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JA上伊那総代会 3か年計画案など承認
JA上伊那の総代会が27日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、今年度の農畜産物の販売目標を130億円とする、2024年度までの3か年計画案などが承認されました。
この日は、組合員などおよそ60人が出席しました。
会では、昨年度の事業報告や、今年度の計画案などが承認されました。
JA上伊那は、2019年度から、10年後を見据えた長期構想と共に、具体的な取り組みを示した3か年計画を設定しています。
今年度から2024年度までの計画では、農業所得増大に向けた、生産基盤の強化や、販売力強化などを掲げています。
初年度となる今年度の農畜産物の販売目標は、昨年度よりおよそ6億円多い、130億円となっています。
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JA上伊那 消費税負担の影響緩和に関する要請書提出
JA上伊那などは消費税の申告制度で、仕入れ税額控除のひとつ、インボイス制度の影響緩和措置に関する要請書などを24日、伊那市の白鳥孝市長に提出しました。
24日は、JA上伊那の御子柴茂樹組合長ら3人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に要請書を手渡しました。
インボイス制度とは、消費税の申告制度で、仕入税額控除のひとつです。
消費税が複数税率になったことにより起こる計算ミスや不正を防止するために導入されたものです。
御子柴組合長によりますと、この制度が導入されると、農業者の消費税負担が増加するということです。
このことから、インボイス制度の影響緩和措置に関する要請では「特例を設け、農業者が優遇措置を受けられる
こと」などを求めています。
白鳥市長は「JAとの意見交換の場を作り、現状なども踏まえて話し合いをしたい」と話していました。 -
白ネギ定植省力化へ 実演
上伊那の野菜の主力品目の一つ、白ネギの定植の省力化を図ろうと、運搬機を使った定植の実演が17日伊那市西箕輪で行われました。
17日は約30人が参加し西箕輪のJA菜園の畑で、白ネギの定植の実演が行われました。
従来から使われている運搬機の上に白ネギの苗トレーを備え付け、既存の定植機2台をとり付けました。
定植機は、本来人力で使うもので、運搬機に取り付けることで、自動で定植ができるしくみです。
この運搬機を使った白ネギの定植方法は、JA菜園の職員が考案したものです。
1枚で16.5m分定植することができる苗トレーを必要な分載せられるため、補充や片付けの手間がいらなくなり、作業人数も減らすことができるということです。
運搬機は約70万円、定植機は1台約10万円だということです。
伊那市は、農業の省力化・品質向上につなげようと、地方創生推進交付金を活用し、株式会社JA菜園に委託してスマート農業技術の実証実験を行っています。
この運搬機は試作段階で、今後さらに改良し実用化を目指すということです。
なお、白ネギはJA上伊那の主力品種で、生産額は約5億円、県内2番目の面積となる57haで作付けが行われています。
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産学官連携拠点施設 西箕輪で安全祈願祭と起工式
伊那市が西箕輪に建設する農林業などについて研究する「産学官連携拠点施設」の安全祈願祭と起工式が16日に、現地で行われました。
16日は、伊那市や信州大学、地元区の関係者などおよそ40人が出席し、工事の安全を祈願しました。
産学官連携拠点施設は、西箕輪の市営住宅大萱団地の跡地に作られます。
信大農学部のキャンパスの北側にあることから、大学の研究成果を活用し起業や雇用創出につなげようと伊那市が整備するものです。
信大の研究者やベンチャー企業に場所を貸し出し、「農林業」や「食」などをテーマに研究を進めます。
建物は、木造一部鉄筋コンクリート造2階建てで、延床面積はおよそ1,300平方メートルです。
建物には、広さの異なる10の研究ラボの他、誰でも使える講堂や多目的ホールを備えます。
他に、南アルプスを見渡せるリフレッシュコーナーも設ける計画です。
事業費は、およそ9億9,700万円となっています。
白鳥孝市長は、「家庭用のペレットボイラーや用水路の長寿命化に向けた研究などを行ってもらい、地域の課題解決にも繋げていきたい」と話していました。
完成は来年3月下旬を予定しています。
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花に親しみ豊かな心を 市内の小学校で花育
花に親しむことで心を育てる「花育」の今年度の授業が、伊那市内の小学校で11日から始まりました。
この日は、白鳥孝伊那市長とJA上伊那の白鳥健一常務、JA上伊那花き部会の酒井弘道部会長が伊那小学校を訪れ、代表の児童にアルストロメリアの花束を贈りました。
花育は、伊那市とJA上伊那、花き生産者が、子どもたちに花を通して豊かな心を育んでもらおうと、市内15校の小学3年生を対象に毎年行っているものです。
アルストロメリアの生産量は、上伊那が日本一で、昨年度は1,200万本が関東圏や中京圏を中心に出荷されました。
伊那小学校では、各クラスに10本ずつ、全校で270本が贈られました。
花は、市内のすべての小学校に、あわせて2,200本贈られるということです。
代表の児童たちは「花についてたくさん勉強し、これからも大切にしていきます」と話していました。
花育では、花き農家が講師となり3年生を対象に授業を行っています。
今年は新型コロナの影響で、去年に続き、DVDで花の種類や栽培方法を学んでいました。
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小沢川水権委員会が水枡検査
伊那市西箕輪の小沢川水系で農業用水として使われている水が取り決め通りに流れ込んでいるかを調べる水枡検査が9日に行われました。
水枡検査は伊那市の坂下、山寺、荒井など7地区の住民でつくる小沢川水権委員会が行ったもので、各地区の区長などおよそ50人が立ち会いました。
5月9日を水枡検査の基準日としていて、農業用水として使われている大萱井、与地井、上戸・中条井の3か所の水利権をめぐる地区同士の争いを解決するため、明治初めの頃から毎年行われています。
このうち与地井で行った検査では、取り入れ口の水深や幅を測っていました。
検査により、大萱井、上戸・中条井は平均的な水深と水の流れが保たれ、与地井は取り入れ口に砂利が溜まり水深が浅くなっているとの結果が出されました。 -
南箕輪村農業委員会 農業功績者と農業名人に認定書伝達式
南箕輪村農業委員会は、村在住の農業功績者と農業名人に認定された2人への伝達式を
3月8日に、村民センターで行いました。
8日は、村農業委員会から農業功績者に認定された
伊久間弘通さん85歳と農業名人に認定された池田政幸さん52歳に、認定書が伝達されました。
農業功績者と農業名人は、上伊那農業委員会協議会が認定しています。
伊久間さんは園芸農家で、当時主流だった鉄道輸送からトラック輸送に転換したり、
年に1回しか収穫できない花を年間を通して収穫できるようにするなどの功績が評価されました。
伊久間さんは「これからも地域の人に喜んでもらえるよう、農業に励んでいきたい」と話していました。
池田さんは南箕輪村初のパセリ農家で、独自の栽培方法を確立したことが評価され認定されました。
池田さんは「多くの人に支えられてここまで続けることができた。これからも努力をし続けます」と話していました。
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Wakka Agri(ワッカアグリ)関東農政局長賞
農林水産省が行っている「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」で、伊那市長谷で稲作経営を行うWakka Agri(ワッカアグリ)が、関東農政局長賞を受賞しました。
28日は、伊那合同庁舎で表彰伝達式が行われ、上伊那地域振興局の竹村 浩一郎局長から、株式会社ワッカアグリの細谷啓太さんに、関東農政局長賞が伝達されました。
「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」は農林水産省が、有機農業や生産工程管理に積極的に取り組む農業者を表彰するものです。
ワッカアグリは、伊那市長谷の中山間地域でアメリカの市場を目指した有機米づくりを行っていて、昨年度の有機農業・環境保全型農業部門で関東農政局長賞を受賞しました。
なお今回の表彰では、御代田町の農業法人が最高賞の農林水産大臣賞に次ぐ、農産局長賞を受賞しています。
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上伊那森林組合 木質ペレット販売量過去最高
上伊那森林組合の総代会が26日伊那市内で開かれ、令和3年度の木質ペレットの販売量が過去最高の4,093トンとなったことが報告されました。
総代会には約50人が出席し、令和3年度の事業報告が行われました。
上伊那森林組合の木質ペレットの販売量は令和2年度を184トン上回り、過去最高となる4,093トンでした。
理由としては、市内で通年でペレット燃料を使用している施設が増加していることに加え、広く自然エネルギーに関心が高まっていることにより一般の利用者も増えていることが上げられるということです。
事業利益は、平成7年に統合して以来過去最高となる1億1,000万円となっています。
白鳥孝組合長は「これからも一丸となって経営の健全化と質の高い業務の推進に取り組んでいきたい」と話していました。
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伊那市手良で一足早く田植え始まる
上伊那地域でも一足早く伊那市手良で田植えが始まっています。
21日は伊那市手良の株式会社 中坪ノーサンが手良野口で田植えを行いました。
高齢化などで米作りが難しくなった手良地区のおよそ300枚の田んぼ、32ヘクタールを借り受けています。
田んぼの枚数が多いことなどから、田植えは毎年この時期から始めるということです。
植える品種はコシヒカリ、スーパームーン、五百川、こがねもちの4種類で、きょうはスーパームーンを植えました。
田植えは、6月10日頃まで1か月半ほどかけて行います。
2021年は新型コロナの影響による米価下落もあり、JAの引き取り額も下がったということです。
登内美穂社長は「米作りは天候により大きく左右される。去年はお盆に降った大雨の影響もあったので今年は無事育ってほしい」と話していました。
中坪ノーサンでは、稲刈りは9月上旬から始めるということです。
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箕輪町が果樹の凍霜害対策で実証実験
箕輪町は、果樹の凍霜害対策として、薬剤を使用した実証実験を行っています。
木下一の宮の伊藤剛史さんの果樹園です。
今回の実証実験では、糖蜜を使った薬剤を花や葉に散布することで低温による被害を防ぎます。
りんごの木に薬剤を散布していきました。
凍霜害対策は、ファンを設置するなど大規模な設備を必要とするものが一般的だということです。
箕輪町などに合わせて7haの果樹園を持つ伊藤さんは、面積が広いためこれまで対策しきれなかったということです。
箕輪町によりますと、町内の昨年度の被害額は、りんご・梨合わせて793万円でした。
町では、効果を検証し、農家を対象に秋に報告会を開くということです。
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カラマツのエリートツリー特定母樹を植樹
国は、優れた遺伝的特性を持つ材木用の樹木「エリートツリー」の普及を進めています。
12日は、展示林の設置を目指す伊那市横山・ますみヶ丘にまたがる市民の森で、カラマツのエリートツリーの植樹が行われました。
12日は、中部森林管理局、森林総合研究所 林木育種センター、長野県、伊那市などから約30人が参加し、カラマツの苗木を植樹しました。
このカラマツは一般的なものより成長が早く、強度が高いという特性があります。
国は、1950年代から、建築用に適した「精英樹」を選抜し、交配させ、第2世代の「エリートツリー」を育成しています。
その中からさらに優秀な木を「特定母樹」に指定し、エリートツリーの種を取り、普及させます。
中部森林管理局と森林総合研究所 林木育種センター、長野県、伊那市の4者では、「カラマツエリートツリー特定母樹の円滑な普及に向けた覚書」を先月31日に取り交わしました。
12日はその最初の取り組みとして植樹を行いました。
1200平方メートルの区画に、エリートツリーの特定母樹30本、交配前の精英樹30本、一般的なカラマツ30本を植樹し、10年ほどかけて成長の早さなどを比較します。
この場所は日本初となるカラマツエリートツリー特定母樹の展示林として整備する予定です。
この場所は、伊那市内に事業所を置く伸和コントロールズからの寄付金を活用し伊那市が整備していくということです。
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大泉所ダムにジャンボニジマス放流
天竜川漁業協同組合はゴールデンウィークに釣りを楽しんでもらおうと南箕輪村の大泉所ダムにジャンボニジマスを7日に放流しました。
天竜川漁業協同組合の平沢正信組合長らがジャンボニジマスおよそ250キロを放流しました。
体長およそ40センチ、重さは800グラムから1キロだということです。
中には体長およそ70センチで5キロを超える大きなものもいました。
例年はゴールデンウィーク前に行っていましたが、新型コロナの影響で3年ぶりの放流だということです。
近年のアウトドアブームもあり、多くの人に釣りを楽しんでもらいたいとしています。
7日はほかに、箕輪町のもみじ湖でも放流が行われ、大泉所ダムとあわせておよそ300匹のジャンボニジマスが放流されました。
遊漁料は年間券が6,600円、一日券は1,100円となっています。
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JA上伊那新規採用職員 入組式
JA上伊那の令和4年度の新規採用職員の入組式が、一足早く31日に、伊那市のJA上伊那本所で行われ12人に辞令が交付されました。
来年度の新規採用職員は今年度より5人少ない12人です。
御子柴茂樹組合長から、一人一人に辞令が交付されました。
御子柴組合長は「会話力、聴く力を高め、組合員が何を求めているか考えながら行動してほしい。成長を感じながら1日1日を過ごし、農協を背負う職員として存在を高めてほしい。」と激励しました。
新規採用職員を代表して征矢 将虎さんが誓いの言葉を読み上げました。
12人は、22日から1週間の研修を受講済みで、4月1日からそれぞれの部署に配属されます。
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伊那市の野菜 新宿の給食活用へ
東京都新宿区は、来年度から小中学校の給食で月に1回程度、伊那市産の野菜や米を活用します。
30日は、伊那市の白鳥孝市長と新宿区の吉住健一区長が市役所で記者会見を開き、事業の概要について説明しました。
新宿区では、友好提携都市の伊那市との交流事業の一環として、区立の学校給食で食材を活用する事にしました。
区立の小中学校、特別支援学校は合わせて40校あり、児童・生徒数はおよそ1万3千人だという事です。
月に1回程度、それぞれの学校で伊那市の食材を使ったメニューを提供していくという事で、事業費はおよそ3千9百万円となっています。
新宿区では5月頃から伊那市の食材を使った給食を提供していくとしています。
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高遠中のメタセコイア 伐採して活用へ
伊那市高遠町の高遠中学校は、校内に植えられている樹齢60年の針葉樹メタセコイアを伐採しました。
切った木は、自然公園ポレポレの丘で活用します。
23日は、高遠中学校の庭に植えられているメタセコイアを伐採する作業が行われました。
午前中は、木の枝などを切り落としていました。
校内のメタセコイアは、樹齢およそ60年で、高さはおよそ20メートルあります。
伸びた枝が校舎にあたり、危険なことから、伐採することが決まっていました。
生徒にとって思い出のある木を有効活用してはどうかと、高遠中学校のコミュニティスクールの地域コーディネーターを務める杉山祐樹さんが、近くにある自然公園ポレポレの丘での活用を提案しました。
この日は、山﨑茂則校長も見守る中、作業が行われました。
伐採した木は、ポレポレの丘で丸太の椅子として活用するということです。
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JA上伊那生活部会 テキスト本作成
JA上伊那の女性組織・生活部会は、3年間の活動やレシピなどをまとめたテキスト本「キラっとbook」を作成しました。
10日は、生活部会長の上田ゆり子さんが、御子柴茂樹組合長にテキスト本の完成を報告しました。
生活部会は、毎年、12月に女性まつりを開いて活動報告や交流を行っていますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2年間中止となりました。
そこで、女性まつりに代わるものとして、テキスト本を作成することにしました。
テキスト本には、集落ごとにある班の活動や、会員おすすめのレシピなどが掲載されています。
テキスト本は3200冊作成し、3月中に生活部会員に配布するということです。
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先端技術を使った研究報告「大幅な省力化に期待」
伊那市が信州大学農学部と連携して取り組む、先端技術を使った農業分野の省力化についての研究成果の報告会が16日、伊那市役所で開かれました。
この日は、ドローンを使った農地確認や罠センサーを使った鳥獣被害対策の開発や実験に関わっている、信州大学農学部の渡邉修准教授など4人が、研究の成果について「どちらも大幅な省力化・負担軽減が期待できる」と白鳥孝市長に報告しました。
今年度から実証が始まった、ドローンを使った植生・農地確認は、撮影した画像をAIが自動で種類を判別し、データで確認できるため、これまで課題となっていた時間・体力的負担を軽減できるといいます。
この実証は今年度から3年間の予定で、令和6年度の実用化を目指すということです。
また、農作物を食い荒らす鳥獣被害対策のための罠センサーは、通知が来た時だけ現場に行けば良いということで、毎日の見回りが不要になるといいます。
作業効率の実験では、従来の7割の時間・コスト削減ができたということです。
白鳥市長は「この研究には色々な可能性がある。災害対策などにも活用していきたい」と話していました。
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もりもり上伊那山の感謝祭 講演会
森林の恵みに感謝し、次の世代に引き継ぐイベント「もりもり上伊那山の感謝祭」の講演会の
収録が2月24日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
このイベントは、上伊那地域振興局が毎年開いているもので、例年は、林業に貢献した人などへの表彰と講演会を行っています。
今年は、新型コロナまん延防止措置適用のため講演会のみ収録形式で行われました。
講演では、飯田市で竹林整備や竹資源の商品化などを行っているNPO法人「いなだに竹Links」代表の曽根原宗夫さんが、「竹林整備と暮らしやすい里山づくり、竹で遊ぼう竹で暮らそう」について話をしました。
曽根原さんは、竹林が荒れることにより不法投棄に繋がることを知ったと話していました。
曽根原さんは、「竹林の手入れにより景観を守るとともに、地域の繋がりのきっかけになる」と話していました。
この講演会は3月12日に、ご覧のチャンネルで放送致します。
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伊那そば振興会 農林水産大臣賞を受賞
伊那市の信州そば発祥の地伊那そば振興会は、一般社団法人日本蕎麦協会が主催する、全国そば優良生産表彰事業で最高賞の農林水産大臣賞を受賞しました。
伊那そば振興会は、2015年に設立し、そばを通じた地域振興を行ってきました。
中でも、わずか20グラムだけ残った種から6粒が発芽し、復活させた「入野谷在来そば」の取り組みと、信州大学と協力して行っている、広く出回っている品種の高品質化への取り組みが評価されたということです。
伊那そば振興会の飯島進会長は「地域の方々を含め、今まで会としてやってきたことが評価されて非常に嬉しい」と受賞を喜んでいました。
25日には、伊那市役所で表彰伝達式が行われることになっています。
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上伊那森林組合 ペレットストーブ展示場開設
上伊那森林組合は、自然エネルギーへの関心が高まる中で、関心のある人たちの要望に応えようと、伊那市高遠町にある工場敷地内にペレットストーブ展示場を開設しました。
高遠町上山田にあるペレットストーブの展示場です。
ペレットストーブ17台、薪ストーブ3台が設置されています。
こちらはアメリカ製のペレットストーブです。
天板がそれほど熱くならないため触っても安全です。
ペレットは上部から補充することができます。
こちらは日本製のものです。
上部にボタンがついていて、タイマーで時間を設定できます。
こちらはフランス製のもので、ペレットと薪の兼用です。
手軽に使いたいときはペレット、雰囲気を楽しみたい時は薪と、使い分けることができます。
展示場では、実際にストーブに着火する体験や、稼働している様子の見学ができます。
全国的に自然エネルギーへの関心が高まる中、工場にある事務所を改修して設置しました。
上伊那森林組合では、自然エネルギーの活用を進めようと平成15年から地元産のカラマツ・..アカマツの間伐材を使ったペレット「ピュア1号」を製造しています。
平成19年度までの生産量は年間1,000トン以下でしたが、平成20年代半ば以降需要が大幅に増加していて、令和2年度は過去最高となる、総額約1億5千万円 3,900トン、を販売しました。
ペレットストーブ展示場は予約をすれば誰でも見学できます。
(電話 94‐1173)
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(仮称)セルリー疫病 南信で確認される
長野県は、セロリに立枯れや腐敗などを引き起こす(仮称)セルリー疫病が、南信地域で栽培されたセロリから確認されたと7日に発表しました。
セルリー疫病は、菌類による病害で、主に葉の黄化を伴う生育停滞や芯の部分の腐敗などの症状がみられるものです。
県によると、県内でこうしたセロリの疫病の確認は初めてで、国内でも聞いたことがないということです。
県病害虫防除所によりますと、去年6月に南信地域の水田転換畑の排水不良が見られる箇所など複数の圃場で被害株が見つかり、セルリー疫病が確認されたということです。
県病害虫防除所では、同様の症状が見られた場合は市販の簡易キットによる診断を行い、必要に応じて上伊那農業農村支援センターに相談するよう呼びかけています。 -
冬の寒さで日本酒の「寒仕込み」
伊那市高遠町の酒蔵 仙醸では、冬の寒さを利用する「寒仕込み」の作業がピークを迎えています。
11日朝8時過ぎ、酒蔵から米を蒸す蒸気が上っていました。
11日は4人で純米大吟醸の仕込みを行っていました。
酒米 山恵錦が蒸しあがると、布の上に広げていきます。
米の温度を下げ、水分を飛ばす作業です。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下3.4度で、2月下旬並みとなりました。
仙醸では今週から来週にかけ低温発酵させる純米大吟醸の仕込みを行っています。
米は専用の部屋に運ばれ、麹菌をかけ発酵させます。
11日仕込んだ米150キロ分は、1か月ほどタンクで発酵させるということです。
寒仕込みの作業は3月末まで行われます。
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酪農家を応援 箕輪町で牛乳を無料配布
箕輪町は、酪農家を応援しようと牛乳を無料配布する「牛乳モォ~1杯キャンペーン」を農産物直売所ファームテラスみのわで5日に行われました。
5日は、酪農家やJAなどでつくる箕輪町酪農振興協議会のメンバーが訪れた人たちに1人1本牛乳を渡していました。
箕輪町によりますと、上伊那の牛乳の生産量は1日50トンで、県内では東信地域に次いで2番目の量だという事です。
新型コロナによる需要の低迷に加え、年末年始は小中学校も休みとなり大量の牛乳が余る事から、町では酪農家の支援や消費拡大を図ろうと牛乳の無料配布を企画しました。
無料配布は6日も行われ1,000本を予定しています。
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来年の米の生産目標決まる
2022年の上伊那で生産する米の生産目標指数は、前の年から850トン減り、2万6,857トンとなりました。
22日は、伊那市の伊那合同庁舎で農業再生協議会上伊那地方部総会が開かれ、来年の米の生産目標が決まりました。
上伊那の2022年の生産目標数は、前の年から850トン減り、2万6,857トンとなりました。
新型コロナの影響で業務用米の需要が減ったことなどから、国の在庫量が適正水準を上回ると予測されているため、生産目標数が減少したということです。
市町村別では、伊那市が1万1,481トン、箕輪町が2,191トン、南箕輪村が1,455トンとなっています。
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アルストロメリアの出荷本格化
上伊那が生産量日本一を誇る花アルストロメリアは、クリスマスや年末の需要に向け出荷が本格化しています。
伊那市東春近の酒井弘道さんのハウスでは朝から収穫作業が行われていました。
クリスマスや年末年始で需要が増えるこの時期は、多い日で1日に5,000本を出荷しています。
収穫した花は茎の太さや長さなどで選別し、不要な葉を取り除いていきます。
アルストロメリアは南米原産の花で、花もちがよいのが特徴です。
上伊那地域では1年で約1300万本のアルストロメリアを栽培していて、全国で最も多い地域となっています。
JA上伊那によりますと、去年は新型コロナの影響で需要が落ち込み、市場での価格は1本平均60円から70円でしたが、今年は1本100円ほどになっているということです。
酒井さんのハウスでは、12月の1か月間でおよそ6~7万本を出荷する予定です。
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信大の山ぶどうワイン販売始まる
南箕輪村の信州大学農学部の学生が育てた山ぶどうを使ったワインが完成し、8日から販売が始まりました。
ワインに使われている山ぶどうは、植物資源科学コースと動物資源生命科学コースの2・3年生が栽培したものです。
今年は、およそ3トン収穫し、そのうち2トンをワインに使用しました。
8月に大雨が降りましたが、そのあと天気がいい日が続いたことで、例年より糖度が増し、品質もいいということです。
この日は、学生がワインの味見をしていました。
山ぶどうワインは、720ミリリットル入りが税込み2,200円、360ミリリットル入りが税込み1,300円となっています。
信州大学農学部の生産品販売所のほか、大芝高原味工房で購入できるということです。
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市民の暮らしと森を繋ぐ 森マルシェ
地元産材を使った楽しみ方を提案する森マルシェが5日、伊那市西箕輪の株式会社有賀製材所で開かれました。
この日は、伊那市内で林業を行う企業などが木工品の販売や、DIYを体験できるコーナーを出展していました。
森マルシェは、伊那市が進める50年の森林ビジョンをサポートする伊那市ミドリナ委員会が森の楽しみ方を話し合う「ミドリナカフェ」の一環として開いたものです。 -
ザザムシ漁解禁 天竜川濁り持ち越しに
12月1日は伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁の解禁日です。
しかし11月30日からの雨により天竜川は増水し濁っていた為、漁をおこなう人はみられませんでした。
天竜川漁業協同組合の平沢正信副組合長です。
天竜川漁協によりますと1日までにザザムシ漁に必要な虫踏許可証を取得したのは5人で、平沢さんもその一人です。
11月30日からの雨により天竜川が増水し、水が濁っているため1日の漁を中止しました。
特に水が濁っているとザザムシが餌と一緒に泥を食べ、つくだ煮にしても食感が悪くなるという事です。
平沢さんによりますと水の濁りが無くなり1週間ほどすると漁が行えるという事です。
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燃料費高騰でいちご農家が負担を懸念
30日の伊那地域の最低気温は氷点下5度で今季一番の寒さとなりました。
寒さが厳しくなる中、いちご農家は燃料費の高騰による暖房費の負担増加を懸念しています。
伊那市西箕輪のみはらしファーム内にあるみはらしいちご園です。
17棟のハウスで栽培していて、収穫を間近に控えたいちごが色づき始めています。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下5度で、今季一番の寒さとなりました。
暖房は、寒さが厳しくなった先週末から本格的に稼働しています。
ハウス内が5度から4度になると稼働するようになっています。
羽広いちご生産組合 副組合長の笠松崇志さんです。
暖房の燃料は重油で、1つのハウスで1シーズン60万円から70万円かかるということです。
燃料価格の高騰による影響は大きいということです。
みはらしいちご園の収穫体験は、コロナ前は1シーズンで7万人ほどが訪れていましたが、昨シーズンは9,318人でした。
今シーズンは1組50分の時間制限を設けるなどのコロナ対策を取り、来年1月2日から営業する予定です。