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みのわ手話ダンスの会が県外の愛好者と交流
箕輪町の手話ダンス愛好者でつくる「みのわ手話ダンスの会」(大槻一子指導員)は7日、町内の松島コミュニティーセンターで、交流会をした。大槻さんが指導する上伊那の4教室のメンバーと、東京、横浜から迎えた愛好者ら約60人が、親ぼくを深めた。
03年から2年に一度ある交流会。参加者らが「瀬戸の花嫁」「四季のうた」「ふるさと」「川の流れのように」など、さまざまなジャンルの曲に合わせて23プログラムを披露。日ごろの練習の成果に、盛大な拍手を送り合った。
また、全プログラム終了後は、各土地のお囃子(はやし)を全員で踊り、交流もした。
大槻指導員は「手話は聴覚障害者の大切な言葉ということを、見る人も、踊る人もより深く理解し、障害者との交流を深めていきたい」と話している。 -
高齢者の14%が介護保険制度「ほとんど知らない」
宮田村の高齢者の実態調査で、介護保険を受けていないお年寄りの14%が介護保険制度について「ほとんど知らない」と答えていたことが、分かった。介護が必要になった場合は6割ほどが自宅介護を希望したが、既に介護を受けている高齢者はそれを上回る74%が「(今後も)可能な限り自宅で生活したい」と答えた。村住民福祉課は意見を分析し、次期介護保険事業計画などの検討材料にする。
居宅で介護を受けている介護保険認定者107人全員とその家族(介護者)、65歳以上の高齢者から170人を抽出して調査。
認定者のうち83%は「必要なサービスを十分に利用している」と答えたが、10%は「不十分ながら利用している」とした。
一方で、介護者のうち22%は「心身の負担が大きい」と答え、旅行などリフレッシュの時間が持てないことに21%が不満も。
「施設入所や通所サービスを勧めても、本人がいやがって利用しない」というケースも9%あった。
また、12%は「高齢者虐待」の事例を近隣で見聞きしたことがあるとも答えた。
介護保険を受けていない高齢者への調査では、介護保険制度について61%が「よく知っている」と回答。20%は「ほとんど知っている」と答えた。
介護が必要になった場合の生活は「可能な限り自宅で」が61%、「自宅意外の施設」が20%、「分からない」は14%だった。
村はミニデイサービスなどの機会を利用して、元気な高齢者にも介護保険制度について説明しているが「少数だが知らないと答えており、さらに周知を図りたい」としている。 -
夏休みおたのしみ会
駒ケ根市立図書館(北澤みえ子館長)は6日、幼児と小学生を対象にした「夏休みおたのしみ会」を同館視聴覚室で開いた。約20人の親子らが集まり、クイズや大型絵本、パネルシアターなどを楽しんだ。
参加した親子らは南国風の衣装をまとった図書館職員らと一緒にフラダンスを踊って互いに打ち解け合ってからクイズに挑戦。絵本に登場する動物などの名前を「簡単だよ」などと言いながら、すらすらと答えていた。手遊びでは『お弁当の歌』を歌いながら楽しそうに手を動かし、大型絵本の読み聞かせやパネルシアターでは目を輝かせ、夢中になってページや画面を見つめていた。 -
大芝高原まつりを一緒に楽しもう
南箕輪村の大芝高原まつり(21日)に向け、福祉ボランティアの事前講習会が7日、会場となる大芝高原で開かれた。村民約30人が集まり、催し物の開催場所の確認と合わせて車いすの操作方法を学んだ。
福祉ボランティアは車いすの介助やトイレの介助などに当たるもので、10年目の取り組み。会場内は砂利道や芝生のため、当日は車いす利用者1人にボランティア3人がつく。
参加者の3分の1が車いすを使うことが初めてで、大芝高原まつり福祉ボランティア委員会の山崎一委員長が車いすの操作方法を説明。▽前の車輪が砂利で動かなかったら、後ろ向きにして進む▽利用者に声かけして動作に移る▽混雑するため、周囲をよく見る窶狽ネどとアドバイスした。
そのあと、実技に入り、参加者は交代しながら車いすを動かした。
何度か参加しているという女性は「舗装した道路と違い、重く、思うように進まないので難しい」と感想をもらし「まつりはみんなが楽しむもの。当日は自分たちも一緒に楽しみたい」と話した。
例年、車いす利用者25窶・0人が訪れている。
まつりでは「木曽の物産展」やクラシックカーフェスティバルなど多彩な催し物が計画されている。 -
どうぞのいすスタッフ、なごみ家で講演
隠すのではなく、自分の抱える障害と向き合いながら、一歩一歩前進していこう窶蝿ノ那市の福祉事業所「どうぞのいす」で働く小口真理子さん(19)が1日、宮田村にある障害者や高齢者のための住民参加型福祉施設"なごみ家"で講演した。
「自分と向き合うとき窶箔搓㍽ク調症はじめまして窶煤vと題した講演で、施設利用者など約30人が聞いた。
緑内障や統合失調症など、さまざまな障害を抱える小口さん。過去にはいじめを受けたこともあり、必死にそれを隠そうとしたこともあった。
しかし「どうぞのいす」との出会いが、小口さんの心境に劇的変化をもたらす。責任ある仕事の中で、信頼できる仲間や、自分のため、時には厳しくしかってくれる人と出会ったことで"人の支え"を実感し、病気をオープンにすることは決して恥ずかしいことではないことに気付いたという。
小口さんは「これまでの自分は気付いていても変わろうとしなかった。今は変わろうとする自分がいて、日々成長している」と、自身の変化を生き生きと語った。 -
サンポークリーン作戦
駒ケ根市に本店をおく不動産業サンポー(北村武夫代表取締役)は2日、地域の環境整備に協力しようと市内道路のクリーン作戦を行った。社員25人が出て、店舗の前を走る道路の両側約500メートルにわたって、捨てられたごみを拾い集めたり、緑地帯に生えた草をむしったりした=写真。集めたごみや草はごみ袋10袋になった。
同社は年3回のクリーン作戦を計画。今回は5月に続き、2回目の実施。次回は11月に行う予定という。 -
第3回伊那市・高遠町・長谷村社会福祉協議会合併協議会
伊那市・高遠町・長谷村の社会福祉協議会合併協議会の3回目が3日、高遠町総合福祉センター「やますそ」であった。
前回検討した合併方式や時期などを決め、議論となった事務所所在地の明記方法は、本所所在地(伊那市福祉まちづくりセンター)の後に、高遠町、長谷村にある現在の事務所に支所を置くとした案が再提案された。
また、事前協議事項として役員や評議員の定数を提案。各役員の選出区分は、10月ころを目途に協議を進める。 -
「花と緑と水の会」感謝状
駒ケ根市の市民グループ「花と緑と水の会」(萬幸一会長・66人)は同市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)の玄関や駐車場などに花壇を作って花で飾り、患者らの心を慰めたとして27日、同病院から感謝状を受けた。発案に関わった中原正純市長にも受賞を報告しようと1日、萬会長らが市役所を訪れた=写真。
萬会長は「患者さんも周りに花がいっぱいの方が治りが早いのではないか。病院だけでなく街中を花でいっぱいにしたい」と話した。中原市長は「皆さんのおかげで病院が潤いのある空間になった。今後もぜひ引き続いて活動をお願いしたい」と話し、笑顔で喜びを分かち合っていた。
同会は昨年9月から同病院の玄関、駐車場、中庭などに花壇を整備して花を育て、会員らが代わる代わる手入れを行っている。 -
ミニデイ支援ボランティアが中越区に
宮田村社会福祉協議会のミニデイサービスに協力しようと3日、中越区にボランティア組織が発足した。区の呼びかけに10人の女性が参加。地区内で開くミニデイを支援し、高齢者の話し相手になったり、送迎の手伝いなどもする。「地域の実情を理解している住民が参加してくれるのは心強い」と、関係者は期待している。
村社協は地域福祉を支えるボランティアの組織化を目指しており、現在までに大原区や大田切区などで住民グループが発足。中越区は「ミニデイを手始めに、活動を広げていきたい」と、区主導で住民に参加を募った。
ミニデイは介護保険を受けていない75歳以上の高齢者が対象。社協職員が村内を巡回し、10地区ごと毎月2回実施している。
中越区は集落センターが会場。10人ほどの高齢者がふれあいを楽しみに集まって来る。
この日はミニデイの開催にあわせて発足会を開き、女性たちはさっそく高齢者と交流。世間話や困っていることなどを聞いた。
「何かできることがあればと思い参加した。少しでも喜んでもらえたら」とメンバーのひとり。
社協の職員は「顔見知りだと気軽に相談できる面もある。高齢者の様子を知ってもらうよい機会。ひとり暮らしの老人も多く、一緒に支えあうことができたら」と話していた。 -
美篶小資料館化粧直し
伊那市の美篶小学校敷地内にある、郷土資料が集まる「美篶小学校資料館」の南側外壁塗装作業が1日、あった。地域住民でつくり管理・運営などをする資料館専門委員や、同校の校務技師ら14人が、朝からの半日仕事に汗を流し、地域で守ってきた資料館の壁を自分たちの手で生まれ返らせた。
南側外壁の塗装作業は00年の大改修以来。外壁は高さ8メートルで、表面積は約230平方メートル。壁に対して、足場を組み、防腐効果などがある塗料を、協力して塗装した。
副専門委員長の矢島信之さん(61)=青島=は「地域の人たちが身近に感じられる建物として、地域で守っていきたい」と話す。
資料館は、美篶村立美篶中学校の新校舎として1952年に設立。64年の東部中学校への統合の後、使われなくなった校舎を80年に資料館として利用。木造建築のため、市の校舎規格にはそぐわず、いくどとなく取り壊しの話があったが、地域住民の熱望で現状を維持している。
現在は、地区内の約1700戸から年間100円の寄附金を運営費などに当てている。地区住民に限らず開放し、学習の場として活用されている。 -
県河川協会が高遠町高砂河川愛護会を表彰
高遠町を流れる藤沢川の美化に長年努めてきた高遠町西高遠高砂町のグループ「高砂河川愛護会」が、県河川協会から表彰された。阪下哲彦町内会長(74)は「高齢者世帯が多い町だが、今後も一生懸命がんばっていきたい」と受賞の喜びを語った。
今回、県下で表彰されたのは1個人4団体。高砂河川愛護会は長年の経歴と年2回の河川美化活動が評価された。高遠町の団体が河川活動で表彰されるのは今回が初めて。
川の水が生活水の一端を担っていた高砂町は、戦前から生活習慣の一部として町内河川の美化に努めてきた。戦中、一時活動を中断したこともあったが、戦後再開。ごみ拾いが中心だった活動も時代と共に変化し、近年は、大水の減少に伴い繁殖が著しい河川の草刈りが活動の主体になっている。
草が成長する6月と盆前の8月には「帰郷する人に故郷の川を楽しんでほしい」と町内全16戸が河川清掃や草刈りに取り組んでいる。 -
こまがね男女共同参画社会を目指す市民の会発足総会
こまがね男女共同参画社会を目指す市民の会は1日、駒ケ根駅前ビル・アルパで発足総会を開いた。会員ら約30人が出席し、規約案や05年度事業計画・予算案などを承認し、発足に伴っての初代役員を選出したほか、同会の愛称を「いきいき市民の会」とすることを決めた。総会後、松本大助教授の白戸洋さんによる「地域における男女共同参画」と題した講演会を一般にも公開して行った。
会長に選出された三井貞明さんは「結婚し、子どもを育てることが本当の男女共同参画だと思うが、その家庭が崩壊していることが問題だ。平等社会の実現に向けて少しでも役に立ちたい」と意気込みを語った。
同会は市が開いた04年度男女共同参画推進講座の修了生が中心となって設立準備会を結成し、市民に参加を呼び掛けるなどして発足にこぎつけた。今後、男女共同参画社会の実現を目指し、市と連携を図りながら、学習会、講演会などを開催していく。
役員は次の皆さん。
▽会長=三井貞明▽副会長=松本瑩子、中坪宏明▽会計=松崎敏子▽監事=小川周次、鈴木里子▽幹事=伊沢恵子、小林正昭、小宮山よし子、須田秀枝、戸枝まゆみ -
ぼくらも街を守ります
荒井区少年少女消防クラブが夏季訓練伊那市荒井区の子供たちでつくる少年少女消防クラブが31日、内の萱の荒井区スポーツ公園で恒例の夏季訓練を行った。ハッピ・ヘルメット姿に見を包んだ子供たちは、規律訓練や放水訓練でキビキビとした動きを見せ、自分たちの街を守る決意を固めた。
中村敏雄同区少年少女消防部長によればクラブ員は現在25人。1981年に結成、24年の伝統を持つ。
夏季訓練のほか、出初式や、パレードなどにも参加し、子供の意識向上を通じて、大人の防火意識・自主防災意識を高めている。
訓練を終えた子供たちは、消防署員が着る防火服を着用するなどして楽しみ、区役員が要したトン汁にも舌鼓を打った。
防火服を着て臨場感を味わう子供たち -
特別養護老人ホーム観成園夏祭り
駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)は29日夕、夏祭りを開いた。玄関前の広場には「祭りを楽しみにしていた」という入所者のお年寄り約40人が出て、チンドン屋の音楽に合わせて歌を歌ったり、輪投げやボーリングなどの手づくりゲームを楽しんだ。
祭りには入所しているお年寄りのほか、子どもたちをはじめ地域の住民や社協の関係者なども多く訪れ、手づくりみこしをかついだり花火をしたりして互いに交流しながらにぎやかに夏の夕べを楽しんだ。
観成園は来年度末までの移転が既に決まっているため、関係者は地域との交流の機会が残り少ないことを残念がっていた。 -
高校生が車いすでウォークラリー
伊那市社会福祉協議会は31日、「高校生ボランティアの集い」を水神町の福祉まちづくりセンターで開いた。箕輪工業、赤穂、下伊那郡松川高校から5人が集まり、車いすなどを利用したウォークラリーを通して、福祉への関心を深めた。
12年ほど前に開始した高校生ボランティアだが、5年前から参加者が減るなどして活動を停止。市社協では再度推進して、活動を再開しようと企画し、OBらもスタッフとして参加した。
ウォークラリーはアイマスクや車いすを利用して、1キロほど離れたスーパーまで買い物をして戻ってくるというもの。2班に分かれて、行き帰りを国道と裏道を通るルートで体験した。
実際の道路で車いすを押し、段差に差しかかると、スタッフから「車いすをかたむけすぎると、乗っている人は怖いと感じる。必ず声をかけて、適度に傾けて」と指摘。さらに、「目が見えない人と歩く場合は、健常者が道路側を歩き、障害を説明しながら歩いて」と指導を受けていた。
箕輪工3年の栃下始さん(18)は「中学から介護の仕事に興味があり、将来もそういう仕事に携わって貢献できたらと思っている。今日は実際に体験してみて、その人の立場に立って物事を考える必要性を改めて身にしみて感じた」を感想を話していた。
市社協では、今後も高校生ボランティアの学習の場を設けていきたいとしている。 -
ともいきの会がそば打ち体験
宮田村町2区の地域ボランティア「ともいきの会」は29日、30人ほどの高齢者らを集めてそば打ち体験を行った。会話を楽しみながらにぎやかに、手打ちの味を満喫した。
町3区の松尾清光さんが手ほどきし、さっそく挑戦。粉から練り、生地を伸ばした。
初めての人も多かったが、なかなかの腕前。調子をつかむと「力がいるけどおもしろい」と話していた。
熱湯でさっと茹でてみんなで会食。メンバーがつくってきた極上の天ぷらなどをのせて、美味しく食べた。
ともいきの会は毎月交流会を開き、歌や体操なども交え、高齢者らを支援している。 -
福祉大の学生が宮田村で実習
社会福祉士を目指す日本福祉大学(愛知県美浜町)の学生8人が1日から、宮田村内の各施設で資格取得のための現場実習に入った。同大と友好協力宣言を結ぶ宮田村が、昨年から地域挙げて受け入れているもの。施設だけでなく地域の実情も知ることで、幅広い視野を持った福祉士の養成につながると、期待が高い。
国家資格の社会福祉士は、受験資格を得るために4週間の実習が必要。通常は自宅などから近い施設を選び、実習する場合が多い。
対して日本福祉大学の試みは、宮田村のほか友好関係にある下伊那郡阿智村や秋田県最上町など全国5カ所ほどの自治体と協力。期間中はその地域に泊まりこんで複数の施設で実習する。
石川満同大学福祉学科長は「(施設と自宅を往復するだけでなく)泊まりこみで実習する意義は大きい、丸ごと地域を理解することは、福祉の仕事をするうえで必要」と指摘する。
今回、宮田村を訪れたのは福祉学部3、4年の7人。13日まで班ごとに分かれ、村社会福祉協議会や老人保健施設プラムの里、宅幼老所わが家などで、日替りで実習する。
今週末には、大原区の夏祭りの準備も手伝う予定。「実習以外にも、地域を実際に歩き、さまざまなものを見て感じてほしい」と石川学科長は話す。
7人のうち6人は、残りの2週間の実習を阿智村社協で行う。 -
ともいきの会がそば打ち体験
宮田村町2区の地域ボランティア「ともいきの会」は29日、30人ほどの高齢者らを集めてそば打ち体験を行った。会話を楽しみながらにぎやかに、手打ちの味を満喫した。
町3区の松尾清光さんが手ほどきし、さっそく挑戦。粉から練り、生地を伸ばした。
初めての人も多かったが、なかなかの腕前。調子をつかむと「力がいるけどおもしろい」と話していた。
熱湯でさっと茹でてみんなで会食。メンバーがつくってきた極上の天ぷらなどをのせて、美味しく食べた。
ともいきの会は毎月交流会を開き、歌や体操なども交え、高齢者らを支援している。 -
きょう(31日)、アレチウリ駆除統一行動
水辺を中心に大繁殖する外来種アレチウリを駆除する統一行動が、今日行われる。諏訪・上伊那・下伊那の天竜川は天竜川ゆめ会議が、三峰川と伊那市内の天竜川は三峰川みらい会議が主催し、多くの市民の参加を呼びかけている。
アレチウリやハリエンジュ(ニセアカシア)など外来種の繁茂は在来の植生を破壊し、日本の川の・ス原風景・スを変貌させるものとして問題視されている。
繁殖力が強く、駆除にあたっては根こそぎ引き抜くことや広範囲にわたって一斉に行うことが重要。
上伊那では三峰川みらい会議が中心になり行政・住民・企業などの協働での駆除作戦が行われてきたが、05年度からは7月31日が全権統一行動日に指定され県内各所で一斉に取り組まれることになった。
伊那地区は、三峰川の三峰川橋上流左岸に集合(そこから4カ所に移動する)午前8時半から12時まで。駒ヶ根地区は天竜川・新宮川合流地点。午前7時から10時まで。
当日参加大歓迎だが、作業用軍手と長袖・ズボンの服装、熱中症予防に充分の水を持参して欲しいと主催者は呼びかけている。 -
アレチウリ駆除全県統一行動
天竜川・三峰川に約500人在来種の存続や本来の景観を荒らす侵略的外来植物アレチウリを根絶しようと31日、天竜川・三峰川に総勢約500人が出て駆除作業を行った。県の統一行動日にも指定されており、上伊那の取り組みを中心に県内各地で同様の取組が行われた。
三峰川みらい会議が主催する三峰川と伊那市内の天竜川の駆除作戦には約300人が参加。一般市民・伊那青年会議所・自治体職員・県職員・国土交通省職員・JA上伊那職員などが午前8時半に高遠町の三峰川河川敷に集合、開会式で注意事項などを確認した後、長谷村・高遠町・伊那市の繁茂箇所に分散して駆除作業に汗を流した。区民に参加を呼びかけた伊那市荒井区、署長を先頭に参加した伊那消防署員などの姿もあった。
三峰川みらい会議の織井秀夫代表は「駆除作戦は7回目を数えるが今日は歴史的な日。三峰川・天竜川から始まったアレチウリ駆除の作戦は県内統一行動にまで発展した。伊那市は6月19日を統一行動デーにして若芽のうちに駆除をした。その効果を踏まえてさらに和を広げよう」とあいさつした。
一方、天竜川ゆめ会議(福澤浩代表)が主催した天竜川本線の、岡谷・辰野・駒ヶ根・高森・飯田の5会場にも04年の2倍にあたる合計200人が参加。侵略的外来植物駆除の意識の高まりをうかがわせた。
伊那市内の天竜川でアレチウリの駆除作業を行う参加者たち -
みはらしファーム経ヶ岳の遊歩道の刈り払い
本格的な行楽シーズンを目前に28日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの従業員が、経ヶ岳遊歩道の刈り払いをした。
毎年この時期みはらしファームは、施設の一斉清掃をしている。この日も約50人の従業員が草取りやツバメのふんの処理、施設清掃に取り組んだ。 経ヶ岳の遊歩道整備を一緒にするようになったのは昨年から。経ヶ岳に訪れる人が、その足でみはらしファームを来園することもあるため「みはらしとしてできることなら自分たちで取り組もう」と、市でなかなか手が回らない遊歩道整備を、ボランティアでしている。
約20人の従業員が1時間半かけて、入り口から順に草刈りをした結果、軽トラック3台分の草や小枝が刈り払われ、一部歩くのが困難なほど草木が覆っていた場所も、本来の遊歩道が姿を見せた。 -
あす(31日)アレチウリ駆除統一行動
水辺を中心に大繁殖する外来種アレチウリを駆除する統一行動が、31日に行われる。諏訪・上伊那・下伊那の天竜川は天竜川ゆめ会議が、三峰川と伊那市内の天竜川は三峰川みらい会議が主催し、多くの市民の参加を呼びかけている。
アレチウリやハリエンジュ(ニセアカシア)など外来種の繁茂は在来の植生を破壊し、日本の川の・ス原風景・スを変貌させるものとして問題視されている。
繁殖力が強く、駆除にあたっては根こそぎ引き抜くことや広範囲にわたって一斉に行うことが重要。
上伊那では三峰川みらい会議が中心になり行政・住民・企業などの協働での駆除作戦が行われてきたが、05年度からは7月31日が全権統一行動日に指定され県内各所で一斉に取り組まれることになった。
当日は伊那地区は、三峰川の三峰川橋上流左岸に集合(そこから4カ所に移動する)午前8時半から12時まで。。駒ヶ根地区は天竜川・新宮川合流地点。午前7時から10時まで。
当日参加大歓迎だが、作業用軍手と長袖・ズボンの服装、熱中症予防に充分の水を持参して欲しいと主催者は呼びかけている。 -
聴覚障害者の防災危機管理マニュアル策定へ
箕輪町の「みのわ手話サークル」(31人、尾曽共春会長)は、地域で暮らす聴覚障害者のための防災危機管理マニュアルを作る。策定に向け、町内の実態調査などを始めた。
マニュアルは、約1年かけて町内の取り組みなどを調査し、サークルとしてできる対応を考えて作る。
学習・調査の第1弾で25日、箕輪消防署を訪れ、町が提供している火災や事故など緊急を要する情報を配信する「緊急メール配信サービス」のシステムや、防災のための日ごろの備えなどを学んだ。
福島署長は、「隣近所の方との連絡を密にしておいてほしい。それが最善の策だと思う。区長とも話して自主防災組織を作ってほしい。その中で互いが助け合う精神を養ってもらえたらありがたい」と話した。
日ごろの備えとして、▽通報メモや緊急時メッセージカードを用意する▽筆談用メモ用紙と筆記具を携帯する▽ファックスや電子メールを活用した緊急通報システムの利用を話し合っておく-。万一火災が起きた場合は、笛を吹いたり、鐘や鍋をたたくなど大きな音を出して近所の人に知らせる手段をアドバイスした。
サークルは今後、警察署などでの学習を計画している。 -
第1回ゆとり荘見直し検討委員会
箕輪町社会福祉協議会は28日夜、第1回ゆとり荘見直し検討委員会を町社会福祉総合センターで開いた。委員を委嘱し、事務局が介護保険制度改正の概要とゆとり荘事業を説明した。次回から、具体的な検討に入る。
05年の介護保険制度の見直し、町内における民間企業の参入などによる影響を考え、ゆとり荘の事業を根本的に見直し、今後の事業展開を検討するため委員会を設置。町社協理事や評議員、一般公募の11人を委員に委嘱した。委員長は星野和美さん、副委員長は原きの江さん。
ゆとり荘は92年4月、高齢者福祉施設として開所。00年から、介護保険制度施行に伴い通所介護(デイサービス)事業と短期生活介護(ショートステイ)事業をしている。
検討委員会では、デイサービス事業とショートステイ事業、新事業の企画と実施について検討し、年度内に報告書をまとめ町社協の平沢豊満会長に報告する予定。
現在、デイサービスをする施設は町内にグレイスフル箕輪(上古田)がある。宅老所は「菜の花」「しばみや」「きのした」の3施設。新たに南小河内に平成会、木下一の宮に宮坂組、木下に上伊那医療生協が建設を進めている。
桑沢昭一社協常務理事は、「町内に民間の同様の施設ができ、ゆとり荘をこのまま続けるのがいいのか、方向転換がいいのか、社協の中からも意見がある。委員会で話し、いい方向に持っていきたい」とあいさつした。 -
七輪でウナギ蒲焼き
土用の丑の日の28日、宮田村町1区の宅幼老所「わが家」(大石ひとみ代表)では、七輪を使ってウナギを蒲焼き。利用者は昔懐かしい炭火の風味を堪能し、「本当に美味しい」と喜んだ。
「たくさん食べて夏場を元気に乗りきってほしい」と考えた大石さん。自宅から七輪を持ちこんだ。
ウナギのほか、ホタテやイカ、みりんぼし、ウインナーなども一緒に焼き、辺り一帯は炭火の香りが充満。ビールをグラスに注ぎ、夏の料理の醍醐味を満喫した。
「炭火だで、ちょっと違うに」とスタッフ。おじいちゃん、おばあちゃんはコンガリと焼きあがったウナギを口に運び「本当。いい味だなー」と笑顔が広がった。 -
駒ケ根建設業組合ボランティア清掃作業
駒ケ根市と宮田村の建設業者34社でつくる駒ケ根建設業組合(佐々木正博会長)は29日、地域の美化に協力しようと駒ケ根市の伊南バイパス沿道と市内を流れる田沢川周辺のボランティア清掃作業を行った。同組合員らのほか、伊那建設事務所員、市職員ら約70人が参加し、草刈りやごみ拾い、アレチウリ駆除などに汗を流した。
参加者らは真夏の日差しが照り付ける中、草刈り機やかまなどを手にして長く伸びた草を刈ったり、捨てられている空き缶やたばこの吸殻などを分別してごみ袋に入れたりしていた。
所河覚副組合長は「暑い中ご苦労様。交通事故とけがに気をつけて頑張って」とあいさつした。
同組合による田沢川の美化作業は4年目。バイパス沿いの清掃作業は昨年から行っている。 -
防犯ボランティア団体が保育所で啓発活動
防犯ボランティア団体の伊那エンジェルス隊(池上千枝子会長)と、信州防犯ボランティアOG会(本部・松本市、松村愛子会長)は26日、伊那市の竜東保育所(下島典子所長)で、防犯や交通安全の必要性を訴えた手作りかるたを披露し、園児たちの防犯意識を高めた。
かるたは同会の中沢愛子さんが製作。知らない人からの声かけに応じないことや自宅のドア鍵の閉め忘れの注意、道路に飛び出さないことなどを呼びかけるものをはじめ、タバコのポイ捨てや飲酒運転の危険性を示した大人向けのものまでが描かれ、「こういう時はどうしたらいいですか」と質問を投げかけて、園児たちの関心を深めていた。
伊那エンジェルス隊は初めての取り組みで、今後は同じようなかるたを作り、管内の小学校や保育所を巡回して、啓発活動を進めていく。 -
シルバー人材センター原付バイクの交通安全講習会開催
通勤時に原付バイクを利用する会員に、講習を通して事故防止を心がけてもらおう窶狽ニ25日、伊那広域シルバー人材センターは、伊那市営球場で原付バイクの交通安全講習会を開いた。約15の会員が参加し、バイクに多いトラックの巻き込み事故について学んだり、安全走行の実技指導などを受けた。
同センターの安全週間に合わせて7月、センターの安全委員会は、交通事故を含むさまざまな労災防止活動を展開している。
講習会もその一環で、伊那署の協力のもと隔年ごと交通安全の講習会を開き、会員の安全意識向上に努めている。
今回は、佐川急便の安全推進課からも人員協力を得て、実際にトラックの死角や内輪差を確認。会員は「前輪と後輪が離れているトラックは、特に内輪差も大きいため、なるべく近寄らないように」などと指導を受け、安全な運転を再確認していた。 -
シルバー人材センターの会員が奉仕作業
駒ケ根伊南広域シルバー人材センター宮田地区(小椋乾二地区委員)は21日、宮田村役場の庭木せん定や草刈りなど、奉仕活動を行った。65人の登録者のうち半数近い約30人が参加。「村にはいつもお世話になっているから」と、暑さにも負けず作業に汗を流した。
庭木の手入れは、人材センターが受託する事業のなかでも最も多い仕事。精通している人が多く、プロの技術で刈り込んでいった。
「やっぱり知識や技術がある、シルバーの人たちにやってもらうと全然違う」と役場職員は喜んでいた。
センター宮田地区は村から多くの事業を受託しており、日ごろの感謝を込めて毎年奉仕作業を続けている。
この日は、宮田駅前でも環境整備作業を行ったが、事務局の後藤元紀さんは「1年に1度のことだけれど、少しでもお役にたてたら」と話していた。 -
建労宮田分会が学校施設修繕のボランティア
宮田村の建設関連従事者でつくる上伊那建設労働組合宮田分会の青年部(北原裕二部長)は23日、宮田小、中学校の施設を修繕するボランティア活動を行った。18人の職人が・ス匠の技・スで、戸の修理から床の補修などまで手がけた。
「子どもたちに快適な学校生活を送ってほしい」と年に1度の奉仕作業。青年部員は減少しているが、分会全体で支え、継続している。
戸や窓枠など建具関係の修理が中心だったが、宮田小学校では音楽室のカーペットの補修も。床にそって、まっすぐきれいに貼り直した。
「ちょっとでも良くして、子どもたちが喜んでくれれば」とメンバーのひとり。黙々と作業を続けていた。