。▽小規模事業支援事業と経営改善普及事業(近代的経営管理方法の指導)▽技術の向上、新分野への情報提供-など盛りこんだ06年度事業計画、予算案を承認したほか、役員改選を行い、会長に坂井武司さん(再任)、同副に小林豊美さん(新任)、上山雅敏さん(新任)を選んだ。また、商工貯蓄共済大口加入者や、同推進者功労者の表彰、永年勤続優良従業員表彰を行った。
開会で、坂井会長は「中川村商工会と飯島町商工会広域連携したことは南部地区の発展につながる。会員数減少や財政基盤の弱体化など商工会を取り巻く諸問題に対し、中川と一緒になって対応を進めよう」と呼び掛けた。
受賞者は次のみなさん(敬称略)
◇05年度商工貯蓄共済大口加入=伊藤昇志、小林哲雄、大場隆、伊藤多●雄◇05年度商工貯蓄共済推進功労者表彰=熊崎且昇、小林八重子、森谷茂正
◇永年勤続優良従業員表彰▽全国商工会連合会長表彰(30年)=井沢弘、熊崎重男、北原忠夫(以上マルヤス長野)北原宗雄(辰巳屋建設)、秦野公秀(飯島自動車工業)▽県商工会連合会長・飯島町商工会長表彰(25年)=伊藤すみ江、渋谷和仁、唐沢正治、中塚和夫、橋場裕治、森山正剛、大沢清貴、小林久信、平島正夫(以上マルヤス長野)、座光寺茂昭(大西製作所)▽同(20年)=小川高志、宮崎正幸(以上マルヤス長野)、平賀栄市(信濃交産)宮崎晴男(飯島自動車工業)加藤守孝(ミヤシタ設計)▽同(15年)=小林経雄、下平良子、宮下保夫、吉川文夫、久保田良二、後藤正史(以上マルヤス長野)、墨岡利始、古沢正博、松脇里子(以上トマト)、大場一浩、竹村三紀子(以上アイク)、伊藤恒雄(湯沢製作所)、藤沢敏子(久保田組)、▽同(10年)=大蔵将靖、伊藤ひろみ(以上コバヤシ)斉藤重治(辰巳屋建設)酒井岳志(新井設備工業)、小川竹三郎(久保田組)、小林孝子(伊那電機製作所)、上山美和子、井口たけ子、関島正子、唐沢英子、佐々木多喜子、塩沢良子、宮下千里、宮下たみ子、林安子(ふるさとの味いいじま)、片桐幸司、藤木宏行(丸富工業)、沢田美保子(芳和精機)▽飯島町商工会長表彰(5年)=熊崎誠(コバヤシ)、望月淑恵(マルヤス長野)、宮下洋平(大西製作所)、神山光雄、君島みゆき(以上信濃交産)、船戸誠(アイク)、塩沢一夫(セブン自動車)、小林仁(松田建設伊南)米山彰一(久保田組)金井剛(クラウン交通)、矢沢よ志子、清水由紀子、竹内春雄(以上セブンイレブン飯島七久保)、小池貴彦、大沢優之(以上芳和精機) -
南箕輪村商工会総会
会長にマルタ工業社長田中秀明さん南箕輪村商工会の06年度通常総会は15日、商工会館で開き、任期満了に伴う役員選任で、会長にマルタ工業社長の田中秀明さん(57)=神子柴=を選任した。
役員選任で会長職は、3年任期3期と2年任期1期の計11年間務めた山崎重久さんが勇退し、田中秀明さんが就任した。田中新会長は、「補助金の大幅削減など収入減に対する商工会の改革、存続と活性化に取り組みたい」としている。副会長は、柴自動車ボデー社長の柴力さん(62)=中込、堀建設社長の堀正秋さん(57)=久保=を新任した。任期は3年。
06年度事業計画の基本方針は商工会自立のための改革、広域連携組織体制の促進、創業・経営革新支援事業の推進、会員情報化支援事業、地域活性化の推進。事業は05年度発足の商工会見直し委員会での継続検討、メッセ・展示会・商談会への出展、大芝高原まつりへの参加協力、青年部の木曽地域を含む各種青年団体との交流会、女性部40周年記念事業など。一般会計収支予算は5175万1376円で前年度比176万8379円の増額。
理事選出について現行22人を18人に削減し、選出方法を地区理事12人を削除し部会選出理事8人とする定款変更を承認した。
新理事、監事は次の皆さん。
▽理事=池上武志、中川博夫、桜井高文、征矢義昭、清水節人、今井善文、三沢正人、有賀章治、加藤祐治、北原孝幸、加藤泰久、久保村勉、今井久男、橋爪優、北沢博仁、征矢正典、後藤幸子、有賀あゆみ▽監事=上之平佳隆、原順子 -
長谷村商工会総会
伊那市長谷の長谷村商工会(会員63人、橋爪将司会長)の06年度通常総会は14日、商工会館であり、本年度事業計画案などを承認した。
06年度基本方針は、3月に広域連携の協定を結んだ高遠町商工会、西春近商工会との共同による経営改善普及事業、3商工会の合併協議会設立、県方針の1市町村1商工団体の考えに基づく議論など。具体的方策は、広域連携による指導業務の拡充強化、政経懇談会、労務講習会、地元の祭りへの参加協力、商工業活性化事業など。
一般会計収支予算は930万6804円。収入は経営改善事業補助金378万円などを含む市補助金458万円があり、総額は前年度と比べ464万7738円の増額。
橋爪会長は、「1行政1商工団体で3商工会が連携して来年は合併し、08年に商工会議所に統合する計画。時代の変革の中で皆で力を合わせていかなければならない。一層の協力をお願いする」とあいさつした。
任期満了に伴う役員選任は、合併検討や1年任期を考慮し、橋爪会長と小椋勝司副会長を留任。欠員になっていた副会長に北原昭三郎さんを新任した。
新理事、監事は次の皆さん。
▽理事=池上盈明、中山博志、中山顕、西村和裕、馬場勝人、畑口勇、池上英雄、水野俊郎、池上明博、馬場正道、西村きくみ▽監事=渋谷市郎、西村富雄 -
高遠町商工会通常総代会
伊那市の高遠町商工会の第46回通常総代会が12日、町福祉センターであった=写真。06年度事業計画や一般会計収支予算などの7議案を可決。3年に一度の任期満了による役員改選で、会長に森本光洋を再任した。
本年は▽経営改善普及事業の充実▽会員福祉共済・商工貯蓄共済などの推進▽新規創業・経営革新支援事業の推進▽商工会緊急改革プランの推進竏窒d点方針とした。
一般会計収支予算は約2365万円で、前年度と比べて約23万5千円少ない。
あいさつに立った森本会長は高遠町、長谷村、西春近商工会と合併について「不便が出てくるなど心配はあるが、残務整理をするのではなく、前向きに取り組んでいかねば。今後も地域の事業所の成長と発展に全力を尽し、文化、伝統の担い手を果すべく頑張りたい」と述べた。
3商工会は、07年度4月1日の合併を目指し、月一回の協議会を開いている。本年12月ころには合併の方向づけを決定するという。 -
箕輪町商工会総代会
箕輪町商工会通常総代会は12日、町産業会館であり、06年度事業計画案、予算案を承認した。任期満了に伴う役員改選は、会長に小林紀玄さん=マツシマ、副会長に桑沢文雄さん=ひらのや=を再任、副会長に黒田重行さん=プラトーン=を新任した。
町商工会は県下6番目の規模だが組織率は中の下。小林会長は、「会の必要性を理解してもらい信頼される会を作っていく。会員拡大、組織基盤の確立に全力で取り組む」とし、町からのTMO補助金拡大を受けて空き店舗が増えている中心市街地活性化のための夢のある新しい商店街の創成、昨年度取り組んだイルミネーションを生かしたまちづくりの拡大・充実、工業立町に向けた雇用拡大などを挙げた。
事業計画は、創業支援指導、経営に関する講演会・講習会、各種工業展・商談会・物産展への出展による取引拡大、エコアクション21認証登録の支援、TMO活動事業推進、観光振興事業など。
一般会計収支予算額は1億1302万7223円。前年度と比べ84万2732円増額。 -
負担分かち合い、女性部存続
河井新部長を選任し、再出発存廃も含め組織のあり方を3年かけて協議してきた宮田村商工会女性部(75人)は、役員任期を内規で3年から2年に軽減。みんなで助け合い活動を続けていこうと、部の存続を決めた。9日夜開いた定時総会で役員任期の変更を承認し、河井啓子さんを新たな部長に選任した。
家庭や仕事を守りながら活動する女性部。役員になれば、さらに対外的な活動も多くなり、負担は大きくなっていた。
女性部の任期は商工会連合会の取り決めで一律3年だが、現在では他地区でも負担軽減のため2年に変更している場合もある。
総会では、部長を退任した林靖子さんは「女性部が存続できる方向につながった」とあいさつ。
河井新部長も「女性部をなくしてはならないと議論してきた。切れかけた糸をもう一度つなぎ直して、みんなで取り組んでいきたい」と、協力を求めた。
来賓の前林善一商工会長は「本会としても全面的な支援を惜しまない」と話し、女性部の存続を歓迎した。
席上、長年功労があった有賀美枝子さん(ウエルアルガ)、三浦サツ子さん(三浦木工)、池田五百子さん(シューズショップ大坂屋)の3人に感謝状を贈った。
新役員は次の皆さん。カッコ内事業所名。
▽部長=河井啓子(河井工器)▽副部長=平澤栄子(ヒラサワ建設)中谷洋子(ナカヤ)▽監査委員=川手昌子(クリンケアヨドバシ)下平あや子(リンデン)▽常任委員=伊東久仁子(イトウ)馬場房江(馬場左官店)春日美恵子(春日金属工業)酒井美代子(白木屋商店)下村ふき子(ダイヤ堂)鈴木初美(トノムラヤ薬局)田中真弓(田中製作所)酒井久美子(宮田衛生社) -
流木アート作品展
駒ケ根市菅の台の大沼湖畔「森のギャラリーKomorebi(こもれび)」で「信州流木工芸工房きむ」の木村紀雄さんの流木アート作品展が22日まで開かれている。自然の風合いを生かした灯り、時計、花台、置物などの作品約40点を展示している=写真。作品はニスなどを使わず、すべて竹べらやガラスで磨くことで自然のつやを出している。
木村さんは東京生まれ。2年前に自然を求めて駒ケ根市に移り住んだ。太田切川の川原で拾った流木の荒削りな造形にひかれ、ランプを作ってみたのが作品制作の始まり。それまで工芸には無縁だったが、流木の美しさに魅せられてさまざまな作品の制作に取り組み、昨年自宅に工房を開くまでになった。
木村さんは「流木に同じ物は二つとない。放っておけば朽ち果てていくはずの流木に少し手を加えることで新たな命を与えることができるのも魅力」と話している。
午前10時縲恁゚後4時。火・水曜日休業。入場無料。問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
飯島町青色申告会総会
会員に会計帳簿の記帳方法などを指導する飯島町青色申告会(98人・米山旱士会長)は11日、06年度定期総会を飯島町商工会館で開いた。会員17人が出席し、05年度事業・収支決算報告、06年度事業計画・収支予算案を承認した。06年度の主な事業は源泉所得税納付個別指導会、年末調整・決算説明会、源泉所得税年末調整個別指導会、決算書・確定申告・消費税申告書作成指導会の開催など。
米山会長はあいさつで「会の大きな機構改革を昨年行い、戸惑いながらも無事1年を過ごすことができた。今後もますます前向きな姿勢で発展することを希望する」と述べた=写真。 -
花桃初めて開花、街道を彩る
桃(もも)の花咲く花街道を夢見て、中川村の大草活性化推進委員会「大草夢クラブ」が昨年春、植樹した花桃が今春、初めての花をつけ、優しい花が街道を彩っている。
同クラブは昨年3月下旬、委員や地区有志ら30人余が中組から美里まで延長500メートルに、60本の花桃の苗木を植えた。
苗は接ぎ木3年生、高さ約2・5メートル。「地域・自然再発見」をテーマに、村の補助を受け、植栽し、同委員会で管理している。
花桃の種類は、赤、ピンク、白、絞りと咲き分ける「源平」で、今年は圧倒的に白花が多い。 -
駅前周辺整備で研究会設置へ
宮田村のJR宮田駅前周辺の整備活性化で、具体的に議論を進めていこうと研究会を設置することになった。9日夜開いた周辺住民の懇談会で承認。当初は地権者、住民、村の代表者で構成し、段階に応じて規模を拡大したり、専門家などの助言、参加も仰ぐ考えだ。
村は昨年末から関係する住民を対象に懇談会を開いてきたが、この日は住民側からも「より具体的に研究を進めていく必要がある」と意見が出された。
今後早期に発足する予定。同規模の駅前再開発や中心市街地活性化の先進例から学んだり、補助を受けるための対策など、より具体的な検討を進める。
懇談では「先進的にやっている所を視察してみては」「商業に重きを置くのではなく、人口増を主眼に活性化を考えてみては」などの意見も。
出席者は研究会発足を歓迎し「事業化できるよう、研究を進めていきたい」など前向きな声が聞かれた。
同駅前は空洞化が進み、空き家、空き地が目立つ状態に。防災上の課題も浮上するなど、数十年に渡って駅前整備は村の懸案となっている。 -
信州大学農学部の食料保健機能開発研究センターまもなくオープン
21世紀の食品機能開発の拠点に竏窒ニ、信州大学農学部が準備を進めてきた食料保健機能開発研究センターがまもなくオープンする。センターは産学官連携や技術相談の窓口的役割を担う。機能性食品の研究開発を進めたいと考える企業の依頼や相談を受け付け、それぞれに応じた実験・共同開発を進める。大掛かりな機器を持ちにくい中小企業でも、高度な研究が実現できる一方、大学としては新たな研究課題を見出す場となることを期待している。最終的には収益性のあるものにつなげることを目指す。
センターの開設に当たり同学部は、学部棟内の一画を改築。これまで散在していた機器を集約し、最先端の分析機器なども導入した。また、企業の研究者に貸し出せるオープンラボも設けた。
開発研究部門で主に大学側主体の研究を進め、産学連携受託部門で外部主体の研究に取り組む。センターに携わるのは機能性食品開発に強い教授陣が中心だが、医学部教授も兼任で加わることとなっている。
開設はまもなくだが、すでに地元の企業から依頼のあった4、5件が同センターの事業として進めることになっており、今後もさまざまな依頼・相談を受け付けていきたいとしている。
受託分析などの問い合わせは(TEL77・1518)、産学 -
芋焼酎「伊那八峰(仮称)」打ち合わせ会
)
上伊那8市町村がその地域のサツマイモを使い、それぞれオリジナルの芋焼酎を製品化する-。芋焼酎の原料、サツマイモの苗の植え付けを前に、生産者や製造者、販売者が集まり、芋焼酎「伊那八峰(仮称)」の打ち合わせ会を6日夜、飯島町内で行った=写真。今年度は7市町村で芋焼酎用サツマイモ「黄金千貫」を5・9ヘクタール、11万8千本を植え付ける計画。
南箕輪村を除く7市町村の生産農家や喜久水酒造、県酒販店代表ら30人余が集まり、芋生産の取り組みを確認し、生産上の留意点の説明を受けた。
06年は各市町村の住民が自ら合併、自立を選択した初年度。この記念すべき年に地域特産品開発の一環として、芋焼酎の原料、サツマイモの栽培から芋焼酎の製品化、販売まで、上伊那地区全体で計画しようと、飯島町の池上明さん(池上酒店主)らが呼び掛けた。
池上さんは「地域の休耕田を有効活用し、特産品になりうる商品を生産者、製造者、販売者の顔が見えるという安心感を根底に共に作り上げよう」と趣旨に触れてあいさつ。
上伊那農業改良普及センターの田中敬志さんが苗の植え付けから管理、病虫害対策などを説明した。
また、喜久水酒造の下沢政弥専務は「1キロ50円で全量買上げる」と価格提示した。
飯島町の植え付けは6月4日から、7日は飯島小学校1年生も植え付けを手伝う。 -
第12回CALPISこどもの日全国少年野球教室
講師に日本プロ野球ОB13人を迎えた第12回CALPIS子どもの日全国少年野球教室が5日、駒ケ根市南割のアルプス球場であった。全国野球振興会(日本プロ野球ОBクラブ)主催、伊南防火管理協会が設立30周年記念事業、駒ケ根市少年公式野球連盟30周年プレイベントとして招へいした。
野球教室は「子どもの日」の5日、全国47都道府県で開催、1万4千人の野球少年が参加。長野県会場には、地元駒ケ根市出身の内野手、川島正幸さん(ロッテ)をはじめ、投手陣は森中千香良さん(南海)吉沢勝さん(巨人)、捕手は堀場秀孝さん(広島)、桃井進さん(ロッテ)、内野手の大島郁将さん(阪急)、外野手の征矢高行さん(巨人)、町田行彦さん(国鉄)、審判、トレーニングコーチら長野県出身のプロで活躍したОBら13人が派遣され、伊南地区の小中学生ら250人が直接指導を受けた。
開会式で、吉沢勝さんが「この教室で技術の向上のみならず、仲間意識やスポーツマンシップを育み、将来を担う子どもたちが心身共に健やかに成長するように」と趣旨に触れて主催者あいさつ。
準備体操やグランドを走ってウォーミングアップした後、早速、キャッチボール。
講師らは「早いボールでランナーをさし、出塁を阻止するためには、キャッチボールの練習が大切」゜「投手や外野手は強いボールが投げられるように、内野手はとり易いように、気持ちを込めて投げて」-など各ポジション別に指導し、ひとり一人のフォームも点検し、アドバイスした。
最後に、バッテング指導も行い、伊南の野球少年にとって最良の1日を締めくくった。 -
「2006大道芸フェスタ」 伊那市に芸人大集合
「子供の日」の5日、伊那市の中心商店街(通り町3丁目竏樗ェ幡町)で「2006大道芸フェスタin伊那」があった。地元のバルーンドリーマー・ゴンベエワールドなどの大道芸人たちが、家族連れなど多くの人を楽しませた。市商店街活性化イベント委員会の主催。
フェスタは新市誕生と権兵衛トンネル開通を記念し、恒例の「こどもの日歩行者天国」の内容を組み直したイベント。正午から約4時間、歩行者天国となった全長約800メートルの同商店街の各所で、ジャグリングやアクションスタント、民俗芸能など8人(団体)のステージが次々と披露された。
それぞれの場所では、大道芸人の回りに魅了された約30人の群集の輪ができた。高さ約2メートルの一輪車に乗って火のついたバトンを回すジャグリングや、河童(かっぱ)に扮したこっけいな舞踏、模造刀を使ったチャンバラなどの芸に観衆は大きな拍手を贈った。
各商店街では輪投げやヨーヨーつり、消防車展示などもあり、八幡町実業団協同組合は鉄道模型の運転会を企画。収集歴40年の尾崎晃一理事長(64)所有の「HOゲージ」20数両が青空の下で披露された。中には1983年に廃車となった飯田線の旧車両もあり「懐かしい」と周りを和ませた。
宮田村の酒井徹さん(35)は息子2人と妻の4人家族で休日を楽しんだ。「子どもたちは大道芸のお手玉を見て喜んでいた。身近な場所でゴールデンウィークを満喫できてよかった」と笑顔だった。