-
真夏日30.3度 8月上旬並み
9日の伊那地域の最高気温は、30.3度と、8月上旬並みの真夏日となりました。
伊那市役所南側のせせらぎ水路では、親子連れが水浴びをして涼んでいました。
9日の伊那地域の最高気温は30.3度。これは、今年最高の記録で、5月としては、観測史上2番目の暑さとなりました。
伊那市の中心市街地では、日傘を差す女性や、上着を脱いで暑さをしのぐ小学生の姿が見られました。
長野地方気象台によりますと、明日は、昼から天気が崩れ、雨のあとは平年並みになりそうだということです。 -
小沢花の会 芝桜
伊那市小沢区の有志でつくる「小沢花の会」の芝桜が見頃を迎えています。
伊那西部広域農道沿いにある花の公園には、1000分の1の花富士などがあり、見頃です。
現在開かれている芝桜祭りは、会員らが訪れた人に湯茶のサービスなどを行っていて、芝桜は今月20日頃まで見頃ということです。 -
憲法と原発を考えるシンポジウム
憲法記念日の3日、伊那市のJA上伊那本所で、「憲法と原発を考えるシンポジウム」が開かれました。
上伊那の住民有志でつくる実行委員会が開いたもので、会場には、約300人が訪れました。
安倍晋三首相は、国会が憲法改正を発議する要件を定める96条の先行改正を目指すとしています。これを受け実行委員会の竹入弘元代表は「改正の必要があるのか固く守るべきなのかは国民が最終的に決めること。いろいろな立場の人の意見を聞きながら自分の考えを確立する機会にしてほしい」と挨拶しました。
シンポジウムでは、基調報告として、元信州大学農学部教授の野口俊邦さんが、憲法改正の動向について話しました。
野口さんは「96条の改正は、改憲の発議要件を『衆、参それぞれ3分の2以上』から『過半数』に緩和しハードルを低くするもの。そうなったらいとも簡単に発議できるので、時の権力によって憲法が変えられる」と話していました。
シンポジウムでは、このほか、
チェルノブイリ原発事故への救援活動を長年続けている、伊那市富県の小牧崇さんが、ウクライナの現状を報告しました。
実行委員会では、6月8日にも「原発と憲法を考える集い」を開く計画です。 -
伊那谷自由雑学大学創立
伊那図書館などは、地域の人の話を記録し、保存、活用していこうと「伊那谷自由雑学大学」を創立しました。
この取り組みは、伊那図書館が協賛しているシニア大学の講座「雑学学科」の卒業生が中心となって行っていくものです。
主な活動は、定期的に集まる場を作り地域の人から話を聞き、それを記録し、保存・活用していきます。
5日は創立を記念して、およそ30年間に渡り東京都で同様の組織の運営に携わってきた三上卓治さんを講師に招き話を聞きました。
組織の運営について三上さんは「気軽な寄り合いのイメージが必要と感じ、遅刻や早退、居眠りを咎めることなくやってきた。運営はボランティアで一文にもならないが、人に尽くす喜びを感じることができる」と話していました。
伊那谷自由雑学大学を運営する評議会では、月に1回話を聞く場を設けたいとしています。 -
高遠町満光寺 園児花祭り
釈迦が誕生したとされる旧暦4月8日にあたる8日、伊那市高遠町の満光寺で誕生を祝う仏教行事「花まつり」が行われました。
満光寺の花まつりには、高遠第1保育園と高遠第4保育園、長谷保育園の園児およそ60人が参加しました。
高遠町と長谷地区の、東部仏教会の住職13人がお経を唱える中、園児たちはお釈迦様に甘茶をかけて手を合わせていました。
清福寺の遠藤徹也住職は、「お釈迦様の誕生を祝うと共に、子ども達に優しい心を持って成長してもらいたい」と話していました。 -
高烏谷山区民ハイキング
大型連休後半初日の3日、伊那市富県で地区住民を対象にした高烏谷山区民ハイキングが行われした。
ハイキングには、富県地区に住む約580人が参加しました。
区民同士の交流をはかろうと毎年行われていて、今年で46回目です。
高烏谷山頂上付近の栂平で開かれた交流会では、新山小学校と富県小学校の児童が校歌を披露しました。
アトラクションでは、戦国時代の通信手段だった狼煙上げの実演も行われました。
富県では、9月に周辺市町村などと狼煙リレーを行うことになっています。
お昼時には、区ごとに集まり、中央アルプスを眺めながら弁当を味わっていました。 -
箕輪町木下ふれあいハイキング
箕輪町木下区で5日、恒例のふれあいハイキングが行われました。
ハイキングは、住民同士の親睦の場として毎年この時期に行われているもので、今年は区民およそ300人が参加しました。
木下南保育園を出発した参加者らは、南箕輪村の大芝高原までのおよそ5キロの道のりを2時間かけて歩きました。
参加者らは、景色を楽しんだり家族や友人と話をしながら歩いていました。
木下区の平井克則区長は「毎年多くの人が参加してくれている。これからも住民同士の絆を深め、団結力のある区にしていきたい」と話していました。 -
春のふれあい博物館
電車模型の展示や電気機関車の内部を公開する春のふれあい博物館が5日、箕輪町郷土博物館で開かれました。
これは、博物館に気軽に足を運んでもらおう開かれたイベントで、通常100円かかる入場料が無料となります。
室内では、150分の1の大きさの電車模型が展示された他、博物館の外に展示されている電気機関車の内部が公開されました。
この電気機関車は、昭和35年に伊那松島機関区に配属され、辰野竏樗ム田間を15年間走りました。
引退後の昭和50年にこの場所に運び込まれ、以来展示されています。
5日は、国鉄のOBで機関車の維持管理を行っている保存会のメンバー7人が博物館を訪れ、子ども達に機関車が走っていた当時の話や、機械の説明をしていました。
町郷土博物館では、今後も町の文化や自然に触れることのできる企画を実施していくとしています。 -
視聴者情報
7日、視聴者から「突然変異による珍しいヤマシャクヤクがある」との連絡をいただきました。
通常花びらは6枚ほどということですが、このヤマシャクヤクには、雄しべが退化したとみられる花びらがおよそ20枚あるということです。
また、白と赤の両方の色が出ていることも珍しいということです。
10年ほど前に種から育てたという持ち主の西村三男さんも驚きを隠せません。
西駒山草会では、11日と12日の2日間、南箕輪村の南原公民館で山野草の展示会を開くということで、花が持てばこのヤマシャクヤクも展示するということです。 -
はたらくくるま大集合!
建設現場で使う車両や警察車両など集めた催し「はらたくくるま大集合」が4日と5日、伊那市の伊那サーキットで開かれ、多くの親子づれで賑わいました。
子どもたちが遊んでいるのは、トレーラーの荷台。
スウェーデン製のこの車は、日本に5台しか無く、50トンの工作機器を運ぶ事ができます。
この催しは、上伊那の住民有志でつくる、伊那谷ecoプロジェクト実行委員会が、子供達に働く車を肌で感じてもらおうと初めて開催しました。
会場には、県内の工事現場で使われているショベルカーやトレーラーなど、およそ30台が展示されていました。
子どもたちは運転席に座ったり、高さが2メートル以上ある車に登ったりと、普段は近くで見る事が出来ない車に触れ楽しんでいました。 -
まっくんバス利用者4千人増加
南箕輪村のまっくんバスの昨年度の利用者数は、2台体制になる前の平成22年度と比べおよそ4千人増加していることが分かりました。
これは、7日役場で開かれた地域公共交通会議で報告されたものです。
まっくんバスは、利便性の向上を図ろうと平成23年の10月に2台での運行となりました。
現在は、村内の4コースを一順する方式で1日5巡廻しています。
平成24年度は、245日運行し1万5,516人が利用しました。
1台体制だった平成22年度は1万1,498人で、およそ4千人増えています。
村では、近隣市町村との接続やルートの延長など利便性が向上したことが要因とみています。
他に、運行試験期間を設け検討してきた土日の運行について、1日の利用者が平日の3分の1の20人ほどであることから実施しない考えを示しました。
唐木一直村長は「大型店舗や大芝公園、養護学校への利用者が増えていることなどから、公共交通としての一定の役割を果たしていると思う」と話していました。
次回会議では、各地区の要望を取りまとめ協議するとしています。 -
天竜川にアユの稚魚を放流
天竜川漁業協同組合は、6月のアユ釣りの解禁を前に、2日、天竜川にアユの稚魚を放流しました。
アユは孵化して4か月ほどで、飯田の養魚場で10センチ前後まで成長した稚魚です。
この日は、伊那市と辰野町の天竜川など5か所に、200キロの稚魚を放流しました。
漁協によりますと、順調に生育が進めば6月下旬には体長18センチほどに、9月頃には28センチほどに成長するということです。
稚魚は、1か月ほどかけて全部で4千キロが放流される計画です
アユ釣りの解禁は、6月29日(土)で、遊漁料は年間券が8,800円、一日券が2,200円となっています。 -
廃車電車写真展 清水清治さん
現在は廃車になり、運行していない電車を撮影した、「廃車電車写真展」が、5月1日から伊那図書館で始まりました。
写真展は、辰野町の清水清治さんが開いていて、今回で3回目となります。
伊那市で開くのは初めてです。
飯田線で撮影した作品を中心に、33点が展示されています。
辰野町に住む清水さんは、国鉄で運転手を務めていた父の影響で電車が好きになり、40年前から撮影を始めました。
この写真は、飯田線豊橋機関区を走っていた、「クモハ52形」で、他の電車と比べて全体的に丸い形をしている所が気に入っているということです。
清水さんは、「ずっと撮ってきて良かった。引退する電車を撮影する時は、涙が出るほど切なかったが、たくさんの人に懐かしいと感じてもらえたら嬉しい」と話していました。
清水清治さんの廃車電車写真展は、5日まで伊那図書館で開かれています。 -
飯田線 有人・無人1か月
JR東海が経営の効率化などの理由から、県内の飯田線の9駅を無人化してから1か月。
自治体の負担で駒ヶ根市や箕輪町など5駅は駅員を残し、伊那市と飯田市の4駅が無人駅となりました。
それぞれの駅の現状を取材しました。
伊那北駅(無人)通学で利用する高校生「ホームに電車を利用しない人もいる時があり、怖い」
沢渡駅(無人)通学で利用する高校生「特に利用変化はない。今の状態が維持されればいいと思う」、「定期を購入できないのが不便」
伊那松島駅(有人)大阪から訪れた会社員「初めて利用する駅なので、駅員さんがいないと運行状況や電車の来るホームもわからないので助かる」
上伊那で対象となった、5駅のうち、箕輪町の伊那松島駅や駒ヶ根駅、飯島駅は自治体負担により駅員が置かれ、伊那市の伊那北駅、沢渡駅は無人となりした。
4月1日、駅員を自治体負担で配置する、伊那松島駅や駒ヶ根駅では、開所式などが行われ、駅の新たな門出を祝いました。
これらの駅では、これまで通り、窓口で乗車券や定期券の発売が行われます。
無人となった、伊那市の伊那北駅や沢渡駅では、車掌が電車をおりホームで切符や定期券を確認しています。
伊那市によりますと、定期券の購入が集中する、高校の入学式直後の数日間は、JRが臨時的に職員を配置した事もあり大きな混乱はなかったという事です。
無人となった沢渡駅。
駅の近くにあるパン屋の主人、酒井武志さんは、毎朝、駅前の自転車を整理するのが十数年来の日課となっています。
無人化により、利便性の低下と共に、駅舎の痛みなど、環境面の悪化を心配しています。
無人化から1か月。
JR東海によりますと、今回の無人化に伴う目立った混乱は特に報告されていないという事です。 -
駅の利活用考えるワークショップ
JR飯田線の駅や駅前の利活用について考える4回目のワークショップが28日、開かれました。
ワークショップには、伊那北駅周辺地域住民や駅を利用している高校生などおよそ20人が参加しました。
4回目の今日は、初めて外に出て駅構内や駅前商店街などを散策しました。
参加者は、車いすの人が通りやすいかどうかや、休日の商店街の様子などを見てまわりました。
見学後、伊那市の創造館に場所を移し、街を歩いてみての感想や駅周辺に必要な物や場所などを話し合いました。
参加者からは「無人化の影響かホームや待合室にゴミが沢山落ちていた」「自転車のレンタルがあるといい」「建物のレトロ感をうまく活かせるといい」などの意見が出ていました。
主催した伊那市では、「今後も定期的にワークショップを開き、今年度中には方向性を出したい」と話していました。 -
ちょっとおでかけ・い~な旅
伊那市の観光名所を巡る日帰りバスツアーちょっとおでかけ・い縲怩ネ旅が30日に開かれました。
今年度最初のツアーには、市内外から27人が参加しました。
毎回テーマに合わせ市内の観光スポットを巡っていて、今回は里山の桜めぐりと題し、遅咲きの桜を見て回りました。
このうち、50種類以上2千本の桜が植えられている高遠町の花の丘公園では、これから見ごろを迎える八重桜や緑色の花を咲かせるウコンザクラを見学しました。
ツアーには、ボランティアガイド2人が同行し、園内を案内していました。
生憎の雨模様でしたが、参加者同士会話を楽しみながら散策していました。
主催した伊那市観光協会では、今年度7回のツアーを企画していて、次回は5月に権兵衛峠のトレッキングツアーを開くということです。 -
園児が春日公園で桜植樹
伊那市の竜西保育園と竜南保育園の園児が、5月1日、春日公園で桜の植樹を行いました。
伊那市西町の住民有志でつくる、ルネッサンス西町の会が、春日公園を多くの人から愛される公園にしようと、植樹を行ってきました。
この日は竜西保育園27人、竜南保育園26人の年長園児が、ルネッサンス西町の会のメンバーと、ソメイヨシノの苗木5本を、植樹しました。
ルネッサンス西町の会の向山等会長は、「春日公園の桜をもっと増やしていきたい。木の成長と共に、子ども達も元気に成長してほしい」と話していました。 -
西春近社協 お年寄りもてなす
伊那市西春近地区社会福祉協議会と西春近自治協議会は、24日に、デイサービスセンター春富ふくじゅ園の通所者20人を、伊那スキーリゾートに招待し、楽器の演奏や手品でもてなしました。
伊那市西春近地区社会福祉協議会では、西春近細ヶ谷の総合グランド周辺に、桜の木を植え、桜の里として整備を進めています。
ふくじゅ園の通所者を招待するのは、今年で3年目で、この日は地域の有志が、琴やハーモニカの演奏、手品などを披露しました。
招待されたお年寄り達は、お茶菓子を食べながら手拍子をしたり、一緒に歌を口ずさむなどして、楽しんでいました。
西春近地区社協会の橋爪伝会長は、「通所者の方々に喜んでもらえて良かった。桜の植樹を継続し、いつかグランドの周辺を桜でいっぱいにしたい」と話していました。 -
メーデー 雇用確保、震災被災地復興訴える
5月1日は労働者の祭典、メーデーです。
労連系の第84回メーデー伊那中央大会が1日、伊那市内で行われ、震災被災地の早期復興や安定した雇用や仕事の確保などを訴えました。
この日は高校の教職員組合や上伊那医療生協の労働組合など、主催者の発表で、およそ20団体、240人が参加しました。
参加者らは、震災復興や、教育条件改善、原発ゼロなどを訴えるプラカードを持ち、JA上伊那本所から伊那北駅までを歩きました。
また、市中行進に先立ち、開かれた大会では、すべての労働者の賃上げや長時間労働の是正、社会保障の充実などを求める内容を盛り込んだメーデー宣言が採択されました。
土屋好民実行委員長は「安倍政権になり景気が上向いたとの報道がされているが、実際は物価の上昇や賃金カットなど苦しい状況は続いている。働く者の団結で、雇用を守り、生活と権利を守っていこう」と訴えました。 -
伊那ローメン春まつり
伊那名物のローメンで地域を元気にしようと、29日伊那市役所駐車場で伊那ローメン春まつりが開かれ、多くの人で賑わいました。
去年に続く2回目の開催で、伊那ローメンズクラブが1食500円でローメンを提供したほか、信州プロレスやコンサートなどで盛り上がりました。
昼ごろになると、ローメンを買い求める人の長蛇の列が出来ていました。
ゲーム機などがあたる宝投げは、午前と午後の2回行われました。
アイドルグループオトメコーポレーションやソウルシンガー湯澤かよこさんらがプロレスのリング上から当たり券入りのポケットティッシュをまくと、訪れた人たちは、争うように拾っていました。
まつりでは、信州プロレスのグレート無茶さんらがローメン大使として任命されました。 -
母の日のカーネーション出荷最盛期
5月12日の母の日を前に南箕輪村田畑の清花園では、カーネーションの出荷がピークを迎えています。
清花園では4月26日から出荷作業が始まっています。
30日は花の箱詰め作業などが行われていました。
ハウスでは20種類の花を栽培していて、特に定番の赤が人気だということです。
清花園のハウスでは、年間を通しておよそ40万本のカーネーションを出荷しています。
5年前までは母の日前のこの時期に5万本ほど出荷していたということですが燃料費の高騰により2万本まで減らしたということです。
今年のカーネーションは花も色鮮やかで品質が良いということです。
作業は7日まで続き関東や関西方面などに出荷されることになっています。 -
信州みのわ花街道まつり始まる
歩きながら景観や花を楽しむことができる箕輪町の「信州みのわ花街道まつり」が28日から始まりました。
オープニングの28日は、ウォーキングのイベントが行われ、町内外からおよそ300人が参加しました。
参加者は、県道与地辰野線の道路沿いに植えられているおよそ1650本のハナモモやスイセンを見ながら、8.5キロの道のりを歩きました。
主催した信州みのわ花街道推進協議会によると、花の見ごろは5月上旬ということです。 -
新山保育園「通いたい」18人
平成21年度から休園となっている伊那市の新山保育園の平成26年度の入園希望者数が、18人であることが分かりました。
再開に必要な定員の半分の20人までに、残り2人となっています。
これは、28日新山保育園で開かれた交流会で報告されたものです。
地元有志でつくる新山の保育園・小学校を考える会では、平成27年度までの保育園再開を目指し、先月24日に入園希望についてのアンケートをとりました。
アンケートは、平成20年度以降に生まれた27人の子どもの保護者を対象に行われました。
その結果、平成26年4月再開の場合「通いたい」と答えた人は18人、通わないと答えた人は3人、分からないと答えた人は5人でした。
平成27年4月再開の場合「通いたい」が15人「通わない」が2人、「わからない」が8人でした。
平成27年4月再開の場合「わからない」と答える人が多いため、考える会では平成26年4月の再開を目指したいと話します。
考える会では、残り2人以上の確保のために「分からない」と答えた保護者に対し理解を深めてもらう他、地区外に住む新山出身者に対し呼び掛けを行う考えです。
アンケート結果は、来月伊那市に提出するということです。 -
凍霜害 上伊那は1億円超の被害
長野県は、22日に発生した凍霜害による農作物への被害状況をまとめました。
上伊那では、箕輪町、飯島町、中川村を中心に132ヘクタール、合わせて1億5百万円の被害がでています。
22日早朝、強い寒気の影響で県内各地で氷点下の気温となり、りんごやなしなどの果樹を中心に被害が発生しました。
箕輪町長岡の果樹農家、伊藤弘さんの果樹園では、梨農家が被害を受けました。
上伊那では、りんごやなしなどの果樹で128ヘクタール1億2百万円の被害が、アスパラガスやすいかなどの野菜で4ヘクタール3百万円の被害がでています。
総面積は132ヘクタール、被害総額は一億5百万円となっています。
松本で9億円を超える被害が出るなど、全県では2千ヘクタール16億4千万円の被害となっています。 -
押絵展「布との対話60年」
駒ヶ根市在住で、元赤穂高校教諭の竹内典子さんの押絵展が、27日から伊那市のかんてんぱぱ西ホールで始まりました。
押絵展は「布との対話60年」をテーマに開かれました。
竹内さんは、松本市の病院に入院していた時に、同じ病室にいた人に押絵を教わったのがきっかけで、これまでおよそ60年間、趣味で作ってきました。
会場には、これまでつくりためてきた作品、およそ50点が並んでいます。
花や和服姿の女性、子どもをテーマにした作品が多く、使われている布の中には竹内さんが自分で染めたものもあります。
竹内さんは「精根込めて作った作品が並んでいるので、多くの人に見てもらえれば」と話していました。
押絵展「布との対話60年」は、5月6日まで、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。 -
GWで県外客の入り込み始まる
ゴールデンウィークが始まりました。
伊那地域のレジャー施設では、連休を利用して県外の観光客の入り込みが始まりました。
「ゼロ磁場」として知られる伊那市長谷の分杭峠には、県外から観光客が訪れていました。
去年はゴールデンウィークだけで3千人以上が訪れたゼロ磁場。
シャトルバスの運行が始まった3年前からの集計では、1日千人以上が利用したこともあります。
この連休中は、シャトルバスを2台体制にして、通常30分間隔の運行を15分間隔に短縮しています。
東京から訪れた観光客は「空気がおいしい。どのくらい磁場にいれば効果があるのか・・・」と話し、観光を楽しんでいました。
バスの運転手は「今日は少し肌寒いので、出足が遅い。連休中客足が遠のかなければ良いが・・・」と話していました。 -
簡易雨量計 簡単・安心今後に期待
元建設省職員で世界レベルで砂防知識の共有を推進している国際砂防協会の大井英臣さんは、誰でも簡単に作ることができる簡易雨量計を開発し、県内の各自治体に紹介しています。
大井さんが開発した簡易雨量計は、水がたまる計測部分とブザーで危険を知らせるモニター部分からなっていて、部品や容器はすべてホームセンターで購入することができるということです。
指定した雨量でブザーが鳴ります。
深夜や突然の豪雨を見逃すことなく感知でき、モニター部分は屋内に置くため暴風雨の際も安全に観測できる利点があります。
大井さんは、国際協力機構JICA時代、カリブ地域防災プロジェクトに携わりコミュニティ自ら制作可能な観測機器の必要性を感じ、簡易雨量計や水位計の開発に取り組みはじめました。
以来、改良を重ね現在のスタイルになったということです。
この簡易雨量計に県の建設部砂防課も目をつけました。
すでに実用化されていて、スリランカでは、土石流発生前に住民が避難した事例やインドでは、多くの家畜が洪水被害から免れた例も報告されています。
この簡易雨量計は、伊那市にも届けられ、担当の危機管理課では、自主防災組織への設置や普及も視野に入れ検討を進めるとしています。 -
わんぱくひろば 親子でにぎわう
子ども達が自然の中で遊ぶわんぱくひろばが伊那市の春日公園で27日行われました。
27日は家族連れ600人ほどが訪れました。
わんぱくひろばは、ガールスカウトなど8団体が実行委員会となり行っているもので、今年で38回目です。
子ども達に自然の中で友達と一緒に遊び、豊かな感性を育んでもらおうと行われています。
会場ではターザンロープや輪投げ、工作などのブースが出され、子どもたちでにぎわっていました。
ある保護者は、「体をたくさんつかって普段はできないことにたくさん挑戦できていた」と話していました。 -
桜シリーズ 長谷非持山 玄立寺のシダレ桜
伊那市長谷非持山の玄立寺のシダレザクラが見頃となっています。
境内には樹齢20年ほどの桜が7本植えられています。
寺の熱心な信者が、日蓮宗の総本山である山梨県身延山から持ってきて植えた桜だということです。
桜は現在8分咲きで、今週末満開を迎えそうだということです。見頃は、来週末頃までになりそうです。 -
交通安全案山子設置で矢澤親男さんに感謝状
警察官そっくりの案山子をつくり事故防止に貢献したとして、伊那市高遠町の矢澤親男さんに、25日、警察から感謝状が贈られました。
この日、伊那警察署の青木辰夫署長から矢澤さんに、感謝状が手渡されました。
矢澤さんは、去年交通事故が多発し死亡事故も発生した権兵衛トンネルへ続く国道361号に、安協などの要請で、警察官そっくりの交通安全案山子を作り設置しました。
地元、高遠町長藤の的場常会で花壇の作業をしていたところ、国道を猛スピードで走る車やバイクを見て、何かできないかと案山子の製作を思いついたということです。
33年間バス会社に勤務していた矢澤さんは、社員の交通安全教育にも携わり事故防止に努めていたということです。
伊那警察署によりますと、交通安全案山子が設置された国道361号、与地交差点から中の原交差点の直線道路間で、今年に入って発生した交通事故件数はこれまで2件で、去年と同じ時期に比べ、4件減少しているということです。
警察や交通安全協会では、取り締まりを強化している区間であるという認識がドライバーに定着しつつあるのではないかとしています。