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雅秋園でぶどう狩り始まる
箕輪町福与の果樹園「雅秋園」で13日からぶどう狩りが始まり、開園を待ち望んでいた親子連れらで賑わっています。
雅秋園では、90アールの広さの敷地にナイヤガラやデラウエアー、コンコードなどが植えられていて、この3品種については一日中ぶどう狩りを楽しめます。
13日は、オープン初日ということもあり、午前中だけでおよそ100人が訪れました。
毎年訪れているという南箕輪村の子育てサークルの親子33人は、たわわに実ったぶどうをとって、実りの秋を満喫していました。
今年は、春先に花の開花が遅れたため、例年より5日ほどオープンが遅れたということですが、夏の気温が高く甘味が増し、粒も大きめということです。
雅秋園のぶどう狩りは、入場料大人500円、小学生250円となっていて、10月初旬まで楽しめるということです。 -
東日本大震災から半年 宮城県気仙沼市の現地報告
東日本大震災の発生から半年の11日、宮城県気仙沼市の現地報告が伊那市の伊那図書館で行われました。
8月に宮城県気仙沼市を訪れた伊那図書館の平賀研也館長ら2人が報告をしました。
平賀館長は、「気仙沼市の図書館は建物が被害を受け、安全な部屋だけで業務を行っている。本を仕分けして貸し出す余裕がなく、全国から送られてくる支援の本を断っているのが現状」と話しました。
図書館の再建はまだ先の話で、インターネット上に図書館が必要とするボランティアなどが掲載されていることを紹介していました。
また、気仙沼市出身で、伊那市在住の野溝清美さんが現地報告をしました。
野溝さんは気仙沼出身者を中心とした復興支援団体、リアス気仙沼で活動しています。
気仙沼は、がれきの撤去が進んでいますが、建物など何も無くなった場所は時が止まってしまったようだと話していました。
野溝さんは、「支援は先が長い。皆さんのお力を貸してほしい」と協力を呼び掛けていました。 -
愛嬌たっぷり パカパカ杯
ポニーレース、パカパカ杯が11日、箕輪町一の宮のパカパカ塾 馬場で開かれ、ユニークなレースが繰り広げられました。
動物との触れあいを通して、豊かな人間性を育てようと活動しているNPO法人伊那ハーレンバレーが毎年開いていてね今回が節目の10回目となります。
台風の影響で1週間遅くなりました。
レースには、約30頭のポニーが出走し、愛嬌たっぷりのレースが展開されていました。
パカパカ塾理事長の春日幸雄さんは、「触れて、乗って、ポニーと一緒になって、そのよさを体験してもらいたい」と話しています。 -
煙で合図 狼煙リレー
戦国時代に活用された、煙を使った通信手段「狼煙」のリレーが伊那市西春近などで10日に行われました。
午前9時、伊那市西春近にある「物見や城」と呼ばれる山で、地区住民などの手により狼煙が上げられました。
戦国時代、伊那谷では武田信玄が情報伝達のために狼煙を活用していました。
物見や城も信玄が使っていた狼煙場のひとつとされています。
狼煙リレーは、狼煙を復活させようと、また地域住民に物見や城を身近に感じてもらおうと、西春近自治協議会が行ったものです。
物見や城のほか、西春近北小と南小でも狼煙があげられました。
また同じ時間に中川村の陣場形からも狼煙が上げられ、参加者が確認していました。
狼煙は、当時と同じようにわらや杉を使ってあげられ、子ども達が煙を絶やさないよう木をくべていました。
参加した小学生は「昔の人は煙で合図を出していてすごい。とても大変だったと思う」と話していました。
西春近自治協議会の橋爪俊夫会長は「物見や城は狼煙場に使われていた歴史ある場所。こういったイベントを通じて地域がひとつになり、地域活性化に結びついていったらうれしい」と話していました。
西春近自治協議会では物見や城の活用のひとつとして、狼煙場の歴史が残る他地区とも協力しながら狼煙事業を続けていきたいとしています。 -
エコチル調査知って 秋のエコチルフェスティバル
環境が子どもの成長や発達に与える影響を調べるエコチル調査をより多くの人に知ってもらおうと、秋のエコチルフェスティバルが10日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
会場にはおよそ80人が集まり、エコチル調査の進捗状況などを聞きました。
エコチル調査は、生活環境物質や生活習慣が子どもの成長や病気とどのように関係しているかを調べるもので、今年1月31日にスタートしました。
伊那中央病院と駒ヶ根高原レディスクリニックが対象で、3年間にわたって出産予定の調査対象者を募り、子どもが13歳になるまで調査を続けます。
10日は、エコチル調査甲信サブユニットセンター長で信州大学医学部の野見山哲生教授が、進捗状況を報告しました。
上伊那地域で協力を求めるのは年間904人で、9月3日現在、妊婦373人が調査に同意しています。
野見山教授は、「エコチル調査は次世代への贈り物。成功させて、日本に、世界に調査結果を反映させたい」と話していました。 -
消防ウォークラリー
子どもたちが楽しみながら防災について学ぶ「消防ウォークラリー」が10日、伊那市のウエストスポーツパーク管理センターで行われました。
ウォークラリーは、消防署員の意見発表から採用されたイベントで、今回初めて行われました。
遊びながら消防活動を体験してもらい、子ども達に防災の意識を持ってもらおうというものです。
5人1チームで、この日は12チーム60人が参加しました。
AEDや炊き出し、消火器の使い方など、合計14ブースが設けられ、子ども達が楽しみながら防災について学んでいました。
このうちバケツリレーでは、子ども達が渡し方や並び方などより早く水を運ぶ方法を考えながら体験していました。
参加したある子どもは「とても楽しかった。この体験を役立てられるようにしたい」と話していました。
伊那消防署の武井修副署長は「みんな楽しみながら積極的に参加してくれた。この中から、災害が発生した時にリーダーになって動いてくれる人が育ったらうれしい」と話していました。 -
伊那弥生ヶ丘高校恒例の音楽会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校恒例の音楽会が9日、伊那文化会館で開かれました。
音楽会では、1年生から3年生までの19クラスが、早朝や放課後を利用して行ってきた練習の成果を披露していました。
音楽会はクラスマッチ方式で行われ、審査の結果、最優秀賞には「HOZHO」を歌った3年E組が選ばれました。 -
秋桜パッチワークキルトの会の作品展
秋桜パッチワークキルトの会の作品展が9日から、伊那文化会館で開かれています。
会場には、ベットカバーなどの大きな物からバックなどの小物まで、会員30人の作品およそ100点が並べられています。
作品展は、会員の発表の場にしようとおよそ4年ぶりに開かれました。
この日に合わせ2年前から制作に取り掛かったということで、大型の作品が多くならんでいます。
中でも、娘のプレゼントとして作ったこのベットカバーは、縦横2メートル以上あります。
秋桜パッチワークキルトの会の作品展は、11日日曜日まで伊那文化会館で開かれています。
期間中、午前11時から午後2時までは、生地や小物などの販売も行うということです。 -
竜南保園児がジャンボしゃぼん玉づくり
伊那市の竜南保育園の子どもたちは8日、大きなしゃぼん玉作りに挑戦しました。
8日は、竜南保育園の園児のほか、竜南子育て支援センターの子ども達もシャボン玉づくりに挑戦しました。
この大きなしゃぼん玉づくりを提案したのは、子どもが竜南保育園に通っている、角 美千代さんです。
大きなしゃぼん玉液は、水と洗濯のり、グリセリン、食器洗剤を混ぜて作ります。
直径30センチほどの輪も、角さんの手づくりです。
園児たちは、最初は苦労しているようでしたが、慣れてくると、次々に大きなしゃぼん玉を飛ばしていました。
年長の担任の原春美さんは、「子どもたちは、しゃぼん玉が大好きで、普通のしゃぼん玉でも遊んでいますが、大きなしゃぼん玉に、みんな大喜びです」と話していました。 -
社会福祉法人みおつくし会とアザレア法律事務所 社員の子育て応援宣言登録企業
伊那市御園でつくしんぼ保育園を運営する社会福祉法人みおつくし会と、西町に法律事務所を置くアザレア法律事務所は、県の制度「社員の子育て応援宣言」登録企業となりました。
5日は、つくしんぼ保育園で登録証の交付式があり、南信労政事務所の増田隆司事務所長から、つくしんぼ保育園の宮田克思園長に登録証が手渡されました。
社員の子育て応援宣言は、事業所が従業員の仕事と子育ての両立をサポートする取り組みを宣言するものです。
みおつくし会では、産休や育児休暇の取得を奨励する事などを宣言しています。
アザレア法律事務所は、子どもの学校行事に参加するための休暇制度を新たに設けました。
この制度の登録企業は、県内で123社、上伊那では12社となっています。 -
故中山秀幸さんの写真掲載の林道バス導入
山岳写真家、故中山秀幸さんの写真を掲載した伊那市営南アルプス林道バスの新車が導入されました。
7日は伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所に関係者が集まり新しいバスがお披露目されました。
新しいバスは、購入費がおよそ1千万円で29人乗りとなっています。
バスの後ろには伊那市美篶の山岳写真家で2年前に亡くなった中山秀幸さんが撮影した塩見岳の写真が掲載されています。
中山さんは南アルプスを中心に山の写真を撮影し、その中でも伊那市最高峰の塩見岳が特に気にいっていたということです。
写真は、縦61センチ、横137センチで秋の塩見岳を写したものです。
中山秀幸さんの奥さんの広美さんは、「夫のことを覚えていてくれたことを感謝します。この写真を見た人が塩見岳に登りたいと思ってくれればうれしいです。」と話していました。
林道バスは11月初めまで運行し、南アルプスは10月中頃に、紅葉が見ごろを迎えるということです -
「歩いてきた道の思い出」発刊
伊那市手良中坪の住民でつくる、中坪の歩み研究委員会は地区内80歳以上のお年寄りが人生を振り返っての証言をまとめた冊子「歩いてきた道の思い出」を発刊しました。
発刊は中坪の歩み研究委員会発足15周年記念事業としておこなわれたものです。
「歩いてきた道の思い出」は委員会が毎月発行している地域誌「中坪の歩み」に掲載されてきたお年寄りの証言をまとめたもので86人分が紹介されています。
中坪はおよそ170世帯、9つの常会があり各常会から委員を1名ずつ出し、取材から出版まで行っています。
委員会会長の高橋忠さんは、人生に戦争という厳しい時代をはさみ生きてきた人たちは様々なことを教えてくれると言います。
10年前「中坪の歩み」で自らの人生を綴った、三沢幸子さんです。
三沢さんは大正2年生まれの99歳。中坪で一番の高齢者です。
ひ孫2人を含む4世代で暮らす三沢さんは、足腰も丈夫で家族に大切にされ暮らしています。
三沢さんは20歳の時に中坪に嫁ぎ、蚕の品種改良などの仕事をしていたこと。
当時は盛んだった養蚕業が衰退していったこと。
夫が戦地から無事に戻り嬉しかったことなどを記しています。
委員会では中坪の歩みの発行をこれからも続け、地域の結びつきを深める一助にしていきたいとしています。
高橋さんは、一人一人の歴史の重みが現在の中坪の歴史を築いてきたと話しています。
中坪の歩み研究委員会による「歩いてきた道の思い出」は1冊500円で販売されています。 -
普通救命講習会
9月9日の救急の日を前に、箕輪消防署は普通救命講習会を4日、箕輪町文化センターで開きました。
講習会は、万が一の際に適切な対応がとれるよう、箕輪消防署が住民を対象に毎年この時期に開いているものです。
4日は、住民17人が参加し、心臓マッサージのやり方やAEDの使用法などを学びました。
指導にあたった署員は「緊急時は混乱してしまいがちだが、落ち着いてやることが大切です」などとアドバイスしていました。
参加したある女性は「仕事上年輩の方と接する機会が多いので、参加してよかった」と話していました。
箕輪消防署では、要望があれば地区行事や事業所などでも講習会を開くということです。 -
電話対応コンクール伊那・駒ヶ根地区大会
電話応対の技術を競う電話応対コンクール伊那・駒ヶ根地区大会が6日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれました。
コンクールには、上伊那の11の企業から41人が参加しました。
コンクールは日本電信電話ユーザ協会が、電話応対技術の向上を目的に毎年開いているものです。
競技は、使い捨てカイロを扱う会社に、購入した人から「カイロがあたっていた部分が赤くなった」というクレームが、メールで寄せられたという設定です。
今年は、クレームに対応しつつ、自社の製品を売り込む営業力も審査基準となりました。
競技の結果、伊那食品工業株式会社の野村静香さんが優勝しました。
上位4人は、10月5日に開かれる信越ブロック大会に出場することになっています。 -
箕輪町議会9月定例会 22の議案が提出
箕輪町議会9月定例会が6日開会し、副町長の定数を1人にする条例改正案など22の議案が提出されました。
平成19年4月の公務員制度改正により、箕輪町では副町長が2人体制でした。
しかし、9月30日で副町長の任期が終わることなどから、副町長を一人とする条例改正案が提出されました。
最終日の20日には、その1人を決める人事案件が提出される予定です。
他に、9億6千万円を追加する一般会計補正予算案が提出されました。
主なうちわけは、新しい保育園の土地購入費用などを含む保育園建設費に5億9,600万円。緊急雇用対策事業費に2,200万円となっています。
箕輪町9月定例会は12日と13日に一般質問、20日に委員長報告・採決が行われ閉会する予定です。 -
防犯ポスターの審査会
伊那防犯協会連合会は、今年度募集した防犯ポスターの審査会を6日、伊那警察署で開きました。
防犯ポスターの募集は、伊那警察署管内の小中学生の防犯意識を高めようと、伊那防犯協会連合会が毎年行っているものです。
今年度は、管内の小中学校23校から合わせて453作品が集まりました。
審査会では、関原敬泰署長をはじめ署員およそ10人と、伊那北高校で美術を教える三澤正博教諭が、構図や配色などを1点1点チェックしました。
関原署長は「子ども達の視点から犯罪について警鐘を鳴らす素晴らしい作品が多かった」と評価していました。
審査の結果、各学年ごと入選作品が決まり、上位の作品が長野県防犯協会連合会ポスター審査会に推薦されました。 -
梨の収穫本格化
箕輪町では、梨の収穫作業が本格化しています。
箕輪町中原の果樹農家北原次夫さんの果樹園では早生種「幸水」の収穫がはじまっています。
台風の影響で5日まで収穫が出来なかったということで、北原さんは朝から収穫作業にあたっていました。
北原さんは、中原の畑で幸水・豊水・南水の3種類の品種の梨を栽培しています。
収穫作業は10月まで続きます。
梨の収穫のピークに合わせ、箕輪町のJA箕輪果実選果場では選果作業が行われています。
選果場では、辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市の農家から運び込まれた梨の選果作業が8月の下旬から行われています。
作業は、一つ一つの梨を見て大きさなどから4つの等級に分けます。
選果された梨は機械を使って集められダンボールに箱詰めされていました。
今年は、天候不順でやや小振りということですが、例年並みの13トンの出荷を予定しています。
梨は中京方面や県内を中心に出荷されることになっています。 -
南アルプス 行方不明の女性 無事発見
5日の午前8時頃から行方不明になっていた南アルプス塩見岳のアルバイト従業員が今朝、無事に発見されました。
伊那警察署の発表によりますと行方がわからなくなっていたのは伊那市在住の大学院生、23才の女性です。
朝になり、県警のヘリの他、南アルプス北部山岳遭難救助隊などが捜索にあたりました。
警察によると女性は山荘から40分くらい下がった沢で見つかったということです。
女性は、山荘を10分位下った場所へ水汲みに出た後、足を滑らせ5メートルほど転落しました。 激しい雨や霧で方向がわからなくなり天候の回復をまって、 山荘へ戻る途中だったということです。
女性にケガはありませんでした。 -
高遠町で倒木 一時通行止めに
先週金曜日からの雨により、伊那市高遠町では、高遠城址公園に続く県道で、4日夜、木が倒れ道路が通行止めとなりました。
倒木があたのは、伊那市高遠町の高遠城址公園続く県道芝平高遠線です。
木が道を塞いだため、道路を管理する、伊那建設事務所では、4日午後8時から、この道を通行止めとしました。
現場では、5日、午前6時から、作業員5人が、倒れた木の撤去作業を行い午前10時40分に通行止めは解除されました。
長野地方気象台によりますと、2日金曜日の雨の降り始めから、今日、午後3時までに、伊那地域で49ミリの雨が降ったということです。
気象台では、雨のピークは越えたが、土砂災害が発生する恐れがあるので、引き続き注意してほしいと呼びかけています。 -
原発問題についての講演会
原発問題についての講演会が4日、箕輪町の松島コミュニティーセンターで開かれました。
講演会は、今月箕輪町で開かれる平和のための信州・戦争展の上伊那地区実行委員会が、プレ企画として開いたものです。
会場には、上伊那地域からおよそ150人が集まりました。
4日は、日本大学専任講師で、放射線防護学専門の野口邦和さんが「原発事故と放射線そして私たちの未来」をテーマに、講演しました。
野口さんは「大地の放射線量は半減するのに30年かかるというのは間違い。3年で半減する。被爆線量が体に与える影響は、少なければ少ないほど安全かつ安心といえる。この数年間の被爆線量をいかに少なく過ごすかが大切」と話しました。
実行委員会では、24日と25日の2日間、地域交流センターみのわで平和のための信州・戦争展を開く予定で、多くの来場を呼び掛けています。 -
東海吹奏楽コンクール
東海地区4県と長野県の大学生や一般が出場する「東海吹奏楽コンクール」が今日、伊那文化会館で開かれました。
コンクールは、全国大会の予選として、毎年開かれているもので、大学の部に6団体が、職場・一般の部に14団体が参加しました。
このうち、長野県代表として出場した信州大学は、課題曲と自由曲の2曲を披露しました。 -
宮田村出身の洋画家、平沢喜之助洋画展
宮田村出身の洋画家、平沢喜之助の洋画展が伊那市の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、人物や風景を題材にした油絵などを中心に45点が展示されています。
平沢喜之助は、大正8年1919年に宮田村に生まれ、現在の武蔵野美術大学の前身、帝国美術学校で学んだ後、東南アジアの各国を回るなどの経験を経て東京で画家として活躍しました。
作品は、キャンバスの表面に絵の具を厚く乗せて、筆やナイフ、指を使って描かれているのが特徴です。
会場には、油絵の他に、平沢喜之助が使っていたパレットや筆も展示されています。
平沢喜之助の洋画展は信州高遠美術館で10月5日まで開かれています。 -
実践的な防災訓練
伊那市は東日本大震災の状況を踏まえた実践的な防災訓練を4日、東春近を主会場に行いました。
訓練は、東海地震が発生し伊那市でも震度5強を観測したとの想定で行われました。
今年は、東春近地区を主会場に発災対応型訓練が行われました。
発災対応型訓練は、災害時には行政機関がすぐに駆け付けることができないことから、住民自らが考え地区内の資機材などを活用して救出や消火を行うというものです。
東春近車屋では自転車に乗っていた人が土砂に埋まったことを想定した訓練が行われました。
地区住民たちは、救出するには何が必要かを考え、現場近くのバケツやスコップなどを使って救出作業にあたっていました。
各地区での訓練を終えた地区住民は、消防団の指示にしたがって主会場の春富中学校へ歩いて避難しました。
春富中学校では、市の職員が住民のデータが入った被災者支援システムに避難してきた人の名前などを打ち込んでいました。
このシステムを活用することで誰がどこに避難しているといった情報をデータとして管理出来るということです。
会場の外では、炊き出し訓練やテント張りの実践などが行われた他、陸上自衛隊の放射能検査機の展示などもありました。
春富中学校で行われた訓練にはおよそ600人が参加し地域防災への理解を深めました。 -
中山重仁さんの水墨画・墨彩画展
伊那市西春近在住の中山重仁さんの水墨画・墨彩画展が、伊那市のみはらしの湯で開かれています。
会場には、中山さんが今年描いた近作を中心に26点が並べられています。
中山さんは、これまでに個展を27回開いていて、みはらしの湯では4回目になります。
平成9年に日本墨絵会会長の吉澤玉昌さんの指導を受け水墨画を始めました。
中山さんは「墨で表した濃淡の柔らかみと奥行きを感じてほしい」と話していました。
中山重仁さんの水墨画・墨彩画展は30日金曜日までみはらしの湯で開かれています。 -
21団体が熱響 伊那で太鼓まつり
上伊那地域の太鼓団体が一堂に集まる「熱響太鼓まつり」が3日、伊那スキーリゾートで開かれました。
太鼓まつりは、上伊那の太鼓チームの発表の場として、また交流の場として毎年開かれているものです。
この日は上伊那地域の太鼓チーム21団体が参加し、雨の中集まった人たちの前で演奏を披露していました。 -
農業振興とブランド作りについての講演会
農業振興とブランド作りについての講演会が今日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
講演会は、JA上伊那が他の地域の事例をヒントに、組合員に活気ある農業経営に取り組んでもらおうと開いたものです。
会場には、組合員およそ150人が集まりました。
講演会では、静岡県浜松市のJAみっかび元代表理事組合長の和田正美さんが、農業振興と創意工夫について話をしました。
和田さんは「組合長に就任し、特産品のキャッチコピーや、キャラクターをつくり住民の意識を高めた。農業を明るい雰囲気にして、皆で目的を共有することが大切」などと、取り組みを例にあげながら話しました。
他に「消費者に対し、常に新たなこだわりで夢を与え、形に見えない信頼を築きあげることで、商品のブランド力が保たれる」と話していました。 -
長藤健康増進施設 オープン
施設の老朽化で運営を休止していた伊那市高遠町長藤のリハビリテーション施設が改修され、新たに「長藤健康増進施設」として2日、オープンしました。
2日は、関係者およそ30人が集まり、施設のオープンを祝いました。
リハビリテーション施設は、平成11年に長藤診療所での水を使った治療を目的に整備され利用されてきましたが、施設の老朽化により今年4月から運営を休止していました。
しかし、利用者からの要望を受け、市が事業費およそ210万円をかけて改修しました。
施設には新たに、機能訓練室が設けられ、エアロバイクなどのトレーニング機器12台が設置されました。
白鳥孝伊那市長は「リハビリだけでなく健康増進に役立てられるよう、多くの人に利用してもらいたい」と話していました。
施設の利用料金は、プール室が小中学生と60歳以上の人で200円、それ以外の人は300円です。
機能訓練室は、100円となっています。 -
台風12号 3日夜から4日にかけ長野県に最接近
大型の台風12号は、3日の夜遅くから4日の早朝にかけて長野県に最接近する見込みです。
3日の伊那地域は、日中、時折日が差すなど台風による風雨の影響はほとんどありませんでした。
長野地方気象台によりますと、大型の台風12号は、午後6時現在岡山県上空にあり、長野県に最接近するのは3日の夜遅くから4日の早朝にかけてと予想されています。
3日午後6時から4日午後6時までの上伊那地域の予想降雨量は200ミリで、雨は4日の昼前まで降ると予想されています。
長野地方気象台では、雨が続き地盤が緩んでいる恐れがあるため、土砂災害に注意するよう呼びかけています。
また、降雨により河川の水位が上昇しているとして、伊那市では河川に近づかないよう呼びかけています。 -
第51回高遠高校文化祭「兜陵祭」
第51回高遠高校文化祭「兜陵祭」が3日から高遠高校で始まりました。
今年の第51回兜陵祭は「51からのStart 声をあらげて突っ走れ」をテーマに始まりました。
生徒玄関前には、生徒が撮影した写真およそ3千枚を使ったモザイクアートが展示されています。
この日は一般公開が行われ、訪れた人たちが校内を見て回っていました。
今年の兜陵祭では、東日本大震災や長野県北部地震に関するコーナーも設けられました。
このうち3年A組では、少しでも被災地の力になれればと、生徒が家庭から雑貨などを持ち寄りフリーマーケットを開きました。
フリーマーケットの収益は、支援金として被災地に送るということです。
高遠高校の文化祭「兜陵祭」は4日も一般公開が行われ、時間は午前11時から午後2時半までとなっています。 -
伊那市富県の有限会社いすゞ 「常和の命水」ペットボトル販売
伊那市富県の有限会社いすゞは、活性酸素の消去機能が高いといわれる「常和の命水」を2日から、ペットボトル販売します。
ペットボトルで販売されるのは、常和の命水2リットル入り250円と500ミリリットル入り120円の2種類です。
常和の命水は、インタ竏茶lット販売を中心に、10リットルの専用容器でこれまで販売をしていましたが、より多くの人に飲んでもらおうと、今回ペットボトルで販売することにしました。
いすゞ取締役社長の織井常和さんは、8年前に自宅の飲料水として使う為に深さ100メートルの井戸を掘りました。
その水をもらい飲んでいた近所の住民から「元気がでる」「風邪をひかなくなった」などといった声があがりました。
織井さんは、信州大学農学部などに地下水の調査を依頼したところ、「老化促進やがん化にかかわる活性酸素の消去機能が高いとおもわれる」という調査結果がでました。
常和の命水は、2日から伊那市観光協会の施設で販売されている他、9月中旬からは全国販売を予定しているということです。