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たかずやに夕食ボランティア
伊那市内の飲食店の有志が17日、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子供達に夕食をプレゼントした。
夕食をプレゼントしたのは、伊那飲食店組合の有志でつくる「一の会」のメンバー6人。
一の会では、子どもたちに喜んでもらおうと、年に1回夕食作りのボランティアをしていて、今年で28年目になる。
この日は、寿司や海老フライ、ケーキなど46人分を振る舞った。
一の会代表の林孝司さんは、「子供達を元気づけようと思ってやっているが、美味しそうに食べる姿を見ると、逆に元気をもらえる」と話していた。
食堂に集まった小学生から高校生までの子供達は、美味しそうに料理を口に運んでいた。 -
みはらしファームが寄付
伊那市のみはらしファームは17日、みはらしまつりでのチャリティーオークションの収益金を伊那市社会福祉協議会に寄付した。
みはらしまつり実行委員長の唐澤政喜さんが、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長に寄付金を手渡した。
寄付したのは、オークションの収益金約4万6千円。
オークションは11月1日、10周年記念のみはらしまつりの中で初めて行われた。
各施設から提供された入園券や加工品などを箱詰めにしてオークションをしたという。
唐澤実行委員長は、「福祉のために使ってほしい」と話していた。 -
サンコンさんが母国ギニアへの協力よびかけ
JA上伊那まつりが14日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、アフリカ大陸、ギニア共和国出身のタレント、オスマン・サンコンさんが母国へのチャリティ支援を呼びかけた。
チャリティは発展途上国のギニア共和国を救おうと、日本ギニアパートナーシップ協会長野県支部が企画したもので、JAまつりに合わせて開いた。
ギニア共和国は平均寿命49歳と若くして亡くなる人が多く、子どものうちの半分しか小学校に通うことができない、非常に厳しい環境だという。
今回サンコンさんと共にギニア共和国大使のエルハジ・モハメッド・ダミーヌ・トゥーレさんも会場を訪れ、握手をしながらチャリティの協力を呼びかけていた。
ギニアへのチャリティは15日も行われる予定。
このほかJAまつりの会場には地元産の農産物や乳製品が並んでいる他、地元農産物の品評会なども行われている。
まつりは15日までで、時間は午前9時から午後4時までとなっている。 -
南箕輪村給食サービス関係者交流会
南箕輪村で夕飯の給食サービスを利用しているお年寄りと、その食事づくりをしているボランティアなどが、11日、落語を聞きながら交流した。
11日はお年寄りと給食づくりをしているボランティアなど約20人が集まり、諏訪市で寿司屋を営みながらアマチュア落語家として活動している小平晴勇さんの落語を聞いた。
交流会は村の社会福祉協議会が今年初めて企画したもの。
村社協では、70歳以上で一人暮らしをしているお年寄り宅へ月に2回、給食を届けている。
普段、給食をつくる側と食べる側が顔を合わせる機会はないが、顔の見える関係をつくり、信頼関係を深めてもらおうと考えた。
現在このサービスを利用しているのは約50人で、年々少なくなっているという。 -
伊那市商議所女性会が古着など寄付
伊那商工会議所女性会は10日、福祉事業や恵まれない国の子供達に役立ててもらおうと、伊那市や企業に寄付金などを手渡した。
このうち伊那市の(株)南信美装伊那には、女性会の小林旬子(じゅんこ)会長らが訪れ、会で集めた古着484枚を寄付した。
寄付された古着は、生活が困難なフィリピンの子供たちに送られる。
南信美装伊那の吉澤文男(ふみお)社長は、10年ほど前にフィリピンでごみを持ち帰って生活している子供たちが生き埋めになった事を知り、支援をはじめ、現在では会社ぐるみで支援活動をしている。
この活動を知った女性会では3年前から古着の寄付をはじめた。
古着は、来年2月にフィリピンに届けられるという。
女性会では10日、伊那市に商工祭での売上金の一部3万円を寄付した他、伊那市社会福祉協議会に552枚の布を寄付した。 -
ソロプチミスト伊那がチャリティーバザー
女性の立場で奉仕活動を行なっている国際ソロプチミスト伊那は、福祉に役立てようと、11日伊那市役所でチャリティーバザーを開いた。
福祉に役立てようというもので、市役所多目的ホールには、会員が持ち寄った不用品や会員が安く仕入れた海産物、提携して活動している上伊那農業高校の生徒たちが育てた野菜が格安で並んた。
バザー開始と同時に多くの人が訪れ、値段交渉しながら目当ての品を購入していた。
国際ソロプチミスト伊那の小平裕子会長は、「会のPRも目的にしている。会員も増やしていきたい」と話していた。
この日の売り上げの一部は、伊那市に寄付されることになっている。 -
グループホーム桜安全祈願祭
伊那市高遠町で8日、認知症患者のための「グループホーム桜」の安全祈願祭が行われた。
このグループホームを運営する高遠さくら福祉会や地元関係者などが集まり、神事が行われた。
グループホーム桜は、認知症の人たちが家事や趣味活動など、それまで自宅でしてきた日常生活を行いながら生活を送る場になる。
今回は地域に密着した施設にするため、利用者は伊那市内から募ることにした。
敷地は特別養護老人ホーム「さくらの里」の南隣りで、面積は約2200平方メートル、施設は木造平屋建て。
生活ユニットは2つで、1つのユニットで9人が一緒に生活する。
総事業費は1億5千万円。
来年3月に完成し、4月から開所する予定で、入所の受け付けはすでに始まっている。
詳しくはグループホーム桜開所準備室へ。 -
【カメラリポート】音訳ボランティアグループ「鈴音の会」
伊那市高遠町でマッサージ治療院を営む中山壌さん。
幼い時に病気で視力を失った。
耳を傾けているのは、「声の新聞」。 -
落書き消しボランティア作業
地域の塗装業者が22日、南箕輪村内で公共物の落書きを消すボランティア作業をした。
作業したのは、上伊那塗装広告事業協同組合の13人。
これは、11月16日の「いいいろ塗装の日」に合わせたもので、全国で行われている。
上伊那の組合でも毎年行っていて、今年で7年目。
この日は南箕輪村内4カ所で作業が行われた。
このうち南箕輪中学校では、昇降口前のアスファルトの落書き消しをした。
落書きは、すでに学校で消しているが、消した跡が白く残っていたという。
組合員は、塗料を混ぜてアスファルトに似た色を作り、手際よく塗っていた。
桜井高文理事長によると、過去に落書きを消した場所は新たな落書きがないということで、「きれいにすれば落書きをしにくくなる。地域がきれいになればうれしい」と話していた。 -
災害ボラコーディネーター養成講座
大規模災害時に各地から集まったボランティアをとりまとめるコーディネータの養成研修会が17日、伊那市の障害者社会就労センター輪っこはうす・コスモスの家で開かれた。
社会福祉協議会の職員や地域住民など約30人が集まった。
コーディネーターは、大きな災害が発生した時に、全国各地から集まったボランティアをとりまとめるボランティアセンターのスタッフとして活動する。
主に、被災者からのニーズの確認や、それに合ったボランティアの派遣先、派遣内容の決定などを行う。
研修会は、災害時にボランティアセンターを設置する伊那市社協が初めて開いた。
研修会では、新潟中越沖地震でスタッフを務めた新潟県柏崎市社協の山崎博之さんが講演した。
山崎さんは「各地からボランティアが集まる反面、コーディネーターがいないとニーズとマッチせず、無駄が出てしまう」とコーディネーターの重要性を説明していた。
研修会では、一般募集の地域住民を対象としたボランティアセンターの設置訓練も行われ、9人の受講者が実際の動きを確認した。
研修を終えた受講者は社協に登録され、伊那市での災害発生時にコーディネーターとして活躍する。 -
消火通報コンクール
正しい消火器の使い方や正確な119番通報を身に付けてもらおうと、消火通報コンクールが9日伊那市営プール駐車場で開かれた。
コンクールは、伊那防火管理協会が開いていて、今年で18回目。
コンクールには、辰野町から伊那市までの事業所14チームが出場した。
2人一組で消火と通報をする消火器操法の部には、9チームが出場。
50秒の基準タイムでスピードと正確さを競った。
火災を発見すると1人が消火、1人が通報を担当した。
競技の結果、北山ラベスデガラシ隊が優勝した。 -
高遠町高齢者慰安会
伊那市高遠町の高齢者慰安会が7日、高遠町文化体育館で開かれた。
高遠町地区には現在75歳以上の高齢者がおよそ千500人いて、今日はその4分の1にあたる370人が参加した。
慰安会は高齢者の長寿の祝いとして、また交流の場として高遠町が毎年開いているもの。
慰安会では高遠町地区の公民館講座で練習をしている踊りや唄、琴などの10団体が練習の成果を披露し、会場を盛り上げていた。
参加したあるお年寄りは「同じ地域に住んでいてもなかなか顔を合わせる機会がない。今日はいろんな人と交流出来てとても楽しかった」と話していた。 -
グレイスフル箕輪で火災想定訓練
箕輪町の老人福祉施設グレイスフル箕輪で、6日、施設全体を使った初の防災訓練が行われた。
訓練は、施設内の調理場から火が出たという想定で、職員や施設の利用者など、約20人が参加した。
グレイスル箕輪は、デイサービスやグループホーム等のサービスを提供していて、およそ60人が利用している。
これまでは、部署毎に防災訓練をしていたが、全体の流れを把握しようと、通報から避難まで施設全体を使った訓練を初めて行った。
6日の訓練では、お年寄りが予定とは違う動をしたり、情報伝達に時間がかかったりと、全員が避難するまでに12分かかった。
訓練を終え箕輪消防署の小林厚生さんは、「避難した後も出口で声を出し、誘導する事が必要」アドバイスを送った。
グレイスフル箕輪の伊藤大蔵地域マネージャは、「課題も見えてきた、定期的に訓練を行い、いざという時に備えたい」と話していた。 -
イーナちゃん広場
生活や健康などをテーマに、各団体が展示や発表を行う「イーナちゃん広場」が4日、伊那市の勤労者福祉センター体育館などで開かれた。
4日は、約60団体が生活や健康をテーマにブースを出展した。
そのうち、伊那市消費者の会は、エコをテーマに自分たちで作成した牛乳パックのおもちゃやエコバックなどを展示した。
余った布でマスク作る体験コーナーもあり、メンバーに教わりながら、小学生などが挑戦していた。
また、体験ステージでは、ダンスや自分たちで考案した健康体操などが披露されていた。 -
1日でエコキャップ263キログラムを回収
伊那市保健委員連合会は4日に開かれたイーナちゃん広場でエコキャップ263キロを回収した。
連合会は5日、エコキャップを山梨県の業者に配達している伊那市の介護センター花岡に、集まったエコキャップを持ち込んだ。
連合会では今年6月からエコキャップ運動を始めた。
4日はエコキャップの回収ブースに家庭で集めたキャップを持って多くの人が訪れたという。
集まったエコキャップはおよそ10万5千600個、重さ263キロで、病気の子どもを救うためのワクチン20人分の購入にあてられる。
連合会の小林恵子会長は「こんなに集まるとは思わなかった。環境について考えている人がたくさんいることがわかってうれしい」と話していた。
連合会では今後もエコキャップ運動を続けていくという。
また介護センター花岡では家庭で集めたエコキャップの持込みも受入れている。 -
八の輪会がすずたけにタオル寄付
JA上伊那の生活部会OGで作る八の輪会は30日、伊那市美篶の老人保健施設すずたけにタオルを寄贈した。
八の輪会を代表して加藤加与子さんとJA職員がすずたけを訪れ、タオルを入所者に手渡した。
八の輪会では毎年、地域のためにできることをしようとすずたけにタオルを寄贈している。
今回は10日に開かれた交流会で会員100人が持ち寄ったタオル200枚を手渡した。
加藤さんは「みなさんのために少しでも役立ててもらえたらうれしい」と話していた。
寄贈されたタオルは、入所者の身体を拭く際などに使われるという。 -
21日の敬老の日を前に、各地で長寿者訪問
21日の敬老の日を前に、各地で長寿者訪問が行われています。
伊那市では19日、小坂樫男市長らが、市内に住む99歳以上のお年寄りのもとを訪れた。
そのうち、高遠町に住む102歳の小松きよ江さんには、伊那市出身の肖像画家・三浦輝峰さんが描いた肖像画が小坂市長から送られた。
現在伊那市には、99歳が30人、100歳が8人、101歳以上が33人いて、最高年齢者は105歳。
9月1日現在、全人口に占める65歳以上の人口は25.51%となっていて、100歳以上の人が毎年ふえているという。 -
ラブリバーの日ごみ拾い
南信の建設業者でつくる長野県南部防災対策協議会は、16日、天竜川などのゴミ拾いをボランティアで行った。
16日は、飯田、駒ヶ根、伊那の3カ所で、天竜川とその支流のゴミ拾いが行われた。
このうち伊那地区には、建設業者18社から、23人が参加して、伊那市と箕輪町の天竜川や、三峰川のゴミ拾いを行った。
協議会では、護岸工事などで携わっている天竜川の環境美化を目的に、毎年この時期に「ラブリバー天竜の日」と名付けて活動をしていて、今年で19回目になる。
メンバーはそれぞれ袋を持って、花火の燃えカスやたばこの吸い殻、空き缶などのゴミを拾っていた。
16日は、午前中いっぱい作業が行われ、燃やせるゴミが9袋、燃やせないゴミが18袋集まった。
副支部長の池田 幸平さんは「生活ごみは、なかなか減っていない。活動を通して一般の人のモラルの向上につなげていきたい」と話していた。 -
長野県社会福祉大会
第58回長野県社会福祉大会が9日、伊那市の伊那文化会館で開かれた。
この日は県内各市町村から約1,000人が集まり「誰もが自分らしく、そして共に支え合える地域づくり」をテーマに開催した。
大会は、お互いの認識を高めながら今後の社会福祉のあり方について考えるきっかけにしてもらおうと県社会福祉協議会などが毎年開いている。
村井仁知事は「今後高齢化が進んでいく中で、住民同士の支え合いはさらに必要になっていく。福祉団体のみなさんのサポートが重要」とあいさつした。
大会では福祉活動を行う2組が事例発表し、そのうち伊那市の美篶社会福祉協議会の後藤郁会長は「「お互い様」の地域づくりを目指して」と題して発表した。
美篶社会福祉協議会では、災害時住民支え合いマップの作成や、住民ボランティアによる福祉移送サービスなど住民が積極的に福祉活動に参加している。
また地区社協をさらに細分化した地域社協が12団体あり、それぞれが高齢者支援やイベントの開催などの活動をしている。
後藤さんは「いざという時に頼れるのは隣人。近所同士で助け合える社会をつくっていきたい」と話していた。 -
上伊那地区賛助会がタオルなど寄付
お年寄りのボランティアグループ等で作る、上伊那地区賛助会は、31日、自宅で集めた、タオルやペットボトルのフタ等を伊那市社会福祉協議会に寄付した。
31日は、上伊那地区賛助会の唐澤 定(さだ)会長らが、タオルやペットボトルの蓋などを、伊那市社会福祉協会の唐澤正利事務局長に手渡した。
賛助会では、無理なく継続して行えるボランティア活動に取り組んでいて、古切手やプルタブ、ペットボトルのフタ集めの他、小学校や公園の清掃等をしている。
社協では、寄付されたこれらの物の一部を福祉団体に贈る他、活動費に充てていくという。 -
第3回ふれあい広場
伊那市の福祉の祭典、第3回ふれあい広場が30日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれた。
市内の各種団体62団体と介助や送迎、バザーの手伝いをするボランティアなど15団体の77団体が参加し、ステージ発表や作品の販売などを通して交流した。
好天に恵まれ、昼ごろになると会場は多くの人たちで賑わっていた。
感謝の気持ちを参加者が一枚一枚色紙に書いてはり、社協のイメージキャラクター「あいなちゃん」を完成させる催しや足湯コーナーが今年初めて設置された。
ステージでは、参加団体による歌や踊りの発表のほか、バルーンアートで活躍しているゴンベエワールドや社会人のお笑いプロレスごっこ団体、信州プロレスも出演し、会場を盛り上げていた。
実行委員長の出沢有希子さんは、「福祉を仕事にしている人やお年寄りと暮らしている人にとって、福祉は身近だが、そうでない人にも交流を通して考えてもらえるきっかけになれば」と話していた。 -
いーな元気応援セミナー始まる
介護保険制度の対象になる65歳を迎える人に、制度に関する知識を深めてもらうセミナーが26日、伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれた。
この日は伊那市内に住み、今月65歳になる人たちが集まり、介護保険制度の概要などの説明を受けた。
セミナーは、伊那市が初めて企画した。
介護保険制度は、介護を必要とする高齢者や障害者などが、適切な福祉サービスを受けるための制度で、65歳以上はすべての人が適応の対象となる。
セミナーでは、これまで給料などから天引きされていた介護保険料を、65歳からは自分で納めに行かなければならないことなどの説明があった。
また、健康相談の時間もあり、訪れた人たちは血圧検査などを受けながら、現在気にかかっていることを保健師に相談していた。
セミナーは今後、その月に65歳になる人を対象に毎月開かれる予定。 -
貴重な猛禽類「ハチクマ」を放鳥
箕輪町の箕輪西小学校で21日、ケガから回復した鷹の仲間、ハチクマが自然に帰された。
21日は、県野生鳥獣救護ボランティアで、ハチクマの治療にあたっていた小口泰人さんが箕輪西小を訪れ、子供たちに、その生態等について説明した。
保護されたハチクマは、全長57センチの若鳥で、今月6日、松島駅近くの民家で動けなくなっている所を発見された。
その後、連絡を受けた県が小口さんに依頼し、治療を行ってきた。
小口さんによるとハチクマは、蜂の幼虫を主食としクマタカに姿が似ていることから、その名が付けられたという。
ハチクマは、長野県においては確認されることが殆どなく、国の定めるレッドデータの中では、絶滅の恐れのある野生生物絶滅危惧II類に指定されている。
子ども達は、ハチクマが自然に帰されると、手をふりながら見送っていた。 -
市消防団河南分団の初の防災イベント
伊那市消防団の河南(かなみ)分団は、地域の将来を担う子どもたちに、消防団について理解を深めてもらうおうと防災イベントを、9日行った。
9日は、伊那市高遠町のほりでいドーム前のグラウンドでイベントが行われた。
イベントには、100人ほどの地区住民が訪れ、消防団活動に理解を深めた。
河南分団は勝間・小原・上山田、下山田地区を担当していて、64人の団員が活動している。
消防団では、地域社会の意識の変化などにより、人員を確保することが困難になっていて、子どもの頃から消防団活動に興味を持ってもらいたいと、河南分団が初めて開いた。
放水体験では、子ども達が列を作り、次々に的を倒していた。子供達は「楽しかった」「ホースが重かったけれど、的が倒れてうれしかった」などと話していた。
河南分団では、今後も、このようなイベントを通して、消防団活動をPRしていきたいとしている。 -
ナロジチ現地報告会
23年前旧ソ連でおこったチェルノブイリ原発事故により放射能で汚染された地域の復興活動に取り組んでいる団体が2日、伊那市西箕輪のロッジ吹上で現地報告会を開いた。
報告会を開いたのは、原発事故の現場から近いナロジチ地区で復興活動に取り組んでいる、チェルノブイリ救援中部伊那谷菜の花楽舎で、会場には住民およそ20人が集まった。
話をしたのは、救援中部と共に、ナロジチで活動しているウクライナの大学のディードゥフ准教授。
ナロジチでは放射能で汚染された土地で作った作物を食べることで被害にあうという悪循環が続いている。
この地域は貧しい人が多いということで、違う土地に移住することも簡単ではないという。
救援中部では菜の花が成長する際、放射能を吸収する性質に注目し、3年前からこの地域に菜の花を植えている。
これにより土壌が浄化され、さらに菜の花から採れるバイオディーゼル燃料により経済効果にも期待している。
燃料を精製するバイオガスプラントも建設されたことからディードゥフ准教授と救援中部では今後ナロジチの住民の協力を得て本格的な稼働に入るという。 -
伊那東小の児童がカワニナを放流
ホタルのエサとなるカワニナの養殖に取り組んでいる、伊那東小学校の児童が2日、伊那市御園の思沢川でカワニナを放流した。
2日は伊那東小学校の児童3人と養殖の指導にあたっている野口輝雄教諭がホタルの名所、思沢川でカワニナを放流した。
児童らは学校でカワニナの養殖をおこなっていて、育ったものを希望者に提供している。
今回希望者を募ったところ、全県から40以上の申しこみがあり、この日は市内4ヶ所をまわった。
提供を受けた思沢川に蛍を育てる会では、「カワニナを育てるのは大変なこと。子どもたちの好意をうれしく思います。」と話していた。
野口教諭と児童らはカワニナの養殖とその提供により、ホタルの舞う地域を増やしていきたいと話している。 -
【カメラリポート】 がん経験者の会「ひだまり・はーと」
「ハッピーバースデーひだまり・はーと・・・」会場には、メンバーの歌声が響いていた。
7月5日は、上伊那地域のがんを経験した人やその友人、家族などでつくる会、ひだまり・はーとが発足した記念日。
4日には、南箕輪村で会合が開かれ、みんなでひだまり・はーとの誕生1周年を祝った。
会を立ち上げたのは、がんを経験した向井智子さん、向井さんの幼馴染で親友の唐澤かつ美さん、そして、宮下治美さんの3人。
代表の向井さんは、次のように話す。
「宮下さんとはずっと、辛い思いをしてどこにも話せない人達が集まる会を作れたらいいね、と話してきたんですが、その私達の思いに、私の幼馴染で親友である唐沢さんが賛同してくれて、3人で『ひだまり・はーと』という会を作ろうということを決めて、1年前にスタートしました」
向井さんと宮下さんの出会いから始まったがん経験者の会、ひだまり・はーと。
宮下さんは、今年3月、5年の闘病生活の末、亡くなった。40歳だった。
ひだまりはーと1周年を祝う席には、宮下さんの笑顔が描かれたケーキが用意されていた。 -
特別養護老人ホーム「さくらの里」夏祭り
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」で、26日、夏祭りが行われた。
夏まつりは、利用者とその家族に楽しんでもらうとともに、地域に開かれた施設を目指し行っている。
毎年、地域の住民や高遠中学校の生徒がボランティアとして祭りを支えていて、高遠中学校からは、福祉委員会のメンバーなど17人が参加し、今年の祭の運営を手伝った。
参加したある生徒は、「普段はあまり接する機会がないが、こういう機会を通して、お年寄りと交流するのは楽しい」と話していた。 -
村民ゴルフ大会チャリティー寄付
今月12日に行われた南箕輪村民ゴルフ大会のチャリティー募金が16日、村社会福祉協議会に寄付された。
ゴルフ大会大会長の唐木一直村長が社会福祉協議会の堀深志会長に寄付金を手渡した。
ゴルフ大会は12日に信州伊那国際ゴルフクラブの白樺コースで行われ、180人が参加した。
地域福祉のために役立てようとチャリティーホールを1カ所設けて募金箱を置き、参加者が善意を寄せた。
集まった寄付金は8万3千円。
社会福祉協議会の堀会長は、「福祉のために使わせていただく」と感謝していた。 -
観光ボラガイド養成講座
伊那市観光ボランティアガイドの養成講座が14日に開かれ、市内の花の名所を見学した。
14日は観光ボランティアガイドのメンバー56人が、市内の花の名所4カ所を見学した。
このうち、西春近のかんてんぱぱガーデンでは山野草園を散策し、どのような花が咲いているかを学んだ。
伊那市観光ボランティアガイドは、一般の市民がおもてなしの心で観光客を案内しようと、今年1月から始まった。年13回の講座を通して、観光スポットや名物、歴史など幅広い知識を身につけている。
かんてんぱぱガーデンでは、山ゆりや、湿地帯に咲く多年草ニッコウキスゲなどが咲いていて、メンバーはそれらを見つけ観察していた。
次回の講座は、8月に南アルプス林道で行われる予定。