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中央アルプスビジネスフェア 来年3月開催
上伊那のものづくりをPRする中央アルプスビジネスフェアが来年3月に伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれます。 実行委員会は企業数を増やし規模を拡大したい考えです。 17日は、伊那商工会議所副会頭で中央アルプスビジネスフェア実行委員会の川上健夫実行委員長らが記者会見を開き概要などを説明しました。 ビジネスフェアは上伊那の産業の情報発信や商談の場にしようと開かれていて今回で3回目です。 今年は、金属加工や電気、電子機器などの製造業を中心に115社が参加し2日間でおよそ1800人の来場者があったということです。 今回は規模をさらに拡大し150社の参加を目指します。 実行委員会では各企業が技術や情報を共有し生かすことでビジネスチャンスが広がるものと期待しています。 中央アルプスビジネスフェアは来年3月6日、7日の2日間伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれることになっています。
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キッツ伊那工場40周年記念祭でたかずやの子どもが太鼓披露
伊那市東春近の株式会社キッツ伊那工場の操業40周年記念祭が14日行われ、工場の隣に移転改築される児童養護施設たかずやの里の子どもたちが太鼓を披露しました。 祭ではたかずやの里で暮らす子どもや職員7人が太鼓を披露しました。 バルブの製造・販売を行っている株式会社キッツ伊那工場は今年で操業40周年を迎えます。 児童養護施設たかずやの里が隣に移転することが縁で、記念祭に招待しました。 キッツ伊那工場の加藤岳志工場長は、「これからお隣同士のお付き合いをしていきたい。協力できることはしていきたい」と話していました。 たかずやの里は、来年3月の移転を目指します。
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第1回西駒んボッカ開催
中央アルプスにある標高2690メートルの西駒山荘に建設用のレンガを持って登りそのタイムを競うレース、第1回西駒んボッカが、15日行われました。 西駒山荘まで持ってあがるのは、2.5キロのレンガです。 参加者はスタート会場となっている鳩吹公園で受付を済ませると、早速、レンガを受け取っていました。 午前6時30分、合図とともに参加者が一斉にスタートしました。レースには、県内を中心に全国から121人が参加しました。 このレースは、任意団体「西駒こまくさ会」が主催しています。 レースは、鳩吹公園を出発し、舗装されたロード5.1キロと桂小場から西駒山荘までの登山道6.5キロの、合わせて11.6キロを走ります。 トップランナーは、出発から30分後の午前7時前には桂小場から登山道へ入っていきました。 その後も、雨が降る中、続々とランナーが山を登っていきました。 鳩吹公園から、標高2690メートルの西駒山荘までは、標高差が1750メートルあります。
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上古田 赤そばの里開き
高嶺ルビーという品種の赤そばが一面に広がる箕輪町上古田の赤そばの里開きが15日行われました。 上古田の遊休農地、4.3ヘクタールに、赤そばが植えられています。花は現在3分咲きとなっています。 里開きの15日は、あいにくの雨となったため、そば畑に向かう途中の直売所でテープカットが行われました。 畑を管理する古田の里赤そばの会の唐沢 清光会長は、「年々観光客も増えてきている。不備を克服し、素晴らしい赤そば畑にしていきたい」と挨拶しました。 平澤豊満箕輪町長は、「観光地としての地盤ができ、継続できている。素晴らしいおもてなしに期待します」と挨拶しました。 赤そばの里が開かれているのは、10月5日までで、期間中は、地元の農産物や、そばが販売されます。 28日、29日には、上古田公民館で地元産そばが提供される赤そば祭りを予定して、その頃にはちょうど花も見頃になりそうだということです。
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全国ジオパーク大会 来年9月に
全国のジオパーク関係者が集まり開かれる第5回ジオパークネットワーク全国大会が来年9月に伊那市を会場に開かれます。 9月27日から4日間にわたるもので、全国から1000人ほどの参加を見込んでいます。 ジオパークは貴重な地質などがある自然公園をいい、日本では現在、25の地域が日本ジオパークとして認定されています。 南アルプスは、中央構造線の断層が見学できるなど地質遺産が多く存在していることから、ジオパークに認定されています。 伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村が中央構造線の関係区域です。 今年7月に開かれた日本ジオパークネットワーク理事会で、南アルプスジオパークが、全国大会開催地に決まりました。 大会は、伊那文化会館を主会場に来年9月27日から4日間の日程で開かれ、シンポジウムや、ジオツアーが予定されています。 地元を含め、全国から800人から1000人の参加を見込んでいて、事業費は、1500万円から2000万円ほどになるということです。 13日閉会した伊那市議会で白鳥孝市長は、「来年は南アルプスが国立公園に指定されて50周年。全国大会は、県全体に効果が及ぶ事業になると思う」と話していました。
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塩見小屋基本設計 宿泊定員10人増に
伊那市は、平成26年度から27年度にかけ建て替えを計画している、南アルプス塩見岳山頂直下にある、塩見小屋の基本設計を9日明らかにしました。定員はこれまでの30人から10人増やし、40人とする計画です。 9日開かれた、伊那市議会経済建設委員会協議会で市側が議会に報告しました。 計画によりますと、現在、別々になっている、食堂棟と宿泊棟を一つにまとめます。また、小屋が閉まっている冬の間、避難所として使用しているテントに変えて、宿泊棟を新築します。 小屋の作りはそれぞれ、木造平屋建てで、延床面積は99平方メートルと、46平方メートルです。小屋の延床面積は現在の57平方メートルから、145平方メートルとなり、収容人数も30人から10人増え40人となります。 山小屋の建て替えは、平成26年度と27年度にかけ、行われ、工事期間中も塩見小屋の営業は継続するという事です。 市によりますと、今後、国など関係機関と協議を進め、今年度中に詳細設計を済ませる計画だという事です。
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東原工業団地にメガソーラー地鎮祭
東京に本社を置くケフィアグループの、かぶちゃんメガソーラー株式会社は、伊那市東春近の東原工業団地内に建設する太陽光発電施設の安全祈願と地鎮祭を、9日行いました。 ケフィアグループは県内15ヶ所で太陽光発電事業を展開する予定で、東原工業団地はそのうちの1ヶ所です。 事業主体はグループ会社のかぶちゃんメガソーラー株式会社です。 およそ1万2000平方メートルの敷地に太陽光パネルおよそ3500枚を設置する計画で、総事業費はおよそ3億円です。 1日の発電量は840キロワットで、およそ250世帯分の電力を賄えるということです。 関係者は「太陽光発電はクリーンなエネルギー、これからもっと増やしていきたい」と話していました。 かぶちゃんメガソーラー株式会社では、高遠町上山田と東春近木裏原の2ヶ所でも太陽光発電を計画しています。
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向山公人会頭 今年10月限りで会頭退任
伊那商工会議所の向山公人会頭は、今年10月末の任期限りで会頭を退任すると、7日、発表しました。 後任については、10月24日の臨時議員総会で選出されることになっています。 7日は、マスコミを対象にした記者会見が伊那ケーブルテレビで開かれ、商工会議所の会頭を退任すると発表しました。 向山会頭は、平成16年に登内英夫さんの後任として会頭に就任し、3期9年務めました。 任期中は、商店などの売り上げ向上の起爆剤として伊那市商工会やJA上伊那と連携して3回にわたり延べ7億円分のプレミアム商品券を発行しました。 他に、地産地消の人材育成を目標に掲げ、県工科短期大学の上伊那への設置を求めるなど誘致活動に務めました。 向山会頭は、商店街の店主らでつくる伊那まちの再生やるじゃん会を中心に、地域経済が活性化していくことを期待していると話します。 後任については、商工会議所内に設置された次期会頭選考委員会で検討し、10月24日の臨時議員総会で決まるということです。
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信州大学公開講座 土砂災害抑制方法を学ぶ
森林を活用した土砂災害抑制方法を考える信州大学農学部の今年度の公開講座が、7日、開かれました。 講座には、高校生1人を含む住民17人が出席しました。 信州大学では、地域や一般の人に大学でどの様な授業が行われているのかを理解してもらおうと、毎年公開講座を開いています。 今回は、深層崩壊をはじめとする土砂災害が全国各地で発生していることから、その実態やメカニズムについて、森林科学科の平松晋也教授が話をしました。 このうち、砂防えん堤の効果についての実験では、小型の水路模型を使って土石流を発生させ、砂防えん堤の効果の違いをみました。 平松教授は「土砂と水を分離することができれば、土砂災害を防ぐことができる」と説明しました。 信州大学農学部では、大学の研究の成果を普及する手段として今後も公開講座を開くとしています。
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昭和の香り目指し村の駅 オープン
南箕輪村塩ノ井の旧ニシザワ店舗部分に「村の駅」が6日にオープンしました。 手作り弁当「まりんべんとう」の製造と配達を手がけているマリンフーズグループが、工場として購入した建物の一部330平方メートルを村の駅として改装しました。 店内には、地元野菜から日用雑貨、鮮魚コーナーまであり、「昭和の香り」をコンセプトにしています。 昭和の「もったいない」を大切にして、野菜はバラ売り、売れなかった農産物は返品せず、弁当や惣菜の食材として活用します。 さらに休憩コーナーも広く設け、地域の人たちの憩いの場も目指すとしています。 営業は、金曜日、土曜日、日曜日の週3日間で時間は、午前9時30分から午後6時までです。 オープン初日となった6日、店内は、多くの人でにぎわい、空き店舗となっていたこの場所は、久しぶりに活気づいていました。
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南ア塩見岳に「新ルート引きたい」
南アルプス塩見岳への伊那市からの登山道が現在不通となり、大鹿村からの登山道しかないことから、白鳥孝市長は、「新たなルートを引きたい」との考えを示しました。 これは5日の伊那市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。 塩見岳は、伊那市と静岡市にまたがる標高3047メートルの山で、伊那市では最高峰、登山客にも人気のある山です。 現在、登山道へ向かう三峰川林道は長谷杉島で通行止めとなって、さらに登山道の塩見新道う)も崩れている場所があり危険なため不通となっています。 そのため、現在塩見岳へ登るルートは、大鹿村からの鳥倉林道しかありません。 伊那市では、中央アルプスの西駒山荘を建て替えたあと、塩見岳直下にある塩見小屋も建て替える計画で、白鳥市長は、建て替えの時には長谷から新たなルートを引きたいとの考えを示しています。
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南アエコパーク国内推薦 決定
長野県・山梨県・静岡県の3県にまたがる南アルプス地域がユネスコエコパークの登録に向け国内推薦を受けることが決まりました。 申請しているのは、長野県、山梨県、静岡県の関係する伊那市など10市町村です。 南アルプス地域は、急峻な山岳環境の中、固有種が多く生息し、伝統的な習慣、食文化などを継承しているとして、ユネスコが認定しているエコパークへの登録を目指し、関係市町村が活動してきました。 エコパークの登録から、南アルプスの世界自然遺産登録を最終目標としています。 4日、日本ユネスコ国内委員会の会議が、東京都内で開かれ、南アルプス地域を国内推薦とすることが決まりました。 エコパークの認定は、国際諮問機関が審査し、来年6月か7月ごろ国際調整理事会が審査・決定する予定です。
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リニア500キロ 走行試験再開
JR東海による山梨リニア実験線の延伸工事が完了し最高時速500キロの走行試験が再開されました。 山梨県にある実験線は、これまで18.4キロの区間で行われていました。 平成23年から延伸工事が行われ総延長は42.8キロとなり29日L0系と呼ばれる新型車両のリニアによる最高時速500キロの走行試験が再開されました。
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有効求人倍率0.72倍 再び県内最低に
上伊那の7月の月間有効求人倍率は、0.72倍で、再び県内最低となりました。 ハローワーク伊那では、雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられるとしています。 新規求人数は、6月を下回ったものの去年を24.8パーセント上回る1,204人でした。 新規求職者数は、6月を上回ったものの去年を4.6パーセント下回る791人でした。 これにより7月の月間有効求人倍率は、6月より0.02ポイント低下し0.72倍でした。 求人倍率が低下した主な要因は、6月に大幅に増加した派遣社員の求人が半数近くに減った為です。 ただ新規求人の全数に占める正社員の割合は36.5パーセントと6月に比べ10パーセント近く増えていて、ハローワークでは、良い傾向と見ています。
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信州ベンチャー企業優先発注事業に上伊那3社認定
県内の中小企業の育成のため県が行っている「信州ベンチャー企業優先発注事業」に上伊那3社の新商品が認定されました。 伊那市高遠町で有害鳥獣対策製品の開発・製造などを行う㈲会社ヒットビジネスのくくり罠「アニマルヒット2(ツー)」と「アニマルヒット3(スリー)」が認定されました。 はねあげる速さが早いこと、設置が簡単なことが特徴です。
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ふるさと就職面接会
来春、大学・短期大学などの卒業予定者を対象にしたふるさと就職面接会が、23日、伊那市のいなっせで開かれました。 ハローワーク伊那が開いたもので今年度は、5月に続き2回目の面接会です。 23日は、去年の同じ時期に比べ5社少ない30社が参加しました。 参加した学生は、男性43人女性28人のあわせて71人で、去年より58人減と大幅に減少しました。 学生らは、製造業やサービス業など希望する企業の人事担当者から説明を受けていました。 今年の求人数は、福祉関係の企業の求人が増え、去年の112人より51人多い163人となっています。 参加した学生の数が減った理由についてハローワーク伊那では「都市部での内定が早い時期に決まっているためではないか。」と分析しています。 しかし、雇用情勢は厳しい状況が続いているとして、「今回の合同面接会で内定が決まらない学生に対しても、支援を続けていたい」としています。
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あす大芝高原まつり
24日は、第28回大芝高原まつりです。 23日、公園内では、関係者が準備に汗を流していました。 24日は、午前10時の開会式を皮切りにまつり名物のたらいレースやおまつりパレードなど様々な催しが計画されています。 天候が心配されますが、村では24日の午前6時30分に防災無線と一斉メールで告知することにしています。 順延になった場合は、翌日25日にすべてのイベントが行われることになっています。 伊那ケーブルテレビでは、まつりの様子を28日水曜日の午後2時30分から放送する予定です。
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伊那中生ローメンでギネス挑戦めざし調理
伊那市の伊那中学校の生徒有志は、ローメンでギネス認定挑戦を前に、15日に開かれた伊那ローメン夏まつりで調理に挑戦しました。 伊那ローメン夏まつりは、伊那ローメンズクラブが毎年この日に開いていて今年で3回目です。 今年は、ローメンでギネス認定を目指す伊那中学校の生徒有志30人ほどが、祭りに参加しました。 生徒達は、ローメンズクラブの提供を受けて、150食を作りました。 伊那中では、今年の文化祭の中で、全校生徒が参加し、ローメン100グラムを何皿つくれるかというギネス記録に挑戦します。 祭りへの参加は、実際に調理することで、当日もスムーズに段取りや役割分担ができるようにと行われました。 作った150食は訪れた人たちに無料で振舞われました。 ギネスの認定を受けるには、費用が必要なため、会場には協力を呼びかける募金箱や、廃品回収スペースも用意されていました。 伊那中学校のギネス認定挑戦は、9月28日の文化祭の中で行われる予定です。
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伊那まつり パーク&ライド呼びかけ
第41回伊那まつりは、3日に市民おどり、4日花火大会の日程で行われます。 まつりを直前にひかえ、2日は、関係者が準備に追われていました。 3日は、午後5時30分から市民おどり、4日は、午後7時30分から花火大会が予定されています。 伊那ケーブルテレビでは、市民おどり、花火大会とも生中継でお伝えします。 なお、2日目の遊ingビレッジと花火大会では、今回会場周辺に駐車場を設けず郊外に駐車して公共交通機関により来場者を会場に誘導する「パークアンドライド」方式を初めて採用します。 会場となる市役所周辺の交通渋滞を緩和させる目的です。 市街地循環バスイーナちゃんバスやシャトルバスを10分から15分間隔で運行します。 郊外の駐車場は、上の原のNEC長野北側駐車場に1,200台、伊那勤労者福祉センター体育館駐車場に400台となっています。
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県伊那技専で見学会
機械加工や情報処理技術などの職業訓練をしている南箕輪村の伊那技術専門校で2日見学会が開かれました。 見学会には、来年春に卒業を控える高校生ら5人が訪れ、説明を聞いたり、校内を見学しました。 伊那技術専門校は、高卒者など若年層を中心とした技術の習得や離・転職者の就職支援、在職者のスキルアップを行う県の施設です。 2年制のメカトロニクス科と情報システム科、6ヶ月の機械科があります。 来年度の募集定員は、メカトロニクス科20人、情報システム科が10人、機械科は、4月入校10人、10月入校10人となっています。 見学者のうち3人の高校3年生は、興味深そうに見学していました。 上伊那地域の工業出荷額は、県内3位でものづくりの集積地です。 伊那技術専門校の在職者対象の6か月の機械科は特に企業側からのニーズが高いということです。
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小松総合印刷と市土地開発公社が土地売買契約へ
伊那市横山の株式会社小松総合印刷は事業拡大に備え伊那市土地開発公社と土地売買契約を今月31日に結びます。 小松総合印刷が新たに取得するのは、今の社屋の隣接地およそ3300平方メートルです。 金額はおよそ2700万円で将来の事業拡大に備えるための用地取得となります。 今回契約を締結する伊那市土地開発公社は解散するとの方針が決まっていて9月議会で議決後、10月に正式に解散となります。
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伊那市のメガソーラー計画 譲歩案提出
伊那市の片桐建設が西春近細ケ谷で進めているメガソーラー計画で、片桐建設は、民家に近いA区画と呼んでいる場所でのパネル設置をとりやめる譲歩案を住民側に示しました。 区画約2,600平方メートルを取りやめることにより、発電量は3割減る見通しです。 25日夜に3回目の住民説明会が開かれましたが、景観や環境が変化するなどと反発している一部住民との距離は縮まらなかったということです。 片桐建設は、土地の購入や太陽光パネルの発注で、すでに4億円を投資しているということで、住民側との埋まらない溝は、年内の操業開始に黄色信号をともしています。 片桐正会長は、26日記者会見を開き、客観的なルール作りの必要性や第三者機関の調整の必要性を訴えました。 片桐建設は、25日の説明会で住民側から出された要望について、書面で小出3区の区長あてに回答することにしています。 次回の説明会の開催日程は今のところ決まっていません。
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業況判断指数悪化傾向
アルプス中央信用金庫がまとまとめた伊那谷経済動向によりますと今年4月から6月にかけての業況判断指数はマイナス35.2ポイントで前期より1.2ポイント悪化傾向が強まりました。 あるしんの取引先約200社を対象に行われている景気調査、伊那谷経済動向によりますと、今年4月から6月にかけての業況は良かったとする企業が10.9%、悪かったとする企業が46.1%、業況判断指数はマイナス35.2ポイントとなっていて前期より1.2ポイント悪化しました。 この結果についてあるしんでは金融政策の効果などを背景に次第に景気回復傾向へ向かうことが期待されているが、海外景気の下振れが国内の景気を下押しするリスクになっているとしています。 来期の見通しについては総合的には2.6ポイント改善すると予想していて、業種別では卸売業が11.1ポイント、不動産業が16.6ポイントと好調感が強まる予想となっています。
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みのわ祭り 28日本番前に準備
夏祭りのシーズンとなりました。 伊那ケーブルテレビエリア内では、トップを切ってみのわ祭りが、28日に行われます。 会場となる松島区の工業団地周辺では、関係者がイベントの準備に追われていました。 今回のみのわ祭りは、25回目の節目を迎えます。 祭りは午後1時にスタートし、踊りは午後3時45分から、打ち上げ花火・手筒花火は、午後8時~9時まで行われます。 伊那ケーブルテレビでは、祭りの模様を、踊りを中心に午後3時30分から1時間45分に渡って生中継します。
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南アルプス 携帯トイレ普及へ
伊那市は、山の環境負荷軽減を目的に、来年度から南アルプスの登山者に対し、北沢峠で携帯トイレを試験的に販売する計画です。
24日、市役所で開かれた定例記者会見で白鳥孝伊那市長が明らかにしたものです。
現在、南アルプスで伊那市が運営する山小屋、長衛荘や仙丈小屋には、合併浄化槽を備えたトイレが設置されています。
合併浄化槽は、携帯トイレに比べ、環境に対する負荷が大きく、設置する為の初期費用やランニングコストなど財政面への負担もかかります。
伊那市では、登山者が携帯トイレを持参し、各自持ち帰る事がよりベターな方策として、携帯トイレの普及を目指します。
来年度から南アルプスの登山者に対し、北沢峠で携帯トイレの販売と回収をする計画です。
市では来月3日と4日に南アルプスの北沢峠で、登山マナーの向上や自然保護を呼び掛けるイベントを開催する予定で、希望者には携帯トイレを無料配布する事にしています。 -
アルプス中央信用金庫箕輪支店 浴衣で対応
アルプス中央信用金庫箕輪支店では職員が24日浴衣で窓口対応をしました。
24日はアルプス中央信用金庫箕輪支店の職員8人が浴衣で窓口対応をしました。
箕輪支店での浴衣での対応は3年前からこの時期に行われています。
今年は、7月に伊那信用金庫と赤穂信用金庫が合併し、アルプス中央信用金庫となって10周年となることを記念するとともに、今週末行われるみのわ祭りを盛り上げようと24日行われました。
窓口では合併10周年の記念品も配布されました。
訪れた人は、「銀行は堅いイメージがあるが、華やかでいいと思う」と話していました。 -
展示スペースや観光案内の場に
伊那松島駅駅舎利活用検討委員会が22日箕輪町役場で開かれ、駅舎については町の観光案内や展示スペースとして活用していくとの方向性が確認されました。
22日は検討委員会のメンバー7人が伊那松島駅を視察し利活用について意見を交わしました。
4月からJR東海が駅員を置かなくなったことから現在は町が負担して臨時職員を置き、改札業務などにあたっています。
委員からは「駅舎が狭く多くの人が集まるスペースとして活用するのは厳しいのではないか」といった意見や「箕輪町の玄関口として町の情報が分かる場所にしてはどうか」などの声があがっていました。
委員会が町民から聞いた駅の利活用について、展示や販売、交流スペースとしての活用の他、飲食店の設置、イベント活動の拠点などの意見が寄せられました。
委員会ではすぐにできることとして展示スペースや町の観光案内の拠点とするとの方向性が確認されたほか駅舎隣の空き地の活用など長期的な検討もすることにしています。 -
資源を活かした地域づくり
伊那市高遠町と長谷地域で田舎暮らしを体験するエコツアーを毎年実施している東京のNPO法人環境文明21が11日、伊那市長谷総合支所で意見交換会を開きました。
意見交換会は人材や環境を活かして地域の活性化を図ろうと開かれたもので、地域住民を含む11人が集まりました。
意見交換では、高遠、長谷地区で観光や文化、スポーツなど様々な分野で活躍している人達に協力してもらってはどうかという提案や、
情報発信元として先月オープンした、ビジターセンターを活用して欲しいといった意見が出されました。
環境文明21では、長谷、高遠のファンを増やせるように、魅力あるエコツアーを計画する予定です。 -
祭ムード盛り上げ 大行燈設置
伊那まつりで使われる大行燈2基が、17日、市役所正面玄関前に設置されました。
大行燈は、まつりを盛り上げようと平成14年に製作されました。
高さ、およそ3メートル、重さは200キロの大行燈、市民踊りの際には、踊りエリアの南北の両端となる西町の春日公園下交差点とJR伊那北駅前交差点に設置されます。
本番となる来月3日までの間は、まつりムードを盛り上げようと市役所に設置されます。
この日は、市の職員らが、1時間ほどかけて組み上げ、2基の大行燈を完成させました。
伊那まつりの市民踊りは、8月3日土曜日に予定されています。 -
上伊那地域観光戦略会議
2017年までの長野県観光振興基本計画に基づく上伊那地域観光戦略会議が12日開かれ、今年度は、経営者協会上伊那支部との連携やおもてなしの向上に力を入れて取り組むことを確認しました。
戦略会議は、委員長に青木一男上伊那地方事務所長、観光関係団体の代表や大学、短大の有識者など14人で組織します。
上伊那は、観光客の数、観光消費額ともに、県内10広域の中で下位から3番目。
1日1人あたりの観光消費額、観光客の中の県外客の割合、宿泊客の割合は、最下位となっています。
そうした状況をふまえ今年度は、食と健康の産業観光プロジェクト分科会の活動として、経営者協会上伊那支部と連携し、より魅力的で付加価値の高いモデルコースの検討を進めます。
さらにおもてなし向上分科会を新たに設置して、広域ガイドの養成とネットワーク化で、満足度やリピーターを増やすためにホスピタリティーの向上につなげたい考えです。
委員からは、「人と人とのふれあいの中からリピーターは生まれる。風土や地域の歴史、伝統を掘り起こし誇りを持たないと、リピーターを増やしたり滞在型観光につなげることは難しい」といった意見がありました。