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善意の竹筒募金寄付
駒ケ根市北町の焼肉店「やぶ」の店主藪原勇さんは22日、市役所を訪れ、店のカウンターに置いた「福祉善意の筒」への寄付金2万3千円を「福祉のために役立てて」と市に寄付した=写真。「福祉善意の筒」は重い腎臓病にかかった薮原さんの長女弥生さんが介護者慰労金などで市に世話になったことへの感謝の思いを込めて始めたもの。弥生さんは12年前に亡くなったが、寄付はその後も続けられ、今年で24年目になる。藪原さんや家族のほか来店客が小銭を入れるなどして募金に協力している。
受け取った中原正純市長は「毎年の心のこもった善意に感謝する。福祉のために志に沿った使い方をしたい」と礼を述べた。募金は市社会福祉協議会の善意銀行に積み立てられる。 -
中華レストラン募金寄付
駒ケ根市北割一区の中華ファミリーレストラン寿(中川正明代表取締役)は21日、駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)を訪れ、店内に設置した募金箱に来店客らが寄せた現金4421円を寄付した=写真。中川さんは「ほんのささやかな気持ちだが少しでも役に立てればうれしい。この地域で商売させてもらっているので恩返しのつもり」と話している。
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デイサービスお楽しみ会、職員熱演で利用者爆笑
宮田村社会福祉協議会は21日、年末恒例のお楽しみ会をデイサービスセンターで開いた。寸劇やダンスなど、職員が多彩な芸を披露。デイ利用者は穏やかな年の瀬に大笑いした。
衣装や小道具を手づくりするなど、手の凝った盛りだくさんの内容。数週間前から練習を積んできた力作を発表した。
女性介護員がちょんまげ姿の力士に扮した相撲ダンス、・スちょっぴり・ス懐かしいスーダラ節やヒゲダンスに、会場は爆笑の渦となった。
寸劇は講談風で、・ス本当・スに懐かしい「君の名は」と「金色夜叉」の名場面を上演。
コミカルにアレンジした内容だが「春樹と真知子」、「寛一、お宮」のラブシーンを再現した。
プロ顔負けの熱演におじいちゃん、おばあちゃんはクギ付け。昔を思い出すテーマ曲も郷愁を誘い「すごい良かった」と歓声も飛んだ。 -
伊那市高齢者権利擁護ネットワークを構築
本年4月の「高齢者の虐待予防・養護者に対する支援に関する法律」の施行に伴い、伊那市は、介護保険サービス事業者や行政機関などの関係者が連携を図る「市高齢者権利擁護ネットワーク」を構築した。20日、市役所で検討会を開き=写真、集まった同関係者らがネットワークの必要性を理解し、構築を認めた。
市は、同法律の施行により、相談窓口業務を責務とする地域包括支援センターを市役所高齢者福祉課内など6カ所に設置。法律でネットワークの構築を義務付けられた同センターは、ネットワーク事業の原案を検討会で提出し、関係者らと話し合った。
事業の概要は、各相談機関同士の有機的な連携と虐待、消費者被害などの高齢者の権利侵害への対応のための体制づくり。具体的な取り組みである、権利侵害の早期発見・通報体制、意識啓発による予防活動などのネットワークを構築した。
将来に向けての取り組みとして、子どもや障害者らの権利擁護システムとの統合についても話し合った。
来年以降、年2、3回の関係機関会議を開き、具体的な運営方法を検討していく。
支援センターに寄せられた相談は11月末現在、高齢者虐待相談17件、消費者被害相談3件、その他の相談5件となっている。 -
観成園しゅん工式
施設の老朽化などに伴って移転、新築工事が進められていた伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)が運営する特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)の新施設が完成し20日、しゅん工式が開かれた。関係者約120人が出席し、玄関前でテープカットを行うなどして完成を祝った=写真。中原理事長は「観成園がここに完成したことにより、昭和伊南病院、老人保健施設フラワーハイツ、伊南訪問看護ステーションが一つのエリアに集まった。今後互いに連携し、地域住民の声に応えていきたい」とあいさつした。
職員増で事務所が手狭になったことなどにより、観成園の敷地内に新たに移転新築した伊南訪問看護ステーション(樋掛裕美子所長)のしゅん工式も併せて行われた。
観成園は鉄筋コンクリート2階建てで述べ床面積約4670平方メートル。旧施設が4人部屋だったのに対し、全室が個室となった。定員80人。総事業費は約12億7630万円で、うち国、県などの補助金は3億3180万円、自己資金は9460万円。残りの8億5千万円は借入金を充てる。
伊南訪問看護ステーションは鉄骨平屋建てで述べ床面積約200平方メートル。総事業費は5100万円で全額自己資金。 -
バンビーニのクリスマス会
中川村片桐のつどいの広場バンビーニで18日、一足早くクリスマス会を開いた。鈴の音を響かせ、お母さんたちが扮した、サンタクロースとトナカイが登場し、オープニング。トナカイ姿の竹入サリーさん(中田島)は腹話術人形のタロー君を子どもたちに紹介し、折り紙の星探しや英語の歌「きらきら星」で会を盛り上げた。
また、絵本の読み聞かせ、ハンドベル体験もあり、習い覚えたばかりのハンドベルで「ジングルベル」などクリスマスソングを演奏した。
10月オープンしたバンビーニは現在の登録者は87人と予想を上回る利用で、うち村外者は約3割。飯島町や駒ケ根市、豊丘村、松川町など。 -
不妊治療に助成
宮田村は子育て支援策として、来年度から不妊治療費の助成を始めようと検討している。年間10万円、最長5年間の補助を予定。同額助成している県の補助対象者に上乗せて支給する計画だ。
村内では3人程度が県の不妊治療費助成を受けているとみられ、村の補助対象者も同数程度を見込んでいる。
1回の不妊治療で数十万円かかるといわれるが、県と村の助成により、悩み治療を受ける村民にとって年間20万円の負担軽減になる。
補助対象者の条件などは3月までに練り上げ、4月から実施する予定だ。 -
遊ゆう広場、初めてのクリスマス
宮田村町2区仲なかふれあいセンター内にある乳幼児親子交流施設「遊ゆう広場」は20日、クリスマス会を開いた。28組の親子が参加。地域のボランティアの協力で、紙芝居やリトミック、バルーンアートを満喫した。
次々と創り出されるバルーンアートに子どもたちも大喜び。犬やトナカイまで飛び出し、親子自身も風船を使って動物をつくった。
クリスマスソングの演奏にあわせて体を動かしたり、静かに紙芝居に耳を傾けたり。仲間と一緒に、一足早い聖なる日を楽しんでいた。
同センターは今夏開設。現在は80組にまで利用登録世帯が増え、1日平均10組ほどの利用と若い親子に支持されている。 -
ボーイスカウト美化活動
ボーイスカウト日本連盟駒ケ根第1団ボーイ隊(吉澤一美隊長)は17日、駒ケ根市総合文化センターのすずらん公園内にある公衆トイレの清掃ボランティア作業を行った。小学5年から中学2年の6人が参加し、トイレの内外を隅々まできれいにした。参加者は「汚いな」「臭い」などと顔をしかめながらもブラシなどで便器や壁を清掃=写真。皆で協力してトイレを美しく磨き上げた。
同団は入団者の募集を随時受け付けている。問い合わせは事務局小池譲さん(TEL82・6165)へ。 -
駒ケ根JC募金を寄付
駒ケ根青年会議所(加藤道生理事長)は「みなこいワールドフェスタ 第13回協力隊週間2006inこまがね」のメーンイベントとして10月22日に駒ケ根市の広小路、銀座商店街を会場に開いた「駒ケ根国際広場」に出店したブースでの売上金のほか、各地のイベントなどで協力を呼び掛けて集まった募金計3万円を、駒ケ根協力隊を育てる会(会長・中原正純市長)が青年海外協力隊員を支援する事業「小さなハートプロジェクト」に寄付した。18日、加藤理事長ら2人が市役所を訪れ、寄付金を中原市長に手渡した=写真。中原市長は「国際協力に向けたいろいろな活動に積極的に取り組んでもらっていることに感謝する」と礼を述べた。
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栃若さん飲酒運転撲滅CD寄贈
元大相撲幕下力士で歌手の栃若清光さん(71)=宮田村大田切=は17日、宮田村の村民会館大ホールで開いた新曲発表会の席上で、飲酒運転の撲滅をテーマにしたオリジナル曲『「飲酒運転撲滅編」飲んだら乗らぬが人の道』入りのCD600枚を伊南交通安全協会(玉木武春会長)に寄贈した=写真。栃若さんは「飲酒運転防止に何か力になれることはないかと考えたが、自分には歌しかできない。皆にこの曲を聴いてもらい、飲酒運転について考えてほしい」と話した。伊南安協は今後の交通安全運動などに活用していきたいとしている。
曲は「ほろ酔いでアクセル踏めば愛車が凶器に早変わり」「勧めた君も重たい罪よ」などと飲酒運転の戒めを明るい演歌調で訴えたもの。CDにはほかに『新宮田音頭 絶唱・宮田村』『頑張れ中小企業の仲間達』『大西郷』の3曲が収録されている。 -
認知症グループホームしゅん工式
空家となっていた民家を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)が借り上げて改修し、07年1月に開所する認知症高齢者向けのグループホーム「いなほ」の改装工事が終わり19日、しゅん工式が同市市場割の現地で行われた=写真。関係者約30人が出席し、テープカットを行って工事の無事完成を祝った=写真。
「いなほ」は木造平屋建て167平方メートルの瓦ぶき。洋室、和室各3部屋のほか居間、台所食堂、事務室、浴室などを備える。定員は6人。施設整備事業費は2860万円で、うち市の補助金は1500万円。
名称は市社協が7、8月に行った公募の中から、稲穂のように実り豊かな人生を送れるように竏窒ニの思いを込めて決められた。
同施設は24日午前10時縲恁゚後3時に一般にも公開される。 -
支え合いマップ作成勉強会
箕輪町社会福祉協議会は15日、地域福祉ネットワーク事業の一つ、支え合い推進事業で取り組んでいる支え合いマップの作成実技勉強会を町福祉センターで開いた。06年度のモデル地区3地区の関係者らが、要援護者や支援者らを地図に書き込んで支え合いマップの作り方を学んだ。
支え合い推進事業は、「支え合いマップ」作りで地域の福祉課題を掘り起こし、地域の支え合いをさらに拡大して地域で解決できる仕組みの構築を目的とする。
モデル地区は北小河内区、福与区、八乙女区。年度内にマップを完成させる予定。
勉強会は区長、常会長、民生委員、町社協職員、町保健福祉課職員が参加。駒ヶ根市社会福祉協議会の片桐美登さんが指導した。
住宅地図に要援護者を赤色、支援者を青色、災害時に頼りになりそうな地域の人材や施設を黄色というように色分けして書き込む方法で、各地区ごとに取り組んだ。北小河内区と福与区は、すでに作成済みの「災害時要援護者登録台帳」を、八乙女区は皆の持つ情報を基にマップを作った。
北小河内区は、区内に防災組織があり、「向こう三軒両隣」という全戸の台帳が出来ているが、丸山全二区長は、「災害のときは要援護者をまず先に考えないといけない。防災組織はあっても実際だれがどうするということができていないので、支え合いマップを作っていかないといけない」と話していた。 -
伊那市合唱・器楽祭「い~な音楽祭2006」
新伊那市誕生後初の伊那市合唱・器楽祭「い縲怩ネ音楽祭2006」は17日、県伊那文化会館であった。小学生から大人まで26団体、600人以上が熱演した。
合併前の旧市町村単位すべてからの参加に加え、木曽からも3団体を招待した。長谷中学校3年生による太鼓演奏「仙丈」で開幕。毎年3年生が先輩から受け継いで演奏しているという曲で、息の合った勇ましく力強い演奏を披露した。
交響楽団、フルートアンサンブルのほか、小学校の合唱団や学級、高校の合唱団、地域の合唱団などが次々とステージで演奏。それぞれの団体の個性を出し、美しい音色、歌声を響かせて、互いの音楽を楽しみ合った。 -
外国籍児童就学支援を求めて募金活動
県内の国際交流推進団体などでつくる外国籍児童支援会議は16日、日本の小学校や母国語学校に通っていない外国籍児童の就学支援を支援するための募金活動を、伊那市のアピタ伊那店前でした。会議のメンバーである地元のNPO、「クローバーコミュニケーション信州」と「伊那国際交流協会」、伊那市内にあるブラジル母国語学校「コレージオ・デサフィオ」の児童などが参加。サンタの衣装や動物着ぐるみをまとい「募金お願いします」と呼びかけた=写真。
外国人労働者の増加に伴い、外国籍児童も増加。現在県内には約2500人の外国籍児童がいるが、うち約24%は日本の小学校にも母国語学校にも通っていない。
こうした状況を改善するため同会議は、外国籍児童の就学を支援する「サンタ・プロジェクト」立ち上げ、募金活動や外国籍児童の就学率向上のための話し合いなどを進めながら、地域住民に問題認識を高めてもらうおうと活動している。
ブラジル母国語学校が2校ある上伊那は、外国籍児童数が多い地域の一つ。県とほぼ同率の外国籍児童が就学しておらず、ブラジル以外の外国籍児童の就学率は特に低く、今後の課題となっている。 -
明治亭ソースかつ丼プレゼント
駒ケ根市赤穂北割一区の飲食店明治亭(片田秀昭社長)は18日、知的障害者総合援護施設西駒郷を訪れ、利用者ら約280人に自慢のソースかつ丼を無料で振る舞った。同店では毎年クリスマスの時期に合わせて西駒郷の利用者を店に招待してソースかつ丼をプレゼントしてきたが、1年に数十人ずつしか招待できないことから、今年新たにつくった移動店舗「ソースかつ丼号」が西駒郷に出動。片田社長ら3人が車内にしつらえた厨房でかつを揚げるなどして人数分の弁当を作った。サンタクロースの扮(ふん)装で登場した片田社長が「ここへ来て作った温かいかつ丼弁当をどうぞ食べてください」とできたての弁当を利用者に手渡した=写真。利用者の代表は「ありがとうございます」と礼を言いながら、お返しに手織りの花瓶敷きを贈った。
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ふれあいバザールinいなっせ開催
伊那市内の共同作業所5施設による「ふれいあいバザールinいなっせ」が16日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。各施設の自主制作している織物や焼き物、クッキーなど約600点が販売されたほか、革細工の体験コーナーや織り機を使った実演などもあり、訪れた人を楽しませた=写真。
自主作品の販売で得た代金を利用者に還元するとともに、地域の人に共同作業所への理解を深めてもらおう竏窒ニ始まった取り組み。施設同士が交流を深め、お互いの自主作品を知る機会にもなっている。
伊那地区からは伊那市共同作業の家「ゆめわーく」、「輪っこはうす」のほか、今年から「コスモスの家」も参加。高遠町の「高遠さくらの家」長谷地区の「ひまわりの家」も、昨年から引き続き参加している。
自主作品に加え、星型のキャンドルや紙粘土で作ったもみの木のオブジェ、シクラメンなどこの時期ならではの作品もあり、利用者も「いかがですか」と来場者に呼びかけていた。
各施設では、企業などから受ける請け負い作業の傍ら、自主作品作りに取り組んでいる。 -
犬のサンタが元気をプレゼント
愛犬を連れて毎月、宮田村新田の介護老人保健施設「プラムの里」を訪問するボランティアグループは12日、サンタクロースの衣装を着た愛犬5頭と同施設を訪れ、利用者らに一足早いクリスマスの演出をプレゼントした。
同グループは、動物の癒し効果を利用し利用者と触れ合う「動物介在活動」を同施設の開設当初から実施。現在は、村内在住の田中晃子さんら4人のボランティアが6、7頭の愛犬とともに月2回のペースで訪れている。
この日は、サンタの帽子や洋服、赤い首飾りを付け、おしゃれをしたキャバリア、トイプードルなどの小型犬が訪問。愛きょうを振りまきながら掛け回ったり、利用者のひざの上に座って甘えたりして交流を深めた。
施設関係者は「毎月の訪問を楽しみにしている人も多い。表情も豊かに元気になってくれる」。田中さんは「犬のおかげで元気になってもらえると私たちもうれしい」と話していた。
クリスマス衣装で訪問した犬と触れ合う利用者ら -
青年海外協力隊修了式
駒ケ根市のJICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊(加藤高史訓練所長)は13日、06年度第2次青年海外協力隊の派遣前訓練修了式を同訓練所で行った。70日間の訓練を終えた候補生196人は加藤所長から一人一人修了証とエンブレムを手渡され、晴れて正式隊員となった喜びをかみしめた=写真。隊員代表の牛丸あかりさん(パナマ派遣)は「たくさんの人の協力のおかげで訓練を終えて任国に旅立てる。その感謝の気持ちを精いっぱい任地の人たちにも伝えていきたい」と謝辞を述べた。
JICAの松本有幸理事は式辞で「派遣国では多くの困難に出合うだろうが、訓練で培った能力をいかんなく発揮して活動し、協力隊の歴史に新たな1ページを加えてほしい」と激励した。
隊員らの派遣先は中南米やアジア、アフリカなどの40カ国。それぞれ教育、保健衛生、農林水産などの分野で技術の指導などに当たる。 -
伊那市の内海温さんがたかずやの里へまき割り機の購入費を寄付
伊那市西箕輪の内海温さん(76)が13日、富県の児童養護施設「たかずやの里」へ、大型まき割り機の購入資金30万円を寄付した。
たかずやの里は昨年6月、より家庭に近い生活環境を子どもたちに提供する小規模ケア施設「丘の家」をオープン。同施設にはまきストーブが備え付けられており、昨年、今年とボランティアの協力を得てトラック2台分のまきを準備したが、まき割り作業は想像以上に負担が大きかったためまき割り機の購入を検討。しかし、購入資金がなく、そのままとなっていた。
そこで、たかずや福祉会の幹事を務める久保村英昭さんを通じて内海さんに協力を呼びかけたところ、快く了承を得た。
現在、副病院長として市内の病院に勤務している内海さん。児童養護活動にはかねてから関心を寄せてきた。
「こういう社会情勢の中で子どもたちにしわ寄せがきている。少しでも協力できれば」と話していた。
今後は、子どもたちも機械を使ってまき割りに参加するという。 -
病院でクリスマスコンサート
宮田村を中心にして上伊那各地の音楽指導者でつくる「宮田ミュージックサークル」(MMC、瀧澤智恵子代表)は13日夕、駒ケ根市の昭和伊南総合病院でクリスマスコンサートを開いた。メンバーや指導する子どもたちが多数出演。元気な歌声や清らかなハンドベルなどで、患者たちを励ました。
同コンサートは4年目。今年も子どもたちがクリスマスカードを持って病室をまわり、患者たちを招待した。
最初に宮田村の「サタデーシンガーズ」と飯島町の「音のカーニバル」の児童が、きよしこの夜を合唱。聖なる歌声が満員の会場に響き渡った。
赤穂中学校3年5組はハンドベル、同中選択音楽の生徒たちはリコーダーを披露。日ごろの練習の成果を発揮し、楽しませた。
MMCのメンバーも独唱、ピアノ、三味線と多彩な内容で演出。病気と闘う患者の心を音楽の力で癒し、感動を与えていた。 -
原油高の影響、村の高齢者入浴サービス午後のみに
原油価格の高騰により宮田村は来年1月から、毎週水、木曜日に老人福祉センターの浴室を高齢者に無料で開放している「入浴サービス」の時間帯を午後のみに変更する。3月末までの冬期間限定。午前中は利用者が少ないことも考慮し、夏と比べて数倍にはねあがる同センターの燃料費を出きる限り節減していく。
同センターはボイラーの熱循環で館内の暖房、浴室の加熱などを賄っている。
夏はソーラー熱も使えるため、浴室の水は早く温まるが、冬期間は午前10時からの開放にあわせるため、夜間もボイラーの電源を入れておく必要があった。
午後に限定することで、1月からは職員が朝出勤してから電源を入れ、燃料の節減を図る。
入浴サービスの利用者は1日あたり約15人。そのうち午前中の利用者は3、4人で「燃料の高い状況が続いており、支出を抑制するためにも理解してもらいたい」と住民福祉課は説明する。
1月のサービス開始は10日から。3月末までは午後1時から4時までの利用となる。 -
保健補導員会の終了式
宮田村保健補導員会(新谷秀子会長)は13日、1年間の活動を振り返る終了式を開いた。30人の補導員のうち半数が2年の任期を終えるが、今後も地域の保健活動に協力していこうと確認。家庭看護法の講習を受け、締めくくった。
各地区の補導員は今年も、各種教室や健康指導など、地域に根ざして精力的に活動。
終了式では成果を報告し、「補導員になって自身の健康への関心も高まった」「活動を通じて、多くの人と出会い、関わりを持てた」など感想も話した。
看護法の講習は赤十字指導員の小田切佳子さん=北割区=を講師に迎え、寝たきりの人を家庭で世話するポイントを学習した。
半身不随になったつもりで左の手足のみでパジャマの着脱なども挑戦。体の自由が利かない心の不安なども感じ取った。
「看護、介護される相手側の気持ちも感じて、気持ち良くお世話してほしい」と小田切さん。思いやりを肝に命じて、1年の活動を終えた。 -
まほらいな民謡会がみすず寮で民謡披露
クリスマス会を盛り上げよう竏窒ニ12日、まほらいな民謡会(六波羅民和会長)が伊那市美篶の特別養護老人ホーム「みすず寮」で、歌や踊りのプレゼントをした=写真。
多くの人に楽しんでもらいながら自分たちの勉強にもつなげよう竏窒ニ、民謡を学ぶ傍ら、福祉施設などで民謡披露をしているまほらいな民謡会。今回は、施設からの依頼があり、みすず寮のクリスマス会で民謡をすることになった。
この日は男女13人が参加。長谷の「ざんざ節」高遠町の「絵島節」、伊那の「伊那節」など、地元の民謡のほか、お年寄りにも一緒に歌ってもらおうと、「ふるさと」や「里の秋」などの童謡も加えた。
お年寄りも曲に合わせて手拍子をしたりおひねりを投げたりしながら、クリスマス会を楽しんでいた。
まほらいな民謡会の問い合わせは(TEL78・0074)六波羅さんへ。 -
駒ケ根ロータリークラブ募金寄付
駒ケ根ロータリークラブ(中島清一会長)は11日夜、年末家族会を駒ケ根市のグリーンホテルで開いた。パーティに先立ち、クラブは歳末助け合い募金として10万円を駒ケ根市に、530(ごみゼロ)運動協賛金として10万円を駒ケ根530運動推進連絡会(新井徳博会長)にそれぞれ手渡した=写真。中原正純市長と新井会長は「皆さんの志に感謝し、大切に使います」とそれぞれ礼を述べた。
家族会には会員と家族ら約70人が参加し、ジャズバンドの生演奏をバックにダンスを楽しむなど、和やかなパーティのひとときを過ごした。 -
1月20日、売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会
伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫会長)は1月20日午後1時30分から、南仲町の成人大学センターで、売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会を開く。
内容は喬太郎師匠の落語2席、県交通安全支援センターの交通寸劇、腹話術のほか、交通安全体験車「まなび号」、運転診断「点灯くん」など体験コーナーもある。入場無料。 喬太郎師匠は駒ケ根市の「喬太郎を駒ケ根に呼ぶ会(略称喬駒会)」が年1回、駒ケ根市の安楽寺で独演会を開き、地域ではすっかりなじみの落語家。
63年東京生まれ。85年柳家さん喬に入門。98年NHK新人演芸大賞落語部門大賞。00年3月真打昇進。主なTV出演はNHK「小朝がまいりました」など。週間文春「川柳のらりくらり」連載中。06年芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
落語と交通講話のドッキングという前代未聞の企画だが、下平支会長は「子どもから高齢者まで、多くの人に来ていただき、交通安全の意識を高めてもらえれば」と来場を呼びかけている。 -
シルバー人材ささえあい募金寄付
伊那広域シルバー人材センター伊那地区(三沢満男委員長)は14日、今年集めた「支え合い募金」、13万9327円を市に寄付した=写真。
伊那市、箕輪町、辰野町、南箕輪村の会員でつくる同センターでは「同じ高齢者同士助け合おう」と、毎年この時期に地区ごとで会員から募金を集め、4市町村に寄付している。
市町村合併があった伊那地区では、東部地区を新たに加わえ、3地区の約300人から募金を集めた。
三沢委員長は「せん定などは高齢化に伴い後継者が不足してきている。市の福祉に役立ててほしい」などと話していた。
募金は主に高齢者福祉に関する事業に利用する。 -
南箕輪簡保グリーン旅行会が村に寄付
南箕輪郵便局の簡保同趣同好団体の一つだった南箕輪簡保グリーン旅行会は11日、最後のチャリティーコンペで集めた募金3万1千円を、南箕輪村に寄付した。
簡易保険を通じて同じ趣味を楽しもうとそれぞれに活動してきた同趣同好団体だが、組織のスリム化などを理由に活動期間の更新ができなくなり、徐々に解散していくこととなった。
1989年から活動してきたたグリーン旅行会もその一つ。ゴルフを通じて交流を深めてきたが、解散が決まり「村の社会福祉に少しでも貢献しよう」と、最後にチャリティーコンペを開催した。
地域住民の交流の場としての機能も持っていた同趣同好団体だが、南箕輪郵便局ではこの1、2年でほとんどが解散するという。 -
厄年の赤穂中同窓生ら福祉ベッド寄贈
1981(昭和56)年度に赤穂中学校を卒業した同窓会員らが数え年で厄年を迎えることから来年正式に結成する「56すみれ会」(池上博康会長)は記念活動の一環として11日、福祉用の電動ベッド3台(計約11万円相当)を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄贈した。池上会長はじめ役員ら7人が市社協を訪れ「地域のために役立てて」と述べて目録とともにベッドを贈った=写真。ベッドはいずれも市内福岡のデイサービスセンター大原こだま園で使用される。
同会は今年から来年にかけ、赤穂地区の各小中学校に希望に応じた記念品を贈ることにしている。 -
福祉作業所利用者に負担軽減策
障害者自立支援法の施行による、福祉サービス利用における当事者1割負担の軽減策として宮田村は、村福祉作業所利用者と手話通訳派遣に便宜を図り、支援していく。12日の村議会一般質問で明らかにした。
村福祉作業所はものづくりや交流を通じて、利用者がわずかなながらでも収入を得ることで社会参加に取り組んでいる。
しかし、1割負担を適用すると、作業で得た賃金をはるかに超える金額が利用者に強いられる。
そのため村はサービス利用ではなく、賃金の1割を当事者負担にして、軽減を図る。
一般質問の答弁によると、福祉作業所の利用者が作業で得る平均月間賃金は5千円。その場合は5百円が、利用者負担となる。
手話通訳派遣については村が負担して、無料利用を継続する。