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JA上伊那 金芽ロウカット玄米販売
JA上伊那は、白米に比べ栄養価が高く、カロリーも低い金芽ロウカット玄米を7日から店頭販売します。
金芽ロウカット玄米は、玄米の一番外側にある膜「ロウ層」を取り除いたものです。
取り除くことにより、水がしみこみやすくなり、白米のようなふっくらとした食感で通常の玄米よりも食べやすいということです。
栄養価も白米と比べ食物繊維がおよそ8倍、糖質はおよそ32%オフだということです。
1日はJA上伊那本所で職員対象の試食会が開かれました。
米は、上伊那産のコシヒカリが100%使われています。
健康志向が高まる中、上伊那産の米の良さを生かす方法として採用したもので、和歌山県の米の卸売り会社、東洋ライス株式会社に精米を委託し販売します。
店頭販売は7日(月)から始まり、価格は2キロで税込み2,500円です。
上伊那管内のA・コープやファミリーマートJA、直売所で購入することができます。
JA全農が運営する通販サイト「JAタウン」では、1日から販売が始まっています。
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天竜川水系で鮎釣り解禁
天竜川漁業協同組合管内の天竜川とその支流で21日鮎釣りが解禁されました。
攻撃性が強いとされる背掛かりDNA鮎を本格放流した漁協では釣果に期待しています。
伊那市の小黒川に釣り人が訪れ鮎釣りを楽しんでいました。
天竜川漁協では、一匹600円でおとり鮎の無人販売を行っています。
鮎は縄張り争いの習性を利用しおとりの鮎をつけて釣り上げる友釣りが知られています。
朝、おとり鮎を購入した伊那市の釣り人は小黒川で19匹を釣りあげました。
今年初めて漁協が本格放流した背掛かりDNA鮎は縄張り意識が特に強い性質を持ち縄張り内に入ってきた鮎への当たりが強く釣り人に人気があるということです。
鮎釣りはルアー釣りも解禁されていて遊漁料は年間券が税込み11,000円、一日券が2,750円となっています。 -
伊那木質バイオマス発電所が完成
伊那市が、高遠町の上伊那森林組合の工場内に整備してきた「エネルギー自給モデル」の実証実験に活用する「伊那木質バイオマス発電所」が完成しました。
11日は竣工式が行われ、白鳥孝市長ら関係者がテープカットで完成を祝いました。
伊那木質バイオマス発電所は、バイオマスエネルギー工場の南側に整備されました。
総事業費はおよそ2億4,800万円で、国の交付金を活用しています。
伊那市では今年度から3年間の計画で、「エネルギー自給モデル」の実証実験を行います。
発電所では、処理に困っていた美和ダムの流木や松枯れの被害木などを燃料に発電を行います。
チップ化した木を乾燥させたあと、熱分解してガス化させ、それを燃料に発電します。
ガス化させる際に発生した熱は、木の乾燥に使われ、エネルギーを循環することができます。
電力は、ペレットを製造する工場で使われます。
工場で年間に使用する70万4,000kWhのうちのおよそ3割、17万4,000kWhを発電する予定です。
また、CO2削減量の見込みは、年間695トンとなっています。
は、木を粉砕するデモンストレーションも行われました。
発電所は、24時間稼働で、余剰電力はICT伊那みらいでんきに売電されるということです。
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藤城村長 米の安定供給に向けJAと協議へ
南箕輪村の藤城栄文村長は、全国的な米の高騰や流通問題について、村内で安定的に購入できるようJAや関係機関と協議していきたい考えを示しました。
これは11日役場で開かれた村議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
議員は「村内の小売店でも米の価格が高騰し、販売量も制限されている」と話し安定供給に向けた政策を求めました。
藤城村長は「村の今年の米の作付面積は、国が示す目安の220ヘクタールに対し226ヘクタールと上回る見込みだ」と話し、「生産調整を行なわず、農家の計画を尊重したい」と答えました。
また、「収穫された米は農家が自宅で消費する分を除き多くがJAを通じて全国に出荷される。
村内で安定的に米が購入できるようJAなどと協議していきたい」と話しました。
長野県によりますと、上伊那の米の作付面積の目安は4,202ヘクタールで、伊那市や箕輪町でも国の目安を上回る見込みだという事です。
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田楽座とWakka Agri 田植えで交流
伊那市富県のまつり芸能集団田楽座と、伊那市長谷の株式会社Wakka Agriが10日に、田植えで交流しました。
この日は伊那市長谷にあるWakka Agriの田んぼで、田楽座のメンバー9人とWakka Agriの社員5人が田植えをしました。
植えたのは、上伊那地域の在来品種「白毛もち」です。
機械で植えられなかった場所に手作業で苗を植えました。
田楽座とWakka Agriはそれぞれのイベントでパフォーマンスの披露や、商品を販売するなどの交流を行っています。
田楽座では、唄や太鼓で豊作を願う「田楽」の原点を若いメンバーにも知ってもらいたいと
Wakka Agriに協力を呼びかけ、初めて田植えを行いました。
田楽座とWakka Agriは今後も交流を続け、稲刈りなども行いたいとしています。
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伊那市振興公社 花の苗を企業や団体に無料配布
伊那市振興公社は、マリーゴールドや百日草、サルビアの花の苗を、市内の企業や団体限定で9日から無料配布を始めました。
春日公園第2駐車場の東側にある畑にはマリーゴールドや百日草、サルビアの苗、合わせておよそ1万1千株が植えられています。
申し込んだ企業や団体は、自分たちで畑から苗を掘り出し持ち帰ります。
9日は、上伊那森林組合の職員2人が訪れ、マリーゴールドの苗100株を掘り出しました。
伊那市振興公社では、緑化推進事業の一環で、2013年から無料で花の苗を配布しています。
苗の配布は20日(金)までで、サルビアのみ、市内の企業や団体の予約を受け付けています。
予約、お問い合わせは伊那市振興公社、電話78‐5010までお願いします。
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ゆかいな野菜村 山川さんがカフェオープン
箕輪町下古田で交流農園「ゆかいな野菜村」を営む山川みゆきさんは、季節の野菜や果物を楽しむことができるカフェを、6月15日にオープンします。
ゆかいな野菜村は、県道与地辰野線の下古田のバス停から東に50メートルほど進んだところにあります。
6月15日に、カフェの「カ」に「花」という漢字を当てた「花フェ」をオープンさせます。
農園で採れた野菜や果物を使った料理を提供する予定で、景色と共に楽しむことができます。
農園を営む、山川正信さん、みゆきさん夫妻です。
農園では、トマトを中心に20種類の野菜や、果物を栽培しています。
夫・正信さんは今年の3月まで町の地域おこし協力隊を務めていました。
箕輪町に来る前は山形県でも農業をしていて、妻のみゆきさんは、トマトを使ったフルコースを提供するカフェを営んでいました。
しかし、7年ほど前、正信さんが脳卒中で倒れて左半身麻痺となり、カフェをやめることになりました。
その後、箕輪町で再び農業を始めたことをきっかけに、もう1度カフェを開業したいと、1年ほど前から準備を進めてきました。
新たにオープンするカフェでは、食事は1日3食の予約限定で提供します。
ほかに、農園で採れた果物を使った飲み物や、スイーツの提供も予定しています。
山川みゆきさんです。
花フェは、6月15日(日)にオープンします。
営業時間は、午前10時から午後2時で、雨や風が強い日は休みです。
予約やお問合せは、電話090-2025-6547にお願いします。
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県議会農政林務委員会 現地調査
長野県議会農政林務委員会は、南信地域の農業や林業に関する施設の現地調査を、5日と6日の2日間行っています。
このうち、南箕輪村にあるJA上伊那のアスパラガス集出荷貯蔵施設では、議員9人が今年4月から稼働している設備を見学しました。
この施設では、全国で初めて導入された、AIによる画像処理機能がついた選別機や、自動計量と結束を行う機械で出荷作業を行っています。
議員は、職員から説明を受けながら見学し、実際にアスパラを機械に乗せていました。
農政林務委員会では、農業や林業に携わる施設を見ることで、現状把握をして課題を見つけ、県政に反映させようと、年に2回現地調査を行っています。
現地調査は2日間行われ、5日は上伊那の4か所を、6日は下伊那の3か所をまわります。
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JA上伊那 第29回通常総代会
JA上伊那の第29回通常総代会が、27日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、昨年度の事業報告や今年度の事業計画など6議案が承認されました。
総代会には89人が出席し、書面出席の380人を合わせて469人で決議が行われました。
西村篝組合長は「10年後、20年後も輝き続けるJA上伊那であり続けるため、組合員の皆さんと歩んでいきたい。」と挨拶しました。
JA上伊那の昨年度の販売品取扱高は147億2500万円で、前年の138億6000万円を上回り、6年ぶりに140億円を超えました。
昨年度は猛暑や害虫の影響で収穫量が減少した品目があったものの、全国的な品薄によって単価が上がったことが要因だということです。
今年度の事業計画では、重点品目の生産拡大や、有機農業の促進などが示されました。
出席者からは、農地や農家の担い手の減少についてJAによる対策を求める意見が出されました。
白鳥健一常務理事は「土地区画整理やスマート農業を推進し、農地を守っていきたい。」と回答しました。
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笹川農林水産副大臣伊那市を視察
笹川博義農林水産副大臣は米国の関税措置への対応や地方創生などに関する実態把握や関係者との意見交換を目的に伊那市をきょう訪問しました。
笹川副大臣は、はじめに、西箕輪の味噌・醸造製品メーカーハナマルキ株式会社で関係者と米国関税措置に関する意見交換を行った後、伊那市西箕輪の産学官連携拠点施inadani sees を訪れました。
ここでは、白鳥孝市長が、モバイルクリニックや人工知能AIを使って自動配車する「ぐるっとタクシー」などの取り組みを紹介しました。
また、伊那市で作られている経木や麦ストローなども紹介し、笹川副大臣は関心を寄せていました。
この後行われた、農林業に取り組む企業や団体との意見交換会は冒頭のみ公開されました。
最後は、伊那市高遠町の上伊那森林組合バイオマス工場を視察しました。
職員が、需要が高まっている木質ペレットについて説明をしました。
視察を終え、笹川副大臣は「行政も積極的にやっている。様々な関連事業者のみなさんも頑張っている。そういった事が横展開できれば大きな地方創生につながる。今回は勉強になった視察だった」と話していました。
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長谷浦でヤギ飼育 トカラのおうち
伊那市長谷浦の林さん夫妻は、ヤギの魅力を多くの人に知ってもらおうと、ヤギ牧場「トカラのおうち」を営んでいます。
伊那市の中心市街地から車でおよそ1時間のところにある、伊那市長谷浦地区。
現在7世帯ほどが暮らすこの集落で、神奈川県から移住した夫婦が、ヤギを飼育し、販売・レンタルを行っています。
仙丈ヶ岳を望むことができる、標高1,150mの場所にある牧場「トカラのおうち」です。
ここには、24頭のヤギが暮らしています。
トカラのおうちの林清美さんです。
10年前に神奈川県から移住した清美さんは、夫の整さんとトカラのおうちを営んでいます。
当時飼っていた犬と遊ぶための別荘地を探していた清美さんは、長谷の自然に魅了され、この地を選びました。
ヤギをペットとして1頭飼いはじめたことがきっかけで飼育を始めました。
林さんにヤギを紹介してもらいました。
「大きく2種類のヤギがいます。一般的に思い浮かぶ白いヤギのザーネンヤギと、黒や茶のトカラヤギです。トカラヤギはザーネンヤギよりも少し小さいのが特徴です」
ミックスのヤギの赤ちゃんもいます。
林さんによりますと、ヤギは穏やかな性格で人懐っこいのが特徴だということで、ペットとして飼ったり、雑草を食べてもらったり、家畜としてミルクを搾乳することもできます。
トカラのおうちでは、ヤギの販売やレンタルを行っています。
詳しくは、インターネットで「トカラのおうち」と検索し、ホームページからお問い合わせください。
※事前連絡が必要です。ふれあい体験などは行っていません。
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伊那市有害鳥獣対策協議会 総会
伊那市有害鳥獣対策協議会の総会が4月24日に市役所で開かれ、昨年度の有害鳥獣の捕獲頭数などが報告されました。
総会には、関係者30人が出席しました。
昨年度の有害鳥獣の捕獲頭数は、ニホンジカが1,624頭、ニホンザルが148頭、イノシシが48頭となっています。
農業被害額は、およそ1,430万円で、前年度に続き減少しました。
この日はほかに、去年9月に導入した、クマが生活圏に出没した際に、迅速かつ確実な排除ができるよう定められた地域区分(ゾーニング)について報告されました。
市内を3つの地域に分けるもので、クマが生息活動を行う主要生息地域、林業や山菜採りで人が立ち入る緩衝地域、市街地や農地などが広がる排除地域です。
昨年度、クマとみられる動物の目撃件数は63件、捕獲頭数は34頭でした。 -
JA上伊那 信毎の記事に反論
JA上伊那は、11日の信濃毎日新聞の朝刊が「組合長内部通報を問題視」と報道した記事について、事実に基づかないとして13日に会見を開きました。
13日はJA上伊那本所で西村篝組合長らが記者会見を開きました。
JA上伊那は、無資格での運送業務白ナンバー営業を行っていたことが3月末に発覚し、3月27日に謝罪会見を開いています。
信毎は白ナンバー営業に関する記載のある、去年10月の委員会の会議録を入手し取材を進めていました。
11日の記事では、西村組合長が「特定の人しか知りえない情報が外に出ており非常に遺憾」などと全職員を対象とした朝礼で発言し、内部通報を問題視したと報道しました。
JA上伊那はこの記事に対し、「白ナンバーの情報が外に漏れていたことを問題視しているのではなく、委員会の会議録そのものが信毎に渡されていることが判明したため、機密情報漏洩について問題視する発言をした。11日の記事は事実ではない」と反論しました。
JA上伊那では、記事により名誉を棄損されたとして反論の記者会見を開いたとしています。
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花に親しみ心豊かに 西春近北小で花育の授業
花に親しむことで心を豊かにする「花育」の授業が、伊那市の西春近北小学校で8日に行われました。
は、白鳥孝市長、JA上伊那の下島芳幸専務、花き部会の中原睦男副部会長が西春近北小学校を訪れ、児童にアルストロメリアの花束を贈りました。
花育は、伊那市とJA上伊那、花き部会が、花に親しむことで豊かな心を育んでもらおうと、2014年度から市内15校の小学3年生を対象に行っています。
アルストロメリアの生産量は、上伊那が日本一で、昨年度はおよそ1,100万本が出荷されました。
花束は1束10本で、全クラスに贈られ、各教室に飾るということです。
児童を代表して、白鳥樹暉さんがお礼をしました。
授業では、花き部会青年部が作成したDVDを見て、花の栽培などを学びました。
JA上伊那では今年度、箕輪町、駒ヶ根市、飯島町、宮田村でも授業を行う予定です。
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アスパラガス出荷最盛期
南箕輪村のJA上伊那の野菜選荷場内では上伊那の農作物の主力品目、アスパラガスの出荷作業がピークを迎えています。
南箕輪村の生産者が施設にアスパラガスを持ち込んできました。
23日は、コンテナ8個分およそ100キロを持ってきたということです。
23日は野菜選荷場内のアスパラガス集出荷貯蔵施設で14人が出荷作業をしていました。
自動選別機にアスパラを並べていきます。
サイズごとに自動選別されたアスパラガスを計量結束機に並べます。
テープが巻かれ一束になったアスパラガスを箱に詰めていきます。
アスパラガスの出荷量は一日およそ3トンだということです。
県内や全国各地の市場に出荷されます。
先月4日に竣工式を終え、今月から本格稼働しているアスパラガスの集出荷貯蔵施設では初めての出荷のピークを迎えました。
JA上伊那では、出荷のピークは5月いっぱいまで続くとしています。
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伊那市手良で一足早く田植え
伊那市手良中坪で、20日に一足早く田植えが行われました。
田植えを行ったのは、伊那市手良の株式会社中坪ノーサンです。
この日は、15アールの田んぼで、早生種の五百川を植えました。
中坪ノーサンでは、高齢化などで米作りができなくなった田んぼ34ヘクタールを借り受けています。
今年は、コシヒカリを中心に五百川、スーパームーン、こがねもちの4種類を栽培します。
苗は、3月21日にもみ播きを行い、霜もなく順調に育ったということです。
中坪ノーサンでは、6月20日頃まで田植えを行い、早いものはお盆中に稲刈りを行うということです。
登内美穂社長は「今年もおいしい米をたくさん食べてもらえるように頑張りたい」と話していました。
なお、JA上伊那管内の田植えのピークは、5月17日から25日だということです。
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天上 伊那流域治水出張所を設置
天竜川上流河川事務所は、4月1日付の組織改正で、伊那出張所と三峰川砂防出張所を統合し、伊那流域治水出張所を伊那市西町に設置しました。
15日は関係市町村長などが出席し、西町で開所式が行われました。
開所式では、新しい看板がお披露目されました。
伊那流域治水出張所の庁舎は、伊那市西町の旧伊那出張所を使用します。
河川工事を行っている伊那出張所と、砂防工事を行っている三峰川砂防出張所を統合し、天竜川上流の流域治水を進めていきます。
出張所を一つにすることで、人員が強化され、危機管理体制の充実が図れるということです。
高遠町の三峰川砂防出張所は、当面は工事の拠点として使用されます。
統合は1日付で行われていて、伊那流域治水出張所には4人の職員が常駐します。
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村内新1年生に「金芽米風の村米だより」プレゼント
南箕輪村営農センターは、村内の小学校に入学した新1年生全員に村のブランド米「金芽米風の村米だより」2合を9日に贈りました。
9日は営農センターの唐澤喜廣会長が南箕輪小学校を訪れ、新1年生に贈る金芽米風の村米だよりを笠原晴樹教頭に手渡しました。
風の村米だよりは村内で減農薬、有機肥料栽培されたコシヒカリです。
営農センターでは、この米を味わってもらい、地産地消につなげようと、4年前から新1年生にプレゼントしています。
南箕輪小学校の1年生には、10日に手渡され各家庭に持ち帰るということです。
風の村米だよりは、南箕輪小と南部小の新1年生145人に贈られました。 -
ペレット需要に応え製造ライン増設
伊那市高遠町の上伊那森林組合は、需要が高まっている木質ペレットの安定した供給を目指し、製造ラインをこれまでの1ラインから2ラインに増設しました。
3日は、関係者30人が出席し、安全祈願祭が行われました。
上伊那森林組合組合長の白鳥孝伊那市長の合図で、新たな製造ラインが動き始めました。
増設されたのは、バイオマスエネルギー工場のペレット製造ライン1ラインです。
ペレット販売が始まった2004年から稼働しているこれまでの設備に併設しました。
上伊那森林組合では、これまで1つの製造ラインが稼働していて、生産量は年間4,000トン~4,500トン、昨年度は過去最高にせまる、4,546トンでした。
一般家庭や公共施設などでペレット用のストーブやボイラーが普及し、当初計画していた2倍以上の需要となり、在庫切れで販売を停止することもありました。
上伊那森林組合では、ペレットの安定した供給を目的に、設備を増設しました。
当面は年間6,000トンの生産を目ざすということです。
総事業費は4億4,000万円で、国の交付金のほか、上伊那8市町村の補助金を活用しました。
新たな製造ラインは、試運転を行い、7日からの本格稼働を目指しています。
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アルストロメリア 新宿の卒業生へ
伊那市は友好提携を結んでいる新宿区の小中学校の卒業生に特産品のアルストロメリアの花を贈ります。
16日は市やJA上伊那の職員が発送作業を行いました。
伊那市は、新宿区の卒業生へ特産品のアルストロメリアを2017年度から贈っています。
今年度は新宿区立の小中学校と特別支援学校の卒業生3,090人分が用意されました。
新宿区の中学校は19日に小学校は25日に卒業式が行われるという事です。 -
林業関係功労者を表彰
上伊那の林業の発展に功績を残した人を表彰する「もりもり上伊那山の感謝祭」が20日伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
山の感謝祭では林業関係功労者として飯島町の林務委員が表彰されました。
「もりもり上伊那山の感謝祭」は上伊那地域振興局などが開いたもので布山澄局長は「森林は防災減災の機能があるほか地球温暖化防止の役割を果たしている。持続可能な社会の礎となっている森の恵みを次の世代に引き継いでいかなければならない」と話していました。
山の感謝祭には林業関係者など約50人が集まり森林の活用について理解を深めていました。
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箕輪西小5年 アマゴの稚魚放流
箕輪町の箕輪西小学校5年生は、自分たちで育てたアマゴの稚魚を深沢川に放流しました。
箕輪西小学校の5年生13人は、深沢川の上流に集まり、アマゴの稚魚を放流していました。
天竜川漁業協同組合の組合員からバケツに分けてもらったアマゴの稚魚を、声をかけながら放流していました。
放流したのは、天竜川漁業協同組合が、箕輪西小学校に譲った卵から児童たちが孵化させたものです。
およそ300粒の卵からふ化させ、児童たちが餌を与えて4か月飼育し2、3センチに成長させました。
児童たちは飼育日誌をつけるなど、アマゴを可愛がってきたということです。
アマゴは3年後にはおよそ20センチから30センチにまで成長するということです。
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上農生が林業に触れる体験学習
上伊那地域振興局は、林業について理解を深めてもらおうと南箕輪村の上伊那農業高校の生徒を対象に体験学習を2月17日に校内で開きました。
この日は、コミュニティデザイン科里山コースの2年生およそ20人が体験学習をしました。
伊那市西春近にある平澤林産有限会社が木を伐採し一定の長さに切り分ける高性能林業機械、ハーベスタを操作しました。
木曽町にある長野県林業大学校の学生が学生生活や行事について紹介したほか、長野県林業労働財団が林業の現状や働き方について講演しました。
この学習は、林業の仕事が進路選択の一つになるように、毎年2年生を対象に上伊那地域振興局が開いています。
去年の10月には、チェーンソーを使った木の伐採実習を行い、体験学習は、今年度2回目ということです。 -
羽広菜のかぶ漬 伝統野菜加工品に認定
伊那市西箕輪の羽広菜生産加工組合がつくった「羽広菜のかぶ漬」が南信地域で初めて信州の伝統野菜加工品に認定されました。
農業公園みはらしファームのとれたて市場で、新たに2種類の「羽広菜のかぶ漬」が商品棚に並べられ8日から販売が始まりました。
今回、味噌などの原材料を化学調味料の使われていないものに変えたことで、南信地域で初めて「信州の伝統野菜加工品」に認定されました。
今年度は2種類のみそで作った2つの商品を合わせて100個試験的に販売します。
この日は特別に試食品が用意され、早速買い求める人の姿がみられました。
羽広菜生産加工組合の髙橋姿組合長は
信州の伝統野菜加工品に認定された「羽広菜のかぶ漬」は、みはらしファームのとれたて市場で販売しています。
いずれも200g入りで値段は600円です。 -
アスパラガス集出荷貯蔵施設 完成
JA上伊那は、南箕輪村の野菜選荷場内に、新たにアスパラガスの集出荷貯蔵施設を建設しました。
4日は竣工式が行われ、JA上伊那や関係市町村などおよそ60人が完成を祝いました。
今回新たに建設されたのは、アスパラガス集出荷貯蔵施設です。
AI画像処理自動選別機1台と計量結束機3台、冷蔵室を備えています。
面積は350平方メートル、事業費は1億3千万円です。
アスパラガスは上伊那の主力品目で、県内でトップの生産量を誇ります。
今年度の販売高は4億2,000万円で、JA上伊那では2033年度に販売高10億円を目指しています。
作業は、冷蔵室で保管したアスパラを、AI画像処理自動選別機に通します。
この機械にはおよそ6,000枚の画像が記憶されていて、茎の太さや曲がり具合を判別し10段階に分けることができます。
アスパラガスのAI判別は日本初だということです。
分けられたアスパラは自動で100グラムにまとめられます。
今までは生産者個人が選別などを行い、出荷できる状態にして選荷場に持ち込んでいました。
機械導入により生産者の負担軽減や、規格のばらつきを少なくすることができ品質の安定化が見込まれます。
JA上伊那の西村篝組合長は。
施設の本格稼働は、4月を予定しています。
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みはらしファームでチューリップまつり
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、チューリップまつりが2日まで行われています。
会場には26種類のチューリップが並べられていて、2日間で3,000鉢が販売されます。
価格は1鉢1,100円です。
1日の伊那地域の最高気温は19.9度と4月下旬並みで、春の陽気となりました。
花を育てた美篶の鉢花農家春日彰さんは「つぼみが花開いていくところを楽しんで、春の訪れを感じてほしい」と話していました。
みはらしファームのチューリップまつりは、2日も行われます。
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上伊那ファーマーズの集い 農業功績者を表彰
上伊那地域の農業関係者が集まり、農業への理解を深める上伊那ファーマーズの集いが18日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
上伊那ファーマーズの集いでは農業功績者の表彰が行われ、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人と1団体が表彰されました。
伊那市の御子柴貞さんは、農事組合法人上荒井の設立から組合長を務め、地域農業を支えてきました。
伊那市の吉澤昭夫さんは、農業を離れた人から農地の貸し借りを行い、管理面積を拡大しています。
南箕輪村の五味一廣さんは、農事組合法人まっくん野菜家の初代組合長を務め、村の農業振興に貢献しました。
箕輪町上古田の山ん田の会は、耕作放棄地の棚田を整備してあやめなどを植え、景観づくりの活動をしています。
受賞者を代表して御子柴さんは「多くの知人に恵まれてきた。この表彰が新しい力を与えてくれると思います」と話していました。
上伊那ファーマーズの集いは、上伊那農業委員会協議会が開いたもので、農業関係者などおよそ180人が集まりました。
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「里山整備のきっかけに」勉強会開催
里山の利用や整備方法を学ぶ勉強会が伊那市の伊那市役所で5日開かれました。
勉強会には区の役員や林業関係者などおよそ80人が参加しました。
事例紹介では、西箕輪薪の会の金井渓一郎会長が西箕輪公民館に設置されたストーブに薪を供給する活動について紹介しました。
金井会長は、「間伐で山に放置された木材を所有者の許可を得て搬出し、薪として利用している。放置された木材を利用することで、山の整備が進み、環境が改善される」と話していました。
伊那市では、里山の利用や整備方法を学び、活動のきっかけにしてもらおうと勉強会を開いていて、今回で2回目です。
勉強会ではほかに、県の職員が補助制度について説明をしました。
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遊漁料 一部値上げ
16日に伊那谷の天竜川水系で渓流釣りが解禁されます。
天竜川漁業協同組合は今年、河川などで釣りをする場合の遊漁料を値上げしました。
漁業関連の諸経費高騰への対応として遊漁料を12年ぶりに改定し、今年1月1日から値上げしました。
これにより、アユを除く一般魚の年間券は、6600円から7700円1日券は1100円から1650円、中学生の年間券は300円から330円となりました。
遊漁料の値上げは2013年以来となります。
天竜川水系の渓流釣りは16日に解禁となります。
解禁に向け今月、上伊那管内の主要河川にあまご成魚400キロを放流していて、天竜川漁業協同組合では、「やむを得ず料金改定となったが、今年も多くのみなさんに釣りを楽しんでもらいたい」と話していました。
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上伊那地域振興局 農業農村整備事業で広報大賞
全国農村振興技術連盟が農業農村整備事業に関する広報活動を評価する広報大賞で、上伊那地域振興局が最高賞の大賞を受賞しました。
12日東京都で表彰式が行われました。
農業農村整備事業広報大賞は、全国農村振興技術連盟が主催するものです。
上伊那地域振興局は、農業資産のキャリア教育への活用と地域内外への情報発信に取り組みました。
小学生に農業水利施設への理解を深めてもらうため、2007年度から農業用水探検隊を開いています。
今年度は西天竜幹線水路からエリアを拡大し、三峰川周辺にも見学コースを設けました。
また、中学生キャリアフェスへの参加、上伊那農業高校の生徒による農業水利施設見学会、信州大学農学部の学生のインターンシップ受け入れなど、年代に応じたキャリア教育を実施しました。
ほかにも、農業資産の情報発信として、生産者や企業、大学との棚田パートナーシップ協定や、上伊那の棚田とため池のパンフレット製作を行いました。
広報大賞には全国から35団体の応募があり、最高賞は上伊那地域振興局を合わせ3団体が受賞しています。