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そば祭り販売数 過去最多の売り上げ実績
10月16日から5週に渡って行われた伊那市のそば祭りの販売数が、過去最多となったことが分かりました。 21日は、市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長が販売実績を報告しました。 販売数は、5つのイベント合わせて1万3,734食で、去年より1,140食増え、全てのイベントで去年の販売実績を上回っています。 今年は、「信州そば発祥の地伊那」のブランドイメージをPRする映像を制作し、イベントの開催に合わせてJR東日本の列車内や中京圏のテレビCMで放映するなど、誘客にも力を入れてきました。 今後は、伊那そば振興会が取り組んでいる高遠在来種のそばと内藤とうがらしのコラボレーションなど、究極の高遠そばの提供を視野に取り組んでいくとしています。
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冬の積雪を前に枯れた桜の枝の撤去作業
冬の積雪を前に、伊那市美篶の国道361号沿いで枯れた桜の枝の撤去作業が、21日に行われました。 21日は、国道361号の美篶中県の桜並木で作業が行われました。 元伊那市振興公社の桜守で現在はアドバイザーを務める稲辺謙次郎さんの立ち合いのもと、建設作業員5人が作業にあたりました。 木の一部が枯れていたのは、樹齢70年ほどのソメイヨシノで、区長からの依頼を受け道路を管理する県と話し合い、撤去されることになりました。 稲辺さんは、「雪の重みで枝が折れる前に撤去できるものはしていきたい」と話していました。 今後は、361号沿いの桜を県と調査し、対応が必要なものについては撤去していくとしています。
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みはらしファームにお菜洗い場
冬の漬け物シーズンに合わせ、温泉のお湯を利用できるお菜洗い場が伊那市のみはらしファームに10年ぶりに設置され、21日から利用が始まりました。 21日は、訪れた人が早速野沢菜およそ25キロを洗っていました。 みはらしファームでは、平成12年から6年間源泉を使ったお菜洗い場が設置されていましたが、混雑により湯量が減ってしまうなどと温泉スタンドの利用者から声があがり使用中止となっていました。 伊那市は昨年度、温泉の採取権を追加購入したことから、増加分を市民に還元しようと今回試験的に再設置しました。 お菜洗い場の利用は予約制で、12月18日日曜日まで、時間は午前9時から午後3時までとなっています。 伊那市民が対象で、料金は無料です。 市では、好評だったら来年度以降の設置を検討するとしています。(予約74-1807)
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箕輪町木下で天神様の祭り 小中学生が学業成就祈る
箕輪町木下で天神様の祭りが20日に行われ、小中学生が学業成就を祈りました。 朝9時30分、木下に住む小中学生が、上の段常会にある天神様の社に集まりました。 木下区青少年健全育成会では、毎年、地域の子供たちの学業成就と健康を願って天神様の祭りを行っています。 天神様は、菅原道真を学問の神様として祀ったもので、命日とされる旧暦の2月25日を中心に全国的に祭りが行われています。 木下区でも毎年2月に祭りを行っていましたが雪の時期と重なっているため、中学生の高校受験の合格祈願も兼ねて今年から11月に行う事になりました。 この日は、中学生と小学生の代表が玉ぐしを奉納し、参列した子供たちは全員で頭をさげて学業の成就を祈っていました。 青少年健全育成会の三澤誠会長は、「自分が努力した結果を報告できるよう、今日は『頑張ります』と神様に誓いをたてる日にして下さい」と子供たちに呼びかけていました。
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春陽会 信州研究会展 大作並ぶ
第18回春陽会(しゅんようかい)信州研究会展が、18日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。 会場には、信州研究会員の油絵や水彩画、版画など、およそ60点が並んでいます。 春陽会は、日本美術院洋画部の有志が大正11年に立ち上げたグループで、個性尊重の「各人主義」を基本理念にしています。 信州研究会でもその理念を尊重していて、現在県内には59人の会員がいます。 どの作品も60号を超える大作で、最低でも3か月以上の期間をかけて制作しているということです。 ある会員は「それぞれの個性や表現力を感じ取ってもらえたらうれしい」と話していました。 春陽会信州研究会展は、23日水曜日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
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カワニナ養殖支援ガイドの野口さんが放流
ホタルの幼虫のエサとなるカワニナの養殖を行っている元教諭の野口輝雄さんが13日伊那市東春近田原の用水路でカワニナを放流しました。 野口さんは学校で子どもたちとともにカワニナを育てる研究をしていました。 退職後もカワニナ養殖支援ガイドとして活動していてホタルの生息地に放流する活動を行っています。 今日も伊那市東春近田原の住民からの依頼でホタルが舞う用水路で2ミリから8ミリほどのカワニナを放流しました。 およそ200メートルの用水路は6月になるとゲンジボタルが舞うということもあり地域住民がその保護活動を行っています。 野口さんは年間およそ6千匹のカワニナを養殖していて「ホタルが舞う環境づくりに協力していきたい。」と話していました。
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消防イベント 家族連れで賑わう
秋の火災予防運動に合わせた消防のイベントが18日、伊那市の上伊那広域消防本部で行われました。 イベントは地域の人たちに消防署を身近に感じてもらおうと伊那消防署が行ったもので会場には消防に関する体験コーナーが設けられました。 このうちロープを使った救助体験では落下防止の金具を付けた子どもたちがロープにぶら下がった体勢で移動していました。 また消防バイクの乗車体験ではバイクに乗ったりタンクに貯められた水を放水していました。 イベントでは消防本部内も開放され訪れた家族連れが司令室などを興味深そうに見学していました。 伊那消防署では「消防体験を通して家庭内での防火意識を高めてもらいたい。」と話していました。
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保育園児が動物とふれあい
保育園児が直接動物に触れる体験会が18日箕輪町の上古田保育園で開かれました。 体験会は箕輪町酪農振興協議会青年部と箕輪町のNPO法人、伊那ハーレンバレー パカパカ塾開いたものです。 体験会では園児たちがポニーに乗せてもらい園庭を1周していました。 また酪農振興協議会青年部の子牛やヤギ、ウサギをなでたり、エサをあげたりしていました。 パカパカ塾の春日幸雄さんは「動物に触れて、いい顔をしてくれるのがうれしい。」と話していました。 上古田保育園では「実際に動物にふれる機会はあまりないのでよい経験ができました。」と話していました。
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ゾーン30で規制するも「危険」
箕輪町の箕輪東小学校や東みのわ保育園周辺では、速度を30キロに制限するゾーン30を設置して速度を規制しています。 しかし、朝の通勤時間帯は交通量が多く、30キロを超えるスピードで通行する車両もあり危険を感じるとの声が上がっています。 17日は朝7時から、地元や役場、町交通安全協会などの関係者が参加し、東みのわ保育園の周辺でドライバーにゾーン30のPRを行うとともに、交通量の調査を行いました。 ゾーン30は、規制区域内を最高速度30キロに制限するものです。 箕輪町南小河内・北小河内地区の竜東線の東側の町道がゾーン30に指定されています。 朝の通勤時間帯に、竜東線が込み合うことから、伊那方面から辰野方面への抜け道として保育園北側のこの生活道路が利用されています。 この一帯はゾーン30に指定されているにも関わらず、30キロを超えるスピードで通行する車両が多いことから保育園や小学校の保護者から「危険を感じる」との声が上がっています。 調査の結果、午前7時10分から8時10分までの1時間に135台が東みのわ保育園北側を通りました。 箕輪町などは、小学生の通学時間にも重なっているため、時間帯によって進入禁止にするなど、さらなる規制について今後検討していきたいとしています。
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介護者が交流しリフレッシュ
在宅で介護している人や・介護に関心のある人を対象にした交流会が、きょう、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。 17日は、介護者10人が参加しました。 介護者自身にリフレッシュしてもらおうと、フットケア・リンパマッサージの講習が行われました。 参加者は42~3度の足湯に浸かり、体の変化を確かめました。 講師を務めたのは、駒ケ根市のリンパ整体師・金山 明美さんです。 金山さんは、「冷えは万病のもと」だとして、足湯に入り体を温めるだけで、2割から3割程度不調が改善すると話しました。 また、肩こりや認知症に効くツボ、マッサージを紹介していました。 参加者は、「介護している夫に早速試してみたい」と話していました。 この介護者交流会は、伊那市社会福祉協議会が毎年春と秋の年2回開いていて、介護者同士の情報交換の場にもなっています。
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伊那友の会が一般向けの家事家計講習会
雑誌「夫人之友」の愛読者でつくる伊那友の会は、家計簿のつけ方を学ぶ一般向けの講習会を、伊那市内で17日に開きました。 講習会では、ジャーナリストで全国友の会創立者の羽仁もと子さんが考案した家計簿の使い方の説明が行われました。 伊那友の会の会員が講師となり、つけかたのポイントや日々の家計のやりくりについて発表しました。 ボーナスも含めた1年間の総収入から税金、保険料、貯蓄分を引き、それを12等分したものを1か月の予算として何にいくら使うか予め明確にしておく事が大事だという事です。 家計簿をつけている体験を発表した会員は、「計画的にお金を使う事で不安が安心に変わり、生活を見直すきっかけになった」と話していました。 会場には約40人が訪れました。
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まちの縁側サミット
ゆるやかなつながりを感じられる縁側のような場所を地域に広めるとりくみ「まちの縁側」について理解を深めるサミットが、伊那市長谷で開かれました。 まちの縁側を提言している愛知県のNPO法人まちの縁側育くみ隊代表理事の延藤安弘さんの講演でサミットがスタートしました。 全国各地の縁側の先進地を、スライドを使って紹介し、「遊び心のある縁側でまちを育てよう」とまとめました。 昼食時間は、つながりメシと題して、バイキング方式で食事をとりました。 料理を通した縁側活動をしている人やボランティアが、郷土料理などを振舞いました。 参加者は、交流を深めながら昼食を楽しんでいました。 午後は、本や音楽、花から広がる縁側など、テーマ別の分科会が開かれました。 このうち、「花から広がる縁側」をテーマにしたグループでは「花は人をつなぐきっかけになる」「種を交換できる場でもあり、子どもが行っても安全な場所だ」と言った意見が出されていました。 最後は、グループごとまとめたことを発表していました。 このサミットは伊那市社会福祉協議会が開いています。 小人数が集う縁側のような居場所を社協が認定する「まちの縁側」は徐々に広がっていて、認定が始まった昨年度からの縁側は現在26か所となっています。
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金澤翔子さんの母・泰子さん講演
ダウン症の書家として知られる金澤翔子さんの母、金澤泰子さんの講演会が15日、伊那市のいなっせで開かれました。 この日は金澤さんが「天使がこの世に降り立てば~ダウン症の娘と共に生きて~」と題して講演しました。 金澤さんは、明治大学を卒業後34歳の時に結婚し、42歳で娘の翔子さんを出産しました。 書道歴の長かった泰子さんは、書道を通して友達をつくってもらおうと翔子さんが5歳の時から教えるようになりました。 翔子さんの書道の腕前は年々上達し、2005年、20歳の時に初めて個展を開催しました。 31歳になった現在は、全国各地をはじめ、海外でも個展を開いていて、300回を超えています。 去年4月には、伊那市内で初めて個展を開きました。 講演会では、様々な苦労を母と娘で乗り越えてきた歩みについて話しました。 最後は「生きていれさえいれば絶望はないということを覚えていてください」と会場に呼びかけました。 会場には300人を超える人が訪れ満席となりました。
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税務署長納税表彰式
税の申告と納税等に関して功績があった人を表彰する税務署長納税表彰式が15日、伊那市のいなっせで行われました。 受賞したのは、伊那市の一般社団法人伊那法人会の小椋元文副会長と、箕輪町の伊那地区納税貯蓄組合連合会の柴哲郎副会長です。 このほかに、租税教育を積極的に推進しているとして辰野高校に感謝状が、税に関する作文で優秀作品に選ばれた中学生と高校生に表彰状が贈られました。 伊那税務署の上杉陽一所長は「グローバル化、ICT化により社会情勢が変化する中、課題に対応するためには力に限りがある。皆さんは大きな支えになっていて心強いです」と話しました。 受賞者を代表して、小椋さんは「身が引き締まる思いでいっぱいです。今後とも推進を図るよう努めていきたい」と話しました。
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県軽自動車協会ボランティア作業
上伊那の軽自動車を扱っている25の事業所でつくる県軽自動車協会伊那支部は、伊那市の伊那養護学校でボランティア作業を15日、行いました。 県軽自動車協会伊那支部では、社会貢献の一環で3年前から伊那養護学校でボランティアを行っています。 15日は、伊那支部のメンバー14人が、児童や生徒が使っている車いすのメンテナンスを行いました。 メンバーたちは、錆止めスプレーをかけたりタイヤの空気を入れたりしていました。 伊那養護学校では、19人が車いすを利用しています。 県軽自動車協会伊那支部では、「みなさん喜んでいただけるよう今後も継続して作業を行っていきたい」と話していました。 伊那養護学校では、「車いすの動きがスムーズになって子供たちも喜んでいます」と感謝していました。
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信大生が通り町に古本屋をオープン
信州大学農学部の学生が伊那市の通り町の空き店舗を活用して、古本屋を来年1月にオープンさせます。 古本屋は、通り町のだんわ室だった場所で、名称はカリカリブックスです。 店主は、信州大学農学部に通う2年生の増川千晶さんです。 増川さんは、高校生が将来について考えるきっかけとなるような本を置き、人と出会える空間にしようと古本屋を始めることにしました。 増川さんは、大学1年生の時から、松本市内の空き家を利用して交流の場をつくる「まつもと空き家プロジェクト」を立ち上げ活動を行っています。 古本屋を始めるにあたり、商店街でミツロウキャンドルの卸し売り販売を行っている平賀裕子さんと出会い、この活動を後押してくれたと増川さんは話します。 活動資金50万円を目標に集めていて現在40万円ほどが集まったということです。 集まったお金は、改装や本の仕入れなどに使い、来年1月のオープンを目指します。 古本の買取はしないということです。 今月26日には、朝ごはん会と題したイベントを計画していて、増川さんは、「高校生と共同で様々なイベントを企画していきたい」と意気込んでいます。
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天竜川支流にアマゴの卵を放流
天竜川漁業協同組合は、辰野町から中川村までの天竜川支流へアマゴの卵を14日放流しました。 このうち三峰川水系では、組合の役員2人が作業にあたり、「埋設放流」という方法でアマゴの卵を放しました。 埋設放流は、卵を入れたザルの周りを石で囲み、流されないようにします。 その上に木の枝や石を置いて鳥や猿などから守ります。 放流は毎年行われていて、今年は全体で10万個が用意され、うち三峰川水系では3万1千個が埋設されました。 この方法で行うことにより、成魚になるものは2割程度だということですが、色や形の整ったものに成長するということです。 卵は、1週間から10日ほどで孵化し、およそ4年で15センチに成長するということです。
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田畑区民祭 子ども達が歌やおどりを披露
南箕輪村田畑の区民祭が、13日、田畑公民館で行われました。 会場では、ステージ発表が行われ、小学生が歌を披露した他、園児がダンスを踊りました。 田畑区では、農産物を販売する収穫祭と芸術の発表の場として行っていた文化祭を区民祭として同時に開催するようになり今年で11回を数えます。 田畑区は、人口が増加している南箕輪村の中でも2番目に多い区です。 区では、「老若男女が一堂に会するいい機会。これからも区民の繋がりを深め、団結していきたい」と話していました。 会場では、子ども達の作品展示や豚の丸焼きの振舞が行われ、交流を深めていました。
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伊那フィル定演 市出身飯島さんがチェロを演奏
伊那フィルハーモニー交響楽団の第29回定期演奏会が13日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、伊那市出身のチェロ奏者、飯島瀬里香さんが演奏を披露しました。 伊那フィルハーモニー交響楽団は、現在、上伊那地域のメンバーを中心におよそ50人で活動しています。 今回は伊那市出身で、東京を中心に活動しているチェロ奏者の飯島瀬里香(せりか)さんを迎え、3曲を披露しました。 飯島さんは、伊那北高校卒業で、日本クラシック音楽コンクールや横浜国際音楽コンクールなどで入賞しています。 会場にはおよそ600人が訪れ、オーケストラの演奏に耳を傾けていました。 伊那フィルハーモニー交響楽団・定期演奏会の模様は、来年1月に121チャンネルで放送します。
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5週連続そばまつり 最終回の西春近新そば&きのこ祭り
伊那市内で行われていた5週連続ぶっとおしそば三昧イベントの最終回、「西春近新そば&きのこ祭り」が13日に行われました。 打ち立てのそばを味わおうと、昼時には長い列ができていました。 地元産のそば粉を使った新そばが1杯500円で提供され、休日の家族連れなどで賑わいました。 西春近新そば&きのこ祭りは、地元の春近そばの会ときのこ王国のコラボ企画として去年初めて開かれました。 去年は、土曜日開催だったことに加え雨が降ってしまったため400食に満たなかったということですが、天候に恵また今日は午前中には去年を上回る数の注文が入りました。 そば以外にも、きのこ王国で採れたきのこの天ぷらや汁物も販売され、一緒に味わっていました。
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経ヶ岳自然植物園 リニューアル
経ヶ岳の麓にある伊那市西箕輪の「経ヶ岳自然植物園」がリニューアルし、13日、記念イベントが行われました。 イベントでは、新たに設置したかまどに火が入れられ完成を祝いました。 経ヶ岳自然植物園は、農業公園みはらしファームから1キロほど西へ上った場所にあります。 昭和27年に県がつくり、昭和46年からは市が借り受けて植物や生物を観察する場所として整備してきました。 時代と共に老朽化が目立つようになり、市は去年地元の西箕輪地域協議会に自然植物園のあり方を検討するように諮問しました。 協議会では、再生していくことに決め、今年に入り手作りのかまどを設置した他、イスや机を整備しました。 13日は、つきたての餅や猪鍋などが無料で振る舞われ、地域住民や観光客などで賑わいました。 白鳥孝伊那市長は、「この場所単独ではなく、みはらしファーム一帯の施設として活用してもらえるよう後押ししていきたい」と話していました。 協議会では、来年度以降マウンテンバイクのコースの整備も検討していくことにしています。
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山の神に区の安泰ねがう
箕輪町の木下区は、区内にある山の神の祠で神事を行い区民の健康や区の安泰を願いました。 9日は、区や町の関係者など18人が出席し神事が行われました。 山の神の祭典は毎年、旧暦の10月10日に行われ十日夜とも言われています。 この場所には、大山祇神(おおやまずみのかみ)と木花開耶姫(このはなさくやひめ)が山の神として祀られ、祭典は、区の安泰や秋の収穫に感謝する行事として毎年行われています。 区長の馬場恭平さんは、「今年もここまで無事終える事ができました。 来年も良い年であるよう願いたいです」と話していました。
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城倉さんのしだれもみじ見頃
伊那市中央の城倉孝雄さん宅のしだれもみじが見頃となっています。 しだれもみじはカエデ科の多年草で城倉さんが5年ほど前に植えたものです。 城倉さんは木や花などを育てることが趣味で庭いっぱいに植えられています。 今年は特に赤みが強いということで「あと3、4日は楽しめるのではないか」と話していました。
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さくらの里で認知症講演会
認知症をテーマにした講演会が13日伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里で開かれました。 講師を務めたのは駒ヶ根市の竜東メンタルクリニックの理事長、下島秀一さんです。 下島さんは「進行を遅らせる薬が出てきている。その人らしい生き方を1日でも長く続けることができるように本人、家族とも正確な情報やサービスを知り余裕を持って過ごしてもらいたい」と話していました。 講演会はさくらの里の文化祭のなかで開かれたもので、利用者やその家族などおよそ50人が話を聞きました。
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火伏の神に安全願う
火伏の神秋葉三尺坊と深澤鎮火大神の例大祭が3日、箕輪町松島の深沢公園で行われました。 箕輪町松島の松島王墓(はか)がある深沢公園内には、火ぶせの神が神仏それぞれ祀られています。 3日は神事と仏式それぞれで地域の安全を願いました。 まずは深澤鎮火社です。 区の関係者や消防団などおよそ100人が石碑の前に集まり、神事で防火を祈願しました。 神事のあとは、秋葉三尺坊が祀られているお堂に移動し、仏式の法要で安全を祈願しました。 昔は、火ぶせの神は一緒に祀られていましたが、明治の神仏分離令により別々の場所に祀られるようになったという事です。 大正5年、松島区で住宅500棟が焼ける大火が起き、秋葉様の祟りだと恐れた住民は公園内にお堂を建立しました。 以降、11月3日に松島区の防火を祈る例大祭を行っているということです。 祈祷の最後には、火事を防ぐと言い伝えられている秋葉真言を唱えていました。
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一日女性消防体験 救命講習
上伊那防火管理協会に加盟している事業所で働く女性を対象にした一日消防体験が10日、伊那市の上伊那広域消防本部で行われました。 体験には、上伊那防火管理協会に加盟している事業所から30人が参加しました。 午前中は消火器訓練や消防車両の乗車を体験し、午後は救命講習を受けました。 5つの班に分かれて、心臓マッサージやAEDの使い方を学びました。 この体験は、秋の火災予防運動に合わせて上伊那防火管理協会が行っているものです。 参加者は、消防職員から心臓マッサージのポイントなどを教わっていました。 参加者は「こういった機会は大切だと思った。教わったことを忘れずに役立てていきたい」と話していました。
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青葉の会 20周年記念写真展開催
伊那市内の写真愛好家でつくる青葉の会の発足20周年を記念した写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員13人の作品39点が並んでいます。 青葉の会は、市内で写真講座を受講していたメンバーが、講座が終わっても活動を続けていこうと発足し、今年で20周年を迎えました。 会員の中には、全国で刊行されている「月刊フォトコン」に写真が掲載されている人もいます。 青葉の会では風景写真を中心に、それぞれが県内外に足を運び撮影していて、年に3回程合同で撮影会を開いています。 撮影する時は“光と影”を意識して立体感が出るように工夫しながら撮っているということです。 青葉の会20周年記念写真展は、14日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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沢尻の恩徳寺 大銀杏見ごろ
南箕輪村沢尻の恩徳寺境内にある大銀杏が見ごろを迎えています。 大銀杏は、推定樹齢360年で、高さが20メートル、幹回りが3.5メートルあり、村の天然記念物に指定されています。 恩徳寺では、「数日後に今日のような寒い日が来ると、葉が一斉に落ちてきれいです」と話していました。
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信州縁起物製作所 正月用のしめ飾りづくり始まる
箕輪町沢の信州縁起物製作所では、正月用のしめ飾りづくりが始まっています。 10日は、60代から80代までの従業員10人が、大型ホームセンターに納品する縁起物づくりに追われていました。 作っているのは、一般的なしめ飾りから地方特有のものまで15種類です。 中でも1番人気なのは、神棚に飾るタイプのもので、大・小どちらも人気が高いということです。 信州縁起物製作所では、白馬村から飯田市まで、県内各地に出荷しています。 今年は、先月上旬から作業をはじめました。 代表の大槻清子さんは、「作ってくれる人、売ってくれる人、買ってくれる人の全てに恵まれてここまでやってこられた。今年も縁起物を飾って新しい年を迎えてほしい」と話していました。 作業は、12月中旬まで続きます。
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今シーズン初の氷点下 東春近で寒天づくり
伊那地域の11日の最低気温は、今シーズン初めて氷点下となりました。 伊那市東春近では、寒暖の差を利用する寒天づくりが始まっています。 伊那地域は、午前1時44分にマイナス1.5度を記録し、日中の最高気温も7.3度と寒い1日となりました。 昔ながらの天日干し製法で糸寒天を作っている老舗小笠原商店では、原料となる天草を干す作業が早朝から行われていました。 夜のうちに凍らせたものを日中に溶かして水分を抜きます。 これを1週間から2週間ほど繰り返すと、糸のような白さとつやのある糸寒天ができあがるということです。 室内では、虫やほこりがついていないか、出荷前の品質チェックを行っていました。 小笠原商店は、大正5年(1916)に富士見町で創業し、平成13年に伊那に工場を移しました。 今年創業100年を迎えます。 小笠原商店の糸寒天は、全国規模の老舗和菓子店で使用されている他、家庭用の小袋としても販売されています。 10月に開かれた県の品評会では、最高賞となる農林水産大臣賞を受賞しています。