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ともいきの会がそば打ち体験
宮田村町2区の地域ボランティア「ともいきの会」は29日、30人ほどの高齢者らを集めてそば打ち体験を行った。会話を楽しみながらにぎやかに、手打ちの味を満喫した。
町3区の松尾清光さんが手ほどきし、さっそく挑戦。粉から練り、生地を伸ばした。
初めての人も多かったが、なかなかの腕前。調子をつかむと「力がいるけどおもしろい」と話していた。
熱湯でさっと茹でてみんなで会食。メンバーがつくってきた極上の天ぷらなどをのせて、美味しく食べた。
ともいきの会は毎月交流会を開き、歌や体操なども交え、高齢者らを支援している。 -
きょう(31日)、アレチウリ駆除統一行動
水辺を中心に大繁殖する外来種アレチウリを駆除する統一行動が、今日行われる。諏訪・上伊那・下伊那の天竜川は天竜川ゆめ会議が、三峰川と伊那市内の天竜川は三峰川みらい会議が主催し、多くの市民の参加を呼びかけている。
アレチウリやハリエンジュ(ニセアカシア)など外来種の繁茂は在来の植生を破壊し、日本の川の・ス原風景・スを変貌させるものとして問題視されている。
繁殖力が強く、駆除にあたっては根こそぎ引き抜くことや広範囲にわたって一斉に行うことが重要。
上伊那では三峰川みらい会議が中心になり行政・住民・企業などの協働での駆除作戦が行われてきたが、05年度からは7月31日が全権統一行動日に指定され県内各所で一斉に取り組まれることになった。
伊那地区は、三峰川の三峰川橋上流左岸に集合(そこから4カ所に移動する)午前8時半から12時まで。駒ヶ根地区は天竜川・新宮川合流地点。午前7時から10時まで。
当日参加大歓迎だが、作業用軍手と長袖・ズボンの服装、熱中症予防に充分の水を持参して欲しいと主催者は呼びかけている。 -
アレチウリ駆除全県統一行動
天竜川・三峰川に約500人在来種の存続や本来の景観を荒らす侵略的外来植物アレチウリを根絶しようと31日、天竜川・三峰川に総勢約500人が出て駆除作業を行った。県の統一行動日にも指定されており、上伊那の取り組みを中心に県内各地で同様の取組が行われた。
三峰川みらい会議が主催する三峰川と伊那市内の天竜川の駆除作戦には約300人が参加。一般市民・伊那青年会議所・自治体職員・県職員・国土交通省職員・JA上伊那職員などが午前8時半に高遠町の三峰川河川敷に集合、開会式で注意事項などを確認した後、長谷村・高遠町・伊那市の繁茂箇所に分散して駆除作業に汗を流した。区民に参加を呼びかけた伊那市荒井区、署長を先頭に参加した伊那消防署員などの姿もあった。
三峰川みらい会議の織井秀夫代表は「駆除作戦は7回目を数えるが今日は歴史的な日。三峰川・天竜川から始まったアレチウリ駆除の作戦は県内統一行動にまで発展した。伊那市は6月19日を統一行動デーにして若芽のうちに駆除をした。その効果を踏まえてさらに和を広げよう」とあいさつした。
一方、天竜川ゆめ会議(福澤浩代表)が主催した天竜川本線の、岡谷・辰野・駒ヶ根・高森・飯田の5会場にも04年の2倍にあたる合計200人が参加。侵略的外来植物駆除の意識の高まりをうかがわせた。
伊那市内の天竜川でアレチウリの駆除作業を行う参加者たち -
みはらしファーム経ヶ岳の遊歩道の刈り払い
本格的な行楽シーズンを目前に28日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの従業員が、経ヶ岳遊歩道の刈り払いをした。
毎年この時期みはらしファームは、施設の一斉清掃をしている。この日も約50人の従業員が草取りやツバメのふんの処理、施設清掃に取り組んだ。 経ヶ岳の遊歩道整備を一緒にするようになったのは昨年から。経ヶ岳に訪れる人が、その足でみはらしファームを来園することもあるため「みはらしとしてできることなら自分たちで取り組もう」と、市でなかなか手が回らない遊歩道整備を、ボランティアでしている。
約20人の従業員が1時間半かけて、入り口から順に草刈りをした結果、軽トラック3台分の草や小枝が刈り払われ、一部歩くのが困難なほど草木が覆っていた場所も、本来の遊歩道が姿を見せた。 -
あす(31日)アレチウリ駆除統一行動
水辺を中心に大繁殖する外来種アレチウリを駆除する統一行動が、31日に行われる。諏訪・上伊那・下伊那の天竜川は天竜川ゆめ会議が、三峰川と伊那市内の天竜川は三峰川みらい会議が主催し、多くの市民の参加を呼びかけている。
アレチウリやハリエンジュ(ニセアカシア)など外来種の繁茂は在来の植生を破壊し、日本の川の・ス原風景・スを変貌させるものとして問題視されている。
繁殖力が強く、駆除にあたっては根こそぎ引き抜くことや広範囲にわたって一斉に行うことが重要。
上伊那では三峰川みらい会議が中心になり行政・住民・企業などの協働での駆除作戦が行われてきたが、05年度からは7月31日が全権統一行動日に指定され県内各所で一斉に取り組まれることになった。
当日は伊那地区は、三峰川の三峰川橋上流左岸に集合(そこから4カ所に移動する)午前8時半から12時まで。。駒ヶ根地区は天竜川・新宮川合流地点。午前7時から10時まで。
当日参加大歓迎だが、作業用軍手と長袖・ズボンの服装、熱中症予防に充分の水を持参して欲しいと主催者は呼びかけている。 -
聴覚障害者の防災危機管理マニュアル策定へ
箕輪町の「みのわ手話サークル」(31人、尾曽共春会長)は、地域で暮らす聴覚障害者のための防災危機管理マニュアルを作る。策定に向け、町内の実態調査などを始めた。
マニュアルは、約1年かけて町内の取り組みなどを調査し、サークルとしてできる対応を考えて作る。
学習・調査の第1弾で25日、箕輪消防署を訪れ、町が提供している火災や事故など緊急を要する情報を配信する「緊急メール配信サービス」のシステムや、防災のための日ごろの備えなどを学んだ。
福島署長は、「隣近所の方との連絡を密にしておいてほしい。それが最善の策だと思う。区長とも話して自主防災組織を作ってほしい。その中で互いが助け合う精神を養ってもらえたらありがたい」と話した。
日ごろの備えとして、▽通報メモや緊急時メッセージカードを用意する▽筆談用メモ用紙と筆記具を携帯する▽ファックスや電子メールを活用した緊急通報システムの利用を話し合っておく-。万一火災が起きた場合は、笛を吹いたり、鐘や鍋をたたくなど大きな音を出して近所の人に知らせる手段をアドバイスした。
サークルは今後、警察署などでの学習を計画している。 -
第1回ゆとり荘見直し検討委員会
箕輪町社会福祉協議会は28日夜、第1回ゆとり荘見直し検討委員会を町社会福祉総合センターで開いた。委員を委嘱し、事務局が介護保険制度改正の概要とゆとり荘事業を説明した。次回から、具体的な検討に入る。
05年の介護保険制度の見直し、町内における民間企業の参入などによる影響を考え、ゆとり荘の事業を根本的に見直し、今後の事業展開を検討するため委員会を設置。町社協理事や評議員、一般公募の11人を委員に委嘱した。委員長は星野和美さん、副委員長は原きの江さん。
ゆとり荘は92年4月、高齢者福祉施設として開所。00年から、介護保険制度施行に伴い通所介護(デイサービス)事業と短期生活介護(ショートステイ)事業をしている。
検討委員会では、デイサービス事業とショートステイ事業、新事業の企画と実施について検討し、年度内に報告書をまとめ町社協の平沢豊満会長に報告する予定。
現在、デイサービスをする施設は町内にグレイスフル箕輪(上古田)がある。宅老所は「菜の花」「しばみや」「きのした」の3施設。新たに南小河内に平成会、木下一の宮に宮坂組、木下に上伊那医療生協が建設を進めている。
桑沢昭一社協常務理事は、「町内に民間の同様の施設ができ、ゆとり荘をこのまま続けるのがいいのか、方向転換がいいのか、社協の中からも意見がある。委員会で話し、いい方向に持っていきたい」とあいさつした。 -
七輪でウナギ蒲焼き
土用の丑の日の28日、宮田村町1区の宅幼老所「わが家」(大石ひとみ代表)では、七輪を使ってウナギを蒲焼き。利用者は昔懐かしい炭火の風味を堪能し、「本当に美味しい」と喜んだ。
「たくさん食べて夏場を元気に乗りきってほしい」と考えた大石さん。自宅から七輪を持ちこんだ。
ウナギのほか、ホタテやイカ、みりんぼし、ウインナーなども一緒に焼き、辺り一帯は炭火の香りが充満。ビールをグラスに注ぎ、夏の料理の醍醐味を満喫した。
「炭火だで、ちょっと違うに」とスタッフ。おじいちゃん、おばあちゃんはコンガリと焼きあがったウナギを口に運び「本当。いい味だなー」と笑顔が広がった。 -
駒ケ根建設業組合ボランティア清掃作業
駒ケ根市と宮田村の建設業者34社でつくる駒ケ根建設業組合(佐々木正博会長)は29日、地域の美化に協力しようと駒ケ根市の伊南バイパス沿道と市内を流れる田沢川周辺のボランティア清掃作業を行った。同組合員らのほか、伊那建設事務所員、市職員ら約70人が参加し、草刈りやごみ拾い、アレチウリ駆除などに汗を流した。
参加者らは真夏の日差しが照り付ける中、草刈り機やかまなどを手にして長く伸びた草を刈ったり、捨てられている空き缶やたばこの吸殻などを分別してごみ袋に入れたりしていた。
所河覚副組合長は「暑い中ご苦労様。交通事故とけがに気をつけて頑張って」とあいさつした。
同組合による田沢川の美化作業は4年目。バイパス沿いの清掃作業は昨年から行っている。 -
防犯ボランティア団体が保育所で啓発活動
防犯ボランティア団体の伊那エンジェルス隊(池上千枝子会長)と、信州防犯ボランティアOG会(本部・松本市、松村愛子会長)は26日、伊那市の竜東保育所(下島典子所長)で、防犯や交通安全の必要性を訴えた手作りかるたを披露し、園児たちの防犯意識を高めた。
かるたは同会の中沢愛子さんが製作。知らない人からの声かけに応じないことや自宅のドア鍵の閉め忘れの注意、道路に飛び出さないことなどを呼びかけるものをはじめ、タバコのポイ捨てや飲酒運転の危険性を示した大人向けのものまでが描かれ、「こういう時はどうしたらいいですか」と質問を投げかけて、園児たちの関心を深めていた。
伊那エンジェルス隊は初めての取り組みで、今後は同じようなかるたを作り、管内の小学校や保育所を巡回して、啓発活動を進めていく。 -
シルバー人材センター原付バイクの交通安全講習会開催
通勤時に原付バイクを利用する会員に、講習を通して事故防止を心がけてもらおう窶狽ニ25日、伊那広域シルバー人材センターは、伊那市営球場で原付バイクの交通安全講習会を開いた。約15の会員が参加し、バイクに多いトラックの巻き込み事故について学んだり、安全走行の実技指導などを受けた。
同センターの安全週間に合わせて7月、センターの安全委員会は、交通事故を含むさまざまな労災防止活動を展開している。
講習会もその一環で、伊那署の協力のもと隔年ごと交通安全の講習会を開き、会員の安全意識向上に努めている。
今回は、佐川急便の安全推進課からも人員協力を得て、実際にトラックの死角や内輪差を確認。会員は「前輪と後輪が離れているトラックは、特に内輪差も大きいため、なるべく近寄らないように」などと指導を受け、安全な運転を再確認していた。 -
シルバー人材センターの会員が奉仕作業
駒ケ根伊南広域シルバー人材センター宮田地区(小椋乾二地区委員)は21日、宮田村役場の庭木せん定や草刈りなど、奉仕活動を行った。65人の登録者のうち半数近い約30人が参加。「村にはいつもお世話になっているから」と、暑さにも負けず作業に汗を流した。
庭木の手入れは、人材センターが受託する事業のなかでも最も多い仕事。精通している人が多く、プロの技術で刈り込んでいった。
「やっぱり知識や技術がある、シルバーの人たちにやってもらうと全然違う」と役場職員は喜んでいた。
センター宮田地区は村から多くの事業を受託しており、日ごろの感謝を込めて毎年奉仕作業を続けている。
この日は、宮田駅前でも環境整備作業を行ったが、事務局の後藤元紀さんは「1年に1度のことだけれど、少しでもお役にたてたら」と話していた。 -
建労宮田分会が学校施設修繕のボランティア
宮田村の建設関連従事者でつくる上伊那建設労働組合宮田分会の青年部(北原裕二部長)は23日、宮田小、中学校の施設を修繕するボランティア活動を行った。18人の職人が・ス匠の技・スで、戸の修理から床の補修などまで手がけた。
「子どもたちに快適な学校生活を送ってほしい」と年に1度の奉仕作業。青年部員は減少しているが、分会全体で支え、継続している。
戸や窓枠など建具関係の修理が中心だったが、宮田小学校では音楽室のカーペットの補修も。床にそって、まっすぐきれいに貼り直した。
「ちょっとでも良くして、子どもたちが喜んでくれれば」とメンバーのひとり。黙々と作業を続けていた。 -
第30回県青少年補導活動推進大会
22日、第30回県青少年補導活動推進大会(県青少年補導センター連絡協議会、県青少年対策本部など主催)が駒ケ根市文化会館で開かれた。県下各地から補導委員ら約300人が参加し、補導事例の発表や講演、功労・功績者の表彰などを行ったほか「青少年をめぐる深刻な情況を打開するために家庭、学校、職場、地域社会、行政が一体となって自発的に行動し、連携を深めて効果的な取り組みを積極的に進めよう」とする大会宣言を採択した。
参加者らは活動事例発表では伊那市少年補導委員の宮原崇さんによる「スポーツ活動を通じて地域の健全なる育成を」など4委員が補導活動で得た体験談を聞き、講演では駒ケ根美術館副館長の松井君子さんによる「生きることの手助けと青少年犯罪の防止」を熱心に聞いていた。
月岡温大会委員長はあいさつで「高度情報化社会の急激な発展とともに青少年の犯罪も増え続けている。大人が変われば子どもも変わる窶狽ニいう姿勢で、親や地域社会の大人自身が衿を正す必要がある」と述べた。 -
第35回上伊那郡市献血推進大会
上伊那郡市献血推進対策協議会は21日、伊那市役所で総会と第35回目献血推進大会を開催した。引き続き安全な血液製剤の供給体制構築に尽力することを確認し、献血推進功労者などを表彰した。
04年度、管内の献血者は前年比4・5パーセント減の5323人。成分献血は目標の325人を上回る392人の協力が得られ、理解が広がりつつある一方、初回献血者や16縲・9歳の献血者数は依然として少なく、こうした層への働きかけが必要であることを確認した。
表彰は次の通り。
◇第41回献血運動推進全国大会厚生労働大臣感謝状=日本発条伊那工場(宮田村)
◇05年度長野県献血推進協議会長表彰=飯島セラミックス(飯島町)、日本ピスコ(南箕輪村)
◇05年度上伊那郡献血推進対策協議会長表彰=昭和伊南総合病院(駒ケ根市)、箕輪ライオンズクラブ(箕輪町)
◇05年度献血推進ポスター受賞者表彰▼優秀作品=中山沙希、松下太一▼佳作作品=植木千尋▼入選作品=浦野咲紀、篠田琢充、吉岡美奈(以上、宮田小学校1年) -
ボランティア村民のつどい
中川村文化センターで23日、「ボランティア村民のつどい」があり、中学生から一般村民約80人が参加、体験発表や山形村の「しゃぼん玉劇団」の寸劇を鑑賞し、ボランティアとは何か、地域づくり、仲間づくりに思いを深めた。
体験発表では「お話のへや」「生き生きサロン」で絵本の読み聞かせ活動を進める「ムーミンの会」の長尾久美子さんが、「へんしんトンネル」「チビゴリラのチビチビ」などの読みきかせを交え「自分の子どもに読んでやろうと、始まった活動。絵本は子どもばかりか、大人にも感動を与えてくれる」と話した。
また、柳沢地区子ども会の冨永健司さんは「地区子ども会活動でみつけたつながり」と題して「老若男女多数が参加し、豊作を祝う秋の収穫祭には、子ども会は豊年踊りを披露した。クリスマス会ではお年寄りを招き、たき込みご飯や歌のプレゼントでもてなした」と紹介し「これからも、お年寄りと子どもたちが関わりあっている地域でありたい」とまとめた。
山形村から総勢28人で来村した「しゃぼん玉劇団」は寸劇「忠吾さんの父は戦争で死んだ」を披露し、悲しくもユーモラスな舞台が感動を呼んだ。 -
宮田中3年生が福祉ボランティア体験
宮田村の宮田中学校3年生は21、22日、福祉ボランティア体験を行っている。役場業務や村内外の各施設に分かれ、高齢者や障害者、園児たちと交流。仕事を学びながら、社会の一員としての自分を再発見した。<br> 村社会福祉協議会のデイサービスセンターには、5人の生徒が実習。高齢者と朝から夕方まで過ごした。<br> 一緒にテレビを見たり、おしゃべりをしたり。工作を楽しむ場面もあった。<br> 風呂に入ったお年寄りの髪の毛を乾かす手伝いも。ドライヤーやくしを使って丁寧にとかすと「気持ちいいねぇ」と、おじいちゃん、おばあちゃんは満面の笑みを浮かべた。<br> 平沢翔太君(15)は「車イスのお年寄りとか、姿勢を低くして同じ視線で接することが大切だと感じた」と話していた。<br> 役場で実習した生徒は、歩道の街路樹整備や草刈りなどを体験。地域を支える裏方の仕事の大切さも実感していた。
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「箕輪手話サークル」の25周年記念大会
箕輪町社会福祉協議会に所属する「箕輪手話サークル」の25周年記念大会が17日、箕輪町の松島コミュニティーセンターであった。記念式典や、同サークルメンバーで制作した手話劇の披露など、会場に集まった会員や町民など約40人で節目を祝った。<br> 「仲間の力」と題した手話劇は、聴覚障害者の生活上の問題をテーマにした内容で、日ごろから聴覚障害者と触れ合っている会員らの思いを、地域住民らに訴えた。<br> 式典で尾曽共春会長は「箕輪の会員の行事参加率は上伊那手話サークルの中でトップクラス。『楽しく学ぶ』をスローガンに掲げ、交流のなかから手話を学び、ろうあ者の抱える問題に対して共に悩み、苦しみ、打開策を見出していくスタイルが浸透してきた証拠ではないか。今後も、神出鬼没(しんしゅつきぼつ)でいく、機動力の箕輪であってほしい」とあいさつした。<br> 同サークルは、1980年に発足。聴覚障害者の社会参加を支援し、共に歩ことを目的に活動している。
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かいご家たより34
わしづかみのお菓子食べたくて食べたくてしょうがないおじいさん・原さんがいた。
自宅では寝床にまで菓子類を持っていき、布団の中にもぐりこんで食べていたと言う。だから、洋服はいつも食べこぼしでベタベタに汚れていた。服が綺麗な時がなかった。お風呂に入って着替えて、衣類は必ず洗濯。洗濯せずにはいられなかった。夜中であろうと「お菓子を買いに連れて行け」とせがまれる家族は、疲れ果てていた。
かいご家に来てもやはりお菓子には目が無い。すぐに手が出て、袋が破れるかやぶれないかのうちに口に放り込んでいた。それも口いっぱいに。むせてもその手は止まらなかった。昼食もガツガツと口に運びその姿を見ているとそれだけでこちらの食欲がなくなってしまうほど。
「あ縲怩、もうだめじゃん、そんな食べ方体によくないよ。いい加減にして!」とのどまで出かかった。
でも原さんは、自分が大好きなお菓子を食べる時、必ず回りにもすすめていたのも事実。個別に盛らず、皿盛り出だしているから、そんな人の暖かい姿、みんなで分かち合う心を垣間見ることが出来る。原さんにとって、お菓子を食べることは今一番の楽しみ。なるべくその行為を否定しないように心がけた。
ある日原さんを、まだ介助無く一人で歩けた頃に良くお菓子を買いに通っていたお店に連れて行った。ひさしぶりの買物に興奮し、危ない足取りでどんどん菓子袋を商品棚から取り出し抱え込んだ。顔馴染みの店主が「久しぶりだなぁ、元気かい?」と声をかけてくれても本人はろくに返事もしない。目はズラーッと棚に並んだ菓子類に釘付。内心「あー、やぱり連れてこなかったほうが良かったかなぁ、かえって不穏にさせちゃったな」と後悔した。
落ち着かない原さんをなだめるようにして車に乗せた。ドアが閉まるやいやな、買ったばかりの菓子袋をガガーッと取り出す。「あーぁ、もう食べてしまうんだ」と思い、「原さん、家に帰ってから食べようよ」と制止した。しかし彼の行動は止まらず、袋を開けるとわしづかみに菓子をつかんだ。「もう止まらないや」とあきらめると、原さんはそのわしづかみにしたお菓子を私に差し出した。運転しているもう一人のスタッフにも同様に。自分の口に運こぶ前にだ。
思いがけない出来事だった。言葉があまり出ない原さんのありがとうの気持ちがいっぱいつまっていた。どんな高級菓子よりご馳走に感じるつぶれたお菓子だった。買ったお菓子は家に帰るまで原さんの口には入らなかった。
介護の世界はいつもそうだ。私達が何か与えるというより利用者の方からいつも教えてもらい、元気をもらっている。この仕事の最大の魅力である。
かいご家代表 漆戸徳弥 -
矢田前村長の家族が遺志金を宮田村へ
今月7日に亡くなった宮田前村長の矢田義太郎さん=享年73=の遺志金を20日、長男の敏昭さん(44)が宮田村に寄せた。「村民一人ひとりを大切にした父だった。教育と福祉に役立てて」と手渡したが、多額な遺志金に小林修助役は「生きたものになるよう、使い道を考えたい」と感謝した。<br> 役場を訪れた敏昭さん。父親が職務を続けた村長室で小林助役と思い出話に浸った。<br> 「いまだに帰ってくるんじゃないかって、思うんですよ」と敏昭さん。「あまりにも急すぎた」と助役は目頭を熱くした。<br> 敏昭さんは「父は福祉にも力を入れていた。今後の村を背負っていく若者も育ててほしい」と話していた。
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街頭福祉募金
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は21日夕、駒ケ根市内の大型店やスーパーなど8カ所で街頭福祉募金を行った。看板を立てて店頭に立った会員らは「社会福祉のための募金にご協力をお願いいたします」と呼び掛けた。買い物に訪れた主婦や親子連れらは快く募金に応じ「暑いのにご苦労様」などと言いながら、財布から硬貨や紙幣を出して募金箱に入れていた。<br> 集まった浄財は全額市社会福祉協議会を通じてお年寄りや障害者らの福祉のために寄付される。
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「ファミリーサポートぐりとぐら」代表駒ケ根市赤須東
仕事でどうしても帰れない時、子どもを連れては行けない用事ができた時、家族に急病人が出た時…。どこの家庭にも必ずあるそんな時に大切な子どもを安心して預けられたら-。
98年、子育ての参考になれば-と駒ケ根市働く婦人の家が開講した保育サービス講習会を受講した主婦らの雑談の中から「ファミリーサポートぐりとぐら」が誕生した。
◇ ◇
「子育てって本当に大変だよね」「誰かに手助けしてほしい時もあるし…」「みんなそうでしょう」「じゃあ私たちでも何かできることがあるんじゃない?」自分たちも毎日子育てに追いまくられている時だったからこそ生まれた助け合いの発想だった。
早速図書館などで託児サービスの実態について調べてみると、既に他府県では同じ考えで多くの団体が活動していることが分かり「助けを求めている家庭がたくさんあるのはどこでも変わらないはず」と確信が持てた。苦労して準備を進め翌年、講習会を受講した保育サポーターの主婦ら17人で「ファミリーサポートぐりとぐら」を発足させ、同時に代表となる。
だがスタートは順風満帆とはいかなかった。「当時は一般家庭でも行政でも子どもを預かるという活動に対する認知度が低く、警戒の目で見られたり、いかがわしい団体と思われたりしました。そういうグループはほかになかったから無理もないという気もしますけどね」市の福祉課にグループの発足と活動への協力を説明に行ったところ、にべもない扱いを受け、悔しさに暮れたこともあった。
何とか活動の趣旨を理解してもらおうと市内の各所にポスターを張り出したりチラシを配ったりしたが、託児の依頼はなかなか来なかった。思うように事が進まないことにいらだち「ずっとこのままだったらどうしよう…。やっぱり私たちでは無理なんだろうか」と気持ちが揺らぎかけたが「そんなことはない。私だって誰かに助けてほしい時はあるんだから」と気をとり直して皆で懸命に活動を続けた。
そうした努力が実り、しばらくすると少しずつ依頼が増え始めた。「どうしようかと困っていたところで本当に助かった」「子どもを丁寧に扱ってくれた」「自宅でも子どもをみてもらえるのがうれしい」託児を依頼した親からの好評の声が口コミで母親らの間に広がるにつれ、活動は徐々に軌道に乗り始める。
初年度の預かり数は延べ140人だったが、グループへの理解が浸透し始めたことから市や社会福祉協議会なども活動に協力してくれるようになり、翌年は730人、翌々年は1300人と依頼は伸び続けた。
◇ ◇
グループの名称「ぐりとぐら」は有名な絵本のタイトルだが「出版社と作者に名前の使用をお願いしたところ、グループの趣旨を理解して快諾してくれました」。絵本に登場する動物たちのように仲良く楽しく子育てを-との思いを胸に、さらに充実した援助活動を目指している。 -
福祉まちづくりセンター愛称決定
伊那市山寺区の旧中央病院跡地に移転・開所した福祉まちづくりセンターの愛称が、福祉まちづくりセンター「ふれあい~な」に決定した。
移転に先駆け伊那市社会福祉協議会が、4月から5月に、インターネットなどで愛称を一般公募した結果、九州から北海道まで、各地から186点の応募があったという。
先月16日、センター内各職場の代表など10人による愛称選考委員会を開催した。最終選考には「あいく~る」や「あいなの家」などが残ったが、ふれあいの場、出会いの場を感じさせる柔らかな響きの「ふれあい~な」に決定。ふれあい~なと応募した二人は、共に県外者だった。
二人には、図書券やピンバッチ、クリアファイルなどのあいなちゃんグッズが贈られる。また、応募者の中から抽選で5人にも、あいなちゃんグッズなどを進呈する。 -
盲目の演歌歌手・藤代ゆきさんが「すずたけ」を慰問
全国の福祉施設で歌謡慰問活動を続ける、岐阜県出身の盲目の演歌歌手・藤代ゆきさんが9日、伊那市美篶の老人保健施設「すずたけ」を慰問し、利用者約100人に歌のプレゼントで激励した。
歌手生活10周年汽悒・拭璽覦曲の「おんなの倖せ」のほか、代表曲の「北しぐれ」など約10曲を披露。藤代さんは、曲の合間に「歌が生きがいで毎日がんばっています」と、呼びかけたり、歌いながら握手を求めたりと、元気に歌う姿を利用者らの前で見せ、励ました。
今回は、市内坂下区のカラオケ喫茶「ニューつむぎ」オーナーの丹羽貴士さんが、少しでも社会に貢献したい-と、企画。知人と交流のあった藤代さんを招き、歌謡ショーを開いた。
13歳の時に失明した藤代さんは、1991年のデビュー以来、500カ所を目標に全国の福祉施設の慰問を続けており、「すずたけ」は380カ所目となった。 -
上伊那針灸マッサージ師会が南箕輪老人ホームを慰問
上伊那針灸マッサージ師会は12日、南箕輪養護老人ホーム南箕輪老人ホームを訪問し、お年寄りらに健康になってもらいたいとボランティアで利用者や職員をマッサージした。<br> 何十年も続くボランティアで、会は上伊那郡内の福祉施設などを訪問している。南箕輪老人ホームには年1回訪れており、この日は辰野町、箕輪町、南箕輪村の会員8人とボランティア1人が訪問した。<br> 施設利用者と職員の希望者がマッサージを受け、全身を丁寧にほぐしてもらい、「楽になった」「気持ちよかった」と喜んでいた。会員は午前中いっぱいマッサージをし、「喜んでもらえてうれしい」と話していた。<br>
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新山小6年生が記念植樹
伊那市新山の地域住民などでつくる「新山山野草等保護育成委員会」(北原重利委員長)は9日、新山小学校6年生(上嶋桂子教諭、10人)と一緒に、県道・西伊那線上の「新山峠の大岩」下で、オオヤマザクラの苗木の記念植樹をした。児童たちは、早く桜の花が咲くのを楽しみにした。<br> 地域での思い出をつくって上げたい窶狽ニ、5年ほど前から続く同植樹には、委員約10人と児童らが参加し、オオヤマザクラの苗木15本を植えた。<br> 自分の背丈ほどの苗木を手渡された児童らは、苗木が大きく育つよう、土を優しくかぶせるなど、ていねいに作業。苗木には、自分の名札と、鹿よけの薬品が染み込んだ紐を取り付けた。<br> 伊澤里美ちゃんは「自分が大人になるころに大きくなっている桜の木を、早く見にきたい」と心待ちにした。<br><br><br>新山小6年生が記念植樹<br><br> 伊那市新山の地域住民などでつくる「新山山野草等保護育成委員会」(北原重利委員長)は9日、新山小学校6年生(上嶋桂子教諭、10人)と一緒に、県道・西伊那線上の「新山峠の大岩」下で、オオヤマザクラの苗木の記念植樹をした。児童たちは、早く桜の花が咲くのを楽しみにした。<br> 地域での思い出をつくって上げたい窶狽ニ、5年ほど前から続く同植樹には、委員約10人と児童らが参加し、オオヤマザクラの苗木15本を植えた。<br> 自分の背丈ほどの苗木を手渡された児童らは、苗木が大きく育つよう、土を優しくかぶせるなど、ていねいに作業。苗木には、自分の名札と、鹿よけの薬品が染み込んだ紐を取り付けた。<br> 伊澤里美ちゃんは「自分が大人になるころに大きくなっている桜の木を、早く見にきたい」と心待ちにした。
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県看護大学のサモア研修生、中病で実習
駒ケ根市の県看護大学へ研修に訪れているサモア独立国の看護研修生2人が13日、伊那中央病院で病院実習をした。
異文化看護の視点を養うことを目的として同大学は、昨年から生徒同士の交換実習をしており、サモアの生徒が実習に訪れたのは今年が初めて。
ファアレガ・マプさん(27)とヘンリー・テイラーさん(23)は、今後2週間、県内医療施設などで実習や見学を行う。二人には日本の生徒が一人ずつ付ぅ肇鷓い、施設を一通り見学したり、患者の身体を清潔にするケアを実際に行った。
ファアレガさんは「サモアは、看病は家族が中心にするものだが、ここは看護婦が中心でやっており、文化の違いを感じた」と、実習の感想を話した。
サモアは発展途上国だが、90%を越える識字率に比例して保健衛生の水準は高い。しかし、物価水準の違いから、海外へ出る人が多く、看護士も例外でない。サモアがこのプログラムを助成するのは、サモア国内に看護士をとどめる意図もあるという。 -
そば打ち名人の会発足10周年式典
伊那市そば打ち名人の会(小林史麿会長、67人)の発足10周年記念式典が10日、信州伊那セミナーハウスで開かれた。会員ら40人余が集まり、10周年の節目を祝った。
冒頭、小林会長は「そば打ちの行為が地域のほか、国内外に影響を与えている。これほど社会とかかわりある趣味の会はほかにないだろうと思う」と経緯や取り組みを交えてあいさつ。
名誉会長の小坂市長は、本年度中の権兵衛トンネル開通に触れ、さらなる裾野の広がりに期待した。
功労者として、発足当初から役員を務め、みはらしファーム内そばの家「名人亭」の支配人を1月に退職した滋野博義さんを表彰。本年度名人認定証の授与もあった。
名人の会は94年、信州博でのそば打ちの実演をきっかけに発足。各種イベント、福祉施設へのボランティアなどでそばを振る舞っている。技術向上のため、名人認定制度を設け、52人が認定証を手にしている。
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そば打ち名人の会は11月、イタリアで開かれる国際文化交流フェスティバル「第30回ジャパンウイーク2005イタリア・ナポリ」に初参加する。
国際親善協会からの要請を受け、発足10周年記念事業として位置づけた。会員20人が出向き、県内産のそば粉を使ったそばを提供する。
海外へ赴くのはドイツ、台湾に続き、小林会長は「信州そばを世界に紹介するチャンス」と、パスタの本場での交流を楽しみにしている。
フェスティバルは11月21窶・9日。ジャパンウイークは郷土芸能、工芸、スポーツなどを通じて日本を紹介するもので、市民レベルで交流を深める。
会員はそばを打つほか、ナポリやローマでの観光も楽しむ計画。詳細は今後、煮詰めていく。 -
花のヨーロッパ視察参加者の会ドウダンツツジ定植
高遠町の「花のヨーロッパ視察参加者の会」は11日、ナイスロード沿いに、ドウダンツツジ10本を定植した。 会は、花を通じたまちづくりや交流を支援している「日本花の会」の事業の一環として、1989年縲・7年の間、フランスやオランダをはじめとするヨーロッパで、花づくりを視察してきた57人が結成。
5年ほど前から、町内で花づくりに関する活動を続けており、毎年この時期は草取りをしたり、チューリップの球根配布などをしている。会員それぞれは、個人的としても花づくりに取り組んでおり、町の中、さまざまな場所で、花を目にすることができる。
20人ほどが参加したこの日は、以前に植えたツツジ並木で、枯れたりして欠損した箇所に、もう一度ツツジを定植。今後も、研修会などを行いつつ、町の花づくりを進めていく。 -
箕輪町赤十字奉仕団救命救急講習会
箕輪町赤十字奉仕団(唐沢美鶴委員長)は05年度事業の一つとして、6月から7月にかけて救命救急講習会を分団ごとに開き、止血法や傷病者の安静確保の方法などを学んだ。<br> 全団員が参加する講習で、第6分団は6日夜に北小河内公民館で開き、26人が参加。日本赤十字社救急法指導員の福島朝雄さんが講師を務めた。<br> 人間の全血液量は体重の約8%で、3分の1の血液を失うと生命が危険であることを学び、多量の出血の場合の止血法として、頭や腕、足など出血した場所ごとの止血点を学んだ。<br> 三角巾のたたみ方や、ひざをけがした場合の三角巾での包帯の仕方、傷病者が意識がないときの体位変換や毛布による保温も練習。団員は、手本を見ながら熱心に覚えていた。<br> 福島さんは、包帯をする前にきずを覆うための滅菌ガーゼがない場合に、ハンカチのたたんである内側の多少でもきれいな面をライターなどであぶり、その面を傷口に当てて代用できることも教えた。<br>