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介護者支援リフレッシュ事業
箕輪町社会福祉協議会の介護者支援リフレッシュ事業で8日、町内の介護者22人が、ながた荘で温泉に入ったり、食事やバンド演奏を楽しんでゆっくりと過ごした。
日ごろの介護の疲れをいやし、介護者同士の交流も図りながらくつろいでもらおうと、年2回開く。1回はバスハイクをした。
介護者は、看護師による健康チェックを受け、温泉にのんびりと浸かったり、マッサージで体をほぐした。
昼食後は、お楽しみ企画で、箕輪町在住者を中心に音楽を楽しみながらボランティア活動をしている「たそがれシーラクバンド」の生演奏があった。「月の砂漠」、水戸黄門の主題歌「あゝ人生に涙あり」などを演奏。「ふるさと」では主旋律を雅楽器の篳篥(ひちりき)で奏でるなど趣向を凝らした演奏を披露した。
介護者は歌を口ずさんだり、拍手を送って楽しみ、「最高に楽しい。いつも家にいるので、こうやって交流できてとても有難い」と喜んでいた。 -
公営特養みすず寮を守る会が公開質問状を提出
伊那市が上伊那福祉協会への経営移管を進めている特別養護老人ホーム「みすず寮」の公営存続を願う「公営特養みすず寮を守る会」が8日、市に対して公開質問状を提出した。
質問状事項は▽みすず寮の廃止・移管の決定過程の明確化▽施設利用者や職員、市民との合意形成について▽みすず寮の廃止・移管の延期竏窒ネどに関する6点。
市は1月25日付で廃止届けを県に対して提出しており、その手続きに従えば3月31日付で公営みすず寮は廃止されることになる。
同会は14日までに公開質問状の回答を得て、15日は回答に基づいた市長交渉をしたいとしている。 -
宮田小3年2組、中米の国学び、自分と照らしあわせ
農産物の栽培などを経て「どうしたら人の役に立てるか」と想いをふくらませる宮田村宮田小学校3年2組は8日、駒ケ根青年海外協力隊の吉水直保さんから、中米の国々に暮らす人たちの様子について話しを聞いた。自分の生活と照らしあわせ違いを感じるなかで、何が幸せで、豊かなのか心に浮かべた児童たち。距離的には遠い異国を知ることで、身の回りを見つめることの大切さも感じた。
吉水さんは協力隊員として派遣された中米・グアテマラでのエピソードとして、貧しくとも、子どもの頑張りを「家族の誇り」として喜ぶ現地の人たちの姿を紹介。
路上で靴磨きする子ども、不自由なく学校に通う子どもそれぞれの姿を撮影した現地の写真も見せた。
「学校行かないで勉強どうするんだろう?」「靴磨きしている子たちのお父さん、お母さんは何してるの?」「日本と外国って似てるなー」・・・。児童の頭には疑問や感想が次々と浮かんだ。
吉水さんは協力隊員になって、考え悩んだことを児童に問いかけた。「貧しさ、豊かさ、幸せ、不幸せって何だろう?」。
「食べ物やお金がないことが貧しい」「ダメだ、ダメだって言われることが不幸せかな」。「僕たちは貧しくもなく、豊かでもないし真ん中だ」。
当初は農産物を販売した収入で「困っている人に何かしたい」と漠然と考えていた3年2組だが、見聞きするなかで学習の幅はますます広がっている。 -
ガールスカウトのワールドシンキングデイ
世界中のガールスカウトが想い、行動する日とされている「ワールドシンキングデイ」のイベントが4日、箕輪町の松島コミュニティーセンターであり、南信地区のスカウトら約150人が、さまざまな国に住む仲間のスカウトらに思いをはせた。
ガールスカウトの創始者・ベーデン・ポウエル氏の誕生日に合わせて毎年行っているもので、国際的な活動を支援する献金をしたり、世界の実情を学ぶ機会としている。今年は、飯田、駒ヶ根、伊那、箕輪地区にある5団が合同でイベントを開催した。
「ファンド」では、みんなで輪を作り、真ん中に置いたかごの中に一人ひとりが献金=写真。その後、モンゴルから高森町に嫁いだ佐々木ハスグレルさんによるお話と楽器演奏があり、世界のさまざまな国について考えた。
スカウトらの献金は、生活に苦労している国の会員などへ送られる。 -
ニセアカシア伐採ボランティア
市民団体「天竜川ゆめ会議」(福澤浩会長)は4日、「侵略植物駆除大作戦冬の陣」として駒ケ根市内の天竜川のニセアカシアなどを伐採する作業を行った。ボランティアで参加した一般市民を含む約60人が5班に分かれ、チェーンソーなどを手にして群生する大木を次々に切り倒した=写真。
対象範囲は同市下平の太田切川合流点から駒美大橋までの約500メートル。伐採した木は持ち帰り可能とあって参加者は張り切って作業をしていた。
福澤会長は作業前のあいさつで「これをきっかけにして大勢の人が川に関心を持ってくれればわれわれの思いも達成できる。皆で天竜川の環境を良くしていこう」と呼び掛けた。 -
ボランティア交流会「ニュースポーツを楽しもう」
箕輪町ボランティア連絡協議会(押野真由実会長)は3日、ボランティア交流会「ニュースポーツを楽しもう」を町民体育館で開いた。20人が参加して和気あいあいとキンボールなどを楽しんだ。
毎年恒例の交流会。今年は、ニュースポーツで楽しく体を動かし、仲間作りをしようと計画した。
参加者は4グループに分かれてビーンボウリング、ガラッキーなど4種目を順番に体験し、最後に全員でキンボールをした。
陣取りゲームのガラッキーは、ダーマという空気の入った円錐形のボールを2チームが交互にサークルのコートに投げ入れ、コート内に入ったダーマの数で点数を競う。相手のダーマを囲むことができると得点が上がるため、狙いを定めてダーマを投げるなど工夫しながら楽しんでいた。 -
青年海外協力隊帰国隊員報告会
青年海外協力隊員として発展途上国に派遣され、帰国した隊員らの報告会が3日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所で行われた。04年度2次隊などでザンビア、ニカラグア、ボリビアに派遣された隊員らが、現地でしか経験できない珍しい体験談の数々を披露した。
青少年支援活動でニカラグアに派遣された箕輪町出身の関理恵子さんは「語学の壁が思ったより厚く、完全にバカにされた」などとユーモアを交えて報告=写真。「派遣国では、これだけはゆずれない竏窒ニいう方針を持つことが成功の秘訣」と話して大きな拍手を受けた。
報告会に集まった派遣前訓練中の06年度第3次隊の候補生らはメモを取りながら先輩の話に熱心に耳を傾け、時折質問したりしていた。 -
支え合いのまちづくり講座
駒ケ根社会福祉協議会(竹内正寛会長)は3日「あなたがつくる福祉のまち竏虫xえ合いのまちづくり講座」の第1回として「ご近所助け合い活動入門」をふれあいセンターで開いた。講師にテレビやラジオなどの福祉関係の番組に多数出演し、著書も多い「わかるふくしネットワーク」主宰者の木原孝久さんを迎え、住民主体の福祉のあり方についての講義を聞いた。
木原さんは現在の介護保険制度の限界について説明し、これからの福祉は制度に頼らず地域住民みんなの力でやるべき竏窒ニ話した上で「近くに住んでいるすべてのお年寄りの人間関係、人脈を地図に書き込めば福祉面はもちろん災害にも犯罪にも強い体制ができ上がる」として支え合いマップの作成を強く勧めた=写真。
第2回講座は11日に開き、町内福祉活動の先進地として知られる愛知県安城市の鳥居玄根さん、吉村了子さんを講師に迎えて講演「町内会で地域の支え合いづくり」を聞く。 -
愛の鈴づくり
南箕輪村ボランティア運営委員会(浦山幸男委員長)は3日、中学校の卒業生に贈る「愛の鈴」をボランティアセンターで作った。
愛の鈴は、「卒業しても健康で村のことを忘れず、福祉の気持ちを持って」との願いを込め、南箕輪中学校と伊那養護学校中学部の卒業生に毎年贈っている。
制作ボランティアを募り、運営委員会に所属する9団体の会員を中心に40人が集まった。
愛の鈴は手芸用のひも2本を1組にして井桁に編み、顔に見立てたウッドビーズを通してひもを結び、鈴を付ける。顔も一つずつ丁寧に手書きする。
ボランティアは「覚えれば簡単」と話し、約200個を手際よく作り上げた。
今後、「御卒業おめでとう」のメッセージと一緒に一つずつビニール袋に入れ、千代紙を張って手作りした箱に1クラス分ずつ詰めて中学校の同窓会入会式で贈呈する。 -
禁煙友愛会が社協に介護用品寄贈
禁煙友愛会宮田支部(小田切康一支部長、430人)は1日、宮田村社会福祉協議会に15万円相当の介護用品を寄贈した。同社協は「利用者も増えており、欲しかったものばかり。本当にありがたい」と喜んでいる。
同支部は会費から毎年、社協などへ善意を寄せている。
今年も「必要なものを」と、介護ベッドにつけるサイドテーブル、床ずれ防止などに効果があるエアマット各2台、さらに歩行器1台を寄贈した。
この日は小田切支部長ら役員が村役場を訪問。「会員の皆さんの協力で今年も寄付ができる」と引き渡し、社協会長の清水靖夫村長は「大切に使わせて頂く」と感謝した。 -
ボランティア講座
飯島町中央公民館のボランティア講座は31日開講、16人が参加し、3月13日まで全4回開く。
初回は町社協の福祉活動専門員の中村やよいさんを講師に、ボランティア活動の基本について理解を深めた。 中村さんは「ボランティアってなあに」と題した講話で、「ボランティアとは誰でも安心して暮らせるまちづくりを目指す活動」と定義し「ボランティアはやってあげるだけのものでなく、もらうものもある。相互の自然の思いやりのやりとり」とした。
また、ボランティアの原則に、自主性、主体性、無償性、非営利性、社会性などを挙げた。
ボランティア活動の領域について、福祉だけでなく、保健・医療、社会教育、まちづくりなどあらゆる場面での活動が始まっていると話した。
社協のボランティアセンターの役割や、具体的な活動を紹介し「まず『ボランティアは楽しいぞ』というイメージを持ち、積極的に参加を」と呼び掛けた。 -
JA上伊那の生活部会が老人保健施設「すずたけ」にチャリティーバザーの収益金で購入した車いすなどを寄贈
上伊那農業協同組合(JA上伊那)伊那地区と東部地区の生活部会は30日、車いすや徘徊防止センサーマットなどを伊那市美篶の老人保健施設「すずたけ」に寄贈した=写真。
寄贈品は、両生活部会が昨年のJA上伊那まつりなどで実施したチャリティーバザーの収益金で購入したもので、伊那地区は03年から、東部地区は昨年からこの取り組みを続けている。
昨年のバザーでは、東部地区で10万円、伊那地区で28万円の収益金が集まったため、東部地区が車いす1台と歩行機2台を、伊那地区が徘徊防止センサーマット2台を寄贈することとなった。
この日は、JA上伊那の三沢芳秀代表専務理事とともに伊那地区の加藤加与子部会長と東部地区の金井靖子部会長が同施設を訪問。
塚越広施設長は「徘徊する人も多く、センサーが鳴って気付くこともある。また歩行機も、少し足がおぼつかなくなった人にはありがたい」と感謝の思いを語った。 -
福祉作業所利用者が漢字検定に挑戦
宮田村福祉作業所の利用者2人が、漢字検定を受験するため熱心に学習に励んでいる。試験は2月4日に迫っているが、新たな意欲にもなっている。
同作業所では習字などに挑戦するなかで、漢字や日本語の素晴らしさを再認識してきた。
日常的に読み書きが好きな人も多く、初めて漢字検定に挑戦することに。
参考書や練習帳を使って学習。ハネなど細かな部分も減点対象となるため、何度も繰り返し書いて覚えている。
「毎日集中してするようになった。家へ帰ってからもやっています」と、受験を予定する女性利用者。職員は「自信にもなるはず」と頑張りにエールを送っている。 -
もうすぐ節分、かわいい鬼さんが福を招き入れに
節分を控え宮田村デイサービスセンターに連日、隣接の東保育園の園児扮するかわいい鬼たちが・ス出没・ス。高齢者と交流し、福を招き入れている。
30日は年少園児31人が手作りの鬼の面をかぶって訪問。デイサービス利用者と豆まきを楽しみ、座って一緒に豆を食べた。
「ホントにかわいい鬼さんだねぇ」と目尻が下がり放しのおじいちゃん、おばあちゃん。「鬼は外、福は内」と歌も楽しみ、楽しい時間はあっという間に。
別れを惜しみつつ握手。「また来てね」と、鬼たちはやさしい眼差しに包まれながら去っていった。 -
ひとり暮らし高齢者食事交流会、正月遊びも満喫
宮田村社会福祉協議会は26日、ひとり暮らし高齢者の食事交流会を村の福祉交流施設なごみ家で開いた。正月遊びを満喫し、彩り豊かな昼食に舌鼓。11人が笑って楽しく新年最初のふれあいを深めた。
干支の動物の絵などが描かれた正月気分満点のカード。社協職員が以前に手作りしたものだが、それを使って神経衰弱ゲームをみんなで楽しんだ。
記憶をたどって大当たり。頭の回転の体操にもなり、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔があふれた。
手先を動かす「納豆体操」にも挑戦。「納豆がダイエットになるって聞いたから、思わず買ったのに」と冗談も飛び交いながら、心身ともにほぐした。
心地良い汗を流した後は、お待ちかねの昼食タイム。天ぷらや茶碗蒸し、長芋の梅あえ、フルーツにはイチゴなど、栄養バランス満点の旬の味を楽しんだ。
同交流会は2カ月に一度開き、家に閉じこもりがちな高齢者を支えている。 -
村営巡回バスに新型低床バスを導入
中川村は村営巡回バス車両3台中2台を更新。新車両のうち1台は、初の路線バス型で、高齢者や幼児に配慮した新型低床バスを導入、30日、ショピングセンターチャオ駐車場で運行開始式を行い、供用開始した。もう1台は現行とほぼ同型で29人乗り、2月中旬の供用開始を見込む。
更新される2台は10年余経過し、老朽化に伴う更新。事業費約2千万円は全額日本宝くじ協会公益助成事業を活用した。
低床バスは乗降口の地上高が31センチで、ドアが開いた時はさらに5センチ降下し、乗り降りしやすいのが特徴。排気量5000CC、乗車定員25人(座席14、立ち席10、運転席)。大きさは幅208センチ、長さ630センチとコンパクト。車高調整機能により、山間部での走行が可能。
みなかた保育園の年中園児17人をはじめ、村、村議会、有償運送事業者ら約40人が出席した出発式で、曽我村長は「巡回バス事業はすっかり定着し、好調に推移し、今年度の利用者は3万人を超えそうだ。高齢者や幼児が安全に乗降できる低床バスを導入した。ますます村民に愛され、利用されるように」と期待を込めた。
この後、園児や出席者は早速バスに乗り込み、役場や南向診療所まで試乗体験した。
新車両は東西線を中心に、飯島町行など他路線でも運行する。
新車両の運行開始を記念し、2月2日まで、65歳以上は無料で乗車できる。 -
3歳児健診未来飛行
飯島町は子どもたちの健やかな成長を願う子育て支援事業「3歳児子育て未来飛行」を26日、保健センターで3歳児健診に合わせて行った。
98年度からの継続事業で今年初の実施。 会場には03年12月、04年1月生まれの幼児10人が親子で集まり、高坂町長は3歳児健診で、虫歯ゼロの幼児には、賞状とピカピカメダルを贈り「これからも、虫歯にならないように頑張って」と声を掛け、虫歯のあった幼児には「がんばりましょう」メダルを首に掛け「ちょっと残念だったね。気をつけようね」と優しく話した。
また、全員に絵本「を贈り、「子育てに役立てて」と期待した。# -
公営特養みすず寮の存続を願う市民の集い
伊那市が上伊那福祉協会への経営移管を進めている特別養護老人ホーム・みすず寮の公営存続を願う市民の集いが27日、市民会館であった。約120人が集まり、民間移管反対への思いを強めた。
集いは、昨年11月末に発足した公営みすず寮を守る会(小林幹彦会長)によるもので、活動の経過説明を当たった小林会長は「2万人以上を目標に集めている署名も、1万8千近くなっている。社会保障まで市場原理の中に放り込まれてしまえば、格差社会は一層拡大する。安心して暮らし続けられるまちづくりのビジョンを作っていきたい」と語った。
また、県営老人ホームの民営化反対運動を展開している富山県職員労働組合の清水哲男会長を迎えた特別報告も実施。清水会長は「民間移管で一番問題となるのは職員がすべて入れ替わること。福祉施設は利用者とスタッフの信頼関係があって成り立っており、絶対に認めるわけにはいかない。お互いにがんばりましょう」とエールを送った。 -
駒ケ根市明社協がタオル包装
寝たきりのお年寄りや障害者らを自宅で介護する人たちに慰問品として大型バスタオルを贈るため、明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は25日、タオルの箱詰めと包装作業を駒ケ根市の市福祉センターで行った。理事ら約20人が参加し、手分けして箱を組み立てたりタオルをたたんで箱につめたりする作業を手際良く行った=写真。堀内会長は「バスタオルの慰問は毎年のことだが、介護で苦労している人に少しでも喜んでもらえればうれしい」と話している。
包装されたタオルは「日ごろの介護お疲れさま」などと書かれた慰問文とともに26日から約1週間かけ、明社協の理事らが市内178世帯の介護者宅に直接届ける。タオルの購入資金には市内の金融機関など18カ所に置いた「善意の箱」に寄せられた市民の募金などを充てている。 -
宮田小3年2組、社協訪問して「役に立つこと」考える
農産物を栽培し、販売も行なった宮田村宮田小学校3年2組は22日、売り上げ金などで人の役に立ちたいと、宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターを訪問見学した。事務局の阿部千元さんは「高齢者と交流する心のプレゼントも一つの方法」とアドバイス。児童はお金を使わなくても日常的にできる貢献法があることも学び、・ス役に立つ・ス想いをさらにふくらませた。
売り上げ金の使い道は漠然とだが「困った人のために使おう」と考えた同学級。しかし、どのような形で役に立てれるのかハッキリせず、悩んでいる。
この日は社協の役割や高齢者の生活などについて説明を受け、デイ利用者の様子や施設も見学した。
「お年寄りは子どもたちと交流すると笑顔が広がります」と阿部さん。ひとり暮らし高齢者宅を訪問したり、誘ったりして話しをすることも貢献のひとつと話した。
児童たちは「他にもお金を使わずに、私たちができることはありますか」など質問する姿も。「僕たちが何をすべきか分かった気がする」と感想を話す男子もいた。
学級に戻り、「何ができるか」再び話し合いを始めた3年2組。4年進級のクラス替えまで日はないが、この仲間で一緒にできることを探していく。 -
「米山文庫」お礼の会
駒ケ根市の赤穂小学校(高野普校長)は24日、同小にクリスマスプレゼントとして図書購入費を40年間欠かさず贈り続けている同市上穂南の会社役員米山政一さん(84)を招き、本年度の寄付に対するお礼の会を開いた。米山さんは校内テレビ放送を通じて児童らに「本をぜひたくさん読んでください。あと少しでみんな進級・進学するが、交通事故に遭わないように気をつけて頑張ってください」と優しく呼び掛けた=写真。児童を代表して読書大好き委員会委員長の竹村草太君(6年)は「今年もたくさんの本をプレゼントしてくれてありがとうございました。全校のみんなで楽しくたくさん読みます。これからもお元気でいてください」と感謝を述べた。
米山さんは同小のPTA役員をしていた1966年から「学校の子どもたちみんなに喜んでもらおう」と毎年クリスマスの時期に寄付を続けている。寄付金で購入した図書の累計冊数は1097冊にもなり、図書館の一角に「米山文庫」コーナーが設けられている。 -
青少年ふくしの集い
駒ケ根市社会福祉協議会は20日、青少年ふくしの集いをふれあいセンターで開いた。市内の5小学校、2中学校と駒ケ根工業高校の児童、生徒約120人が参加。各学校の代表1グループずつが代わる代わるステージに立ち、この1年間にそれぞれ取り組んできた福祉活動などについて発表した。
赤穂小学校6年3組は総合的な学習の時間で取り組んできた活動について発表。地域の人に教えてもらって市ふれあい広場で発表した獅子舞などを披露した=写真。
中沢小ふれあいボランティア委員会の児童らは障害者について理解を深めようと行った福祉体験について、スライドを交えながら「車いすはうまく動かすのが難しかった」「アイマスクをかけたら怖くて一人では全然歩けなかった」などと感想を発表した。 -
安協の安全祈願祭
伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦会長)は21日、北割1区の大宮五十鈴神社で、恒例の新年安全祈願祭を開いた。
支会役員や駒ケ根署員ら約50人が出席し、服装点検で気を引き締め、神事で1年間の無事故を祈った。
神事に先立ち、赤羽根支会長は「昨年は皆さんの多大なる協力で、事故件数、けが人ともに減少した。新年を迎え、心新たに、安全意識の高揚、交通安全指導に取り組んで」とあいさつ。
駒ケ根署の野口博美駅前交番所長は「年頭初からの高成績が年末まで継続し、優秀警察署として県警から表彰された。これも安協の皆さんの支援協力のたまもの」と感謝し、最近の同署員による不祥事に触れ「やってはならないことをしてしまった。署員一同粛々と治安維持に当りたい」と述べ「悲惨な交通事故を1つでも少なくするように、一層の協力を」と呼び掛けた。
この後、新築なった拝殿で神事を行い、無事故を祈願した。 -
売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会
伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫会長)は20日、南仲町の成人大学センターで、売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会を開いた。 約200人の聴衆を前に、喬太郎師匠は「酔っ払い運転、携帯電話片手の運転はもちろん、男女がいちゃいちょしながらの運転も危険、カップル禁止法も必要」と安全運転を小話で訴えた後、泣き上戸、笑い上戸、鶏上戸など酔っ払いの生態と、夫婦の駆け引きを絡ませた「かわりめ」を一席。2席目は「さくら丼には馬が乗っているのかと思った。初めて食べたがとてもおいしかった」と飯島町の名物丼を持ち上げた後「ひーふーみー:、今何時だい」でなじみの「時そば」。師匠のそばをすする音と、百面相に会場は大爆笑した。
また、会では落語のほか、県警交通企画係の五明靖夫補佐が、昨年の県下の交通事故発生状況や事故事例を紹介し、今年は▽高齢者の事故防止▽飲酒運転の撲滅、後部座席を含め全座席のシートベルト着用の徹底-を重点項目に活動していくとし、協力を求めた。県交通安全支援センターが交通寸劇で、楽しく正しい横断歩道の渡り方、信号の見方を学んだ。交通安全体験車「まなび号」、運転診断「点灯くん」など体験コーナーもあった。 -
駒ケ根市で認知症を考える講座
駒ケ根市は19日、一般市民を対象にした認知症について考える講座を同市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約80人が集まり、諏訪市の県介護センター所長丸山直道さんによる講義「認知症高齢者の正しい理解と私たちにできること」を聴いた=写真。丸山さんは認知症の現状や原因などについて説明した上で、認知症の人への対応について「介護する側からされる側に立場が変わったつもりで考え、かけがえのない一人の人間として接する気持ちが大切だ」と訴えた。
講座は2月17日にも「認知症の理解と高齢者への対応について」をテーマに開かれ、医師や介護経験者の講義を聞くほか、参加者によるグループワークなどが行われる。 -
人権擁護委員が宮田村の施設を視察研修
伊南4市町村で構成する伊那人権擁護委員協議会南部部会(福澤輝夫部会長)は18日、研修会を宮田村で開いた。社会福祉施設など同村内4カ所を視察。高齢者、障害者、子育て支援と、地域の幅広い参加も得て家庭的な雰囲気で行なわれている同村の事業に関心を寄せた。
約10人の委員が村の福祉交流施設なごみ家などを訪問。職員から事業内容など説明を受け、理解を深めた。
村福祉作業所では利用者の日常生活を見学し、生産販売しているモップやビーズ製品なども手にとった。
喫茶も開くなど意欲的に取り組む利用者の姿にふれ「アイデアも良く、素晴らしい」と感心していた。
長野法務局伊那支局の牛房秀雄局長を講師に迎え、「人権審判事件」について講義も受けた。 -
手良憩の家でハーモニカグループ「ハニー・コーン」がボランティア演奏会
伊那市内の女性でつくるハーモニカグループ「ハニー・コーン」(橋爪紗英子代表)が17日、手良地区にある老人憩の家「手良荘」のミニデーサービスで、ボランティア演奏会を開いた。約10人のお年寄りが集まり、昔懐かしい音のハーモニーに聞き入った=写真。
メンバーは、生涯学習センターの6回講座でハーモニカを学んだ仲間。講座終了後も「ハーモニーいなっせ」として活動を続けてきたが、自分たちの練習の成果をさまざまな人に聞いてもらいたい竏窒ニ、そのうちの12人で「ハニー・コーン」を発足。昨年12月から公民館は福祉施設での演奏披露活動を開始した。
活動4回目のこの日は、「雪」「靴がなる」などの童謡・唱歌、約10曲を披露。昔懐かしい曲に合わせてお年寄りも元気良く歌い、会場には和やかな空気が流れた。
メンバーは「ボランティアは自分にも若さをもらえて生きがい」と話していた。 -
日本語ボランティア講座
外国人に日本語を教えるボランティアを養成する講座(全5回)が16日、駒ケ根市のふれあいセンターで開講した。地域に住む外国人の支援と交流を目的に06年に設立された民間ボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」(清水敏晴代表)と駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)の共催。駒ケ根市や伊那市などの約30人が参加し、日本語を外国人に分かりやすく教える方法を学んだ。講師は同ネットワークの唐澤隆子さん。日本に滞在する留学生などの外国人向けの日本語講師を約10年間務めてきたと言う唐澤さんは「皆さんにとって日本語は母国語なので日常無意識に使っているが、言葉の分からない外国人に教えようとすると意外に難しいもの。分かりやすく教えるためには、日本語がどんな言葉なのか改めて意識する必要がある」と話した。参加者は真剣な表情で講義に聴き入っていた=写真。
講座は2月13日まで週1回ずつ開かれる。 -
移動手段の確保充実がトップ、宮田村の障害者意識調査で
宮田村の障害者が充実を望む保健、福祉医療サービスで、最も回答が多かったのが所得保障の充実とともに移動手段の確保であることが分かった。村は本年度中に策定する「村障がい者福祉計画」に向けて意見を聞こうと、村内の身体、知的、精神の障害者全346人を対象に意識調査。就労やまちづくりなども聞いており、集まったこれらの意見をもとに計画策定していく。
10月から11月にかけて、35の設問から成る記入選択方式のアンケート調査を実施。回収率は55・2%だった。
サービス充実については13・1%が「福祉バスや福祉タクシーなど移動手段の確保、移送サービス」と回答。
さらに仕事する時に困っていることについて聞いた設問では24・1%が「通勤が困難」と答え、改めて・ス足・スの確保の必要性の高さが浮き彫りになった。
外出時の困ることについては、21・4%が「自分で運転できないために自由が利かない」とも回答。
44・9%は「ほぼ毎日外出する」と答えたが、外出する機会がほとんどない56人中、6人は「外出したいが交通手段がない」、13人は「外出したいが介助者がいない」とした。
調査結果は16日に初回を開いた「村障がい者福祉計画策定員会」で公表。委員からは「障害者の要望の強いものを支援していくことが大切。経済的な問題もあるが、移動手段についても検討を」と意見があった。
同委員会は民生児童委員、社協、医師、さらに身障者福祉協会、介護者ら12人で構成。ただ、知的、精神の当事者がメンバーに含まれず、委員からは意見も出た。 -
タオル切りボランティア
箕輪町のデイサービスセンターゆとり荘で使う古タオルの準備を手伝おうと、町社会福祉協議会の呼びかけに応じた地域住民が11日、町福祉センターでタオルを小さく切る作業に取り組んだ。
ゆとり荘では、古いタオルを住民から提供してもらい、小さく切って利用者の介助をはじめさまざまな場面で利用している。
本年度は、昨年の災害時にも提供があったため多くの古タオルが集まった。切る作業が追いついていないこともあり、住民がちょっとしたボランティアに参加するきっかけ作りも考えて、町社協の地域ふれあいグループが初めてタオル切りボランティアを募集した。
好きな時間に都合のつく時間だけ-と呼びかけたところ、午前中に5人、午後に7人が訪れた。
タオル切りは、フェイスタオル8等分の大きさに切る。厚手のタオルやバスタオルのように大きなサイズもあり、何枚も切るのは大変な作業だが、参加者は「少しお役に立てれば」と、同じ思いで集まった人たちと話をしながら次々とタオルを切っていた。