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竹沢長衛さん展示コーナー開設
南アルプスの開拓者、故竹沢長衛さんの遺品や写真などの展示コーナーが、伊那市長谷の宿泊施設仙流荘に開設された。
28日、伊那市の白鳥孝副市長や竹沢さんの親族らがテープカットをした。
竹沢長衛さんは、明治22年に今の伊那市長谷に生まれ、南アルプスの仙丈ケ岳を一般の人が親しんで登れるようにと登山道や山小屋を作り、昭和33(1958)年に69歳で亡くなった。
展示コーナーは、その功績を後世へ伝えていきたいと伊那市が設置した。
展示品は、長衛さんが愛用していたスキーや山小屋「長衛荘」の主を示す札、実際に使用していたザックなど、長衛さんの息子や伊那市が所蔵している遺品13点と、初公開のものを含む写真6点。
長衛さんの4女、五十嵐睦子さんは、「4歳ごろから背負子にぶら下がって山に連れて行ってもらった。山小屋の仕事は、怒られながら覚えていった記憶がある」と思い出を話した。
この展示コーナーは、仙流荘の営業時間内に見学することができ、展示品の入れ替えも行っていく予定。
また、長衛さんを偲び毎年7月に開かれる長衛祭が去年50周年を迎えた記念に冊子が作られた。
長衛祭実行委員会が制作したもので、長衛さんについて、長衛祭の歩み、関係者の寄稿などが載っている。
冊子は1部1500円。29日からは仙流荘で、30日からは長谷総合支所で扱い、販売冊数は500部。 -
伊那部宿を考える会総会
旧伊那街道の宿場跡という特性を生かした地域づくりを進める伊那部宿を考える会の総会が26日、伊那市のいなっせで開かれた。
会員約50人が出席し、今年度の事業計画を決めたほか、役員改選をした。
役員改選では新しい会長に矢澤巧さんが選ばれた。
会長就任にあたり矢澤さんは、「会の活動はこれからが正念場。発足から15年間支えてくれた人たちの恩に報いたい」とあいさつした。
また15年間にわたり会長を務めた田中三郎さんは名誉会長となっている。
伊那部宿は伊那市唯一の宿場跡で、通りの長さはおよそ300メートルある。
所々に往時を偲ぶ町並みが残っているほか、明治時代に入り、最初に郵便局が置かれた場所でもある。
伊那部宿の象徴的な建物となっている旧井澤家住宅は、代々伝わる造り酒屋を改修したもので、考える会の活動の拠点となっている。
会では、伊那部宿に関する調査研究をさらに進め、魅力ある地域づくりをすすめていきたい竏窒ニしている。 -
ごみ処理施設 健康問題を医学的に考えるシンポ開催へ
上伊那広域連合は新ごみ中間処理施設について住民が健康問題に不安を感じているとして、この問題について医学的な面から考えようとシンポジウムを計画している。
これは26日夜、伊那市の桜井研修センターで開いた懇談会で報告された。
懇談会には住民約50人が出席し、市や広域連合との質疑応答が行われた。
住民から、「愛知県のごみ焼却場の近くの住民はガンで亡くなった人が多いと聞いた」との問いに対し、市は、「該当する施設を運営する自治体、また地元協議会からの調査の結果、そのような事実は無かった。もし事実ならデータで示してもらいたい」と答えていた。
また広域連合は、住民が不安を感じている健康問題について、医学的な面から考えようと、5月31日に専門家を交えたシンポジウムを計画していることを報告した。
桜井区では、今回の懇談会で施設に関する勉強会は一つの区切りがついたとして、今後は市が同意を得たいとしている環境アセスメントを実施するための賛否をどのように決めるかを検討することにしている。 -
上伊那地区メーデー
上伊那地区メーデーが26日、伊那市で開かれ、参加者がデモ行進で公正な社会の実現を訴えた。
労働者の祭典メーデーには連合系のおよそ70単組、1400人が参加した。
参加者は「ゆとり、豊かさ、公正な社会の実現」などと書かれた横断幕やプラカードを手に市内をデモ行進した。
また、景気悪化で労働者の生活や雇用環境が悪化しているとして、雇用の創出やセーフィティーネット強化にかかる政策実現などのメーデー宣言を採択した。
また、格差社会の是正や労働者派遣法の見直し、地球環境に優しい循環型社会の実現などを訴えていた。
連合系の団体では労働者の解雇や雇い止めなどにより、職を失った人たちの自立支援のためカンパに取り組んでいて、今後さらに支援の輪を広げていきたい竏窒ニしている。 -
箕輪町消防団春季訓練
箕輪町消防団の春季訓練が26日、箕輪町民体育館で行われた。
団員195人が参加して、小隊ごとに隊形や方向転換などの規律訓練をした。
箕輪町消防団は今年度、32人の新入団員が加わり、団員は全部で450人となった。
春季訓練は、新メンバーを交えて初めての合同訓練のため、基本的な動作を細かく確認していく。
団員らは真剣な表情で訓練に臨んでいた。
平澤久一団長は、「地域住民の安全を守れるよう基本を大事にしっかり訓練していきたい」と話していた。 -
萱野高原開き
箕輪町の萱野高原の山開きが26日行われ、小雨の降る悪天候にも関わらず、親子連れなど300人で賑わった。
標高1200mに位置する萱野高原は、箕輪町や伊那市、南箕輪村などが一望でき、毎年1万人ほどが訪れる。
山開きには、町関係者などが出席し今シーズンの無事を祈る神事をした。
箕輪町観光協会会長の平澤豊満町長は、「地元の皆さんの整備のおかげで年々きれいになっている。安らぎを感じる高原として県外の人にも来て頂きたい」と話していた。
また山開きを祝うイベントとして、地元福与区と三日町区でつくる萱野高原活性化委員会が豚汁の無料サービスをした。
町内の小学生でつくる「みのわ太鼓ジュニア」による太鼓の演奏も行われた。
萱野高原では、春はミズバショウや山野草、秋は紅葉と、展望に加え植物や自然が10月いっぱいまで楽しめるという。 -
豚インフルエンザ相談窓口設置
豚インフルエンザがメキシコやアメリカで人に感染していることから、県では県内11カ所に電話による相談窓口を設置した。
このうち伊那保健福祉事務所も27日から窓口を設置し、保健師が対応にあたっている。
27日午後4時現在、管内からの相談はなかったという。
県では現時点で豚インフルエンザの日本国内での感染は確認されていないとして、冷静な対応をするよう呼びかけている。
伊那保健福祉事務所の相談窓口の電話番号は76竏・837で、時間は午前9時から午後7時まで。祝日の29日も同じ時間帯で相談に応じる。 -
シベリア抑留慰霊祭
第二次世界大戦後、シベリアに連行され抑留中に亡くなった人たちの慰霊祭が21日、抑留経験者や、その遺族など50人が出席して伊那市の春日公園にある慰霊碑の前で行われた。
実行委員長の北原和人さんは、「2度と同じ悲劇を繰り返さないよう事実を後世に伝えていかなければならない」と追悼の言葉を述べた。
第二次世界大戦後、約60万人の日本人がシベリアに抑留され、長野県内では2万人、そのうち2千人ほどが強制労働を強いられる中で亡くなった。
慰霊祭では、抑留者が故郷を思い作った「異国の丘」を全員で合唱し、慰霊碑に花を手向け、亡くなった人達の冥福を祈っていた。 -
ザ・シワクチャーズ伊那 韓国へ
60歳以上の女声合唱団ザ・シワクチャーズ伊那は来月、韓国を訪問し南原春香合唱団と交流する。
ザ・シワクチャーズ代表の北澤理光さんら3人が23日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男伊那市長に出発のあいさつをした。
ザ・シワクチャーズ伊那は、伊那市の名誉市民で作曲家の故・高木東六さんの遺志を継いでいこうと結成した。
昨年、伊那市の女性団体が韓国を訪問したことをきっかけに、今回合唱団同士が交流することになった。
韓国へは、団員など30人が訪問する予定。
ザ・シワクチャーズ伊那は、高木東六さんが朝鮮半島の古典的純愛物語「春香伝」を基に作曲したオペラ「春香」の中から一曲を披露するという。
北沢さんは、「民間交流の中でつながりをつくり来年は伊那市に招待をしたい」と話していた。
一行は、5月1日に日本を出発し、2日に交流することになっている。
小坂市長も30日から南原に招待されていて、合唱団の交流に参加する予定。 -
美篶上原区でごみ処理施設についての学習会
新しいごみ処理施設の建設候補地、伊那市富県の桜井天伯付近に隣接する、美篶上原区で24日夜、新しいごみ処理施設について学ぶ学習会があった。約50人が集まり、上伊那広域連合や伊那市の職員から、ごみ処理施設の現状や、環境アセスメントについて、説明を受けた。
学習会は今回初めて上原区が企画したもの。隣接区という立場から、区民の中には不安の声もあるため、知識を学び、正しい判断してもらおうと考えた。
学習会では、上伊那広域連合の職員が「新しい施設から出る排ガス中のダイオキシンは、通常の空気に含まれているダイオキシンより少ない」などと説明。
住民からは、環境アセスメントについて「アセスで影響が避けられないという結果が出れば、計画の見直しもあるのか」といった質問が出た。
これに対し、広域連合は「アセスの結果、どうしても影響が出てしまうということになれば、事業計画そのものを見直す」と、説明した。
上原区では、住民の要望があれば今後もこうした学習会を開くほか、区民に対し、先進地視察への参加を、呼び掛けていく。 -
いなっせで崇嶺会の刻字展
伊那市内在住のメンバーでつくる崇嶺会(宮沢梅径代表)による刻字展が26日まで、伊那市のいなっせ2階の展示ギャラリーで開かれている。鳥をテーマにした作品や自由作品など約80点が、訪れた人の目を楽しませている。
展示会は毎年この時期に開かれているもので、今年で29回目。会場には、多くの人達が訪れ、さまざまな作品の前で足を止め、見入っていた。
宮澤さんは「どれも力作ぞろい。この機会に刻字の魅力を感じて欲しい」と来場を呼びかけていた。
刻字展は26日(日)までいなっせ2階の展示ギャラリーで開かれている。 -
山岳シーズンを前に南アルプス林道バス 運行開始
山岳観光シーズンの本番を前に25日、南アルプス林道バスの運行が始まった。伊那市長谷の林道バス営業所で出発式が行われ、シーズン中の安全を祈願した。
出発式では、小坂樫男市長は「今年もこの素晴らしい大自然を多くのみなさんに楽しんでいただきたい」とあいさつした。
初日のこの日は、仙流荘を8時5分に出発する始発に、1人が乗車した。
バスは出発点の戸台口から仙流荘停留所などを経由し、標高1680メートルの歌宿まで運行する。6月15日以降は、標高2032メートルの山梨県境、北沢峠まで運行する。
林道バスは1980年の運行開始以来、30年間、無事故を継続しており、昨年は期間中、約4万3千人が利用した。
料金は、仙流荘から歌宿までが800円(子どもは半額)。
南アルプス林道バスは、11月中旬まで運行する予定。
またバスの運行に合わせて北沢峠にある長衛荘も、営業を開始している。 -
高齢者叙勲を受賞した加藤さんを祝う祝賀会
長年、地域の教育を支えたとして高齢者叙勲、瑞宝双光賞を受賞した加藤千代人さん(88)=南箕輪村塩ノ井=を祝う祝賀会が25日、南箕輪村の大芝荘で開かれ、関係者約20人が受賞を祝った。
加藤さんは現在88歳。上伊那の小中学校で40年間教師を務めた。教職を退いた後は、村の教育長や公民館長などを歴任。地域の教育を長きにわたって支えてきたことが評価され、88歳以上で、功績のあった人に贈られる高齢者叙勲を受賞した。
唐木一直村長は「長年の功績と、教育への熱意は表彰されて当然のもの」と祝辞を述べた。
加藤さんは「叙勲を受けるだけの功績を残したかはわからないが、表彰を糧にこれからも頑張っていきたい」とあいさつした。 -
美篶ごみ委員会が建設候補地など視察
新しいごみ処理施設の建設候補地に隣接する伊那市美篶の住民は24日、候補地となっている桜井天伯付近などを視察した。
視察したのは、美篶地区の区長などでつくる新ごみ処理施設に関する委員会のメンバー約30人。
今回の視察は、施設建設に対し理解を深めることを目的に開いた。
市の職員から説明を受けながら、建設候補地となっている富県の桜井天伯付近の用地と、現在稼働している美原区の伊那中央清掃センターを視察した。
現在伊那市では、桜井天伯付近の農地約8万7900ヘクタールを候補地としている。
市の担当者は、「実際の施設建設に必要な面積は、この3分の1弱ほど。現状ではどの位置に建設するかまでは決まっていない」と説明した。
また面積が広いため、必要があれば環境アセスの観測点を用地内の2箇所に設定し、風向きの違いなどを調査する考えを示した。
参加者からは、三峰川が候補地のすぐ隣りにあることから、「堤防が低いが、これで災害に対応できるのか」といった意見が出た。
これに対し市は、「実際に建設することになれば、護岸よりもかさ上げして建設することも考えている」と話した。
伊那中央清掃センターでは、搬入されているごみの状況と、実際にどのような処理が行われているかを見学した。
委員会では今後、地区住民に参加を募り、先進地視察を行う予定。 -
花の丘公園 八重桜一部満開
さまざまな種類の八重桜が楽しめる伊那市高遠町の花の丘公園で、早咲きの種類が見ごろとなっている。
「ハナガサ」など白っぽい色の花を咲かせる品種は8分咲き、「関山」など濃いピンク色の花を咲かせる品種は3分咲き。
花の丘公園は高遠城址公園の花見シーズンが終わってからも楽しめる第二の花の公園として、平成元年から植樹を進めてきた。
現在は、八重桜や山桜を中心に100種類2千本の桜を楽しむことができる。
伊那市観光協会によると、満開は29日頃だという。 -
ゆとり荘で太極拳
箕輪町のデイサービスセンター「ゆとり荘」で21日、通所しているお年寄りが、太極拳を体験した。
ボランティアで太極拳を指導したのは、箕輪町の愛好者グループ「和円」のメンバー9人。
ゆとり荘では、気軽に体を動かす機会を持ってもらおうと、グループに依頼し、初めて太極拳の体験会が開かれた。
30人のお年寄りが、箕輪町の歌や信濃の国のリズムに合わせ、手本の動作をまねながら手足を動かしていた。
通所する小池久人さんは、「太極拳という言葉は知っていたが見るのは初めて。楽しく体を動かすことできました」と話していた。
グループ代表の北条裕子さんは「太極拳は体に負担なく出来る運動。筋力維持など効果があるので続けてみてください」と呼びかけていた。 -
太子講祭
箕輪町松島区の建築関係の仕事に携わる人たちは、安全と商売繁盛を聖徳太子に祈願する太子講祭を20日、箕輪町の明音寺で行った。
聖徳太子は、L字型の物差し「差し金」を発明したり、法隆寺を建立するなど、建築にかかわる職人の守り神として古くから崇められてきた。
松島区の建設業者でつくる松島太子講は、大正十年に明音寺に石碑をたて、毎年この時期に太子講祭を行っている。
この日は12人が参加し、上野徳明住職が経を上げ、会員らは今年1年の無事を願い石碑に手を合わせていた。
代表の大槻元徳さんは、「建設業界も景気の悪化で厳しい時代。また、後継者不足や高齢化も進んでいるが、こういった伝統行事は残し、伝えていきたい」と話していた。 -
芝桜まつり25日から
花を育てる活動をしている伊那市小沢の住民有志のグループ「小沢花の会」による10回目の芝桜まつりが25日から始めまる。
芝桜まつりは今年で10回の節目を迎える。
会場となる伊那市小沢の農道沿いの芝桜は見ごろに近い状態となっていて、道行くドライバーらが車を降りて花を楽しんでいる。
花の会の手づくりで始まった芝桜まつりは、その美しさが話題となり、近年は県外から観光バスで多くの人が訪れるようになった。
去年は県内外からバス98台がここを訪れ、今年もすでに予約が入っているという。
芝桜まつりは25日から5月6日までを予定していて、期間中は3日から5日までライトアップする。
また今月29日には一面に水を張り、名物の逆さ富士も楽しめるようにする。
小沢花の会では「おもてなしの心で訪れた人たちを出迎えたい」と話している。 -
イワナの成魚放流
天竜川漁業協同組合は23日、伊那市の小沢川など上伊那の主な渓流でイワナの成魚を放流した。
組合員らが体長15センチから18センチほどのイワナの成魚約400キロ分を伊那市のほか、箕輪町や辰野町など上伊那の主な河川に放流した。
イワナの放流は今シーズン2回目で前回を合わせると約800キロ分の放流となる。
天竜川漁協によると、2月16日の解禁以降、雪が少なかったことや気温が高かったことなどから、魚は例年より早くから動いているという。
漁協では大型連休前にもジャンボニジマスの放流を計画している。
遊漁料は年間券が6千円、1日券が千円、中学生が300円で小学生以下は無料となっている。 -
未成年者飲酒防止キャンペーン
未成年者の飲酒防止を呼びかけるキャンペーンが23日、JR伊那市駅前などで行われた。
キャンペーンは4月の未成年者飲酒防止強調月間に合わせて県小売酒販組合連合会などが実施した。
上伊那では、最寄りの高校があるJRの駅5カ所で行われ、このうち伊那市駅前では酒販組合のほか警察など17人が、「飲酒は20歳を過ぎてから」と書かれたポケットティッシュを配っていた。
酒販組合などはアルコールが臓器の障害を起こしやすくなったり、依存症に陥りやすいことなどから未成年者への飲酒防止に取り組んでいる。
県小売酒販組合連合会では、「未成年者の飲酒は体の成長を妨げたり、学校生活に悪影響を及ぼすほか、大人に比べて依存の症状が早い段階で現れるとして、飲酒撲滅に対する意識を高めていきたい」と話している。 -
ゆめわーくでバザー作品づくり
伊那市山寺の障害者社会就労センターゆめわーくでは、26日の販売会にむけて織り物などの作品作りをしている。
ゆめわーくは伊那市福祉まちづくりセンター内にあり、さまざまな障害のある人達が仕事をしている。
販売会は、施設を多くの人に知ってもらい、利用者と市民の交流を図ろうと定期的に行っている。
22日は、机の上で足を使わずにできる「カランコ」という機械を使って販売する織物を制作していた。
色やデザインは、利用者と職員がアイディアを出し合って決めているという事で、今回は春らしい明るい色の糸を使い、リストバンドやコースター、カバンなどを制作している。
販売会ではほかに、焼き物の在庫を格安で販売するっほか、保護者会によるフリーマーケットも行われる。
ゆめわくーによる販売会「ふれあいバザール」は26日、伊那市のベルシャイン伊那店で午前9時30分から行う。 -
第1回伊那まつり実行委員会
8月1、2日に開かれる第37回伊那まつりの第1回実行委員会は22日開き、まつりの実施方針などを報告した。
実行員会では、伊那まつり企画会議が4回の会合の中で決定した実施方針を報告した。
実施方針には、テーマやキャッチフレーズ、第40回に向けてプロジェクトチームを立ち上げドラゴン踊りと伊那粋踊りの中間的な踊りの研究をすることなどを盛り込んでいる。
実行委員会では、踊りや花火、交通など各専門委員会の正副委員長を選任した。今後は実施方針に従って、委員会ごとに企画や予算など詳細を決める。 -
飯田線で歌声列車の旅
JR東海のローカル線、飯田線を歌声で元気にしようというイベントが22日、行われた。
電車で移動しながら合唱を楽しむ「歌声列車」。
約120人の参加者が各駅から電車に乗り込んだ。
地元のローカル線、飯田線を活性化したいと、上伊那の歌声喫茶愛好者でつくる実行委員会が今回初めて企画した。
参加者は、箕輪町の伊那松島駅から飯田市の天竜峡駅までの往復およそ4時間半の間、「朧月夜」や「上を向いて歩こう」などといった童謡や唱歌を合唱した。
昭和30年代に流行した「歌声喫茶」の愛好者は今でも多く、参加者は歌声喫茶ならぬ歌声列車の旅を楽しんでいた。
実行委員会では、今後もこうした歌声喫茶イベントを続けていく予定という。 -
八重桜摘み取り
伊那市商工会高遠支部女性部のメンバーは22日、さくら茶に使う八重桜の摘み取り作業をした。
伊那市高遠町の高遠町文化体育館横には女性部が25年ほど前に植えた3本の八重桜がある。
この桜は現在満開に近い状態で、メンバーらは咲いた花を摘みとっては袋に詰め込んでいた。
八重桜は塩付けにして1年間寝かせ、「桜志津久」という商品名で販売する。
桜志津久は1袋50グラム入り500円で販売していて、今年は約1800袋を作った。
また女性部では毎年、城址公園を訪れた人たちをもてなそうと、さくら茶のサービスを行っていて、今年は2日間で6千カップを用意したという。
花は摘み取ったあと、商品として出せるものと出せないものとに選別し、塩で仮漬けする。
その後1日干して本漬けし、来年の花見シーズンまで寝かせることになっている。 -
城址公園入園者数25万6千人
高遠城址公園の今年のさくら祭り期間中の有料入園者数は約25万6千人で、去年より4万人ほど少ない結果となった。
城址公園の有料での入園は今月19日で終了していて、公園開きとなった1日からの有料入園者数は25万6千人だった。
有料入園者数が25万人台まで落ち込んだのは平成4年の25万1千人以来となる。
原因について伊那市観光協会高遠支部では、満開の期間が3日間と短かったことに加え、インターネットによる桜のライブ映像配信で見ごろの時期に花見客が集中したことなどを挙げている。
伊那市では、高速道路料金定額1000円の影響などにより交通渋滞が起きたことなどを来年への反省に挙げた。 -
保育園で英語あそび始まる
箕輪町の保育園で22日から、園児が遊びながら英語に触れる英語あそびが始まった。
今年度最初のこの日は、松島保育園の年長園児が英語あそびを楽しんだ。
講師は、プエルトリコ出身のシェイラ・リベラさん。
リベラさんは簡単な英語で子どもたちに話しかけ、年齢の言い方や天気について教えた。
子どもたちは、カードを使った色の名前当てゲームなども楽しんでいた。
英語あそびは、「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業として箕輪町が取り組み今年で4年目。
事業の充実を図るため、今年は年間で1園につき去年より2回増えて14回行う計画。
また、子どもたちが英語に触れる時間を増やすため、リベラさんは1日保育園にいて園児と過ごすという。
リベラさんは、「子どもが大好きなので楽しい。英語だけでなく外国の文化も教えたい」と話していた。 -
犬のふん害防止啓発活動
飼い主のマナーとして、犬のふんの持ち帰りを徹底してもらおうと18日、伊那市内で啓発活動が行われた。
伊那市が今回初めて企画し、狂犬病予防注射の各会場で、市の環境保全協力員が「犬のふんは飼い主の責任で持ち帰りましょう」と書かれたチラシを配った。
市によると、道路や公園などに放置された犬のふんに関する苦情は、ほぼ毎月寄せられていて、市では「河川敷などは、軽い気持ちでふんをそのままにする飼い主も多い」と話していた。
啓発活動は19日以降も各会場で行われる。 -
高遠城址公園で篠笛の演奏
桜が散り終わりとなった高遠城址公園で20日、日本の伝統楽器篠笛の演奏が行われた。
演奏したのは神奈川県在住でプロの篠笛奏者大野利可さん。
大野さんは4年前、伊那市で初めて演奏会を開いたことがきっかけで、去年から市内で篠笛の講座の講師を務めている。
演奏会は訪れた人たちに篠笛を楽しんでもらおうと企画したもので、今年で2回目。
大野さんは1時間ほどの演奏の中で、自分で作曲したオリジナル曲や、春にちなんだ曲などを披露した。
訪れた人たちは篠笛が奏でる音色に聞き入っていた。
城址公園の桜は現在「散り終わり」。20日から入園料と市が管理する駐車場は無料となっている。 -
南箕輪村区長会長 沢尻区の上野勲雄さん
南箕輪村の今年度初の区長会が20日、役場で開かれ、区長会長に沢尻の上野勲雄さんを選んだ。
話合いにより今年度の区長会長を選出。上野さんは「各区長の協力を得て1年間しっかりと仕事をしていきたい」と話していた。 -
ポレポレの丘プレオープン
四季を通じてさまざまな花が楽しめる伊那市高遠町のポレポレの丘が29日、リニューアルオープンする。
19日はプレ・オープンとなり、園が開放された。
ポレポレの丘は、桜の時期だけでなく通年で楽しめる花の名所を高遠町につくろうと、信州高遠花摘み倶楽部が2005年から始めた。
遊休農地だった土地2.5ヘクタールを活用し、60種類以上の花や木を植えている。
ポレポレの丘では現在、花壇を無償で貸し出すマイガーデン制度を取り入れているほか、見せる野菜作りにも取り組んでいる。
ハーブなど香りの強い花と野菜を共に植えると、防虫などの効果があるということで、無農薬で野菜を栽培している。
今回新たにカフェや、犬が走り回ることができるドックランスペースを設けた。
カフェでは、公園内で栽培された野菜や果物を使ったケーキやハーブティーなどを提供する。
プレ・オープンには関西などから観光客が訪れていて、花の香りを楽しんでいた。
赤羽久人理事長は、「見る、作る、食べるとさまざまな形で楽しめる。のんびり、ゆったりと1日いても楽しんでもらえると思う」と話していた。
カフェなどは29日にオープンする予定で、29日からは入園料大人300円となる。