-
箕輪町内の小正月飾りを訪ねる
箕輪町内の小正月飾りを訪ねる講座が14日開かれました。
住民20人が参加し、町内5カ所を巡りました。
このうち中曽根の介護予防拠点施設では、駐車場に飾られたほんだれ様を見学しました。
講座は、古くから郷土に伝わる町内各地の小正月飾りを知ってほしいと、箕輪町郷土博物館が開いたものです。
町学芸員の柴秀毅さんが説明しました。
ほんだれ様は、アワやヒエの穂に見立てた木や繭玉を飾って五穀豊穣を願うものです。
柴さんは、「昔は農家のお正月として、小正月行事が重要だったことを知ってほしい」と話していました。
参加者は説明を聞き、伝統的な小正月飾りに関心を寄せていました。 -
留学生バティストさん 弓道に熱
伊那弥生ヶ丘高校に短期留学中で、弓道部に所属しているフランス人、バティスト・バレンさんは14日、初射会に参加しました。
14日は弥生弓道部の初射会が弓道場で開かれ、1・2年の部員44人と一緒に、留学生のバティストさんも参加しました。
バティストさんは、AFSの留学プログラムを利用して9月に日本を訪れました。
伊那市西春近でホームステイしながら学校に通っていて、1年のクラスで授業を受けています。
日本の文化に興味があったことや教諭に勧められたことなどから、10月に弓道部に入部しました。
始めたばかりの頃は、動作や構えがうまくできなかったということですが、現在では他の部員と一緒に矢を射ることができるようになりました。
今日の初射会でも、28メートル先の的に、8射中半分の4射を的中させていました。
弓道部顧問の北嶋晋教諭は「まじめな性格でコツコツやるタイプ。上達も早かった」と話していました。
部活の友達ともすぐに打ち解け、とても仲が良いということです。
バティストさんは「弓道は、集中するのが難しいが、毎日友達と練習をしてとても楽しい」と話していました。
2月には半年間の留学プログラムが終了しフランスに帰国する予定で、バティストさんは「それまでにさらに練習を積み、母国に帰っても弓道を続けていきたい」と話していました。
弥生弓道部は、去年開かれた全国高校弓道選抜大会の県予選、北信越予選で、共に男子団体が優勝していて、3月に岐阜県で開かれる全国大会に出場することになっています。
北嶋教諭は「全国大会への団体での出場は今回が初めて。結果を残せるように練習していきたい」と話していました。 -
担任ら受験生を激励
大学入試センター試験が14日から全国一斉に始まりました。
南箕輪村の信州大学農学部も試験会場となり、受験生が1日目の試験を受けました。
14日朝は、午前9時半の試験開始を前に、南信地区の受験生が信大農学部に設置された試験会場に向かっていきました。
センター試験は14、15日の2日間行われ、1日目の今日は国語、外国語など、4教科17科目の試験が行われました。
長野県内では13会場で試験が行われ、このうち南信地区の受験生は、信大農学部と駒ヶ根市の長野県看護大学で受験しました。
会場を訪れた受験生達は、担任などから励ましの言葉を受け会場に向かっていました。
会場を訪れていたある教諭は「みんな良い表情。受験できることがまずひとつ。これまで苦しんで勉強してきたものがしっかり出せるように頑張って欲しい」と話していました。
今年のセンター試験志願者数は、全国で55万8千984人、県内では前年度より198人少ない1万463人となっています。
なお去年の大学入試で携帯電話を使った不正行為があったことを受け、今年は試験前に携帯電話の電源を切ってカバンにしまうことが各会場で統一され、試験監督が確認を行うことになっています。
南信地区の試験会場となっている2つの大学によりますと、14日午後4時現在、信大農学部の会場で試験監督からの説明で2縲・分、開始が遅れた教室があったということです。県看護大学の会場では予定通りに進んでいるということです。
15日は、理科、数学の2教科13科目の試験が予定されています。 -
箕輪西小の恒例スケート学習
箕輪町の箕輪西小の恒例行事、スケート学習が13日から始まり、全校児童が氷の感触を確かめながら元気に滑走しました。
13日は、箕輪西小学校の全校児童およそ100人が、学校の近くにある上古田スケート場に集まりました。
箕輪西小では、冬の体力づくりを目的に、毎年朝と1時間目の時間を利用して、スケート学習を行っています。
13日朝の伊那地域の最低気温は、マイナス9.7度と今シーズン1番の冷え込みとなりましたが、防寒着に身を包んだ子ども達は、白い息を吐きながら滑走していました。
1年生はスケート学習が初めてでしたが、保育園の時から滑っていたという児童がほとんどで、担任の先生やイスに捕まりながら滑っていました。
箕輪西小学校のスケート学習は、1月末まで行われることになっています。 -
この冬一番の冷え込み 伊那竏・.4度
12日の伊那地域は、この冬一番の冷え込みとなり、マイナス9.4度を記録しました。
伊那市の高遠城址公園では、積雪の季節に合わせて、桜の枝を支える支柱を設置する作業が行われました。
この冬一番の冷え込みとなった12日朝、伊那市の桜守、稲辺謙次郎さんら3人が城址公園で作業にあたっていました。
毎年11月頃から、雪の重みで枝が折れてしまわないように、積雪の時期に合わせて支柱が立てられます。
今日は、神社の屋根に掛かりそうな枝など3箇所に支柱を立てました。
一昨年の4月には花が咲いてから大雪となり、桜の枝が折れるという被害が発生しました。
老木となり、芯が弱くなってしまっている桜は、支柱で支える必要があるということです。
訪れた人たちの視界の邪魔にならないようにと、支柱は角度を揃えてたてられます。
心配りの桜守と手をかけられた桜が、今年も春の訪れを待ちます。 -
第7回かんてんぱぱ小学生絵画コンクール作品展
第7回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの作品展示会が、7日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、伊那市内の15校から寄せられた応募作品、911点が並んでいます。
かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、絵を描くことを通じてふるさとの自然や生活に目を向けてもらおうと、伊那食品工業株式会社が毎年開いています。
作品の審査にあたった伊那市高遠町在住の洋画家、竹内徹さんは「低学年は豊かな表情が、中高学年は故郷を誇りに思う気持ちが表現できている」と講評しています。
第7回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、22日までかんてんぱぱホールで開かれていて、14日には入賞作品の表彰式が行われることになっています。 -
木下山車飾保存会 山車飾完成
箕輪町の木下山車飾保存会が去年11月から制作を進めてきた山車飾りが完成しました。
山車は、14日と15日に行われる箕輪南宮神社の初祭りで奉納されます。
この日は保存会のメンバーが南宮神社で人形の飾り付けを行いました。
境内には、●旅の途中、農家の軒先でたわらに腰かけひと休みする水戸黄門●弓の名手が舟の上の扇をめがけて矢を放つ「新・平家物語」の一場面を描いた「扇の的」●鎌倉幕府を倒すため海へ出る新田義貞など、5つの舞台が設置されました。
保存会のメンバーは去年11月からほぼ毎日人形の制作を行ってきたという事です。
山車飾は、14日と15日の箕輪南宮神社の初祭りでお披露目される事になっています。 -
日本酒の寒仕込み作業はじまる
伊那市荒井の宮島酒店では寒さを利用してつくる寒仕込みの作業が始まっています。
11日、宮島酒店では4人の杜氏により純米大吟醸の仕込み作業が行われていました。
寒仕込みは、冬場の冷気で蒸した酒米を冷やすもので、これにより酒の味と香りを引き出します。
純米大吟醸は日本酒のなかでも味、香りとも良好なため、仕込みを行うときは、特に神経を使い、この作業のみに集中するということです。
宮島酒店では年間1升瓶にしておよそ、6万本を出荷していて作業は3月いっぱいまで続きます。
毎年2月4日の立春の日の朝に搾り販売される立春朝搾りの仕込みはすでにおえていて、今年もよい出来になりそうだということです。
また宮島酒店では新商品の発酵調味料「すごいよ塩麹君」の販売も始めました。
塩麹は今注目を集めている商品で宮島酒店では2月から本格に販売を始めます。
「すごいよ塩麹君」は税込400グラム入りが945円、140グラム入りが420円で伊那市の井田屋酒店、ベルシャイン伊那店などで販売されています -
1月10日は110番の日 正しい110番通報を呼びかける街頭啓発
1月10日は、110番の日です。
これにあわせ、正しい110番通報を呼びかける街頭啓発が上伊那各地で行われました。
このうち伊那市内の大型店では、伊那市駅前交番の所員5人が、啓発チラシを買い物客に配りました。
街頭啓発は、110番の日に合せて行われたもので、所員らは「110番へはいたずら電話をかけないように」などと呼びかけていました。
伊那警察署によると、管内の去年1年間の110番通報件数は、前の年よりおよそ1,000件多い4,084件で、1日平均11件だったということです。
そのうちの約2割は、緊急でないものやいたずらなど、110番にそぐわないものだということです。
他に店内では、伊那署管内の小中学校の児童や生徒が描いた110番の利用に関するポスター21点が展示されました。
警察では、緊急でない相談などについては、警察安全相談電話「♯9110」を活用するよう呼びかけています。 -
「いのちありて」DVD販売始まる
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんが制作したドキュメンタリー映画「いのちありて」のDVDの販売が始まりました。
10日は、後藤監督が伊那市役所でDVD発売の記者会見を開きました。
作品タイトルは「いのちありて 伊那高女 学徒勤労動員の記録」で伊那弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の勤労動員を題材にしたドキュメンタリー映画です。
当時の証言を交えながら戦争の時代を生き抜いた女学生の青春や当時の教師達の苦悩を描いた作品です。
現在の伊那弥生ヶ丘高校の生徒もナレーションや朗読で出演しています。
後藤監督の作品「いのちありて」のDVDはメール電話などで受け付けていて、定価は3600円で販売しています。
■いのちありて製作委員会
電話 03-3565-6072
メール info@inochiarite.com -
東春近小で慶祝音楽鑑賞会
3学期の始業式が10日、ピークを迎えました。
伊那市の東春近小学校では3学期の始業式に合わせ恒例の慶祝音楽鑑賞会が行われました。
演奏したのは邦楽愛好者でつくる伊那三曲協会のメンバー8人で、琴や尺八などを披露しました。
伊那三曲協会では日本の伝統音楽の良さを子ども達に知ってもらおうと小学校で演奏する活動を行っています。
東春近小学校では毎年、始業式で演奏していて今年で22年目です。
琴や尺八の演奏に合わせて駒ヶ根市光前寺に伝わる霊犬早太郎の紙芝居も披露しました。
この他に、馴染みのある曲が披露され、児童達は演奏に合わせて歌を歌っていました。 -
園児とお年寄りがまゆ玉作り
伊那市高遠町の養護老人ホームさくらの里で11日、園児とお年寄りが小正月に飾るまゆ玉を作って交流しました。
高遠第2第3保育園の年長園児12人がさくらの里を訪れ、施設で暮らすお年寄り30人と交流しました。
高遠第2第3保育園は年に1回さくらの里を訪れていて、この日は、小正月に飾るまゆ玉を一緒に作り交流しました。
園児らは、米の粉をゆでて色づけしたものをまゆの形にすると、ミズブサの木につけていきました。
お年寄りは、子供と一緒にいるといつもより笑顔が増え会話も弾むという事で、広瀬源司施設長は「外に出る機会が少ないので、いつも楽しみにしている」と話していました。
まゆ玉は、園児が保育園に持ち帰り、しばらくの間飾るという事です。 -
無火災・無災害誓い新たに
箕輪町消防団の出初式が8日行われ、団員らは防火・防災への誓いを新たにしていました。
箕輪町消防団の団員211人は、木下の箕輪南宮神社に参拝し、今年一年の無火災・無災害を祈願しました。
参拝後、団員らは神社から役場までのおよそ2キロを行進し、防火意識の向上を呼びかけました。
地域交流広場の前では、平澤豊満町長と小松孝寿団長の観閲を受けました。
行進の後行われた、出初式で平澤町長は、「消防団は、地域の安心・安全の確保には欠かせない存在。地域防災の要として貢献してほしい」と団員を激励しました。
小松団長は「大震災など予期せぬ災害の発生が心配される時代。“我が古里はわれらが守る“という消防団精神を胸に、住民の期待に応えられるよう、日々の訓練に励んでほしい」と訓示しました。
去年、箕輪町では10件の火災が発生し、被害額は約350万円となっています。 -
五穀豊穣願う ほんだれ様
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで8日、五穀豊穣を願う「ほんだれ様」を飾り付けました。
ほんだれ様は、米やアワ、ヒエなど西箕輪地区で作られていた穀物の穂が垂れた様子を見立てて古くから伊那地域の農家などに小正月に飾られていました。
みはらしファームではかつては多くの家庭で飾っていたほんだれ様を後世に伝えていこうと毎年、とれたて市場前に飾りつけています。
8日は、みはらしファームの関係者が集まり山から取ってきたコシアブラを30センチほどに切り、その木の半分だけ皮を削りました。
今年は良い年になるよう願い、末広がりの88本を作りました。
それを、およそ3メートルのナラの木に一つひとつ飾りつけて行きました。
ほんだれ様はみはらしファームのとれたて市場前に21日まで飾るということです。 -
伊那ローメンズクラブ ローメンを県知事にPR
伊那ローメンズクラブと、ローメンの公式ソングを歌っているアイドルユニット、オトメ☆コーポレーションが4日、県庁を訪れ、阿部守一知事にローメンの県内外へのPR協力を求めました。
オトメ☆コーポレーションの3人は、去年12月に発売されたローメンの公式ソングを披露し、ローメンをPRしました。
伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長らは、去年の11月に姫路で開かれたB1グランプリに出場したことを報告し、「ローメンや県内の食文化を全国に発信してほしい」と協力を求めました。
阿部知事は、伊那で食べたというローメンの味について、「二度、三度と食べると癖になる味」と話しました。
ローメンのPRについては「観光地と食文化のつながりができるようにしたい」と答えていました。 -
無病息災願い 坂下でどんど焼き
伊那市坂下の天竜川河川敷で、どんど焼きが7日行われ、坂下区の親子が今年一年の無病息災を願いました。
坂下区のどんど焼きは、坂下公民館、子供育成会、子供会が行ったもので、親子およそ50人が参加しました。
区内の家およそ350戸から集めた正月飾りやだるまが積み上げられ、勢いよく燃え上がりました。
参加者は、今年一年が平穏な年になるように願っていました。
正月飾りが焼けておきになると、もちを焼いて食べていました。 -
まちづくり考える企画「伊那谷ゲリラ年賀状」
上伊那出身の大学生でつくる伊那谷デザイン会議は3日、まちづくりについて考える企画、「伊那谷ゲリラ年賀状」を実施しました。
この企画は、約束なしで家庭を訪問して年賀状を手渡し、地域の課題や行政への要望などを絵馬に書いてもらおうというものです。
伊那谷デザイン会議は、若者が中心になって、まちづくりについて考えようと平成21年に発足しました。
この日は伊那市を中心にメンバーおよそ20人が、家庭を訪問し、絵馬80枚ほどが集まりました。
絵馬には、医療福祉の充実や人が集まる地域にしたいなど様々な要望が書かれていて、メンバーはそれを受けた自分の考えを紙に書き張り付けていました。
今回集まった絵馬は、伊那図書館に展示する予定で、伊那谷デザイン会議では、まちづくりについて考える参考にしたいとしています。 -
家内安全願い「神願様」奉る
伊那市羽広の仲仙寺参道に3日、家内安全を願う神願様が奉られました。
神願様は毎年3日、仲仙寺の周りに住む人や寺総代などがワラで作ります。
大きく開けた口に長い体、しっぽがあることから、大蛇あるいは竜をかたどったものといわれ、長さは4メートルほどあります。
背中の部分に付ける御幣は通常12本ですが、うるう年の今年は、1本多く、13本付けるのがならわしです。
神願様が完成して土台にとりつけると、神事がおこなわれます。
その後仲仙寺参道まで運びさわらの木にかけられます。
家内安全にご利益があるといわれる神願様は1年間ここに奉られます。 -
箕輪町出身の千葉選手に声援
千葉健太選手を応援する会が3日箕輪町で開かれ、箕輪町出身で箱根駅伝に出場した駒沢大学の千葉選手に声援を送りました。
この日は千葉健太選手後援会などおよそ30人が箕輪閣に集まり、大型スクリーンに映る千葉選手に声援を送りました。
駒沢大学の千葉選手は箱根駅伝復路の6区、山下りのコースを首位の東洋大から6分43秒遅れの4番目にスタート。
千葉選手の映像が映し出されるたびに、集まった人たちは、声援を送っていました。
次の7区を走る選手に無事タスキをつなぐとバンザイで千葉選手の力走を称えていました。 -
町営上古田スケート場がオープン
箕輪町の天然リンク「上古田スケート場」が7日にオープンし、訪れた人が初滑りを楽しみました。
この日は、午前7時のオープンとともに親子連れが初滑りを楽しんでいました。
上古田スケート場は、グラウンドに水を張り、冬の寒い気候を利用して凍らせて作った天然リンクです。
ここ数日、気温の低い日が続き、氷の厚さは10センチほどになりました。
例年、1周200メートルほどですが、今年は250メートルと長くなっていて、訪れた人達は、いつもより長いトラックで氷の感触を楽しんでいました。
この日訪れた人は「毎年来ているが今年は広く感じた。広々として悠々と滑ることができた」と話していました。
スケート場を管理している飯島岱さんは「とても良い氷ができている。多くのみなさんに楽しんでもらいたい」と話していました。
夜間の利用者が少ないことから、今年は夜間の運営を中止していて、来年以降の運営については今後検討していくということです。
上古田スケート場は、平日は午前7時から7時40分まで、休日は午前7時から10時までで、2月5日までの予定です。 -
伊那スキーリゾート初のナイトイベント
伊那スキーリゾートで12月30日、初めてのナイトイベントが行われました。
午後6時、スキー場の照明がすべて消され、ゲレンデを20人のスキーヤーが松明を持って滑走しました。
伊那スキーリゾートでは、ナイター営業のPRとして初めてこのナイトイベントを企画し、松明の滑走を行いました。
スキーヤーは10分ほどかけてゆっくりと滑り下り、ゲレンデは幻想的な雰囲気に包まれていました。 -
大人の自覚胸に 長谷地区成人式
年明けとともに、上伊那各地で成人式が行われ、新成人が大人の仲間入りを果たしました。
1日には伊那市長谷地区の成人式が長谷公民館で行われ、小学校時代に残したタイムカプセルを全員で開封しました。
今年成人を迎えるのは19人で、この日はそのうち16人が出席しました。
タイムカプセルの中から、成人の自分に宛てた手紙や思い出の品が出てくると、新成人らは思い出話に花を咲かせていました。
式では、池上謙長谷公民館長が「大人になったのと同時に権利と義務が生まれる。これまで吸収してきた知識を、地元長谷のために役立ててもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して保科勇介さんは「無事成人を迎えられたことに感謝したい。自覚と責任ある行動をとり、広い視野を持つようにしたい」と挨拶しました。 -
常円寺で新年写経会
伊那市山寺の常円寺で6日、お経を書き写す新年写経会が開かれました。
写経会は、毎月1回常円寺で開かれているもので、年明け初めてとなった今日は、いつもより多いおよそ50人が集まりました。
写経は、経典を学ぶ修業の一環として行われているもので、集中力が養われたり、心の安定が図られると言われています。
参加者らは、お香と墨の香りが広がる室内で、姿勢を正してお経を書き写していました。
常円寺の角田泰隆住職は「日々の生活の中、無心になる機会を持つことで、心が清められると思う」と話していました。
常円寺では、月に1回写経会を開いているので興味がある人は、是非参加してほしいと話していました。 -
2012年の幕開け祝う
大晦日には、伊那市西箕輪のみはらしファームで新年を迎える、「スタートまつり」が行われ、集まった人達が、午前0時の合図ともに、2012年の幕開けを祝いました。
一年ぶりに行われたイベントには、およそ400人が集まり、午前0時の合図と共にクラッカーを鳴らし、新年の幕開けを祝いました。
イベントでは、恒例の宝投げの他、今年は初めて、イチゴの初せりが行われました。
特大のイチゴ30粒をつめたイチゴ3箱が用意され、3千円からスタートした値は、ご祝儀の意味合いも込め、2万円で競りおとされていました。 -
130人が初日の出拝む
元旦の早朝、箕輪町の萱野高原で初日の出を見るイベントが開かれました。
午前7時10分頃、山際から太陽が顔を出すと、全員で万歳をして喜んでいました。
これは、地元で初日の出を見ようと開かれているイベントで、今年は130人が参加しました。
この日は、地元の進学塾の中学3年生が初日の出を拝みに訪れ、手を合わせて合格を祈願していました。
参加した中学生は「きれいな初日の出を見ることができて良かった。受験生なので高校に合格できるよう祈願しました」と話していました。
会場ではイベントのスタッフから甘酒や餅が配られ、訪れた人たちが身体を温めていました。 -
新春初売りのイベント「お宝投げ」
伊那市の通り町の商店主などが企画する新春初売りのイベント「お宝投げ」が2日、いなっせ北側の広場で行われました。
朝8時半から始まった宝投げには、およそ500人が集まりました。
宝投げは、初売りのイベントとして、通り町やいなっせの商店主などでつくる初売り実行委員会が行っているもので、今年で6年目です。
2日は、商品券などが入ったお餅やお菓子など1400個が用意され、集まった人は宝を掴もうと手を伸ばしていました。
初売り実行委員会の松澤一男さんは「去年の悪い事を払しょくして、商店が賑わってくれればうれしい」と話していました。
会場では他に、こま回しのイベントが開かれました。
日本独楽回し普及協会会員の佐野博志さんが、コマの回し方や技などを集まった人達に教えていました。 -
肖像画家、三浦輝峰さん紺綬褒章 受章
全日本肖像美術協会理事長で伊那市出身の肖像画家、
三浦輝峰さんが紺綬褒章を受章しました。
25日に、紺綬褒章の伝達式が伊那市役所で開かれ、白鳥孝市長から賞状などが手渡されました。
三浦さんは、1991年、ハープ奏者の吉野直子さんが、伊那文化会館でコンサートを開いたときに吉野さんの肖像画を描きました。
その肖像画を去年、伊那市に寄贈したことにより、紺綬褒章を受章しました。
三浦さんは、「大変光栄なことです。作品を多くの人に見てもらえればうれしいです。」と話していました。
三浦さんが描いた100号の肖像画「ハープ奏者吉野直子」はいなっせ5階に展示されています。 -
木下駅前に山車「竜と観音菩薩」お目見え
箕輪町のJR飯田線木下駅前には木下山車飾保存会が作った、山車が飾られています。
飾られている山車のタイトルは「竜と観音菩薩」で来年の干支、竜にちなみ世の中の隆盛と観音に災厄から救ってもらいたいという願いが込められています。 -
年賀状の仕分け作業がピーク
年賀状の元旦の配達に向けて、日本郵便伊那支店では、仕分け作業がピークを迎えています。
28日は、職員とアルバイトおよそ40人が、伊那支店に運ばれてきた年賀状の仕分け作業に追われていました。
投かんが始まった今月15日から今日までに運ばれた年賀状の枚数はおよそ24万通で去年の同じ日の32万通と比べ8万通減っているということです。
また去年元旦に配達した年賀状はおよそ55万通だったということです。
伊那支店では今月24日から作業をはじめた35人のアルバイトも慣れるにしたがいスピードが上がっているということで、ピークがつづく年末までの戦力として期待しています。 -
2011年今年の重大ニュース(3)
今年あった重大ニュースを振り返ります。
<交通死亡事故多発>
伊那警察署管内では今年、交通死亡事故が多発しました。
今年1月から28日午後5時現在13件の交通死亡事故が発生していて去年1年間と比べて4件増となっています。
死亡事故が多発したことにより5月に安全運転意識を高める
信州伊那スマートドライバー活動が始まりました。
しかしその後も死亡事故は増え続け8月には伊那市で交通死亡事故多発非常事態宣言が発令されました。
非常事態宣言が発令されるのは平成11年11月以来12年ぶり2回目となります。
今年の伊那警察署管内の死亡事故件数は13件となり平成13年の13件に並ぶ発生数となっています。
<映画ほかいびと完成>
漂泊の俳人、井上井月を題材にした映画「ほかいびと 伊那の井月」が完成し、11月に伊那の旭座で上映されました。
旭座での上映は11月に8日間行われ、およそ3500人の入場者がありました。
映画「ほかいびと」は井月の愛好者でつくる井上井月顕彰会が制作、伊那市美篶出身の映像作家、北村皆雄さんが監督を務め、4年の歳月をかけて完成させました。
井月を舞踊家の田中みんさんが演じ、およそ250人の地元住民が出演しました。
伊那谷の自然と伝統行事を織り交ぜながら俳諧に生きた井月の半生がえがかれています。
映画は、好評で来年1月11日から伊那旭座での再上映も決まっています。
<信州型事業仕分け 伊那で開催>
信州型事業仕分けが9月に行われ、伊那会場では21事業が仕分けられました。
信州型事業仕分けは、事業の必要性を議論し、行政の効率化や国などとの役割分担を明確化するものです。
この事業仕分けでは、仕分け人の議論を聞いて判定をする県民判定人方式を都道府県では初めて導入しました。
仕分けの結果、役割分担見直しが、地域景育成事業の1事業、現行通り・拡充が7事業、要改善は13事業などとなっています。
県では、現在、仕分の対象となった事業について対応方針や来年度当初予算の要求状況を公開しています。
<なでしこジャパン佐々木監督 箕輪町で講演>
ワールドカップドイツ大会で、サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」を優勝に導いた、佐々木則夫監督が、箕輪町で講演しました。
佐々木監督は、2008年の北京オリンピックで女子サッカー史上最高の4位にチームを導き、去年のアジア大会では初優勝を果たしました。
3月に開かれた講演では、6月のワールドカップや2012年のロンドンオリンピックに向けてチームの目標を語りました。
<NECライティング問題 調停案12月議会に提出せず>
伊那市がNECライティングに補助金の返還を求め民事調停を申し立てている問題で、解決金を800万円とする調停案を市は12月議会に提出せず今後、議会などの考えを聞き判断することとしました。
伊那市は去年、工場を閉鎖したNECライティングに対し平成18年度から21年度にわたり、総額1億5千万円あまりの補助金を交付してきました。
市は工場閉鎖にともない、その返還を求める民事調停を申し立てていました。
調停案ではNECライティングが市に800万円の解決金を支払う義務を認めました。
これに対し市議会から金額が低すぎるなどの反対意見が出たことから市は、12月議会に調停案を提出しませんでした。
議会では年明けに議員懇談会を開きこの件に関して協議する考えです。
<伊那市東春近田原 農地再生へ>
伊那市田原の農家などでつくる田原集落農業振興センターは田原地区上段に広がる耕作放棄地の再生事業に取り組んでいます。
12月には農林水産省関東農政局の職員が視察に訪れました。
再生事業は2年計画でおよそ16ヘクタールを元の畑に戻そうと行われています。
地権者72人もこの計画に賛同していて事業費はおよそ1億5千万円、そのうち半分は国の補助で賄われます。
荒れた土地の整備は業者を使わず地元農家などが重機を動かし整備するほか木の伐採や、草刈りなども行います。
事業終了後は農事組合法人「田原」が畑づくりをすることになっています。
<有害鳥獣対策で 北沢峠にシカの罠設置>
南アルプス食害対策協議会は、高山植物が鹿による食害で深刻な影響を受けている、北沢峠大平山荘周辺で、鹿を捕獲するための罠を設置しました。
大平山荘周辺は標高2,000メートルで、この標高でのニホンジカの捕獲は全国でもあまり例がないという事です。
伊那市を含む南アルプスを擁する市町村や県などでつくる南アルプス食害対策協議会は、2008年度から植物の防護柵の設置を行ってきました。
しかし、防護柵だけでは植物を守りきれないとして、新たに、高山帯で捕獲を行う事にしました。
捕獲後に搬出しやすいよう、林道沿いに、くくり罠が、22基設置されました。