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宮田村の果汁100%ジュース近く発売
今秋収獲した山ぶどうを配合した宮田村の特産品種ヤマソービニオンを用いた果汁100%ジュースが完成し今月中旬、同村新田区の本坊酒造信州工場売店のほか、周辺の取り扱い酒販店で発売を開始する。
同品種を醸造して12月に発売する新酒の赤ワインに先駆けての発売。ラベルは従来のものを一新し、ワインと同じ銘柄である「紫輝」を強く打ち出した。
濃厚な味わいが気軽に楽しめるが、毎年売りきれ必至の人気商品。価格は5百ミリリットル入りボトル1050円で1800本余りを出荷する。 -
伊那市農業委員会が農業施策に関する建議書を提出
伊那市農業委員会(北原孝治会長)は8日、農業施策に関する建議書を伊那市に提出した=写真。
要望事項は▽農地保全と有効利用▽担い手の育成と後継者対策▽有害鳥獣対策▽地産地消と食育竏窒フ4つ。
具体的には、認定農業者や集落営農組織の利用集積促進を目的とした基盤整備未実施地区の解消や、有害鳥対策、農地保全を目的とした緩衝帯の設置、捕獲した有害鳥獣の処理施設の充実などを求めている。また、国の新たな政策に伴ない各地区ごとに組織化した集落営農組織については、今後、4年以内に法人化することが求められているが、任意組織である現状を見ても、採算の取れる法人となるには厳しい状況にあり、情報提供やアドバイスを行うサポート体制の充実、集落営農組織が農業施設などの財産を所有した場合にかかる固定資産税などの免税措置の検討を求めた。
小坂樫男市長は「年々厳しくなる農業情勢の中、委員のみなさんも苦慮されていると思う。みなさんの要望にはなかなかお応えできないと思うが、農業者の意欲が失われないようにしていきたいと思う」と語った。 -
信大で14日から学生らの育てたシクラメンを販売
南箕輪村の信州大学農学部は14日から、学生らの育てたシクラメン、20種約2千鉢の販売を開始する。販売開始を前にハウスの中ではシクラメンが美しく咲きそろい、学生らが作業に追われている=写真。
同学部は教育実習の一環として学生らが生産している農産物を販売しており、シクラメンの販売は3年目。
今年は新たに、花や葉のフリンジが美しい「メルヘンミックス」や花びらの周囲に白い縁取りがある「パープルホワイトフリル」など5種類を加えたほか、従来の一般的な品種も栽培。品質は平年並みだが、花の数は例年よりも多めだという。
同学部のシクラメンは鉢に元肥を入れているのが特徴。水だけでも日持ちするため人気もあり、昨年も初回で540鉢が売れてしまったという。
シクラメンを育てている食料生産科学科の4年生、宇南山聡美さん(23)は「一つひとつ同じように見えても違うので、実際に見にきて、購入していただけたら」と話していた。
価格は花のサイズが小さいミニが千円、普通の大きさのものが1200円。販売日時は毎週水曜と木曜の午前9時縲恁゚後4時。期間はクリスマスまでだが、なくなり次第終了となる。
問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
駒ケ根市農業委員会が建議
駒ケ根市農業委員会(清水千博会長)は6日、市役所を訪れ、中原正純市長に「市農林業施策に関する建議」を手渡した=写真。清水会長は「08年度予算編成に当たり、足腰の強い農林業の構築に向けて建議の内容を市の施策に反映させてほしい」と訴えた。1月限りでの退任を決めている中原市長は「新市長に引き継げるよう整理し、来年度予算に反映できるよう最善の努力をしたい」と述べた。
建議は(1)農業施策(2)農業環境施策(3)担い手の確保・育成(4)中山間地域における農業施策(5)林業施策竏窒フほか、国・県に対する要望などを盛り込んでいる。主な項目として▽地産地消の要望に応えられる販路拡大のための総合施設の設置▽特産品の開発・導入▽有害鳥獣対策の検討▽農村女性の活動支援竏窒ネどを挙げている。有害鳥獣対策について中原市長は「重点的に支援を検討している」と述べた。 -
年末年始 魚類は全体的に1割弱高め
伊那市西春近の食品卸売会社、丸水長野県水伊那営業部で7日、年末年始の商品見本市があった。ガソリン高騰の影響が魚類にも顕著に表れ、全体的に1割弱高めとなる。
ガソリン高騰で、漁船にかかる費用も大きく、中には2割高のものもある。
天然ブリは、例年に比べて水温が高いため、北海道や青森県で大型サイズがまとまって水揚げされていない。今月末から来月にかけ、佐渡など日本海岸での水揚げに期待する状況で、価格はまだ未定。
人気のあるタラバガニはロシアを中心に不作で、高め。
見本市の特設会場にはサケ、ブリ、タコ、イカ、イクラ、数の子、伊達巻…と鮮魚、塩干、おせち材料など千点がそろった。
上伊那を中心に、中卸業者、小売業、一部料理店などの関係者が訪れ、価格を聞いたり、サンプル品を試食をしたりしながら品定めした。
年末年始の商品は、クリスマス商戦が終わった25日ごろから店頭に並び始める。 -
郷愁呼ぶ柿のれん
市田柿の産地、中川村で民家の軒先や簡易ハウスで、柿のれんが深まりゆく秋を告げている。
村内大草の安富広治さん(81)は4アールで20本を栽培、25日からへたが黄色になった物から収穫し、自動柿むき機で柿むきを始めた。
むいた柿はひもで吊るし、簡易ハウスで約2週間乾かし、ひもから外し、ほぞを切り、棚に並べて、しっかりと干して、こが吹くと出来上がり。
安富さんは「今年はなりも良く、大きさも手ごろ。値段の高いうちに出荷したい」と話していた。 -
育てた大豆で子どもたちの味噌完成
5年生の時に栽培した大豆を使って、半年以上かけて味噌に仕込んだ宮田村宮田小学校6年2組。30キロの大豆から90キロもの美味しい味噌が完成した。ただ栽培するだけでなく、昔ながらの加工を体験してきた子どもたち。苦労して得た素朴な味に、さまざまな想いをめぐらせた。
2月に仕込んでから9ヵ月。木とプラスチックの樽2種類に分けて熟成させておいた味噌と・ス対面・スし、「豆の香りがする」と歓声をあげた。
樽によって味噌の色が違うことに気付いた児童も。
栽培時から協力した酒井昌子さん=大田切区=は「木の樽は気温の変化に対応する。その辺りで色も違うんじゃないかな」と、子どもたちに話した。
さっそく取り出し、各自が家に持ち帰るため袋詰めに。
樽出しホヤホヤの味噌をキュウリにつけて試食もした。
「おいしい。豆の味だ」と、奥深い味わいに浸る姿も。
酒井さんと一緒に指導した有賀絹代さん=北割区=は「買ってくるのは簡単なこと。それだけに自分で作ってみるのは、良い体験になったはず」と目を細めた。
近く全校の給食食材としても提供。児童個々に味噌を使った料理を研究し、調理実習なども予定している。 -
JA上伊那のフォトコンテストで伊那市の北原はるみさんが最優秀賞
上伊那農業協同組合(JA上伊那)によるJA上伊那フォトコンテスト2007の審査会が5日、伊那市狐島の本所であった。今年のテーマ「上伊那の“農”と“暮らし”」を題材とした作品75点の中から、野沢菜を収穫する女性の表情をとらえた伊那市富県の北原はるみさん(50)の作品「70年間の思い 我家の味はここから」=写真=を最優秀賞に選んだ。
上伊那の農や人々の営みを題材とした写真を募るコンテストで12年目。今年は7月から10月末まで作品を募集したところ、41人から作品が寄せられ、県外からの応募もあった。
審査には、宮田村出身のプロカメラマン・唐木孝治さん(高森町)をはじめ、JA上伊那の役職員など20人が参加。撮り手の思いが伝わってくるかなどといった点から作品を選出した結果、透過する光で鮮やかに写し出された菜と、収穫する表情豊かな女性の姿が印象的な北原さんの作品が最優秀賞となった。
唐木審査委員長は「今年は全体的にレベルが高く、優劣つけ難い作品が多かった。コンテストのレベルも年々上がっているが、最優秀賞の作品は女性のしぐさもマッチしている」と講評した。
入賞者は10日のJA上伊那まつりで表彰するほか、当日は応募全作品を本所に展示する。入賞作品は来年1月のJA上伊那の広報誌に掲載する。
入賞者は次のみなさん。
◇最優秀賞=北原はるみ(伊那市)
◇優秀賞=小林紀一(飯島町)ドリチュラー・ブライアン(飯島町)
◇佳作=井口真吾(駒ケ根市)久保村由人(伊那市)宮沢信(中川村)
◇入選=野溝文武(伊那市)平沢善博(宮田村)原鳳兵(飯島町)向山世男(箕輪町)
◇努力賞=酒井芳郎(箕輪町) -
宮田小3年2組が収獲祭、大地の恵みに働く意味感じつつ
トマトを栽培し市販ジュース用として出荷も体験した宮田村宮田小学校3年2組は2日、収獲祭「ありがとうトマトの会」を開いた。自分たちの手で育てたトマトを調理し、ミートソーススパゲッティとジュースに。世話になった地域の人も招いて会食し、農家の苦労と大地の恵みに感謝した。
大手飲料メーカーが市販するトマトジュースの原料用として生産し、ただ単に栽培するだけでなく、厳しい品質管理も味わった同学級。
夏の出荷終了後は、トマトを使った料理にも挑戦。家庭などでも各自つくってみながら、この日はジュースとミートソースを手料理した。
口のなかに甘酸っぱい香りが広がる濃厚なジュース。ひき肉、にんにくなどを混ぜてミートソースも上質な味に仕上がり、みんなで舌鼓を打った。
「僕たちは今まで普通に食べていたけど、農家の人たちは本当に大変なんだと感じた」と池田拓郎君が学級を代表して作文も発表。
出荷して収入も得たが、労力や資材原料などを考えると、いかに農家の人たちが努力しているか考えを広げた子どもたち。
数字では計り知れない働くことの意義、大切さも垣間見ながら、今後もこの体験を生かして学習を進めていく。 -
伊那谷うまいもん市開催
上下伊那の郷土料理や農産加工品が一堂につどう「伊那谷うまいもん市」が3、4日、伊那市のアピタ伊那店の1階で開かれている。おやきや漬け物、地元の新鮮な野菜で作ったジャムや食の安心・安全を考えたお菓子などがずらりと並び、訪れた人たちを楽しませている=写真。
同イベントは特色あるふるさと産品の研究や農産加工品の販売に取り組む女性グループでつくる「のうさん味ネット上伊那」によるもので、それぞれの農産加工品を紹介したり互いに情報交換するとともに、消費者の声を直接聞く機会としている。また、昨年に続き、下伊那で活動する南信州特産加工開発連合会も協力し、「小池手づくり農産加工所」(喬木村)、「農産加工所ふるた」(飯田市)が参加。上伊那でも、昨年は出店していなかった「さっちゃんの漬け物」(南箕輪村)と「食の安全支援隊」(中川村)が出店した。
「食の安全支援隊」は普段、薬剤、抗生物質などを一切与えずに放し飼いで地鶏を育て、その肉や卵などを販売しているが、今回はその卵を使ったシフォンケーキやプリンなどを販売。家族連れなどの人気を集めていた。
山崎美代子代表は「今は添加物の入らないものを求める消費者も多い。消費者もしっかりと考えながら、食の安心・安全に取り組んでいただければ」と話していた。
4日の開催時間は午前9時縲恁゚後6時。500円以上の購入者には米や参加団体の農産加工品が当たる宝もちづかみもできる。 -
リンゴの巨木、今年もたわわに
駒ケ根市中沢吉瀬の片桐義明さんの果樹園ではふじリンゴの巨木も今年もたわわに実った。
樹高4・5メートル、枝張りは東西、南北約15メートル、幹の直径は55センチとまれに見る巨木。
戦後まもなく、リンゴが病人食、貴重品であった頃、約3メートルの紅玉の苗木を宮田村の親せきからもらい受け、リヤカーで運んで、植栽した。その後、「ふじ」を接ぎ木し、今では1本で、600キロほど収穫できるとか。
片桐さんは「木が古いため、味は特別いいように思う」と話す。 -
駒ケ根秋香会菊花まつり
駒ケ根秋香会(本間秋男会長)は第47回菊花まつりを4日まで駒ケ根市の三和森クラブ広場で開いている。3本立、ダルマ、福助、懸崖、盆栽、特作花壇など、会員らが丹精込めた作品約800点が展示されている=写真。3日には野だての茶も振る舞われる。入場無料。
31日には開会式が同会場で開かれた。赤穂南小学校5年1組の児童ら約30人が太鼓の演奏を勇壮に披露し、まつりに花を添えた。本間会長は「菊花展も歴史を重ねて47回目。皆さんの協力に感謝する」とあいさつした。
菊花展入賞者は次の皆さん。
▽県知事賞=飯塚礼子▽駒ケ根市長賞=北原・ス一▽同市議会議長賞=松崎和男▽駒ケ根商工会議所会頭賞=飯塚礼子▽駒ケ根市教育長賞=北原康平▽全菊連会長賞=飯塚礼子▽町部自治会長賞=大木島富雄▽秋香会会長賞=北原康平▽伊那毎日新聞社賞=田中勝美▽信濃毎日新聞社賞=大木島富雄▽中日新聞社賞=北原康平▽読売新聞社賞=塩澤春夫▽長野日報社賞=北原康平▽大中屋賞=中西利幸▽長生社賞=唐沢雅雄羽場一雄▽秋香会賞=小原文男▽池上賞=松崎和男▽しらかば賞=北原・ス一▽米沢賞=北原康平▽克水賞=唐沢雅雄▽MANABU賞=本間秋男▽サンケイ技研賞=塩澤春夫▽新世紀賞=松崎和男▽有賀芳郎賞=飯塚礼子▽ビーナイン賞=北原・ス一 -
上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会が広域連携に向けた組織改編
県や市町村、猟友会などでつくる上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会が31日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。情報を共有する中で広域連携を図り、実効性のある農林業被害対策を打ち出していくことを目的として組織改編を行ったほか、本年度のニホンジカの個体数調整加減目標を1240頭とした。
同協議会は従来、ニホンジカなど特定鳥獣3種の被害対策を検討していた。しかし、拡大する農林業被害を軽減するためには、その他の鳥獣を含めた被害対策の必要性を認識。そこで、協議会の目的を「野生鳥獣に関する保護管理を適正かつ効果的に実施すること」とし、それぞれの被害情報を共有しながら広域的な連携を図っていくよう、規約を改定。また、従来のメンバーに上伊那地方事務所長、信州大学農学部教員、県の農業、環境、商工観光関係担当者を新たに加え、宮坂正巳上伊那地方事務所長を会長とした。
ニホンジカについては、猟友会の協力を得て上伊那地区独自で実施している大量捕獲を本年度も12月から1月にかけて実施。高遠三義(伊那市高遠町)、三峰川上流(伊那市長谷)、小渋ダム周辺(中川村)の各鳥獣保護区で3回行い、合計200頭の捕獲を目指す。 -
宮田小5、6組がとうふ工房見学
宮田村宮田小学校特別支援学級5、6組の児童8人は29日、豆腐製品を生産販売している町三区の「宮田とうふ工房」を訪れ社会見学した。地元産の大豆を用いて安全安心を心がけている製造現場にふれ、食の大切さも含め地域の豊かさについて幅広く学んだ。
減反政策とからめて宮田村の農業を学習する同学級。村内に大豆畑があることに気付いた児童は「どうしてあるんだろう」と疑問をふくらませた。
調査していくと、村内に豆腐を作っている工場があることを知り、さっそく見学させてもらうことに。
次々とつくられる豆腐に目を凝らす子どもたち。おからを利用したドーナツの製造現場にもふれ、毎日休まず早朝から作り続ける苦労も肌で感じた。
豆腐をつくるようになったきっかけや製品がどこまで出荷されているかなど、質問する場面も。
同工房総務の赤羽幸男さんは「今年で11年目ですが、その以前に宮田村には豆腐屋さんがなかった。皆さんに安心して食べてもらおうと、地元の大豆を使おうと始まったんです」と答えた。
豆腐やドーナツの試食もあり「豆の味がすごいする」と歓声も。
今後、この豆腐を使って調理実習も計画しており、学習は広がりをみせている。 -
かかし隊が昔ながらに脱穀
農産物の栽培を通じてさまざまな挑戦をする宮田村公民館の親子体験講座「われら、かかし隊」は28日、先日収穫した稲を今は珍しくなった足踏み機を用いて脱穀した。約30人の親子が昔ながらの農作業で汗を流し、貴重な体験に笑顔がこぼれた。
中越区の小田切武人さんが懐かしい足踏み脱穀機を提供して持ち込み、かかし隊を支える川手友幸さん=駒ケ原=、加藤政義さん=河原町=、田中一男さん=大田切区=が親子に指南した。
最初は二の足を踏んでいた子どももいたが、やってみるとその楽しさに歓声も。農家の苦労にも想いを馳せながら、6月から行った稲作体験を締めくくった。 -
農村ネットワークいなの「地産地消セミナー」で米粉のおやきづくりに挑戦
伊那市内で活動する農村女性グループでつくる「農村ネットワークいな」(溝上かつ子代表)の「地産地消セミナー」が30日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。一般参加者約20人が集まる中、上伊那地域の郷土食である米粉を使ったおやきづくりに挑戦した=写真。
現在「農村ネットワークいな」には、農産物の加工、販売に携わる「西箕輪米加工グループ」と花き、野菜などの直売所を運営する「あいの会」が所属しており、安心・安全な食の提供、地元食材を使った郷土食の伝承などといった取り組みをしている。
今回は11月を前に、昔から恵比寿講の時に地元で作られてきた郷土食、米粉を使ったおやきづくりに挑戦。熱湯で米粉を練って皮を作り、小豆入りの丸いおやきをフライパンで焼き上げたほか、あんこの煮方やうるち米ともち米でつくる黒豆ご飯の作り方なども伝授した。
この日参加した原田とみ子さん(58)=美篶=は「小麦粉でナスのおやきなどを作ってはいたが、米粉のおやきは初めて。思ったより簡単。孫とも約束しているので中の具材をいろいろ変えて作ってみたい」と語った。
また、溝上代表は「恵比寿講という伝統行事のことを学ぶとともに、それに合わせて自分たちでも簡単におやきが作れるんだということを知ってもらえれば」と話していた。
12月には赤飯、五目おこわのふかし方をテーマとした第2回セミナーを予定している。 -
ソバ収獲昔ながらに手作業で宮田小6年2組
宮田村宮田小学校6年2組は29日、学校近くの畑で育てたソバを収獲した。昔ながらに脱穀まで手作業。実りの秋を肌で味わいながら、今後はソバを用いて多彩な挑戦をしようと、アイデアをふくらませている。
村農業委員会の協力を受け、昨年の大豆栽培から続く体験学習。子どもたちは7月に種まきし、草刈りなど定期的に管理してきた。
この日は、実が落ちないよう赤身も帯びたソバの茎を丁寧に刈り取り、木の棒でたたいて脱穀。根気の要る作業だったが、仲間と一緒に黙々と励んだ。
粉に挽いてそば打ちなどを計画するが、「そばでポップコーンを作れるみたい」「そばでクレープにも挑戦したい」「そばがらで枕も」とアイデアは次々と浮かんでいる。 -
健康な里山目指し 西春近でセミナー
伊那市の西春近自治協議会や区長会などは28日、同地区小出3区の白沢沢周辺山林で災害に強く、獣害を減らすための山づくりを考える「里山セミナー」を開いた。地域住民ら約60人が参加し、信州大学農学部(南箕輪村)の研究者と一緒に山林を歩きながら現状を把握し、「健康な山」をつくるための助言を受けた。
昨年7月の豪雨災害を契機に手が入らず荒れてる里山に目を向けるためのセミナーで3回目。これまでに被災地の前沢川を見学していて、この日は信大田園環境工学研究会の木村和弘教授(農山村環境学)ら4人が講師を務め、土石流危険渓流の白沢沢の砂防ダム建設地と市有林の犬田切林道沿いの2カ所を現地見学した。
砂防ダム建設地では山地環境保全学専門の岡野哲郎教授が現存する森林を利用した災害対策などを説明。「間伐などの木材の質を上げるための林業の仕事が対策につながる」とし、地面の日当たりを良くすることで周囲に下草などが生え、土砂流出を抑えることができると話した。
そのほか、獣害対策としてイノシシやサルなどが住みやすいやぶを里山には作らないことなどの助言があった。
現場では樹種や所有者を記した図面を配布。木村教授は「現地でただ森林を眺めるだけでなく、防災マップなどさまざまな図面を重ね合わせ、一つの視点だけでなく里山づくりを考える必要がある」などと指摘した。
西春近自治協議会の橋爪俊夫会長は「長い目で見た山づくりを考えていきたい」とし、来年もセミナーを実施する予定。次回は間伐材の有効利用の方法について学びたいと考えている。 -
信大で11月2日に国際シンポジウム「持続的農業と環境:アジアネットワーク」開催
南箕輪村の信州大学農学部は11月2日、国際シンポジウム2007「持続的農業と環境:アジアネットワーク」を開催する。
世界人口が66億人を超え、さらに増加する中、化石燃料の大量消費、森林の消失などに伴なう温暖化、異常気象などが地球規模で発生し大きな変化を引き起こしている。これらの人口を養う食料の確保と、それと調和した農業の確立は緊急の課題であるため、今回は「農業と環境の調和をめざして」をテーマにかかげ、各国の農業事情について学ぶほか、今後の研究活動や人材教育などの面で協力し合う「アジアネットワーク」の構築を目指す内容とした。
「アジアにおける農業と生物資源」をテーマとする第1部では、東南アジア文相機構(インドネシア)のスロノ博士がインドネシアにおける生物多様性からみる「潜在的機能性食品としての微生物および薬草」について、フィリピン大学のモンサルッド博士がフィリピンにおける事例から「持続的作物生産への微生物開発利用」を発表。また、尚志大学(韓国)の郭泰淳教授は「韓国におけるイネ遺伝資源の重要性とイネの育種と栽培の現状について」、バングラデシュ農業大学のコンドカル教授は「バングラデシュにおける動物多様性保護のための生物工学的アプローチ」について言及する。
「アジアにおける農業と環境負荷」がテーマの第2部では、中国華南熱帯農業大学の楊重法教授が熱帯水田におけるメタン発生から「イネ栽培が大気に与える影響」をテーマに発表。信州大学の萩原素之教授は持続的で環境に優しい農業を目的とした「水稲栽培におけるリン酸施肥の減量」について発表する。また、チェンマイ大学(タイ)のスラムシリ准教授はタイ北部河川流域における研究開発の動向から「農薬使用と環境負荷の低減に向けて」と題して発表するほか、河南農業大学の楊喜田教授は「中国の景観劣化に対する森林の復元および自生植物とその多様性の回復」について言及する。
午前9時縲恁゚後5時(第1部は午前9時15分縲恁゚後12時半、第2部は午後1時半縲恁゚後4時45分)。当日の講演は英語で行われるが、日本語の通訳がつく。
問い合わせは信州大学農学部学務係(TEL77・1313)へ。 -
農作業する祖父の姿を作品に、宮田小6年唐澤君が全国優秀賞
農業で働く家族をテーマに約1200人の子どもたちから応募があった「第12回さなえ全国図画コンクール」で、宮田村宮田小学校6年の唐澤健太君(12)=河原町=が最優秀含め5点のみの優秀賞に見事輝いた。大好きな祖父が田植えしている様子を描いた力作。唐澤君の弟で同小3年の諒太君、同学年の橋爪優君も地区特別賞を受けた。
農業機械大手の井関農機が主催するコンクール。
健太くんの作品「じいちゃん毎年おいしいお米をありがとう」は地区審査を通過し、475点に絞られた全国審査でも最優秀に次ぐ高い評価を得た。
少年野球で忙しくなかなか農作業に立ち会えなかったが、いつも美味しいお米をつくってくれる祖父へ感謝の気持ちをこめて作品に。田んぼの色なども特に気を配って仕上げた。
「絵を書くのは微妙」と話し、今までに大きなコンクールの入選もないが、祖父を思いやるやさしさが全国に認められる作品となった。 -
信州花の里いいじまコスモス祭りが
伊那谷最大規模、200万本が咲く飯島町上の原のコスモス畑で20、21日、信州花の里いいじまコスモス祭りが開かれ、ミニコンサートや花の摘み取り、テント村などでにぎわっている。町・観光協会などでつくる実行委員会主催。
秋咲き大輪系を中心に、黄花、真紅など多彩な花が咲く4ヘクタールのほ場では、来場者は5本、10本と好みの花を摘み取ったり、駐車場特設ステージで繰り広げられる駒ケ根アルプホルンや飯島小学校合唱部、フルートアンサンブルなどの演奏に耳を傾け、餅つきを楽しみ、花の中でのどかな時を過ごしていた。
また、リンゴやナシ、野菜、花など農産物、五平もち、おやき、おこわなどの農産加工品が並ぶテント村では、1点2点と飯島町の特産品を買い求めていた。
21日もテント村で直売、飲食コーナー、駒ケ根アルプホルン、セントラル愛知交響楽団、飯島中学校吹奏楽部などの演奏のほか、県町村会主催の信州縦断元気なふるさと収穫祭めぐりもある。
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陣馬形の森整備に50人
中川村は20日、大草陣馬形山のキャンプ場周辺で、村議や地区土木部長、一般村民ら約50人余が参加し、陣馬形の森整備を行なった。
地域住民に親しまれている陣馬形山を住民が協力して整備することで、地域のみんなの財産として、守り残していくという気運を高めることが狙い。
ナタやノコギリ、電動草刈機を持って集まった参加者は、赤松・広葉樹林の下草を刈ったり、頂上付近では広葉樹の除伐も行ない、眺望を確保した。
この日は朝は霧が発生したが、昼ごろに快晴、360度のパノラマを楽しみながら作業を進めた。
また、昼食時には豚汁のサービスもあり、澄んだ山の空気と一緒に味わった。 -
森の神に願いを込めて鉾立権現、ブナの森例祭1分足らずの神事
日本一短い宮田村で17日、山深い森の中にある3つの神社の例祭があり、鉾立(ほこだて)権現、ブナの森では例年通り1分足らずの神事で地域の安全などを祈願した。
宮田高原に近い標高1400メートルにある鉾立権現。同高原や駒ケ岳へむかう登山道に鎮座し、かつては放牧や登山者の往来を見守ってきたが、林道の開通により今では訪れる人も少ない。
一方で、村の関係者が手厚く守り続け、毎年この日に例祭を催行。昨年7月豪雨で通じる寺沢林道は復旧途上だが、その工事部分を通過しながら今年もいつも通りに現地で神事を行った。
車を降りて林道から山道を歩くこと6分ほど。村職員や村議、森林管理署などの10人は、まず神社鳥居前にある三十三体観音を参拝。急坂を登り、鉾立山頂上にある祠(ほこら)で神事を行った。
造林班の大澤光雄さんが神官役を務め、祝詞と拝礼だけの簡素さだが、色付き始めた木々に囲まれ厳粛なうちに終了した。
「日本一短いとされる塩嶺(岡谷市、塩尻市境)の祭りと並ぶくらい短いかも。それにしても立派な祭りだよ」と小林修副村長。
他の参列者も「かつてはみんなここを歩いたんだね」など往時をしのびながら、感慨深げな様子だった。
ブナの森では2礼1拍手とさらに短い時間で祭りを終えた。 -
箕輪町農業振興地域整備促進協議会
箕輪町農業振興地域整備促進協議会は16日、町役場で開き、委員15人を委嘱し、会長に黒河内将裕さん、副会長に中村喜男さんを選出した。
協議会は町議会議員、農業委員、上伊那農業協同組合理事、西部箕輪土地改良区理事、西天竜土地改良区理事、伊那土地改良区理事、区長会、町土地利活用検討委員会、識見者で構成。新任は7人。任期は09年4月30日までの2年。
平沢豊満町長が委員を委嘱し、「地域の発展にはバランスのとれた土地利用をしないといけない。町の将来の発展を前提にご意見を頂戴したい」と話した。
黒河内会長は、「大変重要な任務を持つ協議会。一生懸命務めたい」とあいさつした。 -
焼酎用サツマイモを収穫
箕輪町焼酎いも生産組合(柴正人組合長)は13日、一般参加の「いも焼酎を愛する会」の焼酎用サツマイモ収穫イベントを町内2カ所の畑でした。町内外の約30人が掘り出し作業に精を出した。
住民参加型のサツマイモ生産により地産地消の意義を啓蒙しようと、昨年に引き続いて組織した「愛する会」は、6月に苗植えをし今回が2度目の作業だった。箕輪町職員労働組合も、町特産「いも焼酎みのわ」の栽培作業を支援する援農ボランティアとして苗植えに続いて参加した。
今年は地産地消のねらいから、一部を除き地元産の苗を使い、町内全体で約3ヘクタールにコガネセンガンとベニアズマを栽培した。11月上旬までに全畑で収穫を終える。
喜久水酒造(飯田市)で醸造し、今年も試飲会イベントを開く予定。 -
上伊那郡市育樹祭
森林づくりの大切さをより深く理解してもらおうと県上伊那地方事務所、駒ケ根市、上伊那山林協会、上伊那森林組合は16日、第26回上伊那郡市育樹祭を駒ケ根市東伊那の東伊那財産区有林で開いた。林業関係者、緑の募金協力団体、上伊那の各市町村職員など約200人が参加し、ヒノキの枝打ちと不良木の伐採作業に汗を流した。地元の東伊那小学校の児童らでつくる東伊那小学校みどりの少年団の4、6年生児童約50人も参加し、のこぎりを手にして枝打ちに取り組んだ=写真。児童らは急な傾斜にバランスを崩しそうになりながらも、教わった通りにのこぎりを当て、横に伸びた枝を幹の付け根からきれいに切り取っていた。枝打ちしたヒノキは1994年に植樹祭で植えた木で高さ約5メートルほどに育っている。
地方事務所の宮坂正巳所長は開会式で「今日の育樹祭を契機に一人一人が森林の大切さを伝える応援団となり、森林整備の必要性を後世に引き継いでほしい」と呼び掛けた。 -
かかし隊が稲刈り
農産物の栽培を通じて、さまざまな挑戦をする宮田村公民館の親子体験講座「われら、かかし隊」は13日、稲刈りを行った。6月に植えた苗が立派に成長。大豊作に歓声が沸いた。
鎌を使っての手作業だが、幼い子どもたちも保護者と一緒に果敢にチャレンジ。コツをつかみ手際良く刈り取る姿があった。
北割区の小林龍之助君(3)も稲を運んだり、はざかけしたりと大忙し。
かかし隊に入ってから土と親しむ機会が増えたというが、初参加の父親の竜朗さんも「遊び感覚を織り交ぜながらでいいですね」と笑顔で我が子と一緒に汗を流した。
昨年はもち米だけだったが、今年はうるち米にも挑戦したかかし隊。無農薬ながら生産者も驚くほどの出来映えで、来月には収獲祭を開いてみんなで味わう計画だ。 -
東伊那きのこ祭
駒ケ根市のJA上伊那東伊那支所は13、14日の2日間、恒例のきのこ祭を開いている。出が遅れ気味だったマツタケはここにきてようやく数が増え、1パック7千円縲・万2千円ほどの品が店頭を飾っている=写真。最高ランク品の価格は1キロ当たり5万5千円程度。キノコの当たり年だった昨年に比べ、今年は「全体的に少し小ぶり」という。
毎年好評の「きのこ宴会」では1人5千円でマツタケをふんだんに使ったすき焼きや吸い物、きのこおにぎりなどが食べられるとあって、争って予約を申し込んだ人たちが宴会場を訪れ、ぐつぐつと煮える鍋を囲んで秋の味覚に舌鼓を打った。
キノコのほか、野菜や果物、漬物などが特価で販売されたほか、毒キノコの見分け方などを教える鑑定コーナーや、きのこ汁やきのこうどんなどを販売する軽食コーナーが出店し、訪れた家族連れなどでにぎわった。 -
【駒ケ根秋香会会長 本間秋男さん】
自宅の外壁を取り囲むように200鉢以上のキクが整然と並ぶ。子どものころから花が好きで「近所の家でつくっているキクを見て『いつかは自分もやってみたい』と子ども心に思った」。
機会がないまま年月が過ぎたが、30歳代半ばになってようやく始めることができた。
「腰痛を患ったのがきっかけでね。早起きしてキクの手入れをすれば腰に良いと思って始めた。キクをつくるのは夢だったから、簡単にはできなかったんだ」
当時住んでいたのは住宅が立て込んでいる町中。使える土さえもないような所だった。
「しょうがないから近くを流れる川の岸にたまっている土をさらって来て使った。柿の木がある家に行って『キクをつくるから枯れ葉をくれ』と頼んで堆肥にしてみたりね。今みたいに店でいろいろと売っていない時代だったから、目についた物を生かそうと自分で工夫したんだよ」
最初の年につくったのは10鉢ほどだったがキクづくりの楽しさに無中になり、たちまち増えて数年後には40縲・0鉢になった。しばらく自己流でやっていたが、キクづくりを通じて知り合いも増え、誘われて秋香会に入会。先輩にこつを教えてもらいながら、美しいキクを求めて試行錯誤を重ねた。
ある年は良いキクをつくりたいという思い入れが強すぎて大失敗をした。
「肥料を強くし過ぎたんだ。千倍に薄めるべきところをおかしな欲を出して500倍にしたもんだから、根に障害が出てね。葉も下の方からすっかり枯れてしまった。結局40鉢つくったうちの30鉢が駄目になったよ。あの時のショックはいまだに忘れられないな」
反省を生かそうと気を取り直して翌年以降も懸命に取り組んだ結果、数年後には県知事賞を受賞した。
「知人にもらった泥土を使ったのが良かったんだ。あれは黄色の3本立てだったが、花の盛り上がりが素晴らしく良かった。葉も大きくて青々としていてね。会場に持ち込んだ瞬間に、周りの人たちが『すごい』と感心したくらい良い出来だったよ」
良いキクをつくるためには「やはり土が一番大事」という。葉と土を混ぜる割合の基本は4対6。発酵剤を入れて発酵させ、発熱してきたら油かすと牛ふんを混ぜて寝かせる竏秩B成長に応じて肥料を適度に与えることも大切だ。
「もうすぐ咲くという時期になると特に気を使う。葉を日光にしっかり当てるのは大切だが、花が咲いたら日光を当てすぎてはいけない。花の色があせるからね。肥料も強すぎると悪い影響がある。いい花を咲かせる人はやっぱりそのあたりの管理が上手だよ」
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「手入れで葉や花に触るとね、何ともいえない良い香りを発してくれるんだ、キクたちは。かわいいよ」
「一生懸命手入れをするのがいつの間にか生きがいになっていたな。キクをつくってきたおかげで幸せだった。いい人生だったよ。花は人生に彩りを添えてくれる。これからもずっと続けたいね」
(白鳥文男) -
箕輪町で野沢菜などに害虫被害
箕輪町の木下一の宮と富田地域で、野沢菜や白菜の葉が食べら穴が開く害虫被害が出ている。
農家からの連絡を受け12日、町とJAグリーンセンターみのわ、上伊那農業改良普及センターが現地を確認した。現段階の被害は木下一の宮、木下原、富田の数カ所で、作物は出荷用の野沢菜と白菜、自家用の大根。
一の宮にある南部営農組合の野沢菜畑10アールでは、葉の成長と共に大きくなった無数の穴が目立つ。柴正人組合長は、「畑が全面的にやられている。こんなに被害が出たことはこれまでない。消毒までは考えていないが、これから野沢菜の芯が出てくるので大丈夫か心配。芯もやられていたら出荷できない」と話す。
グリーンセンターみのわでも、「必ず虫食いはあるが、こんなに異常な発生は今までない」という。
木下一の宮、富田は9月初旬にヨトウムシの大量発生でソバなどが被害を受けた地域で、今回の被害で二重の打撃を受けた農家もいる。
原因はまだ特定されていないが町、農協、普及センターで様子を見ながら対応を検討するという。