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不折に続け 子どもたちの書初め書道展
第3回「伊那谷で育った中村不折に続け!子どもたちの書初め書道展」が20日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。 会場には上伊那地域と松川町の小学校5、6年生から応募のあった作品およそ450点が展示されています。 展示に先駆けオープニングセレモニーが行われ、全展示作品の中から選ばれた90人が表彰されました。 最高賞の中村不折賞には2年連続赤穂南小学校6年の中嶋珠久さんが選ばれました。 中村不折は、江戸時代の終わりに東京で生まれ、明治時代になってから母のふるさとの高遠で少年時代を過ごした伊那にゆかりのある書家、画家です。 この書道展は、郷土の偉人について子どもたちに知ってもらいたいと2014年から始まりました。 上伊那書道協会の池上信子会長は、「子どもたちが書を続けていくことで伝統を受け継いでいくことができる。これからもずっと筆に親しんでもらいたい。」と話していました。 なお、会場には中村不折の書なども展示されています。 子どもたちの書き初め書道展は28日日曜日まで伊那文化会館に展示された後、アルプス中央信用金庫各支店に順次展示されます。
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震災から間もなく5年 二胡チャリティーコンサート
東日本大震災から間もなく5年が経ちます。 伊那市など県内各地で教室をもつ二胡奏者劉鉄鋼さんは、復興支援チャリティーコンサートを20日、伊那市の創造館で開きました。 中国出身で諏訪市在住の劉さんは、県内5か所でおよそ200人の生徒に二胡の演奏を指導しています。 二胡を通して被災地のために何かできないかと考えた劉さんは、震災以降教室の生徒とともに2度にわたり現地を訪れ、ボランティアコンサートを開いています。 震災から5年を迎えるにあたり、被災地への思いを新たにするとともに支援の輪を広げていこうと、今回チャリティーコンサートを企画しました。 親交のある富士見町在住のジャズピアニスト越智健二さんのピアノ演奏に合わせサザンオールスターズのTSUNAMIや劉さんのオリジナル曲などおよそ10曲を披露しました。 演奏の合間には、地震発生直後や復興が進んでいる被災地の様子が映像で紹介されました。 コンサートの最後には、東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」を演奏しました。 入場料の他、CDの売り上げの一部は、被災地に義援金として送るということです。
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箕輪町富田 温室ガーデン和らぎで洋らん展示会
上伊那を中心に中南信地方の愛好者でつくる洋らんの花を咲かせる会の展示会が、20日と21の2日間、箕輪町富田の温室ガーデン和らぎで開かれています。 会場には、会員およそ30人が丹精こめて育てた洋ラン290点ほどが展示されています。 カトレアやシンビジウムなどおよそ50種類です。 洋らん展は毎年開かれていて、今回で15回を数えます。 去年の夏雨が続き気温が低かったことから大型の花が早く咲いてしまったということですが、例年より多くの種類がそろっているということです。 期間中は、花の販売も行っている他、花が当たる抽選会などもあります。 展示会は、21日まで、箕輪町富田の温室ガーデン和らぎで開かれています。
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山村地域活性化をテーマにセミナー
伊那市の山村地域の活性化をテーマにしたセミナーが19日、伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれました。 セミナーでは東京農業大学の上原巌教授が「信州・伊那谷の身近で新たなバイオマスの発信」というテーマで話をしました。 上原教授は高遠町の山林に多くあるカラマツは空気を浄化する作用があるほかカラマツの木炭を使った挿し木苗は根付きがよいと説明しました。 またバイオマスとは燃料だけでなく医薬品としての用途もあるとしたうえで、「樹木のもつ香りや薬用成分を生かした新たなバイオマスとして活用できるのではないか」と話していました。 セミナーは国の山村活性化支援交付金を活用して開かれたもので会場にはおよそ70人が集まりました。 高遠町の藤沢地区が山村活性化のモデル地区となっていて伊那市では地元と行政、大学などが連携して地域資源をいかした活性化策を模索していくことにしています。
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伊那まつり テーマは「つなぐ」
今年の第44回伊那まつりの実行委員会が19日、伊那市役所で開かれ、テーマは「つなぐ」に決まりました。 今年伊那市が合併して10周年にあたることからテーマを「つなぐ」としました。 伊那、高遠、長谷をつなぎ、未来へつなげるとともに、勘太郎まつりと合わせて通算60回に向け新しい時代の魅力ある伊那まつりを目指すとしています。 基本コンセプトは「みんなが主役、誰もが参加できる市民総参加の魅力ある市民まつり」としています。 これらは伊那まつり委員会に報告され正式に決定されることになっています。 今年は8月6日に市民おどり、7日に花火大会が行われます。
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高遠城址公園の開花予想は4月5日、満開は4月10日
気象予報会社ウェザーニューズは、18日、全国の桜の名所の開花予想を発表しました。 それによりますと、高遠城址公園は、4月5日開花、満開は4月10日と予想しています。 18日の高遠城址公園です。 陽のあたる公園南側でも、まだ固いつぼみです。 ウェザーニューズでは、開花は去年と同じ日で平年より3日早い、4月5日と予想しています。 五分咲きは8日、満開が10日、散り始めが13日と予想しています。 ウェザーニューズによりますと、去年の12月から年明けにかけ記録的な暖かさとなりましたが、1月中旬から気温が下がったため全国的に開花時期に大きな影響はないという事です。
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南箕輪の日 記念給食
今日2月18日は南箕輪村の日です。 村の日を記念して村内の保育園や小中学校、福祉施設などで昼食に統一の特別メニューが出されました。 このうち「南箕輪老人ホーム」では、唐木一直村長と村のイメージキャラクターまっくんが訪問し、施設の利用者と一緒に昼食を楽しみました。 村の日記念給食は今年で3年目です。 今年のメニューは、南箕輪小学校に伝わるレシピで作った「まっくんカレー」と村内で取れたほうれん草を使った「大豆と野菜のごまみそ和え」、村のりんごを使った「りんご煮」です。 南箕輪村が誕生したのは明治8年2月18日です。 村の日は、村民に郷土についての関心を高めてもらおうと、平成26年に制定されました。 村では、来年以降も記念給食を通して村のことを考えてもらいたいとしています。
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箕輪町観光協会フォトコン 唐澤大助さん推薦
箕輪町観光協会のフォトコンテストの審査会が、17日、町役場で開かれ、最優秀賞の推薦には、箕輪町沢の唐澤大助さんの作品が選ばれました。 最優秀賞の推薦に選ばれた箕輪町沢の唐澤大助さんの作品「おさんぽ日和」です。 唐澤さんの作品は、南小河内の上の平城跡を撮影したもので園児が散歩するところをとらえたのどかさが評価されました。 フォトコンテストには、県内外の48人から129点の応募がありました。 この日は、箕輪町観光協会会長の白鳥政徳町長など9人が審査にあたりました。 今年は去年より作品点数は減りましたが、完成度が高く、光の使い方を工夫したものが多かったということです。 今年は、推薦を含む14点が入賞しました。 入賞作品はイベントやパンフレットなどで活用されます。
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400人の受験生に春
県内の公立高校 前期選抜の合格発表が県内一斉に17日行なわれ上伊那の高校では400人の受験生に一足早い春が訪れました。 このうち南箕輪村の上伊那農業高校では午後1時に合格者の受験番号が張り出されると保護者が番号を確認していました。 多くの受験生は、それぞれの中学校で合否を確認したということです。 上伊那農業高校の前期選抜には、4学科合わせて155人が受験し募集人員ちょうどの80人が合格しました。 県内では68の高校で前期選抜が実施され6,934人が受験し4,216人が合格しました。 このうち上伊那では、7校で実施され639人が受験し400人が合格しました。 一般入試にあたる後期選抜は3月9日に行われることになっています。
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絵画愛好家グループ「芽の会」展示会
伊那市の絵画愛好家グループ「芽の会」の洋画展示会が伊那市の伊那図書館で開かれています。 展示会では、芽の会のメンバーと指導に当たった前田博さんを加えた7人のアクリル画や油絵の作品が23点展示されています。 作品のテーマは自由で、それぞれが好きな題材を見つけて描いています。 芽の会は伊那公民館で行われていた絵画講座の受講者が、講座終了後も活動を続けたいと平成3年に発足しました。 発足当初からのメンバーは現在は在籍していませんが、その想いを引き継いだメンバーが今でも活動を続けています。 現在は60代から80代の6人が活動しています。 展示会は平成3年からほぼ毎年開催され、今回で24回目となります。 芽の会の展示会は21日日曜日まで伊那図書館で開かれています。
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伊那市西町の市道小黒大坊線で倒木
17日午後3時50分ころ、伊那市西町の市道小黒大坊線で道路脇の木が倒れ、一時通行止めとなりました。 倒木があったのは、伊那市西町の市道小黒大坊線のイチハラフーズのおよそ30メートル西側です。 伊那市危機管理課によりますと、午後3時50分頃道路脇の枯れた木が電線に倒れかかったということです。 これによるけが人はいないということです。 現場は、およそ2時間にわたり通行止めとなりましたが、午後5時45分に解除されました。 また、中部電力伊那営業所によりますと、この影響で西町の一部で停電が発生しましたが、午後5時15分に復旧したということです。
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天竜川水系で渓流釣り解禁
天竜川水系で16日から渓流釣りが解禁となり愛好家が早朝から釣りを楽しんでいました。 伊那市の小黒川で竿を下しているのは伊那市西箕輪の伊藤伸一さんです。 全日本釣りインストラクターを務めるなど、この道35年のベテランです。 17日は、朝3時に場所取りをして朝6時過ぎに竿を下しました。 しかし、数日前に降った雨の影響や水温が低かったことから伊藤さんでも釣りあげるのに一苦労です。 小沢川で、山梨から訪れた人に話を聞いて見ると、釣れたのは3人で1匹のみでした。 再び竿を下しますが30分ほどで、引きあげていきました。 天竜川漁業協同組合では、解禁に向け5日にアマゴの成魚100匹、80キロを小黒川などに放流しました。 天竜川漁協では「水温が17度以上になると魚の動きが活発になり釣果が期待できる。マナーを守り釣りを楽しんでもらいたいです」と話していました。
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保育園入園準備品販売会
障害者社会就労支援施設の利用者が保育園入園準備品として製作した手さげかばんや弁当袋などの販売会が伊那市役所で16日、開かれました。 上伊那4つの障害者社会就労支援施設が工賃アップにつなげようと去年から販売会を開いています。 各施設では去年12月に材料を仕入れ、利用者が製作に取り組みました。 販売したのは、手さげかばんに着替え袋、弁当袋などで、どれも伊那市の公立保育園指定の仕様になっています。 この他に、テッシュ入れや雑巾なども販売しています。 布の柄は子供たちに喜んでもらえるものを選んだということです。 16日は、入園前の子どもを連れた母親たちが、気に入った商品を購入していました。 値段は、コップ入れや弁当袋が300円、手さげ袋が1600円からとなっています。 販売会は、17日と24日にも午前10時から午後1時まで伊那市役所で開かれます。
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確定申告 全国一斉にはじまる
16日から、全国一斉に平成27年分の確定申告の受付が始まりました。 伊那税務署の申告会場となっている伊那市のいなっせには多くの人が訪れ、申告の手続きを行っていました。 確定申告は、自営業や給料が2千万円を超える人などが対象となります。 毎年いなっせが確定申告の会場となっていて、伊那税務署の職員などスタッフ10人と税理士2人を配置して対応しています。 いなっせは連日込み合うため、伊那税務署ではインターネットを使った申告書の作成を呼びかけています。 平成27年分の所得税と贈与税の確定申告は、3月15日までです。
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信州大学農学系長に新たに藤田智之さん選出
南箕輪村の信州大学学術研究院農学系長の選挙が15日に行われ、藤田智之教授が新しい農学系長に選出されました。 この日は、信大農学部で藤田教授が記者会見を開きました。 藤田さんは現在56歳です。 岡山県出身で、現在は伊那市西春近に住んでいます。 昭和59年3月に広島大学大学院修士課程を修了。 兵庫県の民間企業に7年間務め、その後大阪府立大学農学部の助教授となりました。 平成18年から信大農学部で教授を務め、食品化学と天然物有機化学を研究しています。 現在の中村宗一郎農学系長が去年10月1日に信州大学の理事に選任されたことから3月31日付けで辞任することにより選挙が行われ、選任されました。 藤田さんの農学系長の任期は、今年の4月1日から平成31年3月31日までです。
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フランス人シェフがジビエ料理講習
伊那市で10日、フランスのシェフによるジビエ料理講習会が開かれました。 講習会はりんごを使った酒づくりなどに取り組んでいるASTTALシードルクラブが開いたもので 会場には飲食店経営者など30人ほどが集まりました。 講師を務めたのはフランスのシェフで日本にも10年以上住んでいたフィリップ・エネさんです。 シードルクラブのメンバーがフィリップさんに料理を教わったことが縁で講演会がひらかれ鹿肉を使った料理が紹介されました。 フィリップさんは「調理は素材を生かし安全性を重視している」と話していました。 シードルクラブでは「鹿肉は伊那谷の自然が育んだ食材です。流通から加工、調理方法などその活用を考えていきたいです。」と話していました。
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保育園児が地域の人たち招き感謝祭
保育園児が日頃お世話になっている地域の人たちに歌などを聞いてもらう感謝祭が12日、伊那市の上の原保育園で開かれました。 感謝祭では園児が歌を歌ったほかフラフープやコマ回しなどを披露しました。 招かれたのは地域住民でつくる上の原保育園を育てる会会員などおよそ20人です。 会員らは園児とともに野菜を作ったり読み聞かせなどを行ってきました。 感謝祭に招かれた住民らは、「園児のみなさんに元気をもらうことができました。これからも地域ぐるみで子どもたちを育てる手伝いをしていきたいです。」と話していました。
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全国植樹祭をPR 木製地球儀リレー
6月の全国植樹祭をPRする「木製地球儀」のリレーセレモニーが15日、伊那市役所で開かれました。 15日は、上伊那地方事務所の青木一男所長から伊那市の白鳥孝市長に全国植樹祭のシンボルの「木製地球儀」が手渡されました。 これは、平成13年に山梨県で開かれた全国植樹祭の時に新たな植樹祭の歴史を築く象徴として作られました。 地球儀はケヤキやナラ、ヒノキで作られ、重さはおよそ15キロとなっています。 昨年の5月から県内を巡回していて、市役所には26日まで展示される予定です。 白鳥市長は「森に触れ、樹木に感謝する精神にのっとり上伊那の豊かな自然を守っていきたい」と話していました。 全国植樹祭は、6月5日に行われ、伊那市の鳩吹公園では、ナラやモミジ、ヤマザクラの植樹が行われる予定です。
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最高気温4月中旬並みの17.7度 今年最高
14日の伊那地域の最高気温は4月中旬並みの17.7度で、今年一番の暖かさとなりました。 長野地方気象台によりますと、前線を伴った低気圧と南からの湿った暖かい空気の影響で、伊那地域は13日から雨となり、最高気温も17.7度と4月中旬並みとなりました。 15日以降は冬型の気圧配置に戻り、気温も平年並みに戻るという事です。
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村の日に合わせ功労者5人を表彰
2月18日の南箕輪村の日に合わせ、村は地方自治などに功績のあった5人を表彰しました。 表彰されたのは、6期22年村議会議員を務めた久保村義輝さん 2期8年村議会議員を務めた山口守夫さん 教育委員を8年そのうち5年は委員長を務めた清水篤彦さん 村選挙管理委員を12年そのうち4年は委員長を務めた平沢三郎さん 村固定資産評価審査委員を15年務めた向山實直さんの5人です。 欠席した向山さんを除く4人に唐木一直村長が表彰状を手渡しました。 唐木村長は、「みなさんが築きあげてきたことを引き継ぎ、さらに充実させて住みよい村にしていきたい。今後も指導をお願いします」と感謝しました。 受賞者を代表して久保村さんは、「今後も村民の1人として、また縁を結んでいる個人や団体の一員として村の発展のために尽力したい」と話していました。 この他に、美化活動や寄付などを行った25の個人や団体に感謝状が送られました。 村は、これまで文化の日に表彰式を行ってきましたが、南箕輪村の日にあわせて実施するのがふさわしいとして、今年度から日程を変更しています。
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3月9日部分日食 安全に観察を
太陽の4分の1が欠けて見える部分日食が、3月9日にあります。 伊那天文ボランティアすばる星の会代表の野口輝雄さんは、安全に観察や撮影をしてもらおうとガイド冊子を作成しました。 冊子は、A4サイズのカラーと白黒の2種類で、太陽の観察方法やカメラを使っての撮影方法などが12ページにわたり紹介されています。 月や彗星の観察とは違い、太陽の観察は間違った方法で行うと視力の低下や失明の恐れがあるとされています。 小学校の理科の教員だった野口さんは、長年にわたり太陽の黒点の観察を行っていて、その危険性を把握していることから今回ガイド冊子を作成しました。 冊子は、カラー版が300円、白黒版が200円で、それぞれ50部限定となっています。 平成24年の金環日食以来となる太陽の天体ショーは、来月9日午前10時12分ごろから始まります。 連絡先 野口さん 携帯 090-8568-1948 FAX 74-7462 メール fdsfde@air.ocn.ne.jp
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地震災害について考える防災研修会
伊那谷・木曽谷の活断層や地震災害について考える防災研修会が、13日、伊那市のいなっせで開かれ、地質の専門家が防災に関する話しをしました。 地質学について詳しい信州大学理学部の原山智教授が伊那谷の地質などについて話をしました。 地震が発生した時の心構えについては、「揺れは長くても2分ほどなので慌てずにまず自分と周囲の人を助ける。高い建物から避難する場合は、上からガラスが落ちてくる可能性があるので慌てて飛び出さないこと」などと話していました。 研修会は、南海トラフ地震で震度6弱以上の揺れが想定される市町村などでつくる「長野県地震対策強化地域連絡協議会上伊那・木曽ブロック」が年に1回開いているものです。 会場には、上伊那と木曽地域の12市町村の関係者の他、地域住民が集まり、原山さんの話に耳を傾けていました。
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大泉まんどの会が子どもたちと麦踏
お盆の伝統行事「振りまんど」を伝えていこうと大麦を育てている「大泉まんどの会」は、地域の子どもたちと13日麦踏をしました。 大泉まんどの会の会員やPTA、地域の子どもたちなど35人が参加し、麦踏をしました。 麦踏は、冬の時期に霜で浮き上がった麦を踏むことで根を丈夫にする作業です。 子どもたちは、列になった麦を踏みつけていました。 大泉まんどの会は、お盆の伝統行事「振りまんど」を残していこうと、4年前から休耕田を活用して大麦を育てています。 去年は育てたワラから220本のまんどを作ったということです。 唐澤俊男会長は、「作業を通して、子どもたちに自分たちの手で育てる大変さや昔の人の知恵を学んでほしい」と話していました。 大麦は6月に刈り取られ、8月に振りまんどを行う予定です。
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福を求めて だるま市盛況
伊那市高遠町で11日伝統のだるま市が開かれ、縁起物のだるまを買い求める人たちで賑わいました。 だるま市は鉾持神社の五穀豊穣を願う祈念祭に合わせて行われているもので、江戸時代から続くとされています。 訪れた人たちは神社へ続くおよそ300段の石段を上り古くなっただるまを奉納していました。 その後神社で参拝し無病息災や家内安全を願っていました。 参道には露天が立ち並び参拝を終えた人たちが新しいだるまを買い求めていました。 露天の前では値引き交渉が行われ、訪れた人たちは気に入っただるまを買い求めていました。 11日は天候にも恵まれ参道は縁起物のだるまを買い求める人たちで1日賑わっていました。
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春告げる福寿草 福与城跡に咲く
立春を過ぎ、日の長さが一日一日と長くなるのを感じられるようになりました。 箕輪町の福与城跡では、春を告げる花、福寿草が咲き始めています。 箕輪町福与の福与城跡(ふくよじょうせき)です。 本丸の土手には、福寿草の花が咲き始めています。 10日の日中の伊那地域の最高気温は、5.2度で、平年並みとなりました。 長野地方気象台によりますと、長野県中南部は、14日(日)まで暖かい日が続きますが、15日(月)には冷え込みが戻るということです。
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路線バス ネットで確定申告PR
2月16日から全国一斉に、所得税などの確定申告が始まります。 伊那税務署は、路線バスにステッカーを張り、インターネットを使った申告を呼びかけています。 10日は、伊那バスの職員が路線バスの車内に中吊り広告を掲示していました。 中吊り広告には、確定申告の会場の案内や、ホームページから書類作成を呼びかける内容が掲載されています。 また、バスの背面にも、インターネットの活用を呼び掛けるステッカーが貼られました。 伊那税務署では、平成16年度から、伊那市のいなっせに特設会場を設け、申告の対応をしていますが、会場は毎年込み合います。 インターネットでの申告書作成コーナーは、国税庁のホームページに設けられています。 夜間や休日でも使えて便利だとして、活用を呼び掛けています。 確定申告の会場は、15日(月)から3月15日まで、いなっせ2階の展示ギャラリーに開設されます。
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だるま市を前に 園児が人形飾りを見学
伊那市高遠町の商店街には、11日のだるま市に訪れた人たちを出迎える人形飾りが設置されています。 10日は、高遠町内の保育園児が人形飾りを見学しました。 だるま市を前に伊那市高遠町の商店街では、恒例の人形飾りが展示されています。 今年は、6団体が制作しただるまの張りぼてや映画のキャラクター、今年の干支申をモチーフにしたものなどが、商店街に展示されています。 10日は、高遠町内の保育園児が商店街を散策し人形飾りを見学しました。 だるま市は11日伊那市高遠町の鉾持神社参道を中心に行われます。
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伊駒アルプスロードルート帯決定
国道153号バイパス伊駒アルプスロードのルート帯は、伊那市西春近から駒ヶ根市北の原までの区間は天竜川沿いを通る「ルート帯B」に決定しました。 伊駒アルプスロードは駒ヶ根市の北の原を起点とし伊那市青島を終点としています。伊那市西春近から駒ヶ根市の北の原までは、宮田村の商店街を通る「ルート帯A」と、天竜川沿いを通る「ルート帯B」が示され、交通安全や環境、地域への影響、費用などについて検討されてきました。 その結果、道路の安全性の確保や事業費、整備期間で優れている事などから、ルート帯Bに決定しました。 ルート決定を受け、白鳥孝伊那市長は「一日でも早い開通を目指し事業化を進めてほしい」と話していました。 小田切康彦宮田村長は「宮田にとっては大きな影響を与える道路。バイパスを中心とした街づくりを村民と一緒におこなっていきたい」と話していました。 伊那建設事務所では来年度、環境影響評価と都市計画の決定の手続きを進め、事業着手を目指します。 伊駒アルプスロードは全長11.5キロメートルで、道幅は28メートル、走行車線は全部で4車線となる計画です。
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中央アルプス野生動物対策協議会 発足
中央アルプス野生動物対策協議会の設立総会が10日伊那市内で開かれ、会長には、駒ケ根市の杉本幸治市長が選ばれました。 設立総会には会を構成する、国や県、上伊那の8市町村長など20人あまりが出席しました。 中央アルプス野生動物対策協議会は、ニホンジカやニホンザルによる被害対策を関係機関が連携し、効率的に行っていこうと発足しました。 主に情報の収集や、調査、広域的な対策を行っていくとしています。 杉本会長は「着実に有効性のある対策を進め、早いうちに、木曽や下伊那とも連携をしていきたい」と話していました。 総会の後、南信森林管理署と信州大学から中央アルプスにおける、ニホンジカやニホンザルの生息状況について報告がありました。
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上伊那消防団「相互応援協定」締結へ
上伊那8市町村は、火災や災害発生時に消防団が必要に応じ相互に応援活動が行える「相互応援協定」を結ぶ事が、10日決まりました。 消防団活動に特化した広域圏での応援協定は県内で初めてということです。 10日は上伊那消防協会の古村幹夫会長がいなっせで上伊那の8つの市町村長に応援協定について説明をしました。 上伊那8市町村が結ぶ、消防団の応援の内容は、 ●市町村境界付近で発生した火災の消火・警戒 ●大規模火災の消火・警戒 ●自然災害発生時の防御 ●災害時の行方不明者の捜索などです。 これにより、現場の特定が難しい山林火災でも初動対応がスムーズに行え、局地的な災害や行方不明者の捜索では柔軟に支援が行えるとしています。 古村会長は「協定の締結により、消防団活動にも幅を持たせることができる。 今後も、協定が使われる事が無いように地域を守っていきたい」と話していました。 相互応援協定の運用は4月1日からを予定しています。