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産業振興願って不動滝例祭、珍しい「神仏習合」で
宮田村の不動滝例祭は17日、昨年7月豪雨の影響が残り現地では行えず、麓(ふもと)の宮田観光ホテルで開いた。僧侶と神主による・ス神仏習合・スの珍しい祭事は今年も健在。村商工会や村関係者ら約60人が、地域の活性化や産業発展などを祈願した。
不動滝には不動明王と産業の神様である金山彦大神を合祀(ごうし)してあり、例祭も仏と神の両方に祈りを捧げている。
豪雨災害の影響で滝に通じる林道が車両通行できないため、10日に商工会振興委員会が徒歩で現地を代参。例祭は昨年に続いて会場を移した。
僧侶、神主が並んで祭事。お経が唱えられるなか、参列者が玉ぐしを捧げる姿がみられた。
終了後、前林善一商工会長は「例祭が終わると今年も70日。皆さんそれぞれ頑張りましょう」とあいさつし、神と仏の加護に感謝した。 -
南みのわフェア開催
村内で活動する企業や団体の取り組みを知ってもらおう竏窒ニ14日、「南みのわフェア」が大芝高原屋内運動場であった。17の企業や団体などがブースを出展。各店の商品展示のほか、食べ物、農産物販売、体験コーナーがあり、家族連れなどでにぎわった。南箕輪村、村商工会主催。
個々の企業や団体がどういう活動をしているか地域の人たちにPRすることと産業の振興、地域活性化を目的として始まったもので、2年目。今年は南箕輪村の営農センターも参加。これまでセンター独自で行っていた「まっくん収穫まつり」をフェアに合わせて開催した。
会場では、大芝高原味工房のおやきや地元で取れた野菜を使った手づくりの漬け物など南箕輪ならでは食品を販売するブースも多く並んだほか、建機のレンタル、販売などに取り組む「フジヤ機工」は、ミニバックホーに乗り、記念写真を撮るサービスを実施。子ども連れの人気を集めていた。
この日箕輪町から家族で訪れた西宮住江さん(34)は「箕輪町に住んでいるので、箕輪町のことは分かるが、南箕輪村にもこんな場所があったんだって驚きました」と話していた。 -
第59回伊那総合物産展示会&商工祭
伊那商工会議所と伊那市が主催する第59回伊那総合物産展示会&商工祭が13日、伊那商工会館で始まった。地元の技術をはじめ、農産物、観光資源などを発信。多彩なイベントで、多くの家族連れなどでにぎわった。14日まで。
テーマは「伊那・リソース(地域資源)」。製造業、飲食店など93企業・団体が出展し「産業技術・住環境」「デジタル情報通信」「食文化・イベント」など各エリアを設定。各企業が工業製品を並べたほか、デジタル情報通信体感、雑穀アマランサスによる地域おこしの取り組みの紹介、バザー、「い縲怩ネちゃんカード」大感謝祭などを展開。ものづくりに興味を持ってもらおうと親子で体験できるロボット工作教室も初めて組んだ。
伊那名物ローメンの早食い大会は人気で、子どもから大人までが大口を開けて食べ、盛り上がった。
14日は午前10時縲恁゚後4時。市内の東部中学校から10チームが出場するロボットコンテスト(1時縲・、消防車展示などがある。 -
上高地で宮田村の物産展
宮田村観光協会は12日、松本市上高地のアルペンホテルで村内の名物を集めた物産展を開いた。北アルプスの自然を満喫しに全国各地から上高地を訪れた客に「次は中央アルプスへ」とPR。上々の反応に関係者は「山つながりで素晴らしい村のアピールになった」と好感触を得た。
生産者自ら対面販売し、宮田村をアピール。同行した清水靖夫村長も一緒に接客した。
ときわのドレッシング、宮田とうふ工房の大豆ドーナツなど、村の・スうまいもん・スが好調な売れ行き。
スモークウッドくるみの新作燻製「信州サーモン」や村内産の山ぶどうでつくる赤ワイン、南信州ビールは販売とともに試食試飲も用意し、登山者や観光客が宮田の味を存分に楽しむ姿もみられた。
カーネーションの無料頒布も好評で、フルーツファームひおくのリンゴ、加工ジャムも人気。午後3時には持ち込んだ全ての物品を完売した。
12月発売の山ぶどうワイン新酒を予約する人も多く「合併しない宮田村だね。頑張って」と声をかける客も。
観光協会事務局の村商工観光係は「上高地を訪れる人は山に関心がある人も多く、他のイベントとは違った効果も期待できる。来年もという話が挙がっており、継続的にやっていきたい」と話した。 -
19品目(継続14、新規5)を認定
飯島町観光協会(会長・高坂町長)は11日、農村環境改善センターで07年度推奨品審査会を行い、特産品開発部会や観光協会理事、伊那保健所員ら9人が申請された19品目(継続14、新規5)を慎重に審査し、全品目を認定することにした。
審査は1次と2次に分け、1次では「飯島らしさ」や添加物、包装、表示などを審査し、2次では試食し、食味を調べた。
認定は隔年で実施。認定期間10月1日縲・9年3月31日。
新規に認定された品目と販売者は次の通り
▽なすのからし漬(若葉の会)、みそバタークッキー(ブレッドいいちゃん)、羊かん各種、山里の恵(以上いつわ)、馬おやき(ふるさとの味いいじま) -
サツマイモオーナー収穫
箕輪町の箕輪北部営農組合(唐沢誠組合長)が今年初めて取り組んだサツマイモオーナーの収穫が7日、町内の畑であった。オーナーが家族連れで訪れ、大きく育ったサツマイモを掘り出した。
遊休農地の解消や土地の有効利用による地域住民とのふれあい、生産性を高め緑豊かな地域にすることなどを目的にオーナー制度を導入した。
畑は組合員の遊休農地で、5月下旬にベニアズマの苗を1区画に10本ずつ植えた。
収穫には約80人が訪れ、子どもたちも大きなサツマイモに喜びながら収穫した。オーナー制度は5キロ保証で募集したが、今年は豊作で10キロから多い家族で20キロ近くも収穫できた。
子どもに経験させたい-と参加した松島区の親子は、「さつまいもご飯、おみそ汁、天ぷらなど食卓にいっぱい並ぶと思う」と笑顔で話した。
サツマイモは化学肥料を使わずに栽培。組合員が除草や中耕など管理をした。唐沢組合長は、「豊作で大成功。来年もやってほしいという要望があるので検討したい」と話していた。 -
宮田村の名物丼コンビニ進出に反響
宮田村の名物丼「紫輝彩(しきさい)丼」が9日、コンビニエンスストア・サークルKの県内全120店で発売を開始した。29日までの限定だが、名物丼のPRには欠かせないご当地ヒーロー「どんぶりレンジャー」が村内のサークルKに出動し、報道各社の取材も過熱。事前予約も好調で、初日から盛りあがりをみせている。
商工会青年部員扮するどんぶりレンジャーは、コスチュームを若干改良して登場。
開発に携わった紫輝彩丼がコンビニ弁当として県内全域で発売されるとあって、広域農道沿いにある村内のサークルK北割店に応援に出かけた。
その姿を交えて名物丼のコンビニ進出を伝えようと、県内民放2社と地元ケーブルテレビ局が取材。客も巻き込んで店内は丼一色となった。
同店には販売開始までに75食の予約が入ったほか、初日は通常の他の弁当の3倍にのぼる50食を店頭に用意。 さっそく村内の主婦は「話題なので手にとってみたいと思って。美味しそうですね」と買い求めた。
田中孝子店長は反響の大きさに驚きながらも「食べやすいお弁当に仕上がっています」と話した。
紫輝彩丼は村の特産山ぶどうワインを用いることを共通ルールに、3月から村内12の飲食店で提供を開始。誕生まもない村の新名物だが、関係者は「村のさらなる活性化につながれば」と弁当にも期待を寄せる。 -
宮田村商工祭
宮田村商工会は7日、商工祭を村ふれあい広場で開いた。広い会場いっぱいに村内の商店や企業が出店したほか、さまざまなアトラクションなども多彩に行われ、訪れた多くの家族連れなどが秋の一日を楽しんだ。
特設ステージには宮田小学校6年1組「どんどこしあわせ隊」が登場し、景気良く太鼓を演奏=写真。信州みやだ連が阿波踊りを、ドリームエンジェルスがエアロビクスを、信州みやだ梅舞会がYOSAKOIソーラン踊りをそれぞれ披露して大きな拍手を受けた。大手コンビニエンスストアでの販売も決まった村の名物丼「紫輝彩丼」の販売コーナーは大人気。ご当地ヒーローのどんぶりレンジャーも登場して会場を盛り上げた。宝投げやアンパンマン・ショーなども行われ、会場は終日にぎわった。 -
宮田村の名物丼「紫輝彩丼」サークルKできょう9日発売開始
宮田村の名物丼「紫輝彩(しきさい)丼」が弁当になり9日から、コンビニエンスストア・サークルKの県内全120店で発売を開始する。29日までの限定発売で同社は1万5千食の販売を見込む。7日の同村商工祭で100食を先行発売し20分ほどで完売。開発にも携わった村商工会青年部などを中心にした「名物丼プロジェクトチーム」は、「宮田村をPRする絶好の機会」と期待を寄せる。
商工祭で次々と売れてゆく丼に「想像以上の手応え。反響の大きさを感じる」と、プロジェクトチームの代表も務める小田切等商工会青年部長。
9日は午前9時半から村内のサークルK北割店で、名物丼のPRに欠かせない村のヒーロー戦隊どんぶりレンジャーも駆けつけて発売を祝う。
村特産の山ぶどうワイン「紫輝」を用いることを共通ルールに、村内12店で提供している「紫輝彩丼」。
各店で食材や調理法は違うが、今回の弁当はワインのタレに漬けこんだ鶏肉の竜田揚げを使用。
シメジ、タマネギなどをトッピングし、ほのかなワインの香りが食欲を誘う。価格は500円。
「弁当で紫輝彩丼の良さを味わってもらい、実際に宮田村へも足を運んでもらえれば」と小田切部長は話す。 -
駒ケ根商工まつり
産業や技術、物産などをアピールする第51回駒ケ根商工まつり(駒ケ根市、駒ケ根商工会議所主催)が6、7日の2日間、駒ケ根商工会館、銀座アーケード、日の出町などを会場に開かれている。企業や商店の製品、商品の展示のほか、体験、試食、販売コーナーなどさまざまなブースが会場いっぱいに設けられ、訪れた家族連れなどでにぎわっている。
人気は駒ケ根名物として定着したソースかつ丼の販売コーナー。1つ300円のミニ丼を買い求めようと、訪れた家族連れなどが長い行列をつくった=写真。中には1人で5、6個買う人もあり、駒ケ根ソースかつ丼会加盟の8店舗が用意した320食はたちまち売り切れとなった。
駒ケ根工業高校は電子おもちゃ製作教室を商工会館で開催。「運勢占い器」を作ろうと集まった小学生に、同校の生徒がはんだ付けや配線などを丁寧に指導していた。
商工会議所建設業部会が商工会館で開いている親子木工教室では、小学生と保護者が本棚などを製作。市内の大工や建具職人の指導を受けながら真剣な表情でかなづちやのこぎりを振るった。 -
タカノ社員が村内歩いてゴミ拾い
宮田村の製造業タカノは4日夕、地域貢献活動の一環として村内の環境美化作業を行った。本社工場約90人の社員が、3班に分かれて街頭のゴミを拾った。
10月の労働衛生週間にあわせて毎年実施。20年ほど続くが、この日もJR宮田駅前一帯や役場周辺、広域農道近くまで足を運び、道路沿いに捨てられているゴミを集めた。
1時間ほどで、ゴミ袋6袋分を回収。タバコの吸い殻や空き缶、ペットボトルなどが目立ち、参加した社員は「かなりの量。このような活動を通じて我々も意識を高めていきたいですね」と話した。 -
限定純米酒「純駒」今年も
駒ケ根地区の酒類販売店でつくる伊那小売酒販組合第4支部(林文章支部長)と醸造元の長生社(北原久爾社長)は限定醸造の純米酒「純駒」(じゅんこま)を今年も販売する。例年は1・8リットル入り瓶のみの販売だったが、今年は新たに720ミリリットル入り瓶も登場する=写真。1・8リットル入り瓶は900本限定で1本2千円、720ミリリットル入り瓶は200本限定で1100円。いずれも6日から駒ケ根市内の加盟店で販売される。
純駒は04年、駒ケ根市の市制施行50周年を記念して「純駒五十」を千本限定で発売したのが始まりで、毎年千本のみ限定販売している。品質の良いことで知られる飯島産の酒米ミヤマニシキを55%精米し、味にこだわってじっくりと仕込んでいる。長生社の北原岳志専務は「すっきりした飲み口で、香りがあってまろやか。純米ならではの味わいも楽しめる」と出来に自信をにじませる。 -
水道事業組合がボランティアで浄水場の清掃作業
7社でつくる宮田村水道事業組合(黒河内勇雄組合長)は29日、ボランティアで新田区の上の宮浄水場を清掃した。
村の水道の要となる浄水場。この日は沈殿池の砂あげなどを行い、組合加盟各社が協力した。
「作業には手間もかかり、このようにボランティアでやって頂き本当にありがたい」と村上下水道係は感謝していた。 -
建設業のカトーが駐在所員迎えて交通安全講習会
宮田村大原区の建設業カトーは協力会社2社と合同で1日、従業員対象の交通安全講習会を開いた。村駐在所の中田祐記さんを講師に迎え、悲惨な事故を撲滅しようと意識を高めた。
同社は2カ月に一度、安全について考える時間を設けてあらゆる事故の発生を防止しようと取り組んでいる。
今回は秋の全国交通安全運動にあわせ、交通安全にテーマを絞った。
中田さんは、北割区で発生した死亡事故を含め村内の交通事故の現況について説明。改正道交法などにもふれながら、事故が与える社会的な影響力を指摘し、意識の底上げを呼びかけた。
村内では交通安全運動にあわせて、他の事業所でも同様の講習会が行われている。 -
創業塾が開講
伊那商工会議所などが主催する起業セミナー「創業塾」が29日、開講した。市内をはじめ、南信地区から起業を考えている人など21人が申し込んだ。
初回は経営コンサルタントの星井あき子さんが講師を務め、起業の心構えや事業計画と自己分析などについて講義した。
星井さんは、目的や事業展開などを書き記すビジネスプランの作成について「事業の成功率を高める武器となる。思い描くビジネスプランを現実的に把握し、課題を明確にする」と重要性を話した。
創業塾は10月20日まで5回の日程で開催。内容は戦略の方向性、ビジネスプランの作成、売上目標と資金繰りなどで、グループワークを盛り込みながら、異業種間交流や起業へのモチベーションアップにつなげる。カリキュラム終了後は、個別に事業計画を発表するプレゼンテーション研修もある。優秀なビジネスプランには「起業チャンピオン賞」を贈る。 -
中川観光開発定期株主総会
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望岳荘を運営する中川観光開発(社長・曽我村長)は28日、望岳荘で第37期定期株主総会を開き、第37期(06年7月1日-07年6月30日)は売上は対前年比103・7%で700万円増、経常利益は768万円で同比365・7%で558万円増と報告された=写真。
総会には約30人の株主、役員が出席。第37期は地元客の信頼回復に努めた結果、宴会など日帰り売上が前年を15%強上回り、落ちこんでいる宿泊を含め8%増となった。前期に続き、委託管理料の減収があったため、営業収入合計1億9200万円で対前年比103・7%。経常利益は前期に引き続き、経費削減に努めた結果、768万円(対前年比365・7%)の黒字となり、「よい方向に向いつつあると感じている」とした。
37期の入客状況は宿泊7199人、宴会1万669人、風呂3万7433人、ハチ博物館4807人、結婚式6組。
第38期(07年7月1日縲・8年6月30日)は「お客様満足度の向上」を基本に、宿泊客特に個人客の確保に向け、インターネットによる誘客、集客に力を入れる。目標売上額は宿泊7000万円(前期実績6563万円)宴会6420万円(同6786万円)その他4600万円(同4406万円)。売上総利益3270万円(同3888万円)。当期利益142万円(同734万円)
このほか、役員改選も行ない、吉沢美孝さんが取締役を退任し、顧問に、新たに松下昌嵩さんが取締役に選ばれた。ほかの役員は留任となった。 -
伊那ケーブルが緊急地震速報サービス開始へ
伊那ケーブルテレビジョン(伊那市西町、向山公人社長)は、震度3以上を基準に、緊急地震速報サービスを開始する。10月1日からエリア内の伊那市、箕輪町、南箕輪村の防災担当部署で検証実験し、早ければ10月末にも加入者を対象に広げる。
サービスは、緊急地震速報を配信する気象庁からデータを受け、ケーブルテレビの伝送路を活用して、管内10エリア(4キロ四方)の地域ごとに地震の予測到達時間と予測震度を伝えるもの。
希望する世帯に専用端末機を設置し、音声で「あと10秒後に震度4の地震が来ます。10、9、8…」と告知。東南海沖地震の場合、地震発生の20縲・0秒前に情報が流れるという。避難経路の確保、火の元確認などにつなげる。
専用端末機(親機)は2万円前後。子機もあり、電波の届く範囲30縲・0メートルで使うことができる。
設備投資はデータを受けるサーバー、送信用装置の35万円。
運用の詳細が決まり次第、加入者から申し込みを受け付け、自主放送チャンネルなどで随時、地震速報の効果的な利活用を周知する。
向山社長は「緊急情報の発信で、地域の安心・安全の確保、地域社会の健全な発展に努めていきたい」と話した。
伊那ケーブルの加入者(8月末現在)は2万5850世帯で、加入率は64%。 -
箕輪ブライトプロジェクト
光のまちづくりに夢膨らませ
視察企業提供のLEDが点灯する製品を展示箕輪町の事業者有志でつくる「箕輪ブライトプロジェクト」(15人、小池茂治会長)は、視察で訪れた徳島県阿南市の企業から、町の活性化のために役立てて-と、LEDが点灯する製品「ルミネカンバス」の提供を受け、同製品を利用した光のまちづくりなど新事業への発展に夢を膨らませている。同製品は、町役場ロビーに展示している。
同プロジェクトは、天竜川護岸の夜間照明などに使う自然エネルギー活用の廉価な照明装置の開発に取り組んでいる。
会員と、みのわTMOネットワーク2004のイルミネーション部会役員らが17、18日、LED(発光ダイオード)を使ったイベントなどで「光のまちづくり事業」に取り組む阿南市を視察した。
訪問企業の1社、藤崎電機の藤崎稔社長が、「箕輪の人と一緒にものづくりをしたい」と同社製品「ルミネカンバス」(特許申請中)を提供。カンバスのどこにLEDを挿しても点灯し、絵や文字が自由に書ける製品で、「技術提供するので、ルミネカンバスを使って箕輪の活性化のためになることを考えてほしい」と提案されたという。
プロジェクトは、今回視察した日亜化学工業製のLEDを使い、「みのわ森のコンサート」(10月14日、ながた自然公園)の案内を、箕輪北小学校6年の唐沢晃樹君のデザインでルミネカンバスに描き、展示した。
「同じ光のまちづくりを目指しているので、提携した事業をやっていけたら」と、新たな事業展開の可能性に盛り上がりを見せ、プロジェクトが取り組む自然エネルギーを使った点灯なども考えたいとしている。 -
プラムわくわくカード一新
ポイントが貯まると商品券に交換できる宮田村の商店22店で使えるプラムわくわくカードが10月1日から、システム導入で新しくなる。10月末までキャンペーン期間として、旧カードからの更新、新規申し込み者全員に10ポイントを進呈。将来的にも客へのサービス向上を図る。
宮田プラムシール会(細田健一会長)が約800万円かけて整備。以前の機器が11年経過して老朽化したため、各種の設定やデータ保存も容易な新しいシステムを導入した。
従来通り100円で1ポイント発行し、400ポイント貯まると加盟店で使える500円分の商品券と交換する。
毎週土曜日は倍額になるほか、11月18日の津島神社境内で開く「えびす講あおぞら市」では、500円の商品券を600円分に交換するサービスも実施。
細田会長は「今後もお客様へ還元していきたい」と話す。
カードの新規申し込みは全22店で10月1日から受け付け。旧カードから新カードへの更新は同日から、白木屋商店、リカーズイリタ、正木屋、塚本薬局、フラワーユーズ、ふじわらの各店で取り扱う。
あわせて同会では新規加盟店も随時募集している -
箕輪町のニューライフカタクラ跡地へ伸和工作が進出
04年から空き店舗となっている箕輪町沢のホームセンター「ニューライフカタクラ」跡地に、本社工場の移転を計画していた岡谷市の金属加工会社・伸和工作(宮沢秀明社長)がこのほど、移転作業を完了し、20日から本格的に操業を開始した=写真。
同社では現在の工場が手狭になったことに伴ない、新たに移転できる用地と建物を探していたが、銀行を通してこの物件を知り、建物を所有する片倉工業(本社・東京)と売買契約を締結。当初計画では8月初旬の操業開始を目指していたが、新しい工場内のレイアウトに時間がかかったほか、操業を続けながら移転を行ったことなどから当初より1カ月半ほどスタートが遅れることになった。
土地の面積は約4千平方メートル、延べ床面積は1380平方メートル。内装の一部を改造し、建物自体はそのまま利用していく。また、移転に伴ない工場規模は現在の倍ほどに拡張するため、現在の11人体制を20人体制に増員し、5年以内にはその倍の規模にしていきたいとしている。箕輪町などでの地元採用の予定。 -
上高地で・スみやだ・スをPR
上高地で宮田村をアピール?!。宮田村観光協会は来月12日、松本市上高地のアルペンホテルで村内の特産品を展示販売する。同協会は今までも県内の物産展などに参加してきたが、全国各地から北アルプスの景観や自然に親しもうと客が訪れる上高地での単独イベントに、関係者の期待はいつも以上。中央アルプスへの誘客PRの場にもしたい考えだ。
同村大原区在住の辰野恭子さんが代表を務める織物制作のグループが来月、同ホテルで展覧会を開催することをきっかけに話しが広がり、丸ごと宮田村をPRする機会を得た。
同協会事務局の村産業建設課は「又とないチャンス。上高地を訪れた人たちに、次の機会は宮田、中央アルプスへ足を運んでもらえるようPRしたい」と話す。
会場では村内産の山ぶどうでつくる赤ワイン「紫輝」「駒ケ原」のほか、ときわのドレッシング、スモークウッドくるみの信州サーモンの燻製、宮田とうふ工房の大豆ドーナツ、フルーツファームひおくの果物ジャムなど、村のおいしい名物を満載。
生産者や村職員らが直接、客とふれあい、村の良さをアピールする予定だ。 -
綿半ホームエイド箕輪店出店説明会
綿半ホームエイド(本社・長野市、下島憲秋社長)は20日、箕輪町三日町に出店する綿半ホームエイド箕輪店の大規模小売店舗立地法に基づく出店説明会を木下公民館で開き、住民ら11人が出席した。08年4月4日オープン予定で、造成工事が始まっている。
説明では、建設地は国道153号伊那バイパス沿い、田中城信号機の南東。店舗は鉄骨造平屋建で、面積は7711平方メートル(うち外売場524平方メートル、カーピット109平方メートル)。駐車場などを含む総敷地面積は2万9865・29平方メートル。売場面積は伊那店(5213平方メートル)より広い。
家庭用品、家電、日曜大工、カー用品、園芸用品、ペットなどのほか、同社の南信地域の店舗では初の生鮮3品(野菜、肉、魚)も扱う。
駐車場は全て地上で3カ所あり511台収容(身障者用8台含む)。駐輪場は20台収容。営業時間は午前9時半から午後8時まで。駐車場利用可能時間帯は午前9時から午後8時半まで。
同社は県内に13店舗、愛知県に1店舗、合計14店舗を展開。本年11月に須坂店がオープン予定で、箕輪店は16店舗目。生鮮3品を扱うのは長野市の長池店、須坂店に次いで3店舗目になる。
店舗開発部の大島宏部長は、すでに店舗がある伊那市と諏訪市をつなぎ物流の面展開を図るため箕輪町に出店を計画した旨を説明し、「地域に愛される、喜ばれる店をつくっていくことがモットー。箕輪町、南箕輪村の地域の発展にも貢献したい」とあいさつした。 -
経済講演会
県商工会連合会上伊那支部広域協議会、箕輪町商工会による経済講演会が20日、箕輪町の伊那プリンスホテルであった。約150人が集まり、日本銀行松本支店の松永哲也支店長による最近の金融経済動向と上伊那経済の今後の課題などについての話に耳を傾けた。
上伊那経済について松永氏は「業績好調な製造業から非製造業に波及し、着実かつ長期的に回復していく公算が大きい」と指摘。一方で依然として景気回復の実感が薄い事業所も多い背景には、民間需要の伸び悩みなどがあることを示し、公共事業や観光など、従来の上伊那経済を支えてきた収入源が縮小したことも、景気の浮揚感が感じられない原因となっているとした。
また、上伊那の観光については▽増加傾向にある外国人観光客の取り込み▽観光資源のブランド化竏窒ネどを提案。「世界遺産登録をすれば、一過性の効果に留まらず数年かけて観光客数が増加する」とし、現在世界遺産への登録に向けた活動を展開している南アルプスについては「世界遺産になる素材、価値が十分にあると思う」と語った。
また、米国の住宅ローン問題が日本経済に与える影響については、輸出対象国が米国に一極集中していた以前の日本経済とは異なり、現在はアジア諸国を中心としてさまざまな国への輸出が大きなウエイトを占めていることから「米国経済が悪化しても、一昔前のように日本の経済はすぐには悪くならない」とした。 -
旧養魚場後利用事業者の選定持ち越し、資金計画提出後に改めて
宮田村議会全員協議会は20日開き、天竜川漁協が5月末で閉鎖した旧宮田養魚場の後利用事業者を選定する2次審査を行った。しかし、審査対象の2件は資金的な裏付けに不明確な部分も多く、資金計画などを資料として提出してもらい、再度審査することにした。
当初申し込みは4件あったが、申請取り下げなどで2件に。村は1次審査を行って評価を点数化し、議会が行う2次審査にあげた。
小林茂議長は「時間的余裕がないなかで公募したため無理もないが、資金の裏付けを確認しないと前には進めない。出来るだけ早い段階に資金計画を提出してもらい、審査にあたる」と話した。
村の当初予定は9月末をめどに、後利用事業者との契約締結を見込んでいる。 -
観光資源
中川村田島の赤そば畑は日を追って赤くなり、もう2、3日もすれば、1面の赤いじゅうたんになるだろう。隣接の西原ぶどう園と相乗効果で、連日、観光バスが訪れにぎわっている▼アマチュアカメラマンの隠れた撮影スポットにもなっている、中川東小学校南の土手のヒガンバナが満開になった。ざっと数千本がこちらは一足早く真っ赤なじゅうたんになっている。ギチギチと折り重なって咲く様は、ちょっともったいない。もっと広げて植えれば、村の観光資源の1つになりそう▼先日、取材した桑原限定のおはつ桃も、物語もあり、観光資源としては面白い。人は新しいものや新企画に飛びつきたがるが、時には隠れた観光資源を探し、光を当てる努力も必要では(大口国江)
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伝統工芸士作品コンクール特賞
1910(明治43)年に創業し、伊那紬(つむぎ)のブランドで全国に知られる駒ケ根市の久保田織染工業(久保田治秀社長)の着物作品「夕暮霧雨」=写真=が、9月に行われた第7回関東伝統工芸士会作品コンクール(関東伝統工芸士会主催)で最高賞に次ぐ特賞に選ばれた。同社の作品は昨年の同コンクールで初入賞を果たしたが、特賞の受賞は初めて。
「手技の夏」をテーマに行われたコンクールには関東地区の紬産地から31点が出品され、作品の出来栄えが審査された。「夕暮霧雨」は、霧雨の降る湖が次第に暗くなってゆく夕暮れの様子を表現したという。久保田社長は「織り方や糸の作り方にもこだわって仕上げた柔らかい手触りと風合いこそが、よそにはないうちの品の特徴。化学染料とは違う草木染めの色も深みがある。さらに良い作品を作って、来年は最高賞を狙いたい」と話している。 -
07年地価調査結果を公表
県企画局は19日、07年地価調査の結果を公表した。上伊那では、住宅地、商業地とも平均変動率が下落。下落幅が最も大きかったのは辰野町で、住宅地で4・1%、商業地でマ5・5%のマイナスとなった。
調査は07年7月1日を基準日として県内の469地点(上伊那では38地点)で実施。
各市町村の下落率は住宅地で伊那市2・3%、駒ケ根市2・4パーセント、辰野町4・1%、箕輪町2・7%、飯島町1・7%、南箕輪村1・7%、中川村0・2%、宮田村2%、商業地で伊那市5・4%、駒ケ根市4・6%、辰野町5・5%、箕輪町4・8%、飯島町2・7%、南箕輪村4・5%(基準地のない中川村と選定替を行った宮田を除く)竏秩B県平均は住宅地2・3%、商業地3・1%の下落となっている。
下落幅が最も大きかったのはマイナス5・5%だった辰野町宮木区の商業地域で、基準値1平方メートル当たりの価格は4万4600円。次いで下落率5・4パーセントとなったのは伊那市山寺区八幡町の商業地域と同市下新田区の商店地域で、それぞれの基準値1平方メートル当たりの価格は6万7900円、5万5900円となっている。 -
宮田観光開発依然として赤字も収益改善
4期連続の赤字から脱却し黒字への転換を目指している宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)は19日、4月から7月までの経常収支が1137万円の赤字だったと明らかにした。一方で赤字額は前年同期に比べ44・7%縮小し、常勤役員報酬の50%カットや購入物品の仕入原価の削減など、収益改善策の効果も現れており、村民を優待するなど、伸び悩む客の獲得へ力を注ぐ。
経営する観光ホテル、温泉施設のこまゆき荘、中央アルプスの山荘の利用客総数は、日帰りが前年同期比約10%増の4763人。しかし、宿泊は6355人と逆に1割ほど減っている。
より客単価が高くなる宿泊客の減少は売り上げ面の苦戦に直結。8月までで観光ホテルは前年同期に比べ548万円売り上げが減っており、こまゆき荘も40万円ほど減らしている。
山荘は815万円ほど増やしており、他の減少をカバーする格好にもなっている。
ただ、7月末から開設したホームページの予約が1カ月余りで150件にのぼるなど好調。
団体ツアーに頼らない個人客の獲得に向けた取り組みも徐々に効果を現しているといい、シーズンオフの誘客も含めて改めてサービスのてこ入れを図る。
また、収益改善を受けて、村民に温泉入浴の割引券を配布し、より地元に親しんでもらう施設運営も目指す。 -
骨董(こっとう)「ゴリラ」の高橋晃史さん(63)飯島町七久保
「古い物は長い間受け継がれてきた、頑固もの。親父やお袋、ふるさとへの郷愁を感じさせる」。
1944年満州に生まれ、引揚後は父の実家、仙台市で育った。地元の高校卒業後、上京し、七宝焼の会社に入社。以来、15年間、七宝焼の創作に励む。「ガラスに金属を焼きつけ、貴石のような美しい作品を作る。窯から出した時の瞬間の輝き、物づくりの醍醐味を感じた」。物作りが好きで、七宝焼のほか、彫金、彫刻、額縁、菓子づくりも手掛けた。
12年前、山のある風景にひかれ、長野県に通っているうちに、飯島町七久保の千人塚公園に空き店舗を見つけ「池があり、桜があり、山並が見える。春夏秋冬、風景が変わる、県内でも1番いいところ」と、すっかり気に入り、借りることに。「この店舗でどんな商売をしようか」と考えている時に、長野五輪に合わせ、「長野の食材を世界に広めよう」という運動の一環で、料理コンクールの公募があった。「料理」「土産品」「軽食」の3部門があり、地元産のリンゴやブトウ、アンズなど果物を入れた、ハート形の創作焼菓子「ビーンズハート」で「軽食部門」に応募。千人以上の応募の中から見事3位入賞を果たした。
菓子のネーミングを社名にし、菓子販売に合わせ、借りた店舗で喫茶営業も始めた。7年間、喫茶と菓子の製造販売に精を出したが「物づくりはできても、商売は自分の性に合っていない」と、見切りをつけ、20年前に「古物商」の認可を受け、菓子製造の傍ら、細々と商っていた骨董一本に切り替えた。
8月下旬に「近くに道の駅もあり、商売には道便の良い方がいい」と千人塚公園から移転、広域農道沿いに、古布の店「にんじん」と共同店舗を構えた。
店内には家具類、特に時代たんすが好きで、仙台たんす、大江水屋たんす、最上たんす、二本松たんすなど様々なたんす30さおを展示する。蔵戸、火鉢、時計、ランプ、茶道具、つぼ、陶器、敷物、古民具、珍品など色々。「穴の開いた鉄びんは花生けに、蔵戸はテーブルにするなど、本来の用途にこだわらず、独自の使い方を見出すのが楽しい。新しい物は物としか見られないが、骨董はどんな人が使っていたのか、物のたどった履歴、ドラマをそれぞれの感性で見ることができる」と骨董の魅力を。
「ゴリラ」のネーミングは社名「ビーンズ・ハート」よりも、ユーモラスで骨董のイメージ「頑固もの」に合っているとか。
なお、広い駐車スペースを利用し、10月から、土日曜日に朝市広場を開催する計画で、現在、出店者を募集している。
「ゴリラ」の営業時間午前10時縲恁゚後6時。詳細はゴリラ(TEL86・6539)(大口国江) -
赤そばを食べて楽しもう
中川村田島で15日から開幕する中川赤そば花まつりに合わせ、初めて上伊那産赤そば「高嶺ルビー」を使った手打ちそばを村内飲食店7店舗で提供する。10月8日までの期間限定、各店舗10縲・5食のみ。開始を前に、14日、望岳荘食堂に飲食店関係者ら約20人が集まり、ゆで方講習会と試食が行なわれた。
講師はそば打ち名人の伊藤守さん、熊谷妙子さん(以上伊那市)、福井春治さん(高森町)の3人。講師が赤そば8、つなぎの小麦粉2で打ったそばを用意。大なべに金ザルを沈め、2縲・人前ずつ、「の」の字を書くように入れ、約10秒で引き上げ、流水でもみ洗い、氷水で締め、水を切って盛りつけた。参加者は早速試食し「甘みとコシがあっておいしい」と感想を。
15日から各店に、講師の伊藤さんらが手打ちした生そばを届ける。
提供する飲食店は次の通り
▽中華飯店福味(TEL88・2843)いげた屋(TEL88・2526)那香村(TEL88・3340)別館いさわ(TEL88・3888)きりこ(TEL88・2711、土曜日のみ)いろり(TEL88・6303)望岳荘(TEL88・2033)