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城下町にほおずき提灯 燈籠祭
収穫に感謝し無病息災を願う伊那市高遠町の鉾持神社の例祭、燈籠祭が、22日と23日に高遠町内で行われました。 22日は宵祭りが行われ、霜町連が高遠囃子が演奏しました。 雨のため巡行は行わず、高遠町総合福祉センターやますそ前で行われました。 高遠囃子は、高遠町の5つの地域と2つの団体が継承していて、団体ごとに曲が違うということです。
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南信工科短大で人材ものづくりフェア
南箕輪村の南信工科短期大学校で地域のものづくりについて理解を深めるイベント「人材ものづくりフェア」が23日に行われました。 フェアでは、南信地域の企業や団体が製品を紹介する42のブースが並びました。 訪れた人たちは、企業や団体の担当者から説明を受けていました。 今年は南信工科短大の学生が課題で制作した作品も展示されました。 この作品は、モーターのついたアームをタテ、ヨコ、上下に動かし菓子を取ることができるゲームで、子どもたちが楽しんでいました。 会場ではほかに、様々な体験・実験ブースも設けられました。 パソコンの組み立てを体験したり、リニア新幹線を動かす原理の超電導の仕組みを学んでいました。 人材ふれあいフェアは、南信工科短大を知ってもらうとともに地域の人材が地域で学び活躍する風土を育もうと開かれたもので今年で2回目です。
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伊那市のプロモーション映像用 長谷小の歌収録
伊那市のプロモーション映像を手掛けるイーナ・ムービーズの制作チームは、今年度、伊那市50年の森林(もり)ビジョンを表現する「森のこえ」をテーマに映像を制作しています。 21日は、映像で使用するオリジナル曲の収録が行われました。 オリジナル曲「森のこえ」は、長谷小学校の児童が歌います。 この日は、伊那市のいなっせで収録が行われました。 イーナ・ムービーズの監督を務めるのはNHK大河ドラマ「龍馬伝」や映画「シンゴジラ」などで人物デザインを手掛ける伊那市出身の柘植 伊佐夫さんです。 音楽は、伊那市出身で芸術文化大使の天山さんが担当しています。 オリジナル曲「森のこえ」は柘植さんが作詞、天山さんが作曲しました。 ホールで発声練習を兼ねて歌った後、スタジオに入って歌声を録音しました。 ヘッドフォンをつけて本格的に録音します。2つのパートに分かれて別々に音を録りました。 今回のテーマ「森のこえ」の映像を撮影している際に、柘植さんが、子どもたちの言葉で伝えたほうが純粋さが伝わるのではないかと考え、歌をプロモーションに加えることにしました。 長谷小の児童の歌う姿を見た柘植さんが、学校に依頼し実現しました。 プロモーション制作は3年目で、これまで8本が制作されていますが、地域の生の歌声を、プロモーションで活用するのは、今回が初めてです。 プロモーション映像・イーナ・ムービーズの「森のこえ」は、3分くらいの長編と15秒くらいの短編を作り、10月ごろ完成、来年1月公開予定です。
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アスタル シードルの新酒楽しむイベント
伊那市内の飲食店などでつくるアスタルシードルクラブが手掛けるシードルの解禁を祝うイベント「シードル・ヌーヴォー」が、20日夜、伊那市のセントラルパークで初めて開かれました。 地元のリンゴを使い、地元の醸造所で加工した純伊那産のアスタルシードルは、今年で3年目になります。 このイベントは、アスタルシードルの解禁を祝うものですが、それ以外にも伊那谷の3つの醸造所がシードルを出品し、全部で10種類を飲み比べることができます。 訪れた人は、6枚つづり1,500円のチケットを購入し、飲み比べていました。 セントラルパークには、10店舗が出店し、ローストポークの串焼き、ゴルゴンゾーラのキッシュ、肉のテリーヌなど、シードルに合う料理を提供していました。 これまでも、シードルの解禁を祝うイベントは行ってきましたが、街中での開催は今回が初となります。 アスタルシードルクラブでは、今後、このイベントを定着させ、伊那谷のシードルを育てていきたいとしています。
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新山定住促進協議会が地域づくり表彰受賞
伊那市富県新山の住民でつくる新山定住促進協議会は、国土交通省の「地域づくり表彰」で、全国の5つの受賞団体の1つに選ばれました。 新山定住促進協議会は、園児数の減少で休園となっていた新山保育園の再開や新山小学校を地域で支える活動を行い、新山地区への定住について関心を高めたと評価されました。 会では月に一度、小学校・保育園とともに地域の課題について検討する会合を開いているほか、これまでに移住希望者向けのパンフレットの作成や高校と連携した特産品の開発などに取り組んできました。 会によると、保育園が再開した平成26年度以降の新山地区への移住者は33人にのぼるということです。 地域づくり表彰は、国土交通省が創意工夫を生かした地域づくりに功績があった団体を表彰するものです。 応募があった全国の67団体の中から、最高賞の国土交通大臣賞に次ぐ全国地域づくり協議会会長賞に選ばれました。 表彰式は11月に東京都で行われる予定です。
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地価 県内商業地は25年連続で下落
長野県は7月1日現在の県内の地価を公表しました。 県全体では、商業地は平成5年以降25年連続の下落、住宅地は平成9年以降21年連続の下落で、伊那市・箕輪町・南箕輪村の調査地点は、すべて下落しています。 県内の77市町村、399地点を対象に調査が行われました。 県全体では、林地を除く390地点中、上昇が35地点、横ばいが59地点、下落が296地点でした。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市の9地点、箕輪町の5地点、南箕輪村の2地点で調査が行われ、去年と比べてすべて下落しています。 3市町村で下落幅が最も大きかったのはいずれも商業地で、伊那市山寺の山寺駐車場付近が、去年の4万4,000円から2.7%下落し4万3,200円。 箕輪町松島のJR伊那松島駅前付近が、去年の3万500円から3.6%下落し2万9,400円。 南箕輪村神子柴のクスリのサンロード南箕輪店付近が、去年の2万5,400円から3.1%下落し2万4,600円となっています。 県内で最も上昇したのは軽井沢町の住宅地で、3.3%の上昇となっています。 地価の公表は、適切な土地取引が行われるよう、長野県が1平方メートルあたりの土地の価格を調査、判定しているもので、毎年行われています。
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台風18号の影響 観光施設キャンセル相次ぐ
大型で強い台風18号は、17日午前11時半頃、九州地方に上陸しました。 台風の影響で上伊那の観光施設でもキャンセルが相次ぎました。 伊那市長谷の南アルプス林道バスでは、連休中、1日あたりのべ1,000人の利用を見込んでいましたが、この台風の影響を受けてほとんど利用はありません。 3連休で、23団体、320人入っていた団体客の予約も、ほぼキャンセルとなりました。 山梨県側の南アルプス林道は、すでに通行止めとなっていますが、伊那市側では、山に入っている人もいるとして、台風の影響が大きくなければ、通常通り運行するとしています。
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赤そばの里オープン 1分咲き
高嶺ルビーと呼ばれる赤そばを栽培している箕輪町上古田の赤そばの里開きが16日行われました。 花は例年より1週間ほど遅れていて、現在1分咲きです。 16日は上古田区や町の関係者が、テープカットを行い今シーズンのオープンを祝いました。 広さ4.2ヘクタールの赤そばの里には、高嶺ルビーと呼ばれる赤そばが植えられていて、上古田の住民有志が管理しています。 今年は8月にまいた種が雨で流されてしまい、一週間後に改めて種をまいたということです。 現在は1分から2分咲きで、見ごろは25日頃からだということです。 30日と10月1日には、上古田公民館で手打ちそばが提供される赤そば花まつりが行われます。
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新宿区の小学生 伊那市で農家民泊
東京都新宿区の小学生が移動教室で伊那市を訪れ、農家に泊まりながら農業体験や自然体験を行っています。 このうち、伊那市長谷黒河内の蔵の宿みらい宿には、西新宿小学校の6年生4人が宿泊しています。 13日に伊那市に到着し2日目の14日は、咲き終わったアジサイを畑の肥料にするために刈り取る作業を手伝いました。 伊那市では、9月6日から10月13日まで、新宿区にある6つの小学校の移動教室を受け入れていて22か所で農家民泊を行っています。 移動教室は、新宿区の小学校の修学旅行にあたるものです。西新宿小の子どもたちは「大変な活動も最後まであきらめない、伊那の家族の一員になる」などの目標を決めて来たという事です。 西新宿小の6年生36人は15日まで8つのグループに分かれて市内で農家民泊を行う事になっています。
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JCが商店街考えるワークショップ
伊那青年会議所は、商店街の活性化を考えるワークショップを、13日夜、伊那市の創造館で開きました。 ワークショップには、青年会議所の会員や、市内の商店主、行政などから50人が参加しました。 ワークショップのコーディネーターを務めたのは宮崎県日南市の商店街を復活させた木藤 亮太さんです。 木藤さんは、シャッター街になっていた日南市の商店街に、4年間で、29店の新規出店やIT企業を呼び込み活性化させたということです。 伊那青年会議所が50周年記念事業として木藤さんを伊那に招き、木藤さんの講演に続いてワークショップが行われました。 5つのグループに分かれて、参加者は、伊那の「強み」「弱み」をそれぞれ付箋に書いて、模造紙に張り出していました。 木藤さんは、弱みは強みになる可能性があるとして、商店街活性化のために何が必要かを問いかけていました。 話し合いが行われた後、それぞれのグループが考えを発表しました。 伊那青年会議所では、今回ワークショップで出された意見をまとめ、年内にも伊那市に対して提言することにしています。
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カモシカシードル醸造所 アジア最大の審査会で金賞受賞
伊那市横山でリンゴを使った発泡酒などを醸造している、カモシカシードル醸造所のシードルが、アジア最大の審査会第1回フジ・シードル・チャレンジで金賞を受賞しました。 12日には、入倉浩平所長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。 今回金賞に選ばれたのは、「ラ・ドゥージィェム・セゾン」と名付けられた紅玉とシナノスイートを使ったシードルの甘口です。 すっきりした飲み口に、程良い甘さと酸味が楽しめるのが特徴だということです。 日本で開催された「フジ・シードル・チャレンジ」は、アジア最大のシードル専門の審査会です。 世界各国からおよそ50の出品があり、本場イギリスやフランスのシードルと並んで、最高賞に次ぐ金賞に選ばれました。国内で金賞を受賞したのはカモシカシードルのみでした。 受賞について入倉所長は「発表された夜は驚いて固まってしまった。美味しいものを造ろうと頑張ってきたのでとてもうれしい。今後も美味しいものを造り続けなければ、というプレッシャーもある」と話していました。 カモシカシードル醸造所は、東京都で福祉施設などを運営する有限会社グルップボエンデが、多角経営の一環で去年8月にオープンさせました。 横山の生産者からリンゴを仕入れているほか、自社でも1ヘクタールの畑で栽培するなど、完全地産で10種類のシードルを生産しています。 白鳥市長は「参入1年目で受賞はすごい。今後に期待したい」と話していました。 ラ・ドゥージィェム・セゾンは1瓶750ミリリットル入り1,620円で、南信地域の酒販店やインターネットで購入することができます。 また、20日に伊那市内で初めて開催されるシードルのイベントにも参加する予定で「地元のみなさんに地元の味を楽しんでもらいたい」と話していました。
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飯田線リレー号 「1000のありがとう」
信州DCの観光列車 飯田線リレー号の最終号が今日運行し、「1000のありがとう」と題して乗客に感謝の気持ちを伝える取り組みが行われました。 伊那市駅では駅を訪れた人たちが「ありがとう」と書かれたチラシを持ち、観光列車を出迎えました。 飯田線リレー号は、辰野駅から駒ヶ根駅まで運行する観光列車で、7月から月に1回運行されてきました。 9日はその最後の運行で、列車の乗客に感謝の気持ちを伝えようと、仙丈ケ岳や千畳敷の「セン」にちなんで「1000のありがとう」の取り組みが行われました。 伊那市駅では15分間停車し、乗客に向けジャズの演奏が披露されました。 車内では、上伊那地域の高校生などが観光アテンダントとなり、乗客に地域の魅力を紹介していました。 信州DCは行政とJRが連携して行う大型観光キャンペーンで、期間は9月30日までとなっています。
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電話応対コンクール 伊那・駒ヶ根大会
日本電信電話ユーザ協会が主催する電話応対コンクールの伊那・駒ヶ根地区大会が8日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれました。 電話応対コンクールは、電話でのコミュニケーション能力の向上を図ろうと毎年開かれています。 伊 那・駒ケ根地域の12事業所で電話応対をしている25人が参加しました。 競技は1人3分の持ち時間で、模擬の相手と電話で応対します。 オンラインショップで働いていると想定し、客から注文の変更について電話がありましたが、希望する商品は納期までに提供することができないとの設定です。 最初と最後の印象・応対スキルなどをポイントに信頼感のある説明ができたか、顧客満足度はどうかなどが審査されました。 審査の結果八十二銀行伊那支店の柳澤史佳さんが優勝、伊那食品工業の石川実佳さんが準優勝、ルビコンの浦野絵梨香さんが優秀賞に入賞しました。 3人は、来月13日に長野市で開かれる県大会へ出場します。
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DMO 上伊那観光連盟を法人化する方針示す
自治体や地域が協同で観光地域づくりに取り組む組織「DMO」の検討会が 7日、伊那市内で開かれ、来年4月をめどに上伊那観光連盟を一般社団法人化して「(仮称)信州・上伊那観光局」を立ち上げる方針が示されました。 報告会には、上伊那の8市町村長や関係団体などからおよそ50人が出席しました。 DMOは、自治体や宿泊・交通などの関係者が連携して観光地域づくりをすすめる組織です。 上伊那では、10年後のリニア開通を見据え、DMO設立を目指しています。 今年度は、5月から8月までに3回のワークショップを開き、設立に向けて話し合いをしてきました。 その中で、事業を推進する組織について「一般社団法人化した方が良いのではないか」との意見があり、今回、上伊那観光連盟を一般社団法人化し「(仮称)信州・上伊那観光局」を立ち上げる案が示されました。 来年4月に観光庁に登録の申請を行い、来年10月の設立を目指します。
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雅秋園 今シーズンの営業はじまる
箕輪町福与のぶどう園「雅秋園」の今シーズンの営業が、7日から始まりました。 雅秋園でぶどう狩りができる品種は、種がなく甘さが強いデラウェア、香りが強く果汁がたっぷりのナイアガラ、ジュースやワインの加工用としても人気のコンコードの3種類です。 一般は、事前予約なしで体験できます。 料金は、中学生以上500円、小学生が250円、園児以下は無料で、時間制限はありません。 ぶどう狩り以外にも、巨峰やシナノスマイルなどの販売も行われています。 雅秋園のぶどう狩りは、10月上旬まで楽しめるということです。
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高遠城下まつり 商店街賑わう
伊那市高遠町の高遠城下まつりが2日に行われステージ発表やイベントなどで商店街が賑わいました。 商店街に設けられた特設ステージでは、各種団体が郷土芸能を披露しました。 このうち、高遠小学校の舞踊クラブは、4月から練習してきた孤軍高遠城を披露しました。 歩行者天国となった商店街では、伊那市商工会のメンバーが餅をついて振る舞っていました。 高遠城下まつりは前身の絵島まつりから数えて今年で48回目となります。 おまつり広場には大勢の地域住民が集まり子どもたちの発表を見守っていました。
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小黒川スマートIC周辺建築規制 「異議なし」
伊那市都市計画審議会は小黒川スマートインターチェンジ周辺の建築物の規制について「異議なし」と白鳥孝伊那市長に1日、答申しました。 1日は審議会終了後に岡野哲郎(会長が、諮問されていた「伊那市都市計画特定用途制限地域の決定」について異議なしと答申しました。 小黒川スマートインターチェンジの開通により、周辺の農地は目的を問わず転用がしやすくなります。 市では、都市計画法に基づき、インターから半径300メートル、広さ59ヘクタールを特定用途制限地域に設定しました。 風俗店や工場など具体的な建物の制限項目や罰則を盛り込んだ条例案は9月の定例市議会に提出する予定です。 審議会の岡野会長は「上伊那の玄関口となるスマートインターです。 景観と経済の両面がバランスよく発展するする事が望ましい」と話していました。 小黒川スマートインターチェンジの供用開始は30日の予定で、建築物の規制は28日からとなります。
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「そば屋開業応援プロジェクト」 実技講習でそば打ち
市街地でそば店を開業する人を応援する「そば屋開業応援プロジェクト」を始めた伊那商工会議所は、事業の第一弾となるそば打ち講習会を27日に伊那市のみはらしファームで開きました。 伊那市を中心に18人が参加し、信州伊那そば打ち名人会のメンバーから指導を受けました。 伊那商工会議所では、伊那の食文化を地域の観光や活性化に繋げることを目的に「伊那の食プロジェクト特別委員会」を発足させました。 今年4月からは「そば屋開業応援プロジェクト」を始め、信州そば発祥の地伊那のPRとそば振興のために、市街地でのそば店開業をサポートしています。 この日はその第一弾となる実技講習会で、初級編として、開業を目指す人を含め一般にも参加を呼びかけました。 参加した18人のうち7人が開業に興味があるか、開業を考えている人だという事です。 今年度中に中級、上級の技術講習会を開く予定で、受講者には創業や経営に関する相談、空き店舗情報の提供などのサポートを行っていくという事です。
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ちょっとお出かけ・い~な旅 鹿嶺高原を散策
伊那市観光協会が毎月1回実施している「ちょっとお出かけ・い~な旅」の今年度5回目のバスツアーが23日に行われ、参加者が鹿嶺高原での散策を楽しみました。 市内から23人が参加しました。 伊那市役所からバスで鹿嶺高原へ向かい、伊那市観光ボランティアガイド「い~なガイドの会」の案内で散策しました。 1時間ほど高原内を歩き、展望台では、360度のパノラマを楽しみました。 中央アルプスは、雲に覆われていましたが、伊那の街並みや南アルプスの仙丈ケ岳などは頂上まで確認する事ができました。 ちょっとお出かけ・い~な旅は合併をきっかけに旧3市町村それぞれの魅力を知ってもらおうと平成19年度に始まりました。 今年度は近隣市町村にも足をのばしてツアーを行っていて、リピーターも増えているという事です。 お昼にはカレーを食べて交流しました。 い~な旅は4月から11月まで毎月1回行われていて、次回は来月26日に守屋山のトレッキングを予定しています。
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日本共産党伊那市議団が用地取得に対し申し入れ 伊那市から回答
日本共産党伊那市議団は、伊那市が美篶の土地1万平方メートル余りを新たに産業用地として取得する方針を示していることについて疑問があるとして伊那市に説明を申し入れていましたが、22日に伊那市側から回答がありました。 伊那市は、六道原工業団地に隣接する美篶の土地1万平方メートル余りを、産業用地として取得するため地権者と交渉に入りたいとの考えを6月に示しています。 共産党伊那市議団では、伊那市には5万平方メートル以上の産業用地は保有しないとの方針があり、今回の事案はそれに逸脱するのではないかとして、伊那市に対し説明を求めていました。 22日に伊那市から共産党に対し回答が出されました。 それによりますと、「現在売却可能な土地は6万4千平方メートルほどだが、そのうちの一区画は業種を限定しているため、臨機応変に対応できるのは3万8千平方メートル程度である。産業用地の準備には一定期間が必要なことを考え取得することにした」としています。 共産党伊那市議団では、「納得できないのでその場で再度質問を申し入れた。今後もさらにこの問題を追及したい」としています。
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信州高遠のご当地ブランド「百職屋」立ちあげ
伊那市高遠町藤沢を中心に杖突街道沿いの農家や職人でつくる「百職会(ひゃくしょくかい)」は信州高遠のご当地ブランド「百職屋(ひゃくしょくや)」を立ちあげました。 11日、12日の2日間、高遠町藤沢にある農家レストランこかげで開いた「百姓と職人市」で地域ブランド「百職屋」をお披露目するブースが設けられました。 杖突街道沿いの農家や職人でつくる百職会のメンバーが製作した日用品や農産物加工品などを「百職屋」のブランド名で売り出していく計画です。 商品にはブランド名が書かれた共通のタグを付けます。 これまで会員が個々で販売していた商品を集約する事で、全国にご当地ブランドとして発信していく狙いです。 百職屋の商品は地域のイベント会場などで今年中に販売を開始するという事です。 「百姓と職人市」では22のブースが設けられ、訪れた人たちが好みの品を買い求めていました。
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JR飯田線80周年記念列車 運行
JR辰野駅から豊橋駅までを結ぶ飯田線の全線開通80周年を祝う記念列車が19日伊那市駅から飯田駅まで運行されました。 鉄道ファンなどがのりこみ143席が満席となった記念列車は伊那市駅を出発し、飯田駅まで向かいました。 JR飯田線は辰野駅から豊橋駅までの195キロで、1937年に全線が開通し、今年で80周年となることを記念してJR東海が運行させました。 伊那市駅では出発セレモニーが行われ、テープカットをして運行を祝いました。 JR東海の宮川信太郎営業担当部長は「地元の足、観光路線としての2つの役目を担う飯田線を盛り上げていきたい」、白鳥孝伊那市長は、「飯田線に乗ってもらいその魅力を多くの人に味わってほしい」とあいさつしました。 記念列車は20日の午後1時26分から運行しますが、すでに満席だということです。 20日午前10時からは伊那市駅で、記念の「秘境駅入場券」が300セット販売されます。
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南アルプスに多くの登山客
山の日から盆休みにかけての連休に入り、南アルプスには多くの登山客が訪れています。 標高2,032メートルの北沢峠にある長衛小屋オートキャンプサイトには、多くのテントが並んでいました。 南アルプスへの登山客の入り込みは例年7月後半から盆休みまでがピークです。 山の日の11日から12日にかけては200張のテントが張られたということです。 伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所です。 12日午前8時5分の便では、1台のバスに乗り切れず2台のバスが運行しました。 7月からきのう現在までの1日当たりのバスの利用者数の平均はおよそ430人でした。 山の日の11日は一日でおよそ千人が利用したということです。 林道バス営業所では「登山届をきちんと提出し安全に登山を楽しんでほしい」としています。
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大明化学工業 元会長 池上房男さん死去
南箕輪村の元大明化学工業会長の池上房男さんが5日に亡くなりました。104歳でした。 池上さんは、大正2年に伊那市高遠町長藤に生まれ、昭和21年に大明化学工業に入社、昭和36年に社長に就任しました。 平成3年から13年まで会長を務めました。 2009年に伊那ケーブルテレビが撮影した当時96歳の池上房男さんは、「人には長所と短所があり長所を伸ばすことが経営には大切だ」と話していました。 池上さんの葬儀は14日に東京都で予定されていて、本人の意思もあり、近親者のみで行われる予定です。
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芝フェス 大芝高原の自然の中でリフレッシュ
高原の中で自然に親しみながら体を動かすイベント「芝フェス」が、南箕輪村の大芝高原で11日に開かれました。 大芝高原一帯を会場に、ヨガやスラックライン、マウンテンバイクなど自然の中で体を動かす体験コーナーが設けられました。 芝フェスは、南箕輪村や村観光協会、商工会などでつくる実行委員会が開いたもので、今年で2年目です。 去年は、9月に開催しましたが、今年は祝日の山の日に合わせて開きました。 参加者は、身体を伸ばしながら深呼吸をし、自然の中でのヨガを楽しんでいました。 実行委員会によりますと、事前に150人ほどの申し込みがあり、3割ほどが県外からの参加だったという事です。
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就職は地元で 県外進学の学生にPR
地元出身で県外の大学に通う学生の就職先として、地元にも目を向けてもらおうと、インターンシップイベントが8日から各地で始まりました。 伊那市西春近の知立市野外センターでは、上伊那地域の自治体などでつくる「上伊那地域若者人材確保連携協議会」が、就活準備合宿を行いました。 合宿には、来年から就職活動を行う大学3年生や短大の1年生が参加しました。 3日間の日程で行われ、初日の8日は地元企業の経営者を講師に、短時間で多くの人と自己紹介をするなど、ロールプレイング方式でコミュニケーションを学びました。 長野県内では、県外の大学に進学した学生が地元に戻る割合は3割程だということです。 地元企業や地元の魅力について知らない学生も多いことから、協議会が去年企画しました。 協議会事務局の唐木玲さんは「」と話していました。 参加した学生は「地元が好きなので、就職できればうれしいと思い参加しました●」と話していました。
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宮島酒店がアルプスのパノラマ写真集刊行
伊那市の造り酒屋宮島酒店は、山の日施行1周年を記念して、中央アルプス・南アルプスの山々を映したパノラマ写真集を刊行しました。 完成した3冊の写真集は中央アルプス・南アルプスを近隣の山々から見たもので、山の名前が記されています。 写真は、宮島酒店の宮島敏社長が撮影しました。小学4年生のころ父親からカメラをもらったことがきっかけで写真を始め、山登りも趣味としています。 山頂で、少しずつカメラを回しながら撮影し、パソコンのソフトで合成しました。 これまでも、山の上から見渡したパノラマ写真帳を、友人や山小屋において配ったところ、ぜひ写真集にしてくれないかとの声があったことを受けての刊行です。写真集はつなぎ合わせることもできます。 宮島酒店では、この写真集と特別純米酒をセットにして、ふるさと納税の返礼品として伊那市に提案しています。 写真集は、1冊600円(税別)で、7日の午後から宮島酒店で販売するほか、順次、市内の酒販店や山小屋などでも販売されるということです。
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6月月間有効求人倍率1.63倍
上伊那の今年6月の月間有効求人倍率は1.63倍でハローワーク伊那では雇用状勢は堅調に推移しているとして前の月の判断を据え置きました。 月間有効求人数は4,657人、月間有効求職者数は2,858人で6月の月間有効求人倍率は1.63倍となり前の月を0.01ポイント上回りました。 月間有効求人倍率の県平均は1.57倍、全国は1.51倍となっています。
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バスで観光地を結ぶ 伊那谷風土記街道周遊バス運行開始
市町村を越えて、上伊那地域の観光地をバスで結ぶ「伊那谷風土記街道(ふどきかいどう)周遊バス」の運行が、1日から1か月間の日程で始まりました。 この日は、周遊バスの発着所となるJR伊那市駅で出発式が行われ、関係者がテープカットで運行開始を祝いました。 運行を記念して、最初の乗客には観光施設からプレゼントが贈られました。 松本市から訪れた親子は「地域の観光地を巡ることができるバスが走ると聞き乗ってみたいと思った。天気も持ちそうなので楽しみです」と話していました。 伊那谷風土記街道周遊バスは、日帰り客が多い上伊那地域の観光施設を結ぶことで、少しでも長く滞在してもらおうと上伊那地域振興局が初めて企画したものです。 広域農道を軸に、南箕輪村の大芝高原、伊那市のみはらしファームとかんてんぱぱガーデン、駒ヶ根市の駒ヶ根高原の4つの観光拠点をまわります。 振興局では、地元の人たちにも乗ってもらい、地域の魅力を再発見する機会にしてもらいたいと話します。 堀田文雄局長は「観光地を結ぶことで少しでも長く滞在してもらうことができる環境が整えばうれしい。地元の人たち、特に小学生に活用してもらい、改めて地域の魅力を発見してもらいたい」と話していました。 「伊那谷風土記街道周遊バス」は、27日(日)まで毎日、午前は9時30分に伊那市駅発、午後は0時40分に伊那市駅発の2便が運行します。 料金は、1回の利用につき大人200円、小中学生100円、未就学児は無料となっています。
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みのわ祭り 商店街に熱気
2017みのわ祭りが29日行われました。 14年ぶりに箕輪町松島の商店街で行われ、会場は熱気につつまれました。 会場では町民おどりが行われ、15団体、およそ800人が参加しました。 みのわ祭りは去年まで松島の日の出工専地区で行われていましたが、14年ぶりに商店街での開催となりました。 今回は初めて踊りコンテストが行われました。 審査の結果、最優秀賞には箕輪中部小学校4学年、優秀賞には、箕輪東小かがやき学年、箕輪北小おひさま学年有志が選ばれました。 花火大会では、みのわ天竜公園で手筒花火が披露されました。 今年は、去年より250発多い1,011発が打ち上げられました。