-
シンポジウム「忘れまじ三六災害」
昭和36年に伊那谷を襲った「三六災害」についてのシンポジウム「忘れまじ三六災害」が21日、駒ヶ根市総合文化センターで開かれました。
シンポジウムは、三六災害からちょうど50年にあたる今年、その体験を伝承し、地域住民の防災力を向上させていこうと、NPO法人「天竜川ゆめ会議」が開きました。
シンポジウムでは、伊那市長谷、中川村四徳、大鹿村の大西山で起きた土砂崩落などについて、3人が体験談を話しました。
伊那市長谷の中山晶計総合支所長は、役場職員だった当時の体験談を話しました。
中山支所長は「災害の時に三峰川が氾濫して魚が堤防に打ち上げられた。それを拾いに行った職員が橋を渡ったところ、その直後に橋が落ちたと聞いた」と話していました。
中川村四徳出身の小松谷雄さんは、最も雨が降った6月27日の夜に見た光景について話しました。
小松さんは「山の上には居場所を合図する明りがいくつも見えた。四徳川を流れる大きな岩がぶつかりあう音で眠る事もできなかった。次の日外に出てみると、6・7畳ほどの大きな岩が蔵の下に落ちていて恐怖を感じた」と話していました。
大鹿村前村長の中川豊さんは、大西山が崩落していく様子について話しました。
中川さんは「大西山の崩落は、崩れると言うよりも真下に落ちていく感じだった。崩落の後、村の大きな水田の真ん中には大きな山ができていた」と話していました。
会場を訪れたある男性は「災害はひとごとではないということを感じた。災害対策について見つめ直してみたい」と話していました。
天竜川ゆめ会議の福澤浩代表理事は「三六災害であった体験談を絶やしてはいけない。天竜川流域は災害ととなりあっていることを学び、地域全体で防災力を高めていかなくてはいけない」と話していました。 -
中条盆栽・山野草クラブ 展示会
伊那市西箕輪の中条盆栽・山野草クラブの展示会が、21日から中条公民館で始まりました。
会場には会員15人の山野草や盆栽、およそ300点が並んでいます。
山野草では、袋状の花を付けるアツモリソウが毎年多く並びます。
地元、南アルプスや経ヶ岳産のものや北海道産のレブンアツモリなど、様々な種類が展示されています。
また盆栽は、春先の低温で葉の色づきが遅いものもあるということですが、推定樹齢が100年を超える松など、会員が丹精込めた作品が並んでいます。
会の白鳥昭平会長は「マニアの人から素人の人までいろんなお客さんが来てくれるのを楽しみに毎年精を出して育てている。ぜひ足を運んでもらいたい」と話していました。
中条盆栽・山野草クラブの展示会は22日まで伊那市西箕輪の中条公民館で開かれていて、時間は午前7時から午後4時までとなっています。 -
セーフコミュニティ認証取得へ 6月にプレ審査
安全なまちづくりに取り組む地域「セーフコミュニティ」の認証取得を目指す箕輪町は、12月の本審査を前に、6月にプレ審査を受けます。
20日の夜には箕輪町役場でセーフコミュニティ推進協議会が開かれ、委員およそ70人が出席しました。
協議会では、本審査を含めた今後の事業計画が示され6月のプレ審査について説明がありました。
6月7日から3日間の日程で行われ、WHOセーフコミュニティ認証センター公認の審査員から指導を受けることになっています。
本審査とほぼ同じ内容で実施される予定で、推進協議会に設置された6つの対策委員会がこれまでの活動報告を行うほか、審査員が町の安全活動を視察します。
またこの日は、各対策委員会からこれまでの経過報告がありました。
交通安全対策委員会は、事故の減少を目標に、危険箇所マップを作成していくことを報告しました。
また、くらしの安全対策委員会は、一人暮らしのお年寄りなどの救急時に的確な医療情報を入手するため、医療情報カードを入れたカプセルを冷蔵庫などにいれる取り組みを普及させたい考えを示しました。
推進協議会会長の平澤豊満町長は「認証取得に向け、委員全員で情報を共有しながら理解を深めていきたい」と話していました。 -
伊那まつり踊りインストラクター認定会
伊那まつり踊り振興会は、8月の祭りに向け、踊りのインストラクターとデモンストレーターの認定会を14日、伊那市役所で開きました。
伊那まつりの伊那粋踊りとドラゴン踊りのインストラクターは、毎年認定を受ける必要があります。
14日は、伊那粋踊りの認定会に9人が参加しました。
インストラクターの資格更新のため、わかりやすく指導ができるか、一人ずつ審査を受けました。
インストラクターは、踊りのオープンレッスンのほか、希望する踊り連や企業で踊りを指導します。
認定会は22日にも開かれる予定で、審査結果は22日以降に発表されるということです。 -
防犯活動に貢献11人と1団体表彰
伊那市や箕輪町、南箕輪村の防犯協会などでつくる、伊那防犯協会連合会は、16日、伊那市役所で定期総会を開き、功績のあった11人と1団体を表彰しました。
総会の中で、防犯活動に貢献した、個人や団体に表彰状が贈られました。
表彰されたのは、子どもの登下校時の安全などの見守りや、お祭りなどで防犯パトロールを行うなど住みよい地域づくりや、防犯活動に貢献した8人と、1団体です。
受賞者を代表して、美篶地区防犯協会の、上島誠さんは「地域が平和で安全、安心であるよう、今後も努力していきたい」と挨拶しました。
伊那警察署によりますと、管内での刑法犯の発生件数は、4月末の暫定値で189件と前の年と比べ、5件減少しています。
しかし、自転車盗や車上ねらいなど街頭犯罪は、増加傾向にあるという事です。
総会では、犯罪の起こりにくい地域づくりをめざし、声かけやパトロールなどを行い、犯罪防止の気運を高め行くこと等が確認されました。 -
信州伊那SMART DRIVER 発足
伊那交通安全協会による安全運転を広げる組織「信州伊那SMART DRIVER」が20日、発足しました。
20日は、発足にあたり伊那市のナイスロードで市中行進が行われ、関係者およそ150人が参加しました。
伊那交通安全協会による取り組み「信州伊那SMART DRIVER」は、▽家族を思う▽みんなを思う▽環境を思う の3つを意識コンセプトにしています。
安全運転の意識付けを図る事が狙いで、ドライバーはロゴマークのステッカーを張って運転します。
全国で交通事故による死亡者数が5年連続でもっとも多かった愛知県が、スマートドライバーの活動により死亡者数が減少したことから、全国的に注目されるようになりました。
高遠町と長谷地域を除く伊那市と箕輪町、南箕輪村在住の交通安全協会の会員で、活動内容に賛同する人なら誰でも加入することができます。
伊那交通安全協会では、「スマートドライバーの輪が広まるよう、広報活動を行っていきたい」と話していました。
信州伊那スマートドライバーの加入は、伊那警察署内の事務局で受け付けています。 -
シニア大学113人が入学
長野県シニア大学伊那学部の入学式が18日、伊那合同庁舎で行われました。
シニア大学には今年度113人が入学しています。
シニア大学は、高齢者の仲間づくりや、知識習得などの場として、財団法人長野県長寿社会開発センターが開いているものです。
式では、伊那保健福祉事務所長の寺井直樹学部長が「社会の高齢化が進むなか高齢者が地域の担い手となることが必要。大学で知識を習得し、社会の中で役立ててください。」と式辞を述べました。
入学生代表の関川重雄さんは「今までの経験を糧に仲間を大切にし志あらたに精進します。」とあいさつしました。
シニア大学では2年間にわたり、健康づくりや創作活動などが行われます。 -
箕輪町公民館大学・学級開講式
箕輪町公民館大学・学級合同開講式が19日、町文化センターで行われました。
今年度開講するのは5つの大学と学級です。
30代から80代までの受講生126人が開講式に出席しました。
今年度は、ふきはら大学院を卒業した人を対象にした「けやき学級」が新しく開講し、17人が入学しました。
式で箕輪町公民館の山口健雄館長は、「仲間との触れ合いを大切にして楽しい学校生活を送ってほしい」とあいさつしました。
受講生を代表して、ふきはら大学院3年の平松茂子さんは、「前向きに思い出作りをし、皆さんと一緒に頑張っていきたい」と抱負を述べました。
大学と学級では、それぞれ年間10回以上の講座を開く予定で、内容は受講生が計画するということです。 -
出水期に備え美和ダム管理演習
出水期に備えた全国一斉のダム管理演習に合わせ、伊那市長谷の美和ダム管理支所で19日、情報伝達などの管理演習が行われました。
演習は、大雨などで水量が増えた時に美和ダムから安全に放流できるよう毎年この時期に行われていて、この日は美和ダム管理支所などの職員20人が参加しました。
演習は、大雨によりダムへの流入量が増えたとの想定で行われました。
職員は、放流時の安全を確保するため、下流の市町村などに放流を知らせるファックスを送っていました。
また住民に放流を知らせるサイレンを鳴らし、ゲートを開けるシミュレーションも行われました。
職員は、ダムゲートの開閉など操作方法を確認していました。
このダム管理演習は20日も行われます。 -
伊澤修二生誕160年記念展「修二が見た亜米利加」
近代教育の開拓者とされている伊那市高遠町出身の伊澤修二が今年で生誕160年を迎えます。
これにあわせ、伊那市の創造館では、記念展「修二が見た亜米利加」が、20日から開かれます。
19日は、創造館で記念展のオープニングセレモニーが行われました。
セレモニーでは、高遠小学校の合唱団32人が、伊澤修二が曲作りに携わった「見渡せば」を歌い祝いました。
企画展では、伊澤修二が教育制度を調べるためにアメリカに留学していた様子が分かる資料などおよそ80点が展示されています。
他にも、アメリカや西洋の音楽に日本の歌詞を付け、唱歌とし広めたことなどが分かりやすく展示されています。
記念展「修二が見た亜米利加」は20日から7月31日まで、伊那市創造館で開かれます。 -
春の河川一斉パトロール
不法投棄などをなくそうと、伊那建設事務所などは19日、春の河川一斉パトロールを行いました。
河川一斉パトロールは、毎年春と秋の年2回行われています。
19日は、伊那建設事務所や、市町村の職員などおよそ30人が4班に分かれ、上伊那8市町村の主な河川を巡回し落ちているゴミを拾っていました。
このうち伊那市高遠町の藤沢川では、職員4人が生い茂った草の中から、ペットボトルなどの生活ゴミなどを拾い、作業が終わるころには袋がいっぱいになりました。
19日の作業で拾ったゴミの量は、およそ320キロだったということです。 -
シナノコザクラ見頃
伊那市長谷の南アルプスの林道沿いでは、県の絶滅危惧種に指定されているシナノコザクラが見ごろを迎えています。
シナノコザクラは石灰岩地帯に生生息する多年草で、長野県版のレットデータブックで絶滅危惧種に指定されています。
南アルプスの林道沿いでは紅紫色の花が可憐に咲いています。
花は例年よりも10日程遅いということで今年は5月いっぱい楽しめそうです。 -
伊那公園マレットゴルフ場再開へ
伊那市の中央区の住民でつくる、マレットゴルフ愛好家グループは、長年使われていなかった、伊那公園のマレットゴルフ場再開に向け、整備作業を行っています。
16日は、中央区マレットゴルフクラブのメンバーおよそ10人が整備作業をしていました。
伊那公園のマレットゴルフコースは、30年ほど前に作られましたが、長年利用する人が少なく、コースは荒れた状態だったという事です。
クラブでは、街中にあり、より多くの人にマレットゴルフを楽しんでもらおうと、今年の3月からコースの整備を進めてきました。
小田光博会長インタ
コースは全18ホールで、以前のコースを利用した他、メンバーが設計し新しく作ったコースもあります。
28日には、オープニングセレモニーが行なわれる予定で、再開後は、クラブのホームコースとして毎月例会など開き、利用していくという事です。 -
被災地での花火打ち上げ検討へ
第39回伊那まつりの、正副委員長事務局長会議が17日、伊那市役所で開かれ、東日本大震災の被災地での花火打ち上げを検討していくことが確認されました。
会議には、市民おどりや、おまつり広場など各委員会の委員長など、約60人が出席しました。
伊那まつりのなかで実施される大震災復興支援にかんする取り組みなどが報告されました。
このうち花火委員会から花火大会について、去年並みに実施するとの報告があったほか、被災者を励まそうと被災地での花火打ち上げが意見として出されました。
一方で、被災地での実施により、伊那での花火が小規模になりスポンサーが減少するのではないかという、心配の声もあがっていました。
会議では被災地での花火打ち上げについて、実施するかどうかをはじめ、打ち上げる自治体や、規模などを伊那まつり正副会長会で検討することが確認されました。
各委員会からは、ほかに義援金箱の設置や、被災者の祭りへの参加など、復興支援への取り組みのほか、サブテーマを「心をひとつに結がんばろう日本」とすることなどが報告されました。 -
毎月17日はい~な雑穀の日制定
雑穀の研究家や栽培農家などでつくる「い縲怩ネ雑穀ネットワーク」は17日、栄養価が高いとされている雑穀を多くの人達に広めようと毎月17日をい縲怩ネ雑穀の日と制定しました。
これは、毎月17日をい縲怩ネ雑穀に日として位置づけ、関心を持ってもらおうと制定したものです。
い縲怩ネ雑穀ネットワークは伊那地域アマランサス研究会やダッタンソバ協議会、JA上伊那、伊那商工会議所などで組織し、今年3月に発足しました。
17日は制定イベントが行われ、伊那市の竜西保育園の年長園児32人が参加し、富士塚スポーツ公園西側にある30アールの畑に、アマランサスの種蒔きをしました。
園児たちは、メンバーから説明を聞いた後、種を手のひらにのせて間隔をとりながら播いていました。
播いたアマランサスは、今年10月に収穫を予定しています。
アマランサスをはじめとする雑穀は、タンパク質や鉄分、カルシウムなどを多く含み栄養価が高いとされています
17日は市内21の保育園のうち17園で、モチキビや黒米などの雑穀入のおにぎりがおやつで出されました。
い縲怩ネ雑穀ネットワークでは、雑穀に関心を持ってもらうだけでなく、雑穀をたべる日としても推進していきたいとしています。 -
ルネッサンス西町の会が被災地に39万寄付
伊那市西町の商店主などでつくるルネッサンス西町の会は、大震災の被災地支援として、12日夜、39万円を伊那市に寄付しました。
12日夜は、ルネッサンス西町の会の総会が西町公民館で開かれ、総会にあわせて寄付が行われました。
西町の会の田中和宣(かずのり)副会長から、伊那市の職員に39万円が渡されました。
ルネッサンス西町の会は、毎年、春日公園で、花見イベント伊那谷新酒まつりを行なっています。
ボンボリの協賛金を集めている最中に、東日本大震災が発生し、イベントを中止しました。
協賛企業と相談し、ボンボリにはスポンサー名をのせずに飾り付けを行い、協賛金を義援金にすることにしました。
西町の会の向山 等会長は、「大変な震災で、自粛ムードが漂う中、協賛金を義援金にとお願いしたところ多くの協力を頂いた」と話していました。
伊那市の職員は、「貴重なお金を頂きありがたい」と話していました。
伊那市によると、11日現在、3100件、約5500万円の義援金がよせれられているということです。 -
恩徳寺でクロユリとシャクナゲが見ごろ
南箕輪村の恩徳寺でクロユリとシャクナゲが見ごろを迎えています。
恩徳寺には、およそ200本のクロユリがあり現在見ごろです。
今年は天候なども影響し、花が咲かないものもあるということですが、境内では釣鐘の形をしたクロユリ独特の花を見ることができます。
また、シャクナゲもピンクと白の花を咲かせ見ごろを迎えています。 -
伊那ビデオクラブ 8作品入賞
NHKビデオ作品コンクールで、伊那市などの愛好家でつくる、伊那ビデオクラブの会員が制作した、8作品が入賞しました。
16日は、伊那ビデオクラブの飯島尚美会長ら、メンバー5人が市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に入賞の報告をしました。
今回のNHK長野ビデオクラブ 作品コンクールには、27作品の応募がありました
審査の結果、11作品が入賞し、そのうち、伊那ビデオクラブの会員の作品が8作品を占めました。
このうち、優秀賞には、伊那市出身で池田町在住の河野恆(ひさし)さんの「冬の陽」が選ばれました。
河野さんは「春を待つ、冬の風景の光にスポットを当て制作した。光と影のつくる幻想的な風景を見てほしい」と話していました。
飯島会長は、「毎月例会などを開き、撮影や編集の技術を勉強して研鑚をつんできた結果。大変うれしい」と話していました。
伊那ビデオクラブでは、今年度、伊那市地域づくり活動支援金事業として、「伊那市の歌」と「伊那市の史跡」をクラブ員が共同で映像化する取り組みをしています。
飯島会長は「これまで研いた、個々の力を集結し、この2作品に全力で取り組みたい」と話していました。 -
利用促進へ夏休み子ども定期券
伊那市内で運行する路線バスやデマンドタクシー、循環タクシーは、夏休み中の小中学生を対象に、子ども定期券を販売します。
16日、市役所で開かれた、伊那市地域公共交通協議会の中で計画案が示され、承認されました。
子ども定期券の価格は、小学生が500円、中学生が1000円で、7月中旬から8月中旬までの夏休みの間、市内を走る路線バスやデマンドタクシー、循環タクシーが乗り放題となります。
市内を走る路線バスの運賃は、定額のものと、乗車距離により変わる2種類があり、どちらも子ども定期券で乗車する事ができます。
乗車距離により運賃が変わる高遠線の運賃は、高遠駅から伊那市駅までの片道が、小学生が260円、中学生が510円で、子ども定期券は、割安な料金設定となっています。
交通協議会では、子ども定期券の発行により、子ども達はもちろん、家族を含めた利用促進にもつなげたいとしています。
会議では、バス・タクシーの昨年度の輸送実績も報告されました。
新しく増えたバス路線を含めた13路線の昨年度の利用は、12万4千220人と前の年度と比較して、5千7百人あまり増加しています。
しかし、増えた路線を除いた12路線の実績は10万8千5人で前の年度と比べ1万476人減少しています。
路線別では、13路線のうち、9路線が、前の年度と比べ利用者が減少していて、1便あたりの乗車人数がもっとも減少したのは、市街地循環バス「イーナちゃんバス」の、マイナス2.1人。年間では、7千758人の減少となっています。 -
ファッションショー SWITCH
伊那市を中心に南信地域の洋服店や美容室などでつくる団体「SWITCH」はファッションショーを15日、伊那市の信州INAセミナーハウスで行いました。
ファッションショーは、南信地域の独自の流行を発信しようと去年から行われているものです。
一般市民がモデルを務め、ポーズを決めていました。
ファッションショーでは、美容室9店と洋服店3店が、それぞれ6つのチームをつくり、店で販売している洋服を使って独自のスタイルをつくりあげました。
60年代風のレトロなファッションや、80年代風のポップなファッションをテーマにしたものなど様々です。
会場には、ヘアアレンジ体験やネイル体験のコーナーも設置されました。
関係者は「すべての世代の人が、毎日楽しく過ごせるきっかけづくりをしていきたい」と話していました。
SWITCHでは、今回の売り上げの利益を全て、東日本大震災の被災地に義援金としておくるということです。 -
ドライバーに安全運転呼び掛け
春の交通安全運動期間に合わせ、南箕輪村交通安全協会などは16日、啓発活動をしました。
通勤時間帯の午前7時、村内の春日街道で、南箕輪村交通安全協会や伊那警察署の署員など、およそ50人が、道行くドライバーに交通事故防止を呼び掛けました。
近くの駐車場には、指導所が設けられ、車が止まると、「安全運転を心がけてください」と呼び掛けながらチラシやティッシュなどを配っていました。
今回の運動では「子供と高齢者の交通事故防止」が運動の重点に挙げられています。
長野県は、先月、交通死亡事故多発非常事態宣言を発令しています。
昨日までに、伊那署管内の人身事故発生件数は199件で、このうち死亡事故は、5件となっていす。
また、65歳以上の高齢者の関わった事故は79件で全体の約4割りを占めています。 -
出水期を前に水防訓練
出水期を前に、箕輪町で15日、消防団が水防訓練を行いました。
水防訓練は川の増水など、万が一に備えようと上伊那北部消防連絡協議会が行ったものです。
訓練には、辰野町、箕輪町、南箕輪村の消防団153人が参加し、水防の基本的な工法を伊那建設事務所の職員から教わりました。
団員らは基礎となるロープの結び方や土のうの積み方などを学んだ後、小隊ごとに分かれ3つの工法を学びました。
このうち、堤防を浸水から守るシート張りでは、縦横7メートル程の広さのビニールシートに、骨組みとなる竹や、流れないようにする土のうなどを括りつけていました。
上伊那北部消防連絡協議会は「水防活動では、状況にあわせて迅速に行動することが重要。実際の災害で役立つよう訓練を重ねていきたい。」と話していました。 -
信州みのわ山野草クラブ 春の山野草展
信州みのわ山野草クラブの春の山野草展が14日から箕輪町の木下公民館で始まりました。
会場には会員が丹精込めた山野草、およそ230鉢が並んでいます。
信州みのわ山野草クラブは、箕輪町の会員を中心に、18人が所属しています。
様々な種類の山野草を一緒に植え、箱庭のような鉢を作る「寄せ植え」が多いのが特徴です。
今年は春先に気温が上がらなかったため、花の咲く時期が1週間ほど遅れましたが、例年、この時期には花が終わっているエビネやウツギ、ホウチャクソウがちょうど見頃となっています。
信州みのわ山野草クラブの春の山野草展は15日まで木下公民館で開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
被災者支援ミュージックキャラバン「ふれ愛コンサート」
東日本大震災の被災者支援のため全国縦断コンサートを開いているNPO法人国境なき楽団が14日、伊那市の市役所前広場でミュージックキャラバン「ふれ愛コンサート」を開きました。
コンサートには、歌手で国境なき楽団キャラバンチームリーダーの庄野真代さん、伊那市出身のクラリネット奏者橋爪恵一さんをはじめ、地元から東部中学校吹奏楽部、伊那市民吹奏楽団などが出演しました。
国境なき楽団は、ステージトラックで、東京を拠点に児童養護施設や老人ホームなどを訪問してコンサートをしています。
東日本大震災以後、このトラックで被災地に救援物資を届けていましたが、4月からは全国縦断コンサートを行い、それぞれの会場で義援金や被災地の吹奏楽連盟に届ける楽器、被災者へのメッセージを集めています。
コンサートに訪れた人たちは、演奏を聞いたり、被災者へのメッセージを書いたりしていました。
楽器の寄付コーナーには、ホルンやギターなど市民から楽器が寄せられていました。
キャラバンは23日から4日間、宮城県と岩手県を訪問してふれ愛コンサートを開き、楽器とメッセージを届けるということです。 -
ルビコン 敷地の黄桜見頃
伊那市西箕輪のルビコン株式会社の敷地内にある公園の黄色い桜と八重桜が見頃となっています。
本社の前にある公園は、2008年に整備されたもので、黄色い桜と八重桜、あわせて80本ほどが植えられています。
ルビコンでは、「桜の後は、シャクヤクやツツジ、アジサイなど様々な花が楽しめる。公園はいつでも開放しているので、気軽に立ち寄って欲しい」と話しています。
公園内の桜は、20日頃まで楽しめそうだということです。 -
松本市の会社員追分努さん夫妻と飼っている犬2匹が新山小で交流
家庭犬インストラクターの資格を持つ松本市の会社員追分努さん夫妻と飼っている犬2匹が13日、伊那市の新山小学校を訪れ、子ども達と交流しました。
家庭犬インストラクターは、ボランティアで施設の訪問やしつけ教室を開くことができる資格です。
13日は、追分さん夫妻が犬との接し方についての話しをしたり、飼い犬2匹が芸を披露したりしました。
新山小では、数年ほど前から学校で猫を飼っています。
猫の名前はタマで、去年の12月、長野放送のわが家のアイドルにタマが出た際、その放送を見た追分さん夫妻が新山小のことを知り、今回の交流が実現しました。
追分さん夫妻は、飼い犬2匹を連れて月に2回ほど県内の老人ホームなどを訪問しています。
児童らは、2匹の芸を、身を乗り出して見ていました。 -
イベントチーム 笑龍が防災考える
伊那市のイベント企画チーム「笑龍」は、東日本大震災を受けて、震災についての備えや、自分達に何ができるか考えようと、12日夜、勉強会を開きました。
12日夜は、笑龍のメンバーや一般など12人が参加しました。
笑龍は、イベントを企画し、地域を元気にしようと活動しているグループです。
3月11日の東日本大震災を受けて、今年は、防災・ボランティアをテーマに活動する事を決めました。
勉強会初回の12日は、伊那市の危機管理課防災係の小牧学さんを講師に招きました。
小牧さんは、互いに手をつなぎ合って気持ちを送りあうというネイチャーゲームを紹介し、参加者が挑戦しました。
小牧さんによると、「手をつなぐというのは、知り合い同士でも普段は恥ずかしいものだが、災害時には、まったく知らない人と手をとりあう必要が出てくる。手をすんなりとつなげることは、意識が高い証拠」と話しました。
また、会のメンバーから、事前に出されていた、災害についての質問に答えました。
美和ダムが決壊したらどうなるのかという質問には、「実は、災害に関する市役所に問い合わせで最も多いのが、美和ダムについての質問。美和ダムはマグニチュード7.8までは耐えられると聞いている」と答えていました。
勉強会では、伊那市の防災マップを見て危険箇所を確認したり、情報の入手の仕方などを確認していました。
笑龍では、今後、防災について学んだり、キャンプなどを通してサバイバル技術を学び、ある程度の技術が身についてから、被災地でボランティア活動を行なうとしています。 -
県道西伊那線通行止め解除に
このところの雨で伊那市美篶の県道西伊那線で法面の崩落の危険性が高まったため、伊那建設事務所は、300メートル区間を11日夜から通行止めにしました。
12日、午後4時15分に通行止めは解除となりました。
伊那建設事務所によりますと、通行止めになったのは、伊那市美篶の県道西伊那線の約300メートル区間です。
雨が続き、県道北側の法面の崩落が懸念されたため、昨夜9時に通行止めにしました。
道路に面した住宅2世帯、4人が自主避難しました。
12日は、朝から倒木の恐れがある立木を除去する作業を行いました。
土砂崩落の危険があるのは、県道北側の最大斜度60度の法面で、県道に沿って30メートル、高さは、3メートルの範囲です。
立木の除去にあわせて、柵の補強も行い、雨も小康状態になったことから、今日の午後4時15分に通行止めは解除されました。
今回の雨で、伊那市高遠町の山田河原駐車場が一部浸水したほか、南アルプス林道バスは、12日朝から運休しました。
安全確保のため、林道をパトロールし、13日の朝に運行を再開するか判断するということです。
長野地方気象台によりますと、雨は、いったん小康状態となっていて、13日未明に寒冷前線の通過により一雨ありますが、その後は回復に向かい日中は、晴れ間ものぞくということです。 -
子供美容師体験イベント
箕輪町の美容室で、8日、子供たちが、カットやパーマ等美容師の仕事を体験するイベントが開かれました。
イベントは、上伊那で美容室5店舗を経営する、松島美容室が、子ども達の連休中の思い出作りと、地域から元気を発信していこうと企画しました。
会場となった箕輪町の店舗には、幼児から小学生およそ120人訪れました。
松島美容室代表取締役の関重春さんは「美容師の仕事を通して子ども達に夢と元気をあたえたい」と話していました。
子供達は、美容師に教わりながら、カットやパーマ、シャンプーなど美容師の仕事を体験したり、ヘアーアレンジやネイルアートなどのサービスを受けたりしていました。
このうち、マッサージコーナーでは、マッサージのやり方を教わった子供たちが、保護者の肩や腕などを叩いたり、さすったりしていました。
ある母親は、「今日は母の日。思い出に残るプレゼントになりました」と話していました -
入園者数、去年と比べ7万人減
伊那市は11日、今シーズンのさくら祭り期間中の高遠城址公園の入園者数を発表しました。
有料入園者数は15万2,000人で去年と比べ7万6,000人の減となっています。
今シーズンの高遠城址公園のさくら祭りは、4月1日から27日までの27日間で伊那市民を含めた総入園者数は16万5,201人でした。
有料入園者数は、15万2,850人で去年の22万9741人と比べ、7万6,891人の減となっています。
内訳は、大人の団体客が4万4,399人で去年の9万7,309人と比べ、5万2,910人の減。
個人客が、10万5,446人で去年の12万8,476人と比べ、2万3,030人の減となっています。
有料入園が始まったのが、昭和58年でその年が、13万4,000人。
昭和60年が14万7,000人で、今年は有料入園が始まって以来、3番目に少ない入園者数となっています。
一方、無料で入園できる伊那市民の入園者数は、1万2,351人で、去年の1万9,752人と比べ7,401人の減となっています。
伊那市では東日本大震災による自粛ムードのほか、咲き始めが去年と比べ遅かったことなどが入園者数の減少につながったと分析しています。
またレンタルの発電機が被災地優先だったため、夜間のライトアップができなかったことが、市民の入場の減少につながったと話しています。